日誌

水産科掲示板

「LOCAL FISH CAN グランプリ2023」の決勝大会進出が決まりました!

「LOCAL FISH CAN グランプリ」(https://localfishcan.com/)とは、高校生がLOCAL FISH(地域の課題魚)を利用したオリジナル缶詰を開発し、競い合う大会です。

この度、水産科3年、佐藤凛さん、廣田晃さん、渡辺楓真さんが「チョウザメのペペロンチーノ風パスタソース缶詰」で挑戦し、見事決勝大会への切符をつかみ取りました!まだ試作の段階で、これから多くの方々と協力しながらより良いものにしていきます。

またこの活動に関するインスタグラム(#チョロンチーノ)を開設しましたので、よかったら足を運んでみてください。

決勝大会は10月8日に東京で行われます。その日まで全力で頑張ります!

 水産科3年大山 全国水産海洋高等学校意見体験発表会 最優秀賞 受賞!

 7月3日~4日にかけて長崎県長崎市で行われた「令和5年度 全国水産・海洋高等学校 産業教育意見・体験発表会」において、関東・東海地区代表になった本校水産科3年生の大山弘貴君「最優秀賞」に選ばれました!

 全国大会は全7地区の地区大会を勝ち抜いた代表で行われ、これまで学校生活で体験したことを7分間でスピーチする大会です。

 大山君は、「淡水二枚貝の保全から見えたもの」と題して、1年生のときから取り組んできた淡水二枚貝の保全活動を通して、生き物を守ることや人との共存の難しさを感じながらも、生き物の力強さを感じ、今後の人生において保全活動の在り方を考えていきたいという内容でした。

内容もさることながら、堂々と発表する大山君の姿に多くの人々が感銘を受けたことと思います。

 全国大会で最優秀賞を受賞するのは、平成23年にチョウザメの課題研究について発表した清野さん以来、12年ぶりのことです。

 この後、10月28日(土)29日(日)に実施される第33回全国産業教育フェア福井大会で全国の水産高校の代表として発表をします。

 大山君、本当におめでとうございます。

 

 

2年生が磯調査を実施しました!

6月6日、茨城県ひたちなか市の平磯海岸で水産科2年生が磯調査を実施しました。

海とタイドプール(潮が引いた後に残る海水のたまり)それぞれの水温や塩分濃度などを分析した後、タイドプールに残された水生生物の調査を行いました。干潮で潮が引いた岩礁にはワカメやマクサなどの多様な藻類が繁茂しており、水産生物の生息場所になっています。生徒たちは岩礁地帯の環境の多様性を目にすることができ、そこに住む海の生物の豊かさにふれることができました。

今後は「総合実習」において、分析結果の考察や捕獲生物の調べ学習を行い、実習の理解を深めたいです。

 

しもつかれ博に参加しました。

2月4日(土)にミナテラスとちぎ(宇都宮市)にて、「とちぎの食文化調査研究発信事業イベント しもつかれ博-探る ”千年フード”-」が開催されました。

本校から3名の水産科生徒が参加し、水産科2年生21名が作った「馬頭高校のしもつかれ」を販売しました。

おにおろしを使って大根と人参をおろし、サケの頭は焼いて香りを立たせたこだわりのしもつかれは、開始22分で完売し、馬頭高校のしもつかれの人気の高さに驚きました。

 

午後にはパネルディスカッションが行われ、民俗学の専門家や有名ホテルの料理長とならんで、本校卒業生でしもつかれ缶の考案者である小林優作さんがパネリストとして参加しました。

イベント後、小林さんから参加した生徒たちに向けて、「やりたいことは全力で取り組むように」などとアドバイスをいただくことができました。

 

 

漁具作りのために竹細工を学びました!

1月20日(金)

水産科実習場にて、那珂川町竹芸会の芳賀様ご夫妻から竹の基本的な加工方法について教えていただきました。

まずは孟宗竹と真竹の違いについて教えていただき、なたで36等分することから始めました!

なたの刃が曲がって入ることで、竹の断面が斜めになってしまうなどただ割るだけなのに苦戦中です。

36等分した竹は、表面を薄く残すようになたで削っていきます。作業の難易度はあがり、当たり前ですがうまくいきません。芳賀様にアドバイスをいただきながら、少しずつ慣れていきました。これまでの作業を上手にできるようになるまでには、かなりの回数を重ねないと・・・と思うばかりです。

後半は、室内にて編み方の練習をしました。今回は6角形の形ができる六つ目網を教えていただきました。

最初はどの順番で編んでいくかわからず、言われた通りに手を動かしていた生徒たちですが、作業が進むにつれて自分で感覚をつかみ、どんどん編んでいきました。

今回は煮魚を作るときに活躍する道具を作りました。

芳賀様、本日はお忙しい中、馬頭高校に足を運んでくださり本当にありがとうございました。

本日学んだことを活かして、網作りを進めていこうと思います。

 

 

馬頭高校しもつかれ缶詰リニューアル大作戦!

