校長室便り

校長室便り

【高1】課題研究 ~佐野のクリケットカフェ

3月13日(土)・14日(日)、高1の藤倉望妃さん、福地岬さんの課題研究班が、クリケットの認知度を高めることを目的として、佐野駅前に期間限定で開設されている交流拠点「クリケットカフェ」で特別メニューを提供しました。

藤倉さんと福地さん



(3月14日(日)付け「下野新聞」26面より、HP掲載許諾済)
クリケットカフェ.pdf

「クリケットのまちづくり」を課題研究のテーマにしていた2人は、「クリケットカフェ」を運営している(株)セレスポ様と連携し、自分たちで何かできることはないか、考えてきました。そして、「クリケットカフェ」に、若者や家族連れにも人気のあるメニューを用意すれば、より多くの人が集まり、佐野がクリケットのまちであることをPRできるのではないかと仮説をたてました。

そのため、SNSなどで人気のスイーツをリサーチし、昨年はやっていた「いちごあめ」とこれからブレイクしそうな「クロッフェル」(クロワッサンの生地で焼いたワッフル)を、自分たちが作って売ることを、クリケットカフェに提案しました。

そして、この提案が、今年3月で閉店となるのを前に、3月13日~15日までの3日間、実現することとなりました。なお、スイーツの製作、販売は、2人だけでは人手が足りないので、ボート部員でもある藤倉さんのチームメイト4名にも手伝ってもらうことになりました。13日は白井美咲さんと藤倉麻妃さん14日は鈴木愛理さん、堀越紅羽さんが加わりました。

13日は大雨となり客足が鈍りましたが、14日は快晴だったこともあり、2日間で100人以上のお客さんが訪れるなど、大盛況だったそうです。

いじめ・教育相談アンケート結果(3月)

月2日に実施した中高の全生徒を対象に実施した「いじめ・教育相談アンケート」の集計結果について、個人情報に配慮した形で公表いたします。



本アンケートは、いじめをゼロにすることを目指すものではなく、いじめは、いつ、どこでも、だれにでも起こりうるもの、であることから、その早期発見、早期対応を目的としています。
スクールカウンセラーや教員等との面談の希望がある場合には、即座に対応しています。

R3.3.2 いじめ・教育相談アンケート結果(中学).pdf
R3.3.2 いじめ・教育相談アンケート結果(高校).pdf
R3.3.2 いじめ・教育相談アンケート・自由記述.pdf

今回は、「友達がいじめられていると感じた」と回答した生徒は、中1、中2、高1で、1名ずついましたので、本人や関係者などから話を聞くなど対応をしています。

*なお、今回のアンケート結果については、本HPのメニューにある「いじめ・教育相談アンケート」に収納しています。

身近な風景 ~菜の花の季節

3月14日(日)、鮮やかな黄色の「菜の花」が目につきました。ウメの花は盛りを過ぎ、菜の花の季節へと移り変わっていました。



これも、「菜の花」(アブラナ科)の仲間です。


ハナダイコン
シベリアから西アジア・ヨーロッパにかけてが原産地で、日本では江戸時代に渡来し、各地で野生化しています。


ブロッコリー
普段、食用にしているのは、花のつぼみの部分で、放っておくと、このように満開となります。


他にも、こんな花が咲いてました。


フキノトウ
食用にするフキノトウは、フキの花の芽です。花が咲いてますので、もう食用にはならないかもしれません。


トウダイグサ


カントウタンポポ


オオイヌノフグリ


ヒメオドリコソウ


種名?
→「ムスカリ」という園芸品種だそうです。このHPをご覧になった方から教えていただきました。


種名?
→これはまだわかりません!

*一月前に比べて、咲いている花の種類や量が目立って多くなってきました。
もう春まっさかり、といった感じです。

身近な風景 ~今日は啓蟄です

3月5日(金)は二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」です。「啓」はひらく、「蟄」は土の中で冬ごもりをしている虫、のことです。啓蟄とは、寒さが緩んで春の陽気になってきたことで、土の中から虫たちが出てきて動き出す季節のことを指します。虫は「昆虫」という意味ではなく、蛙などを含んだ小動物全般を表しています。

冬眠から覚め、繁殖のために出てきたニホンアカガエル
(半分目を閉じて寝ていました。2月28日)

今週は、3月2日(火)と5日(金)に雨が降り、両生類の活動が活発になってきました。3月6日(土)朝、ニホンアカガエルがいた場所では、新しい卵塊が2つありました。おそらく、2日の雨の後、産卵が行われたのではないかと思います。



3月5日(金)19:30、降雨がきっかけとなり、トウキョウサンショウウオの繁殖行動も活発になりました。


3月6日(土)8:30 昨夜、オスが集まっていた場所に新しい卵嚢がありました。


この日までの産卵数は、岩盤に産み付けられている卵嚢が12、水底にあった卵嚢が23、合計35卵嚢を数えることが出来ました。ここでは、まだまだ序盤戦です。

水底にあった23卵嚢

ついでに、繁殖のために降りてきているオスを捕獲し、個体数を確認しました。

捕獲できなかったものも含めると、約40個体が産卵場に集結していました。
まさに、蟲が這い出てきた、という感じですね。この日は「啓蟄」日和だったのかもしれません。

【中3】高校へのアプローチ

3月4日(木)、今日は本校の高校教員が、中学3年生に模擬授業を行いました。

国語:横山先生


英語:川俣先生


数学:松井先生

中学3年生が、高校生になる自覚を持って、学習の方法を身に付ける良い機会となるよう、国語、数学、英語の3教科の模擬授業を一日かけて行いました。

国語では、大学入試の制度が変わったことや、評論、小説、古文、漢文など、高校で学ぶ国語について、具体的な例を示しながら、わかりやすく教えてくれました。


英語では、実際に使っている高校の英語の教科書(コミュニケーション英語)を使って、中学とどのような違いがあるのかを、実際にActivityを行うことで確かめていました。「If there were no corona viruses, what would you do? もし、コロナウイルスがなかったら、あなたは何をしますか?」という仮定法過去の例文に、それぞれが自分の答えを作り、ペアワークで発表しました。


数学では、今年度から導入された「大学入学共通テスト」では、どのような問題が出されているのか。そして、それを解くためには、どんなことを学ぶ必要があるのか、などについて、実際に問題を解きながら説明してくれました。それらを通して、松井先生が伝えたかったのは、数学って楽しいんだよ、というメッセージでした。


今日の高校の先生の授業を受けた感想を校長室掃除に来てくれた中3生に聞いてみました。

「高校では、数学が週に6回あると聞いてびっくりしました。」
「私は数学が好きなので、10回でも受けたいと思いました。」
「高校では勉強のレベルが高いことがよく分かりました。レベルが高いことを勉強するのはとても楽しみです。」
「勉強が難しくなりますが、難しいほどわかった時の喜びは大きいと思います。」
「高校の勉強についてなんとなく不安がありましたが、こういう勉強をするんだということがわかり、楽しみの方が大きくなりました。」

など、全員がとても良い体験ができた、高校で勉強するのが楽しみ、と前向きに受け止めていました。中高一貫ならではの授業であり、やってよかったと思いました。