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全校集会が行われました。
本日は,2023年の最終登校日。
(本校は2学期制のため,終業式ではありません)
午後,大掃除ののち,第1体育館にて全校集会が行われました。
まずは賞状伝達式。
今回も放送部,囲碁部,英語部など多くの個人や団体が大会等で入賞し,
校長より賞状が伝達されました。
続いて壮行会。
上位大会に出場する方々が,紹介されました。
頑張ってきてください!
その後は,校長講話。毎回生徒の心をぐっとつかむ内容と小道具でおなじみですが,
今回は「わらしべ長者」のお話から。
一見何の価値もない,一本の藁から始まるこのお話から,
・世の中に絶対的な価値はない,価値とはその時々のニーズであること。
・そのためには固定観念を打ち破ることが重要。
・ここにいるみんな一人一人に価値がある。
何かと不安になりやすい宇女高生を優しく励ます展開に,宇女高生も時折笑いを交えながら
しっかりと聞き入っていました。
最後に進路部長講話,生徒部等から冬休みの過ごし方等があり,全校集会は終了しました。
寒い中,お疲れ様でした。
明日から待ちに待った冬休み。気持ちをリフレッシュすることはもちろん,特に3年生は
いわゆる最後の追い込みとなります。まずは体調を崩さず,有意義に過ごしてほしいです。
年末恒例「 第九」演奏会が無事に終了しました
第41回宇高・宇女合同演奏会 ベートーヴェン第九「合唱」演奏会が
12月24日(日)14:00より,宇都宮市文化会館大ホールにて行われました。
コロナ禍においても様々な形を模索しながら,途切れることなく続けてきたこの演奏会も
今年で41回目。形態をコロナ禍前の状態(オーケストラの後ろに合唱隊)に戻し,
一般のお客様にも開放し,新たなスタートを切ることができました。
【リハーサルの様子】
合唱隊が並ぶひな壇は9段!!その高さもさることながら,そこにびっしり整列した
合唱隊の様子は正に「圧巻」のひとこと。
(合唱隊は両校の2年生音楽選択者+合唱部員+OBOG)
メインの第九の前には両校合唱部の単独演奏と合同合唱,合同オーケストラによる発表。
合唱は歌声はもちろん衣装や小道具,振り付けにもこだわったステージでした。
オーケストラはなかなか生で聞くことができないレアな選曲。でもどこかで聞いたことがある
親しみやすいメロディーであり,聞いている人をワクワクさせる,そんなステージでした。
合唱隊が舞台に登場すると,もうそれだけで熱気を感じます。
まずはハレルヤで,合唱隊の歌声を披露。
そしていよいよメインの第九。今年もソリストとして
ソプラノ:菊川敦子先生,アルト:大塚道子先生,テノール:菊川祐一先生,バリトン:大貫史朗先生
をお招きして,指揮:山福直樹(本校教諭)で演奏されました。
総勢300名に迫る大迫力の演奏。無事に終えることができました。
オーケストラ部,合唱部,そして合唱隊。出演した全員が日ごろの練習の成果を十分に発揮できたと思います。
最後,アンコールとして「ふるさと」を会場のお客様と一緒に歌い,今年の第九も無事終了できました。
生徒の皆さん,お疲れ様でした。
そして,この本番を支えてくださった多くの生徒たち(書道部,美術部,演劇部,放送部,生徒会の皆さん),先生方,OBOGの皆様,そして保護者の皆様に感謝いたします。来年もよろしくお願いします。
~プログラム~
=第1部=
1.宇都宮高等学校合唱団
・無伴奏男声合唱組曲「じゆびれえしよん」より
1雪景 2貧賤抄 3春 4光明頌栄 6りんごよ 7じゆびれえしよん
・男声合唱とピアノのための組曲「夢の意味」より 5夢の名残 (先輩とともに演奏)
2.宇都宮女子高等学校合唱部
・「キャロルの祭典」より
入場 ~来たれ喜びよ~ 四月の朝露のごとく ~この小さな嬰児~ (先輩とともに演奏)
・「Welcome! The Kingdom of Dreams and Magic」
星に願いを ~生まれてはじめて~ Try Everything ~美女と野獣~ Hoe Far I'll Go
3.宇都宮高等学校合唱団・宇都宮女子高等学校合唱部 合同演奏
・君が君に歌う歌
・ミュージカル「オペラ座の怪人」より
THE PHANTOM OF THE OPERA THE MUSIC OF THE NIGHT
=第2部=
宇都宮高等学校音楽部管弦楽団・宇都宮女子高等学校オーケストラ部 合同演奏
・キャンディード序曲 ・ミシシッピ組曲より マルディ・グラ
=第3部=
・オラトリオ「メサイア」より”ハレルヤ”
・交響曲第9番「合唱」より”第4楽章”
・ふるさと
浦上真緒さんが小泉信三賞を受賞しました
