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進路関係
進路部より
本年もどうぞご贔屓に
2023年が始動するにあたり、
ひとことご挨拶申し上げます。
本年も行事報告や雑感等、不定期にアップしていきますので、
お時間あるときにご笑覧くださると幸甚に存じます。
どうぞよろしくお願いいたします。
ところで、
新聞の購読数が減少しているというニュースを
聞いたことがありますか。
最近では紙媒体ではなくて電子版を読むとか、
あるいは新聞自体をとらない家庭も増えているようです。
私はアナログ人間なので、
いまだに紙の新聞をとっております。
年初というのは、
この後ホットな話題になるかもしれない記事が載ることが多いのです。
この冬休み中にピンときたのは「タイパ」。
2022年の新語大賞だそうです
( https://dictionary.sanseido-publ.co.jp/shingo/2022/best10/ )
現2年生以降の大学入試で話題になるだろうと予想しています。
他にもおもしろそうな記事は切り抜いておいて、
何かの折に生徒に読ませたり、掲示板に貼ったりしています。
広告もまた然り。
ある総合商社が全面広告を掲載しました。
そこにはこんなフレーズが載っていました。
「今、世界はかつてない転換期を迎えている。
新しい社会の、新しい課題。
これまでの常識が通じない、難問の数々を前に私たちは思う。
この変化の時代に、自分は何ができるだろうと。
(中略)
そう、どんな変革も、始まりは誰か一人の意志だから。
私たちは、その「最初の一人」でありたい。
前へ、わずかでも、前へ。その一歩一歩が、世界を動かしていく。
その志で、世界を動かせ。」
このフレーズと共に、
社員のひとことが写真と一緒に掲載されていました。
この広告に、
本校の教育目標と重なる部分を感じました。
私は何ができるだろうか。
あなたは何ができますか。
附属中第1学年保護者様へ
ご紹介ありがとうございます
左のメニューの「PTAより」の中に、
附属中第1学年保護者会の記事があります。
その中で、
進路部からの話に言及していただきました。
どうもありがとうございます。
あの日の講演では、
用意した原稿には全く触れておりません。
話したことはすべてアドリブです
(原稿は封印しております)。
もし気になる方がいらっしゃいましたら、
ママ友を誘って学年団へご相談ください。
附属中からリクエストがあれば、
その辺に落ちていない話をします。
よろしくお願いいたします。
2年進路講演会
修学旅行から帰ってきての「換気」は済みましたか
12月8日(木)、
外部講師を招いて
進路講演会を実施しました。
日頃の学習が受験勉強につながっているのは
もちろんですが、
受験に向けて本腰を入れる前に
日常生活をあらためてチェックしてください。
家で勉強を始める時間を固定する
スキマ時間を上手に活用する
苦手な科目に正面から向き合う
勉強すれば受かるとは限らない、
受かったのは勉強したからである。
勉強することは合格するための必要条件であって
十分条件ではない。
そして、
受かる・落ちるの
二元論はやめてもらいたい。
そこへ至る学びのプロセスにおいて
コンピテンシーを鍛える
残り1年にしてほしい。
2年保護者進路説明会・講演会
3年生に向けて
12月3日(土)、
2年生の保護者を対象に
講演会を行いました。
寒い中足を運んでいただき、
熱心に耳を傾けてくださって
どうもありがとうございました。
学年からは
2学期の行事と生活の様子、
ならびに模擬試験の結果を報告しました。
私からは
リテラシーとコンピテンシーの話を、
その後
外部講師から
「受験生の保護者心構え」について説いてもらいました。
私も会場後方で拝聴しておりましたが、
「保護者にもコンピテンシーを」
と考えておりました。
受験が終わるまでは時間の経過が遅く感じられるかもしれません。
気持ちがEasy な方向へ傾きかけたら
立ち止まって考えてください。
受験が終わってしまえば「あっという間」だったな、と感じられるでしょう。
この受験というイベントは
コンピテンシーを伸ばすのにちょうどよいと
最近思っています。
引き続き
ご理解を賜りますよう
よろしくお願いいたします。
職業人による講演会fromアフリカ
ルワンダ!
