文字
背景
行間
						校長室便り
					
	
	校長室便り
【中1】オンラインお茶会
						2月22日(火)6.7限目、中学1年生の最後の「茶道」体験がありました。本来は、お茶会で締めくくる予定でしたが、コロナの影響で、お茶室での飲み食いはできないことから、急遽、オンラインお茶会となりました。総合文化室から、茶道の先生方の「お点前」を配信し、生徒は教室で参加しました。
 
					
											
						今日のお花は、ウメとアケボノツバキです。ちょうど今、花が咲いている植物ですね。
オンラインお茶会が始まりました。北堀先生がカメラマンです。
教室ではこんな風に見えています。
抹茶をいただくことはできませんでしたが、お菓子はすでに注文していましたので、生徒一人一人に配られました。ウメの花をかたどった餅菓子です。大変おいしくいただきました。
今日は、見て食べるだけでの「オンラインお茶会」でした。1年間の締めくくりとして、各クラスの代表から、お礼の言葉が述べられました。
先生方は、生徒の皆さんの様子を見ることができませんでしたので、どんな反応なのかとても気にされていました。しかし、生徒のお礼の言葉を聞いてくださり、名残惜しそうに、お茶会を閉じられました。
また、来年度の再会を楽しみにしています。1年間、ありがとうございました。
【中学】下野教育美術展「中央審査結果」
						2月21・22日の下野新聞紙上で、下野教育美術展の中央審査結果が掲載されました。本校から24作品が出品され、4作品が金賞を受賞しました。おめでとうございます。
<金賞>
中学2年 絵画 根岸園榎さん
中学3年 絵画 山口桃佳さん
デザイン 嶋崎碧佳さん
山口桃佳さん
<学校賞>
栃木県PTA連合教育会会長賞
											
						
						
										<金賞>
中学2年 絵画 根岸園榎さん
中学3年 絵画 山口桃佳さん
デザイン 嶋崎碧佳さん
山口桃佳さん
<学校賞>
栃木県PTA連合教育会会長賞
【高2】課題研究のプロモーション
						2月21日(月)放課後、高校2年生の課題研究班(二つの班)が校長室を訪れ、自分たちの研究成果のプロモーションをしてくれました。自分たちの研究成果をいろいろな場面で実用化したいというアイディアを語ってくれました。
 
					
											
						
							二つの班は、たまたま校長室でばったり遭遇したので、それならお互いに、一緒に話を聞こう、ということになりました。
向かって左側の男子2名は、「佐野高校のイメージキャラクターの制作」が研究テーマで、川島陸久斗君と関根大誠君(2-3)です。

彼らの研究は、鳴瀬穂乃花さん(2-4)が作成した佐野高校のイメージキャラクター(楠かえで、仮称)をモーションキャプチャーで取り込んだ人の動きに合わせて動かし、声をアフレコすることで、動画を作成できるところまで開発しました。


鳴瀬さんが作成した佐野高校のイメージキャラクターです。このキャラクターを実際の人の動きに合わせて動かすことが出来るそうです。声優をしてくれる同級生も決まっているそうです。学校説明会やHPなどでの学校のPRの際、ガイド役として使えるのではないかと提案してくれました。確かに、いろいろな可能性のあるアイディアだと思いました。
一方、向かって右側の女子は、「透鏡(レンズ)越しのとちぎのイラストを用いた栃木県の宣伝について」が研究テーマで、塩原明莉さん、島田翠さん、三田遥花さん(2-1)の3名です。


彼女たちは、自分たちで撮った写真の中に、自作のイラスト(キャラクター)を映り込ませる技術を使って、佐野市や栃木県のPRに使えないかというアイディアを紹介してくれました。

朝日森神社の鳥居の写真に、イラストの高校生が映り込んでいます。

こちらは、城山公園の写真とイラストです。

この写真にもイラストが、違和感なく映り込んでいます。
確かに、イラストのキャラクターが写真に入ることによって、観光地をより身近に感じたり、そのキャラクターの目線から見た風景をイメージできるような気もします。また、これまでは、生きたモデルが風景の中で被写体になっていることはありましたが、モデル自体も風景の一部と脳が認識してしまうと、ありきたりな風景写真になってしまいます。しかし、イラストのキャラクターは、さすがに非日常的なので、風景の中で引き立つことは間違いないでしょう。
いくつかのサンプル画像を作って、佐野市に提案したらどうかと、アドバイスしましたが、実は、すでに、佐野市の「都市ブランド推進課」を訪問し、話を聞いてもらっているそうです。その行動力はさすがです。
二つの班のプロモーションを受け、2つのテクノロジーがコラボしたら、もっと凄いことになる可能性も感じました。例えば、風景写真中のイラストのキャラクターが、動き出して、解説してくれたら凄いなと思いました。
二つの班のさらに具体的な取組内容やアイディアなどは、また、改めて別の機会に紹介したいと思います。
ところで、今日の生徒たちのプロモーションを聞いていて、感じたことを話したいと思います。たまたま二つの班ともに、デジタルツールを使いこなし、アートとコラボして、学校や地域の魅力を発信していこうとしています。
このことは、今、教育の世界で最も注目されている「STEAM教育」そのものではないかと思いました。STEAM教育とは、S(Science 科学)、T(Technology 技術)、E(Engineering 工学)、A(Arts 芸術・教養)、M(Mathematics 数学)の5つの頭文字をつなげた言葉で、実社会での様々な課題は、単独の分野だけでなく、いろいろな分野が関わっています。こうした教科横断的な学びが、多様な能力を育成する上で不可欠とされており、そのほうがワクワクすることが多いのではないかと思います。
本校生は、すでに「STEAM教育」に取り組んでいると言っても過言ではありませんが、本県でも、来年度は、本格的に「STEAM教育」を推進していきますので、本校でも、さらに充実させていきたいと考えています。イメージとしては、例えば、これまで取り組んでいる課題研究に、ICTと何か(STEAM)とをコラボさせ、教科横断的な学びになるようにしたいと考えています。
今回、プロモーションしてくれた二つの班の研究は、まさに、「ICTとアートをコラボし課題解決につなげる」というSTEAM教育の目指す方向性を示していると思います。
それなら、「自分たちもSTEAMしてるよ!」、「うちらの研究もSTEAMなんじゃね」という研究班があったら、是非、校長室まで来てください。どんどん紹介していきたいと思います。チャレンジャーを待っています。
(参考)
お隣の群馬県の広報誌「ぐんま広報」2月号で、「STEAM教育」が特集されていました。群馬県の「知事戦略部メディアプロモーション課」の了解を得て、以下にリンクを張りましたので、参考までにご覧ください。
「ぐんま広報」2月号
 						
						
										向かって左側の男子2名は、「佐野高校のイメージキャラクターの制作」が研究テーマで、川島陸久斗君と関根大誠君(2-3)です。
彼らの研究は、鳴瀬穂乃花さん(2-4)が作成した佐野高校のイメージキャラクター(楠かえで、仮称)をモーションキャプチャーで取り込んだ人の動きに合わせて動かし、声をアフレコすることで、動画を作成できるところまで開発しました。
鳴瀬さんが作成した佐野高校のイメージキャラクターです。このキャラクターを実際の人の動きに合わせて動かすことが出来るそうです。声優をしてくれる同級生も決まっているそうです。学校説明会やHPなどでの学校のPRの際、ガイド役として使えるのではないかと提案してくれました。確かに、いろいろな可能性のあるアイディアだと思いました。
一方、向かって右側の女子は、「透鏡(レンズ)越しのとちぎのイラストを用いた栃木県の宣伝について」が研究テーマで、塩原明莉さん、島田翠さん、三田遥花さん(2-1)の3名です。
彼女たちは、自分たちで撮った写真の中に、自作のイラスト(キャラクター)を映り込ませる技術を使って、佐野市や栃木県のPRに使えないかというアイディアを紹介してくれました。
朝日森神社の鳥居の写真に、イラストの高校生が映り込んでいます。
こちらは、城山公園の写真とイラストです。
この写真にもイラストが、違和感なく映り込んでいます。
確かに、イラストのキャラクターが写真に入ることによって、観光地をより身近に感じたり、そのキャラクターの目線から見た風景をイメージできるような気もします。また、これまでは、生きたモデルが風景の中で被写体になっていることはありましたが、モデル自体も風景の一部と脳が認識してしまうと、ありきたりな風景写真になってしまいます。しかし、イラストのキャラクターは、さすがに非日常的なので、風景の中で引き立つことは間違いないでしょう。
いくつかのサンプル画像を作って、佐野市に提案したらどうかと、アドバイスしましたが、実は、すでに、佐野市の「都市ブランド推進課」を訪問し、話を聞いてもらっているそうです。その行動力はさすがです。
二つの班のプロモーションを受け、2つのテクノロジーがコラボしたら、もっと凄いことになる可能性も感じました。例えば、風景写真中のイラストのキャラクターが、動き出して、解説してくれたら凄いなと思いました。
二つの班のさらに具体的な取組内容やアイディアなどは、また、改めて別の機会に紹介したいと思います。
ところで、今日の生徒たちのプロモーションを聞いていて、感じたことを話したいと思います。たまたま二つの班ともに、デジタルツールを使いこなし、アートとコラボして、学校や地域の魅力を発信していこうとしています。
このことは、今、教育の世界で最も注目されている「STEAM教育」そのものではないかと思いました。STEAM教育とは、S(Science 科学)、T(Technology 技術)、E(Engineering 工学)、A(Arts 芸術・教養)、M(Mathematics 数学)の5つの頭文字をつなげた言葉で、実社会での様々な課題は、単独の分野だけでなく、いろいろな分野が関わっています。こうした教科横断的な学びが、多様な能力を育成する上で不可欠とされており、そのほうがワクワクすることが多いのではないかと思います。
本校生は、すでに「STEAM教育」に取り組んでいると言っても過言ではありませんが、本県でも、来年度は、本格的に「STEAM教育」を推進していきますので、本校でも、さらに充実させていきたいと考えています。イメージとしては、例えば、これまで取り組んでいる課題研究に、ICTと何か(STEAM)とをコラボさせ、教科横断的な学びになるようにしたいと考えています。
今回、プロモーションしてくれた二つの班の研究は、まさに、「ICTとアートをコラボし課題解決につなげる」というSTEAM教育の目指す方向性を示していると思います。
それなら、「自分たちもSTEAMしてるよ!」、「うちらの研究もSTEAMなんじゃね」という研究班があったら、是非、校長室まで来てください。どんどん紹介していきたいと思います。チャレンジャーを待っています。
(参考)
お隣の群馬県の広報誌「ぐんま広報」2月号で、「STEAM教育」が特集されていました。群馬県の「知事戦略部メディアプロモーション課」の了解を得て、以下にリンクを張りましたので、参考までにご覧ください。
「ぐんま広報」2月号
【高1】「英語表現Ⅰ」の授業見学(川俣、大和、大嶋)
						2月21日(月)5限目、高校1年3,4組の「英語表現Ⅰ」の授業(川俣先生、大和先生、大嶋先生)を見学しました。3学期の英表は、SDGsに関連する文章を読み、そのテーマに関してディスカッションを行っています。そこで、パフォーマンステストとして、「SDGsを呼びかけるCM」をつくりました。今日は、その発表会が一斉に行われました。
 
