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建築デザイン系の日々
「建築技術検定模擬試験」2年住環境デザインコース
この試験は、栃木県建設業協会主催で学科と実技(製図)が実施されます。
模擬試験は製図課題を行い、与えられた木造平屋建て住宅平面図から小屋伏せ図を完成させるものです。
建築デザイン科2年の福田朱音さん(石橋中出身)は、「将来は建築設計の仕事に就きたいを考えています。」「住宅設計には必要な知識なので、絶対に合格したいです。」と話しています。
クラス全員が受験します。全員合格を目指し頑張ってください。
「若年者建設業担い手育成支援事業 第2日目」2年建築技術コース
栃木県ものづくりマイスターの斎藤様を講師として招聘し、第2日目は、建築現場で使用される木工機械を使用し、「腰掛け蟻継ぎ」の加工に挑戦しました。
建築デザイン科2年の浅川真寛さん(大谷中出身)は、「マイスターの木材加工技術には感動しました。」「完成させるまでの木材加工は大変でしたが、今日の体験でものづくりへ興味が強くなりました。」と話しています。
技術コースの皆さん、2日目大変お疲れ様でした。
「若年者建設業担い手育成支援事業 第1日目」 2年建築技術コース
栃木県ものづくりマイスターの斎藤様を講師として招聘し、初日となる第1日目は、木材の性質や木造在来工法の基本技術についてのご指導を頂きました。
生徒達は、98㎜角の杉材に、木取りの寸法を墨付けし、のこぎりやノミ等を使い「鎌継ぎ」を体験することができました。
建築デザイン科2年の菊地翔平さん(喜連川中出身)は、「今日は、土台や桁等をつなぎ合わせる鎌継ぎに挑戦しました。特に、鎌首のすべり勾配をノミで加工するのが難しかったです。」「就職を希望しているので進路に役立つ良い経験をさせてもらいました。」と話しています。
第2日目も頑張ってくさい。
「建築パース実習」建築デザイン科3年(実習紹介⑬)
建築パースとは、建物の外観や室内を立体的な絵にしたものです。
一定の図法によって描いた透視図(Perspective drawing)のことで、立体的に表現することで 、図面などではわかりにくい全体のイメージを表現します。主に未完成物件の完成予想図として用いられます。
生徒達は、マルチメディア実習において、基本の1点透視図法で基礎を学び、2点透視図法で木造住宅の外観を制作します。
建築デザイン科3年の神山弥代生さん(南河内中出身)は、「最初は透視図法を理解するのが難しくて大変でした。ですが、基本が理解できると想い通りの視点から立体的図面を制作できるのでたのしいです。」と話しています。
建築に関連する勉強は幅広いものがあります。この経験を社会で役立ててもらいたいです。
「宇工祭 建築展」 建築デザイン科
私たち建築デザイン科では、3年生が模擬店を、1,2年生は学科紹介を行いました。建築実習棟1階を一般開放し、木工製品の販売やNC工作機械を活用したゴム銃の製作体験、軸組実習を応用したカフェテラスの製作披露を行いました。
生徒達は活き活きとした表情で、各人の役割を果たして、学科紹介に努め、来場してくださったお客様に学科のPR説明をし、好評を頂きました。
建築デザイン科2年の木原悠太さん(旭中出身)は、「建築デザイン科で学んでいる授業内容や実験実習器具を見て頂き学科のPRができました。」「多くのお客様から建築デザイン科は凄いね、と声を掛けて頂きとても嬉しかったです。」と話しています。
建築デザイン科の皆さんお疲れ様でした。今後も建築学習を中心に楽しい学校生活を送って下さい。
「インターンシップ」を実施 建築デザイン科2年
県内の建設会社や設計事務所などで、現場で行われる業務体験をさせて頂きました。担当してくださった企業はとても親切で、生徒達はとても良い経験をさせて頂きました。
建築デザイン科2年の星野力輝さん(陽南中出身)は、「学校で学習する建築構造を、実際の現場で監督さんや職人さんたちに直接指導してもらい大変勉強になりました。」「今後の進路に大いに役立ちました。ありがとうございました。」と話しています。
