校長室便り

校長室便り

【中2】CTPの授業見学(富永先生、粂谷先生)

6月17日(木)5限目、中学2年3組の「CTP」の授業(富永先生、粂谷先生)を見学しました。「世界の諸問題について研究しよう」というテーマで活動をしていました。

中学2年生の「総合的な学習の時間」(総学)は、①伝統文化(華道)、②職業研究、③国際理解の3つの領域があります。「国際理解」では、世界の諸問題について、調べたり、比較したりしながら、パワーポイントを使ってまとめ、旭城祭で発表することを目標としています。


まずは、興味あるテーマでグループを作り、キーワードマッピングを作り、世界の諸問題に関連する事項を洗い出しました。また、その問題が去年の総学で学んだ「SDGs」のどれに該当するかを考えました。

(↓班ごとに、以下のようにマッピングを作りました。)












今回の「CTP」の授業は、総学の授業と連動させ、特にパソコンを使った作業に取り組んでいます。








*中学2年生の「国際理解」での取組では、テーマの設定の仕方を学んだり、調べたものから、どんなこと(提言)が導き出されるのか、それをどうまとめ、プレゼンするのか、といった様々な資質・能力を育成します。CTPの授業でも、総学と連動しながら、中学3年生の課題研究「シンカゼミ」につながる様々なスキル(特にプレゼンに関するもの)を身につけていきます。
*旭城祭までは、まだ長丁場ですが、どんなプレゼンが出来上がるのか、楽しみにしています。

【中1】英語の授業見学(高木先生)

6月16日(水)3限目、中学1年1組の「英語」の授業(高木先生)を見学しました。「早口言葉、言えるかな」という単元です。早口言葉は、英語では、tongue twister (舌をねじる)と言うそうです。まずは、日本語での早口言葉に挑戦しました。


早口言葉は、英語での滑舌をよくする効果もあるそうです。


いきなり、早口言葉が出てきましたが、演劇部の活動で「早口言葉を練習しよう」という設定で、「Can  you  read  it ?」など、Can  you  …? という相手にできるかどうかを尋ねる疑問文について学びました。

ペアワークで、この文型を使った会話を練習します。 




続いて、教科書に出てくる単語の発音の練習です。デジタル教科書を使っています。




デジタル教科書を効果的に使って、単語の意味や発音をチェックしていました。

また、高木先生は、教科書には出てこないけれども、生徒が興味を持つよう、いろいろな単語の意味や覚え方を時々説明しています。今日は、数の接頭語でしたが、uni  は、やけに食いつきがよかったです。(今、人気の「ドラゴン桜」にも、uni の使い方が紹介されていました。)


毎時間、英語が好きになるような楽しい授業が行われています。

【高1】教育実習生の最後の研究授業

6月14日(月)7限目、高校1年2組の「保健体育」の授業で、養護教諭の教育実習生の小野さんが研究授業を行いました。

養護教諭の教育実習は4週間ですので、今週は一人だけで教育実習を続けています。通常は養護教諭は授業を行いませんので、研究授業も行いませんが、小野さんの希望で実現しました。授業内容は「性感染症」についてです。




エイズの感染が広がっていく様子をゲーム形式で体験しました。クラス全員を4つの実験区に分け、それぞれに水の入ったカップが配られました。そのうち3人(3つの実験区に一人ずつ)のコップには重曹が溶けています(無色透明なので水と区別はつきません)。


ランダムな相手と水を混ぜ合わせることを3回行います。


最後に、全員のカップにフェノールフタレインを垂らすと、重曹が入っていた3つの実験区のほとんどのカップが赤く発色しました。重曹が入ってなかった1つの実験区では赤く発色しません。重曹はフェノールフタレインと混ざると、赤く発色しますので、重曹が含まれていることが分かります。
つまり、ランダムに性行為(水の交換)を3回繰り返すと、エイズの感染者が集団内に広がることをシュミレーションしたのです。


小野さんは、実習中、授業は全く行いませんでしたので、最初で最後の授業でしたが、とても落ち着いたわかりやすい授業でした。パワポのスライドや実験、人形劇、紙芝居など、生徒を飽きさせず、興味を引き出しました。


皆、身を乗り出して生徒の質問に聞き入っていました。

【中1】美術の授業見学(梅澤先生)

6月14日(月)6限目、中学1年3組の「美術」の授業(梅澤先生)を見学しました。
「さまざまな自然物や人工物で構成する」という作品を制作中でした。


お気に入りのペンを家から持参して、ペン(人工物)の下書きをしています。





大事にしている貝殻(自然物)を持参しました。らせん状に構成しています。


一人一台パソコンを使って、パソコン上で作品を制作しています。


これは、スイカですね。


ネットで鉛筆の絵を検索し、それを参考に下絵を描いています。


こちらも、パソコンで制作しています。


長方形はソロバンだそうです。何ができるか楽しみです。


カメラの画像を検索し、それを見て下絵を描いています。


メロンの模型を使っています。

*このように、一人一台パソコンを活用することで、描きたいものを検索したり、パソコンで作画したり、といった、様々な使い方ができるようになりました。美術の授業では、人それぞれにツールとして、パソコンが使われています。

【高校】国体ラグビー少年県予選

6月13日(日)、佐野市運動公園多目的球技場で、「令和3年度 国民体育大会ラグビーフットボール競技少年県予選」の1回戦が行われました。本校は、宇都宮工業との合同チームで、作新学院と対戦し、29ー17で勝利しました。19日(土)に行われる2回戦へと駒を進めました。

前半は、3トライ、1キックで、17ー12でリード。


















後半は、2トライ、1キックで、12-5、合計で29-17で勝利。
















フォワードに徹する粘り強いラグビーにより、接戦を制して勝利しました。
昨日行われた7人制(7分ハーフ)とは異なり、25分ハーフでしたが、最後の最後まであきらめず、力を出し切りました。来週の2回戦も頑張ってください!

【高2】土曜講座「哲学カフェって何?」

6月12日(土)10:30~11:20、受講希望者(30数名)を対象とした「哲学カフェって何?」と題する講座を開催しました。講師は、阿見拓男先生です。

講師の阿見拓男先生は、現在、足利女子高校で地歴公民の講師をされていますが、小山西高校で一緒に勤務したことがあり、倫理や哲学がご専門で、学識の高い先生です。

昨今、学校での「哲学対話」や「ビジネス哲学研修」が注目を集めており、今年1月、NHKのよるドラでも「ここは今から倫理です。」(原作:雨瀬シオリ、主演:山田裕貴)が放送されました。番組の中でも「哲学対話」が行われており、考えることの重要性を再認識しました。今回は、久保田先生、根岸先生の企画により、本講座が実現しました。


講義は、まず「哲学対話とは」から始まり、簡単な実習も行われました。












その後、「哲学カフェって?」というテーマで、「哲学カフェ」の特徴、「哲学する」って?、コツは?、充実した対話のために、という視点から、お話くださいました。
後半の重要な部分については、残念ながら、ラグビーの大会の応援のため中座させていただきましたが、講座終了後に参加した生徒が書いてくれた感想を読むと、本講座は生徒にとって、とても刺激的だったようです。阿見先生、ありがとうございました。

最後に、何人かの感想を紹介します。
「私たちは気付かない間に先入観を持っていて、そのことに気付くかどうかが大切であることがわかった。対話で反論されると、つい私も落ち込んでしまうが、反論と否定は全く違うものであり、反論があるからこそ、自分の意見をより深いものにできる、ということを改めて知ることができた。」

「哲学に関する話し合いとは、単なる意見交換だと思っていたのが、まず間違っていた。発言する・しないが自由であること、など、初めて聞く視点がたくさんあった。多数決で少数意見を大切にするメソッドの話は、今、ちょうど進めている旭城祭の準備でぜひ実行したいと思った。今後、機会があれば、「哲学カフェ」に参加したい。」

「学校で得るものと社会で求められるものは違うと知った。学校では学べない貴重なお話でした。学問において、先生方は問う存在であるという考え方を知ることができた。また、自分が知らないうちに先入観や偏見が私生活に影響していることに気付かされた。」

「今回の哲学カフェの講話で、社会で必要とされている力と、それをどのように育てていくか、について理解が深まった。社会では、学校で習っているようなQuestion(質問)とAnswer(答え)が一対となることではなく、Problem(問題)とそれに対するSolution(解決)ということに重きが置かれている。これをできるようにする力を伸ばすため、哲学対話は自己の偏見に気付かせてくれ、物事の本質に近づくことができる。社会で生きていくためにも、この力を大切にしたい。」

【高校】全国7人制ラグビー大会県予選・第3位

6月12日(土)佐野市運動公園多目的球技場で、全国高等学校7人制ラグビーフットボール大会県予選が行われました。1回戦は、足利大学付属高と対戦し、29ー0で勝利し、続いて行われた準決勝では、佐野日大高5ー24で惜敗しました。その結果、県で3位となりました。

今日は暑い日差しの中、県内7チームが集まり、競技が行われました。

<1回戦:足利大学付属高との対戦>
前半、本村君と春山君がトライ、岩崎君がキックを決めて12-0
















後半:岩上君、田崎君、阿部君がトライ、岩崎君がキックを決めて、17-0












<準決勝:佐野日大高との対戦>
前半:0-12
後半:5-12、本村君がトライを決めました。


















負けはしましたが、試合内容としては、本校のチームにも見せ場がたくさんあり、いい試合だったと思います。

最後に、部長の小倉君からのコメントです。
「6月中は大会が多く、7人制に特化した練習はあまりできませんでしたが、佐野日大との試合では、トライもでき、いい勝負ができたのではないかと思います。スクラムはもう一つでしたが、ラインアウトからのプレーの精度がよかったため、点が取れました。タックルも相手を止めていたので、点数が抑えられて良かったと思います。明日は、国体の県予選で、宇都宮工業高との合同チームで作新と戦います。そこで、練習の成果を発揮したいと思います。」

頑張ってください。応援しています。

【中高】教育実習生座談会

6月11日(金)放課後、今日で3週間の実習を終えた9名の実習生先週実習を終えた1名来週まで実習が続く1名、計11名が校長室で、教育実習の振り返りを兼ねた座談会を行いました。

実習生には、それぞれの研究授業の写真集をプレゼントしました。

教育実習を通して感じたことなどをそれぞれ語ってもらいました。

「始める前は緊張していたが、研究授業では緊張せずに楽しくできた。生徒との関わり方や距離感については難しさを感じた。」

「大学では模擬授業をやったりして頭の中ではやることを考えてきたが、実際に生徒を目の前にすると、見方がまったく変わった。生徒との接し方やコミュニケーションについて、多くを学んだ。先生には授業だけでなく、いろいろな仕事があることがよくわかった。」

「生徒たちはとても優秀で、生徒に助けられた。佐野高校は最先端の授業をしていることを実感した。」

「これまでの実習で感じたことをパソコンでまとめてみたら、A4で3ページ分になった。実習する前より、もっと先生になりたいと思うようになった。教員採用試験頑張る!」




「実習に来るまでは不安だった。教えるということは、生徒というお客さんのニーズに応えるようなこともあり、生徒のことをよく知ることが大切だと思った。理科の実験をやってみて、やはり、座学だけでなく実験は大切だと思った。」

「自分だけ、なぜ4週間もあるのかと思っていたが、ここまでいろいろな体験が出来て、あと1週間あってよかった思えるようになってきた。」

「生徒はペアワークに慣れており、生徒に助けられた。」

「教育実習は、想像していたより12倍きつかった。先生方は、一つの授業を作るのに数時間をかけていることに驚いた。いろいろな先生の授業を見せていただいたことがとてもありがたかった。実習を終えて、教員一本で頑張ろうと思った。」

「英語で英語の授業をやるなんて自分にはできないと思っていたが、やればできるんだと思えた。全員が自分の授業を受けてくれることに感動した。」

「実習を始める前は正直、嫌だった。朝起きられるかなとも思っていた。しかし、だんだん慣れてくると、少しずつ楽しさに変わってきた。この実習を体験して、先生の魅力がよくわかった。」

「教員のしごとは、授業で教えることだけでなく、一人一人の事情や進路などに寄り添った指導ができることに、やりがいを感じた。これからは課題解決力を身に付けさせることが重要だと改めて思った。」


*すべての実習生が、実習期間を通して教員の仕事の一端を体験し、大変ではあるが魅力のある仕事であることを実感してくれました。今回の実習生の多くは、私が中学1年生で理科の授業を受け持っていた唯一の学年の生徒でしたので、特に思い入れがありました。約10年間の成長には感慨深いものがありました。(あのちょろちょろしていた〇〇君が、とか…)
今後は、大学院への進学を考えている人や他の職種についても考えている人もいますが、いろいろなことを体験した人が教育に携わることは大きな価値があると思います。皆さんが、将来、教員として様々な場所で活躍されることを期待しています。そして、母校である佐野高校や附属中の教壇に立つ人が出てくれることを楽しみにしています。

【中高】教育実習第3週終了

今日で、教育実習第3週が終了しました。これで、先週の3名に加え、9名が研究授業を行い、全13名中12名の実習が終了しました。

それぞれ、3週間の実習の成果として、一生懸命、研究授業を行いました。

1 岩永君(中学、理科)






2.片柳君(中学、理科)






3.伊藤君(高校、数学)






4.奈良部さん(高校、物理)






5.山本さん(高校、生物)






6.小竹君(高校、体育)






7.熊田さん(高校、英語)






8.蓼沼君(高校、英語)






9.土井さん(高校、英語)





【高2】国際理解英語弁論大会、努力賞!

6月4日(金)に開催された「第41回栃木県高等学校国際理解英語弁論大会」で、高校2年2組土屋吏輝君が努力賞を受賞しました。おめでとうございます。

今年度の大会は、新型コロナの影響で、通常のコンテスト形式ではなく、ビデオで録画したもので審査が行われました。努力賞は、最優秀賞などに続く上位の賞です。

土屋君のスピーチのタイトルは、「What we can do to understand about sexual minority   私たちはセクシャルマイノリティに対して何ができるか?」です。 

このテーマに対して、土屋君は2つの主張を行いました。
1「教育現場を変える
→例えば、アメリカではLGBTを歴史の一つとして扱っていたり、フランスでは同性婚についての授業を行っています。日本でも小学生くらいからLGBTについて触れる機会が必要ではないか。子供が大きくなったとき、自分が受けた教育を、自分の子供にも伝えることが出来るので、長い時間をかけて、ゆっくり変えるためには、教育現場を変えることが必要である。
2「報道の在り方を変える
→日本でのセクシャルマイノリティに関する報道は、例えば、セクシャルマイノリティに関する発言を問題視するような取り上げ方が多く、セクシャルマイノリティでつらい思いをしていることが報道されることが少ない。現状では、はれ物に触るような報道が多く、セクシャルマイノリティを多様性の一つとして、肯定的に自信を持って伝えていない。報道の持つ影響力は大きく、国民の意識を変える力がある。そうした報道のあり方を変えることが必要である。

土屋君の実際のスピーチを聞くことが出来ます!(素晴らしいスピーチです)
土屋君のスピーチ


土屋君は、群馬県の板倉中学の出身で、中2の時に、邑楽郡の英語スピーチコンテストに応募したものの学校代表になれなかった悔しい思い出があったそうです。中3の時に、本校の「一日体験入学」に参加し、英語ディベートが盛んなことを知り、これだと思って、佐高に入学し、すぐに英語ディベート班に入りました。今回、朝のSHRでこの弁論大会のことを知り、参加を申し出たそうです。佐高の英語ディベートで身に付けた力を「国際理解英語弁論大会」でいかんなく発揮してくれました。

【中3】シンカゼミ特別講演会

6月8日(火)6,7限目、中学3年生を対象とした「シンカゼミ特別講演会」を開催しました。

本日は、3名の方に、講師として来ていただきました。

株式会社 佐野観光農園 ジェラート製造責任者  中村哲也様




足利市国際交流協会 宮崎桂子様




さのまちづくり株式会社 地域おこし協力隊  江田睦美様


【高3】ハイスクールフォトアワード2021入賞!