慶應義塾大学が主催する「小泉信三賞全国高校生小論文コンテスト」において、1年次の浦上真緒さんが応募総数247篇中、最高の賞である小泉信三賞を受賞しました。
浦上さんの受賞作「『表層的クリエイティブ』からの脱却~『令和時代の実学』を問う~」は『三田評論』2024年1月号に掲載され、慶応大のウェブサイトでも公開されます。
このコンテストへの応募を呼びかけるのは今年が初めてで、希望した生徒たちは、参考文献を読み込みながら6000~8000字の文章を数か月かけて書き上げました。勉強や部活動で忙しい中この課題にみずから挑戦したことは、とても価値のあることです。来年度もぜひ多くの生徒に挑戦してほしいと思います。
3年生音楽選択者による発表会が行われました。
11月24日(金)の昼休み。音楽室にて,3年音楽選択者によるトランペットの発表会がありました。
曲目は ・いつか王子様が
・RUSTIQUES
・リベルタンゴ の3曲(+アンコール)。
ジャズ,クラシック,タンゴそれぞれで,トランペットの魅力を最大限に引き出した演奏を披露しました。
(2曲目「RUSTIQUES」では,音楽の山福先生がピアノ伴奏を担当。)
開場の音楽室は満席。立ち見も多く,大盛況でした。(本人が一番びっくりしていました。)
予定外のアンコールにもしっかり応え,短い時間でしたが濃密な時間をプレゼントしてくれました。
2023年度 修学旅行
11月7日から11月10日 2年次生が広島・京都に修学旅行に行ってきました。
【11月7日】
●朝8時過ぎに宇都宮駅を出発。宇都宮は雨でしたが、広島に着くと快晴でした。
●日本三景の一つ、宮島を散策しました。揚げもみじや焼き牡蠣に舌鼓をうちました。
【11月8日】
●この日は、平和記念資料館を見学、被爆者体験講話を聴き、平和記念公園を散策しました。
●戦争の悲惨さと平和のありがたさを実感し、世界の各地で今なお続く戦争と失われゆく命に思いを馳せていました。
●お昼過ぎに広島の地をはなれ、京都へ。京都に着くとまず、金剛能楽堂で狂言を鑑賞しました。
●狂言の鑑賞ははじめてという生徒も多かったのですが、笑いもたくさん起こり、古典芸能の面白さに気づけて良かったという声を多く耳にしました。鑑賞後は嵐山と清水に別れて夕食。すきやきを堪能しました。
●ホテルに戻って、関西の大学(京都大・大阪大・大阪公立大・同志社大)で学んでいるOGを招いての懇談会を実施しました。先輩たちの語る一言一言に大学生活への希望が膨らんでいくようでした。
【11月9日】
●この日は、京都市内班別研修。それぞれのグループに分かれて古都を巡りました。着物にきがえて外国の方と積極的にコミュニケーションをとっているグループもみられました。
●本日も秋晴れ、気候もあたたかく穏やかで、各地を巡るにはとても良い1日でした。インバウンドで外国の方がとても多く、嵐山や清水はたくさんの人で賑わっていました。友人の新たな一面に触れることも多く、互いの絆を深めることができ、良いの思い出を作れたようです。
【11月10日】
●修学旅行最終日。午前中は、クラス別での京都市内研修でした。あいにくの雨でしたが、組紐つくり体験やかんざし作り体験、菓子つくり体験をして、金閣寺や二条城、京都タワーを見学して充実した研修となりました。
●名残惜しさを感じながら、13時頃に京都駅を出発して帰途に就きました。
●16時39分、宇都宮駅に到着、解散となりました。
★総じて天候にも恵まれ、コロナ禍で今回が初めての遠方への修学旅行となった生徒もいましたが、「一生の宝物になった」「これからの学校生活を一層充実したものにしていけそう」「学ぶことがたくさんあった」「元気をいっぱいもらえた」などの感想が聞かれるように、思い出に残る、素敵な修学旅行になりました。
【1年次】サイエンス・カルチャー ダイアログが行われました
10月30日(月),1年次生を対象に,今年度のサイエンス・カルチャーダイアログが行われました。
生徒は各自の希望に沿って化学系,工学系,生物系,比較文化学,社会学,心理学,法学の7分野に分かれ,
各分野の専門家(主に大学の先生)から約60分の講義を受けました。
非常に専門的な内容に四苦八苦しながらも熱心に聞き入り,興味関心を高めることができました。
また,外国人の先生の講義はすべて英語で行われましたが,しっかりと聞き取り,英語で質問をするなど,
日ごろの学習の成果を実践することもでき,良い機会となりました。
バスケットボール部 ウィンターカップ栃木県予選会結果について
ウィンターカップ栃木県予選会結果
2回戦 10/29(日)
宇女高88ー43佐野東
3Pシュートと速攻が効果的に決まり、全員が出場し、宇女高の良いバスケットができた試合でした。
佐野東高校バスケ部の皆様、ありがとうございました。
