お知らせ
海短研12日目
12日目報告書
いよいよ授業も後3日です・・・・生徒さんの中にはその事を感じていて「残りの日々を一生懸命に、ここでしか出来ない事をやろう!」と積極的にインター生とコミュニケーションを取っている人もいますが、多くの生徒さんはやはり大女生同士で固まってしまいがちです。それでも、少しずつですがインター生に話かける生徒さんが出てきました。インター生にしてみると日本から来ている私達団体には話かけづらいと思いますので、ここはこちらから積極的に動きましょう。話すきっかけはやはりSNSの交換になりますが、こういう時にはとても便利なツールです。
レベル9のクラスの授業風景を撮らせていただく事が出来ました。少人数という事もあり、先生がまんべんなく生徒達に目を配り、全員で理解をしていきます。
午後からはISAの子会社GPIUSに勤務するMS Akiho Emikoさんに講義をしていただきました。Akihoさんは高校卒業後にアメリカ留学し、その後こちらで仕事を得て滞在歴14年になる方です。彼女の現在に至る迄の経歴を元に、気持ちや語学力の変化、費用について等お話しをいただきました。
その中でもポイントは「環境選びが重要」「話さなければ英語は上達しない」「好きな物を英語と掛け合わせる」「完璧な発音やグラマーを求めない」でした。正に大女生同士で集まって話をしていては、いつまでたっても英語は上達しないという事です。
質疑応答の時間には、様々な質問が出ました。「帰りたくないけど食事が合わない」「親が留学に反対している」「周りは受験しているのに留学をするというのは、どのような気持ちでしたか?」「留学する前の英語のレベルはどの程度でしたか?」「英語が通じない時はどうしてますか?」「授業が早口で次に何をやるのかわからない」etc
そのどれにも丁寧に答えていただき、生徒さん達の疑問が少しずつ解決していくのを感じました。
Akihoさん曰く、留学をした結論として「自分に成長する時間を与えられたのは良かった」と感じているとの事で、何よりもいろんな事をまずは体験をしてみるという事を勧めていました。また、誰かとコミュニケーションを取る時に自分の態度でその人が日本人に対するイメージを決めてしまう可能性があるので、日本人代表として見られるという事を意識していると話しており、それが大変印象的でした。私達はここでは外国人ですので、日本人としての自覚を持ちつつ世界へ羽ばたいていきたいと思います。
MS Akihoさんの講義(留学を決めたきっかけや現在に至る迄)
質疑応答時間 終わった後に個人的な質問にも答えていただきました
海短研11日目
11日目報告書
今朝は小雨が降っていて、肌寒いスタートとなりました。カリフォルニアと言えば常にお天気が良くてカラっとした気候のイメージですが、今月は残念ながら雨が多いようです。ただ、常に降水量が少なく給水制限をかけられる事もあるため、住んでいる方にすれば恵みの雨との事です。
授業にもすっかり慣れてきたので、ここ最近はファミリーに日本食を作ってあげている生徒さんが多くみられます。人気メニューはお好み焼きとお味噌汁(インスタント)のようで、これは比較的材料も手に入りやすいのと、安定した仕上がりになるのが人気の秘密かと思います。ロサンゼルスでは日本食はとても人気がありますので、どのファミリーもとても喜んでくれ、美味しい美味しいと食べてくれたようです。何より、ホームステイしている生徒さんが自分達に作ってくれたという事が嬉しいのだと思います。料理をしたり、洗濯をしたり、洗い物をしたりと普段は全部お母さんにお任せしている家事を自分でやってみて「初めてお母さんの有難みを感じた」と痛感している生徒さんもおりました。自分の事は自分で!は日本に帰国しても引き続き実践して欲しいものです。
FLSのロビーで