先週末、「ハイスクールフォトアワード2021」の結果発表があり、高校3年4組の平渡和己君が、奨励賞を受賞しました。おめでとうございます。

平渡君が「奨励賞」を受賞した作品(作品名「軌跡」モノクロ4枚組)

ハイスクールフォトアワードは、高校生の写真表現力と技術力の向上のため、2014年から、全国の高校生を対象として作品を募集しています。ゲスト審査員として、写真評論家の飯沢耕太郎氏、大阪中之島美術館館長など、著名な専門家が加わり、厳正なる審査が行われている権威あるコンテストです。今年度は、全国65の高等学校から366作品のエントリーがあり、平渡君はその中から「奨励賞」に選出されました。
ハイスクールフォトアワード2021結果発表

平渡君は、美術部に所属しており、普段は絵を描いていますが、中学生の頃から、地理や地球科学に興味を持ち、いろいろな場所で写真を撮るのが趣味でもありました。
今回の「軌跡」という作品は、平渡君が絵を描いている姿を時系列で4枚の組み写真で表現しました。

1枚目(上の左側)は、絵を描いている自分の姿、2枚目(上の右側)は、画面左側の鏡に、絵を描いている自分の姿が左右逆に映っています。


3枚目(上の左側)は、絵を描いている自分の姿が、グラス越しにぼやけて遠目から見ています。4枚目(上の右側)は、絵が完成した時の自分の姿を1枚目と同じ構図から見ています。。

こうして、絵と向かい合い、苦戦している様子を、鏡やグラスなどのフィルターを通して、様々な角度から客観視しています。そして、苦労しながらも継続することで、作品を完成させることができた自らの「軌跡」を表現することで、「継続することが力になる」ということを伝えたかったそうです。

平渡君の写真コンテストへの挑戦は、今回が初めてで、一度はチャレンジしてみたい、と思っていたそうです。もちろん入賞を狙っていたわけではなく、たまたま結果を見たら、自分の名前が載っていて驚いたそうです。

平渡君の好きなこと、やりたいことを「写真」という形でチャレンジし、見事に表現できたことは、本当に素晴らしいと思います。今後も、ぜひ、やりたいことに向かってチャレンジしてください。

【中学】第42回少年少女囲碁大会栃木大会

6月5日(土)に「第42回少年少女囲碁大会栃木大会」が開催され、中学3年1組の長崎航輝君が、見事優勝しました。8月に東京で行われる全国大会への出場を決めました。おめでとうございます。

長崎君にも昼休み、校長室でお話を聞かせてもらいました。

Q1:いつ頃から、始めましたか
→「小学4年生の時からです。小学校で、足利の碁会所「あすなろ会」からの案内のチラシを見て、行ってみたいと思いました。それ以来、ずっと続けています。」

Q2:囲碁の魅力は何ですか
→「子どもからお年寄りまで、性別にも関係なく、誰でもできるところが魅力です。ルールを知らない人から見れば、ただ石を並べているだけですが、知っている人から見ると、ドキドキする場面もあるし、ドラマがあります。そういうところが魅力です。」

Q3:普段はどんな練習をしていますか
→「最近は、囲碁の本を読んだり、詰碁(つめご)を毎日やっています。また、アプリでオンライン対局も、よくやっています。一日数分から1~2時間はやっています。」

Q4:附属中の囲碁将棋部には入ってるんですか
→「囲碁将棋部には、囲碁をやる人が自分以外でいないので、最近は将棋を教わっています」

Q5:今後の目標は?
→「8月に東京の日本棋院(東京本院)で、全国大会が開催される予定です。そこで、まず1勝したいです。」

*囲碁が大好きというのが伝わってきました。東京での全国大会での活躍を楽しみにしています。

【中学】栃木県中学校春季体操競技大会

6月6日(日)宇都宮市の作新学院総合体育館で、「栃木県中学校春季体操競技大会」が開催され、中学1年2組の本間彩愛さんが、参加32名中、個人総合4位に入賞しました。おめでとうございます。

昼休みに、校長室でお話を聞かせてもらいました。

Q1:体操はいつから始めたのですか?
→「幼稚園の年長から始めました。もともと、倒立や側転が大好きだったので、家の近くの体操教室で習ってみようか、という感じで始めました。そして、小学2年生の頃から、本格的に体操競技(4種目:ゆか平均台跳馬段違い平行棒)に取り組みました。」

Q2:4種目の中では、何が得意ですか
→「ゆか、が一番得意です。この種目だけ、音楽に合わせて競技するところが楽しいからです。今回も、ゆかが一番良かったです。」

Q3:今回の大会での「でき」はどうでしたか
→「いつもの練習ではしないような失敗もありましたが、全体としては良かった、と思います。」

Q4:これまでに大会に出たことはありますか
→「小学5年生と6年生の時に、under12の県予選で、それぞれ3位と2位になり、全国大会に出場しました。また、全国小学生大会にも5年生の時に出場しました。6年生の時はコロナで中止になってしまいました。」

Q5:今後の目標は何ですか
→「夏の県大会で6位までに入賞すると、関東大会に出場することが出来ます。個人総合で3位以内で通過し、県の代表として恥ずかしくない競技をしたいです。」

*本間さんは中学1年生ですが、2,3年生に混じって、上位の成績を収めるなど大活躍でした。次の夏の大会でも、ぜひ実力を発揮してください。応援しています。

【中学】県大会での活躍(速報)

現在、分かっている範囲の速報をお伝えします。

<囲碁>→中学3年1組の長崎航輝君が、県大会で優勝しました。(6月5日)
<体操>→中学1年2組の本間彩愛さんが、上級生に混じり1年生ながら、県大会で個人総合第4位と大活躍しました。(6月6日)

*詳しい情報は、月曜日に本人からも話を聞いて、お知らせします。

【高校】関東高等学校ボート大会の速報③

6月6日(日)、神奈川県の相模湖漕艇場で、関東高等学校ボート大会の最終日(準決勝・決勝)が行われました。その結果、女子クオドルプルが準決勝を勝ち上がり、決勝で4位に入賞しました。おめでとうございます。関東高等学校ボート大会での入賞は、創部以来初の快挙だそうです。

ボート部が、今年度も、また一つ大きな成果を上げました。
これを弾みにインターハイでも頑張ってきてください。


部員大集合!(戸田先生がやけに強そうですね。)

これから、バスで佐野駅まで帰ってくる予定です。



無事、佐野駅前に到着しました。(17:00)
お疲れさまでした。

部長の船渡川さんから、今大会の総括が届きましたので紹介します。
「女子クオドルプルは、予選、準決、決勝と徐々に良い漕ぎができました。試合後のミーティングを大切にし、艇の雰囲気を良くしたおかげだと思います。ベストな漕ぎができましたが、まだ上には上がいるので、これからも練習を頑張ります。また、今大会は悔しい結果になったクルーが多かったので、その悔しさをバネに部員一丸となって練習に励みます。多くの方のサポート・応援のおかげで頑張ることが出来ました。サポート・応援ありがとうございました。」

【高校】関東高等学校ボート大会の速報②

6月6日(日)、朝6時半、JR佐野駅前から、佐野高と佐野東高のボート部、顧問合わせて、約30名が神奈川県の相模湖漕艇場に向けて出発しました。今日は、準決勝、そして決勝と続きます。これまで、関東高等学校ボート大会で決勝に進出したことはない、とのことですので、頑張ってほしいです。

【高校】関東高等学校ボート大会の速報①

6月5日(土)、神奈川県の相模湖漕艇場で、「令和3年度関東高等学校ボート大会」の1日目が行われました。今日は予選が行われ、「女子ダブルスカル」と「女子クオドルプル」が予選を通過し、明日の準決勝に進出しました。コロナ対策ということで、4日(練習日)から6日までの3日間は現地で宿泊せずに、毎日バスで往復しています。明日は、朝6時半に出発です。

女子クオドルプル

【中学】県中学校春季体育大会サッカー大会の結果

6月5日(土)、那須塩原市の青木サッカー場で、県大会の2回戦が行われました。
昨日の暴風雨とは打って変わって快晴でした。2回戦の相手は、下都賀地区代表の藤岡一中でした。県の強化選手を擁する強豪チームでしたが、佐野日大中等と佐付中の合同チームは全くひるまず互角に戦いました。0-1で惜敗しましたが、素晴らしい試合に感動しました

この試合に勝てば、ベスト8(安足では初)ということで、気合十分で試合に臨みました。

試合前のウォーミングアップ!


いよいよ試合が始まります。





試合は全くの互角です。


キーパーの山﨑君が良セーブを連発し、相手の攻撃をよく凌いでいます。


前半が終わり、0-0。強豪相手によく戦っています。



後半もよく体が動いています。しかし、後半の給水1分前くらいで攻め込まれ、1点取られました。

1点取られた後、チームの本気度が最高潮に達し、完全に一つのチームとなって戦っていました。絶対に勝とうという気持ちが伝わってきました。


もう一歩のところまで行きましたが、わずかにボールはゴールを外れました。
最後まであきらめないで攻め続けました。

試合は終わりました。本当に素晴らしい試合でした。


ここで得たものは、勝ち負けに関わらず大きかったと思います。
よく頑張りました。こんな試合ができることに感動しました。
生徒たちは、負けた悔しさをバネに、夏の大会に向けて頑張ることを誓っていました。
応援しています。

【高校】教育実習2週目終了!

6月4日(金)、教育実習2週目が終わりました。実習期間が2週間である山中君、立野さん、須黒君は、今日が最終日でした。放課後、校長室に挨拶に来てくれました。

山中君は6月3日(木)、立野さんと須黒君は6月4日(金)に研究授業を行いました。

<山中君>生物「ブロッコリーからDNAを抽出」






<立野さん>生物「酵素カタラーゼの実験」






<須黒君>数学「円と直線」






3名とも、事前の教材研究、予備実験などをきちんとやっており、研究授業もスムーズに進んでいました。とても素晴らしい内容であり、教員としての適性も十分にあると思いました。教員として、教壇に立つ日がくることを願っています。

【高2】領域別探究学習(まちづくり・教育)特別講話

6月4日(金)14:50~15:50(7限目+清掃の時間)、高校2年生の領域別探究学習の一環として、「まちづくり・教育」領域の特別講師として、宇都宮大学地域デザイン科学部コミュニティデザイン学科4年生の佐藤綾香さん、そして、指導教官である石井大一朗准教授をお招きし、お話をお聞きしました。

英語演習室には、30名以上の希望者が集まり、かなりの熱気を感じました。

本日の講師の佐藤さんは、お隣の茨城県のご出身でAO入試で宇都宮大学に入学されたそうです。しかし、特段変わった経歴があるというわけではなく、ごく普通の学生として入学されました。
そして、文科省の「トビタテ留学Japan」に採用され、2020年の3月から12月まで台湾で留学しました。そのころ、日本では臨時休校が始まった頃でしたが、ぎりぎりのタイミングで台湾に渡ることが出来たそうです。


今回、佐藤さんが伝えたいことは、
1.日本と台湾の発想の違い
2.国際比較をすることのおもしろさ
でした。

台湾留学で学んだことを
「海外を知って常識を越える」~まちづくりの視点から~
というタイトルで、お話してくださいました。



まず、「なぜ、留学への挑戦を決意したのか」について話してくれました。
佐藤さんは、大学2,3年次に大学での授業の学びから、宇都宮の「コミュニティFM宮ラジ」で、地域のセーフティネットを発信し、子どもの貧困問題に関心が高まったそうです。子ども食堂や学習支援の機能を持つ団体は増えているが、それだけでは不十分なのでは? と考えるようになり、海外での事情を知るため、留学への挑戦を決意したそうです。
また、台湾は1999年の台湾大地震を機に、ボランティア活動が活発化し、2000年から住民主体のまちづくりが加速しました。2019年には、台湾版地方創生が開始され、地域独自の文化・歴史をベースとしたまちづくりを開始しました。
このように、「まちづくり」について学ぶなら、台湾が「ホット・スポット」だったのかもしれません。

ここまでで、今日の参加者全員でペアワークを行いました。「自分の中での留学に対するイメージ」について5分間、シェアし合いました。


続いて本題です。佐藤さんが台湾で体験した「まちづくりに関わる事例」を紹介していただきました。

事例1:インターン先
事例2:子どもの貧困支援を通した地域創生
事例3:街の中が劇場
事例4:原住民の村UIターン続出
事例5:生き残った建物や土地
事例6:廃線跡は平日も賑わう観光スポット

そして、そこから学んだキーワードが示されました。
事例1:子どもの貧困支援:循環/NPO・企業・SDGsとの一体性
事例2:地域創生:生きる力を身に付ける支援・人との関りを増やすこと
事例3:街の中が劇場:地域資源の新たな生かし方
事例4:原住民の村:その土地ならではの教育を追求することの有効性
事例5:アートで街を守る:守る手段はアートからの観光
事例6:廃線跡が観光地:規制が生み出す効果



日本では常識として諦めていたことが、海外では乗り越えてその先を描いていたりすることがあり、そのことで、自分の中にある常識に気づいたり、新たなものさしができたりすることが、国際比較のおもしろさである、というお話に、皆納得していました。

最後に、質問コーナーがありました。



ここで、予定の15:50になりましたので、いったん終了しました。

しかし、実はここからが本番でした。
この後、SGクラブ(佐野グローカルクラブ)のメンバー(高1も多数)が会場に加わり、大質疑応答大会となりました。宇都宮大学の石井准教授もその議論に加わり、約1時間にわたって、様々な議論が巻き起こっていたようです。

この第2部には、私は参加できなかったので、後から話を聞かせてもらいました。
非常に有意義な時間となっていたようです。第2部終了後、講師の佐藤さんと石井准教授、そして、SGクラブの部長(2年2組の山﨑紗加さん)、副部長(2年1組の岸 愛梨さん)が、校長室に立ち寄ってくださり、また、新たな議論が巻き起こりました。石井准教授は、「佐野高校の生徒は、質問や議論が好きですねえ。こういうのは他ではないですよ」と感心していました。


今日の佐藤さんのお話は、国際比較をすることで、自分の中にある常識という壁があることに気づき、それによって、常識を乗り越えていくことができるようになる、ということでした。
実は私も、佐高生が自分の言葉で話せるようになってきたのは、様々な探究学習を行うことなどを通して、自分の中の常識に気づくようになり、それを乗り越えてみようとチャレンジをする生徒が増えてきたのではないか、と考えていました。そのことを石井准教授に伝えると、その通りなんですよ。世の中を変えていくのは高校生なんですよ。と激励してくださいました。

お二人には、14時半から17時半まで、3時間も佐高生たちに付き合ってくださいました。本当にありがとうございました。

【中高】吹奏楽部の動画配信まもなく終了します!

5月3日に行われた第13回吹奏楽部定期演奏会の動画配信、6月8日(火)で終了します。3部構成となっていますが、これまでに、合計2700回近く再生されています。これは、想定をはるかに上回る再生数です。ご視聴ありがとうございました!


第13回定期演奏会
下野新聞掲載記事

【中学】栃木県中学校春季体育大会サッカー大会で歴史的勝利!

6月4日(金)那須塩原市の青木サッカー場で、暴風雨の中1回戦が行われ(9時開始)、「佐野日大中等・佐高附属中の合同チーム」が、若草中(大田原市)に4対1で勝利しました。おめでとうございます!

今日の試合は、暴風雨という最悪のコンディションでしたが、最高の試合を見せてくれました。







前半終了時で、3対0です。
2年生の佐藤太亮君が1点目、3年生の穴原健成君が2点目をゴールしました。

後半、1点を返されましたが、終了間際に、佐藤太亮君がだめ押しの4点目を入れ、試合を決めました。


大雨のため、ボールが転がらなかったり、スリップしたりと悪戦苦闘しましたが、シンプルなプレーに徹する、という作戦通り、快勝することができました。初の県大会での歴史的な1勝を収め、なんとベスト16になりました。
明日も同じ会場で2回戦、さらに勝ち進めば、準々決勝が行われる予定です。
明日も頑張ってきてください! (応援に行きます)

【中高】旭城大運動会の総合成績発表

6月3日(水)昼休み、昨日行われた旭城大運動会の実行委員長(高3の鯉沼君)から、総合成績の発表がありました。

結果は、優勝(赤組)、準優勝(黄色組)、3位(青組)でした。
これは、中高単独の順位と同じでした。

鯉沼君は、「皆さんのおかげで、やってよかったと思える「旭城大運動会」が開催できました。改めて、感謝いたします。また、個人的にも、周りの支えがあってこそ、ここまでやってこれました。みんなの前に立った時も、不思議に落ち着いて話すことが出来ました。」といろいろな方への感謝を口にしていました。大変お疲れさまでした。

【中3】英語の授業見学(栗原先生)

6月3日(木)3限目、中学3年2組の「英語」の授業(栗原先生、ALT)を見学しました。単元は「平和記念公園にて」です。広島の平和記念公園で、2000年からボランティアをしている西村さんと修学旅行生とのやりとりです。

黒板には、今日のGoalが示されています。


「スラスラ読める」と言うのは、単に表面的に文章が読めるのでなく、文章の内容をしっかり理解した上で、どんな読み方をすれば、それが伝わるか、を考えて読むことを目標としているそうです。

そのため、授業では、まず、この単元に出てくる重要な単語を含んだ文を読む練習をします。

隣の生徒同士でペアになり、重要な語句が空欄になっている文章を読めるようにしました。


次は、ALTのデリアン先生から教科書の本文に関する質問をしてもらい、それに対して、生徒が答えます。内容を理解していれば答えられる質問です。


続いて、教科書の説明文+ボランティアの西村さんの質問までを読む生徒と、質問に答える生徒に役割を分け、ペアで練習し合います。

ペアでの練習が終わると、席が一つずれ、別のペアとの練習を繰り返します。

デリアン先生から指名を受けたペアが、代表で読んでくれました。どんな読み方をすると伝わるか、アドバイスをもらっていました。





うまく読めたようです。周りから拍手をもらっていました。
なるほど、今日の授業のGoal である「スラスラ読める」とはこういうことだったのですね。


最後に、栗原先生から、今日のまとめとして、日本語の質問文が示され、それを英語にして自分で答える、という課題が出されました。生徒は集中して鉛筆を動かしていました。

【中高】旭城大運動会点描(午後:高校生)

6月2日(水)13時から、「旭城大運動会」の高校生の競技が始まりました。

スタンバイOKです。




まずは「自校体操」から始まります。




競技は、基本的には、中学生と同じ種目です。
「天国と地獄」「小玉転がし」「玉入れ」「リレー」です。
天国と地獄(高校生)
小玉はこび(高校生)
リレー(高校生)

リレーでは、教育実習生のチームが参加しました。

教育実習生のチームは、周回遅れとなりましたが、アンカーの小竹君の走りには全員が魅了されました。
小竹君アンカー

大成功の裡に閉会しました。








団ごとに写真撮影が行われています。






今回は、中学生と高校生が、一緒に競技することはできませんでしたが、中高の実行委員や生徒会、協力してくれた部活動の部員や女子体育係、応援団、有志らの力によって、生徒たちだけで運営し、中高一貫による「旭城大運動会」を大成功させることが出来ました。
準備や運営に当たった皆さん、本当によく頑張ってくれました。コロナ禍の中で、これだけのことを成し遂げた、皆さんのチャレンジ精神を称えます。お疲れさまでした。

【中高】旭城大運動会点描(午前中:中学生)

6月2日(水)、2年ぶりとなる「旭城大運動会」が開催されました。
午前中は、中学生の競技が行われました。

中高の実行委員・生徒会・協力してくれた部活動の部員・女子体育係、応援団、有志などによって、運営されました。先生方の手は借りずに、生徒たちで行われました。


旭城大運動会実行委員長の鯉沼君(高校3年2組)の話の後、「自校体操」が行われました。

中学生の競技の最初は「天国と地獄」です。

生徒は、スタートの合図で、左右どちらかの方(右側が赤、左側が白)を選んで駆け出します。50mくらい走ったところで、3人の先生方が、一斉に、紅白のどちらかの旗を上げます。多数決で多い方の色が決まると、生徒の走る方向が決まります。上の写真だと、赤が多いので、生徒は赤の方に走らなければなりません。最初から、赤の方向(右側)へ走っていた生徒にとっては、「天国」ですが、反対の白の方向へ走っていた生徒にとっては「地獄」です。方向転換して赤の方向へ走ってゴールしなければなりません。これが「天国と地獄」のルールです。

