文字
背景
行間
校長室便り
校長室便り
【中3】学活の見学(富永、粂谷、久保)
4月27日(水)7限目、中学3年生の各クラスの「学活」の時間を見学しました。どのクラスも学級目標づくりを行っていました。
<3年1組>

3年1組の様子。まずは、班ごとにアイディアを出し合いました。
<3年1組>
3年1組の様子。まずは、班ごとにアイディアを出し合いました。
各班から出されたアイディアを最後は顔を伏せた状態で、気に入った学級目標に挙手することで選びました。
<3年2組>
こちらも最後は、挙手で決めました。
<3年3組>
3組も学級目標が決まりました。また、応援歌を考えてきた生徒もいて盛り上がっていました。
3クラスとも、35文字の学級目標を考えていました。一人一文字を担当して全員で一つの目標を完成させるという形式が大人気でした。また、学級目標がクラスの団結のために重要であると考えており、終始、真剣に取り組んでいました。最後は、皆、やり遂げた、という達成感に包まれていました。
【中1】中庭の清掃
4月27日(水)清掃の時間、中庭は中学1年生の各クラスから集まった清掃班が、とても一生懸命に草むしりなどの仕事をしていました。
皆さんのお陰で、中庭はとてもきれいになっています。
【中1】理科の授業見学(中村先生)
4月26日(火)3・4限目、中学1年2組の「理科」の授業(中村先生)を見学しました。「身の回りの生物の種類と生活しているところの関係を調べる」という目的で、校庭に生えている植物やそこで見つけた動物などの「生き物マップ」を作っていました。

「植物博士」と呼ばれている植物に詳しい生徒もいました。植物の葉っぱの手触りに魅かれるそうです。
「植物博士」と呼ばれている植物に詳しい生徒もいました。植物の葉っぱの手触りに魅かれるそうです。
生徒たちは、班ごとに校庭内の植物を見つけ、資料集で名前を調べて、プリントの地図上にマッピングしていきます。ある班では、17種類の植物を記載していました。
ここでは、何の植物を見ているのでしょうか?
クチナシの木の根元に生えていた「ユウガオ」を見つけました。
ここでも生徒が集まっています。
まずは、ツツジです。ちょうど満開ですね。
そして、カタバミ
ハハコグサです。よく見ていますね。
ここは何を記録しているのでしょうか。
タンポポが生えていました。
広いグランドで調べている生徒たちもいました。
ヒメジョオンです。
綿毛が生えているこの植物は何でしょうか?
いろいろな場所で、調査が進んでいました。
この班は、タンポポに注目しています。
校庭のタンポポは、一見すると、どれも同じタンポポに見えますが、この班はさらに追求しています。花の裏側を見ると総苞がぴったりくっついているタイプは、在来種とされています。
しかし、このタンポポは、総苞が反り返っているので、明らかに外来種です。
つまり、タンポポの在来種と外来種が、校庭内でどのように分布しているかに注目していました。目の付け所が素晴らしいです。毎年、生き物マップの授業を見てきましたが、私の記憶では、このような視点から調査しているのを初めて見ました。
何気なく生えている植物には、なぜそこに生えているか、何らかの理由があるはずです。その関係性を調べる、という研究は、とても奥が深いと思いました。
今回のフィールドワークで、どんなことが分かったのか、発表する機会があるなら、聞いてみたいと思いました。皆さん、とても熱心に取り組んでいたのが印象的でした。
【中3】「シンカゼミ」班別活動
4月23日(土)宿泊学習2日目、シンカゼミの班別活動の様子を見学しました。
4月22~23日の「シンカゼミフィールドワーク」では、中3の「シンカゼミ」の一環として、地域の課題(栃木県)を発見し、その課題を解決するためのアイディアについて考えました。
そのため、1日目には、栃木県の総合政策部総合政策課の職員から、地方創生に関するお話をお聞きしました。
それを踏まえて、生徒たちには「これからの栃木県をもっと元気にしていくために」として、企画を考えるミッションが出されました。さらに、素晴らしい企画は、栃木県知事にプレゼンして採用してもらおう、ということになりました。栃木県の総合政策課も中学生がどんなことを考えてくれるのか、とても期待しているそうです。
生徒たちは、KJ法などを駆使して、様々なアイディアを出し、班ごとに考えをまとめていました。
まだ完成はしていませんが、あっと驚くような企画がでてくるのを楽しみにしています。目指せ「知事にプレゼン!」
身近な風景 ~那須の自然②
4月23日(土)、中3の宿泊学習で、再び「なす自然の家」を訪れました。1週間前の中1の宿泊学習と比べて、明らかに季節は進んでいました。那須でも、気温は20℃を軽く越えていました。

お天気は快晴でした。
お天気は快晴でした。
1週間前は、あまり発生が進んでいなかった「ヤマアカガエル」の卵は、すでに「尾芽胚」のステージに達していました。
この段階の幼生を見つけた場合、アカガエルの幼生、というところまではわかりますが、これだけを見て、ニホンアカガエルなのかヤマアカガエルなのか、判別は難しいです。幼生を育ててみて、歯の生え方などを顕微鏡を使って調べるとわかります。
ちなみに、そこまで調べようという人は、めったにいないです。(私もやりません)
【中2】道徳の授業見学(廣瀬先生)
4月22日(金)3限目、中学2年3組の「道徳」の授業(廣瀬先生)を見学しました。
第1回は「テニス部の危機」で、「集団の一員として、よりよくあるために大切なことは何か」を学習のめあてとして話し合いました。
第1回は「テニス部の危機」で、「集団の一員として、よりよくあるために大切なことは何か」を学習のめあてとして話し合いました。
この単元は、テニス部の中に、優勝を目指して妥協を許さず練習に命を懸ける「白石君」と、テニス部にそこまで求めてなくて、みんなで楽しくやれればいいという「木戸君」達の間で起こった「テニス部の危機」をどう解決したらよいかを考える、といった内容でした。
授業では、それぞれの考え方や立場を整理し、それではどうしたらよいかを班ごとで考える、という形で進められました。
考えがまとまった班から発表していきます。
各班からは、「部員全員の意見を聞く。意見を伝え合う。人の意見を受け止める心もとう。」という意見や「白石君には退部してもらう。追放。」という極端な意見、「普段は楽しい練習、試合前には厳しい練習を行う」など、さまざまな意見が出てきました。
そうした考えを受けて、自分とは違う考えの人には出て行ってもらうという考えだと、「よりよい集団」にはならないのではないか、といった考えもだされました。
頭の中だけで考えるのと、実際にそういったことが起こった時にどうするのかは、別なのかもしれませんが、まず、みんなの考えを聞くことが、第一歩だと思います。
また、こうした問題には、最初から決まっている正解というのはありません。
しかし、問題解決のために、相手のことを思いやりながら、自由に意見を言い合うこと、言い合える雰囲気は大切だと思います。そうした中でこそ、解決への道筋が見えてくるかもしれません。
今回見学した道徳の授業では、そういうことが出来ていたので素晴らしいと思いました。今後も、様々なテーマで、活発な議論が起こり、そこから学んでくれることを期待しています。
【中2】理科の授業見学(中村先生)
4月22日(金)3・4限目、中学2年2組の「理科」の授業(中村先生)を見学しました。「どら焼きの生地が膨らむ理由を探る」というテーマで、どら焼きの生地に含まれている「炭酸水素ナトリウム」を加熱して変化を観察する実験を行いました。今年度、初めての実験ということで、緊張した面持ちて、実験が始まりました。

まずは、実験のポイントを説明しました。炭酸水素ナトリウムの入った試験管を熱するときの角度が、特に重要です。
まずは、実験のポイントを説明しました。炭酸水素ナトリウムの入った試験管を熱するときの角度が、特に重要です。
安全に関することについて、しっかりと注意点を確認していました。
各班で、誰が何を持ってくるかなどを相談しています。ここから先は、すべて生徒が自分たちで実験を進めます。
炭酸水素ナトリウムを熱すると、水滴と気体が発生しています。
発生した気体を水中置換で、試験管内に集めます。ここまでが実験の第一段階です。
発生した気体が何なのか、いろいろな方法で調べます。ここからが、実験の第二段階です。まず、火のついた線香を入れるとどうなるでしょうか?
火は消えてしまいました。
この他、石灰水を入れてみたり、塩化コバルト紙やフェノールフタレイン溶液を使ってみたりしていました。
最後の段階は、今日の実験についてレポートを作成します。どのような実験をして、どんな結果が得られたか、そこからどんな結論を導き出し、「どら焼きの生地を加熱するとなぜ膨らむのか」という問いの答えを導き出します。ここも、生徒の腕の見せ所です。
それぞれ、わかりやすい工夫したレポートを作成していました。
絵が得意な生徒もいます。
まだ作成途中でしたが、努力の跡を感じました。ただし、これが正解、というものはありません。レポートに求められている内容を他の人、あるいは後から自分が読んだ時、なるほどと納得できるものであれば合格です。このことは、将来、大学などで書く研究論文に求められているものと同じです。特に、論理的に結論を導き出すことが重要です。レポート作成は、論理的な思考力を付けるのに、とても有効だと思います。
今日の実験そのものは、どの班もしっかりできていました。後は、最終的に、どんなレポートに仕上がったのか、楽しみです。
【高1】下野新聞「読者登壇」に作品掲載
下野新聞読者登壇のカットに、高校1年3組の山口桃佳さん(美術部)の作品が、4月19日から4月25日まで掲載されています。
【高校】男子バスケットボール部の練習見学
4月22日(金)放課後、男子バスケットボール部の練習を見学しました。マネージャー6名を入れると、全部で30名の大所帯でした。
男子バスケットボール部は、中学の高木先生の指導の下、めきめきと力を付けてきました。昨年度は、県ベスト8まで、昇り詰めました。今年度も、活気に満ちた練習をしていました。
部長の中島君(3-3)と副部長の藤原君(3-1)に話を聞きました。
Q1:今年のチームの特徴はどんなところにありますか。
→「試合中、よく声が出ていることだと思います。どんな時でもコミュニケーションができることが強みです。」
Q2:今年度の目標は何ですか。
→「昨年度、ベスト8だったチームと比べると、大柄な生徒は少ないですが、身体能力は高いと思います。まずは、先輩たちと同じくベスト8をめざし、さらに、その上を狙っています。今、チームはやる気に満ちていて、盛り上がっています。」
*チームの雰囲気はすごくいいと感じました。部長の明るくきさくなキャラクターが、チームの良さを引き出していると思います。そして、しっかり者の副部長が全体を良く支えてくれている、という印象を持ちました。今週末の白鴎足利高、GW中の宇都宮高との練習試合を経て、5月7日(土)の関東大会予選が公式戦の初戦とのことです。ポテンシャルはとても高いと思いますので、力を発揮できることを祈っています。頑張ってください。
【高校】バレーボール部の練習見学
4月22日(金)放課後、女子バレーボール部の練習を見学しました。今年のバレー部は強くなった、その理由を探ってみました。
4/16(土)・4/17(日)の2日間、南部支部地区春季大会では3回戦まで勝ち進みました。去年は、確か、歴史的な1勝を上げたことが話題となりましたが、いきなり3回戦とはびっくりしました。
1回戦 対 小山西 2-0 勝利
2回戦 対 白鴎足利 2-0 勝利
3回戦 対 小山南 0-2 敗北
そこで、部長の藤掛さん(3-4)と副部長の岡田さん(3-2)に、強くなった秘密を聞かせてもらいました。
(左から、副部長の岡田さん、部長の藤掛さん)
Q1:今年、突然強くなったのはどうしてですか?
→「みんなで話し合って、ポジションを変えたことが大きいです。リベロの長島さんをセッターに抜擢しました。長島さんはサーブが得意なのですがリベロはサーブが打てませんでした。セッターになったことで、サーブが打てるようになり、大きな得点源になりました。一方、セッターだった藤掛さんは背が高いので得意なブロックができるようになり、勝利に貢献できるようになりました。つまり、ポジションを変えることで、一挙にサーブとブロックの攻撃力が増加しました。また、チームの雰囲気が良く、明るく楽しく仲が良いことが力を出せる原動力だと思います。」
Q2:今年度の目標は何ですか?
→「今回の大会は南部地区大会だったので、まずは県大会での1勝を上げたいです。また、相手がどんなに強敵であっても、あきらめずに明るく楽しくプレーすることです。強い相手と戦えることを楽しめるようになりたいです。」
*インタビュー中、部長と副部長の強い絆と自信が感じられました。上の写真の笑顔がすべてを物語っていました。5月3日からの総体予選、頑張ってください。応援しています。
【高校】ラグビーフットボール部の練習見学
4月21日(木)放課後、ラグビー部の練習を見学しました。ラグビーが好きな生徒たちが集まり、プレーを楽しんでいる様子が伝わってきました。
整理運動も重要ですね。
最後は石井先生からのお話です。
部長の岩上航くん(3-2)と副部長の寺内音和さん(2-4)です。
去年の11月から、新体制でスタートしています。部活動のモットーは、うまいプレーができるようになることで、全員がラグビーの楽しさを感じられるようにしたい、ということだそうです。また、バックス(フォワードの後ろ)タイプがほとんどなので、少ないタッチでトライにつなげられるよう「キックキャッチからの3対2」などの練習を重視しているそうです。4月30日が今年度最初の試合で、合同チーム(佐高、宇工高、足大附高)で國學院栃木高に対戦します。ディフェンスを意識した「いいプレー」ができるように頑張りたい、と決意を話してくれました。
応援しています。
【高1】英表Ⅰの授業見学(大嶋先生)
4月21日(木)6限目、高校1年3・4組の「英語表現Ⅰ」の授業(大嶋先生)を縁覚しました。海外旅行の経験の有無や行きたい国について、ペアで話していました。
皆さん、とても丈夫なのでびっくりしました。
自分の夢についても、英語で話してくれました。
とても意欲的に授業に取り組んでいる様子が良く分かりました。活気がありました。
【高2】生物の授業見学(清水先生)
4月21日(木)6限目、高校2年3組の「生物」の授業(清水先生)を見学しました。酵素の働きに関する2つのグラフを比べて、その違いを説明できるように、お互いに教え合いながら学習しました。
全員が完ぺきに説明できるようになっていました。さすがに、先生からの説明を聞いて、わかったつもりになっているのとは理解度が違いますね。これも「主体的・対話的で深い学び」につながっていると思います。
【高1】数学ⅠAの授業見学(中條先生)
4月21日(木)1限目、高校1年2組の「数学ⅠA」の授業(中條先生)を見学しました。ジグソー法によって、大学入試レベルの問題に挑戦しました。

