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校長室便り
【中3】全国中学生英語ディベート大会「4位入賞」(報告)
9月26日(月)昼休み、昨日の「第12回全国中学生英語ディベート大会」で4位入賞を果たした佐附中チームの7名が、校長室に報告に来てくれました。
 
佐附中チームの7名は、6月から4ヶ月にわたって、30回以上の練習を行いました。また、高校生のSGクラブ「英語ディベート班」とも、何度も練習試合をしてもらいました。本当によく頑張りました。チーム7名の健闘を称え「表彰カード」を差し上げました。以下に、7名の感想等を紹介します。
井本宙汰君
「資料探しや英語の読み、即興ディベートなど、長い期間、みんなで練習をしてきた成果を出すことができて嬉しかったです。そして、なにより楽しかったです。」
村田桜彩さん
「昨日の全国大会は、私にとって大きな経験になりました。全4試合あった中でも、第一試合の『さいたま市立浦和中学校』との対戦はとくに緊張しました。また、全試合に出させていただき、勝つことができたことは、本当に嬉しかったです。自分の英語力を試せたし、英語をもっと頑張りたいと思いました。良い思い出にもなりました。」
山口紗季さん
「英語ディベート部の活動を通して、自分一人ではなかなかできない経験ができました。全国大会ということで、最初は緊張していましたが、本番では、思っていた以上に落ち着いてできました。これはチームで戦っていたからこそだと思います。この部活に入って良かったです。」
相澤勇太君
「僕は英語ディベート部に入った時、最初はみんなの実力に圧倒される日々でした。しかし、少しずつ努力していき、なんとかみんなと話せるくらいにはなりました。また、今回の大会では、ネイティブの方がたくさん参加しており、正直かなり不安でした。しかし、みんなが助けてくれたので、自分の役割を果たすことができました。少しでもチームに貢献できて嬉しいです。これからも英語力を向上できるよう、一生懸命努力し続けたいです。」
黒澤さくらさん
「私は今回、大会には出場していませんが、⒍月からこれまで練習してきて、みんなどんどん話せるようになり、私自身も以前より話せるようになったと感じています。みんなで様々なお題でディベートをして、考えるのも楽しかったし、自分の力も伸ばすことができたので、本当にいい経験ができたと思っています。」
朴正勲君
「4戦全勝で4位という結果は、練習、本番ともに仲間の協力が必要不可欠であったと感じました。
浅田優君
「私は肯定側のアタックとして、第1試合と第2試合に出場しました。相手校は、さいたま市立浦和中学校と千葉県の東邦中学校でしたが、帰国子女が多く、皆、流ちょうに話すので、とても緊張しました。しかし、初めての試合では、入念に準備してきたアタックができ、しかも、その試合のベストディベーターにも選ばれ、とても嬉しかったです。また、決勝戦を見学した時は、まるで別次元のディベートを見ているようで、自分たちの実力を思い知らされましたが、全国で4位になったということは、大きな自信になりました。」
【中3】速報!「全国中学生英語ディベート大会」4位入賞(祝)
9月25日(日)9:00~17:30、「第12回全国中学生英語ディベート大会」がオンラインで開催されました。全国から31校が参加し、難易度が高いHEnDA(全国高校英語ディベート連盟)の大会規則に基づき実施されました。佐附中チームは、第1試合から第4試合まで「全勝」という快挙を成し遂げました。複数の全勝校があったため、僅差で「4位入賞」(2年連続)となりました。おめでとうございます。
参加校は、私立や公立の中高一貫教育校や大学の附属中がほとんどで、レベルの高い大会です。
佐附中のメンバー(7名)は、6月頃から練習を重ねてきました。
今回の論題は、
日本語ディベートの論題と同じです。
4試合の結果です。4戦全勝です。
第3試合のみは、その場で論題が発表されました。
「Beauty contests は害がある。是か非か」です。
佐附中チームは否定側で戦い、勝利しました。
第4試合終了後、決勝戦の対戦校が発表されました。これが、4試合終了時点の1位と2位の対決となります。発表されたのは、渋谷教育学園幕張と渋谷教育学園渋谷の大本命の2校でした。優勝の夢は潰えましたが、4戦全勝は過去最高で、それだけでも大きな価値のある成績です。
決勝戦終了後、入賞校の発表がありました。
昨年度に引き続き、2年連続の「4位入賞」は快挙です。前年度の好成績のプレッシャーに負けずに、力を発揮できただけでなく、全国で優勝を狙える実力であることが証明されたことは、大きな自信になったと思います。
*メンバーの感想などについては、また、改めて紹介します。
身近な風景 ~ヒガンバナ2022
9月22日(木)、三毳山の西のふもとにある「万葉庭園」のヒガンバナが見頃を迎えています。八分咲きくらいで、斜面の上の方から下の方へと次々に咲き始めています。
池の水面に映る姿が印象的です。他では味わえません!お勧めです。
さすがに「彼岸花」というだけあって、ちゃんとお彼岸の頃に満開になりそうです。この状態でも十分楽しめますが、池の水面近くまで花が咲くと、もっと真っ赤に見えると思います。3連休の後半の方が、より赤い部分が増えていると思います。
上の方ほど、満開です。
<9月25日>満開でした。多くのカメラマンが写真を撮っていました。
【中学】夏休み中のボランティア報告(スポーツ交流)
9月21日(水)放課後、中学2年生の田中さつきさん、若林千悠さん、1年生の大久保琥桜君の3名が、夏休み中のボランティア活動の報告に来てくれました。3名は、佐野市社会福祉協議会主催の「障がい者スポーツ交流会」に参加しました。
報告に来てくれた田中さん、若林さん、大久保君
3名はそれぞれ、佐野市の広報といっしょに配られる「社協だより」7月号に載っていた「ボランティア活動」の募集を見て、やってみようと思ったそうです。事前学習会(8月9日)、交流会(8月19日)、事後学習会(8月23日)に参加しました。
事前学習会(8月9日)には、佐野市内に住んでいる中高短大生18名が参加しました。
まず、「ボランティア活動」について学び、交流会に参加する障がい者等に関する理解を深め、交流会でのグループに分かれてワークショップを行いました。「ふれあいシート」(自己紹介用)を作ったり、パラリンピック正式種目である「ボッチャ」のルールを理解したり、交流会での個人やグループの目標を決めたりしました。
ちなみに、3名はそれぞれ、次のような目標を立てたそうです。
田中さん「障がい者とのふれあいや交流によって、理解を深め、ボッチャを楽しむ。」
若林さん「ふれあいながら、楽しく安全にボッチャを行う。」
大久保君「こちらから積極的に話しかけ、仲良くボッチャを楽しむ。」
交流会(8月19日)では、グループごとに、障がい者と「ボッチャ」をプレイしながら、交流が行われました。
ボッチャは、ヨーロッパで障がい者のために考案されましたが、障がいのあるなしに関わらず、すべてのひとが一緒に、そして競い合えるスポーツです。
ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに、赤・青それぞれ6球ずつのボールを投げたり、転がしたり、他のボールに当てたりして、ジャックボール(目標球)にいかに近づけるかを競うゲームです。
ボッチャのルールや面白さについては、「日本ボッチャ協会」や「JAPAN BOCCIA CLUB」のHPをご覧ください。
「日本ボッチャ協会」HPより https://japan-boccia.com/about
「JAPAN BOCCIA CLUB」HPより https://japanboccia.com/
3人は、交流会でこんな体験をしました。
田中さん「私たちのグループは、視覚障害(全盲)の夫婦と一緒にプレイしました。全盲という先入観がありましたが、普通に歩けたり、ほとんど一人でできることに驚きました。ボールを投げる時も、周りの手ばたきや、声で方向や距離を伝えることで、正確に投げることができていました。」
若林さん「私たちのグループには、発達障害で人見知りがちの小学生がいて、打ち解けるまでに時間がかかりました。最初に比べると、少しずつ話せるようになってきました。」
大久保君「私たちのグループにも、人見知りの子がいました。最初は全然話すことが出来ませんでしたが、最後は、一緒に笑ったりして、楽しんでくれました。」
そして、事後学習会(8月23日)が行われました。
3人は、このボランティア活動に参加し、こんなことを感じました。
田中さん「このようなボランティア活動を体験できて、障がい者に対する考えが変わりました。今度は別なボランティアにも参加したいと思いました。」
若林さん「障がい者について知ることが出来ました。これまでにもボランティア活動に参加したことはありましたが、作ったものを手渡すだけだったので、身近でふれあいながら、一緒にプレーしたり、話したり出来たことは初めての体験でした。災害時のボランティア活動などもやってみたいと思いました。」
大久保君「今まで、障がい者とふれあうことはなかったので、一緒に遊べて楽しかったです。こういう接し方もあるんだなと思いました。以前、佐野市が台風の被害にあった時、どろかきボランティアをしている姿をみて、自分もやってみたいと思っていました。これからも、機会があれば、いろいろなボランティア活動に挑戦してみたいです。」
*3名とも、素晴らしい体験ができたことが伝わってきました。新たな一歩を踏み出した結果だと思います。良かったですね。これからも、いろいろなことにチャレンジしてください。応援しています。
【中1】水素の発生と燃焼(理科、中村先生)
9月21日(水)5限目、中学1年2組の「理科」の授業(中村先生)を見学しました。気体の性質を調べる単元で、本時は、①水素を発生させて、②集めて、③性質を調べる(燃焼させる)という実験を行いました。
発生する気体を集めています。
今日の実験の手順が示されています。
(1)水素を発生させる → マグネシウムリボンを入れた試験管に、塩酸5mlを加える。
塩酸5mlを正確に測って試験管に入れる作業は、簡単そうですが、実は基礎ができていないと危険を伴います。塩酸が飛び散る可能性もあります。親指と人差し指でピペットのゴムキャップをはさみ,残りの指でガラスの部分を持ち、安定させることが基本です。そのうえで、
①親指でゴムキャップをおして空気を出し,そのまま先を塩酸の容器に入れます。
②親指を静かにゆるめて塩酸を少し多めにすい上げ、親指の力加減でぴったりに量を調節します。
③そのまま、ピぺットの先を試験管の口に近づけ、親指でゴムキャップを押し、塩酸を流し入れます。
これがきちんとできていると「科学者」のように見えますし、できてないと危なっかしくて見てられません。
(2)発生する水素を集める(水上置換)
水素は水に溶けにくいので、水を満たした試験管に発生した水素を入れ、水を追い出して、水の上に気体を集めます。この方法を水上置換といいます。
試験管が水素で一杯になったら、次の試験管を水槽に入れ、水を満たして水素を集めます。この作業は、チームワークが大切です。どの班もみんなで協力していました。
(3)集めた水素の性質を調べる(→燃焼させる)
試験管に集めた水素にマッチの火を近づけて燃焼させます。危険を伴うので、中村先生からやり方の説明がありました。
自分たちでもやってみます。水素は、試験管3~4本分とれたので、一人ずつ交代でやっていきます。
一人は試験管を手に持ち、ゴム栓をはずします。もう一人がマッチで火を点け、試験管の口に近づけます。
水素は「ピュッ」と音を立てて燃焼します。思わず体がのけぞったりしますが、これはこの実験の一番の見どころでもあります。
*簡単な実験ではありますが、この実験には、実験の基本的な操作がぎっしり詰まっており、なぜこのような方法で気体を集めるか、など、正確な知識と考察力も必要です。
*この授業を見学した限りでは、そうしたことがきちんと身についていることを感じました。
*また、何人かの生徒に「理科は好きですか?」と聞いてみたところ、ほとんどの生徒が「好きな方です。」と答えてくれたのは嬉しかったです。実験が楽しめると、理科そのものも楽しくなってくると思います。頑張ってください。
【高3】体育「ダンス発表会」
9月20日(火)7限目、高校3年3・4組の「体育」(川田先生、増田先生、滝川先生)の授業を見学しました。「ダンス選択者」の最後の発表会(後半5班)を行っていました。
生徒の皆さんの最後の発表会にかける意気込みに、ただただ圧倒されました。素晴らしかったです。
【中3】知事盃ゴルフ・中学女子「優勝」
9月19日(月、祝日)、高根沢町の県民ゴルフ場で開催された「第59回県知事盃争奪ゴルフ競技大会」ジュニアの部(中学女子)で、中学3年1組の二渡行夏(ふたわたり あんな)さんが、見事「初優勝」に輝きました。おめでとうございます!