「天国と地獄」のゴール地点。

https://youtu.be/A8wAHuqL03Y

次の競技は、「小玉転がし」です。人が密着しないように考え出された種目です。

なかなか難しそうです。

https://youtu.be/tEfL7TVFccQ

そして、3種目目は運動会の定番「玉入れ」です。ここでは、参加する人数を制限して実施しました。

https://youtu.be/C5LPENEeT8k


黄色組


赤組


青組







この後は、中1、中2、中3と、学年ごとに、クラス全員による「リレー」が行われました。(ここは省略します)

これで競技は終了です。中学生全員が整列し、中学実行委員長の話がありました。
https://youtu.be/PtAy_gLaVP8

最後に、高校の実行委員長から順位の発表がありました。
高校実行委員長による順位発表

各団ごとに写真撮影が行われました。




これで、午前中の中学生の部は終了です。

得点係を担当した「高校生徒会」の面々です。お疲れさまでした。完璧な仕事でした。


放送の担当(高校生の有志)です。運動会を大いに盛り上げてくれました。

中学生は、昼食後、放課となります。
一方、高校生は12:30に登校し、13時から競技が始まります。

【高2】数学ⅡBの授業見学(戸田先生)

6月1日(火)6限目、高校2年3,4組の「数学ⅡB」の授業(戸田先生)を見学しました。2年3,4組(理系)を均等に3分割したクラスです。戸田先生の指導の下、教育実習生が授業をしています。

今日の単元は、第3章図形と方程式から、「点と直線の距離」及び「2直線の交点を通る直線」です。

生徒は、指定されたページの問題を必ず予習してきます。授業では、まず、その内容(問題の解き方)をペアになっている生徒同士で、交互に説明し合います。

(生徒が予習してきたノート)

説明を受ける方は、「なぜ、ここでkをかけるのか」といった質問をしながら、理解を深めます。説明する方は、あいまいな理解では突っ込まれた時に答えられません。
説明する側とされる側には、真剣勝負のような緊張感があります。




今日当たっている問題は、大きく2問あり、2問目の「研究」の問題は、かなり高度な理解を必要とするようです。ペアの2人が相談しながら必死に食らいついています。


2人のペアだけでなく、他のペアも協力して考えています。


そして、いよいよ指名された生徒が、全体の前で説明します。
誰が発表するかは、戸田先生のやり方があります。
生徒は一斉に立って、先生とじゃんけんをし、負けた生徒は座ります。
かなり気合の入ったじゃんけんです。



最終的に、先生に勝った一人の生徒が発表します。


生徒たちは、自分たちが苦労した問題をどんなふうに説明するのか、かたずをのんで聞き入っています。


説明が終わると、自然と拍手が起こりました。頑張った仲間に敬意が送られました。


教育実習生によって、説明の講評や補足などがあり、理解を確かなものにしていきます。
2問のうちの1つは、このように説明することができましたが、2問目の「研究」の問題は時間切れで、次の時間に持ち越されました。

授業終了後も、生徒同士で教え合ったり、実習生に質問する生徒が残っており、さすがは理系だなと感じました。

【中高】明日の「旭城大運動会」予定通り実施します。

6月2日(水)の「旭城大運動会」は、予定通り実施します。
今日は、7限目と放課後に、明日の会場作成を行いました。
明日は、晴天が予想されますので、帽子や水筒、汗ふきタオル等を持参するなど、各自で熱中症の防止に努めてください。なお、校庭にはテントを張りましたので、テントの中の日陰で観戦することができます。



今日までの準備は、中高実行委員会、中高生徒会、中高野球部員、中高ラグビー部員、高テニス部員、中バスケットボール部員、中高陸上部員、中高体育係、有志等によって行われました。

新型コロナの感染防止対策として、当日は、午前中は中学生午後は高校生が競技をすることとし、一度に大人数が集まらないように注意しながら実施します。そのため、無観客での開催としましたので、保護者の観戦はできません。

午前中の中学生の競技では、中学生と高校生の係が運営するとともに、従来通り、中高を通した色別の対抗戦形式で行う、中高一貫による「旭城大運動会」とします。

昼休み(昼食時)には、保健委員(高校3年2組の相田紘夏さん)により、明日の熱中症予防対策について、放送がありました。



皆さんも熱中症対策をお願いします。


放課後、最後まで残って準備していた「旭城大運動会実行委員会」のメンバーです。委員長の鯉沼陸君(右端、高校3年2組)は、「明日は、みんなが楽しめる旭城大運動会にします!」と力強く宣言してくれました。

【高1】現代社会の授業見学(高久先生)

5月31日(月)4限目、高校1年4組の「現代社会」の授業(高久先生)を見学しました。授業の内容は「民主政治 世界の政治体制」でした。

教室の前を通ると、高久先生の話術とそれに引き込まれる生徒の姿を見て、思わず教室に足を踏み入れてしまいました。授業は、世界の政治体制というテーマで、イギリスで発達した「議院内閣制」とアメリカの「大統領制」の違いについて学んでいました。それぞれの土地の「飲み水」(硬水かどうか)という切り口から、紅茶やコーヒーといった食文化が誕生した社会背景を浮き彫りにし、そこで発達した政治体制の話題につなげていました。

また、高久先生が学生時代にインドで水に苦しめられた話などで笑わされているうちに、水は世界を理解する上で重要なキーワードであることに、生徒たちはいつの間にか納得していました。豊富な知識と体験に裏打ちされた授業展開でした。


授業では、要所要所で隣の席の生徒とペアになって、お互いに説明し合うことで、理解を深めていました。




また、プリントにはQRコードが印刷されていて、スマホで読み込むと、空欄に当てはまる語句(解答)を確認することもできます。なるほど、QRコードが付いていると、利用したくなりますね。何人かに聞いてみましたが、たいてい確認しているそうです。生徒たちは、授業をとても楽しみにしているようです。

【高校】陸上競技部関東大会出場!

6月18日(金)~21日(月)にかけて、神奈川県川崎市「等々力(とどろき)陸上競技場」で開催される*関東大会に、高校3年2組の渡辺流空(わたなべ るうく)君が男子200m、同2年4組の新井美月(あらい みづき)さんが女子棒高跳に、出場します。

*関東大会の正式名称は「令和3年度関東高等学校陸上競技大会/秩父宮賜杯第74回全国高等学校陸上競技対校選手権大会北関東地区予選」となります。

また、会場となっている「等々力陸上競技場」は、100mの桐生選手が9秒98で走った競技場で、「9.98スタジアム」とも呼ばれているそうです。Jリーグの川崎フロンターレのホームグラウンドでもあります。

今回、出場する2人の選手を紹介します。

3年生の「渡辺流空」君は、昨秋の400mリレーに続いての関東大会です。県の高校総体で3位となり出場資格を獲得しました。関東大会で6位までに入賞すると、7月28日から福井県で開催される「全国高校総体(全国インターハイ)」に出場できます。渡辺君は小学4年生から陸上を始めたそうです。関東大会では、自分と同じくらいのタイムを持つ生徒が5,6名いるので、最後に決勝で勝負したい、と語ってくれました。

2年生の「新井美月」さんも、県の高校総体で3位となり出場資格を獲得しました。棒高跳は、関東大会で4位までに入賞すると、インターハイに出場できるそうです。新井さんは、去年の冬から棒高跳を始めたばかりで、関東大会も初出場です。目標は、まずは関東大会で最初に跳ぶ高さである「2m60cm」を跳ぶことだそうです。実は、お父さんも棒高跳の選手だったということで、棒高跳についてはお父さんから教えてもらっているそうです。

2人とも、関東大会に照準を合わせ、最高の力を発揮できるよう、頑張ってください。

【高校】インターハイ県予選ボート大会

5月29日(土)、渡良瀬川特設コースで、ボートのインターハイ県予選が行われました。
男子シングルスカル(3年:内田絃心)、男子ダブルスカル(2年:青木瑛久、磯貝虎生)、女子ダブルスカル(2年:堀越紅羽、藤倉望妃)、女子クオドルプル(3年:岡部華林、松浦はるか、船渡川優衣、生熊里彩、川田有紗)が、栃木県代表となり、インターハイに出場することになりました。

女子クオドルプル

渡良瀬川特設コースでは、朝早くから1000mのコースロープとブイが設置されました。若干、風はありましたが、まずまずのお天気に恵まれました。


今日の最初のレースは「男子シングルスカル」です。3年生の内田君はゆっくりと艇を漕ぎだし、スタート地点に移動します。


スタートしました。1レーンが内田君です。(コースの北側から撮影)


3分55秒の好タイムでゴールしました。(コースの南側から撮影)


次は、「女子シングルスカル」です。2年生の白井美咲さんが出場しました。同じく1レーン(奥)からスタートします。

この種目での出場はまだ日が浅く、残念ながらインターハイ出場はかないませんでした。

次のレースは、「男子ダブルスカル」です。2年生の青木君と磯貝君が出場し、栃木県代表となりました。


続いて、「女子ダブルスカル」で、2年生の堀越さんと藤倉さんが出場しました。




https://youtu.be/rI_p1s_k_pQ
相手を大きく引き離し、3分45秒の好タイムで栃木県代表を勝ち取りました。

最後は「女子クオドルプル」です。岡部さん、松浦さん、船渡川さん、生熊さん、川田さんが出場しました。



力強いオール捌きに成長の跡が感じられました。

https://youtu.be/Lo7f26cDGBA


レース終了後の閉会式です。

キャプテンの船渡川さんの感想です。

「女子舵手付きクオドルプル、女子ダブル、男子ダブル、男子シングルの4種目でインターハイ出場が決まりました。今までの練習の成果が出て良かったです。応援ありがとございました。8月のインターハイまであまり時間がないので、一回一回の練習を大切にしていきたいと思います。入賞目指して頑張るので、応援よろしくお願いします。」


*5月初旬に行われた県大会と比べると、成長と自信を感じることができたレースでした。これから、全国目指してさらに力をつけて、本番に臨んでください。応援しています。

5月29日から6月20日までの県立学校の対応について

 
5月29日から6月20日までについても、本県における警戒度レベルは、県版ステージ2.5「厳重警戒」が維持され、大きな変更はありません。県立学校の教育活動については、以下の通りですので、引き続き、ご理解とご協力をお願いいたします。

〇引き続き感染防止対策を徹底しながら、教育活動(部活動を含む)を実施する。
〇特に、部活動に付随する場面(飲食、更衣等)での感染防止対策を徹底する。
〇ただし、県境をまたぐ不要不急の往来は不可とする。

【高1】コミュニケーション英語Ⅰの授業見学(鶴見先生)

5月28日(金)1限目、高校1年2組の「コミュニケーション英語Ⅰ」の授業(鶴見先生、1クラス2分割のうちの1つ)を見学しました。
単元は、Lesson 3「A  Canoe  Is an  Island」(カヌーは島)のSection 1と2でした。

少人数授業なので、生徒一人一人に語りかけるように進めていました。

授業は、教科書の文章の朗読から始まりました。全員が立って読み、読み終わったら着席します。


続いて、Section 1で出てきた Words & Phrases(単語とフレーズ)を一人ずつ指名して、その意味を確認します。



生徒の目の前まで行って、質問します。すぐに答えが返ってこなくても、ヒントを与えたりしながら、辛抱強く、生徒が答えるのを待っています。みんなも質問されている生徒に意識が集中し、その答えを聞いて納得しています。

次に、前回の授業で生徒が提出したSection 1の「Retelling リテリング」(教科書の内容を参考にして、自分の言葉で物語をまとめること)で、間違いが多かった文法の解説を行い、Reading Practice (空欄に当てはまる言葉を自分で補いながら読む)へと続きます。


ここまでで、Section 1が終わり、Section 2 へと進みます。Section ごとに授業内容が凝縮されたプリントが配られます。Secton 2 も同様に、Words & Phrases(単語とフレーズ)から始まります。文章を理解する上で、ここは重要なポイントで、鶴見先生はとても丁寧に単語の意味を説明されていました。

例えば、steadily (着実に)については、生徒にこんなことわざを示しました。
Slow and steady wins the race 」この意味を考え、辞書を使って調べます。
答えは、急がば回れ、でしたが、そのsteady から steadily が派生していることを知り、みんな納得していました。

また、Big Dipper 北斗七星Southern Cross 南十字星では、教室からだとどの方角に見えるかを確認したります。(私にも振られました)

こうして、単語やフレーズをきちんと理解すると、その後、本文を読んだとき、不思議と、文の意味だけでなく、物語の情景まで私の頭に浮かんできました。


なるほど、文章を理解する上で、言葉の持つ意味を理解することが大切なんだと、わかりました。生徒も楽しみながら授業を受けているようでした。
また、英語を好きになってもらおうという鶴見先生の気持ちも伝わってきました。

【中高】教育実習生、1週目が終わりました。

5月28日(金)、今週の月曜日から始まった教育実習は、今日で1週間が過ぎました。
最初は、授業見学から始まり、週の後半からは、実際に授業をする体験を多くの実習生がしていました。
実習生同士で、自分たちが行った授業の振り返りを行うなど、とても積極的に実習に取り組んでいることを感じました。来週は、旭城大運動会もありますので、頑張ってください。



たまたま、今日、見学することができた8名の授業の様子です。よく頑張っていました。
将来の教員を目指してくれることをとても期待しています。

【中2】英語の授業見学②

5月26日(水)3限目、パフォーマンステストの準備が行われました。

ペアになって、質問と答えを交替で出し合います。

ペアワークが終わると、自分が答えた内容をプリントに整理して書き込みます。


1回目のペアワークが終わると、列が1つずれて、次の生徒と新しいペアになり、同様に、質問と答えを言い合います。



T2の廣瀬先生もペアに入っています。

2回目以降のペアワークでは、相手の答えの中で、これは自分にも使えるなと思うものは、どんどん自分の答えの中に取り込んでいきます。そうすることで、自分の答えの幅が広がっていきます。これをくりかえすことで、自分のことを表現する材料が増え、自信を持ってALTと受け答えをすることができるようになります。


文章を作る際には、T1の富永先生、T2の廣瀬先生が、生徒にアドバイスをしています。今年度、転勤してこられた廣瀬先生は、佐附中生は本当に良く書けている、とびっくりされていました。

パフォーマンステストは6月中に行われるそうです。本番では、自分が作った文を持ち込むことはできませんが、自分自身の興味関心を示したマップを持ち込むことはできます。それを手がかりにして、生徒がどのように受け答えするのか、楽しみになってきました。生徒の皆さん、頑張ってください。

【中2】英語の授業見学(富永先生、廣瀬先生)

5月26日(水)3限目、中学2年3組英語の授業(T1:富永先生、T2:廣瀬先生)を見学しました。中2の英語の授業は、週5時間のうち、2時間はティーム・ティーティング(T1の富永先生が主担当、T2の廣瀬先生が補助)で行っています。

2年生の英語では、これまでに、動名詞(例:Ilike playing basketball.)や不定詞(I want to shoot.)などを習っており、それらの基本文を使って、自分のことを友達と伝え合ったりしています。

今日の授業では、まず、富永先生が口頭で示す文が、教科書の本文の内容と合っているか、間違っているか(True  正しい  or  False  間違い)を答えます。隣の席の生徒同士で答え合わせをしています。


次に、基本的な疑問文とそれに対する答え方を確認しています。


そして、今日の本題であるALTとの「パフォーマンステスト」の準備が始まりました。パフォーマンステストは、一人一人、ALTによって、以下の5つの質問から1つがその場で選ばれます。

1   What is the important thing in your school life  ?
2   What do you think about English  ?
3   What do you want to do in the future  ?
4   What is fun for you  ?
5   Which season do you think in the best  ?
  
生徒は、質問に対する答えを用意しておきますが、ALTはその答えに対して、さらに突っ込んだ質問をしてきます。その質問にはアドリブで答えなければなりません。

(一度に保存できなかったので、続きは②に続きます。)

身近な風景 ~皆既月食

5月26日(水)、今日は「スーパームーンでの皆既月食」がみられるということで、天文同好会の生徒たちは、9時近くまで校舎の屋上で粘っていましたが、厚い雲は晴れず、残念ながら、皆既月食を見ることはできませんでした。

【中学】選抜将棋選手権大会栃木県大会で「優勝・準優勝」!

5月23日(日)、鹿沼市まちなか交流プラザで、「第42回中学生選抜将棋選手権大会」栃木県大会が開催されました。決勝戦では、佐附中生同士の戦いになり、中学2年2組の石原橙真(いしはら とうま)君が優勝、3年2組の武藤優和(むとう ゆうわ)君が準優勝しました。おめでとうございます。優勝した石原君は、8月2日~4日に、山形県天童市で開催される全国大会に、栃木県代表として出場します。

左から、優勝した石原君、準優勝の武藤君です。

優勝した石原君、準優勝した武藤君に話を聞いてみました。

Q1:将棋はいつから始めましたか?
石原君「幼稚園の年中(5歳頃)に父から教えてもらい始めました。その後、地元の将棋クラブ(足利将棋クラブ)に入って、将棋を指していました。」
武藤君「小学校1年生(7歳頃)に父から教えてもらいました。中学に入ると、囲碁将棋部に入り、本格的に始めました。」

Q2:今はどんな練習をどのくらいやってますか?
石原君「学校では、囲碁将棋部で活動しており、家では、おもにネットでのオンライン対戦をしています。オンライン対戦は、これまでのオンラインでの対戦成績から、同じくらいの実力の方と対戦できるので、いい練習になります。毎日、4局くらい、時間にして2時間くらい対戦しています。1週間だと、30局はやっています。」
武藤君「自分も、学校では囲碁将棋部での対戦、家では、ネットでのオンライン対戦をしています。毎日2時間くらい、週に10局くらいやっています。」

Q3:今後の目標は何ですか?
石原君「8月に行われる全国大会でいい成績を出したいです。最低でも予選突破(3戦中2勝以上)し、決勝で上位を目指します。」
武藤君「アマチュアで三段をとれるよう、頑張りたいです。」

Q4:今回、決勝戦では、佐附中生同士でしたが、どんな気持ちでしたか?