「STEP 1」の様子です。
「STEP 1」の様子です。
ジグソー法を使ってこんな風に取り組みました。
まず3人のグループをつくります。そこで各メンバーが自分が解答する問題(A問題、B問題、C問題)を決めます(STEP 1)。
次に、同じ問題を割り当てられた人たちが集まり、その問題の解き方を学習します(STEP 2)。
そして、もともと所属していたグループに、その問題の専門家として戻ります。そして、各内容の専門家がお互いに教え合います(STEP 3)。
お互いが教え合った学習内容を組み合わせることで、レベルの高い問題(D問題)に挑戦しました(STEP 4)。
まずは、自分が担当する問題を決めます(STEP 1)
最後に、D問題(大学入試問題)の解答を代表班が説明しました。
基本となる問題が解けるようになり、それらを組み合わせることで、大学入試レベルの問題(青山学院大学)も解けることを体験しました。
生徒の振り返りシートを見ると、
回答13名中、3 → 8人、2 → 5人 でした。
同じく、3 → 12人、2 → 1人 でした。
自由記述では、
「いろいろな人の考えを知り、教え合うことで、互いに理解が深まることが分かった」
「わからなかったところがあった時に、お互いに教え合ったのが良かった」
「全員で解答を共有できたので、誰も置いておくことなく問題を解くことが出来た」
「理解できていない部分を理解するまで教えることができたこと」
「自分のわからなかったところを班で教え合えるところが良かった」
「わかったところをしっかりと教えてくれたし、教えられたことが良かった」
といった感想がたくさんありました。
とても素晴らしい取組だと思いました。なお、中條先生によると、各単元終了時に、このような取組を実施したい、ということでした。
【中3】数学の授業見学(会田先生)
4月20日(水)4限目、中学3年2組(二分割)の「数学」の授業(会田先生)を見学しました。この授業は、星野先生の授業と同時展開となっています。授業のめあては、「式を展開するための公式を導こう」です。
会田先生は、母校である男子校時代の佐高で教鞭をとった後、栃木高校で長く進学指導され、今年度、再び、本校に戻ってこられました。中学生を教えるのは、もちろん初めてですが、中学校で学んだ数学の公式が、高校でどのように使われているのか、という視点から、授業をされていました。
式の展開の公式は4つありますが、すべての式は
(x+ a)(x + b) =X2+(a+b)X+a2
の式で表すことが出来るので、公式を全部覚えてなくても解くことが出来る、ということを教わっていました。これは、生徒たちにとって、新鮮な発見であったようです。
会田先生は、公式に当てはめないと解けないのではなく、公式の成り立ちを理解していれば、応用が利くので、より深く考えることができるようになることを伝えていました。
その一例として、992の値を計算で求めるのは大変だけれども、(100ー1)2と置き換えると、簡単に計算できます。生徒たちはとても興味を持ったようです。公式を使いこなせるようになると、いろいろな応用が利くことを実感していました。
生徒たちは、最後に、授業の振り返りを行っており、①今日のめあて、②わかったことや大切な考え、③もっと知りたいこと・疑問点、を書いています。ほとんどの生徒は、今日、会田先生から教わった公式の考え方や応用の仕方などについて、きっちりと書いていました。
それにしても、会田先生の一挙手一投足に注目し、一言も聞き漏らさない生徒の集中力は凄いと思いました。とても良く勉強していました。
【中3】数学の授業見学(星野先生)
4月20日(水)4限目、中学3年2組(二分割)の「数学」の授業(星野先生)を見学しました。式の展開の公式について、電子黒板を駆使してわかりやすく教えていました。
式の展開の公式は4つありますが、授業では、なぜ、このような公式になっているのかを実際に式を展開して確かめていました。その上で、公式を使うことで、すばやく答えが出せるよう、繰り返し練習を重ねました。
電子黒板とデジタル教科書を使うことで、まるで動く教科書のように、解き方が手に取るように「見える」ことが、大きなメリットです。圧倒的なわかりやすさと、いちいち書いたり消したりしなくていいので、リズミカルなテンポ感によって、授業に集中することができていました。
【中2】数学の授業見学(安藤先生、山田先生)
4月20日(水)1限目、中学2年3組(2分割)の「数学」の授業(安藤先生、山田先生)を見学しました。単元は、多項式の計算でした。
安藤先生は、今年度、新しい取り組みを始めました。授業の最初に、今日の目当てと、全員が到達する課題(問題)、そして発展的な課題(問題)を以下のように黒板に示します。
生徒たちは、机を合わせたグループでその課題(問題)を解答していきます。わからないところがあったら、グループ内で教えてもらうことで、全員が課題をクリアしていきます。
全員がクリアできれば、発展問題に取り掛かります。
このやり方によって、先生の話を聞いているだけの受け身の時間がなくなり、常に、手を動かしたり、教えたり、教わったり、というアクティブな時間に変わりました。
一方、安藤先生は、生徒からの質問を受けたり、つまづいている生徒のサポートに専念することができるようになり、生徒たちは、より「主体的で対話的な深い学び」ができるような環境になっていることを感じました。
時間を決めて、こうした活動を重ね、最後に、間違いやすい点や発展的な内容についても、整理していきます。このように、メリハリをつけることで、生徒はその時その時の活動に集中して取り組んでいます。
単元の内容によっては、解き方の説明のウエイトが多くなってくることもあるかもしれません。授業の最後には、生徒一人一人が振り返りをシートに書いており、それを見せてもらった感じでも、うまく回っている感じでした。素晴らしい取り組みだと思います。
ところで、この方式による授業の進め方は、ペアを組んでいる山田先生と周到な準備と連携の下で進んでいます。
二分割したもう一方のクラス(山田先生)では、基本的には、生徒同士が教え合うやり方で進めていますが、グループではなく、一人ひとりがベースとなって、進められています。このやり方は、今まで、山田先生と安藤先生によって進めてきたやり方なので、生徒にとっては、慣れた授業、と言えるかもしれません。
安藤先生と山田先生は、単元ごとにクラスが入れ替わるので、生徒は、この2つのやり方を体験することができます。いろいろやってみることで、より深い学びができる授業を目指しているそうです。
授業も日々、シンカしていることを感じました。また、生徒と先生方がともにチャレンジできる学校なんだなと、改めて実感しました。もちろん応援しています。
【高校】陸上競技部の練習見学
4月19日(火)放課後、高校の陸上競技部の練習を見学しました。まずは、短距離チームです。

左から、マネージャーの小川優栞さん(3-2)、部長の生井求くん(3-3)、若菜敬くん(1-4)、熊倉直希くん(3-1)、須藤涼佑くん(2-1)です。関東大会、そしてインターハイ出場を目指しています。
左から、マネージャーの小川優栞さん(3-2)、部長の生井求くん(3-3)、若菜敬くん(1-4)、熊倉直希くん(3-1)、須藤涼佑くん(2-1)です。関東大会、そしてインターハイ出場を目指しています。
続いて、跳躍チームです。
左から、新井美月さん(3-3)、加藤瞳さん(3-2)です。種目は走り幅跳び、棒高跳び、三段跳びで、まずは佐高記録を塗り替え、関東大会で記録を出すことを目標にしています。
短距離チーム、跳躍チーム、ともに少数精鋭のメンバーです。
力を発揮できるよう応援しています。
他にも、長距離チームもあるそうですが、また別の機会に紹介します。
【中3】「シンカゼミフィールドワーク」事前学習
4月19日(火)6限目、中学3年生の「シンカゼミフィールドワーク宿泊学習」の事前学習が、オンラインを使って行われていました。
中学3年生は、コロナの影響で、中1の「ふれあい宿泊学習」、中2の「林間学校」が中止となってしまったため、4月22日(金)と23日(土)の1泊2日で、初めての宿泊学習を実施します。「なす高原自然の家」に宿泊します。
各係の班長が、注意事項を説明しています。
皆さん、とても楽しみにしているようです。その気持ちを表現してもらいました。
【高2】数学ⅡBの授業見学(大宮先生)
4月19日(火)6限目、高校2年3・4組(3分割)の「数学ⅡB」の授業(大宮先生)を見学しました。高次方程式の問題演習の授業でした。お互いにわからないところを教え合っているのが特徴的でした。「誰一人取り残さない」ということが徹底されていました。
わからないところがあれば、周りで教えてくれます。
最後は納得して答えを導き出していました。
小人数授業のメリットを生かした教え合う授業が、普通に行われていました。
【中2】SDGs研究で探究学習
4月18日(月)放課後、中学2年3組の池田清子さんと小泉凛央さんの二人が、校長室に相談に来てくれました。1年生の時のSDGs研究で、環境問題等について調べたことがきっかけで、自分たちの後輩である小学生にも伝えたいという気持ちになり、どうしたら実現できるか、を考えていることを話してくれました。
例えば、今、ウクライナでは食べるものにも困っている人たちがいる中で、フードロスの問題を解決する方法はないのか、スーパーなどで廃棄される食品の実態を調査するなど、自分たちにもできることはないのか、そうした活動を通してわかったことを小学生にも伝え、感じてもらいたい、という強い思いがあることが伝わってきました。
自分たちで考え、行動を起こすことは、とても大きなチャレンジであり、素晴らしいことだと思います。そのためのステップとして、自分たちのやりたいことを整理し、「なるほど」と思える企画書を作ってみてはどうかと提案しました。
たまたま、二人の思いを知っている担任の廣瀬先生が近くにいらっしゃったので、話に加わってもらい、今後、調査や企画書作成等に向けて、相談に乗ってくれることになりました。
校長室を訪ねてくれた勇気ある二人から、こちらも勇気をもらいました。
【高校】自転車点検がありました
4月18日(月)昼休み、高校の安全委員による「自転車点検」が行われました。各クラスの安全委員が、自分のクラスの自転車通学者の自転車を点検してくれました。

とてもスムーズに進みました。
とてもスムーズに進みました。
安全委員の皆さん、ご苦労様でした。
自転車に不備があった生徒は、直ちに整えてください。
身近な風景 ~那須の自然
4月17日(日)中1の「ふれあい宿泊学習」最終日は晴天に恵まれました。今日は、朝7時過ぎに佐野を出発し、9時に「ウインディ那須」で合流しました。那須は、まだ桜が咲いていました。

佐野市の桜は、完全に「葉桜」ですが、那須の桜はまだまだ見栄えがしました。
佐野市の桜は、完全に「葉桜」ですが、那須の桜はまだまだ見栄えがしました。
「ウインディ那須」の少し手前には、あの「殺生石」があります。石が真っ二つに割れたことで今、話題ですが、そのせいか、駐車場は満杯で、観光客もたくさんいました。
途中には「千体地蔵」があり、おどろおどろしい雰囲気が「殺生石」への期待を高めています。赤い帽子のアクセントが効いています。
これが、「殺生石」のある場所です。中央にある石に注目です。
確かに、見事に割れています。割れて転がり落ちた瞬間が想像できるほど、潔い割れ方です。こことここがくっついていたんだなと、すぐにわかりました。おそらく、単なる風化で、これ以上耐えられなくなった瞬間に割れたんだと思いますが、一見の価値はありました。
「ウインディ那須」の駐車場から見た那須連山です。少し雲がかかっていますが、山肌はくっきりと見えていました。
こちらは、「ウインディ那須」の入り口近くにある「池」です。ここに、カエルが卵を産んでいるらしく、所長さんから、何カエルの卵なのか調べて欲しい、という依頼がありましたので、車に積んである長靴をはき、ただちに調査しました。
カエルの卵塊がたくさんありました。ざっと数えてみると、約120塊はありました。カエルにとって、またとない産卵地なのでしょう。素晴らしいです。
手ですくってみると、卵はまだあまり発生が進んでいません。産卵からそれほど日数は経っていない感じです。また、卵塊は、指の間からずるずると抜け落ちてしまうことから、「ヤマアカガエル」と思われます。こんな所で、両生類に出会えるとは思ってもみませんでした。
【高3】日本地学オリンピック、2年連続「銅賞」受賞!
4月15日(金)放課後、高校3年4組の店網航輝君から、「実は…」と報告がありました。店網君は1年生の3月、「第13回日本地学オリンピック」に出場しました。本県で唯一本選に進出し、銅賞を受賞したことで、下野新聞でも大きく取り上げられました。
何と、今年3月、「第14回日本地学オリンピック」の本選まで出場し、2年連続の銅賞を獲得していたそうです。おめでとうございます! とりあえず、速報としてお知らせします。
何と、今年3月、「第14回日本地学オリンピック」の本選まで出場し、2年連続の銅賞を獲得していたそうです。おめでとうございます! とりあえず、速報としてお知らせします。
【高3・中3】「ももクロ」プロジェクト!
4月14日(木)放課後、高校3年4組の石塚凛花さんと中学3年1組の石塚彩花さんの二人が、佐野市の「広報ブランド推進課ブランド戦略係」を訪問しました。ももいろクローバーZ の地域を元気にするイベントの開催地の1つに佐野市 が選ばれ、6月17日(金)に佐野市文化会館で開催が決定しています。石塚さん達は、そのイベントに合わせて、佐野市をPRする企画を考え、佐野市に提案しました。

左から、石塚凛花さん、担当の武藤さん、石塚彩花さん
左から、石塚凛花さん、担当の武藤さん、石塚彩花さん
ももクロのコンサートは金曜日の夜なので、佐野市に宿泊するお客さんに、次の日の土曜日、佐野市をPRする企画(スタンプラリー、コラボグルメ、コラボお土産)を考えました。担当の武藤さんに、自分たちで考えたプランを説明しました。
かなりの好感触だったようです。佐野市からOKがでたら、実際に自分たちで企画・運営することになります。これは凄いことになりそうです。
自分たちでアポを取り、ここまで行動できるなんて、ほんとに素晴らしいです。
大好きな「ももクロ」だからこそ、そこに集まるファンに、佐野市の良さをPRしたい、という気持ちになったのだそうです。佐野市からOKがでたら、また、お知らせします。
【高校】いろいろな授業見学
4月13日(水)6・7限目、高校生の授業をいろいろと少しずつ見学しました。どの授業でも、先生方は生徒たちの熱い視線を受け、これから本格的に始まるそれぞれの学問の世界に誘っていました。

小森先生「地理総合」1年2組
小森先生「地理総合」1年2組
木村元春先生「世界史B」2年2組
石田先生「日本史B」2年1組
横山先生「古典A」3年2組
大和先生「英語表現Ⅱ」2年3,4組
木村晃子先生「コミⅠ」1年1組
大嶋浩行先生「英語表現Ⅱ」2年3,4組
会田先生「数学ⅠA」1年3,4組
松井先生「数学ⅠA」1年3,4組
【中3】国語の授業見学(石塚先生)
4月13日(水)6限目、中学3年1組の「国語」の授業(石塚先生)を見学しました。「(普段嫌われることが多い)カエル、カラスどちらかを賞賛する作文」に関する授業を行っていました。

最後に、指名された2人が、自分が書いた作文を発表しました。
最後に、指名された2人が、自分が書いた作文を発表しました。
この授業は、普段は嫌われることの多い対象の良いところを見出し、エビデンスに基づく賞賛をすることを通して、正しい言葉を使った説得力のある作文を書くことがねらいのようです。
中2の最後の授業で、カエルとカラスのどちらを賞賛するかをグループで話し合い、それをもとに、春休みの宿題として書いてきたものを、グループ内で回し読みし、どこが良かったかのコメントをグループ全員で書き込んでいます。
これが、赤ペンでコメントがぎっしり書かれた作文です。
<カラス派>19名
<カエル派>14名
最後に、グループ全員からのコメントを読んだ感想を書いていました。
あえて、嫌われがちな対象の良いところを見つけて、エビデンスに基づいた「説得力のある作文」を書く、という発想が素晴らしいと思いました。また、生徒が書いた作文の内容も良く、レベルの高さを感じました。皆さん、着実に文章を書く力を身につけていrますね。
しかし一方で、カエルやサンショウウオなどの両生類好きな私にとって、カエルが嫌われているものの代表のように思われていることに、少なからぬ衝撃を受けたのも事実でした。
そこで、カエルを賞賛してくれた14名の作文を読み、どういう点を賞賛しているのかを調べてみました。すると、ベスト3は、
1位「食料として食べられる」7人、
2位「愛すべきキャラクターである」6人、
3位「無事カエル、など縁起がいい」4人 でした。
他には、カエルの多様性、生態系の中での役割、珍しいカエル、信仰の対象、天気予報、などがありました。食べられることを賞賛されたのが一番多かったのはちょっと意外でしたが、多面的なカエルの魅力を賞賛していただいたことに感謝いたします。
最後に、世の中には、カエル大好きな人たちも大勢いることを紹介します。だいぶ前に発行された「カエラーたちのつぶやき」には、あなたの「カエル好き」度がわかるかエラー度チェックリストがついています。また、福島県郡山市には、カエルグッズを集めた「100年カエル館」という博物館もあります。(もちろん行ってきました)「カエル探偵団」という全国規模の研究者集団もあります。
カエラー度チェック(直接リンクしていませんが、チェックのタブを探してクリックしてみてください。)
ちなみに、私にとってのカエルを賞賛するポイントとしては、カエルはどんな種であれ、そこに存在(生息)するだけで価値がある、という点です。ご存じのように、両生類の皮膚は湿っていて、近くに水場など湿った環境がないと乾燥して死んでしまいます。また、産卵する適切な環境(水場)がないと繁殖することができません。カエルのエサとなる生物も必要です。つまり、ある種のカエルがそこに存在(生息)しているということは、その種の生存(生息)を可能にする自然環境が維持されている、ということを示しています。「ここはトウキョウダルマガエルやニホンアカガエルが生息できる環境だ。」「もうここにはヒキガエルはいなくなってしまった。」というように、環境の自然度を見える化してくれます。多様な生物が共存できる環境を人間が目指すのであれば、一つの指標ともなりうる生物です。そのような自然環境の最前線で頑張っている両生類たちを優しく見守ってください。
PS:毎年、松本市では楽しそうな「かえるまつり」が開かれているそうです!
【高1】保健体育の授業見学(増田先生)
4月13日(水)5限目、高校1年4組の「保健体育」の授業(増田先生)を見学しました。生徒と増田先生の自己紹介と授業のガイダンスを行っていました。
この1年間で課題研究(教科書の各単元に関する研究発表)を行うグループ作りと、テーマ決めの相談を行っていました。
生徒たちは自分たちで考えて行動しており、授業への期待が高まっていました。
【中学】集合写真撮影
4月13日(水)昼休み、校舎前の前庭で、スクールガイド用の集合写真撮影が行われました。写真屋さんは、3階の理科室の窓から身を乗り出して撮影していました。
このようなスクールガイドの表紙に使われます。なお、この構図の写真は、附属中開校以来、毎年撮影されており、今年で15回目だそうです。
(昨年度のスクールガイド)
【中1】校内探険!
4月12日(火)今日も1年生は、クラスごとに時間を変えて、学級活動(ふれあい宿泊宿泊学習の準備、クラス写真撮影等)や校内探険(オリエンテーリング)が行われました。

