日誌

進路関係

進路室コラム35

「いやー、まじ辛かった」のその後

夏休み、終わってしまいました。

また入試シーズンが始まります。

今年は共通テストの出願方法が変わるので、

指導についていろいろ思案しているところです。

 

一方、

大学生たちは夏休み真っ盛り。

特に昨年受験生生活を送っていた大学1年生たちは、

それぞれ思い思いの時間を過ごしていることでしょう。

その中の一人、進路室コラム32で紹介した卒業生が

先日訪ねてきました。

 

彼には校内指導に用いている進路資料に

受験体験記を寄稿してもらいました(原稿執筆は3月末)。

 そこには

「後期試験まで頑張ったことはいつか役に立つと言われましたが、

僕自身は全然実感できていません」

と書かれていました。

後ろ向きな思いを抱えて、併願校へ進学しました。

 

その彼が進路室に入ってきて最初に発した言葉。

「先生、超たのしい!うちの大学、まじでいい。」

続けて

「大学の先生方もよく見てくれてありがたいです。俺、行ってよかった。」

 10年以上前に「置かれた場所で咲きなさい」という本がヒットしましたが、

まさに彼は置かれた場所で咲こうとしているのが伝わってきました。

 

送り出してしまえばそれまでですが、

彼のように話をしにきてくれると、

手前どもはうれしいですし、勉強にもなります。

Webやパンフレットには載っていないことを教えてもらえますから。

 今週末には矢東祭が控えています。

例年多くの卒業生が見学に訪れ、

そのうち何人かはついでに進路室に立ち寄ってくれます。

今年もどんな話が聞けるか、楽しみです。

 

 

 

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進路室コラム34

主体的・対話的で深い保護者会

今春の入試結果のまとめや保護者講演会等で、

コラム執筆をご無沙汰しておりました。

保護者会ではどの学年も

生徒在籍数の8割以上の保護者の皆様にご参加いただきました。

ありがとうございました。

1学年の保護者の皆様には会全体の時間が予定より長引き、

途中駆け足での講演になってしまいました。

申し訳ございません。

次回はもう少しゆっくり話せると思います。

それぞれの会の様子につきましては、

PTAから記事がアップされていますので、

そちらをご覧ください。

 

実は今度、

附属中3年の保護者を対象に講演する予定です。

そこで考えているのが

タイトルにある保護者会です。

通常は私が演壇に上がって一方的に話していますが、

今回は話の内容を保護者にリクエストしてもらおうと思います。

それに対して

私は保護者に混ざって座り、

言葉のキャッチボールを試みます。

今の学習指導要領では、生徒たちに

主体的、対話的、深い学びを求めています。

保護者の皆様にも

ふだんの受け身の姿勢から、

少しでも会にコミットしていただければという目論見です。

参加予定の中3の保護者の皆様、よろしくお願いします。

 

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進路室コラム33

今週はお花見

今日は入学式。

新入生のみなさん、

本日はおめでとうございます。

充実した3年間になるといいですね。

 

写真は、今朝の東門付近の桜です。

まだ満開になっていないので、

今週あたりちょうど見頃になるのではないでしょうか。

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進路室コラム32

いやー、まじ辛かった

2025年度入試が終わりました。

受験生のみなさん、お疲れ様でした。

タイトルの言葉は、

今春卒業した一人の生徒が発したひとことです。

 

先日、国公立大学後期試験の結果を報告しに

進路室を訪ねてきました。

そう、彼は国公立大学前期試験で不合格通知を受けたのでした。

 

2月中に併願した私立大学の合格をもらっており、

一度は「もういいかな」と思ったそうです。

しかし、後期試験の結果を見てからでも判断できるかと考え、

再度気持ちを奮い立たせて受験に出かけて行きました。

結果は第1志望の学科ではなかったけれど、

第2志望の学科で合格をもらい、

その学科へ進学するとのことです。

 

不合格通知を受けてから次の試験に向けて

気持ちを整えるのは辛いですが、

試験が終わってから発表までの間もきつかったと

彼は振り返っていました。

その表情はとてもすっきりしたものでした。

 

あなたは周りの友達に比べてより大きな重圧を自分に課し、

それに耐えて跳ね除けた。

その経験は将来必ずあなたの支えになります。

今後の飛躍を期待しています。

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進路室コラム31

10年後

先日、期せずして

10年前の教え子から連絡が来ました。

高校時代の友達が結婚式を挙げるので、

メッセージカードを書いてほしいという依頼でした。

いまだに関係が続いていることを羨ましく感じました。

 

メッセージの依頼と一緒に、

その教え子の近況報告が書いてありました。

フリーライターとして頑張っているそうです。

仕事をしていて、

高校時代に口酸っぱく言われたことが

身にしみてよくわかるとか。

 

今日卒業するみなさんへ。

在校中訳のわからなかったことを

記憶の片隅に置いておくと、

卒業後いつか「あっ!」と

快哉を叫ぶかもしれません。

授業で習ったことでもいい。

ホームルームや集会で聞いた話でもいい。

そんな瞬間が来ることを期待しています。

 

卒業おめでとう。

どうぞお元気で。

 

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