					
											
						CMは、2人もしくは3人で作成し、全員が必ず英語でお互いにやりとりをします。
内容は、「現状の課題」「解決策(=提言)」の2つを必ず含めることがルールです。生徒同士でも「内容」「話し方/表現力」の観点から評価を行いました。
その様子の一部を紹介します。
身近な風景 ~トウキョウサンショウウオの卵嚢②
						2月20日(日)今日までに産卵した卵嚢数をカウントしました。2月16・17日が産卵の最初のピークで、合計36卵嚢ありました。例年より若干早い産卵のピークです。2月10日から14日にかけての降水がきっかけになったようです。

2月17日の夜の様子
											
						2月17日の夜の様子
2月17日の夜に産卵された卵嚢 →これが今日20日にはパンパンに膨れていました。
2月20日(日)に確認した全卵嚢
発生が進んでいるのは、1月16日に産卵された卵嚢。他は、2月16日か17日に産卵
2月16日か17日に産卵された卵嚢
卵嚢の膨らみ具合から2月18日産卵と推定
これらは、2月18日と19日に産卵されたと推定
身近な風景 ~早春の花図鑑
						2月19日(土)早春の校庭に咲く花の主役は、何といっても梅でしょう。しかし、梅だけでなく、ひっそりと野草の花も咲いています。気づかないうちに、春は少しずつ着実に進行しています。

梅の花図鑑
											
						梅の花図鑑
校庭の紅梅です。三分咲きくらいです。
校庭の白梅です。一分咲きくらいです。
校門を入ってすぐの枝垂れ梅です。満開に近いです。
職員室前の梅の古木です。まだ、すべてつぼみです。
天神様の鳥居の両側の紅白梅です。特定の木のみ咲いています。卒業式(3月1日)くらいには、参道沿いの梅がすべて咲いているのではないかと思います。
こちらは、野草の花図鑑です。なんという植物かわかりますか?
生徒の皆さんで、もし全部分かった人は、校長室まで来てください。
全問正解していたら賞品を差し上げます。
【中2】「クエストカップ2022全国大会」1st STAGE
						2月19日(土)「クエストカップ2022全国大会」1 st STAGE が、Zoomでのオンラインで開催されました。本校チームは、「テレビ東京」で出場した12チーム中、9番目に発表しました。

約7分間の発表の後、「テレビ東京」の狩野恵里(かのう えり)アナウンサーから、たくさんの質問とエールをいただきました。
											
						約7分間の発表の後、「テレビ東京」の狩野恵里(かのう えり)アナウンサーから、たくさんの質問とエールをいただきました。
9時40分から、総合開会式が始まりました。
審査委員長の米倉誠一郎先生からの挨拶がありました。
「今や世界中の人間がスマホの中にナレッジ(知識)を持っている。ナレッジをどう使うかが大事だ。そして、それを発表する最高の舞台が、このクエストカップだ。」
ここから先は、企業ごとに発表が行われ、各企業の審査員により企業賞、準企業賞が決まります。「テレビ東京」のミッションは以下のとおりです。
12チームの発表順です。各チーム約7分間の発表の後、審査員から約5分間の質疑応答があります。佐附中チームは、9番目(12:09~12:22)でした。
いよいよ各チームの発表が始まります。
ようやく、順番が回ってきました。
発表する4名は、土橋君、堀田君、金谷君、前泊君の4名です。粂谷先生のスマホで撮影しています。
オンラインの画面ではこんなふうに写っています。
トップバッターは、土橋君です。何度も練習した甲斐があり、あまり緊張せずに堂々と話し始めました。
次は、2番目の堀田君にバトンタッチです。落ち着いて話しています。
ピースではありません。「2番目」を表しています。
そして、3番目の金谷君です。画面を指し示しながらプレゼンしています。
最後は、前泊君です。堂々たる発表です。
発表が終わりました。6分58秒で、ぴったり予定通りです。7分±30秒であれば、2点が加算されます。
そして、質疑応答の時間がやってきました。テレビ東京の「狩野アナウンサー」が質問をしてくれました。狩野アナウンサーは、本校生の発表が、「元受刑者」が社会復帰できるような番組を提案したことに非常に興味を持たれたようで、「今まで誰も考えたことがないアイディアに感動した。しかも、中学2年生が考えたことにびっくりした。」とお褒めの言葉をいただいた後、「なぜ、元受刑者を思いついたのか」「テレビに出たいために犯罪を犯す人が出てこないか」「センスのあるなしは、どういうことなのか」「どんなところに苦労したか」など、本気度マックスの質問を次々とぶつけてきましたが、4人のチームワークで、すべての質問に、あーなるほど、と納得できる答えをしていたことが、本当に素晴らしかったです。
狩野アナウンサーもこの質疑応答にはとても満足されていました。
質疑応答の時間も終わり、やり切った感、充実感、満載で、本校生のプレゼンは終了しました。最後は、手を振る余裕も見せてくれました。本校生の発表、そして質疑応答から、これはもしかしたら、いけるんじゃないか、という手ごたえを誰もが感じました。
さて、すべてのチームの発表が終わり、昼食休憩の後、14:18から表彰式と閉会式が始まりました。各チームの音声チェックをしています。
いよいよ結果発表です。企業賞、準企業賞に選ばれると、来週行われる「2nd STAGE」 に進むことが出来ます。
まずは、準企業賞です。
準企業賞は、「渋谷教育学園渋谷中学校」でした。
この時点で、「俺たち、もしかしたら、企業賞じゃねえ」という期待が最高潮に高まりました。(かくいう私も、そんな期待を抱いていました。)
そして、企業賞の発表です。
企業賞は、大阪の「金襴千里中学校 ナナーナ チーム」が受賞しました。
ななーなんと、世の中、そう甘くはありませんでした。受賞理由を聞くと、なるほどと、即、納得しました。「もう一人の自分との出会い」というテーマに真正面からぶつかっていたことに、改めて敬意を抱きました。
その後、狩野アナウンサーから、講評がありました。「今回、企業賞、準企業賞を選ぶということで、順位をつけなければならなかったが、どれも素晴らしく、審査員もどれを選ぶかで試されていることを感じた。改めて、順位が問題ではなく、皆の頑張りを称えたい。」という話があり、印象的なプレゼンとして、本校生の「元受刑者」が社会復帰できることを目指した企画にとても心惹かれたことを語ってくださいました。「たとえ罪を犯した人でも、服役した後、社会復帰できる社会をつくることを中学生が本気で考えてくれた優しさに心打たれた」と話してくださいました。このお話を聞き、2nd STAGE には行けませんでしたが、それ以上に大きなものをいただいた気がしました。改めて、本当に素晴らしいプレゼンだったと思います。
佐付中のチームの4名(土橋君、堀田君、金谷君、前泊君)お疲れさまでした。
閉会式後、生徒たちだけのリフレクション(振り返り)が行われました。テレビ東京のスタッフから「私は推薦したんだけど」と言った裏話も聞くことが出来たそうです。
最後に、4人それぞれの今日の感想を紹介します。
土橋虎太朗君
「結果発表はドキドキで楽しかったです。また、リフレクションでは、普段話す機会のないテレビ東京の狩野アナや齋藤さんと話すことが出来て、とても楽しく刺激的でした。また、質問への回答がとても参考になりました。頑張った甲斐があったなあと思いました。」
金谷祐希君
「楽しかったです。前例がないまま、全国大会に出場できたことが Progressive だったのかなと思っています。狩野さんと斎藤さんに良い評価をもらったので、あと少しで2nd STAGE に行けたのではと思いました。 My team is Progressive ! 」
堀田大貴君
「実際にテレビ東京で働いている方から、人生やプレゼンなどの大切なことについてお聞きすることができました。今後、これらのことを生かして、上手なプレゼンができるようになりたいです。」
前泊慶也君
「プレゼン後の質疑応答で、実際にアナウンサーをされている狩野アナに話すことができたことが、とても刺激的でした。また、プレゼンでは、直前まで練習を続け、目標時間の7分に極限まで近づけることが出来ました(6分58秒)。結果発表後のリフレクションでは企業賞をとったチームと語り合うことが出来ました。We are progressive !!」
身近な風景 ~春の雪
						2月18日(金)朝起きると、予想してなかった降雪がありました。本校付近では8時過ぎには、ほぼ止んでいましたが、校庭にはうっすらと雪が積もっていました。
 
					
											
						雪の感触を楽しんでいる生徒もいました。
生徒が作った雪玉も10時過ぎには、溶けてなくなっていました。
【中2】「クエストカップ2022全国大会」パンフレット
						2月19日(土)に開催される「クエストカップ2022」全国大会のパンフレットが届きました。また、ツイッターも公開されています。

堀田太貴君、金谷祐希君、前泊慶也君、土橋虎太朗君の4人グループ(チーム名:team progressive )
手に持っているのは、今大会のテーマである「あふるる、ゼロ」です。
											