→「佐附中で、優勝と準優勝になれるとわかったので、佐附中生同士で対戦できて良かったです。やりにくいということは、お互いになかったです。」

*二人とも小さいときから将棋をやっていました。今はオンライン対戦での練習が主流になっているんですね。二人ともおめでとうございます。今後の二人の活躍を期待しています。そして、石原君は全国大会でも頑張ってください。応援しています。

【中3】社会の授業見学(高野先生)

5月25日(火)4限目、中学3年1組の「社会」の授業(高野先生)を見学しました。授業は歴史分野で、「第一次世界大戦はどのようにして起こり、どのような特徴をもった戦争だったのか」が学習の目当でした。

授業は、第一次世界大戦が起こったきっかけ、そして、その背景にあるものを生徒に質問をしながら、解き明かしていきます。
生徒は高野先生の質問に対して、我先にと手を挙げて答えています。教室内の熱気が徐々に高まっていきます。みな集中していました。




授業は、第一次世界大戦の直接の引き金となったサラエボ事件から、それが起こった背景として、列強の対立や民族の対立があったことを明らかにしていきました。

生徒は、高野先生の説明を聞きながら、プリントに書き込み、習ったことを整理していました。


授業終了後、生徒たちは、「高野先生のお話が面白いので、毎回、授業が楽しみです。社会は好きな教科です。」と話してくれました。

【中2】道徳の授業見学(久保先生)

5月24日(月)3限目、中学2年3組の「道徳」の授業(久保先生)を見学しました。
教科書の教材は「消防団」、学びのテーマは「社会参画、公共の精神」です。

消防団」は、火災の消火や救急などを専門医扱う「消防署」とは異なります。「消防団」は他に仕事をもちながら、地域住民の安心・安全のために活動する人達の組織です。

教科書に出てくる消防団員の巻出(まきで)さんは、地元の理髪店の店主です。本業を持ちながら、出動要請があれば、消防車で現場に急行し、消火活動に当たります。

授業では、まず、地域のために、今までにどんなことをしたことがあるかを生徒が発表しました。

地域のゴミ拾い、リサイクル活動に参加、草取り、廃品回収、石拾い、いろいろな発表がありました。

次に、巻出さんが消防団を始めた時の気持ちや、消防団を続けていく内に何が変わったのか、について考えました。近くの生徒たちで考えを共有しています。



さらに、「社会の一員として、地域や社会に関わっていくには、どのような思いが大切だろうか」について考えを発表しました。



みんなの意見がたくさん出てきました。

最後に、今回の授業を振り返り、社会参画、公共の精神に関して、自分たちがどんなふうに考え、行動したら良いのかについて、一人一人、考えを書いていました。
(↓こんな感じです。)




*「消防団」というと、生徒の皆さんにはなじみが薄いかも知れませんが、実は、地元の「消防団」で活躍されている方の中には、生徒の皆さんの「お父さん」もいるかもしれません。
そういう方たちによって、地域の安心・安全が支えられていることを知るためにも、意味のある教材だったのではないかと思います。
実際に、地元の消防団で活躍している本校のOBの方を紹介できたらいいなと思いました。

身近な風景 ~佐野市梅林公園でのドラマ

佐野市富士町にある梅林公園は、お気に入りの観察スポットでもあります。
先週は、アズマヒキガエルの子ガエルの上陸をお伝えしましたが、現場となっている砂防ダムの池では、変化が起こっていました。

なんと、池の一部が干上がっており、水面が10mくらい後退していました。


1週間前の5月16日(日)はこんな感じでした。


1週間後の5月23日(日)です。明らかに水がありません。倒木がある辺りは20センチ以上の水位がありました。おそらく、ダムなので放水したのではないかと思います。これがちょうど子ガエルたちの上陸と重なっていたら、ほとんどの子ガエルたちは上陸に失敗していた可能性があります。危機一髪でした。


1週間前に子ガエルが上陸した場所


↑池の方から見ると、こんな感じに干上がってました。

子ガエルの上陸のことを知っていると、同じ風景を見ても、子ガエルたちのドラマが見えてきました。


さて、梅林公園のカエデの種子はどうなっているでしょうか?



ピンクに色づいてきました。葉っぱの緑と種子のピンクのコントラストが綺麗です。
子ガエルたちの前途を応援しているような気がしました。

身近な風景 ~オオキンケイギク(求む!共同研究者)

5月23日(日)道路沿いの歩道(佐野市韮川町の斎場の近く)で、鮮やかな黄色の花が目につきました。最近、いろいろなところで見かけました。在来の植物ではなさそうです。

いったい何という植物でしょうか?



「黄色い花、外来種」の2つのワードで検索してみると、すぐに出てきました。
オオキンケイギク」という外来植物で、しかも「特定外来生物」に指定されていました。


(宇都宮市環境保全課のHPより)

パンフレットには以下のように記載されていました。

「北米原産のオオキンケイギクは、強靭で冬季のグランドカバー効果が高く、花枯れ姿が汚くないという理由で、緑化のため道路の法面などに利用されたり、ポット苗としても生産・流通されていました。
 しかし、あまりの強靭さのために一度定着すると、在来の野草を駆逐し、辺りの景観を一変させてしまう性質を持っています。
 人の手でこれ以上拡げないようにするため、環境省では、平成18年2月、「特定外来生物」に指定しました。」

日本には、1880年代に観賞用、緑化用として導入されましたが、あまりに増えすぎるので、「日本の侵略的外来種ワースト100」にも指定されているそうです。
特定外来生物」に指定された生物を飼育・栽培・保管・運搬・販売・譲渡・輸入・野外に放つことを原則禁止しています。

今まで人間がさんざん利用してきたのに、増えすぎると手のひら返しで目の敵にする、という感じもします。いうまでもなく、オオキンケイギクには罪はありません。

ところで、去年は同じく特定外来種に指定されている「ナガミヒナゲシ」について、その分布を調べてみました。その時は「オオキンケイギク」に気が付きませんでした。あまり目立っていなかったのか、あるいは、そもそも、調べていたところには生えていなかったのか、今となってはわかりませんが、改めて調べてみると、「ナガミヒナゲシ」との違いが見えてくるのかもしれません。
http://153.127.209.180/ooruri/sano/nc2/index.php?key=jop8in6kv-1552#_1552


オオキンケイギクは、実際にどのくらい増えているのでしょうか? そして、在来の植物を駆逐しているような状況はあるのでしょうか?
手間はかかりますが、見かけた所を地図上に落として、オオキンケイギクのマップを作ってみると実態がわかってくると思います。これも、課題研究のテーマになるのではないかと思います。

とりあえず、今日までにオオキンケイギクを見かけた場所と写真です。

佐野市韮川町(冒頭の写真から500m程度南の道路沿い)


佐野市犬伏下町の道路沿い


佐野市犬伏下町の空き地


佐野市犬伏上町(犬伏街道の道路沿いの民家の庭先)


犬伏新町(JRの線路沿いの道路の端)

手持ちのデータはこれで全部です。ここで見かけたという人はぜひ、校長室まで教えてください。できれば、写真にとっておいてください。みんなで課題研究をやってみませんか? 情報を提供してくれた人は共同研究者です。いっしょに、オオキンケイギクの実態を解き明かしてみませんか?

【中学】佐野市中学校春季体育大会④陸上競技

5月14日(金)、15日(土)に行われた佐野市春季大会で、陸上競技部の8名の生徒が3位以内となり、県大会への進出を決めました。おめでとうございます。

県大会に出場する8名

陸上競技部で8名もの生徒が県大会に進出するのは、例年にない快挙です。

<3年生>

兵藤崇人君(共通800m:2位、共通1500m:3位)目標:県4位以内
酒本大雅君(走高跳:3位)目標:1m60cm以上
坂本妃織さん(共通100mH:3位)目標:県3位以内
初谷 凌君(共通110mH:1位)目標:県8位入賞
仁木 育君(走幅跳:2位)目標:自己ベスト突破

<2年生>
西 晃熙君(2年100m:3位)目標:県の標準記録突破
矢代怜央菜さん(4種競技:1位)目標:優勝

<1年生>
荻原惇綺君(1年1500m:2位)目標:入賞(5分を切る)

また、県大会出場には至りませんでしたが、10種目で8位入賞を果たした他、もう一歩で入賞するところまでいった、など、日頃の練習の成果を発揮しました。
県大会も頑張ってください!

中学陸上競技部の部員

【中高】来週から教育実習が始まります

来週の月曜日(5月24日)から、令和3年度の教育実習が始まります。中高合わせて13名が実習を行います。今日は、その事前研修がありました。

実習生の内訳は、中学校が2名(理科2名)、高校が11名(数学2名、物理1名、生物3名、保健体育1名、英語3名、養護1名)です。

実習期間は、2週間、3週間の他、4週間(養護)があります。

皆さんの先輩ですので、大学のことや研究について、いろいろ教えてもらいましょう。
いい機会だと思います。

【中高】いじめ・教育相談アンケート結果(5月)

5月6日に実施した中高の全生徒を対象に実施した「いじめ・教育相談アンケート」の集計結果について、個人情報に配慮した形で公表いたします。

いじめは、「いじめ防止対策推進法」の施行に伴い、以下のとおり定義されています。
当該児童生徒と一定の人的関係のある他の児童生徒が行う心理的又は物理的な影響を与える行為(インターネットを通じて行われるものも含む。)であって、当該行為の対象となった児童生徒が心身の苦痛を感じているもの。」(いじめ防止対策推進法より)

いじめは、いつ、どこでも、だれにでも起こりうるものです。本アンケートは、いじめの件数をゼロにすることを目的としているのではなく、いじめの早期発見、早期対応を可能にし、生徒一人一人を理解するための一つの手段として、毎月1回実施しています。

また、アンケートだけでなく、年度当初には「教育相談週間」があります。高校生は4/12から4/30中学生は5/31から6/18にかけて、生徒一人一人と面談を行います。さらに、中学生は「生活ノート」で、毎日、担任とのやりとりを行っており、高校生は、各担任と随時、面談を行っています。様々な機会をとらえて、生徒の理解に努めるとともに、いじめの早期発見、早期対応を心がけています。

R3.5.6 いじめ・教育相談アンケート結果(中学).pdf
R3.5.6 いじめ・教育相談アンケート結果(高校).pdf
R3.5.6 いじめ・教育相談アンケート・自由記述.pdf

今回は、「いじめてしまった」「いじめられた」「友達がいじめられていると感じた」と回答した生徒が、中1と中3でいましたので、本人や関係者などから話を聞くなど対応をしています。スクールカウンセラーや教員等との面談の希望がある場合には、即座に対応しています。また、ご家庭で、お子さんのことで心配なことがあれば、担任等にまず、ご相談ください。

【中高】保健委員のお昼の校内放送

5月18日(火)12:20、中学2年3組の阿部希美さん(保健委員会)によって、「新型コロナ感染症拡大防止を呼び掛ける校内放送」が始まりました。

阿部さんが、まず率先して校内放送に取り組んでくれました。
順番に他の委員も協力してくれるそうです。変異種が猛威を振るう状況ですので、
こうした呼びかけは重要です。よろしくお願いします。

【中2】数学の授業見学(柾木先生)

5月18日(火)2限目、中学2年1組の「数学」の授業(柾木先生)を見学しました。
一人一台のパソコンを活用して授業を行っていました。

今日の授業は、第2章「連立方程式」の導入の部分から始まりました。大日本図書の教科書「数学の世界」では、教科書の内容とWEBコンテンツが連動しているページがあります。

(大日本図書のHPにあるWEBコンテンツ)

柾木先生の授業では、「25人で3人組と2人組をつくるとき、それぞれの班の数の組み合わせは、どんな場合が考えられるか」という設問に対して、大日本図書のHPのWEBコンテンツを活用していました。

教科書のページ


WEBコンテンツ


確かに、「班のつくり方を考える」上で、設問の意味を具体的にイメージしやすい、というメリットはあると思いました。以前は「おはじき」のような道具を使って考えたりすることもあったそうですが、WEBコンテンツの方がスマートでわかりやすく、導入のツールとしては、十分使えそうです。



WEBコンテンツを使った授業展開は正味10分くらいで、その後の連立方程式の解を求めることにもスムーズにつながっていました。生徒たちは、それほど特別なものとしてでなく、便利なツール(動く教科書)として、普通に使っている、といった感じでした。



連立方程式の解は一組とは限らないので、連立方程式の解を見つける問題では、席が隣の生徒と確認し合ったりしていました。


今日のめあて(2つの文字x、yを含む等式について考えよう)」が示され、WEBコンテンツを効果的に活用しながら、教科書の問題を解いてみるなど、見通しの良い授業が展開されていました。
そのため、生徒たちは自分たちがどこに向かっているのかを理解できており、集中力が途切れることなく、授業はテンポよく進んでいました。

最後は、今日の振り返りを記入して、今日の授業は終わりです。


(振り返りの一例です。一人一人、自分の言葉で書かれています。)


【高2】高校生外交官プログラム参加決定!

高校2年2組の篠原彩絢(しのはら さあや)さんが、AIG高校生外交官プログラムに参加することが決定しました。



AIG高校生外交官(AIG  High School Diplomats)プログラム」は、アメリカのAIG(American International Group)傘下の日本の保険会社「AIG損害保険」が、国際社会のリーダーとして活躍できる人材を育成するため、1987年から支援しています。30年以上の歴史があり、日米の高校生の異文化交流を促進する10日間のプログラムです。参加費用は無料です。

高校生外交官として、「国を代表する」「相手国を学ぶ」「真の友情を築く」という「使命」(Mission) の達成を目指します。

高校生外交官には、「渡米プログラム」(40名:日本の高校生が高校生外交官として渡米する)と「日本プログラム」(20名:来日したアメリカの高校生を高校生外交官として受け入れる)とがあり、篠原さんは、昨年12月に「日本プログラム」に応募しました。


(AIG高校生外交官プログラムHPより)

Q1:なぜ、「日本プログラム」に応募したのですか?
→「小学校の頃からソロバンを習っており、附属中でも、茶道、華道を体験しました。高校では剣道部に入部しました。こうした日本文化の素晴らしさを伝えたいと思い、日本プログラムに応募しました。」

Q2:何人くらいの応募があったんですか?
→「昨年度は、2つのプログラム合わせて800~900人の応募があったと聞いています。そこから60人が選ばれるので、倍率としては10倍以上あったと思います。」

Q3:どのように選抜されたのですか?
→「一次試験と二次試験があり、一次試験は書類審査でした。このプログラムで、チャレンジしたいこと、日本の代表として伝えたい日本の魅力とそれをどのように伝えたいか、これまでで自分が最も成長した経験、高校生外交官に選抜された場合、どのように貢献できるか、などについて答えました。半分あきらめていたので、一次審査に通ったときは、びっくりしました。」

Q4:2つのプログラムは、コロナ禍の中、実施できるのですか?
→「二次試験の合格発表が4月30日にメールでありましたが、その際、国内外の感染症の状況を踏まえ、2021年7月に予定していたAIG高校生外交官渡米プログラム、同日本プログラムは中止とする連絡がありました。その代わりに、今年度は、両プログラムの参加者60名による「2021年度特別プログラム」が実施されることになりました。」

Q5:それはどんな内容ですか?
→「日本の高校生だけで実施されるプログラムです。そのオリエンテーション資料が届きましたが、まず、5月22日(土)に、「プレ・オリエンテーション」がオンラインで始まります。そのための宿題が配信されました。」

Q6:将来はどんなことをやってみたいですか?
→「検察官や国際弁護士などに興味があります。被害者の人権を守る仕事に関わりたいと思っています。」

*夢は大きく広がっていますね。篠原さんの素晴らしいチャレンジを心から応援しています。

【緊急情報】令和3年5月15日以降の教育活動について


5月15日(土)以降についても、本県における警戒度レベルを引き続き、県版ステージ2.5「厳重警戒」とすることに加え、特に、県境をまたぐ不要不急の移動は避け県内の移動や外出についても慎重に判断することが、県民に対する協力要請として出されました。県立高校の教育活動については、以下のような方針が示されましたので、ご理解とご協力をお願いいたします。

〇引き続き感染防止対策を徹底しながら、教育活動(部活動を含む)を実施する。
〇特に、部活動に付随する場面(飲食、更衣等)での感染防止対策を徹底する。
〇ただし、県境をまたぐ不要不急の往来は不可とする。


さらに、部活動については、感染力の強い変異株の拡大により、3密ではない状況でもクラスターが発生している事案なども確認されていることから、県教育委員会スポーツ振興課より、本人はもとより同居する家族や身近な知人に発熱や感染が疑われる場合等は、競技会等に参加しないことを徹底することに加え、学校に対して、以下の点に留意するよう通知がありました。

1 競技会等に参加する者自身による日常的な検温や体調管理などの健康観察の励行を強化し、発熱等の症状のある生徒等は活動への参加を控えるよう周知徹底を図る。
2 活動終了後に、車座になって飲み物を飲みながらの会話や、食事の際に感染が広がることを防ぐため、活動前後での集団での飲食は控えるとともに、人との接触を避ける観点から、終了後はすみやかな帰宅を促す。
3 更衣室、ロッカールーム等の共用エリアを使用する場合には、短時間の利用とし、一斉に利用することは避け、時間差利用、身体的距離の確保、会話の制限を行う
4 競技会等に参加する者が感染した場合に感染の拡大を防ぐため、連絡体制や対応手順を主催者側が示しているガイドライン等で再確認する。

身近な風景 ~アズマヒキガエルの幼体の上陸作戦

5月16日(日)13時、佐野市の梅林公園奥のため池で、アズマヒキガエルの幼体の上陸作戦が始まっていました。

この池では、昨年、初めてアズマヒキガエルの幼生を確認しました。今年も幼生を確認していましたが、今日の13時頃、池に行ってみると、変態が終わった子ガエルたちが、上陸を始めていました。

黒っぽくみえるのは、すべて子ガエルです。


膨大な数です。数えようとは思いませんでしたが、池全体では数万匹は下らないでしょう。その一匹一匹が、陸を目指して歩いています。今日は小雨が降っていましたので、上陸のタイミングとしては理想的なのかもしれません。よく見ると、まだ尻尾が吸収されていない個体も上陸しています。




一匹の体長は1センチ以下です。

https://youtu.be/VthU1gpLpVY


気が付くと、足元にもたくさんいました。靴の上にも這い上がっていました。


岸の近くには、池のコイが数匹集まっており、変態途中の幼生を食べようとしているようです。水中にはコイ、陸上にも子ガエルを餌とする生物がたくさん待ち受けています。また、地面の乾燥も命とりです。地面に貼りつき、そのまま干からびてしまいます。これらの子ガエルのうち、何匹が成体になって、池に戻ってこれるでしょうか

【中学】佐野市中学校春季体育大会③バスケットボール

5月15日(土)佐野市中学校春季体育大会2日目、各競技の見学・応援を行いました。
男子バスケットボール部は、決勝に進出、初の準優勝を収め、県大会への出場を決めました。おめでとうございます!

