生活科学科日誌

3学期の生活科学科

いよいよ年度末ですね、3学期も生活科学科は授業を含め、地域の方々と
さまざまなことに取り組みました。

1.「認定こども園さくら」との交流

「認定こども園さくら」とは5年目の交流になります。今年度は2年生と3回交流を
おこないました。

 1回目は1学期、ポップコーンとダイズの定植をしました。2回目は2学期、収穫した
ポップコーンの調理をしました。そして3回目は3学期、収穫したダイズを一部使用
して、味噌を作りました。前日より吸水させたダイズを圧力鍋で煮て手でつぶし
米こうじと塩を混ぜて、お団子にしてたるに投げ入れます。園児たちはダイズを
つぶす、お団子にする、投げ入れる行程を楽しみながら味噌を作りました。味噌の
完成は今年の秋、楽しみですね。




2.栃木市更正保護女性会との「愛の鈴」作り

 「愛の鈴」作りは4年目になります。今年度は栃木市更正保護女性会の方々が
来校し、2年生に対し愛の鈴を作るようになった経緯などご説明いただきました。
さまざまなことを抱えた方々に手を差し伸べることの大切さを学びながら、
愛の鈴の作り方を教えていただきました。これから本格的に制作に入り、作った
鈴は栃木市の中学生に配布されます。




3.認知症サポーター講習会
 1年生対象に認知症サポーター講習会が実施されました。「生活と福祉」をご講義
いただいている松崎先生や栃木市の職員の方々より、認知症とは何か症例等を教えて
いただきながら、認知症の方に出会ったときの具体的な対処法など学習しました。
受講後はオレンジリングをいただきました。認知症について理解のある印として
全国的にその輪は広がっているそうです。


 3学期もあっという間でした。これらの交流活動を通して「人間杖
(にんげんづえ)」という言葉が印象に残りました。人間杖とは人を人が
支えること。勇気がないと、知識がないと、なかなか難しいことですね。
生徒たちが自信を持って、地域担う人へと成長してほしいもの
です。1年間ありがとうございました。