						堀田太貴君、金谷祐希君、前泊慶也君、土橋虎太朗君の4人グループ(チーム名:team progressive )
手に持っているのは、今大会のテーマである「あふるる、ゼロ」です。
パンフレットの表紙で、4人の写真が使われています。
めちゃくちゃカッコいい写真ですね。撮影者は宍戸先生です。
ツイッターでも、彼らの作品について紹介されています。
出場チームからのメッセージ
栃木県立佐野高等学校附属中学校
「team progressive」
メンバー(敬称略)
堀田 大貴、前泊 慶也、土橋 虎太朗、金谷 祐希
作品の概要
刑期が間近に迫っていて更生する可能性が高そうな受刑者に密着取材して、様々な職業体験をしてもらい、やりたいことや得意なことを見つけることで更生していく様子を放送する企画です。そして、その更生していく中で、受刑者ひとりひとりがセンスを見つけそのセンスを社会で生かすことで出所後に今まで以上の生活が送れるようにサポートするという企画です。
最も苦労したこと
短くズバッと相手を引き込ませるフレーズを考えることが難しかったです。
最もテンションの上がったこと
それまで、なかなかまとまらなかった案がひとつにまとまったときがテンションがとても上がりました。また、教育と探求社様の社長の宮地様の講話にてQUEST CUPの映像を見せていただき「全国大会に絶対行くんだ!」という感情が沸き起こりました。
発見、成長、やりがい
作品作りを通して先進国の日本の中でも、十分な生活ができていない人々がまだいるということを発見できました。
メッセージ
私たちは、このコーポレートアクセスを通して0から1を生み出すことの難しさを知ることができました。もし、私たちのメッセージ読んで、これからコーポレートアクセスに限らず、何かを創造することに挑戦する人は、より高度で、より面白く、より独創的なアイディアを求めて頑張ってほしいです。
*19日(土)の全国大会を楽しみにしています。
						*19日(土)の全国大会を楽しみにしています。
【中2】足利市立美術館「アート探検隊」
						2月16日(水)昼休み、中学2年3組の中島優太君が「足利市立美術館」主催の「アート探検隊」に参加したことについて、話を聞かせてくれました。
 
					
											
						足利市立美術館は、現在、足利市制100周年記念特別展「戦国武将 足利長尾の武と美―その命脈は永遠に―」が開催中で、大人気の美術館です。刀剣が多数展示されており、予約しても抽選に当たらないと入館できません。
この足利市立美術館では、中学生以下の足利市民を対象に毎年「アート探検隊」を募集しています。美術館は2か月に1回程度、企画展などで、展示物を入れ替えますが、「アート探検隊」は、新しい企画展などを自由に見学し、感想やコメントを書いて提出することになっています。
中島君は、美術などに興味・関心を持つ御家族とともに、小学校6年生から中2までの3年連続で、「アート探検隊」活動をしてきました。今年度は、その修了証が学校に送られてきました。本校生で参加した生徒は、中島君だけでした。
どの企画展でも、印象に残る作品があるそうですが、特に、世界の絵本を集めた企画展が、良かったそうです。地元の美術館に貢献するとともに、中島君自身が素晴らしい体験ができたことと思います。来年もぜひ「アート探検隊」を続けたいと話してくれました。
【中3】「美術」の授業見学(梅澤先生)
						2月16日(水)3限目、中学3年3組の「美術」の授業(梅澤先生)を見学しました。先週の同じ時間に授業見学した「篆刻(てんこく)」の続きです。今日も、校長室の頭上の美術室から響く「金づち」の音に誘われました。

前回、紹介した「ウサギ」と「ニンジン」の印章は、紙やすりを使った「表面の仕上げ」の段階に入っていました。
											
						前回、紹介した「ウサギ」と「ニンジン」の印章は、紙やすりを使った「表面の仕上げ」の段階に入っていました。
他にも、力作がたくさんありました。
こちらも、表面がつるつるに磨かれていました。
何となく、イースター島のモアイ像を連想しました。
こちらは、金づちの力強い音が特徴的です。
表面をギザギザに削り取っています。
おそらく、この「金づち」の音で、1階の校長室から呼び寄せられたことを確信しました。
予測不能のギザギザ感が、この作品の持ち味だと思います。荒削りではありますが、地中から噴出するマグマのような力強さを感じました。
前回の授業で、最も気になっていたオブジェが、その全貌を見せてくれました。中央の部分が見事に切り離され、自由に動くようになっていました。さらに、磨きをかけて球状に仕上げていくそうです。
動画→ 篆刻(動くオブジェ)
他にも、独創的な作品に挑戦しています。パソコンの画面に写っているのは、空中に飛び跳ねているイルカです。イルカがボールにタッチしている瞬間を造形しようとしています。なかなかのチャレンジャーです。
こちらは、前回紹介した「四分音符」です。かなり苦戦しながら頑張っています。
「ニワトリ」を削り出そうとしています。それぞれに独自の世界が広がっています。
こちらは、「毛むくじゃらな何か」だそうです。
何を作ろうかと考えながら削り出しています。
家で進めてくる生徒もいるので、進捗状況には差がありますが、共通するのは、なんだか楽しそうにやっていることでした。中3生は、卒業までにあまり授業時間は残されていませんが、中学生最後の作品です。この後の展開も楽しみにしています。
【中2】「クエストカップ2022全国大会」出場
						2月19日(土)、実在の企業を題材に、答えのない課題に取り組む「クエストカップ2022全国大会」がオンラインで開催されます。全国31都道府県の154校、4098チームから、企業探究部門「コーポレートアクセス」の優秀賞144チームの一つに、附属中の1チームが選ばれました。初めての参加で全国大会出場は、快挙といってもいいでしょう。よく頑張りました。
 
					
											
						選ばれたのは、中学2年生の堀田太貴君(2-1)、金谷祐希君(2-2)、前泊慶也君(2-1)、土橋虎太朗君(2-1)の4人グループ(チーム名:team progressive )です。
彼らは「テレビ東京」にインターンし、ミッションに取り組みました。「テレビ東京」のミッションとは、「もう一人の自分」との出会いから世界が始まるテレビ東京のプロジェクトを提案せよ! というものでした。
このミッションに対して、彼らは「センスが世界のヒーローに」というタイトルの作品に仕上げ、7分間のプレゼンをオンラインで行いました。なお、「コーポレートアクセス」は、本校の中学2年生が「総合的な学習の時間」を活用して、全員が取り組んでおり、12月22日に実施した成果発表会の様子は、オンラインで保護者にも配信しました
インターン先の企業は、全部で以下の12社です。
Adecco Group、カルビー、大正製薬、大和ハウス工業、テレビ東京、博報堂、パナソニック、フォレストアドベンチャー、富士通、三菱地所、メニコン、吉野家ホールディングス、といった日本を代表する大企業ばかりです。
「クエストカップ2022全国大会」に出場できるグループは、成果発表の際の資料(パワーポイントと台本)を元に審査されました。
その結果、「テレビ東京」にインターンした堀田君たちの班が、同じく「テレビ東京」にインターンした全国の数多くのチーム(中高)の中から、全国大会に出場できる「優秀賞」12チームの一つに選ばれました。受賞の知らせを先生から聞いたときは、嬉しいと同時に、驚いたそうです。
クエストカップ2022.pdf
「クエストカップ2022全国大会」出場校一覧
2月19日(土)は、1st STAGE として、オンラインで、「テレビ東京」の優秀賞12チームのプレゼンが行われ、企業賞、準企業賞が各1チーム選ばれます。
さらに、後日、2nd STAGE が開催され、12の企業ごとの、企業賞、準企業賞、合わせて、24チームで、決勝大会が開催され、グランプリ、準グランプリ等が決定します。
なお、審査基準は、以下の5項目です。
調査力(調査すべき項目について、きちんと調べているか。)
独創性(チームの主張に独自の見方・考え方はあるか。)
論理性(発表の内容は筋が通っているか。納得がいくか。)
探究力(自らの力で答えを求め、より深く追究しているか。
表現力(表現はわかりやすいか。発表資料に工夫はあるか。)
2月19日(土)の全国大会では、学校からオンラインで参加します。
チームリーダーの堀田君は、このチームの持ち味であるチームワークで頑張りたいと話してくれました。応援しています。
【高2】「世界史」の授業見学(岩田先生)
						2月10日(木)3限目、高校2年2組の「世界史」の授業(岩田先生)を見学しました。授業は、イギリスとフランスの「百年戦争」についてでした。後半には、ジャンヌダルクも登場し盛り上がっていました。
 
					
											
						岩田先生の授業は、教科書やプリントをベースに資料集を駆使して、考えさせながら進んでいます。生徒たちは、そのような進め方にはまっていて、プリントや資料集を自分が使いやすいようにカスタマイズしています。
後から見た時に、わかりやすいように工夫しています。
授業では、資料集を使って、考えさせる問いかけをしていきます。
例えば、イギリスとフランスの武器の違いによる戦い方の違い。
例えば、家系図から読み取れること。また、地図から考えることも重要です。
当時の地理的な情報や家系図から、百年戦争の背景が見えてきたりします。こうした資料からの読み取りは、これから求められる資質・能力でもあり、「共通テスト」でも重視されています。
そして、百年戦争の末期、フランスの敗色が濃くなってきた時に「ジャンヌダルク」が突如あらわれました。
ジャンヌダルクは、16歳の時にシャルル7世と謁見し、17歳でオルレアンを奪還、フランスの勝利へと導き、19歳でイギリスで火刑に処されました。このわずか数年間の出来事から、百年戦争を俯瞰したり、世界史を動かした生身の人間を感じたりしていました。
世界史の授業では、重要な語句や年号を覚えるのも大切ですが、過去の歴史を学ぶことは、人間という生き物がしてきたことを知り、これからの社会を考える上でも役に立つことを、授業を見学して改めて思いました。
【中1】「国語」の授業見学(北堀先生)
						2月10日(木)2限目、中学1年1組の「国語」の授業(北堀先生)を見学しました。単元は、自分を見つめる/随筆二編、「空」と「えんぽう」の2つの随筆を読み味わいます。

ハンカチを「ひらひら」と落としてみました。
											
						ハンカチを「ひらひら」と落としてみました。
この単元は「事物や情感を表す語句や表現に着目して読み、語感を磨く」こと、「場面の展開や描写を基に、筆者の考えや思いを捉える」ことが目標とされています。
授業では、「空」という随筆に出てくる「ひらひら・ひらひらと」が、「ひらひらと」と1回だけ言う場合とどう変わってくるのか、そして、随筆「えんぽう」では、「えんぽう」「エンポー」と書き方が変わると、どのように感じ方が変わってくるのか、について考えました。
生徒たちは、まず、それぞれの考えをプリントに書いていきます。
近くの人の意見も聞いてみた後、指名された何人かの生徒が、自分の考えを黒板に書いて発表しました。
「ひらひら」がどんな場面で使われるか、みんなで考えています。
北堀先生のハンカチだったら、どんな落ち方をするでしょうか。
外は、雪が降っていましたが、この降り方だったら、どんな表現がふさわしいのかも考えています。
そこで、改めて、「ひらひら・ひらひらと」と2回繰り返されると、どんな感じになるかを考えました。
また、「えんぽう」と「エンポー」では、それぞれの語感を伝えるためには、どんな発音をすればよいか、実際に声を出して、確かめ合いました。
こうした語句や表現の工夫について理解を深め、次は、いよいよ、筆者の考えや思いについて、話し合います。
随筆「空」では、文中で出てくる「風花」ではなく、「空」という題名を付けたのはなぜかをそれぞれが考え、近くの人と話し合いました。
そばで聞いていると、「風花は、空を見上げるきっかけにすぎず、伝えたかったのは、見上げた先にあった空だったから」といった説明をしていました。なるほど、と思いました。
こういう活動は、みな大好きなようです。
北堀先生の授業では、読み深める活動が、個人→近くの人→クラス全体、という風に、共感の輪が広がっていきます。背伸びをせず、自分たちが確かに感じられる感覚を大事に拾い上げていくことで、自分自身に置き換えながら、理解が深まってきているように感じました。
【高1】「現代文」の授業見学(松浦先生)
						2月10日(木)1限目、高校1年1組の「現代文」の授業(松浦先生)を見学しました。岩井克人「経済の論理/環境の倫理」という評論の授業で、1月31日(月)に見学した授業の続編です。

