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2020年11月の記事一覧

進路部コラム

リーダーシップは集団のトップだけが持つものではない
本校の教育目標の中に
リーダーという文言があります。
集団を率いる者という意味合いで
用いられるこの言葉。
1集団につき1人だけ、なのでしょうか。

先日東京で
「これからの時代のリーダーシップとは」
というタイトルで
フォーラムが開かれ、
それに参加してきました。
https://aef.asahi.com/2020/kyoritsu-wu.html

ジャーナリストの池上彰氏の基調講演では
新型コロナウイルスへの対応の好例として
ニュージーランドのアーダーン首相と
ドイツのメルケル首相を挙げていました。

2人に共通するのは
国民に対して共感する力だと池上氏は言います。
アーダーン首相は
チームの中での優しさの大切さを唱え、
メルケル首相は
スーパーマーケットで働いている人への謝辞を
述べたそうです。

基調講演後のパネルディスカッションでは、
大学関係者から
リーダーシップに対する見解が変わってきている旨の
報告がありました。

これまでは
ピラミッド型(組織長からの指示や集団を引っ張るイメージ)
で捉えられていたが、
今は
変化をもたらすために、
全員が積極的にチームに関わる
ネスト型(相互に影響を与えるイメージ)
として考えるそうです。(※ネスト(nest):クモの巣)

また、
リーダーシップは
すべての人が学習・協働を通して
身につけることができることも
その大学スタッフは述べておりました。

リーダーシップ教育は
立教大学経営学部が多くの知見を蓄積しており、
その後
早稲田大学等の他の大学でも
取り入れられるようになりました。
今回会場となった共立女子大学も
今年度より本格的に始め、
本校卒業生もそのプログラムを受講しております。

リーダーシップ教育に関する本も出版されているので、
興味のある方は
一度手にとってご覧になるのはいかがでしょうか。

紹介文献
リーダーシップ教育のフロンティア【研究編】: 高校生・大学生・社会人を成長させる「全員発揮のリーダーシップ」
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%83%E3%83%97%E6%95%99%E8%82%B2%E3%81%AE%E3%83%95%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%80%90%E7%A0%94%E7%A9%B6%E7%B7%A8%E3%80%91-%E9%AB%98%E6%A0%A1%E7%94%9F%E3%83%BB%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E7%94%9F%E3%83%BB%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E4%BA%BA%E3%82%92%E6%88%90%E9%95%B7%E3%81%95%E3%81%9B%E3%82%8B%E3%80%8C%E5%85%A8%E5%93%A1%E7%99%BA%E6%8F%AE%E3%81%AE%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%83%E3%83%97%E3%80%8D-%E4%B8%AD%E5%8E%9F-%E6%B7%B3/dp/4762830224

リーダーシップ教育のフロンティア【実践編】: 高校生・大学生・社会人を成長させる「全員発揮のリーダーシップ」
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%83%E3%83%97%E6%95%99%E8%82%B2%E3%81%AE%E3%83%95%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%80%90%E5%AE%9F%E8%B7%B5%E7%B7%A8%E3%80%91-%E9%AB%98%E6%A0%A1%E7%94%9F%E3%83%BB%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E7%94%9F%E3%83%BB%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E4%BA%BA%E3%82%92%E6%88%90%E9%95%B7%E3%81%95%E3%81%9B%E3%82%8B%E3%80%8C%E5%85%A8%E5%93%A1%E7%99%BA%E6%8F%AE%E3%81%AE%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%83%E3%83%97%E3%80%8D-%E4%B8%AD%E5%8E%9F-%E6%B7%B3/dp/4762830232/ref=pd_bxgy_2/356-7311858-0337133?_encoding=UTF8&pd_rd_i=4762830232&pd_rd_r=314ee5c3-2bc6-45c6-a736-356c967bbe2d&pd_rd_w=6pneq&pd_rd_wg=eSot6&pf_rd_p=e64b0a81-ca1b-4802-bd2c-a4b65bccc76e&pf_rd_r=81MGEWM6QG7MSVGYBVQW&psc=1&refRID=81MGEWM6QG7MSVGYBVQW