ご指導して頂いた皆様ありがとうございました。
「とちぎ住宅フェア2018」に参加
平成30年10月13日(土)~10月14日(日)に行われた、「とちぎ住宅フェア2018」に、本校の建築研究部が参加し、建築デザイン科1年生の大金知佳さん、穂積和花さんの両名が、以下の御視察の方々に対して、鹿沼組子による耐力壁への研究内容について説明しました。
・高円宮憲仁親王妃久子殿下
・国土交通省 大臣 石井 啓一様
・国土交通省 住宅局長 石田 優様
・栃木県知事 福田 富一様
・栃木県県会議委員 五十嵐 清様
・栃木県県土整備部長 江連 隆信様
他、多くの御視察の方々が来られました。
「ものコン関東大会5位入賞」 建築研究部木造班
本校からは、県大会で優勝した神山颯斗さんと、準優勝の佐藤佑仁さんの2名が参加しました。競技は2時間30分以内に、木造住宅に使われる小屋組(屋根を支える骨組み)の一部を製作するものです。
各都県の予選を勝ち抜いて関東大会に出場した選手は30名で、神山さんはその中で見事5位入賞を果たしました。
入賞した建築デザイン科2年の神山颯斗さん(大沢中出身)は、「関東大会で入賞したことには満足しています。」「2年生なので来年は関東大会優勝を目指し、日々練習に励みたい。」と話しています。
本校生は、高い目標を持って頑張っています。
「小型車両系建設機械特別教育」 建築デザイン科2年
この資格を取得すると、建設現場で大いに役立つので多くの生徒が受講しました。
建築デザイン科2年の野口琉生さん(星ヶ丘中出身)は、「重機を実際に扱えて感動しました。」「在学中に資格を取れたことはうれしいです。今後も多くの資格に挑戦したいです。」と話しています。
生徒の皆さん、暑い中の実技講習、大変お疲れ様でした。
「1日体験学習にて説明」 建築デザイン科2年
平成30年7月31日(火)に、本校の1日体験学習が行われました。当日は2000名を超える見学者が訪れました。
中学生の見学では、各系の授業内容を見学したうえで、建築デザイン科の見学に入り、建築コンペ作品や木工作品の紹介、鉄筋配筋実習、起震装置による振動実験などの見学をして頂きました。
学科の紹介をしてくれた、建築デザイン科2年の溝口陽彦さん(大田原中出身)は、「大勢の中学生に説明するのは大変緊張しました。」「建築デザイン科は楽しい授業が多いので中学生の皆さんには、是非本科を受験して欲しいです。」と話しています。
暑い中、来校して下さった中学生の皆さん、本科の説明に頑張ってくれた在校生の皆さん大変お疲れ様でした。
「栃木県大会5連覇達成!」 建築研究部
優勝した神山さんは、「練習した成果が大会に出せて本当にうれしいです。」「優勝して関東大会に出場するので、栃木県代表の誇りをもって全力を尽くして大会に臨みます。」と話しています。
神山さん、佐藤さんの2名はこの後、平成30年8月24日(金)に足利大学で行われます関東大会に出場します。関東大会でも持てる力を精一杯発揮して活躍してもらいたいです。
目指せ日本一。
「国立西洋美術館」を見学 2年建築デザイン科
現代建築の基礎を作ったと言っても過言ではないコルビュジェの設計を目の当たりし、生徒達はそのスケール感に感銘を受けていました。また、館内の特別展「ミケランジェロ展」で本物の彫刻も見学しました。
午後は「東京芸術大学美術館」の見学を中心に、各自が上野の森公園内をフィールドワークしました。
建築デザイン科2年の前橋香織さん(宮の原中出身)は、「授業で勉強したル・コルビュジェの設計概念を深く理解する事ができて大変良かったです。」「印象派の絵画やミケランジェロの彫刻を見ることができて芸術に関する意識が高まりました。」と話しています。
今回の見学会が今後の設計の一助になればと思います。
*撮影に関しては許可を頂いております。
「建築大工審査トライアル」 建築研究部木造班
今年度の課題は、屋根の骨組みである登り梁を模した小屋組を、2時間半の競技時間で正確に造り上げるものです。