14日(金)の第一試合は、西中と対戦し、68対28で勝利しました。
15日(土)の準決勝は、城東中と対戦し、68対54で勝利し、決勝へ駒を進めました。






決勝戦は、北中と対戦し、41対64で敗れましたが、堂々の準優勝を成し遂げました。


【中学】佐野市中学校春季体育大会②卓球

5月15日(土)佐野市中学校春季体育大会2日目、各競技の見学・応援を行いました。
卓球部は、個人戦で岩上統司君が優勝し、上岡諒吾君と野部辰郎君がベスト8に進出しました。この3名は県大会に出場します。おめでとうございます!

岩上君


上岡君


野部君

【中学】佐野市中学校春季体育大会①サッカー

5月15日(土)佐野市中学校春季体育大会2日目、各競技の見学・応援を行いました。佐附中の校長はサッカーの専門部会長であるため、基本はサッカーの会場に詰めていましたが、試合の合間を縫って他競技の試合の見学・応援に行きました。(応援に行けなかった競技の選手の皆さん、ごめんなさい)
サッカーは、佐野高校附属中と佐野日大中等教育学校の合同チームで参加し、見事、初優勝を成し遂げ、初の県大会出場を果たしました。 おめでとうございます!

14日(金)1日目は、あそ野学園に3-0で勝利しました。
15日(土)2日目の準決勝は、城東中に2-0で競り勝ちました。対戦することを想定した練習をしたおかげで、守りつつ攻める、作戦が功を奏しました。








決勝戦は、田沼東中に1-0で勝ちました。



前半にとった1点を守り切り、優勝しました。3試合ともディフェンスが良く頑張り、0点に抑えました。また、附属中と佐日中等とのチームワークも抜群で、一体感がありました。それが一番の勝因だったかもしれません。


合同チーム中の佐附中のメンバーです。満面の笑みがこぼれました。

【高1】古典の授業見学(松浦先生)

5月13日(木)3限目、高校1年1組の「古典」の授業(松浦先生)を見学しました。
松浦先生の授業見学は今年度2度目ですが、ふらっと通りかかったときに、なんか面白そうなことをやっていそうな雰囲気を感じましたので、授業の一部を見学しました。

生徒たちは、立って何かを読んでいます。

中間テストが近づいているので、これまでの復習の要素があるそうですが、単元は、宇治拾遺物語の「児(ちご)のそら寝」と「検非違使忠明(けびいしただあきら)のこと」でした。
松浦先生は、本文を朗読することを重視しているようです。朗読の仕方には、いくつかのパターンがありました。

まずは、ペアになっている生徒同士で、お互いの朗読を聞き合います。


次に、一文または文章の区切りで、読み手がリレーしていき、全員で2つの物語を朗読します。


最後のパターンは、まず全員が立って朗読し、終わったら着席する、というものです。

これらの朗読を聞いていて、不思議に思ったことがありました。
個人的には、朗読すること自体、生徒はそんなに興味あるのかな、という思い込みが正直ありました。しかし、見てると、生徒はかなり本気で読んでいて、やらされて仕方なく読んでいる、という感じではありません。また、以前に、中1の詩の授業を見学した際、朗読することが詩の内容を理解する上でも、重要な意味を持っていたことを思い出しました。

そこまで考えて、生徒たちは、物語の意味や作者の思いを知ることで、それを伝えるにはどんな読み方をすればいいのか、ということまで意識しながら、読んでいたのではないかと思いました。だとすれば、それだけ深い理解に達していることになります。

それによって、生徒が朗読するという行為自体も、「主体的で対話的な深い学び」につながっていく可能性があります。朗読も作者との対話、という部分があるのかもしれません。非常に素晴らしい取り組みだと思います。

次に、「児のそら寝」の文章の中から、動詞を抜き出す作業を行いました。


自分で選んだ「動詞」をペアで確認し合います。


続いて、指名されたペアが黒板に書き込みます。


最後は、松浦先生が間違いやすいポイントを解説しました。


こうした一連の作業にも、授業者の意図や生徒のチャレンジ精神が感じられました。

【高1】数学ⅠAの授業見学(松井先生)

5月13日(木)3限目、高校1年2組の「数学ⅠA」の授業(松井先生)を見学しました。

今日は、「2次関数とグラフ」の1時間目でした。授業には必ず予習をしてくることになっており、全員が予習をしていました。隣に座っている生徒同士がペアになっており、じゃんけんで勝った方が、自分が予習してきた内容を相手に説明します。まずは、「関数とは何か」を説明していました。







生徒の説明の後、授業の要点を黒板に整理しています。


ノートを見せてもらうと、左側が予習で、右側が授業で習ったこと、というように分けて書いている生徒もいました。それぞれ工夫しているようです。


分かりにくいところや問題の解き方の説明を受け、生徒はさらに教科書の問題を解き、ペアの生徒どうしで、解説します。



このように、ペアワークをうまく使っており、予習したことを他人に説明することで、理解を確かなものとし、わからないところがあったら、ペアの相手から教わって納得することが出来ます。先生に聞いている生徒もいました。生徒は受け身ではなく、自分たちで理解を深めていました。授業に重苦しい雰囲気はなく、学ぶ楽しさがありました。なお、授業は1クラス2分割で、少人数で行われています。

【中高】吹奏楽部、下野新聞の取材!

5月12日(水)昼休み、下野新聞佐野支局の記者による中高「吹奏楽部」の取材がありました。

5月3日に行われた第13回吹奏楽部定期演奏会動画配信について、紹介していただけるそうです。

取材を受けたのは、高校「吹奏楽部」部長の川上陽菜乃さん、「定期演奏会」総括の五十嵐羽音さん、小林桃寧さん、そして、中学「吹奏楽部」部長の恩田小春さんの4名です。

部長の川上さんが代表して、今回の定期演奏会について
限られた練習時間の中で、中高の部員が心を一つにし、精一杯、演奏をすることができました。本校のホームページからユーチューブの動画を見ることができますので、ぜひ演奏を楽しんでください。」と答えていました。



新聞への掲載がいつになるかは未定ですが、楽しみに待つことにしましょう。

【中3】シンカゼミ・課題研究プレゼンテーション

5月11日(火)6,7限目、中学3年生の「総合的な学習の時間」で、シンカゼミの課題研究プレゼンテーションを行いました。

中3のシンカゼミは、「環境・郷土」「伝統文化・国際理解」「職業・産業・福祉」の3領域に分かれて、2~4名の研究班を作ります。

各班は、研究課題を定め、研究を進めていきますが、今日と来週で、各班の研究テーマと研究課題を設定した理由を担当の先生にプレゼンを行います。

担当の先生は、研究の内容や切り口などについて、鋭いツッコミを入れることで、生徒たちは研究課題を明確にしたり、研究課題を修正したりします。各班10分間の持ち時間をフルに使って、研究課題のブラッシュアップが行われました。

アドバイスする先生は、中学3年担任の栗原先生、星野先生に加えて、高校から、中條先生、高久先生、大嶋先生、そして校長も参加しました。

プレゼンが終わった班は、研究課題を整理、明確化した上で、今後の研究計画を立て、探究活動を開始します。

































【中2】県ジュニアゴルフ選手権、優勝!

5月5日(祝)、那須塩原市にある「塩原カントリークラブ」で、第29回県ジュニアゴルフ選手権大会が開催されました。中学2年1組の二渡行夏(ふたわたり あんな)さんが、中学1,2年生女子の部優勝しました。おめでとうございます。

二渡さんは、小学5年生の時、ゴルフをやっている祖父に連れられ、ゴルフ場にいったことがきっかけで、ゴルフを始めたそうです。その後、小学6年生から、太田市文化スポーツ振興財団の「おおたスポーツアカデミー」に入学し、本格的にゴルフを始めました。アカデミーのゴルフ部には、普及クラスと選抜クラスがありますが、二渡さんはテストに合格し、プロゴルファーになることを目指した選抜クラスに入って練習をしています。現在、普及クラスは30~40名、選抜クラスは11名が在籍しています。

選抜クラスの練習は、週1回(毎週土曜日)ですが、個人でも週3日、近くの「ゴルフ練習場」で練習をしています。選抜クラスでは、練習でのスコアや練習ノートの内容などによって、月1回ランキングが発表され、その順位によって練習場でボールを打つ場所が変わってくるそうです。そういったライバルたちの中で、力を付けてきました。

また、中1から「県の強化選手」に指定されており、月1回、宇都宮市内のゴルフ場で練習しています。

今回の県ジュニア選手権では、アプローチが良かったのが勝因だったそうです。
「(優勝できて)うれしいです。難しいグリーンでしたが、56度(のクラブ)で二つのチップインがありました。今年は、知事杯ジュニアの部で優勝したいです。」
と、優勝のインタビューで答えていました。

(塩原カントリークラブのHPより)



次の目標は、6月上旬の「関東ジュニア県予選会」を勝って、関東大会に出場することだそうですので、頑張ってください。応援しています。

【中3】理科の授業見学(中村先生)

5月10日(月)5限目、中学3年1組理科の授業(中村先生)を見学しました。
体細胞分裂に関する内容でした。

この時間は、先週の金曜日に観察した体細胞分裂のスケッチをもとに、各班で分裂がどういう順番で起こるかを予想し、代表の班が発表しました。






中村先生は、班でまとめた模式図をタブレットで写真に撮っています。




今日は、2つの班が発表しました。



それぞれ、体細胞分裂の順番について、説得力のある説明をしていました。


その後、中村先生によって、詳しい補足説明がありました。




最後に、プリントの模式図で確認しました。


今日の授業の良い点は、各個人の観察の結果を班のメンバーで共有することで、静止画像である分裂像を「動きのある分裂像」としてイメージし、それを図示し説明できるまで、理解しようとしていた点でした。発表してくれた代表班の説明が説得力があったのは、分裂のイメージができていたからだと思います。
また、発表にタブレットやモニターが効果的に使われていました。

「日本両棲類研究所」の篠崎尚史先生

5月5日(祝)、日光市の中禅寺湖畔にある「日本両棲類研究所」を訪問し、所長である篠崎尚史(しのざき なおし)先生にお会いしました。篠崎先生には、5月14日(金)に行われる本校の「創立記念講演会」の講師をお願いしています。

篠崎先生は、「日本両棲類研究所」の所長という肩書だけでなく、国連の世界保健機関(WHO)移植課の専門家諮問委員会で議長を務めた唯一の日本人でもあります。
また、角膜移植に関する研究や、日本でのアイバンク制度の確立などに尽力したことで、今年の4月下旬に、アジア角膜学会の「アジアアイバンク協会賞」を日本人初で受賞されました。
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/449222

篠崎先生は、私が知る限り、我が国で最も「国際人として活躍されている真のリーダー」です。今回の「アジアアイバンク協会賞」受賞で注目されている中、本校の創立記念講演会でお話iいただけることを本当に楽しみにしています。


ところで、両生類と角膜移植がどう関係しているのか、また、私と篠崎先生との出会いについて、お話したいと思います。

日光の中禅寺湖畔にある「日本両棲類研究所」は、1970年に篠崎先生のお父様で医師の篠崎尚次さんが、個人の研究所として開設しました。三角屋根が目印のおしゃれな建物で、当時の小中学生の修学旅行では大人気のスポットでした。生徒の皆さんのお父さんやお母さんは、行ったことがあるかもしれませんね。

そこでは、日本中のサンショウウオオオサンショウウオが、研究のために飼育されていました。
篠崎尚史先生は、両生類について研究するために、アメリカに留学し、ケンタッキー大学理学部の生物学科と物理学科を1983年に卒業しました。卒業後は、お父様と2人で「日本両棲類研究所」で、両生類の飼育やお客さんへの説明の傍ら、イモリの眼のレンズの再生のメカニズムなどの研究を行っていました。イモリは、眼のレンズや肢、顎、脳など、再生することが知られています。ここで、両生類と角膜移植の接点があったのです。また、サンショウウオ類を中心とする日光地域の両生爬虫類の分布に関する調査も行っていました。

当時の日本両棲類研究所で飼育されていた「オオサンショウウオ」と篠崎先生。(別冊宝島「研究する人生」より)

ここで、突然ですが私の話になります。
1985年、私は大学を卒業しましたが、教員採用試験は不合格だったので、1年間、生物の非常勤講師をしていました。この年、NHKでタモリが司会を務める「ウォッチング」という番組の放送が開始されました。NHKでタモリといえば、ブラタモリが有名ですが、35年前の「ウォッチング」が最初でした。毎回、生物分野の専門家をゲストとして招き、専門家が研究している動物などのテーマをトークやVTRを交えながら紹介する番組で、1985年4月から1989年3月まで、5年間続いた人気番組でした。

(NHKアーカイブスより)

そこに、篠崎尚史先生がゲストとして登場したのです。これが篠崎先生との最初の出会いでした。(もちろん、テレビで見ただけですので、本当に会ったわけではありません。)
NHKアーカイブスで検察してみたら、1985年9月25日に「渓流のエンターテイナー サンショウウオ」と、1986年1月28日に「渓流のジョーズ・オオサンショウウオ」の2回の放送で、篠崎先生がゲストとして登場しています。その時の篠崎先生の印象は、とにかく話が面白く飽きさせないサービス精神が旺盛でこんな面白い人が世の中にいるのか、と思いました。日本両棲類研究所でも、修学旅行の小中学生に大人気だったそうです。

篠崎先生35歳(1990年頃)の写真です。(別冊宝島「研究する人生」より)

そんな中、1991年に、別冊宝島「研究する人生」が出版されました。その中で、篠崎先生を「秋篠宮の友人にして修学旅行の小学生の案内係、ウーパールーパーのTシャツを売りながら生命の神秘に挑む、親子研究者の大いなる自由の日々!」と紹介されていました。これが、篠崎先生との2度目の出会いでした。めちゃくちゃ凄いお方だったのだ、と思い知らされました。

(別冊宝島「研究する人生」。今回、訪問した際、この本のことを話題にしたところ、まだ何冊かあるから、といただきました。)

そして、3度目の出会いがやってきました。栃木県の「レッドデータブック」の前身にあたる「栃木県自然環境基礎調査」の調査員に、篠崎先生とともに県から任命され、1994年から2000年にかけて、一緒に県内の両生爬虫類の分布調査をすることになったのです。とうとう本物に出会いました。


しかし残念ながら、その頃、篠崎先生は眼の再生医療に関して、大学との協働研究が超多忙となり、研究に専念するため、1994年に「日本両棲類研究所」を閉鎖し、研究の拠点を東京に移すこととなりました。そのため、栃木県自然環境基礎調査の調査員としてお目にかかれたのは、おそらく数回しかありませんでした。しかし、あの「ウォッチング」の篠崎先生に会うことができ、短い時間ではありましたが、一緒に仕事が出来たことは、深く私の心に刻まれました。

その後、篠崎先生とお会いすることはなく、20年以上経ちました。その間、角膜の移植など、医療の分野でご活躍されているということを風の便りにしか、耳にすることはできませんでした。私にとっての空白の20数年間については、今回の講演会で明らかになるかもしれません。

そして、今から3年前の2018年5月、私がトウキョウサンショウウオの産卵状況の調査をしていたところ、携帯に一本の電話がありました。宇都宮大学農学部の飯郷先生からで、今、篠崎尚史先生と一緒におり、これから会えないかという内容でした。大平町のブドウ団地にある「かかしの郷」の駐車場で待ち合わせをしていると、篠崎先生と数名のスタッフが現れました。これが、篠崎先生との4度目の出会いでした。

その時は、日光の「日本両棲類研究所」をリニューアルして復活させるプロジェクトを進めている、というお話をお聞きしました。こうして、止まっていた歯車が少しずつ、動き出すような感覚を覚えました。

https://smart.shimotsuke.co.jp/articles/-/208076

2021年5月5日、講演会の打ち合わせのため「日本両棲類研究所」を訪問しました。篠崎先生とは5度目の出会いになります。

30年以上前に撮られた写真と同じ「オオサンショウウオ」がいました。研究所が閉鎖している間は岡山県内の大学で飼育されていましたが、リニューアルを機に里帰りしていました。推定年齢70歳、体長1.3mということです。当時より、二回りくらい大きくなったような気がします。

研究所内には、我が国に生息するほぼすべてのサンショウウオ類や各県のイモリが飼育されています。両生類好きにはたまらない展示です。




このように、一時期遠ざかっていた、もともとやりたかった両生類の飼育や研究に、やっと戻ってきた、ということなのかもしれません。

14日の講演会では、長い間、私が知ることもなかった篠崎先生の国際舞台でのご活躍などについても、お伺いできることをとても楽しみにしています。
よろしくお願いいたします。