1年1組のクラス写真撮影が行われていました。
1年1組のクラス写真撮影が行われていました。
1年3組は、ふれあい宿泊学習の準備をしていました。
校内探険は、数名のグループで校舎内のチェックポイント(問題)を探し回っていました。
校長室前には、2つのチェックポイント(問題)があり、協力しながら解決していました。
カメラを向けると、多くの生徒が応えてくれました。
校舎内の地図を見ながら、少しずつ、学校の様子が分かってきています。
【中2・3】写真撮影
4月11日(月)今日は中学生の各学年とも学級活動が行われています。3限目は、中学2年生と3年生が、校門付近で写真撮影をしていました。

校門の桜とともにクラス写真を撮っていました。まだ少し花が残っていました。
校門の桜とともにクラス写真を撮っていました。まだ少し花が残っていました。
こちらは、2年生の個人写真の撮影です。旭城の石碑をバックにしています。
3年生の個人写真の撮影です。桜の花がバックに入るように撮っています。
それぞれ、新しいクラスの新しいクラスメートを確認しながら、写真撮影を楽しんでいました。こんな日があったことも中学校生活の思い出の一つに加えてください。
身近な風景 ~季節の移ろい
4月9日(土)、科学部の「トウキョウサンショウウオ卵嚢調査」で、佐野市の梅林公園で昼食をとりました。桜の花びらが舞い散り、川面がピンク色に染まっていました。桜の満開の美しさは最高ですが、散り際の美しさも格別です。
佐高前庭で定点観察している桜の枝からは、若葉の姿がはっきりと確認できました。
一方、佐高の象徴でもあるクスノキも季節の変化を見せています。
クスノキは常緑樹ですが、この時期、古い葉っぱが落ち、新しい若い葉へと替わっていきます。
これがすっかり落ちきると、クスノキの新緑がまぶしい季節となります。
この時期、新年度の始まりとともに、校庭の樹木も新しい葉っぱでの1年間が始まります。
【中高】1学期始業式の式辞
【中1】部活動見学
4月8日(金)13:00~14:00、中学1年生は部活動見学を行いました。各部活の活動場所で、実際に活動している様子を見学しました。中2、中3の先輩たちは、1年生の勧誘を行っていました。(残念ながら、全部の部活は回れませんでした。)
入りたい部活動は見つかったかな。

手芸部
入りたい部活動は見つかったかな。
手芸部
男子バスケットボール部
ラグビー部
陸上部
女子バレーボール部
男子卓球部
手芸部
吹奏楽部
囲碁・将棋部
【高校】下野新聞「佐野高出身 東大2年の大島さん」
4月8日(金)、本日付けの下野新聞19面に「難関大 あきらめないで」という記事が掲載されました。1年前に本校を卒業し、東京大学に進学した大島彩さんへのインタビューです。本校での学習についても紹介されていますので、ぜひ読んでみてください。

(下野新聞からHP転載の許可をいただいています)
下野 東大 R4.4.8.pdf
(下野新聞からHP転載の許可をいただいています)
下野 東大 R4.4.8.pdf
【中高】始業式前の大掃除!
4月8日(金)、今日から令和4年度の新学期が始まります。始業式に先立ち、生徒全員と教員による大掃除が行われました。

皆、とても一生懸命に掃除をしていました。
皆、とても一生懸命に掃除をしていました。
【中高】吹奏楽部定期演奏会「通し稽古」
4月4日(月)午後、中高の吹奏楽部による恒例の「定期演奏会」(5月の連休中)の通し稽古が体育館で行われていました。今回の定期演奏会は2部構成となっていて、第2部は劇仕立ての中で、楽しい音楽が演奏されます。今日は、体育館という広いステージで、第2部の通し稽古をしていました。ただし、どんなストーリーかは「シークレット」(by 尾花部長)だそうです。本番まで、お楽しみに!
【中高】下野新聞掲載
4月1日(金)、本日付けの下野新聞に、本校生の取組が紹介されました。新年度の初日に、これだけの紙面を割いて紹介してくれるのは、大変ありがたいことです。非常に丁寧に取材し、文章にしてくれています。

(4月1日付け、下野新聞18面を許可を得て転載)
下野、制服、R4.4.1.pdf
(4月1日付け、下野新聞18面を許可を得て転載)
下野、制服、R4.4.1.pdf
【高校】マレーシアの大学進学
3月30日(水)、3月1日に卒業した猪瀬遥大君が、校長室に報告に来てくれました。猪瀬君は、海外の大学で学ぶことを強く希望しており、書類審査(高校の評定、英語の資格)が行われていましたが、この度、マレーシアのテイラーズ大学から入学許可(合格)の通知が届いたそうです。
Taylor's Universityはマレーシアの私立大学で、クアラルンプールの近くにあります。大学準備コースも提供する総合大学として、マレーシアの有名大学の一つだそうです。最新の世界大学ランキング(2021年版)において、総合で400位台と世界の上位3%に入り、人気の経営学部もマレーシアでトップクラスの質を誇っている、ということです。

猪瀬君によると、テイラーズ大学への入学は、来年の2月ということで、それまでは英語の勉強を続け、今年の秋頃には、テイラーズ大学の「大学準備コース」(語学学校)に入る予定だそうです。
猪瀬君は、前生徒会長で、在学中はSGHクラブに所属し、2年生の時の11月末に、SGH校である立命館宇治高校が主催する「フォーカス」という発表会に参加しました。そこで、日本の高校生とラオスの高校生たちが協働研究を行い、英語で発表する姿を見て、自分も海外の大学で英語を使って勉強したい、という気持ちを固めたそうです。
マレーシアのテイラーズ大学を選んだ理由は、英語でビジネスが学べることと、学費が日本の国立大学並みと安く、生活費も物価が安い、といったことだそうです。
*猪瀬君は、高校3年生になったときから、海外の大学1本に絞っており、今年度中に行き先が決まったのは、本当に良かったと思います。
*いろいろと不安もあるとは思いますが、なんの迷いもない、というところが、凄いと思いました。とうに腹を決めており、あとは必要なことをやっていくだけ、という潔さを感じました。マレーシア人の知り合いもでき、着々と準備を進めています。今後も、応援していきたいと思います。健闘を祈ります。
【中学】硬式テニス指導員、松本恭子さん
3月29日(火)、2年間に渡って、中学の「女子硬式テニス部」のご指導をいただいた松本恭子さんが、本日をもって退任されることとなりました。その間、関東大会に出場し、見事1回戦を突破することが出来ました。ご指導、本当にありがとうございました。テニスコートで部員たちとお別れをした後、校長室を訪れ、絵本を寄贈していただきました。
この絵本は、松本さんのご家族の松本瑠里さんが、昨年度、山田養蜂場のミツバチの絵本コンクール(イラスト部門、一般の部)で最優秀賞に選ばれ、このたび一冊の絵本として制作されたものです。
図書館で閲覧できるようにしますので、興味がある生徒は、ぜひ手に取ってみてください。
身近な風景 ~満開を迎えました
3月29日(火)、校庭の桜(ソメイヨシノ)は、ほぼ満開となりました。満開とは、八分咲きになった状態だそうです。これ以上、開花が進むと、最初に咲いた花が散り始めてしまうので、そうなる前の状態を満開としています。
日曜日の夏日(気温26℃)で一気に開花が進みました。開花からまだ4日しかたっていません。通常は、満開まで1週間はかかりますが、早すぎますね。

校庭北側の土手の桜も満開です。


校庭北側の土手の桜も満開です。
本校のHP閲覧数100万アクセス突破!
3月28日(月)までのHPアクセス数が、記録を取り始めた2020年4月12日からの約2年間(716日)で、100万を突破しました。一日あたりのアクセス数は、2年間平均で約1400、今年度の1年間だと約1500アクセスでした。今年度だけだと55万アクセスを達成しました。
【高1】ハンセン病に関するシンポジウム
3月27日(日)13時から、厚生労働省等が主催する「ハンセン病に関するシンポジウム」が開催されました。第1部「高校生によるハンセン病回復者とそのご家族への聞き書き」で、本校生チームが発表しました。
高校1年生6名のチームにより、黄光男さん(ハンセン病家族訴訟原告団副団長)の「聞き書き」からわかったこと、そこから何を学び、なにをすべきか、等について、約30分間、発表しました。今回は、磯部さん、大山君、清水君、若林君の4名が代表で発表しました。
まず、大山育夢くんが聞き書きの概要やメンバーがどのような動機でこのプロジェクトを始めたのか、などから説明しました。
続いて、磯部詩葉さんが、黄さんのお話の中で、特に印象に残ったエピソードを正確な口調で再現していました。
次に、若林仁瑛くんが、「なぜ家族差別が起きたのか」について、わかったことや考えたことを伝えました。
次に、清水健成くんが「まとめ」として、聞き書きを行った感想や「学びと教訓」として、全員が感じたことを伝えました。
最後は、全員で「私たちがすべきこと」として、今回の「聞き書き」の結果を、多くの人に興味を持ってもらえるような作品にまとめ、さまざまな機会を通して、伝えていくことを宣言しました。
*本校生の発表は、黄さんからの「聞き書き」の内容を正確な言葉で伝えるとともに、その内容を分析し、「そこから学んだこと」を踏まえ、「私たちがすべきこと」を提言するだけでなく、自ら取り組むことを宣言しました。
*単なる「聞き書き」に終わらず、そこから、考え、行動しようと決意したことから、想像以上のアクティブな活動であったことを実感しました。
*黄さんご本人も登場され、本校生の「聞き書き」の発表を非常に高く評価してくださいました。本校生の考えるような取組を国がやってくれたら、差別はもっとはやく解消されたかもしれない、とまで発言してくださいました。
*とにかく、素晴らしい発表でした。本校生のポテンシャルの高さを思い知らされました。ここまで、お疲れさまでした。よく頑張りました。
*しかし、本校生の取組は、まだまだこれからも続きます。こうすれば差別がなくなる、ということを身をもって証明してほしいと思いました。このメンバーならできると信じています。頑張ってください。
身近な風景 ~さくらの日
今日3月27日は、「日本さくらの会」が定めた「さくらの日」だそうです。
日本気象協会のHP「tenki.jp」の今日のブログ中で紹介されていました。語呂合わせ、さくら(サ3×ク9=27)で、3月27日となったようです。本日、東京では満開ということですが、佐高の桜もかなり咲いてきました。3部咲き程度です。

定点観測している枝も開花しています。
日本気象協会のHP「tenki.jp」の今日のブログ中で紹介されていました。語呂合わせ、さくら(サ3×ク9=27)で、3月27日となったようです。本日、東京では満開ということですが、佐高の桜もかなり咲いてきました。3部咲き程度です。
定点観測している枝も開花しています。
校庭北側の桜です。
正門前の桜です。
垂れ桜は、満開です。
身近な風景 ~山伏との遭遇
3月26日(土)15時頃、栃木市岩舟町小野寺にある村檜神社の境内で、法螺貝の音が鳴り響いていました。そこには「山伏」の姿がありました。
せっかくですので、お話を伺いました。
このお方は、25歳の時、単身、インドに渡り、ネパール、タイ、マレーシア、チベットと旅し、僧院で修行していたそうです。インドで修行をしていた際に「オージャス」というお名前をいただいたそうで、お名前をお聞きすると「オージャスです。」とお答えになりました。
その後、日本に戻ってからは、娑婆の仕事(普通のお仕事?)をしながら、山伏として、日本中、巡礼を続けてきたそうです。実は、日本には、こうした山伏が、大勢とはいえないまでも、一定数いるそうで、定期的な山伏の集会もあるそうです。
山伏に出会ったのは、初めての体験でした。世界平和やコロナ退散を祈っているそうです。佐野高校・同附属中の生徒の安全も祈願していただきました。気さくで、とても素晴らしい方でした。
身近な風景 ~桜の開花宣言
3月26日(土)朝9時、校庭の桜の開花を確認しました。
毎回、モニタリングしてきた枝は、まだ開花していませんでした。
全体としては、もう少しで「一部咲き」といったところでした。これは朝の状態ですので、今日一日でさらに進むと思われます。
栃木市岩舟町小野寺の桜も開花していました(15時)。さすがに、クローンだけあって、シンクロして開花しました。
【中高】修業式の式辞
3月24日(木)今年度の修業式が行われました。昨年度は、校内放送で行いましたが、今年度は、Zoomによるオンライン配信で行いました。この形式がすっかり定着してきました。
R3 修業式.(式辞)jtd.pdf
R3 修業式.(式辞)jtd.pdf
【中2】「日本語ディベート」東海地区第3位入賞!
3月23日(水)放課後、「第26回 東海地区 春季(日本語)中学ディベート大会」で、初の第3位入賞を果たした「日本語ディベート」チームの中学2年生5名が報告に来てくれました。

左から、◎落合さん、田所さん、島田君、黒田さん、秋葉さんの5名。
左から、◎落合さん、田所さん、島田君、黒田さん、秋葉さんの5名。
試合は、3月19日(土)の8:30~17:00まで、学校からのオンライン形式で行われました。論題は「中学生以下のスマートフォンの利用を禁止すべきだ」でした。
第一試合:東海中学校Aチームと対戦し、勝利
第二試合:東海中学校Bチームと対戦し、敗退
第三試合:名古屋中学校と対戦し、勝利
(この試合で始めて、コミュニケーション点で満点をもらう)
2勝1敗で、3位決定戦へ
第四試合:東海中学校Bチームと対戦し、勝利 →第3位
日本語ディベートで3位入賞は初めて!
3月27日(日)には、実力校が30校程度参加する「関東地区大会」が開催されます。そこでのベスト4入りを目指しています。健闘を祈っています。
【高1】ラグビー・エンパワーメント・プロジェクト
3月23日(水)昼休み、高校1年3組の寺内音和さんが「令和3年度 ラグビー・エンパワメント・プロジェクト」の修了を報告に来てくれました。
このプロジェクトは、日本ラグビーフットボール協会が、ラグビーの発展に興味のある女子高生を対象に実施する初めての次世代リーダー育成事業です。
2021年10月から全国で20名を募集し、志望動機などによって選抜されました。月1回、計6回の講習をZoomによるオンラインで受講しました。
プロジェクト参加者一覧
座学及びグループワークによる講習です。
(1)ラグビーの歴史や文化、国内外のラグビー普及活動の学習
(2)海外ラグビー協会や選手へのインタビューを含めた英語学習
(3)インタビュースキル学習
(4)ラグビーに携わり活躍する方からのキャリア学習
(5)スピーチの作成と発表
(6)修了式
前回紹介した「新入部員募集ポスターのキャッチコピー」は、5回目の講習で、SNSの持つ影響力の大きさを学ぶ中で、ラグビーの魅力を知ってもらうための具体的な手段として、考えたそうです。

『君にしかできないポジションが君を待っている』前回紹介した「新入部員募集ポスターのキャッチコピー」は、5回目の講習で、SNSの持つ影響力の大きさを学ぶ中で、ラグビーの魅力を知ってもらうための具体的な手段として、考えたそうです。
→小学5年生の時、体が小さかったために、ラグビーを始めることをためらっていた時、恩師からの「この言葉」で、背中を押してもらいました。それ以来、ラグビーの魅力に目覚め、体が小さくても自分の持ち味を発揮できる「スクラムハーフ」というポジションを現在まで続けています。ラグビーは、体格の違いといった多様性を受け入れ、誰でもが輝けるスポーツであることを知ってもらいたいです。
*プロジェクト1期生である寺内さんは、来年度もプロジェクトに応募し、さらに、ラグビーの発展のために、自分ができることにチャレンジしたい、という決意を語ってくれました。まさに「キープ チャレンジング」の精神を貫いています。頑張ってください。応援しています。
【中1】2030年までに世界はどうあるべきか。
3月22日(火)5~7限目、中学1年生の「総合的な学習の時間」で、SDGs研究のまとめとして、「2030年までに世界はどうあるべきか」について、自分たちが住んでいる地域と環境を結びつけながら、未来はどうあるべきか、自分なりの提案を含めた発表を行いました。(一人5分)