建築デザイン科2年の塩濵迅平さん(横川中出身)は、「初めての参加で緊張しました。」「部員同士練習に励み、優勝して関東大会に出場したいです。」と話しています。
この大会では、現在、建築研究部木造班が県大会4連覇を果たしています。5連覇を達成できるよう頑張って欲しいです。
「ノミ研ぎ体験」1年工業技術基礎(実習紹介⑫)
砥石の調整方法を指導し、「荒砥石」、「中砥石」、「仕上げ砥石」を使い、少しずつノミの刃先を30°に近付くよう研いでいきます。
建築デザイン科1年の岩渕寿哉さん(豊郷中出身)は、「初めてノミ研ぎを行いましたが、とても難しかったです。」「たくさん練習をして、先生のように鎬面が平らになるように頑張ります。」と話しています。
慣れてきたら自宅にある包丁も研いでみて欲しいです。
「手工具の使い方」1年工業技術基礎(実習紹介⑪)
建築デザイン科1年生の工業技術基礎では、2年生で行う大工技術授業の前に基本的な手工具の使い方を学びます。
手工具とは、主に木材に線や印を付ける墨掛け道具や、のこぎり、げんのう、ノミ、カンナを指し、手工具の使い方は木材加工の基本となるのでとても大切な授業です。
建築デザイン科1年の新籾海斗さん(鹿沼北中出身)は、「中学で少し作業経験がありましたが、のこぎりで木材を切るのはとても難しかったです。」「もっと練習して資格を取得したいです。」と話しています。
3年後の生徒達の成長を楽しみにしています。
「木工機械操作」1年工業技術基礎(実習紹介⑩)
木材を縦挽きするリップソーや長い柱材を横切りするクロスカットソー、木材の断面を直角に削る手押しカンナ盤など多くの木工機械を扱い授業を行います。その為、工業技術基礎では安全な操作方法を学びます。
建築デザイン科1年の釜島歩未さん(星ヶ丘中出身)は、「テレビなどで見ていた大型木工機械を自分が操作するとは思わなかった。」「緊張しながらも安全な操作方法を学んだので、上級生になったら、この機械類を使い家具作りに挑戦したいです。」と話しています。
3年生の課題研究でどんな作品を作ってもらえるのか楽しみにしています。
「就職課外授業」を展開 3年建築デザイン科
6月中に保護者を交えた三者面談が終わり、7月2日から企業からの求人票受付が開始され、就職試験を控えた生徒達の課外授業は真剣そのものです。
建築デザイン科3年の國府田文さん(豊岡中出身)は、「自分が希望する進路先に就職できるよう頑張って勉強しています。」「基礎学力をしっかり身に付け、就職試験に臨みたいです。」と話しています。
進学組は別枠での課外授業もあり、現在の3年生は、進路実現に向けて非常に意識が高い生徒が多く、自主的・自発的に取り組んでいます。
「ダストボックスの製作」 3年課題研究班
建築デザイン科3年生の授業に「課題研究」があります。この授業は、生徒一人一人が研究テーマを設定し、調査、研究、実験、製作などを1年間行い、最後に研究発表をします。
この班では、実験で使用したヒノキ材を再利用し、ルーターで加工した多角接合ビットを用いダストボックスの製作を行いました。
部材と部材の取り合いに隙間が出ないよう正確に接ぎ合わせ、成形後はカンナで表面を削り、仕上げにウレタン塗料で塗装をして完成です。
建築デザイン科3年の山本真衣良さん(国本中出身)は、「ルーターで木端面を正確に加工する作業に、緊張しましたが楽しく製作ができました。」「私は音楽部に所属しているので、部室用ダストボックスの製作もしたいです。」と、話しています。
今後は、木材の性質や組み合わせ、塗装方法の研究をして、違う製品作りにも挑戦してもらいたいです。彼らの研究成果を楽しみにしています。
「ドリンク・コースターの製作」1年工業技術基礎(実習紹介⑨)
建築実習や実験で使用した集成材の廃材を利用し、コースターの製作を行います。
10㎝角程の木材を5㎜にスライスし、その後カンナで面取りを行い、「宇工建築」の焼印を押し、その上からウレタンニスで塗装を施します。塗装技術は簡単なようで意外と難しく、生徒達はきれいな塗装で仕上げられるよう真剣な眼差しで実習に取り組みました。