今回の報告は若干長文になります。それだけexciting な講演会だったことが伝わると嬉しいです。
去る11月4日(金)、職業人による進路講演会を行いました。
今回の講師は竹田憲弘さん
(Africa Note Ltd. 代表
兼 JICAルワンダ事務所NGOデスクコーディネーター)、
タイトルは
「アフリカ(ルワンダ)をアップデートせよ
〜自身の過去・現在・未来から皆様へのメッセージFROMルワンダ〜」
です。この講演会企画として、海外からのフルリモート講演は初めてのことで、
(株)ISAさんにサポートしていただきました。どうもありがとうございました。
講演を準備するにあたり、ルワンダと聞いて頭をよぎったのは民族紛争です。
最近のことだと思っていたら、約30年前の出来事だったんですね。
遠い近いの感覚はどのようなタイムスパンで捉えるかによって変わりますが、
講演後自分の知識がアップデートされていないことを恥ずかしく思いました。
「こちらは現地時間の8時過ぎです」
というトークと一緒に部屋から見える外の風景が映し出された瞬間、
空の美しさと街並みの綺麗さに思わず絶句
(若者言葉だと「超ヤバい」というやつですね)。
アフリカのシンガポールを目指して、都市部は整備されています。
また、ドローンで血液を運んだり女性の活躍が目覚ましい
(ジェンダーギャップ指数世界第6位、日本は116位)など、
日本をリードしている部分もあります。
一方、貧困や飲料水、電気へのアクセスの問題など、
多くの社会課題がある現状も報告されました。
そして最後のスライドはこのようにまとめられていました。
・アフリカは日本人が思ってるより断然すごい!
・それでも社会的な課題はたくさん残っている。
・充実した毎日をつくるのは、自己理解と一歩踏み出す勇気
→あなたのやりたいこと、できること、求められてることは何ですか?
生徒の感想をいくつか紹介します。
○自分のやりたいことは何かという問いと真剣に向き合い
本当にやりたいことを実現していることに感動した。
○自分の思っていた印象や考え方が講話を聞いて180°変わった。
今できることとできないことを明確にして、
これからの人生設計をしてみようと思った。
○「誰かのためになりたい」という強い気持ちを常に持ち、
最後には自分のやりたいことを見つけ出すということは、
とても素晴らしいことだと思いました。
海外で起業することはとても大変ですが、
その分、やりがいも返ってくるので毎日充実したものになり、
とても楽しそうで、私も海外に興味を持ちました。
○助けたい気持ちでけでなく、困っている人が何を求めているのかが大切で、
それを手助けできるようにボランティアをやりたいと思いました。
○勉強は大切なんだと思った。
○アフリカの現状が分かりルワンダの先入観が崩された。
○私は物事をネガティブに考えてしまうのですが、
今回この講話を聞いて考え方を変えようと思いました。
特に「2人以上が同じことを褒めてくれたならお前の真実だ。」
もし、自分だけでこのセリフを読んでいたら、
感動するだけで終わってしまっていたと思います。
でも、竹田さんのこのセリフから
「2人以上に同じことを褒められたら、それは自分の得意なことだ」
という考え方に、
「あぁ、自分も褒められたら覚えておこう。
そして、それが自分の得意なことで活かせることなんだな」と思いました。
○自分の固定概念から、
自分がこうしたい社会貢献では、相手のためにならないという話を聞いて、
正直じゃあどうすればいい?という風になった。
相手のしてほしいことって言ってもらわなければ分からないものだと思った。
でも、相手への思いやりや、相手の気持ちを知るには、
言ってもらうのではなく、自分から聞いて、どんなことを必要としているのか、
それに対して、自分ができることをするということが社会貢献であるとわかった。
竹田さんが思う、いまの私たちにできる社会貢献って何ですか?
生徒の感想から、心を揺さぶられた様子が伝わったでしょうか。この後、竹田さんは自身のインスタグラムにこの講演会のことをアップされました。
生徒だけでなく、職員にまでインパクトのある話を頂戴いたしましたことに、あらためて感謝申し上げます。
追伸
竹田さんはYouTubeチャンネルやWebページも開設しているので
ご紹介します。
YouTubeチャンネル
https://youtube.com/user/soujoukyousuke
Webページ
https://rwandanote.com/