午後からはUniversity ofSouthern California(通称USC)の敷地に隣接したCalifornia Science Centerへ出かけました。途中フリーウェイ5号⇒10号⇒110号と経由し、遠くにLA Downtownを臨みながら1時間半かけて到着しました。Science Centerの一番の目玉といえば、宇宙を1992年~2011年迄合計25回も飛行したスペースシャトル「エンデバー」の実物展示です。日本人宇宙飛行士の中では、毛利衛さん、若田光一さん、土井隆雄さんが搭乗しています。事前に日本で調べて来ていた生徒さんもいましたが、今回の生徒さん達は2001年2002年生まれなので、エンデバーが現役で活躍していたという事はあまりピンと来ていないようでした。ただ、実際にエンデバーを見るとその巨大さに圧倒され、皆さん沢山写真を撮ってしました。何度も飛行を繰り返したため、胴体がボロボロになっておりその激務が伺えます。エンデバーの回りには宇宙飛行士の方の展示物もあり、もちろん中には日本人宇宙飛行士のパネル展示物もあります。そういった物を見て、始めてその偉大さを感じたようです。館内にはエンデバーがここCalifornia Science Centerにどうやって運ばれてきたのかというドキュメンタリービデオも流れており、一般道を閉鎖してゆっくりゆっくりと移動してきている姿はとても興味深かったです。実物のスペースシャトルを見られる場所は中々無いので、大変貴重な体験となりました。帰りはロサンゼルス名物とも言える大渋滞の中を、2時間かけてFLSに戻りました。皆さん爆睡していましたので、もしかしたら渋滞に気付いていなかったかもしれませんが・・・。
エンデバー記念パネルと一緒に Informationでパンフレットをもらいます
海短研10日目
10日目報告書
本日からアメリカ滞在2週目に入りました。先週の土曜日は雨の中での終日ロサンゼルス観光でしたので、週末に体調を崩してしまった生徒さんもおりました。家や学校に慣れてきた時が一番体調を崩し易いですので、残りの滞在が万全の体調で過ごせるように、各自体調管理には気を付けてほしいです。
日曜日は今回ファミリーと一緒に過ごせる最後の週末でした。ここはキリスト教信者が大変多く、殆どの家庭では日曜日の午前中はミサに行きます。今時の教会は昔よりもかなりPOPになっており、キリストを称えるLIVE会場のような雰囲気にしている教会も増えています。私達日本人にはあまり馴染みの無い習慣ですが、これも海外では常識。一つの経験として捉えて欲しいです。教会の後は映画を見たり、ショッピングに行ったりと生徒さん達がここでやってみたい事を、ファミリーと一緒に楽しんでいたようです。
午前中は授業を少し早めに切り上げて、SANTA MARGARITA CATHOLIC SCHOOLを訪問しました。ここはFSLから約30分の場所にある1987年に設立された私立のミッション系スクールで、生徒数は約1700名となります。学校内はとても整然と厳かな雰囲気で、私達はオフィスの方にご案内していただきながらキャンパスを見学して回りました。キャンパス内での写真には制限があったため、大女生のみの写真となっています。
正門横のオフィス前 案内人の方と
学生食堂(屋外ですが頭上にヒーター有り) 体 育 館
Book Store(商品はNikeが提供しています) 競 技 場
本日のランチはSaddleback Collegeのカフェテリアに行きました。サラダやフルーツ、タコスにポテトフライ等が並んでいて、それぞれ好きな物を仲良しと一緒に食べました。食後の運動として卓球をしていた人もいましたね。屋外で卓球をするというセンスは日本人にはありませんが、そこは何でもありのアメリカです。
カフェテリア 室内
カフェテリア 外のテラス席で
カフェテリア 外のテラス席 カフェテリア前にて卓球
午後の前半はInformation session その2という事で、アメリカ留学に関する更に具体的なプランを学びました。留学に関するプロセスや費用、ボランティアワークの必要性等、今後アメリカ留学をしようと思っている生徒さんにはより具体的な方法を教えていただき、一歩現実へ近づきました。
左が卒業生のmimiさん 講義を終えて談笑