9月20日付け下野新聞第1面より(HP掲載許諾済)
身近な風景 ~ヒガンバナ2022
9月19日(月)台風の影響で、時折、雨が激しく降る中、真っ赤な「ヒガンバナ」が、より鮮やかに目に映りました。
栃木市岩舟町の「村檜神社」の参道付近
古い郵便ポスト(現役です)の色とよく似ていました。
【中高】中高の全国大会の好成績を佐野市長に報告
【中高】「将棋全国大会」好成績の紹介記事
9月14日(水)・15日(木)、中学3年の石原橙真君と高校3年の竹熊柊君に関する記事が、連日、下野新聞で紹介されました。
9月15日付け下野新聞より(HP掲載許諾済)
【高校】第1回SG(Sano グローカル)教養講座
9月17日(土)午前中、「第1回SG(Sano グローカル)教養講座(5講座)」を開講しました。本講座は、SGH終了後の令和3年度から「Sano グローカル構想」の一環としてスタートしました。各分野の第一人者を講師にお招きし、本物に触れることで、今、日本でどんなことが起こっているのか、何が課題なのかを知ってもらうことをねらいとしています。
今回の講座の講師として、以下の5名の先生方にご講演いただきました。
1 北海道立北の森づくり専門学校
主査:佐々木健人先生
2 日本両棲類研究所
所長:篠崎尚史先生
3 中央AI専門学校開校準備室
特別顧問:鈴木壮治先生
4 一般社団法人えんがお
代表:濱野将行先生
5 (株)時事通信出版出版事業部
部長:坂本健一郎先生
本日は、以下の日程で行われました。生徒(高校1,2年生は全員、高校3年生は希望者のみ)は希望する講師の講演に参加しました。
①講演(質疑応答含む)
9:00~10:30(90分間)
②振り返り記入(スマホ等)
10:30~10:45(15分間)
③休憩・移動
10:45~11:00
④課題研究指導(交流会)
11:00~11:45(45分間)
まずは、各講座の「講演」の様子です。
1 北海道立北の森づくり専門学校・佐々木健人先生(北海道からオンライン、生物室、36名受講)
2 日本両棲類研究所長・篠崎尚史先生(選択3教室、45名受講)
3 中央AI専門学校開校準備室特別顧問・鈴木壮治先生(旭城ホール、69名受講)
4 一般社団法人えんがお代表・濱野将行先生(英語演習室、63名受講)
5 (株)時事通信出版出版事業部部長・坂本健一郎先生(選択4教室、73名受講)
各講座終了後、講師の先生3名のご厚意により、生徒の課題研究について、アドバイス等をいただく「交流会」(選択3教室)が行われました。ここでは、講師の先生の専門分野に関連する生徒の「課題研究班」が、直接ご指導をいただきました。
*各講座のさわりだけしか観ることが出来ませんでしたが、どの講座も、各分野の最先端の研究や事業に関する興味深いお話でした。生徒の課題研究を深める上で、大きな刺激を受けたのではないかと思います。とても有意義な「SG教養講座」でした。
【高校】ボート部、谷中湖特設コースでの練習
9月17日(土)午後、とちぎ国体の会場である「谷中湖特設ボートコース」での練習を見学・応援に行きました。ボート部は、来たる国体(10月1日~4日)に向けて、9月16日(金)~19日(月)にかけて、現地で合宿を行っています。
少年女子クオドルプル(佐高3名:堀越紅羽、藤倉望妃、藤倉麻妃+佐野東高2名の栃木県チーム)
「谷中湖特設ボートコース」は、渡良瀬遊水地にある谷中湖に設置されています。ボート競技は、写真の白丸の辺りで行われます。矢印の方向から見ています。普段の「渡良瀬川特設コース」とは異なり、広い湖ですので、湖岸から見るとかなり遠くで漕いでいる感じがします。
本校から国体ボート競技に出場する種目と選手は以下の通りです。女子ダブルスカルは本校生コンビですが、他の種目は佐野東高校ボート部との「オール栃木」最強チームを編成しています。
少年女子ダブルスカル
S福地琴美(2年1組)
B高瀬綾乃(2年2組)
少年男子ダブルスカル
S青木瑛久(3年3組)
少年女子クォドルプル
S藤倉望妃(3年3組)
3堀越紅羽(3年3組)
B藤倉麻妃(3年2組)
少年男子クォドルプル
S清水雅裕(2年4組)
3宋 佳修(1年4組)
2船田佳佑(2年2組)
B三田翔愛(1年2組)
そして忘れてはならないのが、‥
成年女子シングルスカル
増田 萌(教諭)
谷中湖では桟橋がないので、湖からボートを引き上げるのが一苦労です。湖岸はぬるぬるして、つるっと滑りそうです。しかし、ここで転倒したら大変なことになりますので、皆、集中しています。
今日は、朝9時から15時過ぎまで、ひたすら漕ぐ練習を続けてきました。
疲れている中にも、笑顔が絶えません。3年生の4人です。
そして、1,2年生と増田先生です。
最後に、テントを撤収し、ボートを艇庫まで運びます。
栃木県の艇庫は、ここから歩いて20分くらいのところにあるそうです。
練習は、19日(月)まで続きますが、台風の影響が心配です。
明日は体育館での練習になるかもしれないそうですが、頑張ってください。応援しています。
PS :増田先生から合宿中の一コマの写真をいただきました。
宿泊先は「古河スポーツ交流センター」のようです。かなり大きな施設という感じがします。
17日(土)の午前練の後の昼休みです。テントの中で休んでいます。
昼休みの気だるい雰囲気が背中から伝わってきます。午後練もよく頑張りました。
「正々堂々」ハイヒールをはいたお坊さん
9月14日(水)15時、「一向寺」(佐野市堀米町)の住職である 東 公章さんが来校し、一冊の本を贈呈してくださいました。
「正々堂々 私が好きな私でいきていいんだ」ハイヒールをはいたお坊さん西村宏堂さんのご著書です。西村さんは、8月25日に佐野市で講演をしてくださいましたが、実は、本校の「第3の制服」が、実現の「きっかけ」となっていました。
(右側)佐野市の人権・男女共同参画課(人権推進係)の亀山さん
西村宏堂さんは、僧侶で、メイクアップアーティスト、LGBTQでもある独自の視点で「性別も人種も関係なく皆平等」というメッセージを発信しています。
1989年東京生まれの西村さんは、ニューヨークのパーソンズ美術大学を卒業。ミス・ユニバース世界大会やNYファッションウィークなどで、メイクを行い、世界的に高い評価を得ています。2021年にTIME誌「Next Generation Leaders」に選出されました。
ニューヨーク国連本部やイェール大学、増上寺などで講演を行い、その活動は、NHKやBBC(英国放送協会)など、国内外の多くのメディアに取り上げられています。現在は、ロンドンを拠点に活躍されているそうです。
そのような多忙な西村さんが、先月25日、佐野市文化会館で、「ハイヒールを履いた僧侶から学ぶ、自分に自信をもつ方法」と題するオンライン講演をしてくださいました。
西村さんは、現在では、お坊さんとしてお経を唱えて、メイクもして、ハイヒールも履き、キラキラのイヤリングもつけて、同性愛者であると公言されています。しかし、堂々と胸を張って自分のことを話せるようになったのは26歳からで、それまで周囲の人たちと違うセクシュアリティを隠し続けてきたそうです。特に高校3年間は「暗黒の谷」で、心を許せる友だちはひとりもできませんでした。
西村さんは、本校が昨年度、生徒たちによって「第3の制服」を導入し、自由に選べる制服となったことを知り、感銘を受けたそうです。そして、そのような高校のある「佐野市」でならと、御多忙な中、講演を引き受けてくださいました。意外な縁がありました。
皆さんの行動が、皆さんが知らないところで、気づかないうちに、西村さんを、そして社会をも動かしていたことを知りました。西村さんから、皆さんにも是非、読んでいただきたいと、自伝的な著書である「正々堂々 私が好きな私でいきていいんだ」を贈呈してくださいました。それを届けるために、同じ宗派の住職である東さん、そして、佐野市の人権推進係の亀山さんが、本日、校長室まで来てくださいました。この本は、図書室に置いておきますので、是非、手に取って、読んでみてください。
【中1】ホットケーキ作り(家庭科・保科先生)
9月14日(水)5限目、中学1年3組の「家庭科」の授業(保科先生)を見学しました。今日は、調理実習で「ホットケーキ」を作っていました。
おいしそうにできました。
最初に、保科先生から、材料や調理方法、注意点などについて、お話がありました。
生徒は、班ごとに必要な材料を取りに来ています。
続いて、材料を混ぜ合わせて、ホットケーキの生地を作ります。
いよいよ、フライパンで焼きます。今の生徒は、ガスを使っていない家庭もあるので、ガスで火を付けるという経験があまりないようです。先生や友達に教わりながら、やっていました。
フライ返しでひっくり返します。
焼き上がりました。完成です。
出来上がったホットケーキは、被服室に持って行って、対面にならないように食べました。
「ふわふわでおいしい」といった感想が聞かれました。自分で作ったとあれば、なおさらですね。
これで、ホットケーキというレパートリーが加わりました。
家でも作ってみてください。
【高校】ボート部、「表彰カード」差し上げました。
9月13日(火)昼休み、インターハイで活躍したボート部の3年生4人が校長室に来てくれたので、前から渡す予定だった「表彰カード」を差し上げました。喜んでもらえて嬉しいです。
「表彰カード」は、飛駒和紙で作った特注品です。
【高3】「英語表現Ⅱ」の授業見学(久保田先生)
9月12日(月)7限目、高校3年1・2組の「英語表現Ⅱ」の授業(久保田先生)を見学しました。「読解力と表現力を高めるSDGs英語長文(三省堂)」というテキストを使って、Lesson 7 (Goal 7) 「ARRORDABLE AND CLEAN ENERGY エネルギーをみんなに そしてクリーンに」で、ウクライナのチェルノブイリ原発事故に関する長文に取り組んでいました。
気づいた人もいるかもしれませんが、このテキストは17のLesson からできており、それぞれが、SDGsの17のGoal に対応する長文(課題等)を扱っています。
チェルノブイリ原発事故は、1986年4月25日に発生し、翌26日、原子炉は暴走し、水蒸気爆発を起こして破壊され、大量の放射性物質が大気中に放出されました。その結果、現在もなお、原発から半径30キロ以内の地域での居住が禁止されています。
赤い部分が現在のウクライナ。その北はベラルーシ。
テキストでは、事故の様子や現状などについても紹介されています。そうした長文の英文をもとに、生徒たちは読解したり、表現したりしていました。また、お互いに英文を読んで、意味を説明していました。皆、意欲的に取り組んでいる姿が印象的でした。