日本両棲類研究所で買ったオオサンショウウオです。ビロードのような手触りがたまりません。校長室の机の上にいます。

郷土博物館訪問 ~企画展「朝日森天満宮」

ゴールデンウィーク中の4月29日(祝)、佐野市郷土博物館を訪問しました。
第73回企画展「朝日森天満宮~日光例幣使街道参拝の神社」(4月24日から6月20日)が開催されていました。茂木館長が案内してくださいました。

茂木館長は、4月から下野新聞に、田中正造に関する連載記事(12回程度)を寄稿しています。また、5月25日には、本校の中学1年生に「田中正造」に関する講話をしていただく予定です。(茂木館長は、かつて佐野高校で教鞭をとられたことがあり、同僚でした。)


さて、佐野市郷土博物館の企画展「朝日森天満宮」ですが、佐野高校の西隣にある学問の神様「天神様」菅原道真公を祀った神社です。はじめは唐沢山城の守り神として、唐沢山の山麓にありましたが、1602年の佐野城築城に伴って、現在の天神町に移されました。



天神町に移された頃の朝日森天満宮。神社の右側に広がる荒野に、後に「佐野高校」が建てられました。

「天神様」の名で親しまれる菅原道真公は、平安時代前期を代表する学者・政治家でした。しかし、讒言(ざんげん:事実をまげ、いつわって人を悪く言うこと)により、大宰府に流され、903年に亡くなると、落雷などの天災が続きました。そのため、怨霊神(おんりょうしん:祟り神)として恐れ崇められるようになり、947年に京都・北野天満宮が創建されました。歴代天皇や藤原氏による熱心な崇拝は、やがて「王城鎮守の神」となっていきました。朝日森天満宮は、1023年創建と伝わっています。(以上、企画展のパンフレットから抜粋して引用)

「朝日森天満宮」には、様々な時代の天神像(菅原道真公の像)が残されており、この企画展ではそれらが展示されています。


例えば、室町時代に描かれた「天神像」は、目をむき、歯を噛みしめる怒りの表情で、「城の守り神」として描かれています。


それが、平和な時代になると信仰が変わってきます。江戸時代では、穏やかな表情の文人として描かれています。まさに、「学問の神」になっていきました。


大正時代


昭和時代


このような、時代による「天神像」の変化を見ることが出来るのが、この企画展の見どころの一つでもあります。


企画展は6月20日まで開催しています。ぜひ、見学してみてください。
(なお、展示物の写真の本HPへの掲載については、許可を得ています。)


ちなみに、佐野高校の「旭城精神」の「」は「朝日森天満宮」からきており(かつては、旭森天満宮と呼ばれていたそうです)、学問の殿堂を表しています。また、「」は、佐野城のあった「城山公園」からきており、武芸や運動の殿堂を表しています。つまり、佐野高校は、西の「朝日森(森)天満宮」と東の「山公園」という文武の殿堂に囲まれた学び舎であり、「旭城精神」は文武両道の精神を表しています。

【中1】理科の授業見学(神戸先生)

5月6日(木)5,6限目、中学1年2組理科の授業(神戸先生)を見学しました。
顕微鏡を使った「水中の微生物の観察」でした。

https://youtu.be/2sQhg69S5O0

今日は、神戸先生が採ってきた「小学校の池の水」そして、2年生の松葉君が、家で培養している「ボルボックスの入った水」と庭の池の水」、を持ってきてくれました。

左から、「小学校の池の水」、「ボルボックスの入った水」、「庭の池の水」です。
「ボルボックスの入った水」を拡大してみると、小さな粒状のボルボックスが見えます。たくさんのボルボックスを培養している松葉君のお陰で、普段はなかなか見ることが出来ないボルボックスを観察することが出来ました。(ありがとう!松葉君)


生徒たちは、それぞれの水をスライドグラスに1滴垂らし、カバーガラスをかけて観察します。

一滴の水の中でうごめく微生物たちの姿に、みんな夢中でした。

こんな生き物もいました

ダニのような生物です。
https://youtu.be/cBuePn_FExU


センチュウのようです。
https://youtu.be/_pp8s8mY80A

次に、見つけた微生物のスケッチをしました。












皆さん、それぞれ、微生物の特徴をよく捉えてスケッチしていますね。
それにしても、一滴の水の中に、これだけの数の微生物がいるのにはびっくりです。

【高校】サッカー部の練習見学

5月3日(月)午前中、高校サッカー部の練習を見学しました。サッカー部は、現在、佐野小学校の校庭を借りて、練習をしています。3年生7名、2年生5名、1年生8名、及びマネージャー4名の計24名で活動しています。

サッカー部は、以前は秋山川の河川敷を練習場所としていましたが、2019年の台風の被害で河川敷まで浸水し、使用できなくなりました。そのため、練習できる場所を探していたところ、佐野小学校のご厚意で校庭を貸していただけることになりました。それ以来、サッカー部はここを使って、月、水、金、土の週4日間、16:30から18:30まで練習をしています。また、附属中の特設活動であるサッカー(佐附中FC)もこの場所で、高校生と一緒に練習をしています。

サッカーゴールの奥の建物は、隣接する佐野東高校です。暗くなったときは、ライトも点灯していただけます。


ボールや練習器具などは、佐野小学校の器具庫の中に保管させてもらっています。

今日は、午前中9時から12時まで練習です。附属中の生徒は、今日は試合があるため、いませんでした。顧問の茂木先生、中條先生、清水先生に加え、OBの先輩1名が指導に参加していました。

これは、「5対2」というトレーニングメニューを行っているところです。


今度は「シュート練習」です。


今年度入部した初心者は、別メニューで練習しています。

4月29日に関東大会の予選があり、石橋高校と対戦しましたが、0-7で敗退しました。まずは1勝を目標に練習しています。

部長の後藤秋浜君に意気込みを語ってもらいました。
「私たちサッカー部は「チームへの貢献」をモットーに日々練習しています。部員全員が一つの勝利に向かい、全力でサッカーに打ち込むことが出来る部活動です。主な練習場所は佐野小学校で、週4回練習しています。練習メニューは、自分たちに何が足りないかを分析し、選手自ら決め、主体的に活動しています。年間を通して勝ちは少ないですが、勝った時の喜びや達成感を見出し、試合に挑んでいます。先生方を始め、保護者の皆様、そして年々増えている佐附中のFCの後輩たち、練習に訪れ私たちに喝を入れてくださるOBの皆さんのおかげで、練習ができていることに感謝を忘れず精進していきますので、今後とも応援よろしくお願いします。」

【高校】ボート部~県高校総体

5月2日(日)渡良瀬川で、県高校総体のボートの大会が開催されました。
荒天が予想されたため、早めのスタートとなりました。

今日の大会に出場した選手と種目は以下の通りです。

男子シングルスカル:内田絃心(3年)


女子シングルスカル:鈴木愛理(2年)


男子ダブルスカル:青木瑛久、磯貝虎生(2年)


女子ダブルスカル:A 堀越紅羽、藤倉望妃(2年)、 B 白井美咲(3年)、藤倉麻妃(2年)




女子クォドルプル:岡部華林、松浦はるか、船渡川優衣、生熊里沙、川田有紗(3年)


閉会式


*真夏のような雲が湧き上がる中での大会でした。この大会は、県どまりで上にはつながりませんので、今月下旬のインターハイ予選が本番です。頑張ってください。

PS:現在、ボート部は強化合宿中です(5月1日~3日)。部長の船渡川優衣さんから、今日の大会を終えてのメッセージが届きましたので紹介します。

「応援ありがとうございました。今日は最近のレースで最も良いレースにすることができました。昨日の練習で、佐高のOBの方からいただいたアドバイスを参考に、クルー全員でレースプランを考えました。まだまだ伸びしろがあるので、たくさん練習をして、次の大会で今までで1番良い結果を残せるよう頑張ります。」

*良いレースができて良かったです。応援しています。明日の合宿最終日も頑張ってください!

【中3】荒川さんインタビュー!

4月28日(水)と30日(金)の昼休み、中学3年1組の荒川芽萌里(あらかわ めもり)さんに校長室に来てもらい、インタビューを行いました。

荒川さんは、4月13日の下野新聞で「物語創作、手作り冊子に」と紹介されました。自作の物語を手作りの冊子にまとめました。「物語は、生まれつき光る力が弱いホタル「ピコラン」が主人公。ホタルの小学校に入学した後、光が弱いため周囲から笑いものにされ、傷ついたピコランが、父やクラスメートとのやりとりを通じて「他人の良い部分を見つける大切さ」に気づいていくー。」という内容です。(以上、下野新聞の記事より引用)
http://153.127.209.180/ooruri/sano/nc2/index.php?key=joh7b7iyu-1552#_1552



荒川さんは、1作目「ピコラン ~1ぴきのホタルの物語~」、2作目「ピコラン2 ~転校生(上)~」を書き上げました。2つの物語を読んでみると、内容が素晴らしいだけでなく、「ピコラン」シリーズを貫く独特な世界観に魅かれました。荒川さんが物語を創作するきっかけともなった、金子みすゞの「わたしと小鳥と鈴と」の中の「みんなちがってみんないい」という一節が、どのページからも聞こえてくるような気がしました。


「ピコラン」のプロローグ

そこで、もう少し詳しくお話を聞かせてもらおうと思い、インタビューを行いました。

Q1:なぜ、ホタルを主人公とする物語を作ろうと思ったのですか?
→「小学2年生の時に、絵を見て考えよう、という授業がありました。その時の絵がホタルのように見えたことから、そのホタルを主人公とする、お話を思いつきました。今回の物語とは別のお話ですが、そこが出発点でした。」

Q2:主人公の「ピコラン」という名前には、なにか意味があるんですか?
→「小学2年生の時に思いついた名前です。なぜ、ピコランにしたのかは、覚えていません。」

Q3:今回の「ピコラン」の物語は、どのように生まれたのですか?
「小学6年生の時、金子みすゞの「わたしと小鳥と鈴と」に出会い、「みんなちがってみんないい」という一節に強く惹かれました。そして、小学2年生の時に思いついた「ピコラン」を主人公とし、みんなちがってみんないい、ことを伝える物語を作りたいと思いました。」

Q4:「ピコラン」の裏表紙にある自己紹介で、「子ども劇団」を立ち上げたとありますが、どんな活動をしているのですか?
→「中1の時に知り合いに声をかけて「子ども劇団Memo」を作りました。10人以上参加してくれました。自分が脚本を書き、月1回くらい集まって練習しました。2019年には、小山市内のホールで、TBC学院の方にも協力していただき本格的にステージ発表しました。2020年は、新型コロナの影響で活動できませんでした。」

Q5:将来の夢は何ですか?
→「小学2年生の時から、小説家になりたいと思っていました。それは今でも変わりませんが、子ども劇団などの体験を通して、小説家だけでなく、「物語」に関わる仕事をしたいと思うようになりました。例えば、本の編集者や声優、アニメなどにも興味があります。」

Q6:次回作の予定はあるのですか?
→「2作目のタイトルが、「ピコラン2~転校生(上)」なので、「転校生(下)」を7月か8月には出す予定です。さらに、「ピコラン3~お父さんの秘密」を今年度中に出したいと思っています。ファンタジーや冒険の物語が好きなので、そういった要素を出していきたいと思います。」

Q7:どんな時に物語を書いているんですか?
→「私はラグビー部に所属していますので、放課後は火曜日から土曜日は部活の練習があります。学校には小山から電車で登校していますので、電車に乗っている時に思いついたことをメモしておき、時間ができた時に、家で物語を書いています。」

Q8:下野新聞で紹介されたことで反響はありましたか?
→「多くの方からぜひ読んでみたい、というお話がありました。新聞の力は大きいと思いました。」

Q9:「ピコラン」シリーズは子供向けの絵本としても面白いのではないかと思いましたが、絵は描かないのですか?
→「絵はあまり得意ではないのですが、絵を描いてくれる人が見つかれば、いっしょに作品を作っていきたいと思っています。」

*昼休みにインタビューに答えてくれました。小説だけでなく、いろいろなことにチャレンジしていることがわかりました。今後も応援していきたいと思います。次回作も楽しみにしています。その時は「校長室便り」でも紹介したいと思います。

*もし、作品を読んでみたいという方は、新聞紙上に掲載されていた問い合わせ先(rumi.arakawa17@gmail.com)まで連絡してみてください。校長室にもあります。
*1冊300円で販売していますが、経費を除いた収益は、難病の治療の研究等に取り組んでいる団体に寄付したいということでした。

【高2】現代文の授業見学(武田先生)

4月21日(水)・28日(水)の2限目、高校2年2組の「現代文」の授業(武田先生)を見学しました。今回は、清岡卓行の評論「ミロのヴィーナス」が題材です。

高校の国語で、評論の授業がどのように行われるのか、興味がありました。
本校で育成することを重視している「クリティカルシンキング」とどのような関連があるのかなと思っていました。

まずは、4月21日(水)2限目の授業です。


ここでは、言葉の対比によって、文章全体の構成をまず、大づかみにとらえていました。例えば、「量の変化」と「質の変化」がそれぞれ、何を意味しているか、また、「夢をはらんだ無」と「限定された有」が示すもの、といったように、評論文の切り口を明確に示していました。そして、それらを生徒同士が相談したり、教えあったりすることで、納得できてから、次に進んでいました。





続いて、1週間後の4月28日(水)2限目です。

ここでも、相反することを対比させて考えることが徹底されていました。そして、対比させた事項についての関係性を考えさせることで、著者の主張が浮かび上がるように、授業の構成が工夫されていました。(国語が専門ではないのに、偉そうに適当なことを言ってすいません)
また、「不思議なアイロニー」などの言葉を生徒が自分で調べながら理解しているのは、とても良いと思いました。(それにしても便利な辞典があるんですね)




重要なことは、自分の考えだけでなく、近くの生徒との交流によって確かめていました。




*評論文の読解の仕方には、いろいろな手法があるのではないかと思いますが、今回の「ミロのヴィーナス」では、文章全体の構成を大つかみにとらえ、重要なキーワードから、内容の理解を深めていっているんだなあと思いました。全体を構成するいくつかのパーツに分解し、その内容について、友達と相談したり、辞書で調べたり、お互いに共有したりすることによって、エビデンスとなり、それを積み重ねることで、正しく理解しようとするのは、まさに「クリティカルシンキング」だと思いました。


*確かに、こうした授業によって、クリティカルシンキングができるようになるんですね。勝手に理解しました。

*また、特筆すべきは、この授業の中では、生徒は傍観者ではなく、評論の森のなかを適切な道しるべによって導かれる探究者(チャレンジャー)であることでした。

【中3】理科の授業見学(中村先生)

4月28日(水)2限目、中学3年2組の「理科」の授業(中村先生)を見学しました。今日は「ニンニクの根の細胞分裂の観察」でした。

神戸先生が「細胞の染色体がよく見えますよ!」と職員室の先生方に声をかけたせいか、中3の担任の先生方が理科室に集まってきました。

山口さんの顕微鏡がよく見えている、という口コミで、山口さんの周りに集まってきました。

栗原先生は、やる気満々で、スマホで写真を撮っていました。学年通信の紙面を飾るそうです。山口さんの顕微鏡で見た細胞分裂像が、一番上の写真です。

ニンニクの根の細胞分裂は、根の先端を柔らかくなるように処理した後、柄付き針で細かくほぐし、スライドグラスで押しつぶします。そこに、酢酸オルセイン溶液を1滴たらし、染色します。最後に、カバーガラスをかけて、顕微鏡で観察します。


今回は、細胞が分裂する時間帯と観察する時間帯が、見事にマッチし、素晴らしい分裂像を観察することができました。よく見てみると、山口さんの作ったプレパラートだけでなく、ほとんどの顕微鏡で見えてました。












実験観察で、きれいに見えたり、うまく結果が出たりすると、それだけで人生得した気分になりますね。少なくとも、この時間のねらいは、見事に達成されました。

【中2】数学の授業見学(星野先生)

4月28日(水)1限目、中学2年3組の「数学」の授業(星野先生)を見学しました。
「陸上競技で、決められたレーンでトラックを1周走る競技を行うとき、トラックの大きさによって、スタートラインをずらす長さはどのようになるか」という問題について、文字を使った式を利用して解決することが、今日の授業の目的です。

前回の授業で、1レーンのコーナー部分の長さは、半円の半径を16mとすると、32π m、2レーンのコーナー部分の長さは、(32+2)×πm=34πmとなり、レーンが一つ外側になると、2πm長くなることを求めました。
→πを、3.14とすると、2πだと6.28となりますので、6.28mずらせばいいことになります。

今日の授業は、ここからの応用で、
トラックの大きさが変わったらどうなるか
レーンの幅が変わったらどうなるか
について、文字を使った式を利用して、解決します。

4人1組のグループになり、相談しながら解決します。
まずは、いきなり文字を使った式ではなく、トラックの大きさは、コーナー部分の半径を16mから20mにした場合とします。また、レーンの幅は、1mから1.25mにした場合で考えます。その結果をグループの代表が、黒板に説明を書いています。


そして、グループごとに結果を発表します。






この後、半径をrという文字を使うと、どう表すことができるかを考えます。
生徒は、文字を使った式を利用すると、一般式として表すことができることを理解します。
こうした一連の課題を協働して解決を目指すことで、全員が理解できる、という大きなメリットがあります。
本校では、中高ともに、数学でも「ペアワーク」や「グループワーク」が日常的に行われており、「主体的、対話的で、深い学び」を目指しています。

また、数学科ではPDCAサイクルを取り入れており、生徒は授業ごとに、振り返りシートに「今日のめあて」、「分かったこと・大切な考え」、「もっと知りたいこと・疑問点」について、書いて提出しています。
(↓こんなふうに)


それでは、今日の授業の振り返りでは、どんなことが書かれていたでしょうか?
何人かの振り返りを見てみましょう。(注:よく書いているものを選んでいるわけではありません。重なっているものを上から順番に何枚か写真に撮りました。)













このように、生徒たちは毎時間ごとに、理解を実感しながら成長しています!



