校長室だより

2017年9月の記事一覧

1年生、「県庁堀清掃」お疲れ様!

 本日午後、1年生が「県庁堀清掃」を行いました。天候がやや心配される中でしたが、最後まで雨に降られずに作業を行うことができました。1年生は久々に出身中学校のジャージを着て作業を行いました。どのクラスも、分担された区域の草刈りを中心によく作業を行っていました。大変ご苦労様でした。いつも栃高にご支援をいただいている栃木市に少しは恩返しをできたでしょうか。

 
 
 
 

日本物理学会市民科学講演会を聴いてきました!

 本日午後に、県総合文化センターメインホールで開催された日本物理学会市民科学講演会「宇宙と素粒子でひもとく世界」を聴講してきました。本校生も30名以上参加していたようですが、高校生だけではなく、中学生、小学生の姿も見受けられました。講師は、2015年にノーベル物理学賞を受賞した東京大学宇宙線研究所長の梶田隆章先生と素粒子物理学が専門の東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構長の村山斉先生で、最先端の研究の様子を大変わかりやすく話していただきました。素粒子学を通じて宇宙誕生の謎の解明も大変進歩しているのが分かりました。講演会終了後に両先生と参加者全員で記念撮影をした後に、質問の時間も設定していただき、両先生とも多くの高校生、中学生、小学生に囲まれていました。講演会の概要は下記のとおりです。

 「宇宙と素粒子の謎への挑戦~”スーパーカミオカンデ”と”かぐら”~」
  梶田隆章 東京大学宇宙線研究所長
   *ニュートリノとは?
   *カミオカンデ実験(陽子崩壊の探索の邪魔になるニュートリノの研究)
   *スーパーカミオカンデ実験(大気ニュートリノ振動の発見:ニュートリノが質量をもつことを決定付けた)
   *重力波とは?
   *かぐらによる重力波の測定

 「宇宙の誕生、進化と未来を探る新しい目~ニュートリノ、重力波、加速器~」
  村山斉 東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構長
   *暗黒物質と暗黒エネルギー
   *加速器によるビッグバンの再現
   *XMASS検出器による暗黒物質の検出
   *宇宙の起源と未来に迫る超広視野カメラ(HSC)と超広視野多天体分光器(PFS)
   *物質5%、暗黒物質27%、暗黒エネルギー68%

 
   <梶田隆章先生>         <村山斉先生>                                      

日本画家の荒井孝先生をお招きし、美術の授業を行いました!

 本年度も、日本画家で文星芸術大学特任教授の荒井孝先生をお招きし、3年文系の選択美術の授業を行いました。本年度は、「日本画の描写実習」ということで、美術選択の4名の生徒は、荒井先生のハギを描写したお手本を参考に、顔彩を使ってそれぞれが個性的な作品を仕上げていました。どの作品も落ち着いた雰囲気で、自分の勉強机の前に掲示すると、受験勉強の疲れを癒してくれる一服の清涼剤となるのではないでしょうか。

 
  

「『栃高の日』新聞 第18号」アップしました!

 本日は9月15日(金)ですが、今月の「栃高の日」である9月17日が日曜日となりますので、「『栃高の日』新聞 第18号」をアップしました。「数にまつわる話し」第6弾は「素数」を取り上げました。「素数」については、古くから様々な研究がされてますので、今後数回にわたって特集したいと思っています。今後ともよろしくお願いします。

本校53回生の作家佐江衆一先生の講演を拝聴させていただきました!

 去る9月9日(土)に行われた、宇都宮大学峰キャンパス内にある放送大学栃木学習センターが主催する講演会「私にとっての栃木県と田中正造」を聴いてきました。本校からは小林教頭先生と社会/史学部の2年生4名も参加しました。講師の佐江衆一先生は、本名を柿沼利招といい、お生まれは東京ですが、終戦を栃木県の母親の実家で迎え、1952年に栃高を卒業された、本校の53回生です。作家になられてからは、純文学、時代小説、ノンフィクション、エッセイと幅広い著作を数多く執筆されています。1995年には老親介護の体験を描いた「黄落」がベストセラーになり、第5回ドゥマゴ文学賞を受賞されました。また、5回芥川賞の候補にもなられました。佐江先生は、「公害の原点」であり「聖地」としての旧谷中村跡地の渡良瀬遊水池が「野鳥の楽園」とか「気球レジャー」で知られるようになり、特に若い人からは足尾鉱毒事件や田中正造の功績のことが忘れ去られていることを嘆いておられました。講演終了後に催された本校の社会/史学部の2年生4名との懇談会の中で、若いみんなから足尾鉱毒事件や田中正造の功績を語り継いでほしいということ、栃中・栃高で6年間を過ごした様々なエピソードのこと、自分が高校の国語の先生の影響を受けて作家を志したこと、栃高生から作家になる人が出てきてほしいこと、夢を持って自分の進路を切り開いてほしいことなどを生徒たちへの質問も交えながら熱く語っていただき、懇談に参加した生徒たちも感動していました。私個人としては、初任校が足尾高で、足尾高に15年間勤務しましたので、今回の佐江先生の講演は本当に興味深く聴かせていただきました。佐江先生大変ありがとうございました。



  

「栃高祭」一般公開が行われました!

 朝から澄み渡る青空の下、「栃高祭」の一般公開が行われました。天候にも恵まれ3347名のお客様にご来校いただき、大変ありがとうございました。全ての催し物を滞りなく終了することができました。来年度は、ご来校の皆様にさらにご満足いただけるよう、さらに工夫を凝らしてまいります。来年度もよろしくお願いいたします。

 
 
 
 
 
  
 

「栃高祭」校内公開が行われました!

 本日は、「栃高祭」の校内公開の日です。開会式の後、音楽部演奏会、ボストン海外研修報告会が行われ、午後には、クラスの催し物の校内公開とウォーターボーイズのプレ公演が行われました。雨の心配をしていましたが、青空が広がり、お客様をお迎えする正門ゲートも無事設置できました。一般公開は明日ではなく、明後日の9月3日(日)となります。本年度のテーマは「快漢の宴」です。ぜひご来校いただき、栃高生のパワーとチャレンジを感じていただきたいと思います。また、ご来校の祭には、市役所や近隣の商店等への駐車はご遠慮ください。なお、上履きの持参についてもご協力いただければ幸いです