建築デザイン科1年の岡本立樹さん(北高根沢中出身)は、「初めて塗装で緊張しました。」「薄塗りを何度も行う根気のいる作業でしたが、丁寧に塗装したので完成品を使うのが楽しみです。」と話しています。
全員が楽しく塗装技術を学び、マイコースターの製作ができました。
「建築製図(卒業設計)」建築デザイン科3年
建築デザイン科3年では、建築製図の授業を活用し、1年間をかけて卒業設計を行います。
卒業設計の内容は、2階建木造住宅の設計を各自が自由にコンセプトを考え、与えられた条件をクリアし、建築基準法に照らし合わせクライアントに満足して頂けるような住宅設計を行うものです。
主に1学期は、スタディープラン、エスキス、基本設計(CAD)を行い、2学期はプレゼンテーション模型の製作、3学期は、それらをまとめプレゼンシートを制作して発表会を行います。
建築デザイン科3年の鈴木涼介さん(姿川中出身)は、「建築基準法に適合するプラン作りは大変でした。」「しかし、自分のアイデアを具現化していく作業は面白いので夢中になれます。」「将来の目標は1級建築士なので、この授業で設計の基礎を学びたいです。」と話しています。
クラス全員が、卒業設計に楽しく取り組んでいます。今後の経過も報告したいと思います。
「騒音測定実習」建築デザイン科2年住環境コース(実習紹介⑧)
建築デザイン科2年生では、騒音測定実習を行います。
音は物体の振動によって、空気や他の物体に伝わり、私たちの生活環境に大きな影響を与えます。
そこで建築計画では、建築物が不必要な音の発生を防止・遮断し、必要な音がはっきり聞こえる性能を備えることが必要となります。
この実習では、騒音・室内の音圧分布・室内残響時間・遮音の測定を行い、適切な音環境(音響性質)について学習します。
「木造小屋組実習」建築デザイン科2年(実習紹介⑦)
木造の小屋組とは、屋根の構造のことで、主要部分の上に設置する構造物です。
その構造は主に伝統工法を引き継ぐ和小屋と、西欧建築の構法を取り入れた洋小屋の二つに分類され、木構造における特徴的な部位になります。
建築デザイン科2年の齋藤有沙さん(氏家中出身)は、「木造建築に興味があり、実際の大工作業で小屋組が造れてうれしいです。」「今後は是非、建築大工技能士の資格取得に挑戦したいです。」と話しています。
本校の卒業生は、女性で技能五輪全国大会建築大工職種に出場している実績があり、先輩以上の活躍を期待しています。
「建築製図」 建築デザイン科2年
建築デザイン科2年生では、建築製図を行います。
1年次の基礎製図が終わり、実施設計図の中でも、主に2階建木造住宅を中心とした意匠図(配置・平面・立面・断面・かなばかり図)の製図を行います。また年度末には、自由設計にも挑戦します。模写製図だけでなく、より実践的な設計製図を行い、高い設計力を養う授業を行っています。
建築デザイン科2年の山本隼輔さん(星が丘出身)は、「図面に関する美的表現はたいへん難しいですが、建築製図が好きです。」「今後の進路に役立つと思うので、一生懸命に勉強したいです。」と話しています。
建築製図を通して、設計方法や建築構造を理解して、楽しく授業に取り組んでもらいたいです。
「木造機械実習」 建築デザイン科3年(実習紹介⑥)
仕口と継手は、木造住宅の軸組接合部で使われる非常に重要な部分です。機械加工と手加工で仕口と継手を完成させ、木造住宅の軸組工法を理解する授業です。
安全指導のもと、生徒達は真剣な様子で授業に取り組んでいました。
「建築製図」 建築デザイン科1年
建築デザイン科1年生では、建築製図を行います。
建築製図の授業では、図面に必要な文字や線、記号の描き方から、平屋建て住宅平面図、立面図、断面図、部分詳細図などの模写を中心に図面を描きます。
将来、建築士になるための基礎的な要素なので、全員が真剣に取り組んでいます。
建築デザイン科1年の上田憩さん(宮の原中出身)は、「建築製図はとにかく楽しいです。」「課題図通り正確に線を引き図面を描けた時の達成感は最高です。」と話しています。
