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学校日誌
(高)1年「総合的な探究の時間」探究発表会
第一学年では、総合的な探究の時間において、「探究発表会」を開催しました。
4月から9月の前期、10月から3月の後期の2クール、生徒たちは個人の興味・関心から「問い」を見出し、それぞれの手法で探究を行ってきました。
第一学年では、
・「ふざけたことをすごく真面目にやってみよう〜頭でっかちからの脱却〜」
・「半径5mの《なぜ?》を見つけてみよう〜本当に探究したいことに熱量をもって取り組む〜」
をスローガンにし、
①課題の設定 → ②情報の収集 → ③整理・分析 → ④まとめ・表現 → ①(新しい)課題の設定......
と「探究のサイクル」を繰り返すことで、汎用的な力と深い知識の両方を得ようと試行錯誤してきました。
2月1日(木)、2日(金)はクラス内で発表を行い、発表を聞いたオーディエンスの採点にもとづき、クラスごとに2名ずつの代表者を選出しました。そして、8日(木)、9日(金)は東雲ホール(校内の大講義室)にて、クラス代表の計8名が学年全員の前で発表を行いました。
学年生徒の投票で決定した最優秀賞、優秀賞、優良賞のテーマおよび内容は以下の通りです。
<最優秀賞>
「睡魔に勝つには」
・授業中にどうしても睡魔に襲われてしまうことがある。なぜ睡魔に襲われてしまうのか、を科学的な根拠に加え、実体験や聞き取りをもとに検証した上で、どうしたら学習に最適な環境を創出することができるのかを実験を行って結果を考察し、現状の学校の学習環境改善についての提言を行うとともに個人でできる学習効果を高める方策についての提言を行った。
<優秀賞>
「目に沁みないタマネギの切り方」
・最近メガネからコンタクトレンズに替えたところ、タマネギを切るときに涙が出なくなったことに気がついた。その原理を調べるとともに、世に出ている「目に沁みないタマネギの切り方」を超える最善のタマネギの切り方を見い出そうと検証・実験し、自分なりの「目に沁みないタマネギの切り方」を提言した。
<優良賞>
「最強のブラウザは何か」
・日本ではSafariが60%を超えるシェアを誇り、世界ではChromeが65%に迫るシェアであることを知った。何の気になしに規定のブラウザを使っているが、はたしてどのブラウザが「最強」なのかを検証するため、実験した。何も考えずにすでに決められているものを使ってしまいがちな人々に警鐘を鳴らすとともに、ニッチなものの良さに目を向けることを提言した。
各人、趣向を凝らしたオリジナリティ溢れる発表が多かったことが印象的でした。
今回の発表会は、その成果を発表する機会を設けることで、友人や教員からフィードバックを得て、これからのさらなる探究につなげることが目的でした。
今回の発表会がこれからの探究の飛躍につながっていくことを期待し、報告といたします。
こどもまんなかミーティング(矢板市長との意見交換会)
令和6年1月30日(火)イケポス池田キッズハウス(矢板市こども未来館)にて、齋藤 淳一郎市長と市内高校生でこれからの矢板市について意見交換を行う「こどもまんなかミーティング」が行われ、本校からは15名の生徒が参加しました。
「高校生が考える未来の矢板市とは」というテーマで、「住んでみたい場所とは」、「働きたい場所とは」、「矢板市の良さとは」という3点について、高校生の視点で、自分のアイディアを市長に提案しました。
他校生の意見を聞いたり、市長と直接お話ししたりする機会をいただき、大変貴重な体験をすることができました。
~第43回校内百人一首大会~
1月18日から1月22日にかけて、中高合同の校内百人一首大会が伝統文化室で開催されました。
試合方法は「源平戦」でのトーナメント戦です。中学生も高校生も1チーム3人編成で試合を行いました。
1回戦から、上の句が読み上げられると果敢に攻めていく姿が多く見られるなど、熱気あふれる大会となりました。
令和5年度 第3学期始業式
令和6年1月5日(金)第3学期始業式を行いました。開式の前に、このたびの令和6年能登半島地震により亡くなられた方々に深く哀悼の意を表すため1分間の黙祷を行いました。被災された方々、そのご家族及び関係の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
さて、式辞の中で大牧校長は、「3年生にとっては勝負の時ですが、1、2年生にとっても、1月は行く、2月は逃げる、3月は去る、と言うように、この3学期はあっという間に過ぎてしまうので、4月からの新学年での学業、各種大会、コンクールに向けてしっかり準備をしてほしい。」とおっしゃっていました。「強い矢板東」の実現に向けて頑張っていきましょう。
また、体調管理についてもおっしゃっていました。「大事な出来事の前に、しっかり体調を管理して臨むことは、長い人生の中でも大切なことです。」
3年生の皆さん、いよいよ来週末は大学入学共通テストですね。しっかり体調管理をして全力で試験に臨んでください。
校長式辞 校歌斉唱
本校生が「第14回全国高等学校選抜スポーツクライミング選手権大会」に出場しました。
12月23日(土)、24日(日)の二日間、本校1年生の船木陽くんが「第14回全国高等学校選抜スポーツクライミング選手権大会」に出場しました。
船木くんは、5月に「第11回リードユース日本選手権南砺大会」で第3位に入り、8月に日本代表に選出されて「IFSC 世界ユース選手権ソウル 2023(リード競技)」に参加するなど、平素より活躍しており、今大会は協会推薦出場となりました。
スポーツクライミングの選手は、普段、14歳または15歳は「ユースB」、16歳または17歳は「ユースA」、18歳または19歳は「ジュニア」とカテゴライズされていますが、今大会はこれらのカテゴリ分けをせず、高校1年生から高校3年生までが一堂に競う、まさに「高校生ナンバーワン」を決める大会でした。
大会には男子108名、女子90名が参加。初日は2本の違うコースを登り、男女それぞれ上位26名が二日目の決勝へ進みました。二日目の決勝は一本勝負で順位を競いました。
船木くんは見事決勝に進出。最終的には惜しくもあと一歩(一手)のところで入賞は逃しましたが、「第11位」という素晴らしい結果を残しました。(本県勢の決勝進出は唯一)
本人は「もっといきたかったなー」と悔しそうに話していましたが、 1年生ながら躍動感溢れるクライミングを見せ、会場からは大きな拍手が送られていました。
普段の学校生活での穏やかな様子とはひと味違った「本気」の表情が垣間見え、担任として、非常にいいシーンを見ることができた機会となりました。
引き続き、さまざまな大会での活躍を応援していきたいと思います。ご声援、ありがとうございました。
文責:引率(担任)星野廣之