午後の後半は日本人スタッフのmimiさんが登場し、屋外でのスポーツアクティビティをしました。久しぶりに運動が出来るとあって生徒達は大はしゃぎ。ドッチボールやバレーボールなど、日差しの中で思いっきり遊びました。アメリカの紫外線は日本の数倍とも言われていますので、日焼け止めは必須ですが、塗っても塗ってもなんだか顔が赤くなってきます。正にこれがカリフォルニアの気候です。
屋外でドッチボール、バレーボールをしました
海短研8日目
8日目報告書
本日は終日ロサンゼルス観光の日です。いつも通り8時30分に学校に集合した後は、まずはハリウッドに向かいます。Saddleback collegeからは国道5号線をひたすら北上し、その後国道101号線に乗り1時間半程の距離です。途中、ロサンゼルスのダウンタウンが左手に見えていましたが、殆どの生徒さんがぐっすり寝ていたので気づいていなかったようです。ダウンタウンはまた来週改めて行きますので、ここは起こさず通過します。
私達の車はHollywood&Highlandというショッピングセンターに駐車し、まずは全員で集合写真を撮りました。この階段の奥にあるのが、先日アカデミー賞(オスカー)の授賞式会場となったドルビーシアターです。その後すぐ隣にあるチャイニーズシアターに行きました。あいにくの雨模様ではありましたが、皆さんお気に入りのスターの手形を探し、一生懸命写真を撮っていました。
その後は南ハリウッドにあるThe Groveという複合ショッピングセンターに行きました。チャイニーズシアターからは20分程の距離です。ここはオープン型のショッピングセンターで、ブティックやブランド店、お土産屋さんやファーマーズマーケット等、道路を挟むとWhole Foodsや、Trader Joe’s、Kmart、Ross dressなど様々な種類のお店が立ち並ぶエリアです。お昼の時間でもあり、ここで自由ランチとなりましたので皆さんはお友達同士気に入ったところでランチを取りました。
The Grove ショッピングセンター
その後は一気に国道5号線を南下して、アナハイムエリアにあるエンゼルススタジアムに向かいます。途中にロサンゼルス名物とも言える高速の大渋滞に遭いましたが、これも良い経験です。それでも売店が開いている時間には無事に到着出来ました。スタジアムの正面ゲートにはなんと「大谷翔平」という漢字の垂れ幕が下がっていてびっくり!アメリカでの期待値の高さを感じます。本日は試合が無くひっそりとしていましたが、売店には他にも日本人が沢山いて大谷グッズを購入していきました。ただ、正規品はお値段もそれなりに高く。見るだけの生徒さんもおりました。本来ならばここでトイレを済ませるつもりでしたが、本日は試合が無くトイレもクローズしていた為、急きょトイレ休憩としてアーバインにあるMITSUWA(日本食マーケット)に立ち寄りました。和菓子や焼きそば、お寿司等、日本の食材は大抵の物が手に入りますので、ロサンゼルスに住んでいる日本人御用達のお店です。懐かしい日本のお菓子を買ったり、ファミリーに作る日本食の食材を購入したりと思い思いに時間を使いました。
明日は日曜日なので、終日ファミリーと過ごします。今週は新しい事だらけの週できっと皆さん疲れていると思います。少しでもリラックスして、週明けからまた元気に登校して欲しいものです。
海短研7日目
7日目報告書
英語クラス4日目となり、今週の授業は本日で終わりです。生徒さんはクラスのインター生とも話しをするようになり、家庭でも日本料理を作ったり一緒にテレビを見たりと、アメリカでの生活リズムが掴めてきたようです。
生徒が日々提出しているジャーナル(日記)には「明日からは間違いを恐れることなく、自信をもって答えたい」「何事にもポジティブに考えて、限られた時間を大切にしたい」「学校がとても楽しい♪新たな発見も多く興味も尽きることがない。できる事が増えるとうれしい」「ずっとここにいたいな」という言葉が並び、学校でも家庭でも充実した日々を送れている様子が浮かびます。中にはホストファミリーと深い話をしている生徒もおり「自分の内気な性格を直したい」と打ち明けたら「全然そんな事ないよ~」と慰められ、返って性格を褒めてくれてとても感激したという感想が書かれておりました。ホストファミリーも生徒達と一緒にいられる時間が少しでも多くなるよう工夫をしてくれており、暖かく迎え入れられております。