【中1】国語の授業見学(北堀先生、続編)

4月28日(水)1限目、中学1年2組の「国語」の授業(北堀先生)を見学しました。これは、前日(27日)の国語の授業の続きです。自作の詩の朗読、発表などを行いました。

まず、自分の詩をつくってみるところから始まります。
谷川俊太郎「朝のリレー」にちなんで、「」をテーマに詩を作ることにしました。

次に、4人グループを作り、その中で順番に自作の詩を朗読し、グループの中で最も良かったものを選びます。










続いて、各班で最も良かった詩を、クラス全体に向かって朗読します。










皆さん、素晴らしい詩でした。一部を紹介します。









この後、全部で9班の代表の詩の朗読により、どれが良かったか、どこが良かったのか、について話し合います。

詩を作ることと朗読することは、深く結びついていることが分かりました。
「主体的、対話的で、深い学び」にもつながっているのかも知れませんね。

【高校】剣道部、個人戦3回戦進出!

4月26日(月)栃木県総合運動公園武道館(宇都宮市西川田)にて、令和3年度第62回栃木県高等学校総合体育大会兼第68回関東高等学校剣道大会県予選会(個人戦)が行われ、2年生の飯塚偉琉(いいづか たける)君が3回戦に進出しました。大健闘でした。

飯塚君は、1回戦(宇都宮南の生徒)小手2本で勝利、2回戦(鹿沼東高の生徒)面2本で勝利し、3回戦に進出しました。写真は、2回戦で面1本を取った瞬間の写真です。(この写真は、剣道部が撮影したビデオの画面から切り取ったものです。)よく勝てたな、というくらいの対戦相手だったそうです。

3回戦は、佐野日大高の選手と対戦し、0-1で惜敗しました。この対戦相手は、飯塚君が目標にしていた選手で、その選手と接戦で戦うことができたことは、大きな自信になったそうです。

3年生の西塚翔望君は、1回戦で、今市高の選手と延長戦までもつれ込み、最後に1本取られて惜敗しました。

次の大会は、インターハイ県予選(5月27,28日)です。飯塚君は、3回戦突破し試合内容の質を上げること、西塚君は、同じ技に固執せず、多彩な技で攻め込むこと、を目標としているそうです。頑張ってください。応援しています。

また、4月25日(日)には、団体戦が行われ、今回、女子が佐野高校単独チーム(3名)で、参加しました。これも特筆すべきことです。参加した選手は、2年生の羽切七菜さん、田村真梨奈さん、篠原彩絢さんの3名です。1回戦は、引き分け、判定差で敗退しましたが、健闘しました。こちらも、インターハイ県予選、頑張ってください。応援しています。


普段の練習風景

【高校】下野新聞の取材がありました

4月27日(火)放課後、下野新聞の記者が来校し、次の3つの活動について取材しました。
①囲碁将棋部、県大会団体戦優勝!
②科学部、高文祭、自然科学部門 栃木県代表!
③2年生の店網君、日本地学オリンピック銅賞受賞!
同時に、3つの取材、というのは、めったにないと思います。

囲碁将棋部
団体戦に出場した3名が揃っていませんでしたので、3名揃っての写真は、後日、学校から送付することとなりました。参考までに、2名だけの写真です。3名揃っての写真及びインタビュー等は後日、紹介します。


科学部
高文祭に出場する3年生にインタビューし、3年生の部長、副部長、そして、2年生の部長、副部長、計4名で写真を撮影しました。




③2年生の店網くん
日本地学オリンピックで銅賞を受賞したことは、本校のHPを見て知ったそうです。
(下野新聞も本校のHPをチェックしてくれていると聞き、嬉しく思いました)


*下野新聞には、それぞれいつ掲載されるかはわかりませんが、その時はHPで紹介します。

【中1】国語の授業見学(北堀先生)

4月27日(火)5限目、中学1年2組の「国語」の授業(北堀先生)の授業を見学しました。谷川俊太郎の「朝のリレー」という詩に関する授業でした。

「朝のリレー」は教科書の最初のページに出てきます。


授業では、まず、この詩がどんなことを言っているのか、そして、その内容を伝えるためには、どの部分をどんな工夫をして読んだらいいかを考えました。


それを踏まえ、詩を棒読みした時と、感情を込めて読んだ時とで、詩の印象がどのように変わってくるか、北堀先生の朗読を聞いて、考えました。

次は、生徒それぞれが、詩の読み方を考えながら、実際に朗読します。
2人一組となって、お互いに相手の朗読を聞き合いました。


その際、次の点に注意しながら、朗読をしたり、聞いたりしました。
①はっきりと、よく聞こえるように読めていたか
②間のとり方や音の高さに工夫ができていたか
③自分が感じたイメージが伝わるように、気持ちを込めて読んでいたか
④発表を聞いた感想


生徒は、教室の中を動き回り、男女3人ずつ、計6名のクラスメートと、順々にペアになり、お互いの朗読を聞き合い、評価し合いました。











最後に、6名のクラスメートの朗読や自分の朗読の感想を聞いたことを参考に、自分の朗読について、振り返りをしました。
生徒たちは、相手から自分の朗読を真剣に聞いてもらうことによって、逆に、自分が伝えたい内容、伝えなければならないことが、明確になっていく、という体験をしていました。詩というのは、伝えたい人と、そこから何かを感じようとする人がいて、初めて意味のあるものになっていくことも感じ取っていたようです。
また、普段あまり話をすることがなかったクラスメートとも、朗読を聞き合うことを通して仲良くなっていました。

さて、次回は、自分で自分の詩を作って朗読する、という授業だそうです。
どんな詩が生まれてくるか、楽しみです。

【中1】CTPの授業見学(粂谷先生、廣瀬先生)

4月27日(火)4限目、中学1年1組の「CTP」の授業(粂谷先生、廣瀬先生、コンピュータ室)を見学しました。パソコンの使い方、課題の提出の仕方などの説明がありました。

CTPの時間は、1年生は「環境問題」などについて、調べ学習などを行ったりします。
今日は、SGDsの17のゴールの中から、自分で一つ選んで調べ、レポートを作成する練習を行いました。





今日と次回で、レポートを完成させ、提出します。
中高6年間の探究活動のスタートです。頑張りましょう。

【中学】スクールガイド用写真撮影

4月27日(火)昼休み、今年度のスクールガイド用の写真撮影がありました。
管理棟3Fの窓から、中学生全員が入るように撮影しました。

スクールガイドの表紙には、開校以来、この構図の写真が使われています。


下から見上げるとこんな感じになります。岩佐写真館が身を乗り出して撮影しています。毎回、生徒や先生方の笑顔と自由なポーズが、伸び伸びとした雰囲気を出しています。


*今日は、風もなく、絶好の撮影日和でした。

【中3】国語の授業見学(松浦先生)

4月26日(月)3限目、中学3年2組の「国語」の授業(松浦先生)を見学しました。
単元は「和歌の世界」で、古今和歌集の仮名序(古今和歌集の序文として、紀貫之によって仮名で書かれたもの)の冒頭の朗読をペアで交互に行っていました。

次は、立って音読し、読み終わった者から着席しました。
朗読の仕方もいろいろなパターンがあり、それを組み合わせて変化を付けながら、集中力やモチベーションを高めていました。


次いで、我が国で「三大歌集」といわれる、万葉集、古今和歌集、新古今和歌集の3つについて、それぞれどんな特徴があるか、グループになって、調べました。







班によっては、3つの歌集を分担して調べたり、各自が3つ全部調べて後で共有したりするなど、調べ方にも特徴がありました。


最後に、3つの歌集それぞれについて、各班から発表がありました。
確かに、違いを調べることで、それぞれの特徴が明確になり、発表を聞いていた自分も、なるほどなあと思いました。「和歌の世界」に興味を持たせるというねらいは達成できたのではないかと思います。松浦先生の授業で、自分もこれらの歌集を読んでみたいと思いました。

【中1】英語の授業見学(高木先生、廣瀬先生)

4月26日(月)2限目、中学1年1組と3組の「英語」の授業(高木先生、廣瀬先生)を見学しました。

高木先生の授業(1組)では、まず、2人1組のペアになり、1分30秒間で、お互いに自己紹介名前、出身小学校、好きなもの、行きたい国など)を行っていました。





この活動は、簡単な会話のスキルを身に付けるだけでなく、生徒同士の人間関係を築いたり、失敗や間違いを気にせず、英語を話すことに慣れることが目的です。
相手を変えて、6回転するころには、ずいぶん和やかな雰囲気になってきました。


さて、ここからが今日の授業の本題です。英語は小学校でも習っていますが、まず、アルファベットを大文字と小文字で、正確に速く書く練習を行いました。

皆さん、とても上手に書けていました。

次に、アルファベットの「名前読み」と「音読み」についてです。
同じ時間帯で、1年3組で英語の授業をしている廣瀬先生のクラスを見てみましょう。英語のペアワークを行うなど、高木先生と同じ進度で授業をしています。


ここで、「名前読み」と「音読み」について説明します。(初めて聞く大人の方が多いと思います)
例えば、アルファベットのD(d)の名前読みは「ディー」ですが、dogを「ディ・オー・ジー」と読んでも意味は通じません。dogを「ドッグ」と発音するときの「ドゥ」がdの音読みということになります。日本語だと「いぬ」は、名前読みでも音読みでも「イヌ」で同じ発音ですが、英語は「名前読み」と「音読み」で発音が変わります。
改めて考えてみると、不思議と言えば不思議ですね。
こんなことは、自分が中学生の時は教わりませんでしたが、現在の学習指導要領の下ではしっかり学んでいます。



生徒は、一つ一つのアルファベットの音読みの発音の仕方をCDの音声に合わせて練習します。のどに手を当てながら、日本語の発音と英語の発音では、振動が違うことを楽しみながら確かめていました。附属中では、こうした基礎・基本から、時間をかけて納得しながら丁寧に学んでいます。



高木先生の授業でも、同様に「名前読み」と「音読み」の違いをしっかり学んでいました。


45分間という限られた時間の中に、英語の基礎がぎっしり詰まった2人の先生の授業でした。生徒たちも楽しく学んでいました。

身近な風景 ~カエデの種子

4月24日(土)、佐野市の梅林公園の「カエデ」の樹には、種子が出来ていました。

4月11日(日)に見た時には、花が咲いていましたが、その花が咲いていた場所に種子が出来ていました。

4月11日(日)


4月24日(日)2週間後です。羽が2枚付いたような種子が出来ています。


これが、秋になると熟して固くなり、羽の部分がくるくると回りながら落ちていきます。その元になる種子は、すでに4月にできていた、ということを今回、初めて知りました。
<NHK for school> 「カエデのたね」
https://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005400744_00000

【中3】数理探究「ペグゲーム」の授業見学(星野先生)

4月23日(金)5・6限目、中学3年2組の数理探究(数学分野)「ペグゲーム」の授業(星野先生)を見学しました。

数理探究は、佐野高校附属中学校の「学校設定科目」で本校のオリジナルな授業です。
中3は、前期に、数学分野と理科分野を1週間交代で、2時間連続の授業を行います。(中2の数理探究は、後期に実施します。)
今日は、数理探究の数学分野の第1回です。生徒には、事前に実施内容と準備するものを予告しています。

授業のタイトルと持ってくるものはわかりますが、具体的に何をやるかは、当日のお楽しみです。



ペグゲームは、上のプリントのように、左右の色違いの碁石をすべて入れ替える、というゲームです。その際、碁石の動かし方には、次の3つのルールがあります。

その1:碁石の動ける枠の数は、左右の碁石の数+1
その2:空いているところへ、左右に進むことができる。
その3:隣にある碁石1個を左右に飛び越すことができる。

実際に、碁石のカードを作って、自分で確かめながら動かしていきます。
ここで、ハサミを使います。


このゲームは、最低何回の移動で入れ替えることが出来るかを求めます。
碁石が、白2個と黒2個の場合白3個と黒3個の場合白4個と黒4個の場合など、どうすれば最短で移動できるか、わかった生徒が黒板を使って、デモンストレーションしています。




そして、いよいよ、白5個と黒5個の場合をプリント上で、各自チャレンジしています。




次は、碁石の数が増えていったとき、さらには、白n個、黒n個の場合、最低何回の移動で入れ替わることができるか、規則性を探究します。

この辺りになってくると、だんだん熱を帯びてきて、想像もつかなかったアイディアを思いついた生徒も出てきて、黒板でプレゼンをしてくれました。



思わず、立ち上がって、碁石の動きに注目しています。

また、プリントの裏面には、チャレンジ編として、より難問が載っています。
これに挑戦する生徒も出てきました。




*今回の数理探究「ペグゲーム」は、ゲームの中に、どのような数学的な規則性が隠れているのか、また、それを探し出す楽しさを感じることが、大きな「ねらい」です。

*また、答え(解き方)は一つでなく、意外な解き方がある、ことを発見することも「ねらい」の一つです。それに果敢にチャレンジし、知的な好奇心を高めることができる皆さんは、やはり素晴らしいと思いました。

【中1】理科の授業見学(神戸先生)

4月23日(金)6限目、中学1年2組理科の授業(神戸先生)を見学しました。
今日は、校庭の「生き物マップ」を作るため、資料集とプリントを持って、野外調査を行いました。

4人1組のグループで、前庭、中庭、校庭など、いろいろな場所で、生き物調べを行いました。




中庭には、いろいろな花が咲いていました。

シロツメクサです。

ミツバチも飛んでいました。


ニワゼキショウ


カラスノエンドウ


スズメノエンドウ

暖かな日差しが心地いいです。
生徒たちは、終了10分前には、理科室に戻りました。
自分たちが見つけた生き物が何だったのか、資料集で確認し、まとめています。






一人一人のプリントには、自分で見つけた生き物が、地図上に記録されています。




次回は、これらをまとめて、クラス全体で「校庭全体の生き物マップ」を完成させます。4月ならではの授業風景です。

【中1】社会の授業見学(宍戸先生)

4月23日(金)5限目、中学1年3組社会の授業(宍戸先生)を見学しました。
授業の後半10分間程度の見学でしたが、皆さん、集中して授業に臨んでいました。

今日は地理分野で、授業のめあては「地球上の大洋と大陸の分布について理解する」でした。教室に入ったら、全員から挨拶をされたので、びっくりしました。


授業では、地球上の大陸の模式図を書いていました。まず、教科書の図をなぞり、次に、ノートに模式図を書き、そこにそれぞれの大陸名などを書き込んでいました。






*まだ始まったばかりですが、授業に前向きに取り組む姿は素晴らしいと思いました。

【高2】第13回日本地学オリンピックで銅賞受賞!

高校2年の店網航輝(たなあみ こうき)君が、3月に行われた「第13回日本地学オリンピック」の本選に本県では唯一出場し、見事、銅賞を受賞しました。おめでとうございます。

第13回日本地学オリンピックは、第13回国際地学オリンピックの代表選抜を兼ねており、一次予選、二次予選を経て、本選で代表が選考されます。今年度は、コロナ禍にもかかわらず、全国で2000名以上が参加し、約40名が本選に進出しました。

本校の教育課程では、地学を学ぶことはできませんので、店網君は、独学で「地学基礎」の教科書をマスターし、さらに日本地学オリンピックの過去問を勉強したそうです。また、宇都宮大学のグローバルサイエンスキャンパス(iPU)にも参加し、地学関連の講座も受講しました。(宇都宮大学からも、店網君の銅賞受賞に祝意が寄せられました。)

本選は、本来は合宿形式(2泊3日)で、鑑定等の実技を含む選考が行われますが、新型コロナの影響で、合宿形式ではなく、3月15日(月)に試験官が来校し、本校の物理教室で、店網君の筆記試験が行われました。

筆記試験は、地質分野、固体地球分野、気象分野、海洋分野、天文分野の5つの分野について、それぞれ制限時間30分で解答します。単純に、合計すると、2時間半にも及びます。
ちなみに、今回の問題が公表されています。これはもう、大学入試問題レベルですね。これを独学で解答できるようになる、というのは並大抵のことではないと思いました。
第13回日本地学オリンピック本選の問題.pdf



店網君は、「今年度も日本代表目指して挑戦します。」と力強く語ってくれました。
健闘を称えるとともに、さらなるチャレンジを期待しています。

【高校】島田佐智夫先生 in 県立博物館

4月22日(木)午後、宇都宮での出張の帰りに、栃木県立博物館に立ち寄りました。今年度の異動で、栃木県立博物館にご転出された、島田佐智夫先生にお会いすることが出来ました。



島田先生は、4月から「栃木県立博物館  学芸部人文課  主任研究員」という肩書の研究者として勤務しています。栃木県立博物館は、自然課(自然系:動物、植物、地学)と人文課(人文系:考古、民俗、歴史、美術工芸)に専門が分かれており、島田先生は、人文課の考古担当です。


「民俗・考古研究室」の中に、島田先生の仕事場があります。


島田先生の担当は「考古」ですので、栃木県で発掘された古墳や埋蔵物などに関する全てのことを、「埋蔵文化センター」や「市町の教育委員会」と連携し、県民にわかりやすく伝えたり、収蔵品を管理するなどの仕事を行うそうです。

そこで、今のお仕事などについて質問してみました。

Q1:今はどんなことをされていますか?
「4月24日から、第129回企画展「収蔵庫は宝の山!」が始まりますので、その準備の手伝いなどをしています。」


「また、10月9日からは、自分が担当する企画展「木と木の実の考古学 ~縄文時代の低湿地遺跡と植物の利用」が始まりますので、そのための準備(勉強)をしています。」


Q2:考古学を担当されることを、どう思っていますか?
「もともと、自分は倫社、哲学が専門ですので、考古学については全くの初心者です。しかし、これから、新しい分野の勉強ができることは、とても楽しみで、自分の専門分野が広がると思っています。」

Q3:考古学と哲学は何か関係はありますか?
「考古学は、英語でArchaeology(アルケオロジー)と言いますが、接頭語のArchaeアルケーは、古代ギリシャ哲学で「万物の根源」を意味しています。つまり、哲学も考古学も「真実を探る」という点で、共通の根っこから生まれた学問なんです。
一方、哲学は書物に書かれた文言を対象としていますが、考古学には古文書はありません。発掘された物(エビデンス)が全てです。エビデンスから、どれだけ真実に迫れるか、という哲学にはない面白さがあります。」

Q4:博物館には生徒がいないので寂しくはないですか?
「今まで担任をしていた学年を卒業させることが出来なかったのが、心残りです。
自分は学校で教えるのが仕事ですので、何年かしたら、必ず、学校に戻ってきます。その日を心待ちにしています。しかし、それまでは、与えられたチャンスですので、新しい分野の勉強を頑張りたいと思っています。」

Q5:佐高生・佐附中生にメッセージをお願いします。
「考古学は、発掘(エビデンス)から仮説を立て、そこで暮らしていた人々の姿を解明します。皆さんが学校で行っている「探究学習」と本質的には同じです。博物館には、自然系、人文系を問わず、たくさんのエビデンスがあります(宝の山)。ぜひ、博物館に遊びに来てください!」

Q6:博物館で、生徒が、島田先生にお会いすることはできますか?
「受付で言ってくれれば、(博物館にいれば)お会いすることは出来ると思います。博物館に来た際には、ぜひ、お声がけください。」

*島田先生は、とても元気に仕事をされていました。新しい仕事にチャレンジしている姿は輝いていました。

【中2】国語の授業見学(石塚先生)

4月22日(木)1限目、中学2年2組の「国語」の授業(石塚先生)を見学しました。
一人一台パソコンを使っての初めての本格的な授業でした。

今日の授業は、論説文「クマゼミ増加の原因を探る」(沼田英治)を教材として、
1 文章の構成や展開について、理解を深める
2 文章全体と部分の関係や、文章と図表の関係に注意して読む
ことを目標としています。


これまでの石塚先生の授業は、この単元では、黒板に教科書を拡大した紙を貼り、そこに文章の構成や図表との関係について、書き込んでいき、生徒はそれを見ながら、各自のプリントにも書き込んでいく、というやり方で進めていました。

今回、一人一台パソコンを活用し、教科書のページをパワーポイントに貼り付けたものをZoomで配信し、説明をしながら、その画面にコメントなどを書き込んでいく方法を採用しました。生徒は、休み時間のうちに、自分のパソコンを収納庫から持ってきて、ログインして待っています。

(↑黒板に書いてありました!)