高校生からのリーダーシップ入門 (ちくまプリマー新書)
https://www.amazon.co.jp/%E9%AB%98%E6%A0%A1%E7%94%9F%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%83%E3%83%97%E5%85%A5%E9%96%80-%E3%81%A1%E3%81%8F%E3%81%BE%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%9E%E3%83%BC%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E6%97%A5%E5%90%91%E9%87%8E-%E5%B9%B9%E4%B9%9F/dp/4480683410/ref=pd_bxgy_3/356-7311858-0337133?_encoding=UTF8&pd_rd_i=4480683410&pd_rd_r=82ff6db2-cdd2-4487-a2d0-27cee680d284&pd_rd_w=itOpN&pd_rd_wg=Iv3Kk&pf_rd_p=e64b0a81-ca1b-4802-bd2c-a4b65bccc76e&pf_rd_r=614K9CDQQJCE11HMVSX1&psc=1&refRID=614K9CDQQJCE11HMVSX1

シェアド・リーダーシップ-チーム全員の影響力が職場を強くする
https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%82%A2%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%83%E3%83%97-%E3%83%81%E3%83%BC%E3%83%A0%E5%85%A8%E5%93%A1%E3%81%AE%E5%BD%B1%E9%9F%BF%E5%8A%9B%E3%81%8C%E8%81%B7%E5%A0%B4%E3%82%92%E5%BC%B7%E3%81%8F%E3%81%99%E3%82%8B-%E7%9F%B3%E5%B7%9D-%E6%B7%B3/dp/4502203513/ref=pd_sbs_14_2/356-7311858-0337133?_encoding=UTF8&pd_rd_i=4502203513&pd_rd_r=82ff6db2-cdd2-4487-a2d0-27cee680d284&pd_rd_w=B9WeD&pd_rd_wg=Iv3Kk&pf_rd_p=c295905f-82f9-4d73-8142-c393a4211258&pf_rd_r=614K9CDQQJCE11HMVSX1&psc=1&refRID=614K9CDQQJCE11HMVSX1
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高校1年の保護者の皆様へ【進路部コラム】

励ましの言葉、ありがとうございます
先日、家庭科担当の教員から
以下のような話を聞きました。

「『家で料理をし、
その様子をレポートにまとめて振り返ること。
さらに、保護者からコメントをもらうこと』
という課題を出したら、
とてもいい内容だった。」

興味がわいたので、
提出されたレポートを借りて拝読しました。
生徒の振り返り、保護者の皆様からのコメント、
共に思わず顔の筋肉が緩む微笑ましいもので、
しばしの間穏やかな気分に浸ることができました。

「家族に『おいしい』と言ってもらえることが
すごく嬉しいことだとわかった。」(生徒)
「とてもおいしかったです。また作って下さい。」(保護者多数)

中には次に向けてのへの課題を述べているものもありました。
 ○盛りつけをがんばれたらいい
 ○ナムルを他の具材で試したらどうか

立教大学の中原淳教授は
著書「フィードバック入門(PHPビジネス新書)」で
このように書いています。

「フィードバックとは、
耳の痛いことを伝えて、部下と職場を立て直す技術である。」

今回は相手が部下ではありませんが、
保護者の皆様のコメントを読んだとき、
一瞬頭をよぎりました。
他の具材で試す旨のコメントは
生徒の振り返りの中にも見受けられ、
これは探究活動にもつながるなと思いました。

通常であれば、
学校で調理実習を行うだけで終わったかもしれません。
コロナ禍で生まれたコミュニケーション。
10月の学年保護者会でも申し上げましたが、
保護者の皆様のご家庭での励ましが
生徒のコンピテンシー育成につながるものと考えます。
今後もご支援の程、
どうぞよろしくお願い申し上げます。
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高校1・2年対象進路講演会

フリーランスとして活躍する
11月5日(木)7限目、
高校1・2年生を対象に
キャリア形成支援進路講演会を実施しました。
これまでは
体育館で実施しておりましたが、
今年は学年ごとに視聴場所を分けました。
(1年:各教室でオンライン、2年:東雲ホールで対面)

今年の講師は
フリーアナウンサーの
中里弥菜さんです。
CRT栃木放送のレポーターや
新春自治体首長へのインタビュー、
演奏会やマルシェなどの野外イベントでの司会等、
幅広い分野で活躍していらっしゃいます。
最近では、
58ロハスクラブ(矢板市)PRアンバサダーも勤めているので、
ロハスマルシェに行かれたことのある方は
会ったことがあるかもしれません。
フリーランスとして働くときの
良い点と大変な点を比較していただきました。
生徒の参考になれば幸いです。

 

何らかの組織に属するにせよ、
フリーとしてやっていくにせよ、
個人の力がますます求められる時代です。
あなたは普段、
自分の力を高めることをやっていますか。
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