日誌

2021年3月の記事一覧

sakura

見方を変えると趣が違う
最近気温が高い日が続いているので、
校庭の桜がいい感じになっております。

この時期、
本校を離れる人もいれば、
これから本校に来る人もいます。

同じ桜でも
行く人を思いながら眺めれば
少し物寂しく感じ、
来る人を思いながら眺めれば
「また始まる」と
前向きな気持ちになります。

入学式まで
花がもつかあやしいので、
Web上で花を愛でてください。
「さまざまなこと思い出す桜かな(芭蕉)」

 
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今春の卒業生へ

入試終了。おつかれさまでした。
国公立前期試験の発表までに
進学先が決まった人は、
入学手続やアパートが決まったことと思います。

国公立中・後期試験や
私大の3月入試で合格して進学準備をする人は
この月末、
ちょっと慌ただしいかもしれません。
慌てるとろくなことがないので、
間違いのないように
確実に手続きをしてください。

まわりの友達が
一人、また一人と行き先を決めていく中、
よくやり通しました。
最後まで粘り強く取り組んだ経験は
きっとあなたの精神的な支えになるでしょう。

2次募集に出願した人。
天命を待ちましょう。
わずかなチャンスに挑む精神に
敬意を表します。

そして
再度挑戦をすべく、
あと1年受験勉強する人。
あなたが感じるストレスは
人間の器を大きくするための負荷だ。
正しい努力を積み重ねれば、
来年の今頃は
精悍な顔つきになっているだろう。
私たち職員は
そんなあなたに会えることを楽しみにしている。

さあ、
来週から
また新たな受験生との真剣勝負が始まる。
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附属中1・3年の保護者へ

おすそわけ
新型コロナウイルス感染症の影響で
3学期の学年保護者会実施が見送られました。
予定では
2学年保護者会で私がお話をすることになっており、
それに向けて
学年主任がアンケートをとりました。
何件か講話内容のリクエストが寄せられたので、
紙上講話という形で
2学年保護者の皆様にフィードバックしたところです。

1・3学年の保護者の皆様にも
読んでいただける内容かと思い、
その抄録をシェアいたしたく存じます。
中学3年生はまもなく高校1年生に進級しますが、
以下の抄録を
高校で意識していただければ幸いです。

(以下抄録)
中学在籍中にやっておくといいこと
毎日決まった時間に机に向かって勉強する習慣を身につける
継続は力なりです。
暗記物は寝る前にやるのが良いと言われています。

○英検、漢検等の資格試験に挑戦する
合格すれば自信につながります。
不合格のときは、その原因を振り返り、
次の挑戦に向けて改善策を考えればいいでしょう。
その際、「逆算思考」をすすめます。
検定日が決まっているので、
いつまでに、何を、どれだけやっておくか、
カレンダーを遡って予定を立てます。
これらの行動は、
コンピテンシー(自信創出力、計画立案力)の育成にも
資するものと思われます。
大学入試で利用することはむずかしいかもしれませんが、
ごく稀に中学時代に取得した検定試験が利用できる場合があります。
英検の場合、入試日から2年以内のスコアが有効という場合が多いです。
今年度は、中学3年時に取得した漢検を活かした卒業生がいました。
高校では英語4技能検定としてGTECとLinguaskillを実施しています。
GTECは一部の試験がアナログですが、
Linguaskillはすべての試験がコンピュータです。
もしLinguaskillに興味がありましたら、
進路部までお問い合わせください。

○校外で実施される各種プログラムに参加する
これは高校生にも勧めています。
新鮮な気づきや刺激を得ることができると思います。
もしお子様が躊躇しているようであれば、
背中を押してあげてください。
Panasonic創業者の松下幸之助が言う「やってみなはれ」の精神です。

ジェネリックスキルの育成について
これは学校だけでなく、保護者の皆様にも協力を仰ぎたいです。
高校では校外プログラムへの参加や活動の振り返りを推しています。
「AARサイクル」という言葉をご存じでしょうか。これは
「Anticipation(見通し)-Action(行動)-Reflection(振り返り)」
のことを言います。
「学習者が継続的に思考を改善したり、
意図的かつ責任ある形で行動することができるような
反復的な学習プロセス」
とされています
(引用:「OECD Education2030プロジェクトが描く教育の未来」
白井俊 著、ミネルヴァ書房)。
(↑右側のお役立ちサイトにリンクを貼ってあります)

このサイクルに合わせられる家庭での活動の一例として、
料理が挙げられます。
高校1年生で家庭科の課題として出されましたが、
微笑ましいやりとりもあったようです。
進路部HPに記事をアップしているので、
もしお時間がありましたらご笑覧ください。

入試改革
今春入試から大学入試が変わりました。
変わったことを挙げてみます。

○ 呼称の変更
一般入試→一般選抜
推薦入試→学校推薦型選抜
AO入試→総合型選抜
大学入試センター試験→大学入学共通テスト

○大学入学共通テスト(以下共通テストと呼ぶ)の出題形式の変化
・問題文が長くなった。かなり読まされる。
・会話形式の問題が増えた。
・数学①の試験時間が60分から70分に延びた。
・リーディングとリスニングの配点が変わった。
 リーディング:200点→100点 リスニング:50点→100点
 リーディングとリスニングの配点比率は大学毎に決められるので、
 出願の際注意が必要。
・リスニングで1回読みの問題が出されるようになった。
・一般選抜でも志望理由書の提出を求める大学が増えた
 (Web出願の場合は入力)。
・総合型選抜・学校推薦型選抜で
 学力を担保するための試験が課されるようになった
 (例:共通テストの受験が必須)。

(抄録以上)
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