日誌

水産科掲示板

水槽展示はじめました


水産科1年生が実習の中で、それぞれのコンセプトにもとづいた水槽を作りました!
まずはガサガサをして展示する生き物を採集します。

実習場横のビオトープにでかけ、思い思いに網を投入。
ガサガサのベテランである、佐々木先生や齋藤先生の動きや採集量に圧倒されながらもなんとか生き物を採集。
実習場に持ち帰り、展示する生き物を選んでいきます。

午後は川原に出かけ、展示に使う石や流木を集めました。

いざ水槽作り。
出来た作品がこちらです。
それぞれコンセプトと一押しポイントです。
本人たちは楽しかったようで、ぜひ作品をご覧ください。

●タイトル:「河川敷アニキ」
●ポイント:「どこにでもある日常的な風景にありがたみを感じる」ということをイメージして作りました。名前の理由は、河川敷のどこにでもいるアニキが普段見ている風景を再現したのでこの名前にしました。
●メンバー:丸山、大森、大澤、神田、齋藤


●タイトル:「池の中」
●ポイント:生徒が採集してきたコイ、カニを見て下さい。
●メンバー:小川、佐藤、古澤、溝江、坂入


●タイトル:「Fish Forest」
●ポイント:水草が森の葉のように見え、流木を入れることで自然豊かな地形を作り出しました。
●メンバー:相田、樽見、鈴木、小杉、矢内、笹﨑

和船とカヌー実習

10月9日(金)にカヌーと和船の操縦法を体験的に学びました。


カヌーでは、思った方向にいかなかったり、川の流れに逆らうときには前に進まなかったりと苦戦する様子が覗えましたが、最後はなんとかカヌーの操縦を体験的に理解することができました。


また、和船では、佐藤様を講師に迎えて実習を行いました。


和船実習の前には講師の佐藤様より天然の鮎の塩焼きをいただき、頭から内臓、尻尾まで美味しくいただきました。

この美味しい鮎も那珂川がきれいに保たれているからだそうです。逆を言えば、人間が川を汚することは、鮎が食べられなくなるといった食という形でも人間に返ってくる話を聞き、とても考え深い学習ができました。


和船の実習では、初めての体験をして操縦の難しさを学ぶことができました。
思った方向に行かず、講師の先生に手伝ってもらうことも多々ありましたが、貴重な経験ができ、生徒たちは充実した1日を過ごすことができました。

  

大田原市自然観察館への展示


10月6日(火)より大田原市ふれあいの丘内、大田原市自然観察館にて水産科3年永田旭君の活動記録の展示を行っています。
 9月に永田君が大田原市理科クラブおよび大田原市自然観察館共催の古墳に関するイベントにおいて活動を発表したことから、自然観察館にて展示も行ってみては、というお誘いをいただき、実現しました。
 永田君の活動は、那須地区や大田原市などに生息する淡水二枚貝を保護しようという活動です。展示内容はポスターで活動内容を示し、代表する二枚貝数種の貝殻を展示するというものです。
 皆さん、お時間がありましたら、ぜひ大田原市自然観察館まで足をお運びください。展示は現在のところ期限が定められておりません。

交流教育

9月25日(金)に南那須特別支援学校と水産科実習場にて交流教育を行いました。

3班に分かれて、実習場見学と金魚すくい、マス釣りを行いました。

実習場見学では、生け簀の魚について、説明をしました。大きなチョウザメには驚いた様子でした。
金魚すくいでは、1人で5匹以上すくった名人も現れました。
マス釣りでは、たくさんのマスが釣れて生徒たちはとても楽しそうにしていました。

今日は、南那須特別支援学校の生徒とたくさん交流ができ、馬頭高校の生徒も楽しそうでした。コロナの影響で行事がなくなる中で、楽しい思い出ができました。


水産科感謝祭開催

9月11日(金)水産科実習場にて、毎年恒例の水産科感謝祭を行いました。
 今年は、コロナウイルス感染対策のため、内容を縮小して実施しましたが、水産クラブの生徒を中心に実施内容を工夫して、3学年全員が一緒になって感謝祭を盛り上げ、素晴らしい一日となりました。開会式の水産クラブ長3年後藤君の挨拶から始まり、実習場で育てたアユを3年生が授業で作った竹串で刺して炭をおこし、塩焼きにしました。おいしい鮎を頬張りながら水産科全体で水産物への感謝を新たにし、行事に移ります。例年は金魚すくいを行っていますが、今年はザリガニ釣りに変更し、9号池にてニジマス釣り、つかみ取りと続きましたが、ちょうど雷が鳴って一足早く終了となりました。しかしながら、楽しい中に自然の猛威も体験し、それもかえってよい思い出となりました。


