文字
背景
行間
進路関係
進路部よりご案内
下野新聞で紹介されました
下野新聞Webサイトの特集「受験の現在地」で
本校が紹介されました。
会員限定記事なので、
もし会員の方がいらっしゃいましたら
ご笑覧ください。
職業人による進路講演会
やりたいことを全部やる
10月30日(木)、
高校1・2年生を対象に
職業人による進路講演会を実施しました。
今年度の講師は
元JICA海外協力隊の一員だった沼野彩香さんです。
沼野さんは自主啓発等休業制度を活用して、
1年半スリランカで障害児・者支援分野の仕事をされました。
現在は特別支援教育の分野で活躍中です。
沼野さんは高校時代にやりたいことがたくさんあり、
「やりたいことは全部やりたい」と決めたそうです。
やりたいことを叶えるためには、
情報収集が大切だとおっしゃいます。
情報収集をする
→これからどのように進んでいったらいいのかわかる
→進み方がわかったら、具体的に行動していく
そして、夢を叶えるタイミングは人それぞれだと言います。
すぐにできることもあれば、
経験や知識、資格が必要なこともある。
夢はいくつになって叶えてもよい。
そして1つに絞らなくてもよい。
講演終了後は、
多くの生徒が質問しに集まってきて、
とても眺めの良い光景を見ることができました。
お忙しいところ時間をとっていただき、
ありがとうございました。
(講演をする沼野さん)
(講演会後、沼野さんが現地で仕立ててもらったサリーを生徒が試着する様子)
大学出張講義
大人の学びにもなります
10月24日(金)、
高校1・2年生が
大学の先生方の講義を受講しました。
講義のラインアップは、
進路希望状況や文系・理系のバランスを考えて、
進路部が考えています。
今回ご協力いただいた大学・団体は以下の通りです;
山形大学、福島大学、茨城大学、筑波大学、宇都宮大学、専修大学、日本大学、栃木県看護協会
生徒はその中から各自の興味関心に応じて2講座選択し、
大学での学びの入り口を体験しました。
講師の先生方、
公務多忙の中、お時間をとっていただきまして
ありがとうございました。
この出張講義ですが、
私たち教職員にも刺激を与えてくれる行事となっています。
かつて私たちも大学で講義を受けました。
職員の中には当時の態度が「・・・」だった者もいるかもしれません。
ある職員との話の中で、
「もう少しきちんと受ければよかった。」というひとことがありました。
今社会人になってあらためて専門家の話を聴くと、
「新しいことを知ると、脳に潤いが与えられる」感覚をおぼえます。
若い人になかなか伝わらないかもしれませんが、
サポートを受けて学ぶことは最高の贅沢であることを
どこか頭の片隅に置いてもらえると嬉しいです。
進路室コラム36
何が足りなかったんだろうな
東京2025世界陸上が終わりました。
東京で開催されるのは1991年以来34年ぶりとのこと。
出場した選手たちは生まれていないですよね。
すでに歴史上の出来事です。
テレビ中継を見ていた人間からすれば、
ジェネレーションギャップは否めません。
「ヘイ!カール!」とカールルイスを呼んだ長嶋茂雄が懐かしい。
今回、多くの日本人アスリートが活躍しました。
その中の1人、男子110mハードルの村竹ラシッド選手。
レース後のインタビューでタイトルのひとことを発した後、
悔し涙を流していました。
程なくして、次の発言もありました。
「メダルとってみんなと一緒に喜びたかった」
この様子を見ながら考えました。
これ、受験と同じだよな。
矢東生諸君、
あなたは今、涙を流す位勉強してますか。
この涙、嬉し涙か悔し涙か、
どちらに転ぶか今はわかりません。
2025年度も折り返し地点。
あらためて今後の見通しを確認してほしいと思います。
インタビューが終わった後、
アナウンサーがこんな声かけをしていました。
「この1年のこの過程が
絶対もうめちゃくちゃ後になって大事だったってわかると思いますよ。」
進路室コラム35
「いやー、まじ辛かった」のその後
夏休み、終わってしまいました。
また入試シーズンが始まります。
今年は共通テストの出願方法が変わるので、
指導についていろいろ思案しているところです。
一方、
大学生たちは夏休み真っ盛り。
特に昨年受験生生活を送っていた大学1年生たちは、
それぞれ思い思いの時間を過ごしていることでしょう。
その中の一人、進路室コラム32で紹介した卒業生が
先日訪ねてきました。
彼には校内指導に用いている進路資料に
受験体験記を寄稿してもらいました(原稿執筆は3月末)。
そこには
「後期試験まで頑張ったことはいつか役に立つと言われましたが、
僕自身は全然実感できていません」
と書かれていました。
後ろ向きな思いを抱えて、併願校へ進学しました。
その彼が進路室に入ってきて最初に発した言葉。
「先生、超たのしい!うちの大学、まじでいい。」
続けて
「大学の先生方もよく見てくれてありがたいです。俺、行ってよかった。」
10年以上前に「置かれた場所で咲きなさい」という本がヒットしましたが、
まさに彼は置かれた場所で咲こうとしているのが伝わってきました。
送り出してしまえばそれまでですが、
彼のように話をしにきてくれると、
手前どもはうれしいですし、勉強にもなります。
Webやパンフレットには載っていないことを教えてもらえますから。
今週末には矢東祭が控えています。
例年多くの卒業生が見学に訪れ、
そのうち何人かはついでに進路室に立ち寄ってくれます。
今年もどんな話が聞けるか、楽しみです。
進路室コラム34
主体的・対話的で深い保護者会
今春の入試結果のまとめや保護者講演会等で、
コラム執筆をご無沙汰しておりました。
保護者会ではどの学年も
生徒在籍数の8割以上の保護者の皆様にご参加いただきました。
ありがとうございました。
1学年の保護者の皆様には会全体の時間が予定より長引き、
途中駆け足での講演になってしまいました。
申し訳ございません。
次回はもう少しゆっくり話せると思います。
それぞれの会の様子につきましては、
PTAから記事がアップされていますので、
そちらをご覧ください。
実は今度、
