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【1年次】サイエンス・カルチャー ダイアログが行われました
10月30日(月),1年次生を対象に,今年度のサイエンス・カルチャーダイアログが行われました。
生徒は各自の希望に沿って化学系,工学系,生物系,比較文化学,社会学,心理学,法学の7分野に分かれ,
各分野の専門家(主に大学の先生)から約60分の講義を受けました。
非常に専門的な内容に四苦八苦しながらも熱心に聞き入り,興味関心を高めることができました。
また,外国人の先生の講義はすべて英語で行われましたが,しっかりと聞き取り,英語で質問をするなど,
日ごろの学習の成果を実践することもでき,良い機会となりました。
バスケットボール部 ウィンターカップ栃木県予選会結果について
ウィンターカップ栃木県予選会結果
2回戦 10/29(日)
宇女高88ー43佐野東
3Pシュートと速攻が効果的に決まり、全員が出場し、宇女高の良いバスケットができた試合でした。
佐野東高校バスケ部の皆様、ありがとうございました。
3回戦 10/29(日)
宇女高42ー110宇中央・宇中女(県ベスト4)
宇中央・宇中女は総合力が素晴らしく、さすがベスト4といった力の前になかなか思うようにバスケットができませんでした。点数は離れてしまいましたが、下を向かずに全員で協力して、最後まで戦うことができました。
宇中央・宇中女高校バスケ部の皆様、ありがとうございました。
結果 県ベスト16
来年1月に県新人大会が開催されます。宇女高バスケ部は生徒が主体となって、栃木県ベスト8を目標に日々練習に励んでいます。引き続き宇女高バスケ部の応援をよろしくお願いします。
後期生徒会役員選挙 立会演説会が行われました。
10月23日(月)7限目終了後,第1体育館にて
後期生徒会役員選挙の立会演説会が行われました。
今回は生徒会長候補2名,副会長候補2名の立候補があり,それぞれが応援弁士とともに登壇。
各候補者とも自身の公約をはっきりと示し,投票を訴えました。
その後は,質疑応答の時間。一般生徒からの鋭い質問にも,各候補者は誠実に回答をしていました。
終了時間ギリギリまで質問は続きました。
その後,選挙管理委員より翌日の投票に関する説明を受け,立会演説会は終了しました。
投票は10月24日(火)の朝。開票結果は当日中に発表されます。
科学の甲子園 栃木県大会に参加
10月22日(日)宇都宮大学陽東キャンパスを会場に、第13回科学の甲子園栃木県大会が行われました。本校からは参加上限の5チーム、1・2年生計30名が参加。
まず、物理・化学・生物・地学・数学および情報の6分野の問題をメンバーと協力して解答する筆記競技が行われました。その後の実技競技は「ウインドカー」を製作し、コースを走らせ時間を競うものでした。この課題は前もって知らされており、生徒たちは定期試験後毎日製作に取り組んできました。
筆記競技、実技競技、その後行われた他校との交流会を生徒さんたちは、とても楽しんでいた様子でした。結果は後日送付されてきます。大会実施にあたり、県教委事務局、宇都宮大学の皆様には大変お世話になりました。
第25回アーデル基金講演会が行われました。
10月16日(月)創立記念式のあと,記念事業として第25回アーデル基金講演会が行われました。
(「アーデル」はドイツ語でAdel。「気高さ」,「貴族」などの意味。)
毎年,各界から著名な先生をお招きしてご講演いただいておりますが,今年度は,青山学院大学教授で生物学者の
福岡 伸一 先生 から「生命を捉えなおす ー動的平衡の視点からー」というタイトルでお話しいただきました。
蝶々に夢中で友人の少なかった幼少時代。心配した両親が,コミュニケーションのきっかけとなるよう買い与えた顕微鏡。これが裏目に出てしまい,今度は顕微鏡自体にのめりこんでしまう。顕微鏡の源流がオランダのレーウェンフック(科学者,「微生物学の父」とも称される)にあること,レーウェンフックのご近所さんに画家のフェルメールがいたことを調べ上げる。
それはそれとして,先生自身は海外でのポスドク生活なども含め,分子生物学者として自身が発見した遺伝子(タンパク質)を欠損させたマウスを用い,「機械論」的なアプローチからその役割を見つけようと研究を続ける。しかし,どんなに調べても遺伝子の欠損による変化は見つからず,機械論の見つめなおしを余儀なくされる。
(機械論:生物を機械と見なし,「遺伝子(部品)の欠損があれば,必ず変化(故障)が見られる」という考え方)
そしてとうとう,演題にもある「動的平衡」の概念に到達する。
先生は,ここまで淡々とお話になられていましたが,非常に専門的な事象をアニメーション等を駆使してわかりやすく,そしてユーモラスに語ってくださいました。自分はオタク気質なので,一つのことを徹底的に調べたくなる,全てを集めたくなる,とも話していましたが,どう考えても並のオタクのなせるものではありません。
話は遡り,ポスドク時代に見たフェルメールの絵に感動し,レーウェンフックとの関係もあり大ファンとなる。また,持ち前のオタク心をいかんなく発揮。現存するフェルメールの絵画を可能な限りすべて現地に見に行き,さらにはデジタル技術を駆使して精巧な「ニセモノ」を作成(許可は取ってあるとのこと)。この展覧会が日本だけでなく海外でも話題となり,今ではフェルメールに関する著書や展覧会の企画にも携わっているとのこと。
最後は,予定時間をオーバーしながらも興味深いお話で講演を締められました。「大きく変わらない(変わってしまわない)ために,小さく変わり続ける」ことの重要性,一つのことに真摯に向き合うことで必ず何かが生まれる,など,先生の研究や半生から多くのことを学べた良い機会となりました。
最後に,生徒会長から謝辞があり,講演会は終了となりました。