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2025年3月の記事一覧
進路室コラム32
いやー、まじ辛かった
2025年度入試が終わりました。
受験生のみなさん、お疲れ様でした。
タイトルの言葉は、
今春卒業した一人の生徒が発したひとことです。
先日、国公立大学後期試験の結果を報告しに
進路室を訪ねてきました。
そう、彼は国公立大学前期試験で不合格通知を受けたのでした。
2月中に併願した私立大学の合格をもらっており、
一度は「もういいかな」と思ったそうです。
しかし、後期試験の結果を見てからでも判断できるかと考え、
再度気持ちを奮い立たせて受験に出かけて行きました。
結果は第1志望の学科ではなかったけれど、
第2志望の学科で合格をもらい、
その学科へ進学するとのことです。
不合格通知を受けてから次の試験に向けて
気持ちを整えるのは辛いですが、
試験が終わってから発表までの間もきつかったと
彼は振り返っていました。
その表情はとてもすっきりしたものでした。
あなたは周りの友達に比べてより大きな重圧を自分に課し、
それに耐えて跳ね除けた。
その経験は将来必ずあなたの支えになります。
今後の飛躍を期待しています。
進路室コラム31
10年後
先日、期せずして
10年前の教え子から連絡が来ました。
高校時代の友達が結婚式を挙げるので、
メッセージカードを書いてほしいという依頼でした。
いまだに関係が続いていることを羨ましく感じました。
メッセージの依頼と一緒に、
その教え子の近況報告が書いてありました。
フリーライターとして頑張っているそうです。
仕事をしていて、
高校時代に口酸っぱく言われたことが
身にしみてよくわかるとか。
今日卒業するみなさんへ。
在校中訳のわからなかったことを
記憶の片隅に置いておくと、
卒業後いつか「あっ!」と
快哉を叫ぶかもしれません。
授業で習ったことでもいい。
ホームルームや集会で聞いた話でもいい。
そんな瞬間が来ることを期待しています。
卒業おめでとう。
どうぞお元気で。