Welcome to 栃木県立小山南高等学校 公式ホームページ |
~令和11年度に創立50周年を迎えます!~ |
今日は、第3学年文Ⅱコースの「世界史探究」の時間に、栃木県立文書館の先生方に授業支援をしていただきました。
栃木県内で保管されてきた実際の史料を教室に持ってきていただきました。
今の3年生は、1年生の「歴史総合」の時間から「地域から見る歴史」をテーマに学んできていて、今回はその集大成とも言える内容。テーマは「伊勢参り」です。世界史探究では様々な地域の信仰について学びますが、日本の信仰を一つ取り上げて、信仰と観光の関係を考え、世界史探究を進めるための視点を得るための実践です。
授業では、「五街道細見記」と題された江戸時代の旅のガイドブックや、お土産として買われた「薬の袋」などの史料をもとに、お伊勢参りがどんな旅だったのかを読み解いていきました。当時の人たちは、どんな理由で伊勢を目指したのか?どんな立場の人が、どれくらいの時間をかけて旅をしたのか?史料から、そんな疑問に迫る時間になりました。
やっぱり、文字だけじゃ伝わらないことってありますね。
史料の管理のお仕事をされている文書館の先生のお話を聞いたり、実際の史料に触れたりすることで、教科書では気づけない発見がたくさんありました。江戸時代の栃木県の人たちの息遣いが、ふと感じられるような、そんな授業でした。
史料を見せていただいた後は、クラス全体で気づきの共有をしました。
2学期も世界史探究では様々な地域の歴史と文化を、今日の学びをもとに深めていきたいと思います。