廊下を通ると、大勢の生徒が黒板で何かをカリカリ書いているような音がしていたので、興味を持ちました。
											
						廊下を通ると、大勢の生徒が黒板で何かをカリカリ書いているような音がしていたので、興味を持ちました。
この評論文の読解も進んできており、この時間は主に読み取ったことをどのように表現するか(アウトプット)に重点が置かれていました。授業は、毎回配られる「読解プリント」により進められています。
授業プリントでは、「倫理」を否定することから出発した経済学が、環境問題に関しては「再び呼び戻す」ことになったのはなぜか。文中の言葉を用いてわかりやすく説明せよ。という問いに対して、生徒はそれぞれ自分の考えを書き込んでいきます。
次に、近くの生徒同士で、自分はこんなふうに書いた、ということを説明し合います。
その後、指名された生徒は自分の答えを黒板に書いていきます。
松浦先生は、ここで説明する際に必要となるキーワード的なものを一つ一つ確認していきます。5人の生徒が書いた文章の中から、該当する部分にアンダーラインを入れていきます。生徒は、5人の指名された生徒が、どのように表現しているかを比較することができ、同じことでもこういう表現の仕方がある、ということを瞬間的に理解することが出来ます。
同様に、いくつかのキーワードが、文章のどこに、どのように書かれているかを内容ごとに番号を付けて示していきます。これらを見ると、自分の文章では、どこが不足していて、どのように書くとわかりやすいかを実感することが出来ます。
このような授業の進め方は、オンラインでも可能なのかもしれませんが、リアルタイムで対面で進めることで、より効果を発揮できるものではないかと思いました。
ここでは、「黒板に書いてくれた大門君の書いた文章は超絶素晴らしい。自分でもこんな風には書けない。」と松浦先生から大絶賛されていました。
さらに授業は、プリントに示された2つ目の問いへの考察へと移っていきました。
その間、生徒が書いたものを机間巡視しながら、アドバイスしたり、良く書けているものを紹介したりしていました。
このように、「評論文の読解」という内面的な作業を、「ともに学ぶ集団」の中でしか得られない付加価値を感じられる授業にしているところが、超絶素晴らしいと思いました。
【中3】「国語」の授業見学(石塚先生)
						2月9日(水)3限目、中学3年2組の「国語」の授業(石塚先生)の後半を見学しました。「君は『最後の晩餐』を知っているか」と「『最後の晩餐』の新しさ」という2つの文章を比べて読む、という授業でした。
 
					
											
						「最後の晩餐」という壁画は、レオナルド・ダ・ヴィンチの作品です。
この作品を巡って、藤原えりみ(美術ジャーナリスト)が「『最後の晩餐』の新しさ」、布施英利(美術評論家)が「君は『最後の晩餐』を知っているか」という評論を書いています。二人は、同じ作品を対象に、それぞれ別の視点から、その魅力を解き明かしています。
授業では、2つの文章を読み比べ、それぞれのテーマや着眼点、表現の特徴、共通点などの観点ごとに比較しています。
まずは、班ごとに読み比べを行い、チームスを使って、表にまとめます。
次に、自分たちの班以外で、どんな考えが出ているのかを知るため、「ワールドカフェ方式」を行いました。
ワールドカフェ方式は、班員1名を残して、他の班を訪問し、他の班がまとめた成果を学んできます。残った1名は、他の班からの訪問者を受け入れ、自分たちの成果を説明します。これをすべての班が同時に実行し、最後にもとの班に戻ってきて、いろいろな班の成果を共有します。これにより、一度に多くの班の成果を知ることが出来ます。
他の班から学んできたことのメモです。
これらを班員全体で共有し、気づかなかった視点などを取り入れていきます。
このように、他の班から学ぶことで、比較することの楽しさを味わうとともに、他の班のアイディアを取り入れることで、自分たちの比較内容の完成度を高めることができます。まさに「主体的対話的で深い学び」でもあります。
他の人のいろんな考えを知ることで、多様性を実感しています。
また、比較することで、文章を読み解く力が付いてくることを生徒自身も感じています。全員が集中して取り組んでおり、その中に楽しさを感じていることも伝わってきました。
もちろん、一人1台パソコンを最大限に有効活用していることも、授業の成功の要因です。こういう授業を受けてみたい人は、たくさんいると思います。
【中3】「美術」の授業見学(梅澤先生)
						2月9日(水)3限目、中学3年3組の「美術」の授業(梅澤先生)を見学しました。
石材を削ってハンコ(印章)を制作していました。このことを篆刻(てんこく)といいます。
 
					
											
						石材を削ってハンコ(印章)を制作していました。このことを篆刻(てんこく)といいます。
校長室の上の階から、金づちでトントンと叩くような音がしていたので、2階の美術室へ行ってみました。すると、中学3年生が、金づちをたたいて、立方体の石材を削り、ハンコ(印章)を作っていました。
石材は、割とやわらかい材質のようで、専用のヤスリで削っていくと、みるみる形が変わっていきます。なんだか面白そうです。
それぞれが思い思いのデザインを考え、削りだしています。
これは「ウサギ」です。ニンジンの印を制作中でした。
印章というと、名前を彫るというイメージがありますが、そんなことにはとらわれません。ハートや星形など、自由に、作りたいものを作っています。石の上と下の面が、印になっていて、両方押すと、ハートや星の形が完成するそうです。その自由さがまぶしいくらいです。
これは、イニシャルです。
こちらは「卓球のラケット」の形に削り出そうとしています。
これは何を作っているのでしょうか。
立体的なオブジェともいえる作品です。真ん中の部分を「球」として削り出し、その球が、枠の中を動くようにするそうです。完成した姿を見たいです。
パソコンの画面には石灯籠が見えます。
画面を見ながら、石灯籠の設計図を作っています。かなり緻密ですね。
これも壮大な作品になりそうです。
こちらは「音符」を削り出しています。音が生まれる瞬間ですね。
こちらは、わかりやすい名前です。なんだかほっとします。
皆、夢中になって、叩いたり、削ったりしています。削りカスの白い粉が大量に発生していますが、誰も気にしていません。一心不乱に削っています。気持ちよさそうです。
石材の中から、何が出てくるのか楽しみです。
完成した頃、また見学に来ます。
【高2】「化学基礎」の授業見学(笠倉先生)
						2月8日(火)4限目、高校2年2組の「化学基礎」の授業(笠倉先生)を見学しました。今日は「中和滴定」を行い、滴定に使った食酢に含まれる酢酸の濃度を求める実験を行っていました。今回の実験は、笠倉先生の画期的なアイディアで、感染防止対策として、各作業を誰がやるかを完全に分業化し、その作業をしていない生徒は、担当している生徒がやっているところを観察する、という方式で密にならないよう実験していました。
 
					
											
						そして、実験で得られた数値をもとに、計算で食酢中の酢酸の濃度を求めました。
わからないところは、隣の生徒に教わっています。
今日は、午前中授業で、1時には校舎外にでなければなりません。それなのに、授業が12時15分に終わり、12時30分を過ぎても、ひたすら計算を続けています。これはどうしたことでしょう。お腹は減ってないのでしょうか?
笠倉先生も質問に答えてくれています。
そして、とうとう計算で答えが出たようです。
実習教諭の田所先生に聞いたところ、実験に使用した酢酸の濃度は、約4%ということでした。はたして、生徒の計算の結果は?
赤丸で囲んだ数字に注目してください。「4」という数字が、心なしか輝いて見えます。おめでとうございます。正解です。お昼も食べずに計算した甲斐がありましたね。お見事でした。
【高2】「生物」の授業見学(小西先生)
						2月8日(火)2限目、高校2年3組の選択「生物」の授業(小西先生)を見学しました。小西先生は本校のOBで「科学部」に所属していました。数学も得意で、ミシシッピアカミミガメの成長に関して、切れ味鋭い解析をしてくれ、全国大会出場に貢献してくれました。当時の科学部のカメに関する研究のレベルは非常に高く、日本中のカメの研究者から注目されていました。
 
					
											
						今日の授業は「生殖と発生」でした。カエルの初期発生について、黒板一杯に、わかりやすい図をたくさん書いて説明していました。また、文字が大きく見やすいのも特徴です。
発生について理解するには、実際に自分の手で図を書いて理解することが重要です。
生徒のノートにも、発生の図がきれいに書かれていました。
発生のダイナミックな動きは立体的ですが、黒板や教科書に書かれた図は平面的です。そのため、平面的な図から立体的な動きを頭の中で補完することが必要になってきます。それが分かったうえで、自分のノートに平面的に表現できれば、わかったといえるのではないかと思います。ただ板書を写すだけだと、理解するのは難しいかもしれません。
頭の中で、図を動かすことに挑戦してみましょう。小西先生は、どうしたら立体的な動きを平面的な図で説明できるかに重点を置いて説明していました。
身近な風景 ~梅の木の野鳥
						2月7日(月)朝7:30頃、職員室前の梅の古木に咲いた花に野鳥がやってきました。
鈴木教頭先生が写真に撮ってくれましたが、野鳥の種類はわかりませんでした。誰か、野鳥に詳しい方がいたら、種名を教えてください。
 
					
										鈴木教頭先生が写真に撮ってくれましたが、野鳥の種類はわかりませんでした。誰か、野鳥に詳しい方がいたら、種名を教えてください。
身近な風景 ~梅の開花
						2月4日(金)、今日は立春です。冬が極まり春の気配が立ち始める日とされています。校庭の「枝垂れ梅」は、もう開花していました。春を少しずつ感じられるようになってきました。
 