4会場(各HR教室+選択2教室)に分かれて、オンラインで保護者に配信しました。
4会場(各HR教室+選択2教室)に分かれて、オンラインで保護者に配信しました。
ところで、なぜ「2030年までになのか」わかりますか?
→そもそもSDGsは2030年までに達成すべき目標を示しているからです。
中学1年生たちは、ちゃんとそれが分かっていて、自分たちにできることを考え、提案していました。
*発表するテーマについて、よく調べてあり、パワーポイントも非常に見やすく作られていました。中学1年生でこれだけの発表ができるなんて、びっくりしました。脱帽です。これまでに発表の機会があったので、生徒は先生に教わらなくても、完全に自分で全部できるようになっていました。みんな、よく頑張りました!
身近な風景 ~トウキョウサンショウウオの産卵
3月21日(祝)今日は、トウキョウサンショウウオの産卵状況を調査しました。
3月18日と19日のまとまった降雨で、両生類の産卵行動も活発になってきました。定点観察している地点では、19日と20日辺りに、15卵嚢の産卵を確認しました。
3月18日と19日のまとまった降雨で、両生類の産卵行動も活発になってきました。定点観察している地点では、19日と20日辺りに、15卵嚢の産卵を確認しました。
別の場所でも、19日と20日に産卵がありました。卵嚢の膨らみ具合で、産卵日をある程度、特定することが出来ます。
これまでに、合計60卵嚢の産卵を確認しました。例年、100卵嚢程度、産卵している場所ですので、まだまだ続くと思われます。この時期、まとまった雨が降ると、産卵があります。両生類にとって、降水は産卵行動の引き金になっています。
身近な風景 ~枝垂れ桜の開花
3月21日(祝)校庭の桜の開花状況を調べていたら、中学生の自転車置き場や高校の部室棟の近くにある「枝垂れ桜」が開花していました。桜の品種はたくさんありますが、校庭の桜の開花の一番乗りは「枝垂れ桜」でした。

背景に見えるのは、天神様の参道です。
背景に見えるのは、天神様の参道です。
↓こちらの「枝垂れ桜」です。
身近な風景 ~桜の開花予想⑤
3月21日(祝)、佐高の駐車場脇の桜です。2日前(19日)と比べると、あまり大きな変化は見られません。連休中に開花するのでは?と予想していましたが、もう少しかかりそうです。
ちなみに、今年の開花予想は、日本気象協会(tenki.jp)だと、宇都宮で3月25日、日本気象株式会社(お天気ナビゲーター)だと、宇都宮で3月29日と、かなり差があります。ちなみに、各地の標本木(基準となる木、観測の対象として決めた木)で、5~6輪の花が咲いたら、開花宣言となるそうです。
こちらは、同じ桜の木で、少し離れた場所にある蕾です。花びらが少し見えています。
校庭のバックネット近くの桜です。同じような感じですね。
栃木市岩舟町小野寺の桜です。
*こうしてみると、ソメイヨシノは、クローン(同じ祖先から接ぎ木等で増やしているので、遺伝子的に全く同じ個体です)なので、個体差というのはほとんどなく、気象状況が同じであれば、横一線です。抜け駆け的に早く開花する個体はありませんでした。さすがはクローンですね。同じ木の中では、日当たりなどの条件で、早く開花する場所(枝)はあるかもしれません。
【高1】キャッチコピーに託した思い(ラグビーJAPAN)
3月20日(日)、「ラグビーJAPAN」HPで、高校1年3組の寺内音和さんが考えた新入部員募集ポスターのキャッチコピーが採用されたことが、リリースされました。

寺内音和さん(ラグビーJAPANのHPより転載)
寺内音和さん(ラグビーJAPANのHPより転載)
寺内音和さんは、ラグビーJAPANの普及育成委員会教育部門の「ラグビー・エンパワメント・プロジェクト(REP)」に参加しています。本プロジェクトに参加している高校生が、新入部員募集のポスターのキャッチフレーズを考えました。
(以下、「ラグビーJAPAN」のHPからの転載です。)
→キャッチコピーに託した思い)
(寺内さんが考えたキャッチコピーが使われているポスター。「KEEP CHALLENGING」は両方のポスターのキャッチコピーの下に小さく使われています。)
『KEEP CHALLENGING』
男子選手とともに日々練習に励んでいる栃木県立佐野高等学校1年の寺内音和さん。
音和さんが考えたキャッチコピーは3つ。KEEP CHALLENGINGはすべてのポスターに起用されています。
「RWC2019の盛り上がりを絶やすことなく、私たち選手が挑戦を続けて認知度を上げたり、世界の強豪国にチャレンジできるようにこのキャッチコピーを考えました!」
『初めはみんな未経験。目指せ、日本代表』
「ラグビーはまだまだ競技人口が少ないため、男子も女子も高みを目指しやすい競技だと思います。そのため、誰にでも日本代表になれる可能性があります!あなたも、ラグビーで日本代表を目指しませんか?」
『君にしかできないポジションが君を待っている』
「私は、体が小さいのでラグビーを始める時にとても躊躇いました。しかし、体のサイズ、足の速さなど、各個人の多様性を受け入れてくれる競技がラグビーです。そのため、ラグビーって体が大きくなきゃだめでしょ?のような固定概念は捨てて、もっと多くの人達にラグビーを楽しんでいただいたいと思いました。」
高校生の思いからは、心からラグビーを楽しみ、その魅力を多くの人に知ってもらいたいというラグビーへの愛情が感じられます。
そんなラグビーの魅力が一人でも多くの未来のラグビー選手へ届くよう、ぜひ新入部員ポスターをご活用ください!
以上。
*寺内さんのラグビーにかける思いが、そのままキャッチコピーとして、全国のラグビー仲間へのメッセージとなっていました。とてもわかりやすいキャッチコピーです。説明を読むと、経験や事実に裏付けられていて、なるほど、とすっと入ってきました。(「クリティカル・シンキング」してますね。)その思いが届くといいですね。 以上。
身近な風景 ~ニホンアカガエルの初卵塊
3月19日(土)、栃木市岩舟町小野寺で、ニホンアカガエルの卵塊を今年初めて確認しました。先週の13日(日)には産んでなかったので、それ以降の産卵になります。新しい卵塊は、昨日の雨で産卵したものと思われます。
産み立ての新鮮な卵塊です。形がしっかりしていて崩れないので、ニホンアカガエルの卵塊であるとわかります。
身近な風景 ~桜の開花予想④
3月19日(土)13時頃、佐高の駐車場脇の桜の開花が近づいています。

3日前の3月16日の写真と比べてみてください。
一つの花の蕾かと思っていましたが、実はいくつかの花がまとまって入っていました。明らかに、ピンク色に色づいてきました。
3日前の3月16日の写真と比べてみてください。
一つの花の蕾かと思っていましたが、実はいくつかの花がまとまって入っていました。明らかに、ピンク色に色づいてきました。
少し離れた枝の蕾です。
もしかしたら、この連休中に開花するかもしれないですね。
ちなみに、栃木市岩舟町小野寺の桜の蕾の様子です。似たような感じですね。
近くの梅の花は、まさに満開でした。
【高校】「子どもたちに笑顔を」活動報告
3月18日(金)放課後、高校2年生の笹村色織さんと山﨑彩加さんが、「佐野市の子どもを応援する学生の会」の活動報告に来てくれました。本日付けの下野新聞にも、活動の様子が大きく取り上げられていました。

「学生の会」の笹村さんと山崎さん
「学生の会」の笹村さんと山崎さん
「子どもたちに笑顔を」佐野「学生の会」発足1年
下野新聞(2022年3月18日付け、19面)。許可を得て転載。
下野新聞R4.3.18.pdf
この会は、子ども食堂や学習支援などを行うNPO法人「子どものとなり佐野」でボランティアをしていた本校生が中心となり、この3月に卒業した山本朋果さんが会の代表として、2021年の春に立ち上げたものです。
(参考)「子どものとなり佐野」HP→ 子どものとなり佐野
「大人たちの活動を手伝うだけでなく、高校生や大学生が中心となって企画・運営し、独自の活動をしたい。」という気持ちが芽生えたことから、会を発足させたそうです。「子どものとなり佐野」での活動も続けながら、「子どものとなり佐野」の熊倉さんからアドバイスを受け、この1年間、いろいろなことにチャレンジしてきました。
ちなみに、熊倉さんは「JICA栃木デスク」(国際協力推進員)として、栃木県国際交流協会で勤務されています。佐高に講師として何度も来てお話していただいていますので、面識がある方も多いと思います。
「学生の会」の活動の一例をあげると、
佐野高校での「フードドライブ」や12月の「ふゆまつり」などを企画運営し、成功を収めました。
(参考)校長室便り(12月19日)→ふゆまつり
このような1年間の活動を振り返るため、3月13日(日)に、「学生の会」のブラッシュアップ研修を行いました。会の代表の山本朋果さんが企画したそうです。
「とちぎボランティアネットワーク」の矢野正広理事長を講師にお迎えして、これまでの活動を振り返り、お互いの意見を言い合える対面での会議、賛同者、活動の周知がいかに大切か、などを学んだそうです。
今日、校長室に来てくれた笹村さんと山崎さんからは、これからは、もっと仲間を増やしたい、という目標を聞かせてもらいました。
私からは、会がいつどんなことをやっているのか、どうすれば参加できるのか、などを皆さんにも知ってもらうため、チラシとかを配ったらどうでしょうか、という提案をさせていただきました。
また、「子どものとなり佐野」では、毎週日曜日の10時から12時に、子どもたちに勉強を教える「学習支援」も行っているそうです。
春休み中に、ちょっとした行動を起こしてみてはどうでしょうか。
【高校】SGクラブディベート班の活動
3月17日(木)放課後、SGクラブのディベート班の活動を見学しました。
今日の論題は、

「もし、友人の恋人に恋をしてしまった場合、恋をした人はあきらべるべきか、否か」
というものでした。(高校1年生が考えました。)
はたして、恋の行方はディベートで決着がつくのでしょうか。
今日の論題は、
「もし、友人の恋人に恋をしてしまった場合、恋をした人はあきらべるべきか、否か」
というものでした。(高校1年生が考えました。)
はたして、恋の行方はディベートで決着がつくのでしょうか。
正式な試合では、おそらく出題されることはない論題かもしれませんが、熱のこもったディベートが繰り広げられていました。
【高1】総学「課題研究」論文作成
3月17日(木)7限目、高校1年生の「総合的な学習の時間」で、この1年間の課題研究の成果である論文作成に取り組んでいました。明日が提出の締め切りとなっており、4クラスの全員が集中し、真剣に作成していました。
少なくとも、栃木県内の高校で、ここまで完成度の高い論文を書ける高校1年生はいないと断言できます。そして、この体験は、大学入試はいうまでもなく、大学生になってから、さらには、社会に出てからも役に立つことは、間違いありません。皆さんの先輩たちが証明してくれています。是非、来年度の探究活動にも自信を持って取り組んでください。
【中2】第2学年保護者会(オンライン配信)
3月18日(金)13:30から「第2学年保護者会」がオンライン配信で実施しました。6限目は講演会があり、7限目に保護者会を実施しました。

6限目の講演会の様子
6限目の講演会の様子
6限目の講演会は、
「Sano グローカル構想とともに歩むこれからの佐野高校」
→Sano.G推進担当 教諭 大嶋浩行
「メイキングルールプロジェクトについて」
→主幹教諭 中條 康雄
7限目の保護者会は、
・学校からの挨拶(教頭)
・学年団挨拶
・学習指導部より
・生徒指導部より
・学年より
保護者会終了後の15:40からは、各クラスのミーティングルームに入り、学級懇談会が行われました。Zoomでの学級懇談は初めての試みでしたが、うまくいったようです。保護者の皆様、ご協力ありがとうございました。
【中1】第1学年保護者会(オンライン配信)
3月17日(木)13:30~15:00、本日の保護者会は、まん延防止対策期間中であったため、急遽、校長室からオンライン配信で行いました。
1 学校からの挨拶(教頭)
2 学年スタッフ挨拶
学年主任の北堀先生
1組:高木先生、2組:安藤先生、3組:廣瀬先生、副担任:山田先生
3 生徒指導部より(安藤先生)
4 学習指導部 (高木先生)
偉人研究家:真山知幸(まやま・ともゆき)、教育評論家:親野智可等(おやの・ちから)共著 「天才を育てた親はどんな言葉をかけていたのか?」を参考として、親として、子どもとどのように関わったらよいのか、偉人を育てた親の言葉から学びました。

高木節がさく裂していました。素晴らしい内容でした。
高木節がさく裂していました。素晴らしい内容でした。
5 学年より(北堀先生)
「水到渠成」(すいとうきょせい)
学問を身につけると、それに伴って徳も自然に備わるということ。または、物事は手を加えなくても、時がたてば自然と望んだとおりになるということ。
学問を身につけると、それに伴って徳も自然に備わるということ。または、物事は手を加えなくても、時がたてば自然と望んだとおりになるということ。
「渠」は溝や堀のことで、水が流れると、土が削られていって、水の流れだけで溝が出来上がるという意味から。(「四字熟語辞典オンライン」より引用)
6 スライド上映「1年間を振り返って」(安藤先生作成)
「藍プロジェクト」(生徒作成)
7 さいごに(北堀先生)
こうして、初めての「オンライン保護者会」は大成功の裡に終了しました。
学年主任の北堀先生の下、担任団がそれぞれの持ち味を伸び伸びと発揮し、安定感があり、バランスのとれた学年経営をしていることが伝わったのではないかと思います。コロナ禍の中、本校独自の新たな取り組みにもどんどん挑戦しています。
生徒たちは、毎日、安心して、楽しい学校生活をおくっています。
保護者の皆様におかれましては、この1年間、学校や学年の運営方針をご理解・ご協力いただきまして、ありがとうございました。来年度も、引き続き、よろしくお願いいたします。
【高校】SGクラブ「ざぶんSDGs大賞」優秀賞受賞!
2月22日、Sanoグローカルクラブは、「ざぶんSDGs大賞」優秀賞とざぶんGlocal SDGs賞をダブル受賞しました。おめでとうございます。副賞として10万円いただきました。

