日誌

白布ヶ丘点描

玄関に、南天

今週、正面玄関に冬を彩る南天が飾られました。

赤い実はヒヨドリがよく好んで食べ、種が運ばれます。気がつくと庭に南天が生えていることがよくあります。空気か乾いて、風邪をひきやすい季節。南天の実から抽出したエキスを使用したのど飴を使う人も多くなります。実に含まれる咳止めに効果がある成分がのど飴に使われています。葉は殺菌効果があり、赤飯の上に南天の葉が添えられます。名前から、難を転ずる縁起物ともなります。玄関に飾られて4日経ちました。花ものではなく実ものは、まだまだ元気です。しばらく玄関で真っ赤な実が出迎えてくれそうです。

進路指導室前のもみじ

11月も最後の週となり、だんだん朝晩が冷えるようになってきました。11月21日真岡では早々と氷点下を記録しましたが、今週末には2度目の氷点下になる週間予報が出ています。先週から公仕さんが教室のストーブの設置作業を開始しました。
 中庭ではヤマボウシやケヤキのもみじが盛りです。

今年は各地のもみじが例年より遅れているところが多かったようです。本校のヤマボウシもいつもより少し色づきが遅く、今が一番綺麗に色づいています。今日の朝は濃い霧で葉が濡れ、いつも以上に艶やかな雰囲気を醸し出していました。これからさらに寒さが厳しくなってきます。体調管理にも気を付けましょう。

家庭科(調理実習)~肉饅~

11月11日は「豚饅の日」です。今月から1年生の家庭基礎で中華の調理実習がはじまり、肉饅が課題の1つです。さっそくその様子を紹介したします。肉饅の他に椎茸とベーコンを使用した中華スープを作るというもので、肉まんは生地から手作りしていました。

練った生地はその後丸く伸ばし、中に具を入れ形を整え、蒸かしていました。

作り終えた後は、みんなで実食し、味を確かめました。

朝晩冷込むようになってきました。温かい肉饅が恋しくなる人も多いでしょう。せっかく学んだ肉饅製作、家で再度挑戦しましょう。

化学実験~硫酸銅(Ⅱ)水溶液の電気分解~

今週、2年生の化学の授業で硫酸銅(Ⅱ)の電気分解を行っています。

電気分解には、電極に鉛筆の芯(炭素)を使用します。廃液等の環境負荷を抑えるためシャーレに必要最低限の硫酸銅(Ⅱ)の水溶液を入れ、鉛筆の芯を浸し変化を観察しました。電気分解をはじめるとすぐに陽極側の鉛筆の芯から気泡が発生し、陰極側の鉛筆の芯には少しずつ茶色っぽい被膜が付着していく様子が観察できました。それぞれ、陽極側から発生した気泡は酸素、陰極側で発生した茶色っぽい物質が銅であることを確認しました。

理科では、簡単な実験でも、実際に実験を行うということが大切です。実験の準備や過程、変化の起こっている様子を見ることで、より理解を深めることができます。

吉川真先生と宇宙に関する特設図書コーナー設置!

創立120周年記念講演会にあわせ、講演していただく吉川真先生関連特設図書コーナーが本校図書館に設置されました。
先生は栃木県出身で、理学博士、JAXA宇宙科学研究所の准教授です。そして小惑星探査機はやぶさ2のミッションマネージャーを務めています。監修やインタビュー紹介された本などから、いくつか紹介します。

1冊目は「おかえりなさい はやぶさ 2592日」。吉川先生監修の本で、2003年5月9日の打ち上げから2010年6月13日役目を終るまでの2592日間の記録です。綺麗なグラフィックがそえられた2592日間が1冊に凝縮されています。はやぶさがなにをして、どんなことをしたのかというのを知ることができます。

もう1冊も先生監修の「図解 雑学 よくわかる宇宙のしくみ」です。宇宙の歴史や太陽、惑星の構造について図を交えながら非常にわかりやすく解説がされた本です。宇宙について知りたいときはこの本を是非読んで下さい。宇宙についてオールマイティに学べる本です。


最後は「小惑星探査機『はやぶさ2』の挑戦」です。はやぶさ2のミッションマネージャー吉川先生へのインタビューの内容が紹介されています。吉川先生氏のインタービュー紹介ページに付箋を貼りました。
司書の先生が他にもはやぶさや、宇宙に関する書籍を集めて下さいました。ぜひ見に来て下さい。

フードデザイン(調理実習)~ミートボールスパゲッティ他~

2学期の3年家庭科は調理実習がメインになります。本日の3年生フードデザインを覗かせていただきました。今日のメニューはミートボールスパゲッティ、ミネストローレ、リンゴのサラダ、マドレーヌの4品です。

1年生の家庭基礎の調理実習と比べ、3年生のフードデザインの調理実習では品数も増え、より手際の良さが求められます。

さすが3年生、班の仲間と協力しながら時間内に調理と片付けを済ませ、自分たちで作った料理を美味しくいただきました!!