					
											
						朝日森天満宮の参道沿いの梅も開花しています。
朝日森天満宮には学問の神様・菅原道真が祀られていますが、菅原道真が詠んだ有名な和歌があります。
「東風(こち)吹かば 匂い起こせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」
(どんな意味かは調べてみてください)
菅原道真は梅を好んでいたことから、朝日森天満宮の参道や境内には約100本の梅の木があり、満開になるととても綺麗です。梅の開花を記念して、梅開花記念御朱印を2月5日より頒布するそうです。
→朝日森天満宮
今日の写真は、鈴木教頭先生と中條先生が提供してくれました。
【中3】「社会」の授業見学(高野先生)
						2月3日(木)5限目、中学3年2組の「社会」の授業(高野先生)の後半を見学しました。今日の学習課題は「社会の中でお互いに助け合うしくみは、なぜ必要なのか?」でした。
 
					
											
						生徒は、以下の社会保障の給付費の推移のグラフから、どのような特徴が読みとれるかを考え、プリントにまとめていました。
自分でまとめた考えを近くの生徒に説明しています。
何人かの生徒が、自分の考えを代表して発表してくれました。
*皆さん、よく考えていることが分かりました。それぞれが、自分の言葉で説明できるところはさすがです。グラフを読み取り、そこから課題を見いだす力は、これからますます必要になってきます。高野先生の授業では、こうした取組が授業の中で普通に行われるようになっており、とても素晴らしいと思いました。
【中3】「理科」の授業見学(中村先生)
						2月3日(木)4限目、中学3年3組の「理科」の授業(中村先生)を見学しました。
単元は「自然界のつりあい」です。この時間は「生態系における生物の数量的関係」について、グラフを見て考え、班ごとに発表する、という活動をしていました。
 
					
											
						単元は「自然界のつりあい」です。この時間は「生態系における生物の数量的関係」について、グラフを見て考え、班ごとに発表する、という活動をしていました。
2月1日(火)から、「天体」(地学分野)から「自然界のつりあい」(生物分野)に入りました。生態分野について学ぶことは、「持続可能な開発」や「SDGs」との関連も大きく、とても重要だと思っています。生態分野の1時間目は、それぞれが知っている知識をもとに、「生態系のイメージ図」を書いていました。興味深かったので、いくつか紹介します。
今日の授業は、「生態系における生物の数量的関係」がテーマでした。
オオヤマネコとカンジキウサギの個体数の変化のグラフを見て、次の設問について、班ごとに考え、発表します。
班ごとに考え、ホワイトボードを使って発表の準備をしています。
そして、班ごとに発表しました。
<1班>
<2班>
<3班>
<4班>
<5班>
<6班>
<7班>
<8班>
<9班>
*どの班も、なぜそうなるのかをよく考え、どうすればわかりやすく伝えられるか、という視点から、ホワイトボードにまとめていました。それぞれが、全部違う方法で説明していたことが良かったと思います。さすがは、こうした活動に慣れているなと感じました。また、中村先生は、生徒が自ら考える活動を重視しており、その成果として、どのクラスでも活発なグループワークができるようになっています。
【中3】「佐高生・佐附中生の活躍」プレート作成
書いてきてくれたプレートは、校長室の中に設置した、今年度、新聞・冊子等に掲載された本校生の活躍を伝える記事の紹介コーナーに掲示しました。ぴったりはまっています。現時点で、20点以上の掲載があります。県内でここまで取り上げられている学校は、私の知る限り、本校以外ではありません。
この掲示板の裏側はこのようになっています。
Zoomなどを使った集会を行う際の「背景」となっています。その裏側の空きスペースを活用して、「佐高生・佐附中生の活躍」を紹介する掲示板を作成しました。今後は、本校のHPで紹介している画像も追加して紹介する予定です。充実した内容になると思いますが、コロナの影響で来客がほとんどなくなったため、見てくれる人がいないことが残念です。生徒の皆さん、興味があったら、昼休み等に見に来てください。
【中1】「佐野市理科研究展覧会」最優秀賞③
						中学1年生の部で「第17回佐野市理科研究展覧会」最優秀賞を受賞した磯部碧唯さん(2組)の作品について紹介します。研究題目は「ペットボトルをあけると、なぜ煙ができるのか」です。
 
					
											
						皆さんは、ペットボトルのふたを開けた瞬間、空気の入った隙間に、白い雲のような煙が発生するのを見たことがありますか?
「そう言われれば、見たことがあったかもしれない」と思い出したり、「確かに見たことある」とうなずく人もいるかもしれません。しかし、ほとんどの人は、それでおしまいのはずです。なぜ、煙がでてくるのか、どういうときに出てくるのかを突き止めてみよう、と実際に行動する人は、まずいません。おそらく、自分もそうだと思います。
磯部さんは、そうした疑問をそのままにせず、解明しようと思いました。
具体的には、どんな種類の飲み物の時、煙が発生するのか、煙はどうやって発生するのか、どういう条件の時に発生しやすいのか、こうした疑問を実験することで明らかにしていきました。これこそ探究です。それでは、どんな実験をしたのか、見ていきましょう。
実験1:煙が発生するペットボトル飲料は何か。
→煙ができたものは、すべて「炭酸飲料」であることが分かりました。このことから、「炭酸飲料から二酸化炭素がでていくことが、煙ができることに関係がありそう」と考察しました。
実験2:ペットボトルのふたをあけると、どのくらい軽くなるか。
→実際に、炭酸飲料はふたをあけると、二酸化炭素が出ていくため、かなり軽くなることがわかりました。このことから、「炭酸飲料から二酸化炭素が出ていくと、なぜ煙が出来るのか?」という新たな疑問が生じました。
実験3:気体が出ていくと温度は変わるか?
→風船から空気が抜けると、温度が2℃以上下がることがわかりました。このことから、「炭酸飲料から気体(二酸化炭素)が抜けると温度が下がり、空気中の水蒸気が冷やされて水滴になる、これが煙になるのではないか」という仮説を立てました。
実験4:気体がぎっしり詰まったスプレーから気体を出した後のスプレー缶の温度変化を調べる
→スプレーを使うと、スプレー缶の表面の温度が2℃くらい下がり、冷たくなることが分かり、仮説の前半を裏付ける結果が得られました。
実験5:空気を冷やすと、煙(水滴)ができることを調べる
→ペットボトルを冷やすと、ペットボトルの周りに水滴がついてきましたが、煙はできませんでした。しかし、凍らせた保冷剤やドライアイスの周りには煙ができました。このことから、空気が冷えると、煙(細かい水滴)ができることがわかり、仮説の後半を裏づける結果が得られました。
実験6:煙ができるときの炭酸飲料の温度と気温との関係を調べる。
→仮説を活用した応用の実験です。まず、炭酸飲料の温度が高いと多くの二酸化炭素が逃げることがわかりました。そして、逃げる量が多いほど、ペットボトル内の気体の温度が下がり、炭酸飲料と気温との温度差が大きいほど、たくさん煙が出ることがわかりました。これで、煙が出来るメカニズムが解明されました。
(まとめ)これらの実験から、以下のことがわかりました。
1 炭酸飲料は、ふたをあけたときに煙が発生する。
2 炭酸飲料は、二酸化炭素がたくさん溶けていて、ふたを開けると二酸化炭素が逃げるので、「プシュッ」と音がする。
3 気体が逃げる時、温度が下がる。
4 温度が下がると、空気中の水蒸気が冷やされて煙(水滴)となる。
5 炭酸飲料の温度が気温よりも高いときに、煙(水滴)がたくさん発生する。
6 炭酸飲料と気温の温度差が大きいほど、たくさん煙が発生する。
このように、一つの実験がつぎの謎を生み、それを突き止めるための仮説を立て、次の実験を考える、というように探究はどんどん深まっていきました。その結果、ペットボトルをあけた時の煙が発生するメカニズムを解明することが出来ました。これは、素晴らしい研究だと思います。
磯部さんの研究の最後に「感想」として、こんなことが書かれていました。
「ペットボトルのふたをあけると煙がでるというのは何気ないことだけど、実はいろいろな科学現象が関係していることがわかりました。きっと身の回りで普段何気なく見ていることの中にも科学現象が関係していることがたくさんあるのだろうなと思いました。」
身の周りの現象が科学でできている、ことに気付くと世界が変わって見えるかもしれません。もちろん、磯部さんも「才能あり」です。いい研究に出会えてよかったですね。
【中2】「届けよう、服のチカラ」感謝状
						2月1日(火)お昼の放送で、中学2年1組の葛原愛紘さんが、中学2年の有志生徒で実施した「届けよう、服のチカラ」プロジェクトに対して、ユニクロから感謝状が贈られてきたことを報告しました。
 
					
											
						葛原さんは、「届けよう、服のチカラ」のプロジェクトリーダーとして、旭城祭から10月頃まで、約2500枚の子供服(段ボール28箱分)を集めました。11月3日に枚数を数えてユニクロに送付していましたが、その感謝状が届きました。
また、感謝状とともに、「2021年度参加校のみなさまへ」と題するお礼状も同封されていました。それによると、今年度は、新型コロナの影響で、ユニクロの社員が直接現地に行って、子どもたちに手渡すことはできませんでしたが、服の寄贈は大いに喜ばれているということでした。それを聞いて安心しました。
プロジェクトリーダーの葛原さんも、これまでは、服を必要としている子供たちの役に立っている、という実感はありませんでしたが、今回の感謝状とお礼の手紙を見て、役に立ててよかった、という気持ちになったそうです。本当に良かったですね。
協力していただいた皆様、ありがとうございました。
服のチカラ プロジェクト.pdf
11月3日に箱詰めにした子供服と有志生徒たち
【高1】「現代文」の授業見学(松浦先生)
						1月31日(月)6限目、高校1年1組の「現代文」の授業(松浦先生)の後半を見学しました。岩井克人の「経済の論理/環境の倫理」という評論の読解の授業でした。
 
					
											