今日のLessonのまとめとして、当時のチェルノブイリの原発事故に関する証言のインタビューなどを動画で視聴しました。
最後は、時間まで「聞き取り」が行われました。
*SDGsに関する大学入試の出題も多く、関連するテーマを理解したり、よく出てくるキーワードを知ることは、英語と時事的な勉強の両方を兼ねている素晴らしい受験勉強だと思いました。
また、今回のウクライナでのチェルノブイリ原発事故は、現在進行中のロシアの侵略の中で、原発が重要な位置を占めていることを改めて学ぶ、絶好の機会でもあります。「英語表現」の授業もシンカしていることを実感しました。
SDGsの他のGoal についても、どんな内容を扱うのか、興味を持ちました。
【中学】全国中学生英語ディベート大会(練習)
9月12日(月)放課後、「第12回 全国中学生英語ディベート大会」(9月25日、オンライン開催)に向けた練習を見学しました。6月頃、中学3年生を対象に参加希望者を募り、夏休み中などに定期的に練習を重ね、現在は、来週末の大会に向けた「最終調整」をしています。
集まった7名の有志生徒(相澤勇太君、浅田優君、井本宙汰君、黒澤さくらさん、朴正勲君、村田桜彩さん、山口紗季さん)
大会では、4試合を行いますが、そのうち3試合は準備型(論題:日本は中学生以下のスマートフォンなどの使用を禁止すべきである。是か非か)で、1試合は即興型です。夏休み中は、準備型での練習を積んできましたので、現在は、何が出るか分からない即興型の練習を繰り返しています。
ちなみに、今日の練習のお題は、
「中高生にとって、ボーイフレンドやガールフレンドを持つことは、時間の無駄である。是か非か」でした。
このお題が出るかどうかはわかりませんが、とにかく、お題が発表されたら、15分間で、それぞれの立場(是か非か)の論理構成を考えなければなりません。さらに、それを相手に英語で伝えなければなりません。そう簡単なことではありません。しかし、生徒たちは整然と、それぞれの役割を果たし、スピーチしていました。
*これまで練習を積んできたせいか、ちょっとやそっとでは動じない、安定感が感じられました。チームとしての目標もあるようですが、順位にはこだわらず、英語ディベートを楽しんで欲しいと思います。応援しています。
【中3】数理探究「連分数の魅力」(宇都宮大学・鈴木先生)
9月12日(月)、3・4限目、中学3年1組の「数理探究」(数学分野)の授業を見学しました。今日は、宇都宮大学共同教育学部の鈴木拓先生を講師にお迎えし、「連分数の魅力 ~数当てゲームと近似のお話」というテーマで、数学の面白さを教えていただきました。なお、1・2限目は3年3組、5・6限目は3年2組で、同じ授業が実施されました。
授業は、まず、「連分数とは何か」から始まりました。
連分数とは、
・分数の分母に更に分数が現れるような式
・分子の数は全て1
これらを満たす分数です。
分子の数が分母より大きい分数を「過分数」といいますが、「過分数」は、下図のように簡単に「連分数」で表すことが出来ます。
実際に、いくつかの過分数を連分数に直してみました。できたら、周りの生徒同士で確かめました。
次は、「数当てゲーム」です。
例えば、X=3.6842105‥ という少数は、分数で表すとどんな数になるでしょう。これが「数当てゲーム」です。
「そんなこと当たりっこない」普通に考えれば、そう答えるでしょう。でも、「連分数」を使うと意外と簡単に出来るんです。ただし、電卓は使います。鈴木先生は、電卓の画面を示しながら、どのキーを押せばいいか、までわかりやすく丁寧に教えてくださいました。
実際に、いくつかの少数を分数で表しました。
合っているかどうか、生徒同士で確かめています。
もうだいぶわかってきました。だんだん楽しくなってきました。
次に、有理数と無理数を連分数で表すと、どのような違いがあるか、確かめました。無理数とは、√2のような数です。無理数は、連分数で表すと、無限に続き、終わりがありません。(これを無限連分数というそうです。)
2時間連続の授業の1時間目は、この辺りで終わりました。休み時間の後、後半へと続きました。
2時間目は「連分数による近似」です。
例えば、円周率(π=3.1415926‥)は無理数ですので、分数で表すことはできませんが、連分数を使うと、近似する数で表すことが出来ます。ちなみに、円周率の1次近似は π ≒3、2次近似は π ≒ 22/7 (→7分の22です)、3次近似は π ≒ 333 / 106 (→106分の333です)
同様に、√3(≒1.7320508‥)や√5(≒2.360679‥)などの近似を連分数を使って求めました。
さらに、連分数を使うと、「1太陽年」の近似を求めることが出来ます。
「1太陽年」とは、地球が太陽の周りをぐるっと1周するのにかかる日数です。1年365日と言われていますが、実際は365.2421895‥という数値です。つまり、1年を365日とすると、4年で約1日分増えてしまいます。そこで、4年に1回、うるう年がやってくるのですが、これでもずれが生じるので、「100年に1度、うるう年を例外で平年とする」、さらに「400年に1度、例外の例外で、平年としないでうるう年とする」というルールがあります。
これを「グレゴリオ暦」といい、多くの地域で採用されています。
また、「イラン暦」というのもあり、「128年に1回、例外で平年」としています。
実は、「イラン暦」の方がより正確で、1太陽年を連分数で表したときの5次近似である365+ 31/128 に基づいています。
*こんな風に、日常生活の中に、連分数の考え方が息づいていることを知り、鈴木先生の特別授業は終わりました。大満足で、とても楽しい授業でした。「数学って面白いな」と感じてくれた生徒がたくさんいたことを期待しています。
身近な風景 ~ヒガンバナ2022
9月10日(土)足利市の名草上町の土手には「ヒガンバナ」が咲いていました。もうすでに花が終わって枯れかけているのもありました。ヒガンバナは、その名の通り、お彼岸付近で咲くことが多いのですが、異例の早さです。9月初旬には開花していたことになります。一体、何があったのでしょうか? 佐野市内や栃木市内では、開花はまだ先です。謎がまた一つ増えました。
足利市名草上町のヒガンバナ(すでに盛りを過ぎているものもあります)
白いヒガンバナもまとまって咲いています。
花の赤い色が白っぽくなっているのは、枯れかかっています。
これに比べると、佐野近辺はまだ開花には至っていません。
栃木市岩舟町小野寺のヒガンバナ(9月11日。ようやく茎が伸びてきました。満開まで1週間くらいかかりそうです)
身近な風景 ~中秋の名月がきれいです。
9月10日(土)、今日は満月、中秋の名月です。今週は雨模様の天気が続きましたが、今日はさわやかな一日となりました。夜空も晴れ渡り、中秋の名月がとてもきれいです。皆さんも、夜空の月を眺めてみませんか。
21時30分撮影
前日の9日(金)には、保健室の入り口でも、一足早い「満月」を見ることが出来ました。
うさぎの姿も見えますね。
身近な風景 ~クリケット(エンバシーカップ)
9月10日(土)16時30分~ 「佐野市国際クリケット場」(旧田沼高校跡地)で「2022エンバシーカップ」の表彰式とセレモニーがあり、佐野高校も招待されていましたので、参加しました。クリケットはイギリスで発祥したスポーツであるため、英連邦諸国ではサッカーなどと並び高い人気があります。会場では、エリザベス女王が8日に崩御されたため、献花台や記帳台が設けられ、セレモニーの開始前には、全員で黙とうしました。
エンバシーカップとは、各国の在日大使館(エンバシー)の職員によるチームの国際試合です。参加チームは、イギリス、インド、スリランカ、パキスタン、ネパール、アンザック(オーストラリアとニュージーランドの合同チーム)、日本です。公用語は英語が使われていました。
インド、パキスタン、バングラデシュなどでは最も人気のあるスポーツで、インドでは圧倒的に一番人気スポーツです。川俣先生も通訳を兼ねて参加してくれたので、インド大使館の方ともお話しすることが出来ました。日本の野球と同じくらい、インドではクリケットが人気だそうです。
「クリケット・ワールドカップ」は200以上の国と地域で視聴されていて、サッカーのワールドカップ、夏季オリンピックに次いで世界で3番目に視聴者数の多いスポーツイベントだそうです。(Wikipediaより)
佐野にある「国際クリケット場」は、なんと日本で唯一の施設であり、選手の皆さんは、「とても素晴らしい競技場だ!」と絶賛していました。クリケットをするために佐野を訪れる外国人のリピーター率は非常に高いそうです。
「鏡開き」(日本酒の酒樽のふたを叩いて割るイベント)が厳粛に行われました。
日本の「鏡開き」は、外国ではとても珍しく、たくさんのカメラマンが押し寄せました。
何人かの日本人によるスピーチ(同時通訳がありました)があり、日本ではちゃんと聞いていないと怒られそうですが、参加国の皆さんは、とても大らかで、思い思いにリラックスして楽しんでいたのが印象的でした。
この日は、とても爽やかで、時折、涼しい風も吹いてきて、気持ちの良い夕刻でした。空を見上げると、唐澤山に雲がかかっていました。多くの国の人々が一堂に会し、「あの雲、何に見えるかな」などと、ぼーっとできるのは、平和であることの象徴にも思えました。
ジャズの生演奏を聞きながら、会場を後にしました。
【中2】「数学」の授業見学(安藤先生)
9月9日(金)2限目、中学2年1組の「数学」の授業(安藤先生)を見学しました。今日の単元は、「3節 一次関数の利用」で、学習のめあては「2つの数量の関係を一次関数とみなし、問題を解決しよう」でした。
例えば、山に登ると、だんだん気温が下がってくることは、経験的に知っていることと思います。理科の授業では、100m上がるごとに気温は0.6℃下がる、と習うと思います。これは理論的な値で、実際にはきっちりその通りには行かないと思います。風向きや天候など、変動する要素があるからです。
しかし、逆に、実際の高度と気温のデータが複数あれば、そこから関係性(一次関数)を導き出し、測定していない地点の数値を予想することが出来ます。今日の授業は、富士山の五合目、六合目、七合目、そして地上の4つの地点のデータから、それらを一次関数とみなして、式を導き出し、八合目の気温を予想する、ということが「学習のめあて」に設定されています。数学が実生活でどのように役立っているかも実感することが出来ます。