附属中3年の保護者を対象に講演する予定です。
そこで考えているのが
タイトルにある保護者会です。
通常は私が演壇に上がって一方的に話していますが、
今回は話の内容を保護者にリクエストしてもらおうと思います。
それに対して
私は保護者に混ざって座り、
言葉のキャッチボールを試みます。
今の学習指導要領では、生徒たちに
主体的、対話的、深い学びを求めています。
保護者の皆様にも
ふだんの受け身の姿勢から、
少しでも会にコミットしていただければという目論見です。
参加予定の中3の保護者の皆様、よろしくお願いします。
進路室コラム33
今週はお花見
今日は入学式。
新入生のみなさん、
本日はおめでとうございます。
充実した3年間になるといいですね。
写真は、今朝の東門付近の桜です。
まだ満開になっていないので、
今週あたりちょうど見頃になるのではないでしょうか。
進路室コラム32
いやー、まじ辛かった
2025年度入試が終わりました。
受験生のみなさん、お疲れ様でした。
タイトルの言葉は、
今春卒業した一人の生徒が発したひとことです。
先日、国公立大学後期試験の結果を報告しに
進路室を訪ねてきました。
そう、彼は国公立大学前期試験で不合格通知を受けたのでした。
2月中に併願した私立大学の合格をもらっており、
一度は「もういいかな」と思ったそうです。
しかし、後期試験の結果を見てからでも判断できるかと考え、
再度気持ちを奮い立たせて受験に出かけて行きました。
結果は第1志望の学科ではなかったけれど、
第2志望の学科で合格をもらい、
その学科へ進学するとのことです。
不合格通知を受けてから次の試験に向けて
気持ちを整えるのは辛いですが、
試験が終わってから発表までの間もきつかったと
彼は振り返っていました。
その表情はとてもすっきりしたものでした。
あなたは周りの友達に比べてより大きな重圧を自分に課し、
それに耐えて跳ね除けた。
その経験は将来必ずあなたの支えになります。
今後の飛躍を期待しています。
進路室コラム31
10年後
先日、期せずして
10年前の教え子から連絡が来ました。
高校時代の友達が結婚式を挙げるので、
メッセージカードを書いてほしいという依頼でした。
いまだに関係が続いていることを羨ましく感じました。
メッセージの依頼と一緒に、
その教え子の近況報告が書いてありました。
フリーライターとして頑張っているそうです。
仕事をしていて、
高校時代に口酸っぱく言われたことが
身にしみてよくわかるとか。
今日卒業するみなさんへ。
在校中訳のわからなかったことを
記憶の片隅に置いておくと、
卒業後いつか「あっ!」と
快哉を叫ぶかもしれません。
授業で習ったことでもいい。
ホームルームや集会で聞いた話でもいい。
そんな瞬間が来ることを期待しています。
卒業おめでとう。
どうぞお元気で。
矢東高3年生へ
成長した2日間
3年生のみなさん、
2日間おつかれさまでした。
点数では測れない「人としての資質」も伸ばせたでしょうか。
明日は自己採点です。
それに向けて指示をします。
○学校へ持っていくカバンに2日間の問題を入れること。
○自己採点で使う端末に十分な充電をしておくこと。
○今夜は早く寝ること。自己採点は明日やる。SNSを見ない。
○明日は遅刻せず登校すること。
きちんとやることは大変だけど楽なんです。
みなさんのアップグレードした表情が見られることを
期待しています。
保護者の皆様へ
2日間、
朝早くの送り出し、気を遣ったお昼、夕方のお迎え等
ありがとうございました。
この後は個別試験が控えています。
3月の国公立大学後期試験まで駆け抜けられるように
引き続きのご支援を
よろしくお願いいたします。
進路室コラム30
止めないでください
共通テストを課さない
総合型・学校推薦型選抜が一区切りつきました。
共通テストを課す選抜の方も、
年内の個々の大学へ出向いての試験がほぼ終わり、
あとは
年明けの共通テストを残すのみとなりました。
先日、ある生徒が
受験報告のために進路室を訪ねてきました。
私が面接試験に向けての指導をしたので、
質問の内容や試験の様子を教えてくれました。
そのときの表情が
試験に出かける前と明らかにちがうのです。
やり切ったというか(まだ試験は継続中ですが)、
明るくなったというか、
良い顔つきだったのです。
小論文指導を担当した教員と話をしたとき、
その職員も同じことを感じていたそうです。
不安を乗り越えて自信になったものと推察しました。
さて、年が明ければ一般選抜の出願がスタートします。
受験生には最後まで走りきってほしいと思います。
中途半端にやめないでください。
また、保護者の中にはご自身が耐えられないのか、
「あなた、もういいんじゃないの」と
子どもに声をかける方がいます。
お願いです、どうかとめないでください。
お子様がひとまわり成長するビッグチャンスですから。
進路室コラム29
応援の力
現在、学校推薦型選抜の受験が
ピークを迎えております。
全国の高校で
小論文試験や面接試験の個別指導が
行われていると思います。
うちの進路室でも
連日面接指導を実施しています
ちなみに、校内ではここの指導が最も厳しいです。
かつて、ある卒業生は言いました。
「とても緊張していて、まるで戦場に行くかのような気持ちでした」
厳しく接することが私からの応援エールです。
合格不合格を超えた何かを分かってもらえるとうれしいのですが・・・
保護者の皆様は
食べること、お金のこと、送り迎え等
いろいろな形で
お子様を応援していらっしゃることでしょう。
今回なぜこのような文章を書いたかというと、
私自身が応援されて、とても嬉しかったからです。
私事で恐縮ですが、
先日宇都宮マラソン大会に出場してきました。
公式大会に参加するのは5年ぶりのことです。
前半は快調に走っていたのですが、
後半は非常にきつい状況になりました。
そこへ沿道から声がかかります。
「頑張って~」
給水所のスタッフ、交通整理にあたるスタッフ、街の住民の方々、
大変ありがたいことです。
何とか目標時間をちょっとだけクリアすることができました。
受験生のみなさん。