この基礎を大切に、今後は環境を考え、人に優しい建築設計を目指して欲しいです。
「計算技術検定試験の合格に向けて」建築デザイン科1年
建築デザイン科1年では、6月15日(金)に実施される、全国工業高校校長協会主催の計算技術検定試験3級を受検します。
この試験は、工業技術者に必要な関数などを含む計算問題を解く形式で、四則・関数・実務計算の3種目があり、現在、授業や放課後の補習で全員合格に向けて特訓中です。
建築デザイン科1年の齋藤輝さん(鹿沼西中出身)は、「関数計算が難しくて大変です。」「勉強と部活の両立を図り、絶対に合格したいです。」と、話しています。
建築デザイン科の2、3年生は、上位試験の1級、2級計算技術検定試験にも挑戦しています。
頑張っている生徒たちの合格を願っています。
「セメントの強度実験」2年建築技術コース(実習紹介⑤)
セメントの強さは、コンクリートの強度に直接影響します。セメントの種類や粉末度、風化の程度、養生状態などで異なるので、授業ではJISに定める試験方法により試験を行います。
生徒達はグループに分かれ、各班で強度の最高値を目指して実験に臨み、試験結果から考察を行い、ビル設計などで必要なセメントの強度や性質の基礎を学びます。
「ペーパーコードスツールの研究」 3年課題研究班
建築デザイン科3年生の授業に課題研究があります。この授業は、生徒一人一人が研究テーマを掲げ、調査、研究、実験、製作などを1年間行い、最後に研究発表をします。
この班では、ペーパーコードを使用したスツールの研究をしています。普段あまり馴染みのないペーパーコードを座面に利用し、編み方や色彩、デザインを研究しています。
建築デザイン科3年の佐野大樹さん(陽東中出身)は、「ペーパーコードを巻き込む作業は、簡単なようですが、たいへん高度な技術が必要なことが分かりました。」「鹿の子編み以外にも、デザイン性の高い編み込みを考えたいです。」と話しています。
基礎的な研究が終えると、色々な方法を用いてペーパーコードでのベンチ製作を考えているようです。
研究の過程は随時掲載する予定です。彼らの研究成果を楽しみにしています。
「パソコン実習」 1年工業技術基礎(実習紹介④)
建築デザイン科1年生の工業技術基礎では、パソコン実習(ワード、エクセル、パワーポイント、建築CAD)を行います。
パワーポイントの学習では、自分の好きな世界の有名建築家の思想や、設計した建築物、デザインなどを調べ、報告書(プレゼンシート)を制作する授業です。ソフトの操作方法を覚えるだけでなく建築家の設計方法を理解できる授業で、生徒たちも興味を持ち積極的に取り組んでいます。
「2級建築大工技能士合格」 建築研究部木造班
建築大工技能士は、木造建築の大工工事に必要な技術を認定する国家資格で、社会人の方も多く受検し、たいへん合格が難しい検定試験です。
本県建築系学科のある高校としても、最多の合格者を出すことができ、本校の建築大工技術の高さを見せることができました。
合格した建築デザイン科3年の飯塚康太さん(大沢中出身)は、「高校在学中に難易度の高い国家資格を得ることができて大変うれしいです。」「支給材料を加工する木拵えカンナ掛けが難しく大変でした。」と話しています。
今後は、得られた高い技術を後輩たちに伝授してもらいたいです。
「椅子型収納ボックス」の製作 1年工業技術基礎(実習紹介③)
建築デザイン科1年生の工業技術基礎では、木材加工実習の一環で「椅子型収納ボックス」の製作を行いました。
木材の木取りを行い、木工機械で材料の長さや厚みを加工し、組み立て、塗装をして完成です。本校に入学してから初めての木材加工で、大型機械の取り扱いに少し緊張した様子で作業をしていましたが、次第にコツを掴み正確な木工製品を作ることができました。
建築デザイン科1年阿部雄大(雀宮中)さんは、「見た目以上に精度を求める加工が多く大変でした。」「カンナ仕上げやインパクトドリルでの組み立て、蝶番取り付け、塗装など、初めて行う作業で良い経験ができました。」と話しています。