授業は、時間を区切って、何をどこまでできるようにするかが、最初に示されます。まずは、自分で考えてみます。その中で、わかりにくいところがあれば、グループの中で自由に聞き合うことが出来ます。その間、先生は、個別に教えるというのではなく、どこでつまづきやすいか、間違えやすいポイントなどを把握しています。
設定時間終了後は、問題を解く上でのポイントを再確認しています。
授業時間内で、その時間の「学習のめあて」を達成しています。
さらに、本当に理解しているかどうかを確認するための改善策として、授業の初めに、前時の学習内容が身についているかどうかを小テストで確認しているそうです。
その結果、ほとんどの生徒は学習内容を理解していることが分かりました。
理解が不十分な生徒に対しては、個別に教えることで、誰も取り残さない授業を目指しています。
授業の最後には、振り返りシートで、今日学んだことや、疑問点などを記入して提出しています。
*このような授業の進め方は、まだ一般の中学校ではやられていませんが、新しい学習指導要領に則った「個別最適学習」を目指した先進的な授業であり、おそらく、数年後はスタンダードな授業展開として広がっていくのではないかと思っています。生徒たちも慣れてきました。
【中2】夢中になるのは悪いこと?(道徳・高木先生)
9月9日(金)7限目、中学2年1組の「道徳」の授業(高木先生)を見学しました。「夢中になるのは悪いこと?」というテーマで、望ましい生活習慣について考えていました。スマホの使い方などが話題になりました。
授業では、まず、授業が終わってから、次の日に学校に行くまでの過ごし方をプリントに書き込み、自分の自由な時間について、話し合いました。
自由な時間の使い方として、ネットゲームが手放せないなどの「依存」に悩む若者の事例について、紹介されていました。そこで、携帯電話やスマホが手放せない人に対して、どんなアドバイスができるか、それぞれで考え、その結果を周囲で話し合ったり、発表したりしました。
「他にやりたいことを探せ!」「ケータイを閉じ込めろ!」「計画を立てて規則正しく!」などの意見がでましたが、それができないから「依存」になっていることも分かってきました。
また、「夜中でも友達からラインが来たらどうする?」など、身近な問題に対しても、それぞれの考えや思い込みなどがあることもわかりました。今はスマホを持ってない、という生徒もいますが、今後、スマホとともに、どのように生活するかは、誰もが考えなければならないことです。授業の中でも答えは見つかりませんでした。
しかし、課題であると認識すること(=課題の発見)が、課題解決の第一歩です。この授業をきっかけに、自分たちのスマホの使い方について、考えて欲しいと思います。さらに、この授業から、子どもにだけ課題を預けるのではなく、大人がお手本を見せることも大事なことだと感じました。(子供に注意していることを自分でもやっていたら説得力ありませんよね。)
【中3】数理探究「化石から見る地層の成り立ち」
9月8日(木)6・7限目、中学3年2組の「数理探究」の授業を見学しました。今回は、葛生化石館の奥村よほ子先生をお招きし、「化石から見る葛生地区を中心とした地層の成り立ち」と題して、講義と実習を行いました。
今回は、地層の成り立ちや葛生で産出された動物の化石などのお話に加えて、現在、葛生化石館で開催している企画展「歯の進化の話 ~今も昔も歯が命」に因んだ、動物の歯に関するお話もありました。歯が一本でもあれば、その動物の種名までわかってしまうこともあるそうです。
後半は、実際に葛生で採取された地層の断片から、化石(フズリナ、ウミユリ等)を探す実習が行われました。
フズリナとウミユリの化石がたくさん見つかりました。皆、夢中で探しています。
ウミユリの化石の断片から、実際の姿の復元に挑戦している生徒もいました。
最後に、代表の生徒が「お礼の言葉」を述べ、特別講義は終了しました。生徒の素晴らしい「スピーチ」に感動しました。
とても楽しい特別講義でした。生徒たちは、満足して帰っていきました。
中3の1組と3組については、9月30日に、奥村先生による特別講義が予定されています。
【中3】スピーチで社会に思いを届ける(国語・石塚先生)
9月7日(水)6限目、中学3年1組の「国語」の授業(石塚先生)を見学しました。「説得力のある構成を考えよう ~スピーチで社会に思いを届ける~」という単元で、ちょうど「スピーチの会」を行っていました。
聞き手の心に届くスピーチは、人々の価値観や行動に影響を与え、社会を変える力になります。この単元では、自分が心から訴えたいことを見つけ、クラス全体に向けて実際にスピーチを行います。
スピーチを行う手順として、以下のように進めていました。
①話題を決めて、情報を集める
②話の構成を考える
③スピーチの会を開く(本時)
タブレットを活用して、話題を探したり、情報を集めます。
それらをもとに、話の構成を考えます。
スピーチでは、タブレットを使って、図を見せながら行う生徒もたくさんいました。
教室の前と後ろの2か所で、スピーチが行われていました。
「スピーチで大切な三つのポイント」は、信頼、感情、論理、とされています。それらが伝わっているかに注目しながら、相互評価をしています。
生徒たちは、国語の授業だけでなく、すでにいろいろな場面でスピーチやプレゼンを経験しているので、これまで自分たちが行ってきたスピーチやプレゼンが、本当に説得力があったのか、ふり返る機会でもあったようです。
授業終了後、どのスピーチがどのように良かったのか、わかりやすく説明してくれました。
【中高】囲碁将棋部の取材がありました。
9月7日(水)放課後、下野新聞の記者が来校し、高校3年の竹熊柊君(全国高校竜王戦準優勝)と中学3年の石原橙真君(全国中学校選抜将棋大会第3位)が取材を受けました。
近々、下野新聞で紹介されるそうです。
↑取材を受ける竹熊柊君
↑取材を受ける石原橙真君
*二人は、これまでにいろいろな取材を受けたり、報告をしたりしていますが、いつも謙虚に自分の考えなどを丁寧に伝えているのが印象的でした。
【中学】「日本語ディベート」全国ベスト16(報告会)
9月7日(水)放課後、中学の特設部である「日本語ディベート」の全国大会初出場・ベスト16の報告会がありました。全国大会に出場した中学3年生6名が校長室に来てくれました。
手に持っているのは、全国大会の予選リーグで戦った2校、そして、決勝トーナメントで戦った1校の対戦相手から贈られた色紙です。全国大会で戦った証として大切にしています。
予選リーグでは、強豪校の「愛知教育大附属中学校」に敗れたものの、熊本県の「マリスト学園中学校」に勝利し、決勝トーナメント進出を決めました。決勝トーナメントでは、1回戦で「名古屋市立浄心中学校」に僅差で敗れましたが、ベスト16という結果を残しました。
全国大会出場校の中で、本校は唯一の初出場で、それだけでも凄いのですが、決勝トーナメントでベスト16になったことで、佐高附属中の名が、改めて全国に知れ渡りました。本校で「日本語ディベート」が誕生してから8年目の快挙達成でした。
(左から)
部長の落合宥來さん
「今大会を終わって、全国大会の場でディベートをすることができた喜びを感じたと同時に、レベルの高さを実感しました。このメンバーと一緒に試合をすることができて良かったです。」
副部長の黒田詩乃さん
「初の全国大会で不安もありましたが、チームのみんなで乗り越えることができ、最高の試合になりました。この学校のディベート部で3年間を過ごすことができ、本当に良かったです。」
(右から)
副部長の松葉紳一郎君
「今回初めて、この5人と一緒に大会に参加しました。試合には出ず、サポートに回っていました。もっといいサポートが出来たのではと、少し後悔していますが、楽しいディベートができて良かったです。」
島田琉睦君
「初の全国大会ということで、少し緊張しましたが、全力で楽しむことが出来ました。オフラインの大会も初めてだったので、自分のベストをあまり出せなく、悔しい部分が残ってしまいましたが、それを含めて、良い経験をすることができました。本当に良かったです。チームと協力し、全力で試合に臨み、やり切りました!」
田所桜空さん
「全国の強豪と戦ってみて、全国を突破した壁があったように、全国には全国の壁がありました。他の中学校に勝つためには、まだまだスピーチの質を上げる必要があるなと感じました。中学生活の中で一番熱心になれたのがディベートでした。ここまで部員全員とこれて良かったです。」
秋葉ひなたさん
「全国のレベルの高さに驚いたとともに、もっと強くなりたいと思えました。ディベートに本気になれた幸せな3年間でした。」
*6人の報告を聞き、チームの団結力の強さを感じました。全国の舞台に立って初めて見える風景を目にすることができたことは、とても貴重な体験だったと思います。人間的にも大きな成長があり、ディベート活動で身に付いた力も大きいのではないかと思います。
また、せっかくの中高一貫ですので、これで終わりではなく、何らかの形で、今後もこうした活動を続けていって欲しいと思いました。
6人には、「表彰カード」を差し上げました。
【中高】「アンブレラスカイ」後片付け
9月6日(火)今日は、3日に開催された「旭城祭」の後片付けが行われました。アンブレラスカイで使った約100本の傘は、雨にぬれたりしていますので、一つ一つ洗剤で手洗いし、乾かしてから、丁寧に箱詰めされました。これらは、無償で貸してくださった館林市の谷田川さんにお返しする予定です。ありがとうございました。
中学生たちが丁寧に洗ってくれました。
洗った傘は、中庭で乾かします。
乾いた傘は、箱詰めしています。
作業は、放課後、2時間程度で終了しました。ご苦労様でした。
【中高】保護者公開に向けての準備
9月2日(金)16時、最後の点検で各会場を巡回しました。明日の保護者(同居の家族)への公開に向けて、準備が整ってきていました。今日は、最大19時まで残って準備するクラスや団体があるようです。
巡回のルート順に目にしたものです。完成度は様々ですが、生徒たちが楽しんで取り組んでいることは伝わってきました。保護者の皆様は、明日、完成形をお楽しみください。
【中高】旭城祭校内公開~「アンブレラスカイ」