SGクラブのメンバー(全部で20名ほどいるそうです)
SGクラブのメンバー(全部で20名ほどいるそうです)
「ざぶん賞」は、今年で20周年を迎えた由緒ある「賞」です。
栃木県教育委員会の教育次長様からも受賞のお祝いの言葉をいただきました。
「ざぶん」とは?.pdf
部長の山﨑彩加さん(2-2)と副部長の岸愛梨さん(2-1)です。
今回の受賞作品のポスターの一部
*普段の活動が評価された結果の受賞です。SGクラブは、毎週木金曜日に集まって活動しています。それぞれのメンバーがやりたい研究テーマごとにチームを組んで研究をしています。
身近な風景 ~トンガ応援Tシャツ
3月14日(月)朝の職員打合せ前のショットです。トンガは日本に多くのラグビー選手を輩出していることから、本校のラグビー部監督の石井先生の肝いりで、中高の管理職(校長、両教頭、主幹教諭)も協力しました。
皆さんもご存じの通り、トンガのフンガ・トンガ フンガ・ハアパイ火山は1月15日に激しく噴火しました。この噴火によってトンガの首都ヌクアロファの沿岸地域は津波が発生しました。火山噴火と津波の影響を受けたトンガの人々の当面の人道支援ニーズに応えるために、ユニセフでも人道支援を行っています。
→ユニセフのHP
石井先生に、このTシャツによる支援は、どこに寄付されるのかを聞いたところ、
Tシャツを作成したメーカーが、Tシャツ1枚の価格1870円の内、1000円を「特定非営利活動法人 日本トンガ友好協会」に寄付したそうです。
この団体は、元ラグビー日本代表シナリ・ラトゥさんが代表を務めている団体で、関東協会はじめ、多くのチームがこの団体とリンクして募金活動をしているそうです。今月のラグビーマガジンでも紹介されています。シナリ・ラトゥさんは、石井先生が大学で現役だった頃、大東文化大学に在籍し、石井先生とも戦った仲間だそうです。
【中学】卒業式前夜の「サプライズ装飾」
3月15日(火)、卒業式を明日に控えた夕方、昇降口から中3の教室まで、見事な装飾で彩られていました。各教室の黒板は3年生、それ以外は在校生による「サプライズ装飾」でした。
以下は、在校生による装飾です。
身近な風景 ~桜の開花予想③
3月16日(水)、ここのところ、気温が20℃を超える日が続いています。桜の開花は確実に近づいてきています。
つぼみの奥に赤い色が見えるようになってきました。
【高校】アメリカ留学した先輩のお話
3月15日(火)放課後、本校生の先輩でアメリカの高校に留学した「奥 海七(おく みな)」さんが来校し、アメリカの高校生活などについて、お話をしてくれました。
奥海七さんは、佐高で1年間過ごした後、父親の転勤に伴い、アメリカのシカゴ近郊のパラタイン村にある「ウィリアム・フレムド ハイスクール」の高校2年生に編入しました。アメリカの高校卒業後は、日本の大学に進学することを希望しており、このほど、東京海洋大学の帰国子女枠で、合格しました。「魚の養殖」などをするのが夢だそうです。
上の写真中のスライドは、高校の友達の家の庭だそうです。
どんな場所に住んでいたのか、アメリカの高校での授業や生活などについて、とても楽しく、ためになるお話をたくさん聞かせてくれました。
アメリカの高校では、自動車免許を取らないと卒業できないなど、日本では想像もつかないようなことが目白押しでした。また、アメリカの高校は義務教育なので、高校には難関大学を目指す生徒から、卒業だけできればいいという生徒までいるそうです。興味や進路に応じて、好きな授業をとることができ、授業によっては、受講するメンバーが全く違うそうです。
中学1年生から高校2年生まで、留学等に興味のある生徒が十数名、聞きに来てくれました。高校2年生で、将来留学を希望している生徒は、「いつか留学したいと思っていたので、生の意見がとても参考になりました。自分が何をしたいのか、ビジョンが明確になりました。」と答えてくれました。とても有意義な講話だったようです。
【中学】ビブリオバトル表彰式
3月15日(火)放課後、昨日行われた「ビブリオバトル決勝戦」の表彰式が校長室で行われました。決勝まで勝ち進んだ3名が「Best Biblio Battler」として、生徒会から表彰されました。

向かって左から、1年1組の西部心渚さん、2年2組の佐手隆成君、3年3組の渡辺隆太君です。
向かって左から、1年1組の西部心渚さん、2年2組の佐手隆成君、3年3組の渡辺隆太君です。
投票により「校内最優秀賞」を受賞したのは、佐手君でした。
おめでとうございます。
3年3組の渡辺君は「学年最優秀賞」を受賞しました。
1年1組の西部さんも「学年最優秀賞」を受賞しました。
表彰終了後、生徒会長の恩田小春さんから「お祝いの言葉」がありました。
ビブリオバトルの発案者である「ビブリオ紗季」こと山口紗季さんからも「お祝いの言葉」がありました。
Best Biblio Battler の3名からは、それぞれ大好きな本の紹介が出来て良かった。これをきっかけに、本を読んでもらえると嬉しい、といった感想を聞かせてくれました。3人とも素晴らしいプレゼンでした。また、周到な準備をして企画運営し、大成功させた生徒会の皆さんもよくやってくれました。とても有意義な大会でした。
【中2】CTPの授業見学(富永先生、粂谷先生)
3月14日(月)3限目、中学2年3組の「CTP」の授業(富永先生、粂谷先生)を見学しました。今回は「Traveling abroad is better than domestic travel as a graduation trip (修学旅行は海外旅行の方が国内旅行より良い)」という論題で、英語でのディベートに挑戦していました。
授業では、まず、それぞれのメリットとデメリットを班ごとに日本語でまとめています。次に、それらのメリットやデメリットに対する反駁を考えます。
それが出来たら、メリット・デメリットを英語で表現してみます。
このように、まずは日本語で、ディベートの戦略を考え、それを英語化していきます。
中学のCTPの授業では、様々な取り組みや活動を通して、批判的思考力や論理的思考力を身に付け、それを英語でも表現できることを目標に取り組んでいます。英語でのディベート活動は、これまでに学んだCTPのいわば応用編ともいえる内容です。
*生徒たちは、英語を使うことで自分たちの表現の幅が広がっていくことを感じていました。英語を使うことを嫌がらず、楽しみながらやっている様子が垣間見れました。
*いきなりディベートを始めるのではなく、論題のベースとなる考えを整理することで伝える内容がよりクリアになっており、まさにCrithical thinking 批判的思考力をフル活用していました。よく考えられた素晴らしい取組だと思います。
【中学】ビブリオバトル最終決戦
3月14日(月)朝8時15分~30分、昨年末から始まった校内ビブリオバトルの「最終決戦」が行われました。各学年の代表1名、計3名によるプレゼンがあり、最後に、投票によりチャンピオンを決定します。結果は、明日発表されます。
さすがに、決勝に残った3名は、内容もおもしろく充実しており、思わず話に引き込まれました。誰が選ばれてもおかしくない出来栄えでした。
今回、初めて企画・運営してくれた生徒会のみなさん、ありがとうございました。
身近な風景 ~桜の開花予想②
3月13日(日)佐高の駐車場脇の桜の開花は、まだ先のようです。しかし、1週間前と比較すると、つぼみが少し膨らんできたような気がします。3月5日の写真と比べてみてください。
【中1】「技術」の授業見学(粂谷先生)
3月11日(金)3,4限目、中学1年3組の「技術」の授業(粂谷先生)を見学しました。木工製品を制作していました。

電動ヤスリは生徒自身が扱いますが、電動ノコギリは危険を伴うので粂谷先生が扱っています。事故が起きないよう細心の注意を払って指導しています。
電動ヤスリは生徒自身が扱いますが、電動ノコギリは危険を伴うので粂谷先生が扱っています。事故が起きないよう細心の注意を払って指導しています。
生徒はまず「こんなものがつくりたい」というものを考え、そこから設計しているので、一人一人違うものを制作しています。進捗状況もそれぞれです。
*来週の2時間で完成させる予定です。どんな作品が出来上がるのか楽しみです。
【中3】「イングリッシュキャンプ」スナップショット
3月11日(金)オンライン型の「イングリッシュキャンプ」が終了しました。6グループに分かれて様々な実習を行い、最後に、保護者にもスピーチ「3年前の自分へのメッセージ」をオンライン配信しました。生徒たちは有意義な体験をしていました。
以下のような日程で、イングリッシュキャンプ(オンライン型)が行われました。
Wednesday、9 March[1日目]
・Lesson1 Survival English Pre-Intermediate
・Lesson2 Speech Skills 1
Thursday、10 March[2日目]
・Lesson3 Pronunciation Skills
・Lesson4 Introduction to Discussion
Friday、11 March[3日目]
・Lesson5 World of Food
・Lesson6 Traveling Abroad
・Lesson7 Discussion:Our Perfect School
・Lesson8 Speech2:Presentation
・Closing Ceremony
以下に、1日目と3日目の各会場の様子をお伝えします。
<3-1教室>
[1日目]
[3日目]
<3-2教室>
[1日目]
[3日目]
<3-3教室>
[1日目]
[3日目]
<選択1教室>
[1日目]
[3日目]
<選択2教室>
[1日目]
[3日目]
<図書室>
[1日目]
[3日目]
【高2】主権者教育(佐野市選挙管理委員会)
3月11日(金)7限目、高校2年生を対象に「主権者教育」が行われました。佐野市選挙管理委員会の職員による講話を校長室から各教室にオンライン配信しました。
クイズ形式で出題するなど、わかりやすく説明してくださいました。
教室では、こんな風に見えていました。
高校2年生は来年度18歳となりますので、選挙権を持つことになります。
今年は、参議院議員選挙も予定されていますので、今日の主権者教育を参考にして、皆さんの一票を有効に活用してください。
【高1】「ハンセン病問題に関するシンポジウム」出演
3月27日(日)に開催される「第21回ハンセン病問題に関するシンポジウム」(人権フォーラム2022)に本校生(高1)が出演します。3月2日(水)放課後、校長室に、そのことを報告に来てくれました。

左から、磯部詩葉さん、黒田紗良さん、清水健成君、坂田公希君、大山育夢君、若林仁瑛君の6名
左から、磯部詩葉さん、黒田紗良さん、清水健成君、坂田公希君、大山育夢君、若林仁瑛君の6名
本シンポジウムは、厚生労働省、法務省、文部科学省、全国人権擁護委員連合会の主催で、「国立ハンセン病資料館」から、オンライン開催(ライブ配信)します。
ハンセン病に関する予備知識(国立ハンセン病資料館及び佐賀県のHPより引用)
ハンセン病とは?
→ハンセン病は「らい菌」という細菌に感染することで引き起こされる感染症の一種です。かつては「癩」と呼ばれていましたが、差別的なイメージがつきまとうことから、現在はらい菌を発見したアルマウル・ハンセンにちなんで「ハンセン病」と呼ばれています。
発症の原因
→ハンセン病の原因となる「らい菌」は発症させる力が弱く、菌が体の中に入っても多くの場合は免疫機能により発症することはありません。しかし、乳幼児の時期に治療をしていないハンセン病患者に繰り返し接触した人が、免疫機能の低下により発症することがあります。栄養状態や衛生環境が悪い条件のもとでは免疫機能の低下を招くので、発症のリスクが高まります。
ハンセン病問題とは?
→ハンセン病問題とは、近代以降の国の間違ったハンセン病対策が原因で、患者、回復者およびその家族の方々の人権が侵害され、はなはだしい偏見差別にさらされた人権問題です。
隔離政策の開始
→近代以降の国のハンセン病対策は、患者の隔離を基本とするものでした。1907(明治40)年に明治40年法律第11号(通称「癩予防法」)が成立し、療養の方法がなく屋外で生活している患者(放浪患者)を療養所に隔離することが定められます。その背景として、多くのハンセン病患者が物乞いをしながら屋外で生活しており、それが「国辱」とみなされたことがあります。
その後、1931(昭和6)年に「癩予防法」が改正され、全ての患者を本人の意思にかかわりなく強制的に隔離できるようになります。「強制隔離」はここから始まりました。
1953(昭和28)年、「癩予防法」は「らい予防法」に改正されました。しかし、治療薬が普及しているにも関わらず強制隔離を続け、退所規定が設けられませんでした。一度療養所に入所したら一生そこから出ることができなかったのです。
患者や家族への偏見・差別
→1996(平成8)年、「らい予防法」が廃止がされ、ハンセン病患者の隔離政策が終わりました。1998(平成10)年、入所者などによって、らい予防法違憲国家賠償請求訴訟が提起されました。「らい予防法」は日本国憲法に違反するものであるとして国家賠償を求める裁判を起こし、2001(平成13)年に原告の訴えを認める判決が熊本地裁から出されました。国は控訴断念を決めるとともに、患者、元患者に謝罪しました。また、佐賀県知事も療養所を訪ね、国の隔離政策に県が協力してきたことについて謝罪を行いました。
患者や家族への偏見・差別
→ハンセン病患者は療養所に入所してからも、家族に迷惑をかけないようにと実名を捨て、偽名を名乗る人もいました。また療養所内では断種政策が行われていたため、結婚しても子どもを産むことが許されなかったり、家族や故郷とのつながりが途切れてしまったため、病気が治っても親や兄弟姉妹と一緒に暮らすことができなかったり、故郷の墓に埋葬してもらえなかったりという生活を、ハンセン病患者は長い間強いられてきました。
隔離政策の終わり→1996(平成8)年、「らい予防法」が廃止がされ、ハンセン病患者の隔離政策が終わりました。1998(平成10)年、入所者などによって、らい予防法違憲国家賠償請求訴訟が提起されました。「らい予防法」は日本国憲法に違反するものであるとして国家賠償を求める裁判を起こし、2001(平成13)年に原告の訴えを認める判決が熊本地裁から出されました。国は控訴断念を決めるとともに、患者、元患者に謝罪しました。また、佐賀県知事も療養所を訪ね、国の隔離政策に県が協力してきたことについて謝罪を行いました。
さらに、2019(令和元)年には、ハンセン病元患者の家族に対しても、隔離政策により極めて厳しい偏見・差別が存在したことを国が認め、謝罪しました。「ハンセン病元患者家族に対する補償金の支給等に関する法律」が施行され、補償金の支給や名誉回復が図られることとなりました。
ハンセン病問題はまだ終わっていない
→約90年にもわたる誤った国の政策によって「ハンセン病は恐ろしい、治らない」という誤った認識が人々に植え付けられ、今なおハンセン病に対する偏見や差別は根強く残っています。隔離政策が終わってからも、療養所で生活をされている入所者は、すでにハンセン病は治っていても、高齢であることや後遺症による身体障害があり介護を必要とする人が多くなっていることから、療養所を出て生活することが困難になっています。また社会では今なおハンセン病に対する偏見や差別が残っているために、療養所の外で暮らすことに不安を感じている人もいます。
ハンセン病問題はまだ終わっていない
→約90年にもわたる誤った国の政策によって「ハンセン病は恐ろしい、治らない」という誤った認識が人々に植え付けられ、今なおハンセン病に対する偏見や差別は根強く残っています。隔離政策が終わってからも、療養所で生活をされている入所者は、すでにハンセン病は治っていても、高齢であることや後遺症による身体障害があり介護を必要とする人が多くなっていることから、療養所を出て生活することが困難になっています。また社会では今なおハンセン病に対する偏見や差別が残っているために、療養所の外で暮らすことに不安を感じている人もいます。
プログラム.pdf
このシンポジウムは、今回で第21回と、回を重ねていますが、その目的は、「ハンセン病に対する正しい理解をシンポジウムを通して深め、差別や偏見がなく、すべての人が「ともに生きる」、より良い社会づくりに貢献すること」です。
本校生6名は、シンポジウムの第1部「高校生によるハンセン病回復者とそのご家族への聞き書き」の発表を行います。
6名は、「Sanoグローカルクラブ」のメンバーでもあり、高久先生から、やってみないかと声をかけられたとき、手を上げた人たちです。
1月末に、「ハンセン病の聞き書きプログラム」の講習を受け、両親と姉がハンセン病に感染し差別に苦しめられたという60代の男性を対象に、2月13日(金)と2月26日(金)、Zoomを使って2回のインタビューを行いました。それぞれ1時間半から2時間半かけて実施しました。インタビューは録画し、6人で手分けして、正確に文字に起こします。変換アプリを使えば、話言葉を文字に変換することも可能なのかもしれませんが、一言一言を聞き、そこにどんな思いが込められているかを感じながら、文字を打ち込むこと自体に価値があります。その内容をもとに、3月27日のシンポジウムで発表します。
Q1:なぜ、このプロジェクトに参加しようと思ったのですか?
→・参加すべき貴重な機会だと思って参加しました
・最初は軽い気持ちで、一緒にやってみるか、という気持ちでしたが、やってみて、その重要性に気がつきました。
・「聞き書き甲子園」というのがあり、聞き書きそのものに興味があったのがきっかけです。
・ハンセン病、という言葉は知っていましたが、あまりよくは知らなかったので、知的好奇心から始めました。
・自分は、女性問題という差別について研究していたので、差別という点で、共通するものがあるかもしれないと思い、参加しました。
・みんなに誘われた、というのが正直なところです。
*きっかけはちょっとしたことでもいいと思います。その結果、チャレンジしたことが大事です。
Q2:どのような話が印象的でしたか?
→・これまで、ハンセン病に関する間違った情報が、いかに広められてきたか、そして、そのことが訴訟の場で明らかになっていったこと。
・国のトップの判断で差別が生み出されていったこと
・自分が結婚するとき、家族がハンセン病であることを言えなかったこと。
・差別をした人には謝ってもらいたい、それで初めて救われる、という強い思い。
・訴訟に参加した人は500名くらいおり、訴訟の中で、やっと話す機会が与えられた。しかし、名前と顔を公表した人は10名程度であり、未だに差別が残っていること。
Q3:このプロジェクトに参加したことで、伝えたいことや学んだことは何?
→・上からの意見を鵜呑みにしないで、自分の頭で考えることが大事だということ。
・ハンセン病に関する正しい知識と人間が犯した過ち。
・過去から学べる人になりたい。
・本当に正しいかどうかを知るためには、批判的な思考力が大切だということ。
・周りに流されない、鵜呑みにしないために必要なことは何かということ。
・誰もが心の中に辛いことや嫌なことがあると思うが、そのことを聞いてくれる人がいることが大切だと思う。また、自分もそれを受け止められる人間になりたい。
*プロジェクトは、まだ途中ですが、すでに多くのことを感じたり、学んだりしているようです。3月27日の発表に向けて、頑張ってください。
PS 3月9日(水)放課後、3月27日の発表の内容や役割分担を相談していました。
身近な風景 ~桜の開花予想
3月5日(土)、この春一番の暖かさでした。もしかしたら、桜も開花?と思って、調べてみましたが、まだまだつぼみでした。東京の桜の開花予測は3月20日頃、ということですが、佐野の開花、一番乗りをウォッチングしたいと思います。
駐車場付近の桜の枝です。
職員室前の梅は、だいぶ見頃を迎えています。
梅の木の足下に咲いているホトケノザもよく見ると、複雑な造形をしています。
日向の空き地(格技場の南側)では、ナズナが満開です。
【中1】総合発表会「2030年までにできること」
3月3日(木)2限目、中学1年生の各教室では、3月22日(火)にオンラインで行われる「総合的な学習の時間」の研究発表のリハーサルを行っていました。
中学1年生は、これまで、SDGsについて調べてきましたが、今回の発表会は「生徒それぞれが住んでいる地域の環境問題の課題を、2030年までに解決する」ために、自分たちでどんなことができるかを研究しています。
<1組>
<2組>
<3組>
*自分たちで研究を進め、プレゼンも普通にできるようになってきました。1年間の成長を感じています。保護者の皆様、「オンライン発表会」お楽しみに!
【中1】「技術」の授業見学(粂谷先生)
3月3日(木)4限目、中学1年1組の「技術」の授業(粂谷先生)を見学しました。
単元は「材料と加工の技術による問題解決」ということで、日常の生活の場面で、こういう物があるといい、というニーズをまず考えます。そこで、どんな形状だと、その課題を解決できるか、という視点から、木工作品を自分で設計して、作品を制作します。
単元は「材料と加工の技術による問題解決」ということで、日常の生活の場面で、こういう物があるといい、というニーズをまず考えます。そこで、どんな形状だと、その課題を解決できるか、という視点から、木工作品を自分で設計して、作品を制作します。
一人一人、全部違った物を制作しています。
完成した人は、自分が制作した作品の説明文を入力しています。
皆さん、だいぶ、完成に近づいているようです。
【中1】「美術」の授業見学(梅澤先生)
3月3日(木)4限目、中学1年3組の「美術」の授業(梅澤先生)を見学しました。ペットボトルと紙粘土を使った「ランプシェード」を作っていました。