ウナギの解剖

9/10(木)
 水産科3年生が「海洋生物」および「総合実習」の授業でウナギの解剖をおこないました。解剖に先立った講義では、魚類の概説からはじまり、ウナギの生物学、国民食ともいえるウナギ資源の動向や完全養殖などを広く学び、ウナギの特殊性について理解しました。
 その後、観察・解剖に移ります。研究用に飼育している若ウナギ(1年魚)を2人で1尾ずつ、まずは外部形態について観察しました。

 ウナギは、体形がいわゆるウナギ型ですが、他の淡水魚と比較して様々な特色があります。まずは、顎。上顎よりも下顎が前に突き出ます。他の淡水魚は鰓蓋を開くと4対の鰓弁が見えますが、ウナギの場合は鰓蓋は袋状となり、胸鰭の陰に隠れるように丸く鰓蓋孔が開き、ピンセットでつままないと鰓を確認できません。また、腹鰭はなく、背鰭はありますが、そのまま長く延長し、尾鰭とつながります。水の中から出すと背鰭が体にくっついてしまってよくわかりませんが、ほかの魚と同様に背鰭には軟条とよばれる支柱のようなものがあり、切り取って顕微鏡で観察しました。そして、最大の特徴ともいえる表面のぬめりですが、粘液が体表を覆い、鱗は皮下に埋没しています。表面をメスでサッサと削るようにすると皮下から鱗が剥げ落ちます。それを顕微鏡で観察しました。形は楕円形ですが、立派な円鱗を観察することができました。
 次に、解剖に移ります。生徒たちは、様々な水産生物の解剖を体験していますが、ウナギは初めてとあって、メスとハサミを手にみんな無心・夢中になっていました。一番、注目をしていたのが生殖巣の痕跡を見つけることでした。もともとウナギの雌雄は非常に判別しにくく、河川で生活しているウナギの雌雄はわかりません。今回の材料は1年魚であり、生殖腺がみつからないということを実際の観察を通して明らかにすることが一つのテーマとしてありました。結果、見つけることができず、ほかの臓器を確認・観察して授業を終えました。
 生徒にとってはまた一つ貴重な体験と学習ができたと思います。今後も魅力的な教材を得て、多様な実験・実習を行います。

マリンチャレンジ2020関東大会出場

 水産科3年後藤晴希を中心に同じく高野侑真、永田旭を加えた3名が日本財団・㈱リバネス主催、マリンチャレンジプログラム2020に「農業用堰で遮断された河川上流域に生息するドジョウの系統」というテーマで応募し、指定研究に認定されました。


9月5日(土)、その関東大会が遠隔発表会として開催されました。関東地区で指定研究に選出されたのは12チームで、3名は8番目に馬頭高校コンピュータ室のモニター越しにプレゼンテーションを行いました。
 3名は馬頭高校のすぐ下を流れる矢又川という山間部から染み出た那珂川水系の3次支流に生息するドジョウが在来種ではないか、と仮説を立てて研究を進めました。矢又川は堰が多く、本来は生物の遡上の障壁となる堰が外来ドジョウの侵入を食い止めてきたのではないかと考えました。まず初めに外部形態の比較により在来種であるか外来種であるか目安を立て、日大生物資源学部に協力を仰ぎ、遺伝子解析を行い、系統樹の作成に進みました。
 ドジョウの採集から形態比較、DNA抽出、結果の解析からプレゼンシートの作成まで時間をかけて行い、何度も練習を重ねて発表練習に励みました。当日の発表も、練習の成果を発揮し、納得のいくものでした。しかしながら、さすがに関東大会。他校も非常にレベルが高く、中には大学生のレベルに到達しているのではないかという研究もありました。結果、残念ながら全国大会選出の優秀賞の獲得はなりませんでした。
 ただ、㈱リバネス中嶋さんと東北大学西田さんの本当に丁寧で適切なアドバイスのおかげで自分たちの研究を十分にまとめることができたことに一定の満足間を得ることができたようです。そして、もっともっともっと勉強を重ねなくては、と強い決意を感じることができたこと、それが彼らにとって最大の財産となったと思います。水産科ではこれからも多くの研究にチャレンジしていこうと思います。

リバーマップ完成しました!