彼らの今後の成長が楽しみです。
「木材の曲げ強度実験」 2年建築技術コース(実習紹介②)
木構造には、梁・桁・根太などの主として曲げの力を受ける部材が多く用いられています。曲げ強度実験の試験体は材軸と繊維方向とが平行な柱状とし、これを水平にして曲げ加重を加え同時にたわみも測定します。この試験では、木材の曲げ強度や性質を理解し、高品質な木造住宅設計の基礎を学びます。
「NC加工実習」 3年住環境コース(実習紹介①)
建築デザイン科3年生の住環境デザインコースでは、NC加工実習を行います。
NC(numerical control)加工とは、数値制御(NC)による機械の加工方法で、ドリルなどに代表される切削用工具の刃先の動作を座標値によって定義し、その情報をもとに工作機械に内蔵されたサーボモータが動くことによって、工具や被加工物が動作し加工が行われるシステムのことです。
生徒はオリジナルのデザインを考え、表札の製作に挑戦します。現在の木造住宅の軸組加工は、この加工方法を使いプレカット工場で木材を加工し、木造住宅の軸組を製作しています。この実習でこれらの基礎を学んでいます。
「ものづくり体験教室」
木材を機械で加工する機械(木工NC機械)を用いて、短時間で正確に作ることができるように、折りたたみ椅子型のフラワースタンドの製作プログラムを作成し、部材加工を行いました。
講師になった生徒は、参加した小中学生に対して、実演を交えて楽しいものづくり体験教室とすることができ、参加者からとても喜ばれました。
「2級・3級建築大工技能検定試験」に挑戦
職業能力開発協会主催の建築大工技能検定試験が、平成30年1月13日(土)に、宇都宮工業高校を会場として3級の試験行われました。また、平成30年1月18日(木)には、鹿沼市職業訓練センターを会場として2級が実施され、建築デザイン科の生徒が受験しました。
生徒達は、検定試験に備え、休日返上で練習に励み、高度な木材加工技術を習得することができました。
「学生向け木造住宅講習会」参加
午前は、鹿沼市の新築住宅(栃木県産木材使用)と、プレカット工場のテクノウッドワークス(株)を見学し、午後は今市市の栃木県林業センターで、木材の強度試験を見学し、木の性質やとちぎの木の強さを科学的・実証的に学びました。これらの体験は、今後の建築設計に大いに役立つ講習会でした。
第5回「高校生ビジネスプラン・グランプリ」ファイナル進出
日本政策金融公庫が主催する「高校生ビジネスプラン・グランプリ」のファイナルリストとして、平成29年12月1日に宇都宮工業高等学校建築デザイン学科課題研究班の「魅せる壁~鹿沼組子による耐力壁~」が選ばれました。全国3,247件の応募の中から、ファイナルリストとして選出された10組が、来年1月7日(日)に東京大学伊藤国際学術研究センターで開催予定の最終審査に出場しプレゼンテーションを行います。
最終審査に向けて生徒たちはパワーポイントの作成・プレゼンテーションの練習などに余念なく取り組んでいます。SPHでの研究成果を、わかりやすく明確にプレゼンテーションし、最高賞であるグランプリを獲得できることを切に祈っています。
「建築大工3級部門技能検定実技試験 成績優秀者賞」受賞
平成29年11月30日(月)に、栃木県総合文化センターサブホールにて開催された表彰式において、建築デザイン科3年山井優香さんが、建築大工3級部門成績優秀者賞を受賞しました。
この試験は、栃木県職業能力開発協会が主催する技能検定です。今年1月に行われた建築大工3級試験では、参加者57名中、山井さん第1位の得点を獲得し、成績優秀者となりました。
「技能五輪建築大工への挑戦」
この2名は、今年の1月に行われた、「技能五輪建築大工職種県予選」を勝ち抜き、栃木県代表として選ばれました。
今年度の課題は、「柱建て小屋組」で、これを寺社建築などの隅柱で多く用いられる、伝統工法の「四方転び」の技法を活用して組み立てているものです。そのためには、隅木や谷木、振れたる木、破風板の加工が必要になるため、非常に難しい技術と工夫が求められます。
