校長室だより

2013年11月の記事一覧

校長室だより…吉野の桜


 今年、本校に勤務して2度目の修学旅行に同行した。本校の修学旅行は、京都・奈良を中心に、生徒達が自主的にグループ別、クラス別、コース別での見学計画をたて、生徒同士で相談しながら実行していくところが特徴である。吉野、奈良、京都と計画した見学地を回りつつ、毎日変わる新たな宿泊地を自分たちで探し、時間までに集合する。想定外の出来事も多々見られる中、それらを克服していく経験を通して、生徒達の自主性、積極性そして判断力等が育成されるものと考える。
 今年の1泊目の宿は2年前と同じで、桜で有名な吉野にある「竹林院群芳園」であった。実は前回、修学旅行の記念にと宿の敷地内にある小高い丘の上に、代表生徒とともに桜を植樹したのである。2年経ってどのようになっているか見るのが楽しみで、翌朝早く丘に登ってみた。当時背丈ほどであった桜が2倍ほどの高さになり(右写真)、来春は花が咲くのではないかと思われるくらいに成長している姿を見て、喜びと感動を覚えずにはいられなかった。
 この感動も、もしこの桜を毎日見ていたらどうであったろう。これ程衝撃的ではなかったかもしれないし、桜の成長そのものも感じないままに見過ごしてしまったかもしれない。これは、親が子どもに接する、教員が生徒に接することと同じではないだろうか。毎日接していると、つい見過ごしてしまいがちだが、子どもや生徒達は着実に成長し向上しているのである。3年間の栃高生活で大きく成長し、沢山の桜花を咲かせてくれることを願って止まない。
 

校長室だより…耐久レース大盛会のもとに終了

 11月3日、53回を数える耐久レースが、栃木市総合運動公園陸上競技場を発着として盛大に実施されました。過去7年間では最多の674名の生徒が参加し、若干の棄権はあったものの99%の生徒がゴールしました。
 スタート時は曇りでやや肌寒く、走るには最高のコンディションでしたが、途中陽がさすなどやや暑くなってしまい、生徒にとっては後半が辛かったようですが、本当によく頑張っていました。足の痙攣をガマンして走った経験や辛かったからこそ味わえたゴールの喜びは、何物にも代えることはできず、今後の高校生活の中で必ず役立つときが来ると共に、将来の良き思い出になることでしょう。
 ご子息のためとはいえ、朝早くの準備から夕方の片付けまでご協力いただいた多くの保護者の皆様に、心から感謝申し上げます。

校長室だより…明日は耐久レース本番

 栃高耐久レールも、いよいよ明日となりました。天候も、雨の心配は無いようです。
 生徒諸君は、これまで多くの練習を重ねてきた成果が、本番で十分に発揮できるよう、しっかり休養をとるなど最後の調整をして欲しい。
 また、給水所業務や路上警備等で協力いただく保護者の皆様には、大変お世話になりますが、どうぞよろしくお願いいたします。