泣いても笑ってもあと4ヶ月。
そのしんどさは
あなたの成長を促す栄養剤です。
途中棄権することなく、
ゴールまで走り抜いてください。
追伸
ゴールした後に頂戴した鬼怒の船頭鍋。
たいへんおいしかったです。
ごちそうさまでした。
出張講義
予期せぬ再会もありました
10月25日(金)午後、
1・2年生を対象に出張講義を行いました。
講師の先生方には
お忙しいところ時間をとっていただき、
どうもありがとうございました。
(協力いただいた大学・団体)
宇都宮大学、昭和女子大学、清泉女子大学、大正大学、筑波大学、
東洋大学、新潟大学、福島大学、栃木県看護協会
1年生にとってはこの後の文理選択に向けて、
2年生は受験学年に向けて切り替えるためのきっかけの1つに
それぞれ活かしてもらいたいと思います。
今回、初めての出来事がありました。
栃木県看護協会からいらっしゃった看護師の方が本校卒業生でした。
現場に入って3年目とのことです。
在校当時を知る職員と談笑しているのが印象的でした。
今後の活躍を期待しております。
進路室コラム28
この問題はおもしろい
先日、宮城教育大学の先生が
学校案内等の資料を持って訪ねて来られました。
その資料の中に今年の入試問題が含まれていて、
おもしろい問題が載っていたので紹介します。
(ここから問題)
「資料1は、過去約30年間の世界の企業の時価総額ランキングの変化を示しています
(時価総額とは、「株価×発行済株式数」で求められ、時価総額が大きいほど、会社の価値が高いと評価されます)。
あなたが教員になると、今からおよそ30年後の2050年代に社会人となる児童・生徒を指導することになります。
この児童・生徒に、どのような力を身につけさせることが大切だと考えますか。
またその力を養うために、学校でどのような取り組みを行いますか。
資料1を参考に、希望する校種をふまえ、あなたの考えを具体的に述べなさい。
合計600字以内でまとめること。」
資料1 1989年と2021年における世界の企業の時価総額ランキング
1989年 2021年
| 順位 | 企業名 | 国 | 順位 | 企業名 | 国 |
| 1 | 日本電信電話(NTT) | 日本 | 1 | アップル | アメリカ |
| 2 | 日本興業銀行 | 日本 | 2 | マイクロソフト | アメリカ |
| 3 | 住友銀行 | 日本 | 3 | サウジアラムコ | サウジアラビア |
| 4 | 富士銀行 | 日本 | 4 | アルファベット(Google) | アメリカ |
| 5 | 第一勧業銀行 | 日本 | 5 | アマゾン | アメリカ |
| 6 | IBM | アメリカ | 6 | テスラ | アメリカ |
| 7 | 三菱銀行 | 日本 | 7 | メタ(Facebook) | アメリカ |
| 8 | エクソン | アメリカ | 8 | バークシャー・ハサウェイ | アメリカ |
| 9 | 東京電力 | 日本 | 9 | エヌビディア | アメリカ |
| 10 | ロイヤル・ダッチ・シェル | イギリス | 10 | テンセント | 中国 |
| 11 | トヨタ自動車 | 日本 | 11 | 台湾積体電路製造(TSMC) | 台湾 |
| 12 | GE | アメリカ | 12 | JPモルガン・チェーズ | アメリカ |
| 13 | 三和銀行 | 日本 | 13 | アリババ | 中国 |
| 14 | 野村證券 | 日本 | 14 | ビザ | アメリカ |
| 15 | 新日本製鉄 | 日本 | 15 | ユナイテッドヘルス | アメリカ |
| 16 | AT&T | アメリカ | 16 | ジョンソン&ジョンソン | アメリカ |
| 17 | 日立製作所 | 日本 | 17 | ウォルマート | アメリカ |
| 18 | 松下電器 | 日本 | 18 | サムスン電子 | 韓国 |
| 19 | フィリップ・モリス | アメリカ | 19 | バンク・オブ・アメリカ | アメリカ |
| 20 | 東芝 | 日本 | 20 | LVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン | フランス |
出典 日野田直彦著『東大よりも世界に近い学校』TAC出版、2023年、21ページより抜粋
(問題はここまで)
1989年のランキングをみると、
バブル経済華やかなりし頃で懐かしさを覚えます。
合併で消えた企業の名前も見えます。
今の生徒たちには、
完全に過去の歴史なんですよね。
あ~_| ̄|○
ノスタルジーにおもしろさを感じたわけではありません。
おもしろさを感じたのは質問の内容です。
これって、
まさにコンピテンシーが問われているのではないでしょうか。
今年のパンフレットを見ていると、
例えば
お茶の水女子大学(東京)や叡啓大学(広島)の大学案内の中に、
大学で育成するコンピテンシーが明記されています。
進路室コラム27
この夏の疑問
今週から補講が始まりました。
2学期始業式は8月26日(月)ですが、
実質的にスタートしたと思っています。
前回の記事で
東北大学オープンキャンパスへの集団参加を
復活させたことを報告しましたが、
その後、個人的に
数校のオープンキャンパス(OC)に参加してきました。
毎年異なる大学を見学していて、
今までは気にならなかった(あまり目に入らなかった)のですが、
今年はやけに多く見かけるな、という光景がありました。
それは
大学資料が入っているバッグ(受付時に大学から配られるもの)を
保護者が提げていて、
子どもは自分の荷物だけを持つ姿。
高校生に言いたい。
受験するのはお父さん・お母さんですか。
わざわざ足を運んで手に入れた情報や資料は
あなたが活用するんですよね?
その扱い方、もう少し考えたらどうですか。
ウン十年前に大学に身を置いていた者からすれば羨ましい限りだ。
施設は充実しているし、
学生からの相談体制もととのっている。
トークショーに登壇していた大学1年生はとても元気だった。
去年まで受験生だったんだよね?
