校長室だより

2021年9月の記事一覧

NEW 緊急事態宣言の延長と本校の対応

生徒・保護者・関係者の皆様

 政府は9月9日、緊急事態宣言発令中の21都道府県のうち、栃木県を含む19都道府県の期限延長、解除2県を重点措置に変更し、これまでの重点措置12県のうち継続6県と合わせて合計8県の期限を9月30日までとしました。この決定は、「宣言解除の新基準」に基づき判断されました。宣言解除は、病床使用率50%以下、重症者・新規感染者・自宅療養者の減少傾向、ワクチン接種の効果などを総合的に判断するとしています。また総理は、10月から11月の早い時期には希望者全員のワクチン接種が完了する予定だとして、それに向けて、「日常生活の制限を緩和し社会経済活動の正常化の道筋をつけていく」と述べました。
 栃木県では、緊急事態宣言の期限が延長されたことを受けて、同9日、対策本部会議を開催しました。本県では、新規感染者数は減少傾向にあるものの、全療養者数は1000人を上回る高水準、病床使用率は50%を越えて高止まり、入院率20%程度、自宅療養者数700人程度の高止まりなど、依然として危機的な状況が継続しています。そこで、緊急事態措置が延長された後も、これまでの県民等への要請を継続するとともに、医療提供・宿泊療養体制の拡充、自宅療養者に対する支援、ワクチン接種強化の取り組みを継続することとなりました。


 9月13日以降の、特措法「緊急事態措置」における本県の対応(概要)は以下のとおりです。
1 区域:栃木県全域
2 期間:9月13日(月)から9月30日(木)
3 実施内容:
(1)県民向け:「外出自粛、特に夜8時以降等」、「都道府県間の移動自粛」、「基本的な感染防止対策の徹底(「3密」はもとより「密閉」「密集」「密接」それぞれを徹底回避)」、「特に5人以上の会食・パーティー等の自粛」、ワクチン接種者も同様に取組む等
(2)事業所向け:テレワーク、夜8時以降の勤務抑制、飲食店の営業時間短縮(酒類提供を行う事業所には休業要請)、飲食店以外の施設への営業時間短縮等、業種別ガイドラインの徹底、5人以上の会食自粛など、感染拡大防止の取組を要請
(3)県立学校での対応
 ①感染防止対策をこれまで以上に徹底し、時差登校・短縮授業を基本に教育活動を実施
  なお、感染状況によっては、分散登校・オンラインを活用した学習を導入
 ②感染リスクの高い教育活動は実施しない(授業・課外活動・部活動等)
 ③部活動は、週4日以内、平日のみとし、1日90分以内
 ④宿泊を伴う活動や校外での活動は、大会等を除き不可


 本校としては、上記に加え、次のような具体的な対応をとることとします。
 ①時差登校・短縮授業を継続し、夜7時校舎施錠、8時には自宅に着くよう下校
 ②週休日等の課外・部活動等は実施せず、生徒は登校を控える
 ただし、進路や教育相談等に関わる必要性の高い活動は実施
 ③学校行事等の対応は、その都度お知らせします


 校内限定実施となった「栃高祭」でしたが、感染対策の徹底とともに、生徒一人一人の素晴らしい活動が見られました。
 今後も教育活動ごとに様々な影響が及ぶこととなります。現在の危機的状況を乗り越え、「かけがえのない高校生活」を送るために、高校生としての発達段階に応じた指導や見守りを継続することとします。また、本校生には、引き続き「栃高生」としての自覚ある行動を促していきます。


 各家庭におかれましても、日々の検温と健康観察、不要不急の外出自粛など、「家族全員での感染防止対策の徹底」に、ご理解とご協力をお願いします。また、同居のご家族等を含め、発熱や咳等の風邪症状等が見られる場合には無理に登校せず、かかりつけ医療機関等に「電話相談」、あるいは、「受診・ワクチン相談センター(コールセンター)」に連絡をお願いします。
 受診・ワクチン相談センターの連絡先:0570-052-092(連日、24時間対応)

 上記の対応は、今後の状況の変化によって変更する可能性があります。通知や一斉メール、このHP等にてお知らせしますので、最新の情報を随時確認してください。また、不明な点がありましたら、クラス担任等に相談、確認してください。