1年1組と2組は、ほぼでき上がっていました。
1年1組と2組は、ほぼでき上がっていました。
皆さん、楽しそうに作っていました。
「いなずま」です。
「くじら」です。
美術室に展示してある「1年1組」の作品です。
同じく、「1年2組」の作品です。
*それぞれ独創的で楽しい作品ばかりですね。実際に、暗闇で点灯するとどんなふうに
見えるのか、楽しみです。
【中3】高校へのアプローチ
3月3日(木)、来年度、佐高に進学する中学3年生を対象に、数学、国語、英語の高校の先生による特別授業が行われました。高校での授業は、中学とはこんなところが違ってきますよ、ということが分かるよう、「高校へのアプローチ」と題して、ガイダンスや模擬授業を実施しました。
数学、国語、英語の3教科の授業を3年1組から3組まで、1時間ずつ、ローテーションで受講しました。
<数学:松井先生>
数学は、主観の入らない客観的・論理的な学問であり、その考え方は、これからの社会課題の解決にも不可欠であることなど、数学を学ぶ意義についても、やさしく説明してくれました。また、中学校で学んだ数学が、高校での基礎にもなっているので、中学の数学を確かなものにしておくことを、今のうちにやって欲しい、というお話がありました。生徒たちは、いままでやってきたこととつながっていることがよく分かったようでした。
<国語:青山先生>
万葉集を題材に、高校での国語ではどのように学んでいくのかを説明しました。国語では、なんとなくこうなんじゃないか、と答えを出すのではなく、論理的に考えて答えを導くことができる、という具体的な話があり、生徒たちはとても納得していました。この授業を受けて安心したという声を何人もの生徒から聞きました。
<英語:木村先生>
木村先生の授業では、シェイクスピアの作品に出てくるものを、図で表してみると、物語を理解しやすくなる体験をしました。また、鍵となる単語(Parrot)の意味が分かることで、物語が一気に見えてくることから、単語を覚えることの重要性を学びました。グループワークなどは中高共通なので、スムーズに授業を体験していました。
*「高校へのアプローチ」は、中高一貫である本校ならではの取組です。今から、高校生になることを意識して、貴重な時間を使いましょう。
生徒の皆さんは、高校入試関係で、3月4日(金)から3月8日(火)までの5連休になりますので、しっかり学習をしてください。
身近な風景 ~卒業式の生け花
3月1日(火)に実施された「卒業式」で飾られた生け花が、正面玄関に飾られています。花の名前は分かりませんが、生け花では、桃や桜が見頃を迎えていました。
桃の花?でしょうか
桜の花のようです。
他にも、こんな花が咲いていました。
【中高】Sano グローカル課題研究成果発表会
3月2日(水)10:00~14:35、「令和3年度 Sano グローカル課題研究成果発表会」を開催しました。感染症対策として、英語演習室からZoomを使って、中3、高1、高2の各教室に配信しました。
司会は、片柳賀那さん(高2年3組)と武藤玲矩君(高2年2組)です。
本日の日程です。
まずは、中学3年の代表班の発表です。
<中3:A 「ブルーギルをおいしく駆除」>
会場の高校1年生から、質問がありました。
きちんと答えることが出来ました。
<中3:B 「佐野市在住の外国人が過ごしやすくなるために」>
高校1年の教室から、Zoomで質問がありました。
質問者の納得のいく回答ができていました。
<中3:C 「食品ロスの削減について」>
ドギーバックの説明が分かりやすかったです。
高校1年の教室からの質問にも答えていました。
続いて、Sanoグローカルクラブの発表です。
<SG:① 「幼児教育の改善による男女差別の撤廃」>
会場から質問がありました。
高2の教室からも質問がありました。
いずれも、なるほどと思える回答ができていました。
<SG:② 「The method to maintain our health in the COVID-19 pandemic
~Forewarned is forearmed ~」>
体操の実演をしています。
高校2年の教室からの質問に答えていました。
次は、高校1年の発表です。
<高1:① 「CLIL!」>
CLILは初めて聞く言葉でしたが、この班は、英語で他教科の授業をすることで、英語力が高まるかどうかを実証実験していました。
質問にも答えていました。
<高1:② 「Women Rights Matter」>
会場の中学生から質問がありました。
質問にもわかりやすく丁寧に答えていました。
<高1:③ 「Assist Their Chance 」>
発表に中で、ATCという企画を提案していました。それに対する質問もありましたが、その趣旨をうまく伝えることができていました。
<高1:④ 「痩せたいなら食べろ!」>
自分たちを被験者としてダイエット効果を確かめました。
研究の将来構想に関する質問もありました。
各教室では、こんなふうに参加していました。
以上で、午前の部は終了しました。
ここから、午後の部です。高校2年生の4班の発表があります。
<高2:① 「高校生ボランティアで災害復興促進」>
これまでの取組の経緯などを丁寧に説明してくれたので、やろうとしていることが明確に伝わってきました。
<高2:② 「もったいない」が子どもの笑顔をつくる>
校内フードドライブについて、実証実験を行いました。
<高2:③ 「透鏡(レンズ)越しのとちぎ ~イラストを用いた栃木県の宣伝について~>
実際に、佐野市の担当課とも相談していました。
<高2:④ 「余剰米でお肌つやつや計画」>
昨年度の研究を発展させています。
以上で、予定されていた発表はすべて終了です。
最後に、全体を通して、本校の「グローカル教育統括アドバイザー」の大学の先生から、講評がありました。まずは、宇都宮大学副学長 松金公正教授です。
松金先生からは、とてもよく頑張ったことを評価していただきました。そして、「次に進むために」として、具体的なアドバイスをいただきました。
①「人の力をかりる」→先輩や国、論文など、自分たちではない誰かがやっていることを最大限に活用する。
②量的な調査を心がける。→信用できるか、使う事ができるか、などを考慮する。
③先行研究の活用 →先行研究からは、ディスカッションの仕方や分析や整理の仕方なども参考にする。
④枠組み →SDGsに触れてはいるが、生かし切れていない。17の目標だけでなく、さらにその下にある169のターゲット、232の指標に落とし込めると、何をやればいいかが見えてくる。
「社会実装」という考え方を取り入れると、理想的な未来を考えることができる。
続いて、東京海洋大学の小松俊明教授です。
小松先生からは、今、君たちはとても素晴らしい体験をしている、しかし、この瞬間、ウクライナでは学ぶことすら許されない子どもたちがいることを忘れてはならない。こうした学びができる幸せを改めて感じて欲しい、という言葉がありました。
世界中を飛び回っている小松先生は、より現実的な問題として、悲しみを感じていることが伝わってきました。その上で、とても素晴らしい発表であったが、以下の点に留意するともっとよくなるというお話をいただきました。
①タイトルの付け方を工夫しよう →わかりやすいタイトルに!
②大人の力を借りよう →学校の先生はその分野の専門家ではないがファシリテーターではあるので、早い段階で自分からアドバイスしてもらおう。そうすれば、もっとよくなる。
③どうすれば実現できるか →課題研究では、現状分析が9割、その先のことが1割、というケースが多かったが、その割合が逆になるのが理想。どうすれば理想を実現できるかを考える事に時間をかけられるようにしよう。
④英語での発表 →英語で発表する場合は、どうすれば英語でも多くの人に理解してもらえるか、工夫が必要。英語で発表したということで満足してはいけない。伝える、という意味を考えて欲しい。
⑤大人の思い込みや固定観念を打破する、という発想はとても良い。
などのアドバイスをいただきました。
かなりキツイことを言われたように受け止めた人もいたと思いますが、小松先生はSGH以前から皆さんの活動を見てアドバイスしてくれていました。これまでの成果発表会で、他の講評者がどんなに厳しいことを言った時でも、小松先生は、生徒の良さを見出し、温かい言葉で励ましてくれていました。その時は、自分たちもまだまだだということはわかっていても、そう言っていただけるとなぜかほっとしました。
今回の成果発表会は、とても良い研究になったと思えるものがたくさんありました。一方、継続研究ならもっと深められたはず、彼らならこんなもんじゃないはず、と感じたものもありました。
今回、小松先生が、皆さんがとても頑張ったことは十分認めた上で、さらなる要求を述べられたことは、生徒の皆さんのレベルが「高校生だから、これくらいでいいか」ですましてはいけない、ということを感じたのではないかと思いました。研究者として、大学生や大人に対するのと同じように、こうしたらもっとよくなる、というアドバイスをしなければ失礼だと思ってくれた結果なのではないかと思います。
個人的に、小松先生とは長いつきあいではありますが、ようやく、中学生、高校生であっても、本当に伝えなければならないことをストレートに伝えた方がいい、と思ってもらえるところまで生徒たちは成長し、かつ、自分の身内のように感じててくれているんだなあ、としみじみ感じました。
皆さんも、自分の親からはいろいろ厳しいことを言われたりしますよね。今回、ストレートにアドバイスを言ってもらえたことに、大きな意味を見出してほしいと思います。
今日の代表班の発表は、本当に素晴らしい内容だったと思います。
長い一日でしたが、学ぶものがたくさんありました。
探究することは、これから生きていく様々な場面で必要になってきます。そうした資質・能力を身につけるためのトレーニングの場としても、課題研究に取り組むことには大きなメリットがあります。また、先輩たちの中には、課題研究を通して、将来の職業や、挑戦したいこと、自分がやるべきことが見えてきた人もたくさんいます。
こうしたことに意識して取り組むことで、本校の「Sanoグローカル構想」が目指している「探究力」と「人間力」を身につけることを願っています。
【中3】アメリカの学生との国際交流会
2月28日(月)8:15~9:30、中学3年生の有志生徒22名が、コンピュータ室で、アメリカ(カリフォルニア州、ウィスコンシン州、ノースカロライナ州)の中学生・高校生・大学生、計17名と、国際交流会を行いました。
今回の国際交流会は「佐野市国際交流協会」の主催で、アメリカ(カリフォルニア州、ウィスコンシン州、ノースカロライナ州)で、日本語を学習している中学生・高校生・大学生17名と、交流を希望する附属中3年生の有志生徒22名によって、行われました。
国際交流のセッションは、全部で4つ(各15分)ありました。グループごとに、ブレイクアウトルームで会話します。
セッション1:英語のみ
セッション2:日本語のみ
終了後にグループの再編成あり
セッション3:英語のみ
セッション4:日本語のみ
会話のトピックは、
・アメリカと日本の学校生活の様子
・アメリカと日本の文化、等についてです。
*時間はあっという間に、過ぎて行ったようです。参加した生徒の感想をいくつか紹介します。
→・生まれて初めての「英語日本語交流会」だったので緊張していましたが、各グループセッションを通して、楽しい思い出となりました。会話の途中で沈黙があると自分の英語力のなさを残念に思いましたが、「もっと英語が話せるようになりたい!」という目標を見つけることができました。
→・最初は何を話せばよいか緊張していましたが、いざ始まると、みんな優しく積極的に話してくださり、時間が過ぎるのがあっという間でした。バリバリの英語かと思ったら、向こうの学生さんはジェスチャーなどを交えて、ゆっくりわかりやすく話してくれたり、外の景色をみせてくれたり、とても楽しく話すことができました。日本の「うどん」を知っていたり、お寿司や納豆が好きだと話していたことにも驚きました。
→・英語のセッションでは、相手がリードしてくれ、こちらが間違った文法で話してしまっても笑顔で頷いてくれました。一方、日本語のセッションでは、私たちが進んで話しかけることができました。あっという間の15分間で、チーム替えがすごく悲しく感じました。
身近な風景 ~花の蜜を好む鳥たち
2月26日(土)16時頃、校門近くにある満開の「枝垂れ梅」に鳥たちが群れていました。鳥は2種類いて、梅の花の蜜を吸っているようでした。