昨年卒業した嶋﨑由海先輩と瀧澤大倭先輩が作成していたリバーマップがついに完成しました。
こちらです↓
    (表紙)          (おすすめページ)



2年間かけて作り上げた超大作!
子供たちが安全かつ楽しく川遊びができるよう、採集のポイントや川で活動する場合の決まり事などを図を用いて分かりやすく掲載しています。
那珂川町のおすすめポイントも掲載しています。
那珂川町の小学校にお届けしましたが、大好評をいただきました。

本校にオニテナガエビの稚エビが届きました。


本校で昨年度から取り組んでいるオニテナガエビの養殖。
新しく稚エビを購入するにあたり、各企業に問い合わせをしたところ、兵庫県にあります「株式会社 GEO NOTES」さん(https://geonotes.net/)から稚エビ500尾を無償で提供していただけることになりました。
本当にありがとうございます。
届いた稚エビとともに、飼育マニュアルや飼料もご提供いただきました。ジオノーツ様のご厚意により一層のやる気が出てきました。
これまでコロナウイルスの影響で生徒の声が聞こえない寂しい学校でしたが、ついに6月から通常授業が始まる予定です。生徒に早く頂いた稚エビを見せてあげたいです!!
生徒と一緒に試行錯誤を繰り返しながら、いただいた命しっかりと育て上げたいと思います。
ご協力いただきました森田圭一様をはじめとするジオノーツの皆様。本当にありがとうございます。良い報告ができるよう、精一杯がんばりたいと思います!!

水産科1年 栃木県水産試験場見学

2月3日(月)
 水産科1年が栃木県水産試験場を見学に行きました。
 はじめに、土居隆秀場長からごあいさつをいただき、次いで久保田仁志部長から、県水産試験場の業務全般と中心となるアユに関する取組について、スライドショーにより詳しく教えていただきました。
 さらに、水産試験場が3年間の研究の末成功させたアユの全雌生産について、水産研究部石原学さんからご説明いただきました。簡単な内容からかなり専門的な部分まで非常に貴重な勉強をさせていただきました。



次に、希少種保護活動に関して、飼育槽のミヤコタナゴを実際に見学させていただきました。
ミヤコタナゴは、栃木県に生息する天然記念物で、複数の種系統毎に個別の水槽で管理されているという説明を希少種担当の小原明香さんからいただきました。


 学校では広く水産の勉強を行いますが、意外に栃木県の水産の状況を勉強する機会が少ないのかなと改めて感じました。その意味で1年次に水産試験場で勉強できたことは視野を広め、多角的な学習ができるよい体験でした。お忙しい中、貴重なお時間を頂戴した水産試験場の方々に改めて感謝申し上げます。

「生きものの “つぶやき” フォトコンテスト」

生物科学学会連合主催 第一回「生きもののつぶやきフォトコンテスト」の審査結果が発表されました。全国から315作品の応募があり、本校からも数人の水産科生徒が応募しました。このたび、28作品(26名)が優秀賞として選出され、見事、本校水産科2年添田くんが優秀賞を受賞しました。

 以下、主催者側のコメントです。
【作品の中には本当に「生きもののつぶやき」が聞こえているのではないかと、思ってしまうような作品もあり、高校生の皆さんの生きものや自然に対する感性の豊かさに驚かされました。自然の素晴らしさに感動する心を大切にして、私たちの生きものの星「地球」をいつまでも守っていけたらいいですね。】
 添田くんの作品は下記の通りです。
http://seikaren.org/wp/wp-content/uploads/2019/12/photo_con/27_218.pdf

 

関東・東海地区課題研究発表会に行ってきました!


11月12日~13日にかけて、静岡県焼津市で行われた関東・東海地区課題研究発表会に校内発表1位になりました水産科3年嶋﨑くん瀧澤くんのペアが参加してきました。
「川から町をPR」と題し、自然豊かな那珂川町を水産科生だからこその視点で、地域活性化を目指し、リバーマップの作成やグリーンツーリズムの企画・運営に取り組んだ2年間をまとめた発表でした。
これまでの発表の中で一番の素晴らしい発表ができた!と思うほど素晴らしい発表でした。
結果は見事最優秀賞!!馬頭高校初の全国大会への切符を手にしました!
12月に山口県で行われる全国大会に向けて、さらに頑張っていきたいと思います!
全国大会での更なる活躍に期待していてください!