9月2日(金)今日の13時から、学校祭(旭城祭)の「校内公開」が始まりました。今回の校内展示の目玉として、中庭に「アンブレラスカイ」を制作しました。今日はあいにくの雨模様ですが、雨に傘(アンブレラ)はつきものです。雨の降る日でも、人々に明るい希望を与えてくれる「アンブレラスカイ」のような人になってくれるといいですね。
「アンブレラスカイ」は、館林市の「城町アンブレラスカイ」が有名です。今回の「アンブレラスカイ」も、館林で「アンブレラスカイ」を制作している谷田川敏幸様に、プロデュースしていただきました。
谷田川さん(右端)と中高の実行委員・生徒会役員との顔合わせ
高校の生徒会長が、館林のアンブレラスカイ(7月4日から8月27日まで開催)を見て感激し、中高生がみんなで楽しめる企画として、「旭城祭で実現したい」という強い思いに駆られました。そこで、アンブレラスカイを私費で企画・運営・実施をされている谷田川敏幸様に直接会い、その気持ちを伝えました。
最初は「そんなに簡単にできるもんじゃないよ」と、軽く断られたそうですが、「どうしても作りたいんです」とあきらめない生徒会長の熱意に根負けし、応えてくださいました。
8月30日(火)、急遽、本校に来ていただき、中庭に「アンブレラスカイ」が設置できるかどうかを見ていただきました。その結果、管理棟と教室棟に平行するワイヤーを5本張り、そこにアンブレラを100個程度をつるした「アンブレラスカイ」を制作することは可能であることがわかりました。アンブレラは谷田川さんが無償で提供していただけることになりました。
谷田川さんは、すぐさま設計図を書いてくださり、必要な材料(単管等)を算出しました。そして、生徒会担当の川俣先生が、ホームセンターに出向き、材料がすべて揃っていることを確認しました。
8月31日(水)、この日の午後から生徒たちは作業を始めます。それに間に合うように、事務室の公使さんと、生徒会担当の増田先生と私で、材料を買い出しに出かけました。
これらを単管というのだそうです。
軽トラを借りて、佐高まで運びます。
(ちなみに、私も運びました)
これで、材料は揃いました。
8月31日(水)午後、アンブレラをつるす土台の設置作業に取りかかりました。
公使さんや先生方の指導の下、生徒たちは安全第一で慎重に作業を進めました。
(なお、写真撮影時のみ、マスクを外してもらいました。)
地中深く杭を打ち、簡単には倒れないような土台を作ります。
ワイヤーを張っています。
張ったワイヤーにアンブレラをつるします。
9月1日(木)10時、すべてのアンブレラをつるし終わりました。根気のいる作業でした。
9月1日(木)午後、安全性を高めるため、ワイヤーを支える単管の数を追加するなどの補強作業を行い、ようやく完成しました。お疲れ様でした。
ものすごい集中力とチームワークでした。高校生の情熱がなかったら、2日間でここまでやろう、なんて誰も思わないでしょう。
9月2日(金)今日は校内公開です。今まで、閉じていたアンブレラを開きます。
幸いにも、傘はワンプッシュで開きます。
色とりどりのアンブレラが広がると、風景が一変します。虹のように輝くスカイが現れました。
この日、館林から谷田川さんが、完成した「アンブレラスカイ」を見に来てくれました。「これだけしっかり作ってあれば、倒れる心配はありません。下を通っても安全です。」建築工事の専門家から、安全性のお墨付きもいただきました。本当にありがとうございました。
ここまでのものができるとは、ちょっと信じられない気もしましたが、熱意とそれを裏付ける緻密な計算と勝算があったからだと思います。また、生徒と教職員、そして谷田川さんが一致団結し、同じ目標を目指していたことが大きかったと思います。
素晴らしいチャレンジの成果を明日、保護者の皆様にも見ていただけることを本当に嬉しく思っています。
【高校】県総文祭総合開会式
8月31日(水)、栃木県総合文化センターで、「第44回栃木県高等学校総合文化祭総合開会式」が開催されました。本校からは、弁論の若林仁瑛君が、記念発表を行いました。数百名の観客を前に、堂々とした弁論に大きな拍手が送られました。
楽屋で撮影しました。
大嶋浩行先生が若林君を引率してくれました。
夏休み中に総文祭(東京)ですでに発表していますので、余裕のある、完璧なパフォーマンスでした。多くの観客の心に響く圧巻の弁論でした。とても良かったです。
なお、自然科学部会の発表は、ポスターが展示されていました。
これが佐野高校科学部のポスターです。
【高2】「ひろしまジュニア国際フォーラム」参加報告
8月29日(月)放課後、「第7回 ひろしまジュニア国際フォーラム」(8月16~20日、オンライン)に参加した高校2年2組の青木藍花さんが、校長室まで報告に来てくれました。
グループGの「平和宣言」
このフォーラムは、「平和な世界の実現に向け私たちができること(核兵器廃絶と復興・平和構築に向けた取り組み)」について、国内外の高校生等が討議や交流等を行い,平和のメッセージを世界に発信することを通じて,次の世代の人材を育成することを目的にしています。
このフォーラムは、広島県内の高校生に加えて、県外の高校生(5名程度)、海外在住及び海外からの留学生(20名程度)で、50名程度の高校生で実施されました。青木さんは、県外高校生の一人として選ばれました。
それでは、このフォーラムについて、青木さんに聞いてみましょう。
Q1:フォーラムではどんなことが行われましたか?
→「まず、今回のフォーラムは、すべてオンラインで実施しました。AからJまでの10班に分かれ、各班5名ずつで活動しました。私の班には、広島の高校生に加えて、フィリピンの高校生やハーフの高校生がいました。5日間、日本語は全く使わず、英語だけで会話や話し合いが行われました。」
同じ班のメンバーです。もう一人、男子生徒がいます。(本人たちから、HP掲載の了解をいただきました。)
Q2:具体的な活動内容を教えてください。
1日目は、オリエンテーションで、広島の平和公園のオンラインツアーやチームビルディングを行いました。また、被爆体験証言,平和構築に関する講話がありました。
2日目は、核兵器廃絶をテーマに、講義・グループディスカッションを行いました。
3日目は、復興・平和構築をテーマに、講義・グループディスカッションを行いました。
4日目は、班ごとに「広島宣言」(英文)を作成しました。
5日目は、各班が作成した「平和宣言」の発表を行いました。発表に当たっては、リーダー、タイムキーパー、メッセンジャー、プレゼンター(2名)といった役割分担を行いました。私は、プレゼンターを担当しました。
Q3:この活動を通して、どんなことを感じたり、学んだりしましたか?
→「今回の体験は、自分の将来のことを考える上で、大きな転機になりました。フォーラム参加で、自分の考え方が大きく変わりました。それは、大きく2つあります。
一つは、共通の言語として「英語」の持つ力の大きさを実感しました。住んでいるところや生活が全く異なる様々な国の人とも、英語を使うことで、コミュニケーションや議論することが出来る、そのことに感動し、本当に凄いことだと思いました。
もう一つは、今までは、「戦争がなければ平和である」と思っていましたが、実はそうではないことがわかりました。同じ班のフィリピンの高校生からは、フィリピンではLGBTQといったことは意識されておらず、差別が普通に起こっているという現実を聞かされました。他にも、差別や偏見はいたるところに残っており、そういった状況の中で生活する者にとっては、戦争でなくとも、平和であるとは言えないのではないかと思いました。改めて、平和って何なのかを考えました。」
Q4:そのような考えは、青木さんの班で作った「平和宣言」にも活かされているのですか?
→「平和宣言は、まず前半で、核兵器廃絶について、課題と解決策、私たちの役割、広島の役割を盛り込みました。さらに後半では、戦争だけではなく、様々な差別のない平和を構築することについて、課題と解決策、私たちの役割、広島の役割から、まとめました。核兵器廃絶については政治の果たす役割が大きいですが、平和構築については、逆に、政府ではなく、小さな企業や私たちの行動が果たす役割が大きいと考えています。」
 
英文の「平和宣言」です。
そして、この宣言で目指している内容を具体化し個人の行動レベルに落とし込んだものが、以下の「Action Plan」です。8月31日までに完成させ、提出しなければなりません。
 
内容は、
1 平和に関する「ワークショップ」(講話等)を開催する。
2 平和を伝える子供向けの「絵本」を制作する(課題研究のテーマ)。
3 平和に関する豆知識などを伝えられる「掲示板」を校内につくる。
以上の3点です。
青木さんの「Action Plan」
*ぜひ、学校の生徒や先生を巻き込み、フォーラムで考えた「平和構築」を実現させてください。応援しています。
青木さんには、「表彰カード」を手渡しました。
【高3】高校竜王戦「準優勝」竹熊君を取材
8月30日(火)放課後、佐野ケーブルテレビが、高校将棋竜王戦「準優勝」竹熊君の取材に来ました。大会の裏話や今後の目標などについて、校長室で堂々と答えていました。
なお、校長室での取材終了後、渡良瀬川で練習をしているボート部の取材にも行かれたようです。本校生の活躍として、将棋の竹熊柊君、ボート部の藤倉望妃さん、堀越紅羽さんの3名を特集していただけるそうです。大変ありがたいことです。佐野ケーブルテレビさんがどんな番組にしてくれるのか、とても楽しみです。
佐野ケーブルテレビに加入されている方は、9月5日(月)に放送されるそうですので、そちらをご覧になってください。
【中高】県立博物館「開館40周年記念特別企画展」
8月30日(火)放課後、栃木県立博物館で考古を担当されている島田佐智夫先生(2年前まで本校で勤務)が、訪ねてきてくれました。9月17日から、県立博物館の開館40周年記念特別企画展「鑑真和上と下野薬師寺」が始まります。そのチラシと招待券を持ってきてくれました。
この企画展、毎年開催されている企画展とは、規模も力の入れようも桁違いなんだそうです。何しろ、県立博物館ができてからちょうど40年という大きな節目に、県博の「考古」「美術」「歴史」の3つの分野の担当がチームを組み、総力を挙げて取り組んでいます。島田先生も今回の企画を担当されているそうです。また、通常の自然科学系の常設展の展示も取っ払い、展示フロア全体を使って企画展を展開しています。想像を絶する規模感です。ちょうど、国体期間中でもあるので、県外からの観客も多いのではないでしょうか。
これはもう、行ってみる価値は大ありですね。企画展がスタートしたら、自分が見学した感想などもお知らせします。お楽しみに!