スズメより少し小さく、目のまわりが白い「メジロ」(写真、上の段2つ)と
スズメより一回り大きな「ヒヨドリ」(写真、下の段2つ)でした。
スズメより少し小さく、目のまわりが白い「メジロ」(写真、上の段2つ)と
スズメより一回り大きな「ヒヨドリ」(写真、下の段2つ)でした。
メジロ
3羽ほどが飛び交ってました。
ヒヨドリ
こちらも2~3羽がやってきています。仲間と会話するように、よく鳴いています。
鳥たちにとって、校門前の枝垂れ梅は、大好きな花の蜜がいくらでも食べられる魅力的な場所なのでしょう。近くに寄っても逃げることなく、夢中になって蜜を吸っていました。
【中3】「英語」の授業見学(廣瀬先生、クロイ先生)
2月24日(木)7限目、中学3年3組(2分割のうちの一つ)の「英語」の授業(廣瀬先生、クロイ先生)を見学しました。「3年前の自分にメッセージを伝えるスピーチをしよう」という授業でした。スピーチに対するクロイ先生との質疑応答があり、パフォーマンステストとして評価を受けました。
一人の発表時間は、クロイ先生との質疑応答の時間を含めて、2分30秒です。それを過ぎるとアラームが鳴ります。かなり緊張しますが、誰一人として恥ずかしがらずに、堂々とスピーチしていました。
生徒は、各自、以下のような原稿を作成し、先生に文法等の添削をしてもらっています。生徒の中には、ほぼ暗記してスピーチする者もいました。
皆さん、とても素晴らしい出来映えでした。最後に、お互いの発表に拍手を送りました。3学年主任の栗原先生によると「中3でこれだけのスピーチができる生徒はそうはいない」ということでした。
中3生は、3月9日から11日にかけて、校内で「イングリッシュキャンプ」が行われますが、その中で、このスピーチの本番が予定されています。中3生の保護者の皆様には、オンラインで配信する予定ですので、楽しみにしていてください。
【中3】「理科」の授業見学(中村先生)
2月24日(木)4限目、中学3年1組の「理科」の授業(中村先生)の後半を見学しました。単元は、理科の教科書の最後となる「環境 ~自然と人間」の第2章「様々な物質の利用と人間」です。授業では、班ごとに、どのような「新素材」があるかをネットで検索し、調べたことを発表していました。
班の中で、各自が調べた新素材についての発表が終わると、中村先生から指名された3つの班が、代表で発表しました。
3人とも、わかりやすく、説得力のある説明をしてくれました。
プリントの一番下の部分に、調べたことをメモしています。
プリントも分かりやすくまとめられています。
中3生の理科の授業は、いよいよ大詰めです。このあと、高校入試やイングリッシュキャンプがありますので、理科は、あと数時間となってきました。これまで通り、最後まで、しっかり頑張りましょう。
【中2】最後の「華道」体験
2月22日(火)6.7限目、中学2年1組の「華道」体験がありました。今年度最後の「華道」の授業となりました。
今日の花材です。
旭はらん、ガーベラ、カーネーション、スイートピーの4種でした。
これは先生から100点満点をいただいた生徒の作品です。左右のバランスと広がりが完璧だそうです。
お見事でした。
皆さん、素晴らしい出来映えでした。
最後に、先生にお礼の言葉をお伝えし、今年度のすべての「華道」の授業は終わりました。
1年間、ありがとうございました。
【中1】オンラインお茶会
2月22日(火)6.7限目、中学1年生の最後の「茶道」体験がありました。本来は、お茶会で締めくくる予定でしたが、コロナの影響で、お茶室での飲み食いはできないことから、急遽、オンラインお茶会となりました。総合文化室から、茶道の先生方の「お点前」を配信し、生徒は教室で参加しました。
今日のお花は、ウメとアケボノツバキです。ちょうど今、花が咲いている植物ですね。
オンラインお茶会が始まりました。北堀先生がカメラマンです。
教室ではこんな風に見えています。
抹茶をいただくことはできませんでしたが、お菓子はすでに注文していましたので、生徒一人一人に配られました。ウメの花をかたどった餅菓子です。大変おいしくいただきました。
今日は、見て食べるだけでの「オンラインお茶会」でした。1年間の締めくくりとして、各クラスの代表から、お礼の言葉が述べられました。
先生方は、生徒の皆さんの様子を見ることができませんでしたので、どんな反応なのかとても気にされていました。しかし、生徒のお礼の言葉を聞いてくださり、名残惜しそうに、お茶会を閉じられました。
また、来年度の再会を楽しみにしています。1年間、ありがとうございました。
【中学】下野教育美術展「中央審査結果」
2月21・22日の下野新聞紙上で、下野教育美術展の中央審査結果が掲載されました。本校から24作品が出品され、4作品が金賞を受賞しました。おめでとうございます。
<金賞>
中学2年 絵画 根岸園榎さん
中学3年 絵画 山口桃佳さん
デザイン 嶋崎碧佳さん
山口桃佳さん
<学校賞>
栃木県PTA連合教育会会長賞
<金賞>
中学2年 絵画 根岸園榎さん
中学3年 絵画 山口桃佳さん
デザイン 嶋崎碧佳さん
山口桃佳さん
<学校賞>
栃木県PTA連合教育会会長賞
【高2】課題研究のプロモーション
2月21日(月)放課後、高校2年生の課題研究班(二つの班)が校長室を訪れ、自分たちの研究成果のプロモーションをしてくれました。自分たちの研究成果をいろいろな場面で実用化したいというアイディアを語ってくれました。
二つの班は、たまたま校長室でばったり遭遇したので、それならお互いに、一緒に話を聞こう、ということになりました。
向かって左側の男子2名は、「佐野高校のイメージキャラクターの制作」が研究テーマで、川島陸久斗君と関根大誠君(2-3)です。

彼らの研究は、鳴瀬穂乃花さん(2-4)が作成した佐野高校のイメージキャラクター(楠かえで、仮称)をモーションキャプチャーで取り込んだ人の動きに合わせて動かし、声をアフレコすることで、動画を作成できるところまで開発しました。


鳴瀬さんが作成した佐野高校のイメージキャラクターです。このキャラクターを実際の人の動きに合わせて動かすことが出来るそうです。声優をしてくれる同級生も決まっているそうです。学校説明会やHPなどでの学校のPRの際、ガイド役として使えるのではないかと提案してくれました。確かに、いろいろな可能性のあるアイディアだと思いました。
一方、向かって右側の女子は、「透鏡(レンズ)越しのとちぎのイラストを用いた栃木県の宣伝について」が研究テーマで、塩原明莉さん、島田翠さん、三田遥花さん(2-1)の3名です。


彼女たちは、自分たちで撮った写真の中に、自作のイラスト(キャラクター)を映り込ませる技術を使って、佐野市や栃木県のPRに使えないかというアイディアを紹介してくれました。

朝日森神社の鳥居の写真に、イラストの高校生が映り込んでいます。

こちらは、城山公園の写真とイラストです。

この写真にもイラストが、違和感なく映り込んでいます。
確かに、イラストのキャラクターが写真に入ることによって、観光地をより身近に感じたり、そのキャラクターの目線から見た風景をイメージできるような気もします。また、これまでは、生きたモデルが風景の中で被写体になっていることはありましたが、モデル自体も風景の一部と脳が認識してしまうと、ありきたりな風景写真になってしまいます。しかし、イラストのキャラクターは、さすがに非日常的なので、風景の中で引き立つことは間違いないでしょう。
いくつかのサンプル画像を作って、佐野市に提案したらどうかと、アドバイスしましたが、実は、すでに、佐野市の「都市ブランド推進課」を訪問し、話を聞いてもらっているそうです。その行動力はさすがです。
二つの班のプロモーションを受け、2つのテクノロジーがコラボしたら、もっと凄いことになる可能性も感じました。例えば、風景写真中のイラストのキャラクターが、動き出して、解説してくれたら凄いなと思いました。
二つの班のさらに具体的な取組内容やアイディアなどは、また、改めて別の機会に紹介したいと思います。
ところで、今日の生徒たちのプロモーションを聞いていて、感じたことを話したいと思います。たまたま二つの班ともに、デジタルツールを使いこなし、アートとコラボして、学校や地域の魅力を発信していこうとしています。
このことは、今、教育の世界で最も注目されている「STEAM教育」そのものではないかと思いました。STEAM教育とは、S(Science 科学)、T(Technology 技術)、E(Engineering 工学)、A(Arts 芸術・教養)、M(Mathematics 数学)の5つの頭文字をつなげた言葉で、実社会での様々な課題は、単独の分野だけでなく、いろいろな分野が関わっています。こうした教科横断的な学びが、多様な能力を育成する上で不可欠とされており、そのほうがワクワクすることが多いのではないかと思います。
本校生は、すでに「STEAM教育」に取り組んでいると言っても過言ではありませんが、本県でも、来年度は、本格的に「STEAM教育」を推進していきますので、本校でも、さらに充実させていきたいと考えています。イメージとしては、例えば、これまで取り組んでいる課題研究に、ICTと何か(STEAM)とをコラボさせ、教科横断的な学びになるようにしたいと考えています。
今回、プロモーションしてくれた二つの班の研究は、まさに、「ICTとアートをコラボし課題解決につなげる」というSTEAM教育の目指す方向性を示していると思います。
それなら、「自分たちもSTEAMしてるよ!」、「うちらの研究もSTEAMなんじゃね」という研究班があったら、是非、校長室まで来てください。どんどん紹介していきたいと思います。チャレンジャーを待っています。
(参考)
お隣の群馬県の広報誌「ぐんま広報」2月号で、「STEAM教育」が特集されていました。群馬県の「知事戦略部メディアプロモーション課」の了解を得て、以下にリンクを張りましたので、参考までにご覧ください。
「ぐんま広報」2月号
向かって左側の男子2名は、「佐野高校のイメージキャラクターの制作」が研究テーマで、川島陸久斗君と関根大誠君(2-3)です。
彼らの研究は、鳴瀬穂乃花さん(2-4)が作成した佐野高校のイメージキャラクター(楠かえで、仮称)をモーションキャプチャーで取り込んだ人の動きに合わせて動かし、声をアフレコすることで、動画を作成できるところまで開発しました。
鳴瀬さんが作成した佐野高校のイメージキャラクターです。このキャラクターを実際の人の動きに合わせて動かすことが出来るそうです。声優をしてくれる同級生も決まっているそうです。学校説明会やHPなどでの学校のPRの際、ガイド役として使えるのではないかと提案してくれました。確かに、いろいろな可能性のあるアイディアだと思いました。
一方、向かって右側の女子は、「透鏡(レンズ)越しのとちぎのイラストを用いた栃木県の宣伝について」が研究テーマで、塩原明莉さん、島田翠さん、三田遥花さん(2-1)の3名です。
彼女たちは、自分たちで撮った写真の中に、自作のイラスト(キャラクター)を映り込ませる技術を使って、佐野市や栃木県のPRに使えないかというアイディアを紹介してくれました。
朝日森神社の鳥居の写真に、イラストの高校生が映り込んでいます。
こちらは、城山公園の写真とイラストです。
この写真にもイラストが、違和感なく映り込んでいます。
確かに、イラストのキャラクターが写真に入ることによって、観光地をより身近に感じたり、そのキャラクターの目線から見た風景をイメージできるような気もします。また、これまでは、生きたモデルが風景の中で被写体になっていることはありましたが、モデル自体も風景の一部と脳が認識してしまうと、ありきたりな風景写真になってしまいます。しかし、イラストのキャラクターは、さすがに非日常的なので、風景の中で引き立つことは間違いないでしょう。
いくつかのサンプル画像を作って、佐野市に提案したらどうかと、アドバイスしましたが、実は、すでに、佐野市の「都市ブランド推進課」を訪問し、話を聞いてもらっているそうです。その行動力はさすがです。
二つの班のプロモーションを受け、2つのテクノロジーがコラボしたら、もっと凄いことになる可能性も感じました。例えば、風景写真中のイラストのキャラクターが、動き出して、解説してくれたら凄いなと思いました。
二つの班のさらに具体的な取組内容やアイディアなどは、また、改めて別の機会に紹介したいと思います。
ところで、今日の生徒たちのプロモーションを聞いていて、感じたことを話したいと思います。たまたま二つの班ともに、デジタルツールを使いこなし、アートとコラボして、学校や地域の魅力を発信していこうとしています。
このことは、今、教育の世界で最も注目されている「STEAM教育」そのものではないかと思いました。STEAM教育とは、S(Science 科学)、T(Technology 技術)、E(Engineering 工学)、A(Arts 芸術・教養)、M(Mathematics 数学)の5つの頭文字をつなげた言葉で、実社会での様々な課題は、単独の分野だけでなく、いろいろな分野が関わっています。こうした教科横断的な学びが、多様な能力を育成する上で不可欠とされており、そのほうがワクワクすることが多いのではないかと思います。
本校生は、すでに「STEAM教育」に取り組んでいると言っても過言ではありませんが、本県でも、来年度は、本格的に「STEAM教育」を推進していきますので、本校でも、さらに充実させていきたいと考えています。イメージとしては、例えば、これまで取り組んでいる課題研究に、ICTと何か(STEAM)とをコラボさせ、教科横断的な学びになるようにしたいと考えています。
今回、プロモーションしてくれた二つの班の研究は、まさに、「ICTとアートをコラボし課題解決につなげる」というSTEAM教育の目指す方向性を示していると思います。
それなら、「自分たちもSTEAMしてるよ!」、「うちらの研究もSTEAMなんじゃね」という研究班があったら、是非、校長室まで来てください。どんどん紹介していきたいと思います。チャレンジャーを待っています。
(参考)
お隣の群馬県の広報誌「ぐんま広報」2月号で、「STEAM教育」が特集されていました。群馬県の「知事戦略部メディアプロモーション課」の了解を得て、以下にリンクを張りましたので、参考までにご覧ください。
「ぐんま広報」2月号
【高1】「英語表現Ⅰ」の授業見学(川俣、大和、大嶋)
2月21日(月)5限目、高校1年3,4組の「英語表現Ⅰ」の授業(川俣先生、大和先生、大嶋先生)を見学しました。3学期の英表は、SDGsに関連する文章を読み、そのテーマに関してディスカッションを行っています。そこで、パフォーマンステストとして、「SDGsを呼びかけるCM」をつくりました。今日は、その発表会が一斉に行われました。
CMは、2人もしくは3人で作成し、全員が必ず英語でお互いにやりとりをします。
内容は、「現状の課題」「解決策(=提言)」の2つを必ず含めることがルールです。生徒同士でも「内容」「話し方/表現力」の観点から評価を行いました。
その様子の一部を紹介します。
身近な風景 ~トウキョウサンショウウオの卵嚢②
2月20日(日)今日までに産卵した卵嚢数をカウントしました。2月16・17日が産卵の最初のピークで、合計36卵嚢ありました。例年より若干早い産卵のピークです。2月10日から14日にかけての降水がきっかけになったようです。

2月17日の夜の様子
2月17日の夜の様子
2月17日の夜に産卵された卵嚢 →これが今日20日にはパンパンに膨れていました。
2月20日(日)に確認した全卵嚢
発生が進んでいるのは、1月16日に産卵された卵嚢。他は、2月16日か17日に産卵
2月16日か17日に産卵された卵嚢
卵嚢の膨らみ具合から2月18日産卵と推定
これらは、2月18日と19日に産卵されたと推定
身近な風景 ~早春の花図鑑
2月19日(土)早春の校庭に咲く花の主役は、何といっても梅でしょう。しかし、梅だけでなく、ひっそりと野草の花も咲いています。気づかないうちに、春は少しずつ着実に進行しています。

梅の花図鑑
梅の花図鑑
校庭の紅梅です。三分咲きくらいです。
校庭の白梅です。一分咲きくらいです。
校門を入ってすぐの枝垂れ梅です。満開に近いです。
職員室前の梅の古木です。まだ、すべてつぼみです。
天神様の鳥居の両側の紅白梅です。特定の木のみ咲いています。卒業式(3月1日)くらいには、参道沿いの梅がすべて咲いているのではないかと思います。
こちらは、野草の花図鑑です。なんという植物かわかりますか?
生徒の皆さんで、もし全部分かった人は、校長室まで来てください。
全問正解していたら賞品を差し上げます。
【中2】「クエストカップ2022全国大会」1st STAGE
2月19日(土)「クエストカップ2022全国大会」1 st STAGE が、Zoomでのオンラインで開催されました。本校チームは、「テレビ東京」で出場した12チーム中、9番目に発表しました。