素敵な2人の表情にご注目ください!


発表前日に神社でお参り。神様も2人に力をくれたのでしょうか。

課題研究発表会

10/18 本校講堂にて、課題研究発表会が行われました。
今回の課題研究発表会は3年生との格差を感じてしまう、尊敬してしまうような発表が多いものでした。発表の仕方や態度、スライドの作り方に大きな差を感じましたが、それでも2年生として非常に刺激され、次回に生かしていけるように思いました。2年生としても、しっかりとした手応えを得たので、来年も頑張っていきたいです。
今回の発表会の1位は「川から町をPR」でした。11月に行われる静岡県の発表会に出場します。発表会では全力を出し切って、頑張って下さい!!優勝という報告を待っています!!
2位は「ミヤコタナゴ班」3位は「オニテナガエビ班」でした。いずれも甲乙つけがたい高いレベルの発表でした。
私たちは来年があります。来年こそは1位を取れるよう、頑張っていきます。

以上、水産クラブ2年後藤でした。

1位「川から町をPR」


2位「羽田ミヤコタナゴ生息地を用いた環境教育プロジェクト」


3位「オニテナガエビの繁殖計画」

馬頭小学校4年生との交流学習


9月12日(木)
馬頭高校水産科実習場に隣接するビオトープを舞台に、馬頭小学校4年生と水産科2年生との交流学習を行いました。このビオトープは、久那瀬農地水組合のみなさんが学習フィールドとして開放して下さっている場所です。武茂川に魚道を通してつながっているため、淡水魚が自然に遡上し、多様な生態系をつくりだしています。

内容は、魚道についての学習と水質検査、そして、生物採集を行いました。本校水産科生徒が先生役となり、一緒にビオトープに入り、小学生に検査の方法や採集した生物の名前を教えたりしました。子供たちは目を輝かせながら夢中で網を入れ、タガメやクロゲンゴロウが採れたときには、ひときわ大きな歓声が上がりました。

本校生にとっても普段学習していることを子供たちに伝えることができ、非常に充実した表情をしていました。
最後になりますが、草刈り等事前整備をしていただいた、益子様をはじめ農地水組合の方々に感謝申し上げます。ありがとうございました。

第21回ジャパンインターナショナルシーフードショー

8/22(木)・23(金) 2日間にわたって、東京ビッグサイトで行われた標記のイベントに目的は水産科のPRとして水産科2年生6名が参加してきました。

インターナショナルという名前の通り、思っていた以上にかなり大きなイベントで3万3千人を超える方が来客されたそうです。その巨大なイベントにブースの一角をお借りして、キャビア、魚醤や缶詰、そして僕たちの活動についてPRすることができたことは本当に貴重なことだと思いました。様々なお客様がお越しになり、びっくりするくらいお褒めの言葉をいただきました。とても自信になったと同時に、これからもたくさんのイベントに参加していこうと思いました。

鮎とマスのつかみ取り


8月11日(日) 那珂川町那珂川橋址付近にて

     鮎とマスのつかみ取り

のお手伝いをしてきました。

馬頭高校の生徒は、8名が参加し、ため池への鮎やマスの放流や監視員、金魚すくいの催し物のお手伝いをしました。

那珂川町の人たちと交流を深めることができたり、鮎やマスといった魚に触れられたりと魅力的な町であることを感じたようでした。

 
 

普通科水産科合同生物調査

7月22日月曜日、水産科実習場の隣接ビオトープにて、普通科水産科合同企画を行いました。
以下に、その報告を記します。


普通科・水産科合同生物調査~水産科実習場隣接ビオトープにおける小型貝類の調査~

1 目的

① 水産科で継続的に行っている那珂川水系における水辺の生物の生息データの蓄積

② 普通科生徒に自然観察や生物調査を体験させること

③ 水産科生徒が普通科生徒に観察や調査の支援を行うことで、主体性や自己有用感を喚起し、また、普通科生徒と水産科生徒の交流を図ること

2 調査場所  馬頭高校水産科実習場隣接ビオトープ  那珂川町久那瀬

3 調査日時  令和元年722日(月)9001200

4 調査内容  微小貝類の生息調査を中心に、付随して採集できた生物についての観察を行う

5 対象生徒  普通科有志者 水産科有志者

6 参加者  普通科2-1 2名 2-2 2名 水産科2-F 5名 1-F 6名 計15

7 採集結果

①ハブタエモノアラガイ


 今回の調査で2個体発見。いずれも農水路のコンクリート壁で採捕されたが、1個体は水底基底、1個体は飛沫域(水面よりも上部)であった。

北米原産の外来種であるが、栃木県内では幅広い場所で生息が確認されているようだが、調査からは生息数はそれほど多くない。

形はモノアラガイより殻径が狭く、螺塔と体層との比率はモノアラガイが19くらいで殻高の大半が体層となる一方、ハブタエモノアラガイは37くらいとなり螺塔が三角形に尖る。

