日誌

カテゴリ:報告事項

専門家による授業⑦【未来の教室】

今事業の最終回として、本日は「プログラムの振り返り」を行いました。

今回行ったプログラミング学習や根こぶ病診断実習などから
「学んだこと・気づいたこと」や「地域に提供できそうなもの・サービス」などを考えて付箋に書いていき、画用紙に貼り付けて各自の考えを共有しました。







この「未来の教室」の実証事業を行って、短期間でしたがとても充実した内容で普段できないことを体験させていただき、とても勉強になりました。
今回授業を行ったのは3年生ですが、あと数ヶ月で卒業してしまいます。
ここで学んだことを今度は2年生、1年生さらに今後入学する生徒たちが引き継ぎ、
農業で活用できるものや地域に貢献できるものなど様々なことに還元してほしいと思います。

今回この「未来の教室」で様々な面での支援やこのような機会を作ってくださった経済産業省、地域創生プラットフォーム、ベジタリア株式会社、アシアル株式会社 など
様々な方にこの場を借りてお礼申し上げます。
本当にありがとうございました。

専門家による授業⑥【未来の教室】


本日も専門家による授業ということで、「電子工作&Iot接続」を行い、アシアル株式会社 岡本 雄樹 様に授業を行っていただきました。

また本日は経済産業省から 上原 麻里 様、ボストン コンサルティング グループから 内田 優 様にお越しいただき、授業を見ていただきました。

最初に昨日の復習を行い、思い出したところでセンサーの接続を行いました。
普段使い慣れていないドライバーや電工ペンチなど工具類を使って配線や接続作業を行い、センサーを作成することができました。





次に接続が正しいか確認してから、ホコリや水濡れから防ぐためにケースとして使用するタッパーに配線を通すための穴を作り、ケースに収めました。





その後センサーが取得したデータをmonacaで確認し、本校の圃場に移動してセンサーを設置しました。
1グループで一個作成したので農業科のトマトの温室とイチゴの温室に設置しました。

↓作成した温度・湿度センサー装置


↓イチゴの温室            ↓トマトの温室


設置終了後にmonacaで確認したところ、データが反映されていたので無事に完成し今事業の目的を達成することができました。

今回使用した配線やタッパーなどは車屋さんや100円ショップ等で購入することができ、またラズベリーパイやセンサー類も気軽に購入することができるので、生徒達の自宅でも温度・湿度センサーを作ることができるということを教えていただきました。
今事業で学んだことを是非今後も活用していき、より発展したもの自作していってほしいと思います。

次回の1月18日はこれまで行ってきた学習の振り返りを行います。

専門家による授業④【未来の教室】

本日は、専門家による授業ということで、アシアル株式会社 岡本 雄樹 様に「ラズパイ&ネットワーク」の授業を行っていただきました。
今回は4人で1グループを作り、その中でリーダー、システム、電気・安全、記録という役割分担を決め、作業を行いました。

最初に今回の実証事業で作成する温度・湿度センサーの様々な部品の説明とラズベリーパイについての説明をしていただきました。
ラズベリーパイの説明では自分達で調べながらのクイズ形式で説明していただき、初めて触ったり聞いたりした生徒でもとてもわかりやすく、どういったものかを理解することができました。



次に実際にセンサーなどの部品を触っていき、実物を確認しながらラズベリーパイにセンサーを接続しました。その後ラズベリーパイがちゃんと動いているのかマウスとキーボードをつないで確認しました。

↓今回作成する温度・湿度センサーキット




最後に明日行う作業の予習ということで配線コードの被覆剥がしや端子の付け方の練習を行いました。



普段農業を専門に行っている本校の生徒達にとって、配線や基板に触れる機会があまり無いので、初めてのことばかりでとても楽しく作業を行うことができました。

明日1月16日は専門家による授業を行います。
今事業で学んだことを生かして温度・湿度センサーを作成できるように頑張りましょう!

プログラミング学習③【未来の教室】

本日は、今回の事業での最後のプログラミング学習を行いました。
今回は前回のプログラミング学習の続きとして、プルダウンメニューを作って選択肢を作りました。
それから、アプリ作成の練習として身長と体重を入力すると自動でBMIの計算を行ってくれるものや選択させて心理テストのようなものを作成しました。



↓自分で作成したBMI自動計算アプリをタブレットで確認している様子


あまり馴染みのないプログラミング言語にだいぶ苦戦していました。
しかし、最初の頃と比べると打つスピードや色々な機能を使えるようになり、パソコンの扱い方が上達したように思えます。
そして何よりも受講している生徒が楽しんで取り組めているというのが一番良かったと思います。

今回までで学んだことを生かして次回1月15日は専門家による授業の「ラズパイ&ネットワーク」を行います。

プログラミング学習②【未来の教室】

本日はプログラミング学習②ということで、プログラミングの授業を行いました。

今回からのプログラミングの授業では、アシアル株式会社で発行している「Monacaで学ぶはじめてのプログラミング」という参考書を使用させていただき、授業を行いました。

3人1組で作業を行い、アプリ内にリンクを付けたり、画面の装飾、条件や選択肢によって表示が変わるようになることなどを行い、最初はミスなどがあり苦戦していましたが、3人で協力して無事進めることができました。





HTMLやCSS、JavaScriptなど専門的な言葉などでてきましたが、少しづつ覚えていければと思います。

今回の学習でこの『未来の教室』で行うプログラミング学習の約半分まで進みました。
次回は1月11日にプログラミング学習③を行います。

専門家による授業①【未来の教室】

本日より、経済産業省『未来の教室』実証事業がスタートいたしました。



第1回目は専門家による授業として「IPMと根こぶ病菌の遺伝子診断」について、
ベジタリア株式会社 プラントサイエンス部
ベジタリア植物病院 院長 若山 健二 様に講義を行っていただきました。
最初に植物の病原菌についてとIPM(総合的病害虫・雑草管理)について
お話をいただきました。



その後、根こぶ病についての説明をしていただき、
土壌診断をすることによって農薬を散布する量や回数を減らすことができ、
労力や費用などを抑えるとともに土壌診断によって病原菌拡大を
防ぐことができることなどを教えていただきました。

とても充実したお話をしていただき、生徒も大変勉強になりました。
次回12月14日はベジタリア株式会社
代表取締役社長 小池 聡 様による講演会の予定です。