【中1】「中学生全国空手道選手権大会」第3位
8月30日(火)昼休み、「文部科学大臣杯 第64回小学生・中学生全国空手道選手権大会」(7月30・31日、高崎アリーナ)、中学1年女子の「組手」の部で、全国第3位となった青木南似香さん(1年3組)が、校長室に報告にきてくれました。おめでとうございます。
賞状とメダルを見せてくれました。
青木さんへの質問です。
Q1:いつ頃から、どんなきっかけで「空手道」を始めましたか?
→「小学1年の時から空手道を始めました。最初は、柔道をやってみようと思い、体育館での柔道の練習を見学していました。しかし、柔道の隣で練習をしていた空手道を見て、こっちの方が面白そうだと思いました。そして、地元の「青空塾」に入り、空手道を本格的に始めました。」
*ちょっとした偶然から、空手道への道がスタートしたんですね。
左側の黒帯をしているのが青木さんです、
Q2:普段、どのくらい練習しているんですか?
→「週3日練習しています。月曜日は18時~21時、水曜日は19時30分~21時、金曜日は19時~21時までやっています。」
*かなり本格的にやっていますね。凄いです。やはり、好きでないと続けられないと思いました。
Q3:今回の個人第3位については、どんなふうに考えていますか?
→「中1女子は出場者が多く、122名もいたので、個人戦で準決勝まで勝ち上がるまで大変でした。今までに、小4の時に団体戦で優勝、小6の時は団体戦で3位になったことはありますが、個人戦での入賞は今回が初めてでした。嬉しかったです。」
*改めて強いんだなあと感じました。空手道への情熱を感じました。これだけは誰にも負けない、という特技を持つことは、それだけで大きな自信にもなります。ぜひ、空手道の道を究めて欲しいと思います。応援しています。
*青木さんには「表彰カード」を進呈しました。
【中3】「中学生選抜将棋選手権大会」報告
8月30日(火)放課後、山形県天童市で行われた「第43回全国中学生選抜将棋選手権大会」(8月2~4日)で見事、準優勝に輝いた、中学3年2組の石原橙真君が、校長室に報告に来てくれました。
石原君は、小学1年の時に、地元の「将棋教室」に入り、将棋を始めました。そこで、めきめきと上達し、小学3年の時に初めて全国大会に出場し、低学年の部でなんと「準優勝」を果たしました。小学5年では高学年の部で「第3位」と破竹の勢いで腕を上げていきました。中学1年の時は、コロナで全国大会は開催されませんでしたが、昨年度(中2)の全国大会でベスト16となりました。今回はベスト4を目指してきました。
(放課後、囲碁将棋部での対戦です)
早速、今回の大会を振り返って、感想等を聞いてみました。
Q1:第3位になるまでには、どのような対戦がありましたか?
→「1日目は予選リーグから始まりました。3試合を行い2勝すれば、予選リーグを勝ち抜けることが出来ます。1試合目は、千日手という状態になってしまいました。これは、同一局面が何回か現れる状態を発生させる手で、勝敗が付かなくなるため、再試合となりましたが、勝つことが出来ました。2試合目も勝ったので、予選リーグを突破することができました。実は、この2試合目の相手は、決勝トーナメントで「優勝」しました。今大会で、優勝者が唯一負けたのがこの対戦だったので、かなり自信になりました。決勝トーナメントは、3回勝ったら決勝戦ですが、3試合目の準決勝で負けてしまいました。勝てる試合だったので悔しかったですが、その後の3位決定戦で逆転勝ちし、3位になれたのは嬉しかったです。」
Q2:3位になったことを誰に伝えたかったですか?
→「今大会は両親もついてきてくれたので、伝える前に知っていましたが、やはり、最初に将棋を教えてくれた「将棋教室」の先生に伝えたいと思いました。その先生に伝えると、とても喜んでくれました。」
Q3:これからの目標は何ですか?
→「佐野高校の竹熊先輩が、竜王戦で準優勝したので、来年度は高校の竜王戦で優勝することが大きな目標となりました。附属中そして佐高で将棋を続けることが出来るので、附属中に入ってよかったと思っています。」
*準優勝のクリスタルの盾がとても素敵でした。これまでに、様々な大会でもらった賞状や盾は、もう部屋中一杯になってきているそうです。高校で竜王になって、藤井聡太竜王から、直筆の色紙をもらうことができたら、賞状や盾を整理したい、と話してくれました。高校の竹熊先輩の存在が、大きな目標になっているようです。
素晴らしい環境で将棋が続けられることが、強さの秘密かもしれませんね。頑張ってください。
【卒業生】大学生活報告 ~理学部生命理学科
8月29日(月)放課後、この春卒業した戸室琴乃さんが、大学生活の報告に来てくれました。戸室さんは、高校3年間「科学部」に在籍し、トウキョウサンショウウオの生態や遺伝的な特徴などについて、研究していました。
科学部顧問の清水先生や私に、大学の授業などについて、話してくれました。
戸室さんは、生物学を学べる多くの大学に合格しましたが、最終的に、立教大学理学部生命理学科に入学しました。ここを選んだ決め手のなったのは、遺伝子に関する研究ができることに加えて、他学科の授業を受講できること、そして、大学自体がリーダーシップの開発に力を入れており、リーダーシップの原理と実践について、本格的に学ぶことが出来ることを魅力だったそうです。生物学研究を活かしたマーケティングにも興味を持っているなど、将来のことを考えながら、勉強しているようです。
現在、「生命理学基礎実験」が毎週2コマ(100分×2コマ)あり、動物の解剖(マウス)や植物組織の観察、遺伝子に関する実験など、いろいろな分野の実験を行っているようです。以下は、実習で戸室さんが撮影した写真です。
話を聞いていると、とても楽しそうです。この大学を選んでよかった、という気持ちが伝わってきました。
大学1年生から、将来のことを考えているなんて、凄いなと思いました。リーダーシップの開発などの授業を受けたら、どんなことをやっているのか、また報告に来てください。
さらに充実した大学生活を送られることを期待しています。
【中3】つくばフィールドワーク同行記② ~JAXA編
8月24日(水)、中学3年生の「つくばフィールドワーク」の後半です。1号車は、JAXAを訪問しました。
JAXAは、国立研究開発法人「宇宙航空研究開発機構」(Japan Aerospace Exploration Agency)の略称で、日本の航空宇宙開発政策を担っています。JAXA、確かにかっこいい略称ですが、ExplorationでXとしたのは、多少強引ですね。
JAXAの見学エリアは、展示館(SPACE DOME)とロケット広場の2か所です。生徒たちはまず、SPACE DOMEに入っていきます。
時間ごとに、見学ツアーが組まれていたので、生徒たちと一緒にツアーに参加しました。
こちらは、宇宙食のコーナー(本物)です。宇宙食とはいっても、おいしそうな日本食がパッケージされていました。
展示館で一番の目玉と言えるのは、「国際宇宙ステーション」の中で、日本が開発を担当した実験モジュール「きぼう」の実物大の模型ではないでしょうか。
 
これだけの大きさのものは、ロケットでも打ち上げることはできません。解説者に聞いてみたところ、スペースシャトルの荷台を空にして、これを積んで宇宙空間に持って行ったそうです。現在、アメリカではスペースシャトルは運航していませんので、もう一度、国際宇宙ステーションを作ることはできないそうです。
約40分のツアーが終わりました。自分たちだけで回るよりも、はるかに多くの情報が得られました。非常に見ごたえのある展示でした。
展示館を出ると、「ミュージアムショップ」がありました。お土産の中で、大人気だったのは「ガチャガチャ」でした。地球や他の惑星の形をしたマグネットです。どれが当たりというわけではありませんでしたが、生徒たちは、なぜか目の色変えて、挑戦していました。中学生の心を鷲づかみにする商品開発力に脱帽です。
宇宙食もたくさん売られていましたが、一番人気は「宇宙カレー」ということでした。
ちなみに、私が購入した商品は、「トミカプレミアム JAXA はやぶさ2 復刻版」(990円 税込)です。
タカラトミーの大人気おもちゃ「トミカ」シリーズから派生したハイディティールコレクションモデル「トミカプレミアム」とJAXA COSMODEとのコラボで実現した74分の1モデルです。「トミカ」で初のタイヤのないミニチュアモデルです。復刻版なので普通には売っておらず、ネットではプレミアがついていました。「はやぶさ」の模型は校長室に飾っていますが、「はやぶさ2」は製造されていないので探してました。まさか、これが買えるとは! JAXAに来てよかった!