						松浦先生の評論の授業では、文章を読み解くカギとなる設問をボールのように生徒に投げかけ、生徒はそれをしっかりと受け止めています。生徒は、まず自分で考え、次に、周囲の生徒と確認をしています。
そして、確信を得た言葉を、先生に返しています。この繰り返しの中で、徐々に、この評論の核心に迫っていきます。こうした一連の作業がよどみなく繰り返されていくところが特徴です。
また、その都度、黒板に整理されてゆくので、ノートを見ると、思考の過程を再確認することが出来ます。そして、最後に配られた「読解プリント」では、限られた字数で答えることで、今日学んだことを振り返るとともに、実戦力を身に付けていきます。
短時間の授業見学でしたが、生徒は、見たり、聞いたり、書いたり、話したり、といった感覚を総動員し、確実に目的地に向かっていることを確かめながら、読解の森を楽しみながら歩いているように感じました。
【中2】「コーポレートアクセス」最終回
						1月31日(月)3・4限目、中学2年生が2学期から取り組んできた「コーポレートアクセス」の最終回を迎えました。今年度は、「マイチャレンジ」が実施できない代わりに、オンラインによる「企業インターンシップ」に取り組んできました。今日は、これまでの自分自身の人生を振り返りました。
 
					
											
						牛丼でおなじみの「吉野家ホールディングス」のグループ人材戦略室の山﨑裕之様の特別講話を受講しました。
まずは、アイスブレーキングで話しやすい雰囲気が作られました。
続いて、「自由に考える」練習をしました。
代表班の発表に盛り上がりました。
段々と自分のことを話すことが楽しくなってきます。
いよいよ、今までの人生を振り返り、人生曲線を描いていきます(これは事前に宿題として出されていました。)
講師の山﨑さんもご自身の人生曲線について、話してくださいました。
そして、グループ内で、それぞれの人生曲線について語りました。
・今までの人生で忘れられない、心が動いたような体験、すごく悔しかったこと、体が震えるほど怒りに満ちたこと、顔から火が出るくらい恥ずかしかったこと、楽しかったこと、うれしかったこと、思わずガッツポーズしたこと、などについて、人生曲線を描き、コメントを加えました。
・山﨑さんからは、誰一人として同じ人生を歩んできている者はいない、人それぞれの体験があり、感じ方がある。得手不得手もある。「人それぞれ」であることこそ「多様性」なんだというお話がありました。また、自分の未来についても、人それぞれに多様な可能性があることを伝えてくださいました。
・これまでのオンラインインターンシップでは、グループの仲間たちと自分たちの可能性を探ってきましたが、一人一人が歩んでいく人生においても、それぞれが違ったものを求めていくことを力強く後押ししてもらいました。
・半年間、素晴らしい体験ができたことを実感して、コーポレートアクセスは幕を閉じました。
【高校】SVNの研修会
						1月31日(月)放課後、「佐野市内高校生災害復興ボランティアネットワーク」(SVN)の研修会が選択4教室で開催されました。佐野市社会福祉協議会の職員に来ていただき、ボランティアの際に加入する保険について、説明をしていただきました。
 
					
											
						SVNの発起人である高校3年生の猪瀬遥大君の挨拶の後、佐野市社会福祉協議会の酒井さんと金子さんが説明してくれました。なお、金子さんは、本校の卒業生(中高一貫・男女共学の一期生)で、母校の後輩たちの姿に感慨深げでした。
身近な風景 ~アカスジキンカメムシ
						1月31日(月)清掃が終わった頃、校長室に珍しい生き物が届けられました。中学1年1組の若林千悠さんと渡邉真央さんが、中庭の清掃中に見つけたそうです。草刈り鎌の上に乗っけて持ってきてくれました。アカスジキンカメムシの幼虫だそうです。
 
					
											
						二人は、先週も、この生き物を発見し、「アカスジキンカメムシの幼虫」であることを突き止めたそうです。さすがです。
私もHPで調べてみたら、アカスジキンカメムシについては、HP「虫ナビ」に次のように記載されていました。
→ アカスジキンカメムシ https://mushinavi.com/navi-insect/data-kame_akasujikin.htm
「大変美しいカメムシ。
成虫は緑色の体色に赤い帯模様が綺麗で、日本で最も美しいカメムシの一つである。
幼虫は本種の体色とは全く異なり、別種のようで、金属光沢の黒っぽい銅色で、真っ白な模様がある。
5齢幼虫で越冬し、翌春に羽化する。」
「大変美しいカメムシ」とありますが、まだ「5齢幼虫」なので、美しいというより地味な感じですが、春先に羽化すると、美しい宝石のような緑色の成虫の姿が現れるそうです。
寒い冬ですが、春に向けて着々と準備をしている昆虫たちがいるんですね。そのことに気づかせてくれた2人の中学生に感謝します。
						「大変美しいカメムシ。
成虫は緑色の体色に赤い帯模様が綺麗で、日本で最も美しいカメムシの一つである。
幼虫は本種の体色とは全く異なり、別種のようで、金属光沢の黒っぽい銅色で、真っ白な模様がある。
5齢幼虫で越冬し、翌春に羽化する。」
「大変美しいカメムシ」とありますが、まだ「5齢幼虫」なので、美しいというより地味な感じですが、春先に羽化すると、美しい宝石のような緑色の成虫の姿が現れるそうです。
寒い冬ですが、春に向けて着々と準備をしている昆虫たちがいるんですね。そのことに気づかせてくれた2人の中学生に感謝します。
【中高】佐野市の広報での紹介
						1月31日(月)、本日配付された「広報さの」で本校の「教育奨励賞努力賞」受賞が紹介されました。本賞は、各都道府県および政令指定都市から1校ずつ選出された学校(幼小中高特別支援から1校)の中での受賞で、「学校教育の甲子園」と呼ばれることもある賞です。本県の学校の受賞は、5,6年ぶりだそうです。

(佐野市の了解を得てHPに掲載しました)
佐野市広報.pdf
										(佐野市の了解を得てHPに掲載しました)
佐野市広報.pdf
【高校】教育研究発表大会(石川先生)
						1月29日(土)12:30~14:10、栃木県総合教育センター主催「令和3年度栃木県教育研究発表大会」の情報教育部会で、石川美恵子先生が、本校からオンラインで発表しました。
 
					
											
						研究テーマは「高等学校情報科『情報Ⅰ』におけるプログラミングの指導について」で、9月28日に本校の1年生に対して実施したプログラミングの授業実践について、発表しました。
来年度から始まる「情報Ⅰ」でのプログラミング教育を先取りした教育実践に大きな関心が寄せられ、県外も含めて70名程度がオンラインで参加していました。
【中学】下野教育美術展 佐野地区奨励賞作品展
						すでにお知らせしたとおり、第52回下野教育美術展 佐野地区審査会で、県中央審査への地区代表出品作品40点中24点が、佐附中から選出されました。地区代表とはなりませんでしたが、奨励賞を受賞した100作品すべてを一挙に紹介いたします。

名付けて「佐附中アート・ミュージアム」をお楽しみください。
											
						名付けて「佐附中アート・ミュージアム」をお楽しみください。
以下に、100作品を掲載しています。
<1年生>
まずは、絵画です。
タイトルは、「なぜか 気になる情景」です。
ここからは、デザインです。
タイトルは、「〇〇のコンポジション」です。
<2年生>
まずは、絵画です。
タイトルは、「きらめき ゆらめき」です。
ここからは、デザインです。
タイトルは、「3D コンポジション」です。
<3年生>
まずは、絵画です。
タイトルは、「自分を見つめて」です。
ここから、デザインです。
タイトルは、「新種の〇〇発見!」です。
以上で、おしまいです。 素晴らしい作品群でした。
最後まで、御観覧いただき、ありがとうございました。
【中学】下野教育美術展 佐野地区審査結果
						令和3年度 第52回下野教育美術展 佐野地区審査受賞結果をお知らせします。
佐野地区の審査で、県の中央審査への「地区代表出品作品」40点が決定しました。
佐野地区全体の出品枠(佐野地区中学校11校対象)は40点と決められていますが、佐附中の生徒から24点が選出されました。中央展審査会は2月上旬に実施され、出品作品は、すべて銅賞以上の受賞となります。お見事でした。
 
					
											
						佐野地区の審査で、県の中央審査への「地区代表出品作品」40点が決定しました。
佐野地区全体の出品枠(佐野地区中学校11校対象)は40点と決められていますが、佐附中の生徒から24点が選出されました。中央展審査会は2月上旬に実施され、出品作品は、すべて銅賞以上の受賞となります。お見事でした。
なお、中央展出品とはなりませんでしたが、「奨励賞」及び「入選」の生徒も大勢いました。「奨励賞」の作品は、現在、管理棟2階の廊下に展示しています。
生徒の皆さんは、ぜひ鑑賞してください。
【中1】美術の授業見学(梅澤先生)
						1月28日(金)1限目・6限目、中学1年2組と1組の「美術」の授業(梅澤先生)を見学しました。ペットボトルと紙粘土を使った「ランプシェード」を制作していました。
 
					
											
						ペットボトルに紙粘土を貼り付けて「ランプシェード」を作っています。紙粘土に絵の具を入れてこねると、様々な色の粘土に変わります。
「光源のキット」を差し込み、スイッチを入れると、様々な色の光を放ちます。
完成したランプシェードを暗室で光らせてみましょう。
意外と明るく光ります。LEDなので、熱くなる心配はありません。あやしい雰囲気がたまりませんね。
【高校】オンライン授業配信③
本校では、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、高1と高2については、本日(28日)まで、学年閉鎖をしています。その間、全クラスで時間割通り(実技科目は除く)、「オンライン授業配信」をしました。本日も、授業配信している様子を紹介いたします。

					今日が、授業配信の最終日です。学年閉鎖で生徒の顔を見ることはできませんでしたが、オンラインで、生徒と先生がしっかりとつながっていることを感じました。非常に大きな成果のあった1週間でした。
【中学】保健委員のお昼の放送
						1月28日(金)、今日の保健委員のお昼の放送は、中学1年1組の若林千悠さんです。感染防止対策に加えて、乾燥対策についてもワンポイントアドバイスをしてくれました。
 
					
											
						【中2】オンライン「朝の会」
						1月28日(金)本日は、中学2年2組の学級閉鎖の最終日です。朝、担任の粂谷先生によって、「オンライン朝の会」が開かれていました。元気な顔を見ることが出来ていました。
 
					
											
						石塚先生が国語の授業配信をしていました。
【高校】オンライン授業配信②
						本校では、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、高1と高2については、今週いっぱい(28日まで)、学年閉鎖をしています。その間、全クラスで時間割通り(実技科目は除く)、「オンライン授業配信」をしています。
本日も、授業配信している様子を紹介いたします。
 
					
											