1月12日(木)に大田原市にある創作料理「たわら寿(ことぶき)」の遅澤ご夫妻と、しもつかれブランド会議の青栁様をお招きし、本校実習場で水産科2・3年生がしもつかれについて学びました。

青栁様からはしもつかれの歴史や意義、しもつかれブランド会議の活動について、また遅澤様からは調理法や作り手側の思いについて学びました。

しもつかれは、各家庭ごとの歴史や味があり、「多様性」に富んだソウルフードであると言えます。150年の歴史ある伝統食を後世に引き継いでいくお手伝いができたらと考えています。

3年生はまもなく卒業です。本日、遅澤様から教わったポイントを活かしながら、今後は味の後継者である2年生の佐藤くん、廣田くんを中心に、“馬頭高校のしもつかれ”を作っていきたいと思います。

遅澤様、青栁様貴重なお話と熱心なご指導をありがとうございました。

鬼おろしを使って、大根と人参をおろしています

 

~馬頭高校しもつかれ販売します~

2月4日(土)に宇都宮インターパークの「ミナミテラスとちぎ」で開催されるしもつかれ博に本校卒業生でしもつかれ缶を開発した小林君がパネリストとして出演します。また今回の実習を受けて、リニューアルしたしもつかれを販売いたします!興味のある方は、ぜひ足を運んでください!

 

 

水産教育講演会が行われました。

1月11日

本校会議室で水産科の生徒を対象に、水産教育講演会が行われました。

今年度の講師は、元馬頭高校水産科の教員である吉田宰様をお招きし、「課題研究から学ぶ」というテーマで講話をいただきました。

吉田先生は、本校のウナギ研究の第一人者であり、現在も帝京大学にてウナギの研究を継続していらっしゃいます。講話の内容は、ウナギのみならず、これまで馬頭高校水産科の卒業生が築き上げてきた研究の歴史について、生徒たちにわかりやすく、また今後課題研究の授業へのエールをいただくような内容でした。

今年も冬の味覚ができました!

さかのぼること約2週間前。

12月8日。

水産科実習場で今年も馬頭高校の冬の味覚「フレッシュキャビア」の加工が行われました。

今年も水産科3年生、15名の力を借りました。

念入りに自分自身とチョウザメの消毒を行い、作業開始です。

約8キロの個体から、1キロの卵巣が取れました。

優しく卵巣をこして、キャビア1粒1粒にし、ピンセットで不純物を取り除きました。

チョウザメ、生徒の頑張りもあり、無事に40瓶の製品が出来上がりました!

今年は数量限定で一般販売も行います。25グラム入りで6500円になります。

興味のある方は、馬頭高校水産科までご連絡ください。

年に一度の販売です。ぜひご賞味ください。

また、今年も那須にあります「四季の館 風の杜」で本校のキャビアが提供されています。足を運んでいただき、一流シェフの料理を堪能してみるのもいいかもしれません。

 

問い合わせ先

馬頭高校水産科 担当 長山  0287-92-2009

 

 

0からマルシェ(しもつかれブランド会議応援)に参加しました!

12月4日(日)

日光市さがみや大沢店で開催された「0からマルシェ」に水産科3年小川君と古澤君の2名が参加しました。本校で製造したしもつかれ缶詰を「しもつかれブランド会議」ラベルで、地元の皆さんに販売しながら学校PRもさせてもらうことが目的です。日光市のフレンチレストラン「Girouette」様の協力で「しもつかれ入りおいなりさん」も販売しました。とても美味しくお客様にも好評でした。しもつかれブランド会議の皆様にご指導を受けながら参加者2人も頑張っていました。卒業生の小林優作君も一緒に販売してくれて、とても有意義な時間を過ごすことができました。小池校長先生も応援に来てくれ、とても盛り上がりました。今後もしもつかれブランド会議さんと連携を取りながら、郷土料理「しもつかれ」を価値ある食品としてアピールしていきたいと思います。

「0からマルシェ事務局より」下記リンク先をいただきました。当日の様子が閲覧可能です。

【動画】  https://youtu.be/TtZLqei1T5Y     

【写真】  https://firestorage.jp/download/f9c2dcff2f8c6abeceb855ec99b82ed1f02ca504

しもつかれのラベルかっこいいです。

左側から水産科3年小川幸宏君、古澤玲央君、OB小林優作君(帝京大学)

画面右上のしもつかれ文化のポスターは渡辺祐亮様から頂き実習場に展示します。(検索:農民イラスト)

最後のじゃんけん大会買ったら割引・・勝っちゃダメでしょ小川君!

出店した皆様との集合写真

 

サケの採捕採卵を実施しました。

11月17日(木)

 水産科3年生がサケの採捕採卵実習を行いました。今回の調査は実習場横の武茂川で、投網と釣りを用いて行いました。

 ここ数年は、武茂川ではサケの遡上がほとんど確認できておらず、昨年の採捕採卵実習では1匹もサケを捕獲することはできませんでした。しかし、今年はサケの遡上を数匹確認することができ、1匹のサケを捕獲することができました!

  

今回はメスを捕獲することができなかったため捕獲したオスは馬頭高校名物の魚醤に加工する予定です。

ここ数年サケの遡上があまり確認されていないので、来年度からは河川環境の改善に力を入れていきたいと思います。