農業土木科日誌

ニワトリ解体実習【農業土木科】

 2年生の「総合実習」で実施したニワトリ解体実習を、1年生の「農業と環境」の授業で行いました。1年生の「農業と環境」では、栽培に関する授業と並行してニワトリの飼育に関して授業を進めていきました。「動物の福祉」や「屠殺」について、生徒たちに考えてもらいながら授業を進めていきました。
 今回は、ニワトリを締めて解体した後、命を頂いたことに感謝して全員で調理まで行いました。ニワトリの解体では、生徒全員がニワトリに対して真摯な気持ちで向き合った結果、戸惑いながらも部位別に分けることができました。その後、農業土木科で収穫した野菜を使い、調理してシチューを全員で食べました。
 実は、ニワトリを飼育していた際のエサは、農業と環境で栽培して発生したくず野菜等のみを使っていました。生徒自身が育てた野菜で育ったニワトリを頂いたことで、生徒自身が考えさせることにつながってと思います。
 最後に農業土木科を学ぶ一員として、命の尊さを学び、インフラ整備等、産業の担い手としての自覚を持つきっかけになれば幸いです。