約7分間の発表の後、「テレビ東京」の狩野恵里(かのう えり)アナウンサーから、たくさんの質問とエールをいただきました。
約7分間の発表の後、「テレビ東京」の狩野恵里(かのう えり)アナウンサーから、たくさんの質問とエールをいただきました。
9時40分から、総合開会式が始まりました。
審査委員長の米倉誠一郎先生からの挨拶がありました。
「今や世界中の人間がスマホの中にナレッジ(知識)を持っている。ナレッジをどう使うかが大事だ。そして、それを発表する最高の舞台が、このクエストカップだ。」
ここから先は、企業ごとに発表が行われ、各企業の審査員により企業賞、準企業賞が決まります。「テレビ東京」のミッションは以下のとおりです。
12チームの発表順です。各チーム約7分間の発表の後、審査員から約5分間の質疑応答があります。佐附中チームは、9番目(12:09~12:22)でした。
いよいよ各チームの発表が始まります。
ようやく、順番が回ってきました。
発表する4名は、土橋君、堀田君、金谷君、前泊君の4名です。粂谷先生のスマホで撮影しています。
オンラインの画面ではこんなふうに写っています。
トップバッターは、土橋君です。何度も練習した甲斐があり、あまり緊張せずに堂々と話し始めました。
次は、2番目の堀田君にバトンタッチです。落ち着いて話しています。
ピースではありません。「2番目」を表しています。
そして、3番目の金谷君です。画面を指し示しながらプレゼンしています。
最後は、前泊君です。堂々たる発表です。
発表が終わりました。6分58秒で、ぴったり予定通りです。7分±30秒であれば、2点が加算されます。
そして、質疑応答の時間がやってきました。テレビ東京の「狩野アナウンサー」が質問をしてくれました。狩野アナウンサーは、本校生の発表が、「元受刑者」が社会復帰できるような番組を提案したことに非常に興味を持たれたようで、「今まで誰も考えたことがないアイディアに感動した。しかも、中学2年生が考えたことにびっくりした。」とお褒めの言葉をいただいた後、「なぜ、元受刑者を思いついたのか」「テレビに出たいために犯罪を犯す人が出てこないか」「センスのあるなしは、どういうことなのか」「どんなところに苦労したか」など、本気度マックスの質問を次々とぶつけてきましたが、4人のチームワークで、すべての質問に、あーなるほど、と納得できる答えをしていたことが、本当に素晴らしかったです。
狩野アナウンサーもこの質疑応答にはとても満足されていました。
質疑応答の時間も終わり、やり切った感、充実感、満載で、本校生のプレゼンは終了しました。最後は、手を振る余裕も見せてくれました。本校生の発表、そして質疑応答から、これはもしかしたら、いけるんじゃないか、という手ごたえを誰もが感じました。
さて、すべてのチームの発表が終わり、昼食休憩の後、14:18から表彰式と閉会式が始まりました。各チームの音声チェックをしています。
いよいよ結果発表です。企業賞、準企業賞に選ばれると、来週行われる「2nd STAGE」 に進むことが出来ます。
まずは、準企業賞です。
準企業賞は、「渋谷教育学園渋谷中学校」でした。
この時点で、「俺たち、もしかしたら、企業賞じゃねえ」という期待が最高潮に高まりました。(かくいう私も、そんな期待を抱いていました。)
そして、企業賞の発表です。
企業賞は、大阪の「金襴千里中学校 ナナーナ チーム」が受賞しました。
ななーなんと、世の中、そう甘くはありませんでした。受賞理由を聞くと、なるほどと、即、納得しました。「もう一人の自分との出会い」というテーマに真正面からぶつかっていたことに、改めて敬意を抱きました。
その後、狩野アナウンサーから、講評がありました。「今回、企業賞、準企業賞を選ぶということで、順位をつけなければならなかったが、どれも素晴らしく、審査員もどれを選ぶかで試されていることを感じた。改めて、順位が問題ではなく、皆の頑張りを称えたい。」という話があり、印象的なプレゼンとして、本校生の「元受刑者」が社会復帰できることを目指した企画にとても心惹かれたことを語ってくださいました。「たとえ罪を犯した人でも、服役した後、社会復帰できる社会をつくることを中学生が本気で考えてくれた優しさに心打たれた」と話してくださいました。このお話を聞き、2nd STAGE には行けませんでしたが、それ以上に大きなものをいただいた気がしました。改めて、本当に素晴らしいプレゼンだったと思います。
佐付中のチームの4名(土橋君、堀田君、金谷君、前泊君)お疲れさまでした。
閉会式後、生徒たちだけのリフレクション(振り返り)が行われました。テレビ東京のスタッフから「私は推薦したんだけど」と言った裏話も聞くことが出来たそうです。
最後に、4人それぞれの今日の感想を紹介します。
土橋虎太朗君
「結果発表はドキドキで楽しかったです。また、リフレクションでは、普段話す機会のないテレビ東京の狩野アナや齋藤さんと話すことが出来て、とても楽しく刺激的でした。また、質問への回答がとても参考になりました。頑張った甲斐があったなあと思いました。」
金谷祐希君
「楽しかったです。前例がないまま、全国大会に出場できたことが Progressive だったのかなと思っています。狩野さんと斎藤さんに良い評価をもらったので、あと少しで2nd STAGE に行けたのではと思いました。 My team is Progressive ! 」
堀田大貴君
「実際にテレビ東京で働いている方から、人生やプレゼンなどの大切なことについてお聞きすることができました。今後、これらのことを生かして、上手なプレゼンができるようになりたいです。」
前泊慶也君
「プレゼン後の質疑応答で、実際にアナウンサーをされている狩野アナに話すことができたことが、とても刺激的でした。また、プレゼンでは、直前まで練習を続け、目標時間の7分に極限まで近づけることが出来ました(6分58秒)。結果発表後のリフレクションでは企業賞をとったチームと語り合うことが出来ました。We are progressive !!」
身近な風景 ~春の雪
2月18日(金)朝起きると、予想してなかった降雪がありました。本校付近では8時過ぎには、ほぼ止んでいましたが、校庭にはうっすらと雪が積もっていました。
雪の感触を楽しんでいる生徒もいました。
生徒が作った雪玉も10時過ぎには、溶けてなくなっていました。
【中2】「クエストカップ2022全国大会」パンフレット
2月19日(土)に開催される「クエストカップ2022」全国大会のパンフレットが届きました。また、ツイッターも公開されています。

堀田太貴君、金谷祐希君、前泊慶也君、土橋虎太朗君の4人グループ(チーム名:team progressive )
手に持っているのは、今大会のテーマである「あふるる、ゼロ」です。
堀田太貴君、金谷祐希君、前泊慶也君、土橋虎太朗君の4人グループ(チーム名:team progressive )
手に持っているのは、今大会のテーマである「あふるる、ゼロ」です。
パンフレットの表紙で、4人の写真が使われています。
めちゃくちゃカッコいい写真ですね。撮影者は宍戸先生です。
ツイッターでも、彼らの作品について紹介されています。
出場チームからのメッセージ
栃木県立佐野高等学校附属中学校
「team progressive」
メンバー(敬称略)
堀田 大貴、前泊 慶也、土橋 虎太朗、金谷 祐希
作品の概要
刑期が間近に迫っていて更生する可能性が高そうな受刑者に密着取材して、様々な職業体験をしてもらい、やりたいことや得意なことを見つけることで更生していく様子を放送する企画です。そして、その更生していく中で、受刑者ひとりひとりがセンスを見つけそのセンスを社会で生かすことで出所後に今まで以上の生活が送れるようにサポートするという企画です。
最も苦労したこと
短くズバッと相手を引き込ませるフレーズを考えることが難しかったです。
最もテンションの上がったこと
それまで、なかなかまとまらなかった案がひとつにまとまったときがテンションがとても上がりました。また、教育と探求社様の社長の宮地様の講話にてQUEST CUPの映像を見せていただき「全国大会に絶対行くんだ!」という感情が沸き起こりました。
発見、成長、やりがい
作品作りを通して先進国の日本の中でも、十分な生活ができていない人々がまだいるということを発見できました。
メッセージ
私たちは、このコーポレートアクセスを通して0から1を生み出すことの難しさを知ることができました。もし、私たちのメッセージ読んで、これからコーポレートアクセスに限らず、何かを創造することに挑戦する人は、より高度で、より面白く、より独創的なアイディアを求めて頑張ってほしいです。
*19日(土)の全国大会を楽しみにしています。
*19日(土)の全国大会を楽しみにしています。
【中2】足利市立美術館「アート探検隊」
2月16日(水)昼休み、中学2年3組の中島優太君が「足利市立美術館」主催の「アート探検隊」に参加したことについて、話を聞かせてくれました。
足利市立美術館は、現在、足利市制100周年記念特別展「戦国武将 足利長尾の武と美―その命脈は永遠に―」が開催中で、大人気の美術館です。刀剣が多数展示されており、予約しても抽選に当たらないと入館できません。
この足利市立美術館では、中学生以下の足利市民を対象に毎年「アート探検隊」を募集しています。美術館は2か月に1回程度、企画展などで、展示物を入れ替えますが、「アート探検隊」は、新しい企画展などを自由に見学し、感想やコメントを書いて提出することになっています。
中島君は、美術などに興味・関心を持つ御家族とともに、小学校6年生から中2までの3年連続で、「アート探検隊」活動をしてきました。今年度は、その修了証が学校に送られてきました。本校生で参加した生徒は、中島君だけでした。
どの企画展でも、印象に残る作品があるそうですが、特に、世界の絵本を集めた企画展が、良かったそうです。地元の美術館に貢献するとともに、中島君自身が素晴らしい体験ができたことと思います。来年もぜひ「アート探検隊」を続けたいと話してくれました。
【中3】「美術」の授業見学(梅澤先生)
2月16日(水)3限目、中学3年3組の「美術」の授業(梅澤先生)を見学しました。先週の同じ時間に授業見学した「篆刻(てんこく)」の続きです。今日も、校長室の頭上の美術室から響く「金づち」の音に誘われました。

前回、紹介した「ウサギ」と「ニンジン」の印章は、紙やすりを使った「表面の仕上げ」の段階に入っていました。
前回、紹介した「ウサギ」と「ニンジン」の印章は、紙やすりを使った「表面の仕上げ」の段階に入っていました。
他にも、力作がたくさんありました。
こちらも、表面がつるつるに磨かれていました。
何となく、イースター島のモアイ像を連想しました。
こちらは、金づちの力強い音が特徴的です。
表面をギザギザに削り取っています。
おそらく、この「金づち」の音で、1階の校長室から呼び寄せられたことを確信しました。
予測不能のギザギザ感が、この作品の持ち味だと思います。荒削りではありますが、地中から噴出するマグマのような力強さを感じました。
前回の授業で、最も気になっていたオブジェが、その全貌を見せてくれました。中央の部分が見事に切り離され、自由に動くようになっていました。さらに、磨きをかけて球状に仕上げていくそうです。
動画→ 篆刻(動くオブジェ)
他にも、独創的な作品に挑戦しています。パソコンの画面に写っているのは、空中に飛び跳ねているイルカです。イルカがボールにタッチしている瞬間を造形しようとしています。なかなかのチャレンジャーです。
こちらは、前回紹介した「四分音符」です。かなり苦戦しながら頑張っています。
「ニワトリ」を削り出そうとしています。それぞれに独自の世界が広がっています。
こちらは、「毛むくじゃらな何か」だそうです。
何を作ろうかと考えながら削り出しています。
家で進めてくる生徒もいるので、進捗状況には差がありますが、共通するのは、なんだか楽しそうにやっていることでした。中3生は、卒業までにあまり授業時間は残されていませんが、中学生最後の作品です。この後の展開も楽しみにしています。
【中2】「クエストカップ2022全国大会」出場
2月19日(土)、実在の企業を題材に、答えのない課題に取り組む「クエストカップ2022全国大会」がオンラインで開催されます。全国31都道府県の154校、4098チームから、企業探究部門「コーポレートアクセス」の優秀賞144チームの一つに、附属中の1チームが選ばれました。初めての参加で全国大会出場は、快挙といってもいいでしょう。よく頑張りました。
選ばれたのは、中学2年生の堀田太貴君(2-1)、金谷祐希君(2-2)、前泊慶也君(2-1)、土橋虎太朗君(2-1)の4人グループ(チーム名:team progressive )です。
彼らは「テレビ東京」にインターンし、ミッションに取り組みました。「テレビ東京」のミッションとは、「もう一人の自分」との出会いから世界が始まるテレビ東京のプロジェクトを提案せよ! というものでした。
このミッションに対して、彼らは「センスが世界のヒーローに」というタイトルの作品に仕上げ、7分間のプレゼンをオンラインで行いました。なお、「コーポレートアクセス」は、本校の中学2年生が「総合的な学習の時間」を活用して、全員が取り組んでおり、12月22日に実施した成果発表会の様子は、オンラインで保護者にも配信しました
インターン先の企業は、全部で以下の12社です。
Adecco Group、カルビー、大正製薬、大和ハウス工業、テレビ東京、博報堂、パナソニック、フォレストアドベンチャー、富士通、三菱地所、メニコン、吉野家ホールディングス、といった日本を代表する大企業ばかりです。
「クエストカップ2022全国大会」に出場できるグループは、成果発表の際の資料(パワーポイントと台本)を元に審査されました。
その結果、「テレビ東京」にインターンした堀田君たちの班が、同じく「テレビ東京」にインターンした全国の数多くのチーム(中高)の中から、全国大会に出場できる「優秀賞」12チームの一つに選ばれました。受賞の知らせを先生から聞いたときは、嬉しいと同時に、驚いたそうです。
クエストカップ2022.pdf
「クエストカップ2022全国大会」出場校一覧
2月19日(土)は、1st STAGE として、オンラインで、「テレビ東京」の優秀賞12チームのプレゼンが行われ、企業賞、準企業賞が各1チーム選ばれます。
さらに、後日、2nd STAGE が開催され、12の企業ごとの、企業賞、準企業賞、合わせて、24チームで、決勝大会が開催され、グランプリ、準グランプリ等が決定します。
なお、審査基準は、以下の5項目です。
調査力(調査すべき項目について、きちんと調べているか。)
独創性(チームの主張に独自の見方・考え方はあるか。)
論理性(発表の内容は筋が通っているか。納得がいくか。)
探究力(自らの力で答えを求め、より深く追究しているか。
表現力(表現はわかりやすいか。発表資料に工夫はあるか。)
2月19日(土)の全国大会では、学校からオンラインで参加します。
チームリーダーの堀田君は、このチームの持ち味であるチームワークで頑張りたいと話してくれました。応援しています。
【高2】「世界史」の授業見学(岩田先生)
2月10日(木)3限目、高校2年2組の「世界史」の授業(岩田先生)を見学しました。授業は、イギリスとフランスの「百年戦争」についてでした。後半には、ジャンヌダルクも登場し盛り上がっていました。
岩田先生の授業は、教科書やプリントをベースに資料集を駆使して、考えさせながら進んでいます。生徒たちは、そのような進め方にはまっていて、プリントや資料集を自分が使いやすいようにカスタマイズしています。
後から見た時に、わかりやすいように工夫しています。
授業では、資料集を使って、考えさせる問いかけをしていきます。
例えば、イギリスとフランスの武器の違いによる戦い方の違い。
例えば、家系図から読み取れること。また、地図から考えることも重要です。
当時の地理的な情報や家系図から、百年戦争の背景が見えてきたりします。こうした資料からの読み取りは、これから求められる資質・能力でもあり、「共通テスト」でも重視されています。
そして、百年戦争の末期、フランスの敗色が濃くなってきた時に「ジャンヌダルク」が突如あらわれました。
ジャンヌダルクは、16歳の時にシャルル7世と謁見し、17歳でオルレアンを奪還、フランスの勝利へと導き、19歳でイギリスで火刑に処されました。このわずか数年間の出来事から、百年戦争を俯瞰したり、世界史を動かした生身の人間を感じたりしていました。
世界史の授業では、重要な語句や年号を覚えるのも大切ですが、過去の歴史を学ぶことは、人間という生き物がしてきたことを知り、これからの社会を考える上でも役に立つことを、授業を見学して改めて思いました。
【中1】「国語」の授業見学(北堀先生)
2月10日(木)2限目、中学1年1組の「国語」の授業(北堀先生)を見学しました。単元は、自分を見つめる/随筆二編、「空」と「えんぽう」の2つの随筆を読み味わいます。

ハンカチを「ひらひら」と落としてみました。
ハンカチを「ひらひら」と落としてみました。
この単元は「事物や情感を表す語句や表現に着目して読み、語感を磨く」こと、「場面の展開や描写を基に、筆者の考えや思いを捉える」ことが目標とされています。
授業では、「空」という随筆に出てくる「ひらひら・ひらひらと」が、「ひらひらと」と1回だけ言う場合とどう変わってくるのか、そして、随筆「えんぽう」では、「えんぽう」「エンポー」と書き方が変わると、どのように感じ方が変わってくるのか、について考えました。
生徒たちは、まず、それぞれの考えをプリントに書いていきます。
近くの人の意見も聞いてみた後、指名された何人かの生徒が、自分の考えを黒板に書いて発表しました。
「ひらひら」がどんな場面で使われるか、みんなで考えています。
北堀先生のハンカチだったら、どんな落ち方をするでしょうか。
外は、雪が降っていましたが、この降り方だったら、どんな表現がふさわしいのかも考えています。
そこで、改めて、「ひらひら・ひらひらと」と2回繰り返されると、どんな感じになるかを考えました。
また、「えんぽう」と「エンポー」では、それぞれの語感を伝えるためには、どんな発音をすればよいか、実際に声を出して、確かめ合いました。
こうした語句や表現の工夫について理解を深め、次は、いよいよ、筆者の考えや思いについて、話し合います。
随筆「空」では、文中で出てくる「風花」ではなく、「空」という題名を付けたのはなぜかをそれぞれが考え、近くの人と話し合いました。
そばで聞いていると、「風花は、空を見上げるきっかけにすぎず、伝えたかったのは、見上げた先にあった空だったから」といった説明をしていました。なるほど、と思いました。
こういう活動は、みな大好きなようです。
北堀先生の授業では、読み深める活動が、個人→近くの人→クラス全体、という風に、共感の輪が広がっていきます。背伸びをせず、自分たちが確かに感じられる感覚を大事に拾い上げていくことで、自分自身に置き換えながら、理解が深まってきているように感じました。
緊急情報
特にありません。
カウンター
8
8
0
8
7
5
5