4ヶ月でこんなに変わるのか。
OCは企業で言うところの「自社製品のPRイベント」だから、
positiveな面が前面に押し出される。
それゆえ、批判的な視点はもっていた方がよい。
ある大学の説明会では
4年間の納入金を1日あたりに日割り計算して
高校生と保護者に提示していた。
あれは美辞が多い中、ピリッとした説明で良かった。
指導する側にも身の引き締まる話だった。
ということで、2学期も頑張りますか
(ヨッコイショと立ち上がる)。
復活
東北大学オープンキャンパス参加
7月30日(火)、大型バス1台を仕立てて
東北大学オープンキャンパスに行ってきました。
コロナ期を経て、
今年から
大学が高校からの団体バス受け入れを再開したので、
本校もコロナ前の学校行事を復活させました。
事前アナウンスが不十分だったゆえ 、
かつてより参加者は少なかったのですが、
スモールスタートで
徐々に元に戻ればいいかと思っています。
保護者の皆様には
早朝のお子様の送り出しに感謝申し上げます。
現地に到着した後、
生徒たちはそれぞれ目指すキャンパスへ向けて散っていきました。
引率教員も情報収集のために目的地に向けて出発。
私は青葉山の新キャンパスが見たかったので、
地下鉄で山に登りました。
眺めが良く、落ち着いた雰囲気のキャンパスでした。
まだ空き地があるので、
もっと発展するものと思われます。
今回一緒に引率した職員は初めての参加で
とてもためになったと振り返っていました。
生徒たちにとって
学びの意欲喚起につながることを期待しています。
青葉山新キャンパス
ナノテラス
ユニバーシティハウス
寮の部屋からの眺望
進路室コラム26
ちょっとしたこと
今月出くわしたシーンを2つ紹介します。
シーン1
車を運転していたら、
対向車が道路脇の店に入ろうとしているのが見えました。
歩行者が歩道を歩いており、
通り過ぎるのを待って一時停止中。
それゆえ後続車も止まっています。
歩行者はスマホをしながら悠然と歩いていました。
シーン2
ある週末に都内へ出かけ、
帰りに食事をしようと飲食店に立ち寄りました。
会計の際、通常のやりとりは
店員さんに金額を言われ、
私が店員さんにお金を払ってレシートを渡され、
「ありがとうございました」と見送られる。
このような具合だと思うのですが、
このときの店員さんは、さらに付け加えました。
「どうぞ素敵な週末をお過ごし下さい」
どちらも「ちょっとしたこと」なんですよ。
シーン1は交差点で横断歩道を渡るときにもあてはまります。
スマホを操作せずに普通の状況でも悠然と歩く。
歩行者優先のルールなので問題ないのですが、
ちょっと小走りしたら(健康な人を想定しています)、
ちょっと会釈したら、
運転手は幸せな気持ちになれるんじゃないかな~。
シーン2では
思わずこちらが
「ありがとうございます」と返事してしまいました。
向こうにしてみればビジネストークかもしれませんが、
言われたこちらは気持ちよく帰ることができました。
この2つのシーン、
みなさんはどのように感じられますか。
保護者進路講演会
講演会月間終了
5月は保護者の皆様にお目にかかる機会が多く設けられていました。
1日(水) 3学年(今春入試の結果報告と次年度共通テストの情報提供)、
15日(水) 2学年(資質・能力の話)、
30日(木) 1学年(本校での主要な指導の説明)
皆様、お時間をとっていただき、ありがとうございました。
特に1学年の保護者の中には、
前日に体育大会を参観して
連日学校に足を運ばれた方もいらっしゃるかと思います。
併せて御礼申し上げます。
また、保護者会当日は時間が押してしまいまして
申し訳ございませんでした。
本校の指導について
少しでも理解が進むとよいのですが・・・
説明不足な点がございましたら、
担任を通じてお知らせ下さい。
1学期も後半に入ります。
3年生は外部模試が始まりましたし、
全学年が
勉強、学校祭と合唱コンクールの並行準備、部活動の公式戦
と慌ただしくなります。
一人ひとりに平等に与えられている1日の24時間を
一人ひとりがどのようにコーディネートするか、
ご自宅でも注視していただければと存じます。
進路室コラム25
始動2024
桜が咲き、テストも終わり、
授業が始まりました。
テストを返した際、
受験勉強を
リテラシー・コンピテンシーの視点で捉えることを話しました。
先週の木曜日には外部講師を招いて
3年生にエールを送ってもらいました。
いざ、最後まで走り抜きましょう。
今春就職した卒業生は次のように述べています。
「この経験は就活で役に立つ」
進路室コラム24
ぎりぎり間に合いました
先週の入学式の日には
それほど開いていなかった矢東の桜。
昨日のどしゃ降りが花散らしの雨になってしまったかと
思いましたが、
その分、今朝の空気がきれいで
すがすがしく桜を眺めることができました。
進路室コラム23
2024年度入試終了
今年度の入試シーズンが終わりました。
生徒が目標達成に向けて勉強することは当然ですが、
私も勉強になりました。
帰国子女入試に挑戦した生徒、
秋入試で内定をいただき、入学前課題に取り組む過程で大学から厳しく指導された生徒、
入学当初から東大を目指して勉強を重ね、いざ勝負と挑んで、その壁に跳ね返されて涙した生徒、
学校推薦型選抜で不合格、国公立大学前期試験でも不合格、中期試験と後期試験で最後W合格をゲットして破顔一笑した生徒、
保護者と担任それぞれから喝を入れられ、捲土重来を期してあと1年勉強する生徒、
いろいろな生徒がおりました。指導に関わってくださった皆様に感謝申し上げます。
併せて、全ての3年生に、受験勉強の過程を通じて、
合否結果は抜きにして「人として成長できたな」と実感してもらえるとありがたいです。
進路室コラム22
贅沢な時間
久々のコラムです。
現在私立大学の個別試験が真っ盛りです。
今月下旬には国公立大学の前期試験、
来月には同中期試験、後期試験と続きます。
3年生は自分の受験校で課される科目を
必死に勉強しています。
自分の答案を添削してもらう光景も見られます。
この時間って、とてもリッチなものだと思うのです。
その科目だけに集中した勉強なんて、
めったにやらないし、できることでもありません。
家の人や学校の先生も応援してくれます。
大学受験を経験した大人の人たちに聞きたいのですが、
その後、これに類する経験はありましたか。
また、この時期は
教員の教科指導力を鍛えるのにも良い季節だと考えています。
予備校が速報でWebにアップする問題を見て
「この問題、おもしろいな~」と感じたり、
生徒に質問される問題を解いたり。
先日生徒が持ってきた問題も印象に残っています。
「半径1の円に内接する三角形について、3辺の長さの和の最大値は である」
(出典:2022年度青山学院大学経済学部)