						本日も、授業配信している様子を紹介いたします。
先生方も回数を重ねるにつれ、だいぶ慣れてきており、スムーズにできるようになってきました。また、高1ではチームスを使って、グループでの課題研究の発表の準備も進んでいます。
こうした授業配信に対して、生徒から見て、良かった点、改善点などをフィードバックしてもらっています。
例えば、黒板の字を写す場合、先生の立っている位置によって、陰になってしまったり、ピントが先生に合ってしまって、黒板の字がぼやけてしまう事がある、など、こちらからでは気づかない事も、指摘されて初めて分かる事もありました。
今回の授業配信で、先生方のノウハウは著しく向上しました。生徒の皆さんも、こうするともっと見やすくなる、分かりやすくなる、という事があったら、授業配信中に、チャットなどで教えてくれるとありがたいです。
【中学】保健委員のお昼の放送
						1月27日(木)、今日の保健委員のお昼の放送は、中学1年1組の田名網航太君です。しっかりした口調で、自分で考えた言葉を伝えてくれました。
 
					
											
						【中2】「佐野市理科研究展覧会」最優秀賞②
						中学2年生の部で「第17回佐野市理科研究展覧会」最優秀賞(県出品)を受賞した松葉紳一郎君の作品について紹介します。研究題目は「微生物の観察 第4巻」です。

					
											
						この研究は、松葉君の継続研究の5年目になります。小学4年生の時に、自宅の庭のバケツに溜まっていた水の微生物の観察をしたのがきっかけで、微生物への興味関心が広がり、研究もどんどんシンカしてきました。これまでにまとめた研究の成果は、以下の通りです。
向かって右から、微生物の観察「第1巻」(小5の時にまとめました)、真ん中の3冊が「第2巻」(小6)、左側が「第3巻」(中1)、そして、手に持っているのが「第4巻」(中2)です。第2巻までは手書きでしたが、第3巻からは、パソコンで作成しているので、コンパクトになっています。
今回の「第4巻」の全貌を紹介するのは、かなり困難です。本文が172ページあり、読むだけでも2時間くらいはかかりました。とりあえず、研究の概要のみを紹介することにします。研究論文は以下のような構成になっています。
「各地の水の観察」では、県内の21地点から水を採取し、そこに生息している微生物の種類などを観察しています。これは、5年前から続いていることで、松葉君の研究の原点と言えるものです。いつか新種を発見したいという夢があります。以下のページのように、採取地点ごとにまとめられています。
「ひょうたん池の観察」では、松葉君の母校である旧三好小学校にある「ひょうたん池」にいる微生物の観察を5年間続けています。三好小学校は、松葉君の卒業とともに廃校になってしまいましたが、今も管理されているので、毎月1回、「ひょうたん池」で「定点観察」をしています。季節による周期的な変化などが見えてきます。
今回の観察では、ネンジュモという微生物の発生する量が年によって変動することに興味を持ち、気温などの気象との関係について考察しています。
「ボルボックスの研究」は、今回の研究の中核を成すものです。昨年度の研究で、初めて発見・培養し、その生活史について解明しました。今回は、「ボルボックスの越冬」、「最適な明暗周期」、「休眠芽の発芽」などに挑戦しました。
まず、「越冬」については、自然状態ではありえないことですが、一定以上の水温を保つことで、冬でも増殖することがわかり、越冬させることが可能となりました。(→成功しました)
2番目の「明暗周期」については、人工的な明暗周期を作るため、本格的な「LED照明装置」を自作しました。約3か月にわたって、明暗12時間ずつの周期を作り、増殖するかどうかを調査しました。(今回は、結論が出ませんでした。)
「休眠芽の発芽」については、ボルボックスは冬、気温が低いと休眠芽を残して死んでしまいますが、春になると再び、休眠芽から発芽して、ボルボックスの姿になります。自然の状態では、休眠芽は発芽しているのですが、人工的に発芽させることが出来るか、つまり、人工発芽に挑戦しました。(休眠芽を発芽させることはできませんでした。なかなか難しそうです。)このテーマは、来年度の大きな柱になるそうです。
最後の「微生物活用法」については、微生物を植物の肥料として活用できないかを昨年度からの継続研究で、様々な検証実験を行いました。
以上のように、膨大なデータによる研究です。松葉君の研究の素晴らしいところはたくさんありますが、特筆すべきは以下の3点です。
(1)微生物を観察しているうちに、疑問点(謎)が湧いてきて、それを解明するために、自分で文献を調べ、仮説を立てて実証していることです。まさに、研究者がやるべきことを当たり前のようにやっていることです。
(2)長期間にわたる継続的な観察と仮説を証明するための短期的な実験を並列して進めることが出来ることです。これは、自然を観察する際に、何年間かの大きな時間の流れと、数か月の比較的短い時間の流れを両方使い分けることが出来るということで、研究者としての懐の深さに繋がると思います。
(3)研究に没頭すると周りが見えなくなる、という人も多いと思いますが、松葉君は、自分が研究を続けられるのは、家族や周囲の人たちが理解し支えてくれていることを自覚・感謝しており、自分だけで突っ走ることはしないことです。研究は大切ですが、世の中にはそれ以上に大切なものがあることを知っており、人間として素晴らしいと思います。
*今後の課題としては、一度、大学の専門家の指導を受けた方がいいと思います。(一緒に考えてみましょう。)
【高校】オンライン授業配信①
						本校では、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、高1と高2については、今週いっぱい(28日まで)、学年閉鎖をしています。その間、全クラスで時間割通り(実技科目は除く)、「オンライン授業配信」をしています。
 
					
											
						先生によって、やり方はそれぞれですが、黒板を使って、生徒に語りかける授業をしていたり、チームスで2人組にしてペアワークを取り入れたり、パワーポイントの画面を共有して授業をしたりしています。それぞれに工夫して授業を行っています。
【中学】保健委員のお昼の放送
						1月26日(水)、今日の保健委員のお昼の放送は、中学2年3組の的場康気君です。
感染拡大防止に向けて、自分で考えた言葉で伝えてくれました。
 
					
											
						感染拡大防止に向けて、自分で考えた言葉で伝えてくれました。
【中2】オンライン授業参観 ~伝統文化を世界に発信②~
						1月25日(火)3・4限目、昨日に引き続き、中学2年1組で、オンライン授業参観がありました。
「Let's introduce our traditional culture to the world (~伝統文化を世界へ発信しよう~)」というタイトルの下、各班で英語での発表を行いました。 4時間目のみ見学しましたが、内容を少し詳しく紹介します。

この班は、「茶道」に関する発表です。
											
						「Let's introduce our traditional culture to the world (~伝統文化を世界へ発信しよう~)」というタイトルの下、各班で英語での発表を行いました。 4時間目のみ見学しましたが、内容を少し詳しく紹介します。
この班は、「茶道」に関する発表です。
茶道をテーマにしている班はたくさんありますが、それぞれ伝えたい内容は違っています。例えば、四季のお茶菓子について発表する生徒もいました。
また、茶碗について発表する生徒もいます。
同じ「茶道」がテーマでも伝えたい内容は、それぞれ違っています。次の班も「茶道」でしたが、切り口は違います。
さらに、同じお茶菓子がテーマでも、クイズ形式で発表する生徒もいます。
「藍」をテーマにした班もありました
こうして、全ての班の発表が終わりました。生徒たちは皆、自信を持って堂々と発表していました。伝統文化を世界に発信、を目標に真摯に取り組んできた成果が発揮できたと思います。素晴らしかったです。
最後は、先生方の講評を聞き、大成功の内に終了しました。生徒の皆さんの成長を実感しました。
中学2年1組の保護者の皆さん、オンライン授業参観に参加してくださり、ありがとうございました。
【中3】「佐野市理科研究展覧会」最優秀賞①
						中学3年生の部で「第17回佐野市理科研究展覧会」最優秀賞(県出品)を受賞した相田潤乃さんの作品について紹介します。研究題目は「臭いをなくす ~身近なもので消臭実験~Part2」です。

向かって左手に持っているのが、中1での「part 1」、右手に持っているのが、今回の「part 2」です。
											
						向かって左手に持っているのが、中1での「part 1」、右手に持っているのが、今回の「part 2」です。
2年前のPart1と今回のPart2は、2つセットで完結するいわば「姉妹編」の関係にあります。相田さんは、中学のラグビー部に所属していましたが、2年前にラグビー部が、ある企業と消臭に関する共同開発を行ったことがきっかけで、自分にも身近なもので、部活後のTシャツやスパイクを消臭できないかと考えて始めたのが、Part1の実験です。
さて、相田さんの研究には、素晴らしいと感心した点が3つありました。
(1)研究のデザインが明確。
Part1では、アルカリ性の食品(納豆)の臭いの消臭効果について探究しました。
Part2では、酸性の食品(エビ)の臭いの消臭効果について探究しています。
つまり、2つ合わせると、アルカリ性と酸性の食品の臭いを網羅できることになります。
そして、消臭効果のある物質については、Part1とPart2で共通するもので調べています。
→ 緑茶、コーヒー粉末、新聞紙、和紙、銅(10円玉)、アルミニウム(1円玉)、焼ミョウバン、重曹、素焼き鉢、炭です。それに、今回はミカンやグレープフルーツの皮が加わりました。
つまり、Part1とPart2の結果を同じ土俵で比較することが出来ます。
(2)臭いを客観的に数値化
消臭効果とは、最初の臭いがどれだけ少なくなったかを示していますが、人間の嗅覚は同じ匂いを嗅いでいると、だんだん慣れてきて、あまり感じなくなります。つまり、人間の感覚で消臭効果を示そうとしても、あまり正確ではありません。そこで、相田さんは、「ニオイセンサー」という機械を使って、数値化しています。
この機械の先端を臭いの元が入ったタッパーに差し込むと、取り入れた空気中の臭いを数値で表示されます。この機械はかなり正確で再現性があり、人間の感覚とも相関があります。つまり、人間が臭いと感じる場合は、数値も高くなっています。この機械を活用したことが大きな勝因でしょう。
ちなみに、この機械は買うと30万以上する高価な代物ですが、家族の協力により、数日間だけレンタルしてもらい、その期間中に(3日間程度)一気に実験を行っています。
その結果、このような結果が得られました。一番上の列の数字は、臭いの元(Part1は納豆、Part2はエビ)を放置しておいた数値です。つまり、これが消臭効果の対照実験となります。
<part1>
<Part2>
なお、Part1では、クーラーが入ってない状態(30℃以上)で実験したので、条件を揃えるため、Part2でも、わざと、クーラーを入れない状態(30℃以上)で実験したそうです。比較するために条件をできるだけ同じになるようにしているところは、さすがです。苦労した甲斐があったと思います。
(3)グラフ化すると結果が一目瞭然
相田さんは、上のPart2の表の数値をこんなふうにグラフ化しています。
このグラフは、新聞紙(赤線)と和紙(青線)の消臭効果を対照実験(太線、放置エビ)と比較して表示しています。つまり、太線よりも下にあれば、臭いの数値が低いので消臭効果があることがわかります。このようなわかりやすいグラフで結果を表しているところが、とても素晴らしいです。
ちなみに、Part1でも同じようにグラフ化しています。臭いの元は納豆(アルカリ食品)で、太線が対照実験(放置納豆)で、赤線が新聞紙、青線が和紙を表しています。
Part1とPart2の結果を組み合わせると、臭いを吸収する物質が、どのような臭いをよく吸収するかがわかってきます。
これによると、炭は、納豆(アルカリ性)、エビ(酸性)、どちらの臭いも最もよく吸収することがわかります。おそらく、最終的に、この相関図を作る、という目標があったので、材料や方法をPart1とPart2でそろえたのではないかと思います。
Part1とPart2の結果が合わさってグラフが完成する。実に美しい研究です。
それを可能にした研究のデザインが優れていたことに尽きると思います。お見事です。
相田さん、明らかに「才能あり」です。おそらく、その才能は理科研究だけにとどまることはないでしょう。
【中2】オンライン授業参観 ~伝統文化を世界に発信~
						1月24日(月)、中学2年3組の「CTP」の授業参観がオンラインで行われました。2年生がこれまでに本校の教育活動の中で学んだ「伝統文化」(茶道・華道・藍染め・百人一首・歌舞伎・能)について、班ごとにテーマを決めて、英語でプレゼンしました。
 