3回戦 10/29(日)
宇女高42ー110宇中央・宇中女(県ベスト4)
宇中央・宇中女は総合力が素晴らしく、さすがベスト4といった力の前になかなか思うようにバスケットができませんでした。点数は離れてしまいましたが、下を向かずに全員で協力して、最後まで戦うことができました。
宇中央・宇中女高校バスケ部の皆様、ありがとうございました。
結果 県ベスト16
来年1月に県新人大会が開催されます。宇女高バスケ部は生徒が主体となって、栃木県ベスト8を目標に日々練習に励んでいます。引き続き宇女高バスケ部の応援をよろしくお願いします。
後期生徒会役員選挙 立会演説会が行われました。
10月23日(月)7限目終了後,第1体育館にて
後期生徒会役員選挙の立会演説会が行われました。
今回は生徒会長候補2名,副会長候補2名の立候補があり,それぞれが応援弁士とともに登壇。
各候補者とも自身の公約をはっきりと示し,投票を訴えました。
その後は,質疑応答の時間。一般生徒からの鋭い質問にも,各候補者は誠実に回答をしていました。
終了時間ギリギリまで質問は続きました。
その後,選挙管理委員より翌日の投票に関する説明を受け,立会演説会は終了しました。
投票は10月24日(火)の朝。開票結果は当日中に発表されます。
科学の甲子園 栃木県大会に参加
10月22日(日)宇都宮大学陽東キャンパスを会場に、第13回科学の甲子園栃木県大会が行われました。本校からは参加上限の5チーム、1・2年生計30名が参加。
まず、物理・化学・生物・地学・数学および情報の6分野の問題をメンバーと協力して解答する筆記競技が行われました。その後の実技競技は「ウインドカー」を製作し、コースを走らせ時間を競うものでした。この課題は前もって知らされており、生徒たちは定期試験後毎日製作に取り組んできました。
筆記競技、実技競技、その後行われた他校との交流会を生徒さんたちは、とても楽しんでいた様子でした。結果は後日送付されてきます。大会実施にあたり、県教委事務局、宇都宮大学の皆様には大変お世話になりました。
第25回アーデル基金講演会が行われました。
10月16日(月)創立記念式のあと,記念事業として第25回アーデル基金講演会が行われました。
(「アーデル」はドイツ語でAdel。「気高さ」,「貴族」などの意味。)
毎年,各界から著名な先生をお招きしてご講演いただいておりますが,今年度は,青山学院大学教授で生物学者の
福岡 伸一 先生 から「生命を捉えなおす ー動的平衡の視点からー」というタイトルでお話しいただきました。
蝶々に夢中で友人の少なかった幼少時代。心配した両親が,コミュニケーションのきっかけとなるよう買い与えた顕微鏡。これが裏目に出てしまい,今度は顕微鏡自体にのめりこんでしまう。顕微鏡の源流がオランダのレーウェンフック(科学者,「微生物学の父」とも称される)にあること,レーウェンフックのご近所さんに画家のフェルメールがいたことを調べ上げる。
それはそれとして,先生自身は海外でのポスドク生活なども含め,分子生物学者として自身が発見した遺伝子(タンパク質)を欠損させたマウスを用い,「機械論」的なアプローチからその役割を見つけようと研究を続ける。しかし,どんなに調べても遺伝子の欠損による変化は見つからず,機械論の見つめなおしを余儀なくされる。
(機械論:生物を機械と見なし,「遺伝子(部品)の欠損があれば,必ず変化(故障)が見られる」という考え方)
そしてとうとう,演題にもある「動的平衡」の概念に到達する。
先生は,ここまで淡々とお話になられていましたが,非常に専門的な事象をアニメーション等を駆使してわかりやすく,そしてユーモラスに語ってくださいました。自分はオタク気質なので,一つのことを徹底的に調べたくなる,全てを集めたくなる,とも話していましたが,どう考えても並のオタクのなせるものではありません。
話は遡り,ポスドク時代に見たフェルメールの絵に感動し,レーウェンフックとの関係もあり大ファンとなる。また,持ち前のオタク心をいかんなく発揮。現存するフェルメールの絵画を可能な限りすべて現地に見に行き,さらにはデジタル技術を駆使して精巧な「ニセモノ」を作成(許可は取ってあるとのこと)。この展覧会が日本だけでなく海外でも話題となり,今ではフェルメールに関する著書や展覧会の企画にも携わっているとのこと。
最後は,予定時間をオーバーしながらも興味深いお話で講演を締められました。「大きく変わらない(変わってしまわない)ために,小さく変わり続ける」ことの重要性,一つのことに真摯に向き合うことで必ず何かが生まれる,など,先生の研究や半生から多くのことを学べた良い機会となりました。
最後に,生徒会長から謝辞があり,講演会は終了となりました。