授業では、生徒のパソコンに、このような画面が配信されます。赤い文字等は、説明しながら、その場で画面に書き加えられていきます。


生徒はこれを見ながら、自分の授業プリントに重要なことや指示されたことを書き込んでいきます。




なるほど、この方法だったら、一人一台のパソコンを活用するメリットはあるなと思いました。

生徒に、一人一台パソコンを使った感想を聞いてみると、
「今までの黒板に貼った紙に、先生が書き込むのを見るのに比べて、パソコンの画面の方が、はるかに見やすいです。」
「自分は目があまりよくないので、黒板が見づらいこともありますが、これだとはっきり見えました。」
「目の前で画面を見ることができるので、授業に集中できます。」
「班での話し合いも、黒板を見ながらではないので、みんなで集中できると思います。」
など、肯定的な評価でした。



今回の授業については、一人一台パソコンを使うことで、いままでやっている授業の進め方が大きく変わることはありませんが、授業の意図はよりストレートに生徒に伝わり、その結果、授業に集中しやすい環境になっていた、と感じました。

いまはやりの「デジタル教科書」は、紙の教科書のように、生徒が自由にページをめくることができますが、Zoomで画面を配信する方法だと、全員が同じ画面を見ながら、説明を聞くことができる、という大きなメリットがあります。石塚先生は、3日間、試行錯誤して、ようやく、これだっ、というこの方法にたどり着いたそうです。
生徒にとっては、見やすく集中しやすいメリットがあり、先生にとっても、最小限の労力で、最大限の効果が得られる方法は、たいへんありがたいと思います。

石塚先生の素晴らしいチャレンジでした。(Good Job!)

【中1】図書館のオリエンテーション(北堀先生)

4月21日(水)4限目、中学1年1組国語」の授業(北堀先生)で、図書館で本の借り方などを体験しました。

新入生に対して、毎年、国語の授業を使って、図書館のオリエンテーションを行っています。



北堀先生から、図書カードを使った本の借り方の説明がありました。


司書の神長さんからは、どこにどんな本があるかについて説明がありました。


読みたい本(一度に3冊まで)が見つかったら、カウンターで借りる手続きをしてもらいます。


「はらぺこあおむし」の英語版です。





ほとんどの生徒が、3冊借りていました。読んでみたい本が見つかってよかったですね。本校の図書館は、蔵書が3万9千冊ほどありますので、1日1冊ずつ読んだとしても、全部読み終わるには100年以上かかります。他の中学・高校の図書館と比べると、はるかに多くの蔵書があり、新しい本もどんどん入っています。
昼休みや放課後は、図書館で過ごしてみてはいかがでしょうか。

【高3】化学の授業見学(茂木先生)

4月20日(火)5限目、高校3年4組の「化学」(茂木先生)の授業を見学しました。
この時間は、HR教室でした。単元は、「電解質水溶液の化学平衡」ですが、PHの説明では簡単な演示実験を行っていました。

この単元は、計算が多いので、まずは身近なものを使って、PH(酸性、アルカリ性)について、考えさせることから始めました。


サンポール、キッチンハイター、ドメスト、ポカリスウェット、のそれぞれについて、酸性と思うか、アルカリ性と思うか、生徒に聞いてみた後、くじで指名された生徒が代表で、PH試験紙を使って、PHを調べました。









簡単な実験でしたが、これで、PHについて、ぐっと身近に感じられました。

生徒の集中力も高まってきました。



茂木先生は受験指導のベテランですが、難しい計算だけをやるのではなく、生徒のやる気を引き出す授業の工夫が随所にみられます。
生徒も、化学の授業が楽しみになるのではないかと思います。

【高2】化学基礎の授業見学(笠倉先生)

4月20日(火)4限目、高校2年2組の「化学基礎」(笠倉先生)の授業を見学しました。
単元は、「第1章 物質の構成」の中の「クロマトグラフィー」でした。この時間は、HR教室で行っていますが、教室内で、簡単なクロマトグラフィーの実験を行いました。

まず、小さな濾紙に折り目を付け、水性のインクで、濾紙上に印を付けます。それを水を入れたペットボトルのキャップに入れて、そのまま放置しておくと、水が濾紙を伝わって上がってきます。
水性インクは水に溶けますので、水の上昇にともなって、インクも濾紙を上昇します。その際、インクの成分により、上昇する速度が違ってくるので、色が分かれてきます。
一つの色だと思っていたのが、実は何色かのインクがブレンドされて、目的の色になっていたことが分かります。(インクの種類によっては、色が分かれないものもありました。)




簡単な実験ですが、身近な材料で、クロマトグラフィーの原理がわかりました。
生徒も興味を持って取り組んでいました。実験に使ったペットボトルのキャップは、生徒が集めてくれたものだそうです。


笠倉先生は、毎回、授業プリントを用意してくれており、生徒に聞いてみると、とても分かりやすいそうです。


そして、毎時間の最後には、生徒は「学習振り返りシート」に授業の感想や質問などを書いて提出しています。


笠倉先生は、一人一人に簡単なコメントを付けて、次の時間に生徒に返しています。こうした丁寧な指導とともに、アットホームな楽しい授業の雰囲気は、生徒のやる気を引き出していると感じました。この調子で頑張ってください。

また、生徒の皆さんは、来週の「元素記号のテスト」頑張ってください。自分たちで決めた合格点を全員がクリアできることを期待しています。

【高1】コミュニケーション英語Ⅰの授業見学(川俣先生)

4月20日(火)3限目、高校1年1組の「コミュニケーション英語Ⅰ」(川俣先生)の授業を見学しました。単元は、Lesson1「 When  Words  Won't  Work」(言葉が機能しない時)です。

本校の英語の授業は、英語科の先生方が作り出した「授業の流れ」に基づき、プリントに沿って進めています。このため、先生によって授業のやり方が違うということはありません。

授業は、SectionごとのGoal(目標)を定め、

1 Words& Phrases(単語とフレーズ):発音確認、日本語→英語、英語→日本語 
2 Listening Quiz :本文を読んで、流れを確認
3 T or F(True or False ):本文を読んで、文章の正誤を判断
4 Grammar :重要な文法を確認
5 Q & A :ペアワークで、一方が内容に関する質問をし、もう一方が答える。
6 Reading Practice :新出単語やフレーズを使って、文章を完成させてながら読む。

という順番に進めていきます。これは、どこの学校も同じと思われるかも知れませんが、実は、本校の英語科の先生方の教材研究と試行錯誤によるもので、プリントもオリジナルです。本校生の英語力の向上は、みなさんの頑張りはもちろんですが、英語科の先生方の頑張りも大きいと思います。

5  Q&A のペアワークです。



6  Reading Practice のペアワークです。

生徒たちは、こうした授業の進め方に慣れてきたようで、非常にスムーズにペアワークが行われていました。また、川俣先生は、昨年度は中学3年生の英語の授業を担当していたので、中学生がどのような英語の授業を受けているのかを熟知しています。
高校の英語の授業に向けて、生徒の意識を変えながら、授業内容を無理なくレベルアップしていることを感じました。

【高1】数学ⅠAの授業見学(大宮先生)

4月20日(火)3限目、高校1年3,4組(2クラスを3分割、大宮先生)の「数学ⅠA」の授業を見学しました。単元は「一次不等式」。先生の説明や小テストの後、2人1組のペアになり、お互いに教え会いながら、問題を解いていきます。

ペアワークを行うことにより、分からない問題を分からないままにしておくことがなくなり、なんとかして理解しようと、知恵を出し合います。また、分かった生徒が、もう一方の生徒に解き方を説明することで、より理解が深まります。

どうしても分からないときは、先生にヒントを教えてもらいます。


解けた問題は、ペアの2人が黒板に書いて、みんなに解き方を説明します。


数学の問題を解くというと、孤独な作業をイメージしますが、授業の中では、みんなで理解しようという前向きな気持ちが感じられました。みんな、頑張っていました。

【中2】技術の授業見学(粂谷先生)

4月19日(月)6,7限目、中学2年1組の「技術」の授業見学(粂谷先生)をしました。今日が、一人一台パソコンを使う最初の時間です。パソコンのセットアップから始めます。

①セットアップが済んだら、「teams」を起動します。

↑上から3番目が「teams」のアイコンです。

②「技術2-1」のフォルダをクリックします。


③次に「課題の表示」をクリックします。


④課題が表示されました。


⑤課題に直接入力します。この時、ネットで調べたことをコピペして貼り付けることもできます。課題は、「グリーンカーテンについて調べよう」という内容です。


⑥調べたことをパワーポイントで、自分の出席番号のページに貼りつけます。
クラス全員で、一つのパワーポイントのファイルを完成させます。このように、チームで一つのファイルを作成できるところから、」teams (チームス)と呼ばれています。


⑦授業の最後に、「forms」を使って、授業の振り返りを行います。アンケートに答えるイメージです。


⑧入力すると、クラス全体の結果が自動的に集計されます。頼んでもいないのに、勝手にグラフまで作ってくれます。


⑨コメントもこのように、エクセルにまとめて表示されます。


*一人一台パソコンによって、このようなクラス全体で協働作業を行うことが出来ます。

今日は、中高の先生方も見学に来ていました。生徒も先生方も、慣れるまでは大変ですが、生徒の方が呑み込みがよさそうです。

身近な風景 ~那須岳(茶臼岳)

4月16日(金)~18日(日)にかけて、「なす高原自然の家」で中1の「ふれあい宿泊学習」が行われました。

「なす高原自然の家」から望む那須連山(4月18日10時)

4月18日(三日目)の活動に午前中から参加しました。この時の天気は快晴でした。

那須岳(茶臼岳)、朝日岳など、素晴らしい眺めです。
自然の家の職員の田崎さんから、ここから見える山の名前を教えていただきました。

この日は、通常はなかなか見ることができない「飯盛大滝」もよく見えました。
(上の写真で、「飯盛大滝」がどこに位置するか、確かめてみてください。)


しかし、13時頃から、雲と風が出てきて、風花(雪)が舞ってきました。
山の天気は変わりやすいです。


今回の「ふれあい宿泊学習」の目標の一つに、「自然の大切さを学ぼう」というのがありました。2日目の「オリエンテーリング」で、野外で自然を体験する予定でしたが、あいにく、2日目は暴風雨で、外出できませんでした。

そこで、退所式の挨拶では、「自然の大切さを学ぶ」という観点から、4年前(平成29年3月27日)に高校山岳部の「那須雪崩事故」が、自然の家から見える場所で起こったことを話しました。雪崩事故があったことは、ほとんどの生徒は知っていました。

(自然の家で展示されているパネル)

さらに、佐野高校山岳部は、昭和25年12月30日に、谷川岳で雪崩に遭遇し5名の尊い命が奪われています。(私が新採で佐高に赴任した際は、山岳部の顧問として毎年追悼登山に行ってました。)

人間は、科学技術の進歩等により、自然そのものを改変したり、コントロールしようとしたりしていますが、大きな自然現象の前では、無力な存在です。台風や地震などの自然災害は言うまでもありません。

人間は地球46億年の歴史の中では全くの新参者で、地球の支配者というわけではありません。地球に生きる生物の一つに過ぎないことを理解した上で、環境を守ることや、自然の大切さを学ぶことは、とても意義のあることだと思います。その延長線上に、田中正造の「真の文明」という考え方があり、SDGsの目的にもつながってくると思います。
今回の「ふれあい宿泊学習」が、「自然」について考える際のきっかけになってくれればと思っています。

【高校】野球部、春季南部地区予選

4月17日(土)、とちぎ木の花球場(栃木市総合運動公園)で、野球部の春季南部地区予選が行われました。対戦相手は、足利高校でした。




今日の試合は、今年度の新チームとしての初の公式戦だったのではないかと思います。
昨年度、3年生が引退した後は、単独チームが組めず、足利清風高校との合同チームで新人戦を戦いました。
今年度は、1年生が7名入部し、合計17名の部員となり(うち、マネージャー4名)、単独チームで出場することが出来ました。


今日のスタメンは、
1 センター:若田部君(2年)
2 ショート:佐山君(3年)
3 ピッチャー:古橋君(2年)
4 ファースト:松本君(2年)
5 ライト:阿部君(3年)
6 キャッチャー:猿橋君(2年)
7 セカンド:大門君(1年)
8 レフト:鯉沼君(3年)
9 サード:小林君(1年)
でした。


試合は、3回までは互角でしたが、4,5、7回に追加点を奪われ、結果としては9対2で敗れました。
本校の守備は手堅く、いいプレーがたくさんありました。やるべきことはできていたと感じました。
しかし、それ以上に相手の打者に力があり、強いチームでした。
今日が新チームの船出ということでしたが、いいチームになると思いました。
応援しています。


【中2】理科の授業見学(中村先生)

4月15日(木)4限目、中学2年2組の「理科」の授業(中村先生)を見学しました。
今日の授業は、「炭酸水素ナトリウムを加熱して発生する気体の正体を探る」ことが狙いです。

まず、実験器具をセットし、炭酸水素ナトリウムを加熱し、発生する気体を水上置換法で、試験管に3本集めます。その気体を、①石灰水を入れる、②線香を近づける、③リトマス紙の反応、などから、気体が何かを考察します。


中村先生からは、試験管内に発生した水滴が、水であることを確かめるために、「塩化コバルト紙」を使う方法の説明が追加されました。実験道具をかたずけた後、最後にプリントをまとめます。実験の方法、結果、考察などを、工夫しながら自分の言葉で書いていきます。考察も感想ではなく、論理的になぜ、そう判断したのかが具体的に書かれています。
(↓こんな風に)

そして、プリントを提出して、授業が終了します。

ここまでの、実験の準備、実験、記録、後片付け、プリントのまとめ、という一連の作業を生徒たちは、何も言われなくとも、とてもスムーズにこなしていました。

ここまでを45分の授業の中で、きっちりできる生徒たちは、凄いと思います。
遊んでいる生徒は一人もおらず、皆集中していました。お見事でした!

その証拠に、当日提出されたプリントの一部(選んだわけではありません)を以下に紹介します。これからの授業も楽しみです。











【中学】伝統文化教室の講師の方々

附属中では、茶道や華道など、日本の伝統文化について学ぶ探究活動を行っています。
今日は、茶道の荒井佳子(宗佳)先生と、華道の清水克江(一克)先生が、学校にご挨拶にお見えになりました。

(左から、清水先生と荒井先生)

今年度の伝統文化教室は、2年生が4月20日から、1年生が5月18日から始まります。生徒たちは、とても楽しみにしていますので、よろしくお願いいたします。

【高2】グローバル情報の授業見学

4月15日(木)1限目、高校2年3組の「グローバル情報」の授業を見学しました。

「グローバル情報」では、今年度、課題研究するテーマについて、情報収集を行っていました。関連する記事が載っている新聞をもってくる生徒もいたり、ネットで調べている生徒もいました。







皆それぞれ、課題意識をもって取り組んでおり、今後が楽しみだなと思いました。

感謝の電話がありました

4月14日(水)、佐野市内の病院の看護師の方から、次のような電話がありました。

 「佐野高の生徒(2年3組の北條晴己君)が登校中に、具合が悪くなっていたおばあさんから救急車を呼んでくれと頼まれ、乗っていた自転車を脇に寄せて、介抱していました。私が勤務している近くの病院からその様子が見えたので、おばあさんは病院で引き受けました。お陰様で、その方の具合は大丈夫でした。生徒さんにとても感謝していましたので、ぜひ、生徒さんを褒めてあげてください。」

ということでしたので、今日の朝のHRの時間に、各担任から全校生徒に紹介してもらいました。通り過ぎてしまうこともできたはずですが、自分でできることを冷静に判断して、丁寧に対応してくれました。

このような生徒がいることを、とても嬉しく、誇りに思います。