おいでよ!ゆずの里 ~平井町PRプロジェクト~

2023全国農業高校HANASAKI収穫祭

今年も大丸東京店にて開催されたイベント[全国農業高校収穫祭]に参加しました!今回は、農業環境部の[地域デザイン班]と参加しました。地域デザイン班は、都賀の座敷箒の普及や継承に関する活動をしています。

販売会では、卓上箒やジャムを販売。本校を知らない方々へのアピール方法をはじめ、他県農業高校生との交流や製品に触れるなど、たくさんの学びと経験をすることができました!

栃木県内の農産物や、私達の活動をたくさんPRできたと思います!購入して頂いた皆様、ありがとうございました。

 

 

日本植物学会 ポスター発表

9/9に、北海道大学にて開催された[日本植物学会 第87回大会 高校生ポスター発表会]に参加しました。オーラプテンに関する研究内容や、含有量測定の結果を活かした商品展開について発表しました。

3月に参加した植物生理学会での発表とはまた違う視点の研究が多く、他校の発表内容や専門家の先生方から頂いた意見は、大変参考になりました。

日頃より研究に協力頂いている帝京大学の先生方、大変ありがとうございました。

 

 

 

農業クラブ関東大会

8月25日(金)東京農業大学世田谷キャンパスにて農業クラブ関東大会が開催され、農業環境部は「プロジェクト発表:分野Ⅱ類」に出場しました。関東圏内9県の代表校が集う中、平井町ゆずの里のPR活動や商品開発のプロセスについて発表しました。全国大会への出場権を得ることは叶いませんでしたが、日頃の成果は出しきることができたと思います。また、2年連続関東大会の舞台で発表でき、結果以上に得るものが大きい大会だったように感じました。

これからも、地域イベントをはじめ、学校給食食材提供や研究発表など様々な場を通じて、「地元・栃木市平井町」のためにPR活動を継続していきます!!これからも応援よろしくお願いします。

ゆずマーマレード、令和5年度も学校給食へ!

令和4年度2月、栃木市内の小学校に食材としてマーマレードを使用して頂き、児童からも大変好評だったと伺いました。令和5年度は、更に多くの小中学校にて提供して頂けることとなり、嬉しい限りです!にっこり

令和5年度提供第一号は、栃木第三小学校。鶏肉の照り焼きに使用して頂いたようです。

  

実はこのマーマレード、製造にとても手間がかかっています。

果皮の裁断(1mm幅)、苦味処理、ペクチン抽出、搾汁、、、多くの工程を経て製品になっています

(低年齢の子供たちにも食べてもらえるよう、果皮を塩ゆでするなど、念入りに処理しています。)

私たちのこだわりのマーマレードには、「ゆずの里」を美味しく知ってもらいたいという想いがあります。

給食は、地域の農産物を児童・生徒たちに知ってもらう絶好の機会。

これからも、多くの小中学校にお届けし、地域のPRにつなげていけたら嬉しいです。

 

提供された際には、果皮も美味しいので、残さず食べてくださいね♪♪♪

農業クラブ県大会

 先日、栃木県学校農業クラブ連盟主催のプロジェクト発表会が行われました。私たちの活動を県内の農業高校生や先生方に知ってもらう絶好の機会です。今年度は分類Ⅱ類(開発。・保全・創造分野)に出場し、最優秀賞を受賞しました。昨年度は分類Ⅲ類(ヒューマンサービス)で最優秀賞を頂き、2年連続関東大会の出場権を得ることができました。平井町自治会の方々や各種研究に協力いた方々、関係の皆様、そしてこれまで活動の基礎を築いてきた先輩たちのお陰です。ありがとうございます。

これからも様々な場面で私たちの活動を県外に広く知ってもらい、期待に応えられるように頑張ります!!