与えられている製作時間は、第1日目が7時間、第2日目が5時間、合計12時間で課題を完成させます。
高い技術はもとより、体力と集中力が求められますが、今までの充分な練習の成果を出し切り、二人とも精度の高い作品を完成させることができました。
「企業技術者による授業」 建築デザイン科3年(技術コース)
この事業では、講師にとちぎマイスターの齋藤良吉様をお招きし、木造軸国在来工法の仕口と継手加工法を学びました。鎌継ぎ、アリ継ぎなどの加工方法を丁寧にご指導していただき、木材加工の難しさと奥深さ、そしてその楽しさを体験することができました。
生徒達は、この経験を活かし、今後の進路決定の参考にして欲しいと思います。
「技能五輪結団式」への出席
建築デザイン科3年の相馬光也さんと服部友哉さんが平成29年10月11(火)に栃木県総合文化センターで開催された「第55回技能五輪全国大会栃木県選手結団式に出席しました。
本県参加者170名が集まり、本県各地を会場として、11月24日(金)から27日(月)に開催される大会で実力が発揮できるよう心を一つにしました。
結団式終了後に参加選手の懇談会が行われ、異業種の選手達と交流を深めることができました。
「インターンシップ安全教育」を実施
建築デザイン科、環境設備科、環境土木科の2年生の123名は、10月に予定されているインターンシップに備えて、就業体験時安全衛生教育を実施しました。
講師として建設業労働災害防止協会栃木県支部、理事兼事務局長の橋爪良行様をお招きしにご講話をいただきました。
生徒達はとても真剣な眼差しで話に聞き入り、インターンシップの心構えや事故事例に基づく安全な作業についてご指導頂きました。
本日の講話を活かし生徒達はインターンシップで安全な就業体験をすることが出来ると思います。講師の橋爪様に心より感謝申し上げます。
「アーク溶接等特別教育」を実施
アーク溶接とは、電気エネルギーを空気中の放電現象(アーク放電)に変え、発生する熱で金属を溶かし、その溶接、溶断等を行う方法のことです。
初めての経験でしたが、楽しく受講し資格を得ることができました。
宇工祭「ものづくり体験教室」の準備
2年生は鹿沼組子をモチーフにしたミニ行燈、1年生はNCプログラムでデザインしたゴム鉄砲、木製プランターの製作体験を行います。
現在、夏休み返上で各学年協力し合って準備を行っています。
ご来校の際は、是非建築デザイン科展示室に遊びに来てください。
建築デザイン科へようこそ! 「1日体験学習」
平成29年8月1日に「1日体験学習」が行われ、多くの方に見学をして頂きました。
建築デザイン科では、生徒による建築製図の作図や木材加工、木工NC機による機械加工などの実演を見学していただきました。
他にも多くの魅力ある授業を展開していますので、将来、建築系の仕事に就きたいと考えている方は、是非建築デザイン科で一緒に勉強してみませんか。
栃木県知事激励会(技能五輪出場 「建築大工部門」)
技能五輪全国大会は、若者技能レベル日本一を競う大会で、日本の将来を支える技能者を育成することや「ものづくり」の大切さを知ってもらうこと等を目的に開催されています。
本校並びに本県代表として、精一杯力を発揮してもらいたいです。
7月7日(金) 「キャリア支援形成事業」
3D-CADを使用し、室内空間のデザインを行いました。快適な室内空間のデザイン方法や模型製作方法を学びました。
宇都宮日建工科専門学校の先生方に解りやすい指導をして頂き、生徒達は、楽しく実習に参加できました。
ものづくりコンテスト(木材加工部門)
木材加工部門の競技内容は、制限時間内に支給される木材で小屋組の一部を作り、その精度を競います。今年は栃木県内の工業高校から23名の生徒が参加しました。
宇都宮工業高校からは7名の生徒が参加し、2名入賞しました。優賞・相馬光也君、3位・服部友哉君です。2人は8月19日に行われる、ものづくりコンテスト関東大会に出場します。栃木県代表として頑張ってください。