問題はシンプルでわかりやすいのですが、
文系学部でこれを聞くんだ、と少しうなりました。
偶然の出会いを楽しんでいる今時期です。
大学入学共通テスト
4年ぶり
1月13日(土)、14日(日)の2日間、
大学入学共通テストが全国各地で行われました。
今年はコロナの分類が変更されたので、
以前のような受験生応援の風景が戻りました。
この後、個別試験が控えていますが、
最後までやり抜いてほしいと思います。
朝の応援風景
植え込みに見つけた新芽
専門知への誘い
大学出張講義
10月20日(金)の午後、
1・2年生を対象に
大学出張講義を実施しました。
今回講義をいただいた大学とテーマは以下の通りです
(括弧内がテーマ)。
岩手大学(獣医)、東北大学(地学)、東北学院大学(地域政策)、宮城学院女子大学(商学)、
宇都宮大学(農学)、国際医療福祉大学(言語聴覚)、帝京大学(工学)、埼玉大学(教育)、
女子栄養大学(栄養)、東邦大学(薬学)、専修大学(経営)、和光大学(比較文化)、山梨県立大学(教育)
生徒にとって刺激になったのと同時に、
一緒に聴講する私たち教員も
知識のアップデートをすることができました。
お忙しいところ、お時間を割いていただき、
どうもありがとうございました。
高校1年保護者進路説明会・講演会
やりたいことが見つからない人、迷っている人ほど勉強しましょう
9月30日(土)、
高校1年の保護者を対象にした講演会を実施しました。
進路からは
学年集会で話した内容の共有と
GSTの結果報告をしました。
それに続く外部講師による講演会では、
高校1年生の今、考えてほしいこと
今すぐやってほしいこと
進路の決め方
この3点をテーマに
示唆に富む話をしていただきました。
まだまだのびしろがたくさんある1年生。
保護者の皆様のご支援を
どうぞよろしくお願いいたします。
リーダーシップ入門
目標設定・共有、率先垂範、相互支援
9月28日(木)午後、
職業人による進路講演会を実施しました。
講師は共立女子大学ビジネス学部の岩城奈津先生で、
タイトルは
「高校生のためのリーダーシップ開発ー自分らしくチームで力を発揮するためにー」
です。
とかくリーダーシップとは
組織や集団の長だけが発揮するものと思われがちです。
しかし、現代のリーダーシップは
「権限がなくても全員が発揮する」ものと考えられています。
タイトルの文言は、
リーダーシップの最小3要素とのことです。
目標設定・共有:チーム全体が同じ目標を持つように働きかける
率先垂範:自ら行動を起こし、チームを率いる
相互支援:チームメンバーが行動しやすい環境をつくる
新しい理論の入口の部分を語っていただき、あっという間の70分でした。
生徒には日頃の学習や部活動、ボランティア活動等で
意識してほしいと思います。
岩城先生、どうもありがとうございました。
進路室コラム21
ちょっとしたこと
夏休み中、あるスーパーマーケットに行ったときのこと。
駐車場に車をとめている最中、どしゃぶりの雨。
通り雨だろうと思って
しばらく車の中で様子をみていました。
買い物を終えたお客さんたちは
小走りで自分の車に向かいます。
そこへ2人の店員さんが登場。
カッパを着て傘を持っています。
荷物を持つお客さんに傘をさしてあげて
車まで付き添って行ってました。
ひとり送り届けたら、戻ってきて次の人へ。
一方の手に荷物を持ち、
もう一方の腕で子どもを抱きかかえる母親には
うれしいサポートだと思います。
心温まる光景でした。
たいしたことではないかもしれないけど、たいしたことです。
進路室コラム20
手の次は脚
本校も夏休みに入り、
生徒は自分で1日24時間をコーディネートして
自律的に学習する季節になりました。
生徒の中には
オープンキャンパスへ出かけて
本物を見てくる者もいるでしょう。
私も先日、
都内のある大学で行われた教員向け説明会に
参加してきました。
JRと地下鉄で移動したのですが、
そこで目にした風景。
それは、
膝をひらいて座る乗客の多いこと。
男も女も関係ありません。
膝をとじていれば、
横幅もコンパクトに座ることができるし、
身の安全を確保することにもなるでしょうに。
それとも私、気にしすぎでしょうか。
高校生のみなさん、
昔のTVCMではありませんけど、
「出かけるときは忘れずに。」
進路室コラム19
追撃の狼煙
期末テストと校外模試が終わり、
生徒は合唱コンクールの練習を本格化させました。
前回のコラムで
試験監督中の人間観察の話をしました。
担任から話があったかどうかはわかりませんが、
今回監督したクラスの生徒は
そのほとんどが両手でテスト用紙を受け取っていました。
一部の生徒は
「ありがとうございます。」の言葉も添えていました。
やればできるじゃん!
また、
この時期は
多くの3年生が部活動を引退する時期でもあります。
写真は放課後の課外の様子です。
引退した3年生が合流してきました。
ここから追って、
来年差し切りますよ。
3年間で培った底力を見せてやるがいい。
進路室コラム18
片手と両手
先日読んでいた本の中に
こんな一節がありました;
「喧噪から一歩退いて、裏通りに入ると、
密集しているのに信じられないほどゆったりした時間が流れている。
その一角で現地のひとたちとの仕事は始まった。
その静けさのなかで、ふと眼についたものがある。
働いているひとたちの手もとだ。
ひとりはそっと両手で受話器を戻す。
別のひとりがそっと両手でマイクロフォンをテーブルに置き、これから始まる会議を待つ。
その横から、漆黒のコーヒーをたたえたカップがそっと両手で差しだされる。
ああ、なんと物静かな手つき。」
(出典:「大事なものは見えにくい」 鷲田清一著 角川ソフィア文庫)
なぜこれを取り上げたか。
先月の中間テストの際、ちょっとひっかかったことがあったからです。
それは
配布した問題を受け取る最前席の生徒の仕草。
「ありがとうございます」と言葉を添えて、両手で受け取る生徒もいれば、
緊張しているせいか、仏頂面をして片手で受け取る生徒もいる。
表情はともかく、
その受け取り方ってどうなんだろう、と考えてしまいました。
片手での受け取りは、他の職員も指摘しています。
みなさんはどのように思われますか。
来週は期末テスト。
試験監督しながら人間ウォッチング。
放課後の1シーン
粘り強さにコミットする
自由に勉強する姿は美しい。
1年保護者進路説明会
次回は落ち着いて話したいと思います
6月1日(木)午後、
1年保護者進路説明会を実施しました。
3年間の見通しや
現在取り組んでいるGSTについて
概要を説明しました。
ただ、
時間が押してしまったため、
話を巻かざるを得なくなってしまいました。
申し訳ございませんでした。
それでも講演終了時に拍手を送っていただいたり、
