日誌

2020年4月の記事一覧

矢東生へ【進路部コラム】

2つの「望」
緊急事態宣言が出されてから
半月ほど経ちましたが
セルフコントロールの具合はいかがですか。

先日行った保護者アンケートの
自由記述の一部を読みました。
保護者の方々は
あなたの生活姿勢に対して
かなり心配を募らせています。

ひとり考え事をしていて
こんな言葉が浮かびました。

欲望と希望。

ここでいう欲望は
本能あるいは快楽といってもいいです。
今この瞬間、という意味合いが強いです。
希望は
可能性とかこの先とか
目線を未来に向けたニュアンスで使いました。

ストイックに生きるならば
欲望を抑えて
希望を大きくするでしょう。
一方、過度な欲望充足は
希望をshrinkさせることにはならないだろうか。

ゲームのことに言及したアンケートがありました。
今の時代
ゲームをやるな、というのはむずかしいのだろう。
しかし
やりすぎるのはどうなのだろう。
健康を害することにもつながりかねない。
(参考)WHO
https://icd.who.int/dev11/l-m/en#/http%3a%2f%2fid.who.int%2ficd%2fentity%2f1448597234

現在
進路資料の編集作業をしています。
毎年卒業生の声を載せているのですが
第1希望がかなわなかった生徒が
必ず残すコメント。
「もっと早くから勉強しておけばよかった」
「1・2年のツケがまわった」
もう少し節制していれば
ちがう可能性を追求できただろうに。

矢東生に告ぐ。
欲望と希望のバランスをよく考えた方が良い。
0

進路部より読書のススメ

あなたが仕事人になるまでに考えてほしい
臨時休校が始まって(延長されて)
1週間あまり。
学習の進捗具合はどうですか。
教科の勉強も必要だけど、
本を読んで
精神の涵養にも努めてもらいたいものです。

今日は本を2冊紹介します。
1冊目
「22世紀を見る君たちへ これからを生きるための「練習問題」」
(平田オリザ著 講談社現代新書)
先月発刊された新しい本です。
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000339399

2冊目
「定年消滅時代をどう生きるか」
(中原圭介著 講談社現代新書)
これは若い人はもちろんのこと、
保護者の皆様にも
一読していただきたい本です。
もしかしたら
ジブンゴトになるかもしれません。
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000327873

現在年金の受給開始年齢は
65歳を基本に
60歳から70歳までの間で
選ぶことができます。
この上限年齢を
75歳に引き上げる法案が
去る4月14日の衆院本会議で
審議入りになりました。
若い人にとっては
まだ先の話ですが、
保護者世代にとっては
聞き逃せない問題なのではないかと
推察いたします。

休日外に出かけるのを控えている間、
心の充電に励むのも
よいかもしれません。
0

生活リズムをくずさないために

よい睡眠とれていますか
休校や在宅勤務が続くと、
生活リズムが不規則になりがちです。
以下のサイトを紹介します。
よかったら参考にしてください。

「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策に伴う
外出自粛中によい睡眠を確保するための5つのヒント」
https://www.edogawa-u.ac.jp/facility/sleep/sleeptips.html
0

高校1年生へ(進路部コラム)

考えてほしい

こんにちは。
4月7日(火)に入学式を行い、
緊張しながらも
「さあ始まるぞ」と
背筋を伸ばしたことでしょう。

しかしその2日後に
県立学校が一斉に臨時休校になりました。
この社会情勢ゆえに致し方ないのですが、
出鼻をくじかれたと思っている人も
いるのではないでしょうか。
入学式ができただけでも良しと思いましょう。
今春の卒業生の多くは
入学式やオリエンテーションが中止となり、
まだ同級生と顔を合わせていない人もいます。

休校中は
別ページにある指示に従って
家庭学習をお願いするわけですが、
https://www.tochigi-edu.ed.jp/yaitahigashi/nc3/
考えてほしいのです。

学習するという行為は
個人的な営みと集団的な営みに
分けられると思うのです。
テキスト、新聞、本を読む。
不明な点があれば参考書、辞書、Webで調べる。
単語を覚える。
計算問題を解く、
反復練習する、等々。
これらは学校でなくても
1人でできることです。

個人でうまくいかなかったことを
学校に来てやればいい。
質問する。
議論する。
教えてあげる(対友達、対先生)。
発表する。
学びの定着具合を確認(テスト)する、等々。

あなたが1人でやれることは
是非あなたにやってもらいたい。
これからの時代は
必要に応じて
自分自身をどんどんアップデートしていかなければならない時代です。
働き始めたら
それを自らやらなければならないのです。
学校の先生はいません
(学び直しで大学等に入学し直したら別ですが)。
10年後20年後に向けてのトレーニングだと思って、
最初は慣れずに大変かもしれないけれど、
少しずつでも粘り強くやってほしい。

何から始めたらわからない人は
時間割を活用すればいい。
キッチンタイマーで50分計って勉強すれば
授業1回分の学びができる。
そして1日の終わりに
手帳に記録してその日を振り返る。
その振り返りを
翌日の学習に活かす。

学校が再開したとき、
担任の先生との面談で
「休み中、これだけやることができました。」
と胸をはって言えるように(自慢でもいい)
努めて下さい。

0

高校2年生へ(進路部コラム)

前向きに考えよう
3月の休校期間が終わり、
さあスタートだ、と思った途端、
休校期間が延長されて
気落ちしている人がいるかもしれません。
しかし、
生死がかかわることですから
致し方ありません。

私はこの期間、
コンピテンシーを伸ばすのに
あなたが試されていると捉えています。
気持ちをコントロールしたり、
計画を立ててそれを実践したり。
自律的な学びをやり抜くことができたら
自信にもつながるでしょう。

生徒指標の中に
進取究明と自主創造という言葉があります。

進取究明:自ら進んで勉学に励み、物事の真理を徹底的に追究して明らかにすること
自主創造:自ら考え判断・行動し、絶えずよりよいものを求めて創意工夫すること

今まさに必要な態度ではないでしょうか。
1年生向けのコラムの中に
「学びという営み」についての私見を述べておいたので、
よければそれも見て下さい。

担任の先生方も試行錯誤しております。
学校が再開されて面談をしたときに
担任の先生を驚かせる位にパワーアップしていることを期待する
今日この頃です。
0