また、個体差も大きいもののモノアラガイは貝殻表面にやや大粒の斑紋が多くあらわれるが、ハブタエモノアラガイはより黒色で模様に乏しい。

 那珂川町として、初の標本となるとみられている。

② ナガオカモノアラガイ

 

 今回の調査で稚貝から成貝まで10個体以上採捕した。マコモダケを中心に、水草の水面から上部の茎に付着していた。

本種の同定(種特定)においては、オカモノアラガイとの違いがポイントとなる。細長い形状からナガオカモノアラガイと判断したが、正式には博物館ならびに遺伝子の情報をもって結論付けられるものである。

 また、栃木県においては黒羽地内において唯一採捕データが存在し、それ以外については全く存在しないことから今回の採捕は極めて重要な意味があったと判断できる。

 採集地点は、かつては水田であったところにマコモダケを移植したことで形成されたビオトープであり、ナガオカモノアラガイがどのように定着したかについては定かではない。マコモダケは周年性植物であり、秋になり収穫を終えると、刈り取りが行われる。翌年まで個体群を維持する機構については不明であるが、成貝や仔稚が何らかの方法で越冬し、または卵などのかたちで次のシーズンを待ち、数年にわたって定着しているものと考えられる。ビオトープの保存が求められる。 

③ その他の貝

 今回の調査でターゲットの一つに加えていたヒメモノアラガイおよびカワネジガイ等については見つけることができなかった。今後は、これらの貝に採捕対象を絞って、適地を選定し、採集を試みることが必要と言える。

8 事後処理

  サンプルの①②については、栃木県立博物館に寄贈する。

  生徒の活動については、この報告書とともにポートフォリオに記録させる

9 懇親会
 せっかく普通と水産科、そして学年の枠を超えて一緒に調査を行ったので、すべての作業終了後に流しそうめんを 行い、雨の中みんなで食べました。とても楽しいイベントとなりました。今後もこのようなイベントを開催したいと思いますので、今回参加しなかった人も含め、次回の参加を心待ちにしております。


 

サバからマグロ!?


7/4 馬頭高校にて、宇都宮大学バイオサイエンスセンターの松田勝先生による「生殖幹細胞移植」についての講話が行われました。
タマネギのDNA抽出実験も取り入れていただき、遺伝子について優しく、時に専門的にハイレベルな内容を教えていただきました。
東京海洋大学で成功した「ヤマメから産まれたニジマス」の話をして下さり、生徒は興味津々。専門用語が飛び交う中、何とか理解しようと奮闘する生徒の姿が印象的でした。
希少種の保護や養殖の簡易化のために行われている事を知り、生徒達の興味・関心は更に広がったのではないでしょうか。
松田先生、貴重なお話ありがとうございました。


水産・海洋系高等学校意見・体験発表会に参加してきました。

真珠で有名な三重県鳥羽市。
この地で水産科3年生の嶋﨑由海くんが馬頭高校の代表として発表をしてきました。
タイトルは「アガりたかったら賽をふれ」
中学生の時に参加した留学の経験や学校代表として参加した商談会、1人旅の経験を経て、将来の自分を夢見て、実現するための挑戦に関する話でした。
しっかりと自分の言葉で、堂々とした発表でした。
結果は見事「優秀賞」!
お疲れ様でした。

水産科交流会(ドッジボール)大会


6月19日(水) 天候にも恵まれて、水産クラブ主催水産科交流のドッジボール大会が行われました。

各学年の水産科の生徒で合同チームを4組作り戦いました。
どのチームも優勝を目指し、白熱した試合がみられました。

優勝したチームは、水産科の先生方のチームとドッジボールを行いました。

1年生は初めてのドッジボール大会で、先輩が投げるボールに怖がりながらも交流を深めることができました。どの学年の生徒も楽しんでいる様子でした。