活動の記録

活動の記録

【中1】プレシャスウィーク2日目

プレシャスウィーク2日目は、通常授業に加え、学級対抗百人一首大会・ChangeMakerに聞く①を行いました。

 

学級対抗百人一首大会は、これまで国語の定期テストで一生懸命に覚えた成果を発揮していました。上の句が読まれると、”あ!これ覚えてる!”とうれしそうに札をとっていました。

 

ChangeMakerに聞く①では、佐野市むらづくり推進協議会会長の横塚順一様をお招きし、飛駒和紙作りなどで奥佐野地域を活性化させる取り組みについてお話していただきました。地域の人だけでなく、東京などから観光客を誘致し、イベント行うことで、地域の良さを知ってもらう取り組みを行っていることは、16期生が総合的な学習の時間に考えてきたことに通じるものがあり、大変勉強になりました。

【中学】数学の授業の様子(中学3年2組、山田先生)

24日(水)の4時間目に行われた「中学3年2組 数学」の授業の様子を紹介します。

 

本時の授業は、「三平方の定理」の単元で「富士山の見える範囲を調べよう」という活動に取り組みました。

 

地球を「障害物のないきれいな球」とみなすことで、富士山の見える範囲を三平方の定理を用いて求めることができます。

 

計算上では、富士山を中心として半径約220km 圏内の地点まで富士山を見ることができます。

(実際には、地形の凹凸や光の屈折の関係で、300km 以上離れていても富士山が見える地点があるそうです。)

 

生徒の中からは「実際には凸凹していたり、障害物があったりして見えないのではないか」という声も上がります。しかし、身の回りの問題を数学的に表現した問題に『数学化』し、問題を数学を用いて解決することは、社会の中で数学を活用するうえでとても重要な考え方です。

今後も、各教科で学んだことを実生活や社会の中でどう生かすのか、という視点を大切にしてほしいと思います。

【中2】林間学校1日目⑤

ホテルにチェックインしました。

初日のスキー演習を終え、ホテルの部屋に生徒たちは入りました。

初日のスキー体験では、怪我人もなく全員部屋でのんびりしています。

夕食はバイキングです。

夕食を食べたのち入浴、室長会議となり本日の活動は終了です。

【中1】プレシャスウィーク1日目

2年生が林間学校に出かける3日間+αを、16期生は”プレシャスウィーク”として過ごすことになっています。

1日目の本日は、佐野市で天明鋳物づくりに取り組んでいる若林様のお話を聞かせていただきました。

冒頭に鋳物づくりの実演をしていただき、金属がとけ、鋳型の中で鋳物になっていく様子に、生徒はとても驚いていました。

10月のスペシャルウィークに続き、子供たちが成長できる期間になればいいなと思います。

【中学】数学の授業の様子(中学2年1組、柾木先生)

23日(火)の4時間目に行われた「中学2年1組 数学」の授業の様子を紹介します。

中学の数学では、1年生の「データの分析」、2年生の「箱ひげ図」の単元で、データの特徴や傾向を分析する方法について学んできました。

これまではヒストグラムや箱ひげ図を手作業でかいていましたが、今回の授業では統計ソフト「stalook」を用いて作成しました。

※「statlook」とは、静岡大学教育学部の研究室が開発したソフトで、Excelのデータからヒストグラムや度数折れ線、箱ひげ図などを簡単に作成することができます。

前時では、気象庁のHPから佐野市と福島県猪苗代町の過去30年間分の1月の気温(平均気温・最高気温・最低気温)を引用し、Excelの表にまとめました。

生徒はWord や PowerPoint の操作には慣れていますが、Excel を扱う経験があまりなく、周りと相談をしながらExcel で表を作成しました。

 

本時では、表にまとめた気温を「statlook」に入力し、ヒストグラムや度数折れ線、箱ひげ図などを用いて佐野市と猪苗代町の気温を比較・分析しました。

生徒は教員が作成したマニュアルを参考にしながら、「statlook」で様々な図を作成しました。

 

そして、どのデータを用いて、どのように分析するとより良い比較ができるのかを相談しながら、グループで共有したPowerPoint にまとめました。

 

次回の授業では、各グループが作成した資料を比較・検討することで、さらに学びを深めていきます。

【中学】数理探究(数学分野)の授業の様子(2年1組、柾木先生、安藤先生)

23日(火)の1・2時間目に行われた「中学2年1組 数理探究(数学分野)」の授業の様子を紹介します。

 

本校の設定教科「数理探究」は、2年生の後期と3年生の前期に、数学分野と理科分野を隔週で行っています。

 

本時は数学分野で「点字」を題材にした授業を行いました。 

多くの生徒は、小学校の国語や総合的な学習の時間で点字について学んだことがあるものの、その成り立ちや規則性など点字の詳細についてはあまり知らないようでした。

そこで、点字の規則性に着目し、数字やアルファベット、ひらがなの表し方を考えました。

ひらがなは「母音を表す点」と「子音を表す点」の組み合わせで一つの文字(音)を表します。一見するとばらばらに決まっているように思える展示ですが、少ない単語からその規則性を見出すことで、他のひらがなを導くこともできます。

【パズルのようにひらがなを表す点字を見つけていきます】

 

また、今回の授業を行うにあたり、佐野市社会福祉協議会様から点字を使った本や冊子を提供していただきました。

【提供していただいたレシピ本や県の点字広報など】

【点字広報の中は真っ白で、点字がびっしりと並んでいます】

 

生徒たちは興味深そうに点字に触れ、頑張って読もうとチャレンジしていました。

《生徒の感想》

○点字は、使う人が読みやすいように作られていることが分かりました。また、数学を社会に生かすには、そのまま生かすのではなく、工夫をすると良いことが分かりました。

○点字は不規則に並んでいると思っていましたが、規則的に並んでいると分かりました。アルファベットやひらがなの点字を知ることができたので、他の言語の点字も知りたいと思いました。

○点字についてきちんと学んだことは初めてだったので、規則性などを知ることができて面白かったです。点字で数学を勉強するときや図形を表現するときは、どのように表すのかを知りたいです。

 

点字は6個の点の凹凸で様々な文字や記号を表しますが、数学的な場合の数(表し方は何通りあるか)と実際に使われている点字の種類の数は異なります。

『福祉』の観点から点字を考えることで、「数学的な答え」とは異なる「現実場面での最適解」を得ることができます。

また、レシピ本を読んだ生徒が、「でも、目が見えない人はどうやって料理をするのだろう」と呟いたことがとても印象的でした。

「レシピ本を読んで料理をすること」を当たり前だと思わずに、目の見えない方の立場から考えた素晴らしい発言だったと思います。

 

本校では、総合的な学習の時間を中心として、探究活動に取り組んでいます。各教科で学んだことを実社会で生かす上で、今回の『福祉』のように様々な視点が大切になります。今後も様々な活動をとおして、多角的な視点を獲得してほしいと思います。