解散後に個別に話を聴きに来られた方もいて、
大変ありがたかったです。
次回はアセスメントのデータもお見せしながら、
GSTについてもう少し詳しく話したいと考えています。
2年保護者進路説明会
8割
この数字、何の数字だと思いますか。
共通テストでこの位の点数がとれるといいですね。
だいぶ可能性が広がるんですけど・・・
この数字、
保護者の出席率です。
5月17日(水)午後に実施しました。
3年生だと入試が間近ということで、
例年多くの保護者の皆様に話を聞いていただいています
(3年保護者会の報告についてはこの前の記事をご覧下さい)。
2年生は
特筆する大きな動きがあまりないのですが、
多くの保護者の皆様に関心を持って出席していただいたことは
たいへんありがたいことです。
引き続き、
「その辺には落ちていない話」が提供できるように
リテラシーを高めたいと思います。
3年保護者進路説明会・講演会
人間の成長が感じられる受験勉強でありたい
5月1日(月)午後、
3年保護者進路説明会・講演会を実施しました。
出席率が8割近くという関心の高さでした。
お時間をいただき、
どうもありがとうございました。
「合格不合格のみに焦点を当てる話はやめてください。
途中の過程を通じて汎用的な力も身につける生活を送って下さい。」
生徒にも保護者にも言っていることです。
毎年この時期、
テストのデータや
リテラシー・コンピテンシーのアセスメントの結果、
生徒の自由記述を読み返して
昨年度の指導の振り返りをしております。
卒業生のこんなコメントがありました。
「私はこれまでの人生で努力をしたと胸を張って言えることはありませんでしたが、今回の受験に向けての日々や結果は、努力したと自信を持てるものになりました。」
「本番までどれだけ頑張れたかで、終わった後の達成感や自分の中での納得度合いが変わると思います。」
「受験を通して家族、先生、友人のありがたさを実感しました。」
これですよ、3年生にゲットしてほしいのは。
点数にはならないけれど、
まちがいなく卒業後、
あなたの支えになりますから。
令和5年度始動
最後のブースター
令和5年度が本格始動しました。
今年度も進路室HPを
どうぞよろしくお願いいたします。
4月13日(木)、
外部講師を招いて
高校3年生対象の進路講演会を実施しました。
昨年度の2学期末に1度、
受験生への切り替えを促す講演会を実施しました。
それによって
受験に向けて自律的に動き始めた生徒もいますが、
これからエンジンをかける生徒もいるので、
今回新しい情報も交えて
2度目の講演会を行った次第です。
以前の記事で
卒業生の顔つきの話をしました。
3年生の表情がどのように変わるのか楽しみです。
卒業生の皆様へ
今年も咲きました
2023年度入試が終わりました。
先日、ある卒業生と話をする中で
「○○君はどうしましたか。」
と後輩を気遣う質問をされました。
たまたま一緒に撮った写真を持っていたので見せたところ、
「あんなに小さかったのに、大きくなりましたね。」と
附属中の頃を回想しながら、しみじみ語っておりました。
もしキャンパスで今春の卒業生に会うことがありましたら、
よろしくお願いいたします。
卒業生と話して思いました
自らを追い込んで学んだ者は顔つきが違う
先日OBOG講演会の報告をアップしたところですが、
それとは別に
この時期は
多くの卒業生が
春休みを利用して訪ねてきます。
彼らの話を聴くことは、
持っている情報の更新になりますし、
元気をもらえたりします。
その中からある2名の卒業生に共通して感じたことを話します。
1人は医学部に通う学生、
もう1人は1年多く受験勉強に励んだ卒業生。
両名とも顔つきが精悍になり、
自信をもって話をしていました。
医学部の学生からは
とにかく覚えることが多い、
テキストが難解で頭に入ってこない等
大変な様子を聴きました。
でも学びが蓄積されていくと、
過去の学びで理解に苦しんだところがどんどん繋がり、
わかった!という手応えが得られたとのことです。
浪人生は、
計画を立てることの重要性と
粘りの根性が必須であることを説いていました。
それと
「感謝、素直、自立」の気持ちが大切であると話していました。
現役時代苦手にしていた数学は、
当時の教科担任の話をきちんと受け止め、
1年間毎日取り組んだ結果、
共通テスト本番で昨年の2倍超の点数をとることができたと
喜んでいました。
今度、数学検定に挑戦したいとも語っていました。
こうも人は変わるんですね。
嬉しい報告のおすそわけでした。
卒業式を終えて
つらかったのは生徒だけではない
令和4年度も残り1ヶ月。
去る3月1日に卒業式が行われました。
卒業といっても
次の進路が確定していない生徒は
国公立大学後期試験に向けて
今日も登校して勉強しています。
このもうひと踏ん張りが
大学に入ってからの、
そして社会人になってからのGRITにつながります。
高校入学時点からコロナで制約の多い学校生活を送った生徒達については
報道等でたくさん取り上げられていますが、
しんどかったのは生徒だけではありません。
保護者もまた然り。
卒業式後、
例年と比べて多くの保護者から個別にお声かけをいただきました。
話の内容から、
この日が迎えられたことに安堵している様子がうかがえました。
ニュースではあまり取り上げられませんが、
全国の高校3年生の保護者の皆様の労苦と学校への協力に
敬意と感謝の念をお伝えしたく存じます。
進路室コラム17
共通テスト振り返りに思う
今日から
国公立大学一般選抜の出願受付が始まります。
ちょうど1週間前は
共通テストの自己採点でした。
その後、大手予備校の志望校判定を受け取り、
受験生たちは悩みの真っ只中にいます。
本校では自己採点終了後に
テストの振り返りを行っています。
生徒全員分に目を通したのですが、
ある女子生徒が
以下のようなコメントを書いていました。
「当たり前のことだと思うのですが、
問題用紙を机に置いてもらう時は軽く会釈などするべきだと思います。
会釈せずえらそうにしている人が多くいたので、
矢東生はそのような人たちにならないでください。」
共通テスト受験前日、
私は毎年次の話をしています。
「休み時間、他校の受験生がうるさかったり、
マウントをとるような会話をしていても同調しないこと。
不快を感じたら自ら距離をとること。
感染症防止の観点から、
同じ試験を受ける者への配慮と
リスペクトの気持ちを持って試験に臨むこと。」
生徒たちのレポートからは
責任ある行動をとっていた様子がうかがえます。
まさにコンピテンシーを体現したものだと思います。
合否に関わる点数にはならないけれど、
この先の人生ではとても大切な資質です。
卒業後もその態度は持ち続けてほしい。
共通テストを受けた3年生へ