休憩室もありました。生徒たちはすっかりくつろいでいました。
そして、最後は、純国産ロケット「HⅡロケット」の前で、記念撮影をしました。
*今日のJICAとJAXAのフィールドワークは、とても充実した内容でした。楽しかったです。日常の生活が、世界や宇宙とつながっていることを実感できたのではないかと思います。また、改めてSDGsのことを考える機会にもなりました。これがきっかけで、将来、海外や宇宙に関する仕事をする生徒が出てくることを期待しています。
【中3】つくばフィールドワーク同行記① ~JICA編
8月24日(水)、中学3年生のつくば(JICA、JAXA)へのフィールドワークに同行しました。私が感じた「つくばフィールドワークの魅力」について、紹介します。
希望者約70名であったため、バス2台で実施しました。
1号車は、JICA(午前)→JAXA(午後)、
2号車は、JAXA(午前)→JICA(午後)、の順に訪問しました。
私は1号車に載っていましたので、これから紹介するのは、1号車で同行した生徒が中心になります。どんな学びがあったのかをお伝えすることが目的ですので、その点はご容赦ください。
朝8時に、バスは佐高前を出発しました。
途中、東北自動車道の羽生サービスエリアで、トイレ休憩がありました。羽生サービスエリア(上り線)は、江戸の町を意識した作りになっていますが、トイレに続くアプローチには、たくさんの野鳥が巣を作っていました。
さて、この鳥は何でしょうか? ツバメとは違うようです。鳴き声もあちこちから聞こえてきます。
おそらく、スズメです。スズメがこんなところに集団で営巣しているのをみるのは、初めてでした。
朝から、なんだか得した気分です。
10時には、最初の訪問先であるJICAに到着しました。
JICAは、独立行政法人国際協力機構(Japan International Cooperation Agencyの略称で、日本の政府開発援助(ODA)を一元的に行う実施機関として、開発途上国への国際協力などを行っています。
職員の方と挨拶をした後、ちょうど反対側にいた研修生を紹介してくれました。フランス語圏の方たちでしたが、日本語で挨拶してくれました。さっそく、「ここはJICAなんだなあ」と感じました。
体育館に案内されると、すでに机やいすがセッティングされていました。
まず、今日のお話のメニューが示されました。
いくつかのクイズが用意されており、それに答えることを通して、少しずつ、理解が深まっていきます。
最初の実習が始まりました。日本に輸入されている原材料は、どこから来ているかを考えるゲームです。
カードを広げ、トランプの「神経衰弱」のように、製品と原材料のカードをめくり、裏側に印刷されている原産国の国旗があっていれば、それらのカードを取ることが出来ます。
すぐに終わってしまった班もありました。最後に、どんなことがわかったかをシェアしました。
これで、だいぶリラックスしてきました。
JICAの仕事とSDGsとの関係などについて、さらに、お話が深まっていきす。
SDGsの17の目標のうち、日本ではまだ達成できていないものが6つある、というお話があり、その6つを考える実習が続きました。こうして、1時間はあっという間に、過ぎていきました。
休憩をはさんで、「海外青年協力隊」に参加し、ケニアの学校で体育を教えていた「JICAつくばセンター」職員の村上さんから、現地での体験談を聞かせていただきました。
まずは、ケニアの公用語である「スワヒリ語」での会話のデモンストレーションから始まりました。
約30分のお話の後、2班に分かれて、JICAの施設を案内していただきました。
ここは、民族衣装のコーナーです。ここにあるものは、実際に選んで身に付けてみることが出来ます。
最初は、もじもじしていましたが、挑戦する生徒が出てきました。
素晴らしく似合ってますね。
建物の外には農場があり、研修生たちがテーマを決めて、コメを栽培していました。ただし、日本の稲作のように水田ではなく、畑で栽培できる「ナリカ米」というのを栽培していました。同じコメと言っても、ところ変われば、栽培方法も、全く違いますね。
再び、建物の中に入り、SDGsのコーナーを案内してくれました。
ここで、ちょうど12時になり、お昼の時間となりました。特性のカツカレーとサラダのセットです。
食べ終わった後、代表生徒による感謝の言葉が述べられ、JICAでの午前中の研修が終了しました。この時、2号車の生徒が、JICAに到着し、昼食の順番待ちをしていました。
これで、フィールドワークの前半が終了しました。
【中学】科学の甲子園ジュニア栃木県大会
8月27日(土)、栃木県総合教育センターを会場として、「第10回科学の甲子園ジュニア栃木県大会」が開催されました。本校からは、1年生6名、2年生6名の計12名が出場しました。
とちテレニュース→https://nordot.app/936207434219388928?c=643662570251043937
前列が2年生6名(Aチーム)、後列が1年生6名(Bチーム)です。
今日の開会式は、9時40分からですが、8時半過ぎには会場に来ていた生徒もいたようです。(保護者の送迎による現地集合でした)
今回は、過去最多の22チームが参加しました。受付ではくじ引きがあり、それによって、競技会場でもある大講義室の座る場所が決まりました。
昨年度は、県内の数か所で「分散開催」でしたが、3年ぶりに「一斉開催」で実施されました。
開会式では、主催者からは、こんな話がありました。
「日本が誇るスーパーコンピューター(スパコン)の「 富岳ふがく 」が、計算速度を競う世界ランキングで、アメリカの最新鋭機「フロンティア」に抜かれて2位になったことが記事になっていました。しかし、「富岳」は最速を目指して設計したわけではなく、産業応用で使う計算の処理速度やビッグデータの解析能力、省エネ等を目指した結果として、計算速度も最速になったもので、実はその真の能力の60%も生かされていません。科学の甲子園ジュニアは、それぞれの分野で一人が頑張って点数をとることが目的ではなく、6人のチームワークでアイディアを出し合ったり、課題を解決したりすることが大切です。科学は一人でできるものではありません。今日は、是非、科学の楽しさや面白さを感じてください。そして、将来、科学者になってくれることを願っています。」
開会式が終わり、いよいよ競技が始まります。午前中は、この会場で「筆記競技」が行われ、午後は別会場で「実技競技」が行われます。(カメラはここまでとなりました。)
「なぜ、科学の甲子園ジュニアに参加しようと思ったのか」を近くに座っていた1年生6名に聞いたところ、それぞれ、数学が好きだから、化学が好きだから、生物が好きだから、などといった明確な答えが返ってきました。とても頼もしく感じました。
さて、どんな結果だったかは、9月以降に発表されるそうです。
今日は、一日、お疲れさまでした。
【高校】とちぎ国体「栃木県選手団」結団式
8月26日(金)午後、宇都宮市の「日環アリーナ」で、「いちご一会とちぎ国体」に出場する本県選手団の結団式が行われました。
下野新聞動画→ https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/627537
(ボート部の増田先生撮影の写真です)
本校からは、陸上競技部の若菜敬君、そして、ボート部では、戸田先生が少年女子の監督、選手は、青木瑛久君、清水雅裕君、宋佳修君、船田佳祐君、三田翔愛君、藤倉望妃さん、堀越紅羽さん、藤倉麻妃さん、福地琴美さん、高瀬綾乃さん、そして、成人女子の選手として増田萌先生が出場します。全部で13名が「とちぎ国体」に出場します。
「とちまる」くんもお揃いのユニフォームを着ています。
ボートの選手団(佐野高と佐野東高)
【高校】「ボート部」の生出演、大成功
8月22日(月)、宇都宮市の県庁の近くにある「とちテレ」のスタジオで、「とちぎ国体」の出場者を紹介する番組に、ボート部3年の藤倉望妃さん、堀越紅羽さん、そして顧問の増田萌先生の3名が出演しました。3人の息がぴったりと合い、大成功のうちに本番が終了しました。
放送は、夜9時からの「ナイトニュース9」の中の「月曜スポーツ」のコーナー(約15分間)でした。当日は8時に現地集合し、控室に案内されました。
控室では、出演者だけでなく保護者も緊張しています。
ここで、なんとインターハイの3位のメダルを忘れてきてしまったことに気付きました。重要なアイテムなので、折り紙でメダルを作ろう、という案も出てきました。担当の飯島さんにそのことをお話すると、「なくても全然かまいませんよ」と、やさしくフォローしてくださいました。
それだけでなく、お茶を出してくれたり、場を和ませてくださいました。
大まかな台本も作られていました。台本と言っても、ここでこんな質問がある、という程度で、何を話すかは本人たちに任されています。「こうなったら、やるしかない」と皆さん、本気モードに入っていきました。
8時20分にいったんスタジオに入り、リハーサルを行いました。
まずは、座る場所から確認しました。
後は、台本に従い、アナウンサーからの質問に答えています。
時々、やり直しをしたり、お互いに突っ込みながら、仕上げています。
番組は、3人へのインタビューに加え、今日の午前中に渡良瀬川で撮影した練習風景や戸田先生へのインタビューなどを組み合わせて作られていきます。
リハーサルの間は、自由に写真を撮らせていただきました。
これで、リハーサルは終了です。最後に記念撮影をして、いったん控室に戻りました。
あそこはこう答えた方がいいのでは、といったミニ反省会が行われました。
再び、スタジオ入りし、スポーツコーナーが始まるまで、息をひそめて出番を待っています。
本番中は、写真を撮ることはできませんでしたが、モニターを見ながら、どのように番組が使られるのかを見学できました。
そして、大成功の裡に本番は終了しました。
本番では3人のコンビネーションも抜群でした。最後の締めも増田先生がバッチリ決めてくれました。さすがに本番に強い3人組でした。インターハイ3位も納得です。もう完璧で、スタッフの皆さんも大満足でした。
控室での笑顔がすべてを物語っていると思います。
この番組を見た視聴者が、ボート競技に興味を持ってくれ、自分もボート競技をやってみたい、と佐高を受検してくれる中学生が出てきてくれることを願っています。
今日は、皆さん、お疲れさまでした。とちテレの飯島さんも番組の構成、台本作成、午前中の取材、編集、私たちのフォローなど、ありがとうございました。素晴らしい体験をすることが出来ました。
「今度は違う色のメダルを持ってきます」と、とちテレを後にしました。
【高校】将棋「竜王戦」準優勝(報告)
8月22日(月)、課外終了後、18日(木)に「第35回全国高等学校将棋竜王戦」(福岡市)で準優勝した竹熊柊君が、校長室に報告に来てくれました。今の気持ちは「素直に嬉しい」ということでした。
竹熊君は、この夏、東京で開催された「総文祭」の将棋部門(団体戦)で上位入賞を狙っていましたが、「ベスト16」という結果に、悔しさを感じていたそうです。一緒に戦った2人(荒川君、渡辺君)の分まで頑張ることを誓って、「竜王戦」に臨みました。
ところで、プロ棋士には8つのタイトルがあります(竜王、名人、叡王、王位、王座、棋王、王将、棋王)。この中で、タイトル戦の優勝賞金が飛びぬけて高いのが「竜王」であり、最も格上とされています。(現在の竜王は、言わずと知れた「藤井聡太」竜王です。)
そのため、高校生のチャンピオンを決める大会は、最も格の高い「竜王戦」と名付けられています。さらに、特筆すべきは、決勝戦は、日本将棋連盟の佐藤康光会長(=日本将棋界のトップ)が、試合の立会人として同席する他、大会の審査委員長は、なんと、藤井聡太竜王です。
竹熊君は、日本将棋連盟会長の立会いの下、藤井聡太竜王による決勝戦の解説があり、個別に講評をいただくという凄い体験をしました(プロ棋士の対局と同じです)。また、表彰式では、藤井聡太竜王の直筆の「色紙」をいただいています。ちなみに、藤井聡太竜王の直筆の色紙というのは、めったにないそうです。(凄すぎますね!)
藤井聡太竜王からいただいた色紙には「雲外蒼天(うんがいそうてん)」と書かれていました。「雲外蒼天」は、辛いことや試練などを努力して乗り越えれば、明るく素晴らしい世界が待っているということを表した四字熟語です。竹熊君には、嬉しい最高の言葉ですね。(今までにもらったどんな賞状よりも、この色紙の方が嬉しい、と言ってました。)
竹熊君に、今回の対戦について聞いてみました。
Q1:今回の大会で、最もつらかったことは何ですか?
→「1日目の予選2試合が終わった段階が、一番不安でした。2日の決勝トーナメントの1回戦の対戦相手はわかっていましたが、総文祭で、荒川君が負けた相手で、自分とどっちが勝ってもおかしくない強敵でした。不安と緊張で、なかなか眠れませんでした。夜中の2時半くらいまで、いろいろ考えてしまいました。しかも、2日目の第1試合は7時開始なので、少なくとも6時には起きなければなりませんでした。」
Q2:2日目はどんな気持ちで戦いましたか?