					
											
						今回の企画は
「Let's introduce our traditional culture to the world」
~ 伝統文化を世界へ発信しよう! ~ です。
実際に、「世界に向けて発表する」わけではありませんが、英語を使っての発表に挑戦しました。
*生徒が興味を持ったテーマごとにグループをつくり、その中で、個々が発表する内容を分担しました。短期間での準備でしたが、どの班もよく考えて英文を作り、発表していました。英語でのプレゼンは初めての人がほとんどだと思いますが、皆、一生懸命発表していました。同じテーマでも、発表者によって視点が異なり、聞いていて、なるほどと思える楽しい発表でした。
【中学】「第17回佐野市理科研究展覧会」の結果
						1月21日(金)、「第17回佐野市理科研究展覧会」の審査が行われ、中学1年生の磯部碧唯さん、中学2年生の松葉紳一郎君、中学3年生の相田潤乃さんが、最優秀賞となりました。また、中2の松葉君と中3の相田さんの作品は、県大会出品となりました。おめでとうございます。なお、新型コロナ感染症拡大の影響で、作品の展示等はありませんでした。
 
					
											
						本校から出品した作品の概要を紹介します。
<1年生>
(1)磯部碧唯さん → 最優秀賞
・題名「ペットボトルをあけると、なぜ煙ができるのか」
・作品の概要と特徴(出品表より)
「ペットボトルのふたを開けるときにできる煙?に着目して研究をすすめている。煙ができやすい飲料の種類を特定したり、ふたを開けたときの質量や温度の変化を計測したりしながら、実験を繰り返し行い、考察を深めている。資料も写真や表を有効に配置してわかりやすくまとめられている。」
(2)大山汐音さん → 優秀賞
・題名「石鹸の研究」
・作品の概要と特徴(出品表より)
「世界の人口の約40%の人が、石鹸で手を洗うことができない状況であることを知り、身近なものを利用して洗浄や虫除けが期待される石鹸が作れないか研究をしている。様々なハーブやアルカリ性物質等を組み合わせ、繰り返し比較して検証している。資料や写真・表を有効に配置してわかりやすくまとめられている。」
(3)池田清子さん → 優良賞
・題名「これって一体何者!? ~野菜の中にある「わた」について~」
・作品の概要と特徴(出品表より)
「ゴーヤやピーマンなど身近にある野菜の「わた」に着目した研究である。4種類の野菜のわたを様々な観点から比較し、その特徴をとらえている。また、果実の成長と胚珠の変化とわたの変化について、わたの役割などの仮説を立て、観察と実験を通して、考察を深めている。DNAの抽出にも挑戦している。」
<2年生>
(1)松葉紳一郎君 → 最優秀賞(県大会へ出品)
・題名「微生物の研究 第4巻」
・作品の概要と特徴(出品表より)
「5年目の継続研究である。21地点の継続的な観察に加え、今回は「微生物と環境の関係」についての研究に力を入れている。個体数の変化と気象との関係や除草剤の影響などについて考察されている。また、ボルボックスの越冬の研究や微生物の活用法など、高い探究心を持った研究になっている。」
(2)小倉千明さん → 優良賞
・題名「ダイラタンシー現象を探る」
・作品の概要と特徴(出品表より)
「小学生の時に、科学クラブでダイラタンシー現象の実験を行った。その時生じた疑問を自ら解決すべく本研究を行った。現象が起こりやすい条件を明らかにするために、片栗粉や水の割合や落とす物体の種類の違いに着目して研究を行い、その条件を自分なりに導き出すことができた。」
(3)縫田夏帆さん → 優良賞
・題名「カゼインプラスチックの土壌分解」


(3)縫田夏帆さん → 優良賞
・題名「カゼインプラスチックの土壌分解」
・作品の概要と特徴(出品表より)
「カゼインプラスティックという環境に優しいプラスティックの存在を知り、実際に作って土壌分解にかかる時間を調査した。条件をそろえて、牛乳・加工乳・乳飲料からカゼインプラスティックを作り、その特徴や土に埋めた日数による変化の様子を写真や表で分かりやすくまとめている。」
<3年生>
(1)相田潤乃さん → 最優秀賞(県大会出品)
・題名「臭いをなくす ~身近な物で消臭実験~Part2」


<3年生>
(1)相田潤乃さん → 最優秀賞(県大会出品)
・題名「臭いをなくす ~身近な物で消臭実験~Part2」
・作品の概要と特徴(出品表より)
「中学1年時に行った消臭に関する研究の継続研究である。今回は、酸性食品の消臭に効果を発揮するものについて探ることにした。予想や仮設をしっかりと立てて実験を行っている。酸性食品に消臭効果を発揮するものについて、実験結果をもとに自分なりの見解を導き出すことができた作品である。」
(2)富田綾華・富田妃華 → 優秀賞
(2)富田綾華・富田妃華 → 優秀賞
・題名「唾液のパワー ~私たちの健康を維持する力~」




・作品の概要と特徴(出品表より)
・作品の概要と特徴(出品表より)
「歯科医師の話から、虫歯にならないよう口腔内を清潔に保つために、唾液の働きが関与していることを知った。唾液の働きについて、刺激や咀嚼による分泌能や飲み物の種類による口腔内のphの変化を調べる事で明らかにしようと試みた作品である。」
(3)栢島蒼史君 → 優良賞
(3)栢島蒼史君 → 優良賞
・題名「川の環境調査 ~水生生物たちにとっての好条件とは~」
・作品の概要と特徴(出品表より)
「県内4つの川について、そこに生息している水生生物の種類や水の性質などを調査し、水生生物が棲みやすい環境について自らの考えを導き出した。調査する川のphを測定したり、川の流れの速さを独自の方法で求めたりするなど、工夫して研究を進め、考察を深めることができた」
*明日からは、最優秀賞の作品について、本人から話を聞きながら紹介したいと思います。
身近な風景 ~トウキョウサンショウウオの卵嚢
						1月16日(日)に、トウキョウサンショウウオの初産卵が観察されました。産卵直後の卵嚢はしわしわでしたが、徐々に水を吸収してパンパンになってきました。

このように膨らんでくるので、産卵直後であれば、その膨らみ具合から産卵日をあるていど推測することが出来ます。
											
						このように膨らんでくるので、産卵直後であれば、その膨らみ具合から産卵日をあるていど推測することが出来ます。
1月16日(日)
1月17日(月)
1月18日(火)
1月19日(水)
おやおや、何かが映り込んでますね。
これは、仮面ライダー1号と2号と戦ったショッカーの改造人間『ザンジオー』です。「南アルプスの人喰いサンショウウオ」です。別名がエリート怪人のためか、襟元には蝶ネクタイのような、バランサーかエラ状の構造物があります。最大の武器は、口から吐く1万℃の火炎です。両生類なのにとんでもない武器をもってますね。しかし、なかなかよくできた造形です。まさに絵になる怪人です。トウキョウサンショウウオの産卵の応援に来たのでしょうか?ありがたいですが、間違っても火炎は吐かないでくださいね。
【中3】「シンカゼミ」での研究②
						1月21日(金)昼休み、中学3年2組の教室で、上岡諒吾君(3組)によるヴァイオリンのミニコンサートが開かれました。曲名は、モンティ作曲「チャールダーシュ」でした。

背景の黒板の数式とヴァイオリンの音色が、なぜか違和感なく溶け合っていました。
											
						背景の黒板の数式とヴァイオリンの音色が、なぜか違和感なく溶け合っていました。
上岡君は「シンカゼミ」の研究班(3組:上岡諒吾君、1組:山﨑厘太朗君、2組:武藤優和君)の一員で、「クラシック音楽」に関する研究をしています。クラシック音楽を生で聞いてもらうことで、リスナーはクラシック音楽をどのように受け止めているのかを研究しているようです。曲を聞いてもらった後に、アンケートに協力してもらっていました。
ところで、モンティの「チャールダーシュ」は4分間程度の小品とはいえ難曲です。皆さんが良く知っている、サラサーテの「チゴイネルワイゼン」のような感じの曲です。有名な演奏家のアンコールピースなどにも取り上げられている曲です。上岡君は、自信を持ってよどみなく演奏していましたので、おそらく小さい頃からヴァイオリンを習ってきたのでしょう。とても上手でした。
上岡君の演奏を聞いた生徒からは、
「生のクラシック演奏を聞いたのは初めてだったので、とても新鮮でした。」
「とても凄い演奏だと思いました。」
などの感想を聞くことが出来ました。
*この研究がどのようにまとめられるのか、とても楽しみです。
身近な風景 ~朝の月
						1月21日(金)朝7:30 西の空には、白い月がくっきりと見えていました。

月がどこにあるか、わかりますか?
											
						
						
										月がどこにあるか、わかりますか?
						緊急情報
					
	
	特にありません。
						カウンター
					
	
	
				
			0		
			
			9		
			
			6		
			
			8		
			
			9		
			
			4		
			
			9		
			
			9