化学実験~ナトリウムの反応~

2年生の化学でナトリウムの反応を確認する実験を行いました。周期表の1族に属するナトリウムは金属でありながら、カッターで簡単に切れる柔らかい金属です。その硬さを確認しました。

カッターで切った直後の断面を確認した。切断直後の切断面は、金属特有の光沢がありますが、すぐに酸化してします。金属光沢は数秒ほどしか見ることができません。数ミリほどの小さいサイズにカットしたナトリウムの水との反応を確認し、化学反応で出てくる気体の確認実験をしました。

試験管内で水とナトリウムを反応させ、ゴム栓で密封して気体を貯め、マッチの火を近づけて気体の特徴を確認しました。マッチの火を近づけると音をたてて燃焼しました。生成した気体が水素と推定できます。

ビーカー内で水とナトリウムの反応を観察しているところです。ビーカーの底に湿らせたろ紙を敷き、小さなナトリウムの欠片を落とします。激しく反応して燃えることが確認できました。金属は鉄やアルミニウムのように硬く、内部までは酸化などの変質が起きにくいですが、ナトリウムは柔らかく,激しい反応がおき、取り扱いに注意が必要な金属であるということを体感できました。

欅とタマムシ

梅雨に入り、連日雨が続いています。今日も1棟と2棟の間の通路は雨が入り込み少し濡れています。そんな通路で足元に気を付けながら歩いているとタマムシを発見しました。タマムシはケヤキやエノキの葉を好む昆虫で、ケヤキの大木がたくさんある本校はタマムシにとってはこの上ない環境と思われます。外で仕事をされることの多い公仕さんが稀に飛んでいるのを目撃することがあるそうですが、それでも目にすることは稀な昆虫です。貴重な昆虫ということで写真で紹介しておきます。

ちなみにこのタマムシの羽は金属光沢のようにキラキラと輝いていて、複雑な発色をしています。しかしこれは実際にこのような色がついているわけではなく、薄い膜のような層が何層にも重なり、それぞれの層から光が反射されることで人間の目にはこのような複雑な色に見えています。アワビやサザエの貝殻の内側が複雑な色に輝いて見えるのも同じ原理で、これらは構造色と呼ばれます。物理の「光の干渉」の部分でも取り上げられているCDのディスクやシャボン玉の色合いも構造色の一種で、以前に紹介したカワセミの羽が光沢のある青を発色させているのも羽毛の微細な構造による構造色です。

美術授業~風景画~

今月7日に関東も梅雨入りし、曇りや雨の日が増えています。昨日も朝から雨で肌寒い1日でしたが、本日は雨も上がり、外では体育の授業でプールの授業に向けたプール清掃や美術の風景画の授業がおこなわれています。校舎2階の窓から美術で風景画を描いている1年生が見えたので、その様子を撮ってきました。

ここはプールの更衣室の脇ですが、この他にも家庭科棟や昔の焼却炉の近くなどでも風景を描いている生徒たちがいました。生徒たちの様子を見ながら校舎を一周していると、久しぶりに自転車置き場で猫にも遭遇しました。

家庭科実習~エプロン製作~

本日は天気も良く、外では体育の授業のソフトボールや美術の写生の授業などがおこなわれています。今回は1年生の家庭科の授業を紹介します。HPでこれまでに、調理や浴衣の着付けなどをご紹介しましたが、今回は縫製です。

家庭科の授業は別棟の家庭科棟です。1階が調理室、2階が被服室です。1年の家庭科はエプロンの製作です。2階の被服室にお邪魔しました。

階段途中に裁縫の基本のポスターを見かけました。玉結びやボタンのつけ方が描かれています。

授業では、最後の仕上げのボタンつけをしていました。完成モデルがこちらです。

中央に学年カラーで校章がデザインされています。赤は現2年生、現1年生はグリーンの校章です。

ボタンつけの様子です。

まだミシンの作業をしている生徒もいました。周りのサポートもあり次の作業に取りかかれたようです。

このクラスは今日のこの授業でエプロンは完成です。実際に着用して出来映えを確認していました。

2学期はこのエプロンを使って調理実習をすることになっています。調理実習の様子もこちらで今後紹介していきます。