→「2日目の自分の対戦相手は強敵が揃っていました。しかし、初戦の強敵に競り勝つと、だんだん波に乗ってきました。最大の山場は準決勝で、形勢は負けていました。しかし、一手のスキを突き、直前で逆転しました。決勝戦は、総文祭で対戦し敗れた「東大寺学園」の選手でした。彼は、本校の渡辺君と対戦しており、1勝1負だったので、勝機はある、と感じていました。「振り飛車」という戦法で対戦しましたが、普段とは違う重圧感のある雰囲気の中で、苦戦しました。結果は準優勝でしたが、死力を尽くしてやり切ったという達成感がありました。」
Q3:藤井聡太竜王とは話ができたんですか?
→「藤井聡太竜王は、テレビで見たままの方でしたが、オーラが凄かったです。一目見ただけで、底知れない迫力を感じました。試合後の講評では、ここはこうすればよかった、というアドバイスをいただいたり、切れ味のある攻めだったけど惜しかったね、というお褒めの言葉をいただいたりしました。凄い体験ができました。」
Q4:最後に、印象に残ったことはありますか?
→「全国で佐野高校の名前が知られていたのにはびっくりしました。佐高は将棋の強い全国区の学校でした。附属中の石原君も今年は全国3位でしたが、高校でも優勝を狙える実力だと思います。将棋をやりたい生徒がこれからも入学してくるかもしれませんね」
*とにかく、破格の素晴らしい体験だったことは間違いありません。大学でも、さらに高みを目指して欲しいと思いました。
【高校】ボート部、「とちテレ」生出演決定!
8月22日(月)夜9時からの「とちテレ」の「ナイトニュース9」に、本校ボート部の藤倉望妃さん、堀越紅羽さん、そして、顧問の増田萌先生の3名が、スタジオで生出演することが決定しました。とちぎ国体で注目されている選手を紹介するコーナー「月曜スポーツ」(21:15~21:30の15分間)で登場します。
生徒2名はインターハイで「女子ダブルスカル」全国3位で名を馳せましたが、とちぎ国体にも出場します。また、増田萌先生も、とちぎ国体で「成年女子シングルスカル」の選手として出場します。
皆さん、テレビの前で応援しましょう!
【高校】卒業生の大学生活 ~海洋生命科学部
8月18日(木)午後、本校の卒業生(大学生)と高校生との座談会が開催されました。このことについては、担当の係から、別途報告があるかと思います。今回は、来てくれた卒業生の一人である柏瀬萌羽さんの大学生活の一端を紹介します。
柏瀬さんは、現在、北里大学海洋生命科学部の2年生です。附属中の時から「クラゲ」愛が強く、「クラゲ」のことをもっと深く学ぶため、「クラゲ」の専門家がいる大学を選びました。いわば、好きなことをとことんやるために、大学生になりました。今日、後輩たちに大学のことを話す姿をみて、その選択は間違っていなかったことを改めて確信しました。
今、一番のお気に入りのクラゲは、この「ギンカクラゲ」(銀貨海月)だそうです。確かに、円盤の部分が「銀貨」に見えなくもないですね。この写真は、柏瀬さんがお気に入りの「新江の島水族館」で撮ったものです。
今、ネットで話題になっている新種のクラゲ「オトヒメクラゲ」も「新江の島水族館」で8月4日から生体展示が始まっています。この「新江の島水族館」は、クラゲの飼育・展示が充実しているのが有名で、柏瀬さんは、ここで、一日中、クラゲを見ているのが至福の時だそうです。
↑「オトヒメクラゲ」(柏瀬さん撮影)
大学では、クラゲだけでなく、魚類や無脊椎動物、海藻などに関することも学んでいます。
魚類の分類実習の授業では、一人一人にホルマリン漬の標本が渡され、それをスケッチしながら、その特徴を基に、種名を特定していくそうです。ところで、柏瀬さんのスケッチはうまいですね。全体の構成とバランスも絶妙です。美的センスも抜群です。このレポートからは、集中力とやる気が伝わってきます。さすがに好きなことをやっているだけのことはありますね。(高校生の時と比べて、びっくりするほど資質や能力が高まっていました。)
↑「ナガレメイタガレイ」
↑「クロメバル」
↑「トラザメ」
こちらは、無脊椎動物の分類実習のレポートです。与えられた標本を基に、各自、図鑑を作っていきます。以下の写真は、種の特徴を記載し、完成した「My図鑑」のごく一部です。このレポートからも、同様に、やる気と自信を感じます。
こちらは、海藻の分類実習のレポートです。海藻の分類は非常に難しいので、あらかじめ種名が分かっているものが提示されるそうです。これは「ホソメコンブ」だそうです。
*今日は大学での授業などについて、楽しく話を聞かせてもらいました。
柏瀬さんは、「クラゲ」について深く学びたいということから、「クラゲ」の専門家がいる大学を選びました。しかし、自然界では、クラゲだけが単独で生息しているわけではなく、魚類や他の無脊椎動物、海藻などと同じ空間(海域)に生息しています。柏瀬さんは、クラゲについて深く知るためには、他の生物についても知る必要があることに気が付きました。こうして、知の領域が広がることで、生態系の中での「クラゲ」に対する見方は多面的になり、深まることで、さらに「クラゲ」愛も強くなっているようです。おそらく、初めは「クラゲ」愛好家だったのが、これから「クラゲ」研究者へとシンカしていくのではないでしょうか。
今後ますます、学びの領域を広げて、研究者となっていくことを楽しみにしています。
【中2】「トリプルSプロジェクト」中間報告(その2)
8月18日(木)9:30、中学2年3組の池田清子さんと小泉凛央さんが、再び、校長室に来てくれました。二人は、小学生を対象としたSDGsについて楽しく学んでもらえるような「ゲーム」を開発しています。「知る、主体的、サステナブル」をキーワードとする「トリプルSプロジェクト」として、夏休み中に改良を進めています。
前回は、7月28日に説明に来てくれましたが、その時に感じた課題を解決するため、協力者を募り、改善案を作ってきてくれました。実際に、SGDsに関するカードのサンプルを作ったり、どうしたら楽しめるか、ルールを練ってきたりしました。
今回も、学年主任の北堀先生と廣瀬先生も、アドバイスに立ち会ってくださいました。
今回のプレゼンで、新たな課題やアイディアも出てきたので、次回は、合唱コンクールが終わったあたりで、さらにブラッシュアップした「ゲーム」を再提案してくれることになりました。やりたいことを妥協しないで、とことんやりぬこうという熱意を感じました。是非、良いものを開発してください!
身近な風景 ~風鈴参道(唐澤山神社)
天明鋳物の風鈴が、たくさんぶら下がっています。
涼しい風が吹いてきました。風鈴の音に耳を澄ましてみてください。
風鈴の音を聞くと、少しだけ涼しくなったような気がしました。
【高校】インターハイ・ボート部「佐野帰着」
8月15日(月)朝9:40、佐高・佐野東高のボート部を乗せたバスが佐野駅前に帰着しました。前日の夕方5時過ぎに、愛媛県を出発してから、16時間以上の長旅でした。お疲れさまでした。
みんな、いい笑顔を見せてくれました。
増田先生もお疲れさまでした。
バスから選手たちが次々に降りてきます。
「女子ダブルスカル」全国3位の藤倉さんと堀越さんがメダルを見せてくれました。
二人は、今回、事情により同行できなかった戸田先生に、大会の報告と感謝を述べるとともに、二人のメダルを戸田先生の首にかけました。
戸田先生の目には涙が浮かんでいました。
*今回のインターハイは、佐高ボート部、創部以来の大快挙に大きな喜びに包まれました。戸田先生のところには、本HPで「全国3位」の吉報を目にした多くの卒業生から、お祝いのメッセージが届いたそうです。改めて、おめでとうございます。
*この大記録を前にすると、他の生徒の活躍が目立たないかもしれませんが、それとこれとは別だと思います。同じく3年生で出場した「男子シングルスカル」の青木瑛久君、そして「女子シングルスカル」の藤倉麻妃さんも、敗者復活戦を勝ち抜き、順々決勝まで進出しました。これは全国大会ですから、並大抵のことではありません。人と比べることではなく、それぞれがどう戦ったかは、自分自身だけが分かることだと思います。大いに自信を持って欲しいです。少なくとも「自分自身のインターハイ」であり、学校のためではありません。また、1,2年生はいい経験が出来たと思います。来年はあなたたちが主役です。これからも応援しています。
*下野新聞(8月15日付け、8面より、HP掲載許諾申請済)
*これで「インターハイ・ボート競技大会」関連記事を終わりにします。
ボート部の皆さん、お疲れさまでした。
【高校】インターハイ・ボート競技「全国3位!」
8月14日(日)13:58にスタートの「女子ダブルスカル決勝戦」で、本校の「藤倉・堀越」組が、本校ボート部初のインターハイ第3位に輝きました。おめでとうございます!
「第3位」の賞状とメダルをいただきました。
決勝は、準決勝の各組1位の4艇で行われました。試合は、オンラインで中継されていました。
出走直後です。
ゴール直前の様子です。赤いブイのあるラインがゴールです。
見事、3位争いを制しました。
涙が止まりません。
大舞台でやり遂げた嬉しさとともに、優勝を目指していただけに、やはり悔しいという気持ちがあったそうです。
表彰式の様子です。1位から3位までが表彰台に立ちました。本当に大健闘でした。
「優勝を狙う」という重圧の中、予選、準々決勝、準決勝、決勝と4試合を勝ち抜いてこれたのは、この日にかけてきた思いの強さと、それ以上の辛い練習の日々があってこその偉業だと思います。お疲れさまでした。
<藤倉さんと堀越さんからのコメント>
「今回の大会では、自分たちの実力を最高の形で発揮することができました。今年の関東大会では、思うような結果を残すことが出来なかったため、少し焦りを感じていましたが、自分たちのやってきたことを信じて、漕ぐことが出来ました。これまでご指導いただいた顧問の戸田先生、増田先生はもちろんですが、応援してくれていた仲間たちや家族の支えが、大きな力になりました。本当にありがとうございました。インターハイの後は「とちぎ国体」があります。今まで支えてくださった多くの皆様への恩返しができるよう、精一杯頑張りたいと思います。引き続き、ボート部の応援をよろしくお願いいたします。」
*素晴らしいコメント、ありがとうございました!
【高校】インターハイ・ボート競技「決勝」進出!
8月14日(日)、インターハイ・ボート競技「準決勝」が行われました。本校の「女子ダブルスカル」準決勝は見事、4組の1位で通過し、「決勝」進出が決定しました。おめでとうございます。
試合前のウォーミングアップの様子です。
試合結果です。見事な成績でした。
参加した16艇のうち、各組の1位、4艇のみが決勝に進むことができます。
午後からの決勝に向けて、補食のバナナを食べています。
特にありません。