食品化学科日誌

大田原市「鳳鸞酒造」でのワイン仕込み!

 栃農の食品化学科では、敷地内の桜から酵母を分離する研究をしており、これまでも優秀な桜酵母を分離・保存してきました。
 その中にワイン製造に向く桜酵母を選抜・保存していましたが、これまで日の目を見ることがありませんでしたが、大田原市にある「鳳鸞酒造(ほうらん)」さんで、栃木市大平町の巨峰を使ったワインを製造していることを知りました。

 そこで、「大平町の巨峰」と「栃農の桜酵母」を掛け合わせた特色あるワイン作りに取り組み、今年で4年目となります。

 今日は栃農で培養した桜酵母を鳳鸞酒造さんへ持って行き、500kgの巨峰を搾汁する作業のお手伝いをさせていただきました。明日、持参した桜酵母を発酵タンクに投入してもらい、ワインに仕上がるのを待つだけです。

仕込み作業の様子を、下野新聞社と読売新聞社から取材を受け、地元コラボレーションワインのPRができたと思います。


さらに今回は、代表の脇森さんのご厚意で、蔵の中や精米機、貯蔵冷蔵庫など普段入ることのできない場所を見せていただけ、貴重な体験をすることができました。