明日の持ち物確認をして早く寝てください
2日間おつかれさまでした。
蓄えてきた力を存分に発揮することはできましたか。
緊張しすぎて体調が悪くなったりしませんでしたか。
まずは2日間乗り切ったことを讃えてください。
その他の試験の様子は
明日の自己採点の際に教えてください。
今夜は明日の荷物を整えて
早く休んでください。
明日持ってくる物は
共通テストの冊子、ボールペン(赤黒青)、HB鉛筆、消しゴム
です。
毎年問題冊子を忘れる者がいます。
これだけは明朝も確認してください。
保護者の皆様へ
送迎、お昼の支度等ありがとうございました。
明日以降、
個別試験が控えております。
引き続き、
お子様の健康管理(保護者自身も)や
入学金・授業料の納付等でお世話になります。
支払い期限をまちがえて覚えていて
入学資格を取り消されるケースがあるそうです。
お気をつけ下さい。
進路部より
本年もどうぞご贔屓に
2023年が始動するにあたり、
ひとことご挨拶申し上げます。
本年も行事報告や雑感等、不定期にアップしていきますので、
お時間あるときにご笑覧くださると幸甚に存じます。
どうぞよろしくお願いいたします。
ところで、
新聞の購読数が減少しているというニュースを
聞いたことがありますか。
最近では紙媒体ではなくて電子版を読むとか、
あるいは新聞自体をとらない家庭も増えているようです。
私はアナログ人間なので、
いまだに紙の新聞をとっております。
年初というのは、
この後ホットな話題になるかもしれない記事が載ることが多いのです。
この冬休み中にピンときたのは「タイパ」。
2022年の新語大賞だそうです
( https://dictionary.sanseido-publ.co.jp/shingo/2022/best10/ )
現2年生以降の大学入試で話題になるだろうと予想しています。
他にもおもしろそうな記事は切り抜いておいて、
何かの折に生徒に読ませたり、掲示板に貼ったりしています。
広告もまた然り。
ある総合商社が全面広告を掲載しました。
そこにはこんなフレーズが載っていました。
「今、世界はかつてない転換期を迎えている。
新しい社会の、新しい課題。
これまでの常識が通じない、難問の数々を前に私たちは思う。
この変化の時代に、自分は何ができるだろうと。
(中略)
そう、どんな変革も、始まりは誰か一人の意志だから。
私たちは、その「最初の一人」でありたい。
前へ、わずかでも、前へ。その一歩一歩が、世界を動かしていく。
その志で、世界を動かせ。」
このフレーズと共に、
社員のひとことが写真と一緒に掲載されていました。
この広告に、
本校の教育目標と重なる部分を感じました。
私は何ができるだろうか。
あなたは何ができますか。
附属中第1学年保護者様へ
ご紹介ありがとうございます
左のメニューの「PTAより」の中に、
附属中第1学年保護者会の記事があります。
その中で、
進路部からの話に言及していただきました。
どうもありがとうございます。
あの日の講演では、
用意した原稿には全く触れておりません。
話したことはすべてアドリブです
(原稿は封印しております)。
もし気になる方がいらっしゃいましたら、
ママ友を誘って学年団へご相談ください。
附属中からリクエストがあれば、
その辺に落ちていない話をします。
よろしくお願いいたします。
2年進路講演会
修学旅行から帰ってきての「換気」は済みましたか
12月8日(木)、
外部講師を招いて
進路講演会を実施しました。
日頃の学習が受験勉強につながっているのは
もちろんですが、
受験に向けて本腰を入れる前に
日常生活をあらためてチェックしてください。
家で勉強を始める時間を固定する
スキマ時間を上手に活用する
苦手な科目に正面から向き合う
勉強すれば受かるとは限らない、
受かったのは勉強したからである。
勉強することは合格するための必要条件であって
十分条件ではない。
そして、
受かる・落ちるの
二元論はやめてもらいたい。
そこへ至る学びのプロセスにおいて
コンピテンシーを鍛える
残り1年にしてほしい。
2年保護者進路説明会・講演会
3年生に向けて
12月3日(土)、
2年生の保護者を対象に
講演会を行いました。
寒い中足を運んでいただき、
熱心に耳を傾けてくださって
どうもありがとうございました。
学年からは
2学期の行事と生活の様子、
ならびに模擬試験の結果を報告しました。
私からは
リテラシーとコンピテンシーの話を、
その後
外部講師から
「受験生の保護者心構え」について説いてもらいました。
私も会場後方で拝聴しておりましたが、
「保護者にもコンピテンシーを」
と考えておりました。
受験が終わるまでは時間の経過が遅く感じられるかもしれません。
気持ちがEasy な方向へ傾きかけたら
立ち止まって考えてください。
受験が終わってしまえば「あっという間」だったな、と感じられるでしょう。
この受験というイベントは
コンピテンシーを伸ばすのにちょうどよいと
最近思っています。
引き続き
ご理解を賜りますよう
よろしくお願いいたします。
職業人による講演会fromアフリカ
ルワンダ!
今回の報告は若干長文になります。それだけexciting な講演会だったことが伝わると嬉しいです。
去る11月4日(金)、職業人による進路講演会を行いました。
今回の講師は竹田憲弘さん
(Africa Note Ltd. 代表
兼 JICAルワンダ事務所NGOデスクコーディネーター)、
タイトルは
「アフリカ(ルワンダ)をアップデートせよ
〜自身の過去・現在・未来から皆様へのメッセージFROMルワンダ〜」
です。この講演会企画として、海外からのフルリモート講演は初めてのことで、
(株)ISAさんにサポートしていただきました。どうもありがとうございました。
講演を準備するにあたり、ルワンダと聞いて頭をよぎったのは民族紛争です。
最近のことだと思っていたら、約30年前の出来事だったんですね。
遠い近いの感覚はどのようなタイムスパンで捉えるかによって変わりますが、
講演後自分の知識がアップデートされていないことを恥ずかしく思いました。
「こちらは現地時間の8時過ぎです」
というトークと一緒に部屋から見える外の風景が映し出された瞬間、
空の美しさと街並みの綺麗さに思わず絶句
(若者言葉だと「超ヤバい」というやつですね)。
アフリカのシンガポールを目指して、都市部は整備されています。
また、ドローンで血液を運んだり女性の活躍が目覚ましい
(ジェンダーギャップ指数世界第6位、日本は116位)など、
日本をリードしている部分もあります。
一方、貧困や飲料水、電気へのアクセスの問題など、
多くの社会課題がある現状も報告されました。
そして最後のスライドはこのようにまとめられていました。
・アフリカは日本人が思ってるより断然すごい!