FLSでは現在大女生は4つのクラスに分かれて勉強をしています。殆どのクラスに共通するのは、とにかく「自分で考えて意見を発言する」という事に重きを置いている事です。このスタイルだと授業に参加している実感も湧きますし、何より口に出す事で記憶にも繋がります。黒板を写すだけではない授業スタイルは、生徒達には新鮮に映り、かつ勉強する楽しさも倍増させています。下記がクラス分け概要と学習スタイルです。
■レベル5
大田原女子高生5名とインター生3名の混合クラス、担当する先生はMsレイチェルです。テキストに沿いながら質問の答えを書き、終わったら近くの人と答え合わせをするという、共通理解を目標にしたクラスの印象です。「Will」と「Be going to」の使い分けについて学んだり、テクノロジーについての良い点/悪い点について書き出したりしていました。
■レベル8
大田原女子高生6名とインター生6名の混合クラス、担当する先生はMr タラルです。生徒達の興味を引くような宿題が出されており(自分でお札のデザインを考えてくる、チャーリーとチョコレート工場の小説を読んで感想を書く etc)宿題に対しての気持ちの負荷が少なくなるよう工夫されている印象です。わからない単語が出てきた際には先生がすぐにインターネットで調べて、前のプロジェクターに映してくれますので生徒達の理解度も速いです。教室内の雰囲気もとても良く、非常に和気あいあいとしていて教室にいる事自体が楽しいと思わせてくれるクラスです。
■レベル9
大田原女子高生5名とインター生2名の混合クラス、担当する先生はMsシャルークです。テキストに沿いながらまず一人で考え、その後ペアで考え、そしてクラス全体で共有するという理解パターンです。わからない単語が出た際には極力辞書やスマホを使わず、先生が英語を使って意味を丁寧に教えてくれています。数えられる名詞/数えられない名詞についてや、名詞や形容詞の意味を英語の説明文とマッチさせて覚えたりしています。少人数なので先生との距離が近く、また台湾からのインター生がとても優しくかつ積極的に発言するので、大女生にも良い意味で影響を与えてくれています。
■レベル11
大田原女子高生3名とインター生10名の混合クラス、担当する先生はMsアリアナです。今回大女生がクラス分けされた中では一番高いレベルのクラスです(FLS自体にはこの上にレベル13が設けられていますが)。テキストの項目(例:「Dreams and Goals」)を参照し、項目毎に文法、新しい単語、フレーズを学習していきます。ペアワークはもちろん、クラス全体で意見交換をし、誰もが積極的に発言をするため、非常に学習難易度の高いクラスです。インター生の語学力も高い生徒が多く、大女生にもとても良い刺激となっているようです。
午後はSaddleback College内でのCampus Activityです。最初の2時間はFLSの教室内でリーダーシップに関するディスカッションをしました。また、アメリカの大学生活の仕組み等を説明され、今後留学をするにあたっての参考になる情報を教えていただきました。
少しブレイクを挟み、その後の2時間はFLSの卒業生で現在はSaddlebackCollege生のMimiさん(日本人)によるActivityです。言葉を当てるゲームでは、まず一つの単語を選びその単語が何かを説明やジェスチャーを交えて当てていきました。皆さん意外にも興奮し、盛り上がっていました。Mimiさんはお化粧や服装から鑑みるとすっかりアメリカ人で、彼女の前向きな心掛け(折角なので日本人とはなるべく一緒にいないようにする、アメリカにいて息をしているだけでもお金がかかっていると意識している。etc)や、こちらでの体験を聞いた生徒さんの中には「彼女の話は今後の自分の人生に大きく関わるだろう」と、影響を受けた人もおりました。
↓午後のディスカッション/ゲームの様子↓