日誌

2023年6月の記事一覧

進路室コラム

片手と両手

先日読んでいた本の中に

こんな一節がありました;

 

「喧噪から一歩退いて、裏通りに入ると、

密集しているのに信じられないほどゆったりした時間が流れている。

その一角で現地のひとたちとの仕事は始まった。

その静けさのなかで、ふと眼についたものがある。

働いているひとたちの手もとだ。

ひとりはそっと両手で受話器を戻す。

別のひとりがそっと両手でマイクロフォンをテーブルに置き、これから始まる会議を待つ。

その横から、漆黒のコーヒーをたたえたカップがそっと両手で差しだされる。

ああ、なんと物静かな手つき。」

(出典:「大事なものは見えにくい」 鷲田清一著 角川ソフィア文庫)

 

なぜこれを取り上げたか。

先月の中間テストの際、ちょっとひっかかったことがあったからです。

それは

配布した問題を受け取る最前席の生徒の仕草。

「ありがとうございます」と言葉を添えて、両手で受け取る生徒もいれば、

緊張しているせいか、仏頂面をして片手で受け取る生徒もいる。

表情はともかく、

その受け取り方ってどうなんだろう、と考えてしまいました。

片手での受け取りは、他の職員も指摘しています。

みなさんはどのように思われますか。

 

来週は期末テスト。

試験監督しながら人間ウォッチング。

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1年保護者進路説明会

次回は落ち着いて話したいと思います

6月1日(木)午後、

1年保護者進路説明会を実施しました。

3年間の見通しや

現在取り組んでいるGSTについて

概要を説明しました。

 

ただ、

時間が押してしまったため、

話を巻かざるを得なくなってしまいました。

申し訳ございませんでした。

それでも講演終了時に拍手を送っていただいたり、

解散後に個別に話を聴きに来られた方もいて、

大変ありがたかったです。

次回はアセスメントのデータもお見せしながら、

GSTについてもう少し詳しく話したいと考えています。

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