・それでも社会的な課題はたくさん残っている。
・充実した毎日をつくるのは、自己理解と一歩踏み出す勇気
→あなたのやりたいこと、できること、求められてることは何ですか?
生徒の感想をいくつか紹介します。
○自分のやりたいことは何かという問いと真剣に向き合い
本当にやりたいことを実現していることに感動した。
○自分の思っていた印象や考え方が講話を聞いて180°変わった。
今できることとできないことを明確にして、
これからの人生設計をしてみようと思った。
○「誰かのためになりたい」という強い気持ちを常に持ち、
最後には自分のやりたいことを見つけ出すということは、
とても素晴らしいことだと思いました。
海外で起業することはとても大変ですが、
その分、やりがいも返ってくるので毎日充実したものになり、
とても楽しそうで、私も海外に興味を持ちました。
○助けたい気持ちでけでなく、困っている人が何を求めているのかが大切で、
それを手助けできるようにボランティアをやりたいと思いました。
○勉強は大切なんだと思った。
○アフリカの現状が分かりルワンダの先入観が崩された。
○私は物事をネガティブに考えてしまうのですが、
今回この講話を聞いて考え方を変えようと思いました。
特に「2人以上が同じことを褒めてくれたならお前の真実だ。」
もし、自分だけでこのセリフを読んでいたら、
感動するだけで終わってしまっていたと思います。
でも、竹田さんのこのセリフから
「2人以上に同じことを褒められたら、それは自分の得意なことだ」
という考え方に、
「あぁ、自分も褒められたら覚えておこう。
そして、それが自分の得意なことで活かせることなんだな」と思いました。
○自分の固定概念から、
自分がこうしたい社会貢献では、相手のためにならないという話を聞いて、
正直じゃあどうすればいい?という風になった。
相手のしてほしいことって言ってもらわなければ分からないものだと思った。
でも、相手への思いやりや、相手の気持ちを知るには、
言ってもらうのではなく、自分から聞いて、どんなことを必要としているのか、
それに対して、自分ができることをするということが社会貢献であるとわかった。
竹田さんが思う、いまの私たちにできる社会貢献って何ですか?
生徒の感想から、心を揺さぶられた様子が伝わったでしょうか。この後、竹田さんは自身のインスタグラムにこの講演会のことをアップされました。
生徒だけでなく、職員にまでインパクトのある話を頂戴いたしましたことに、あらためて感謝申し上げます。
追伸
竹田さんはYouTubeチャンネルやWebページも開設しているので
ご紹介します。
YouTubeチャンネル
https://youtube.com/user/soujoukyousuke
Webページ
https://rwandanote.com/
出張講義
高校1・2年生を対象に出張講義を実施しました。
1年生は来年度の進路選択の思案中、
2年生は修学旅行を終え、3年に向けて「換気」中です。
少しでもヒントになることを願います。
講師の先生方、
お忙しいところお時間を割いていただき、
どうもありがとうございました。
1年保護者進路説明会・講演会
1年保護者進路説明会・講演会を実施しました。
内容は以下のとおりです;
○学年主任からの学年概況報告
○学年進路担当からの進研模試結果分析
○進路部長からのジェネリックスキルテスト結果報告
○外部講師による大学入試情報の提供
最後に保護者から質問を受けました。
○大学入学共通テストの平均点設定について
○英語外部検定入試(検定の種類、有効期限)について
1つ目の質問については、
試行調査を実施した際に
目標平均正答率を5割程度に設定したのが
回答の根拠です。
https://www.dnc.ac.jp/albums/abm00035897.pdf
2つ目の質問については、
大学毎に採用している検定が区々なので、
個々に調べる必要があります。
比較的多く採用されているのは、
実用英語技能検定(英検)、GTEC、TOEFLなどです。
質問されるということは
それだけ話に集中していただけたものと
受け止めております。
同時に
手前どもの振り返りにもなりますので、
大変助かります。
引き続き、本校の教育活動に
ご理解・ご協力を賜りますよう
どうぞよろしくお願いいたします。
実るほど頭を垂れる稲穂かな
あちらこちらの田んぼで
稲刈りの風景や
稲を刈り取った跡が見られます。
3年生にとっては、
大学入学共通テストの出願時期でもあります。
先日、郵便局に持っていきました。
受験料の振り込みで
保護者の皆様にお手数をおかけいたしました。
どうもありがとうございました。
引き続きのご支援をよろしくお願いいたします。
ところで、この「ありがとう」の一言。
みなさん、きちんと言えていますか。
「そんなもの、小学校で習うことだろ」とおっしゃる方も
いるでしょう。
言えていれば問題ないのです。
このところ、生徒を指導する場面や
事務仕事をする場面で
頻繁に疑問符が浮かんでいます。
なんだろう、このモヤモヤ感。
価値観の変化か、社会の変化か、日本人の変化か。
変化か、劣化か。
きちんとあいさつされると、
「おっ!」と反応してしまいます。
ちょっとつぶやいてみました。
可能性を広げるために
1年生を対象に
キャリアカウンセラーによる
ジェネリックスキルテストの解説会を実施しました。
教科の力も大切である一方、
先行き不透明な現代において、
考える力(リテラシー)や行動する力(コンピテンシー)も
求められています
(両者を併せてジェネリックスキルと呼んでいます)。
これを如何にして身につけ、
ブラッシュアップしていけばいいのか、
生徒一人ひとりに考えてもらいたいと同時に
先生方にもそれらを念頭においた生徒へのはたらきかけを
考えてもらいたいと思います。
保護者の皆様におかれましても、
ご家庭でお子様とやりとりをするときに
少し意識していただけるとありがたいです。
矢東祭で話しました
コロナの感染対策のため、
限定公開の形をとりました。
通常であれば
夏休み中の卒業生が訪ねてきて
近況を語り合う機会なのですが、
今年もそれは叶いませんでした。
卒業生のみなさん、申し訳ございません。
私は写真部に混ぜてもらい、
福島県の双葉町で撮った写真を展示しました。
それに併せて、
午前と午後1回ずつ
現地で感じたことを話してきました。
実は5年前、
生徒と一緒に宮城県の名取市閖上地区を
見に行きました。
当時はまだ空き地が多かったのですが
(Googleマップのストリートビューの写真の感じです)、
地図情報を見る限り、
今はだいぶ整備された印象です。
今回訪ねた地域はまだまだです。
複合災害の現実を思い知らされました。
みなさん、お時間を作って
下の資料館を見に行ってください。
そして感じてください。