  

栃農ふれあい試食会

21日(日)、今泉町にある[老人福祉センター泉寿園]にて、私達の活動紹介と、ゆず製品の試食会を開催しました。提供したのは、ゆずパウンドケーキとゆずフレーバーティー。パウンドケーキは、これまで渡良瀬遊水地三県境イベントや、栃木市地域おこし協力隊活動報告会で提供したものを改良し、試作をさかねたものです。表面に、粉砂糖をゆず果汁で溶いたアイシングと、私達の自慢のマーマレードを使った自信作。フレーバーティーは、烏山製茶工場さんの県産紅茶とブレンドし、ユズの香りが生きる優しい味わいです。

幅広い世代の方々にお越し頂き、「とても美味しかった」「頑張ってね」の声を掛けて頂き、とても嬉しく思いました。活動を知って頂く良い機会であることはもちろんですが、何より地域の方々と触れ合えるイベントは本当に久しぶりでした!今後も機会があれば実施したいと思います。

試食会の様子は、5月25日(木)16時〜、ケーブルテレビの[とちぎHOTステーション]で放送されますので、是非ご覧ください。

 

ついに乾燥果皮測定へ!!(機能性成分の継続研究)

機能性成分の研究も、3年目を迎えました。

研究目的は「健康志向の消費者に向けて、科学的根拠をもとに、商品価値を高めること」なのですが…

これまでの研究結果から、健康効果を得られるとされる水準を満たすには、私たちの作ったマーマレードを

なんと、1日大さじ12杯も食べなければいけません。。。果たしてこれが「健康」と言えるのか…

そこで、国体おもてなし製品製造で使った「乾燥果皮」に注目しました!!

乾燥重量に換算すると、生の状態よりも効率よく摂取できるのでは!?と考えたからです。

乾燥果皮。昨年の12月に、烏山製茶工場さんで乾燥機をお借りして、パリパリに乾燥させてあったユズ果皮をサンプルにします。

今年度も、帝京大学さんにご指導いただきながら研究を進めていきます。思うような結果が出るといいな。。。

 

機能性成分の研究成果について【農業環境部】

 食品科学班では、以前から、帝京大学の先生方と、ユズに含まれている「オーラプテン」の含有量測定を実施しています。研究を重ねるうちに、いくつかわかってきたことがあります。

・ユズのなかでも、特に果皮に多く含まれていること。(実証実験済)

・未熟なユズに多く含まれていること。

・熱に安定である(加熱により減少しない)こと。

 柑橘類は、同一の木から収穫したものでも個体差が大きく、また木の立地によっても違いがみられるため、再現性の確認と複数回の研究が必要ですが、毎回得られる実験データには驚いています!

 この研究成果は、令和5年3月16日に東北大学で開催された、第64回日本植物生理学会・高校生生物研究発表会にて発表し、本校の発表は「特別賞」を受賞しました。研究・発表にあたり、ご指導・ご助言いただきました先生方、大変ありがとうございました。また、発表の際には、専門的な研究を進めていらっしゃる先生方から頂いたアドバイスは今後の研究材料にさせていだきます。

…多くの専門家を対象に、2時間以上プレゼンしました!発表生徒も、最初は緊張していましたが、慣れてくるとスムーズに説明&対応できていました。とても良い経験を得ることができました。

   

ゆずマーマレード、ついに給食へ!【農業環境部】

栃農では、学校で収穫した農産物を、地元小中学校の給食食材として提供しています。

実は、ひそかに「ゆずマーマレードも、食材として使用していただき、地元のことを知ってもらう機会にしたいなぁ…」と思っていたところ、念願叶って、食材として使用していただけることに!

鶏肉や豚肉と一緒に調理して頂いたゆずマーマレード。食べた児童・生徒たちの感想が気になります♪ドキドキ!

    

 

フレーバーティー製造【食品科学科】

2021年〜、那須烏山市にある[烏山製茶工場]さんの協力で、県産茶葉とユズのフレーバーティーを製造しています。完熟したユズの果皮を薄く剥いて、約2時間乾燥させます。今年のユズで作るフレーバーティーはどんな出来になるでしょうか、楽しみです。

  

今季収穫作業【食品科学科】

11月中旬〜12月末まで、農業環境部食品科学班は、ユズの収穫作業を行います。一度に大量に収穫せず、時期をズラして実施し、その都度、果皮や果汁に分ける下処理をしています。

今年も、平井町自治会の方々によるご協力のもと、収穫をすることができました。

トゲが鋭いため、収穫は慎重な作業です。収穫後の処理も、果皮の裁断・搾汁・タネとり……地道な作業が続きます。活動を支える原料1年分を確保する必要があるため、皆で頑張ります。

「オーラプテン」含有量測定について【農業環境部】

 農業環境部食品科学班ではユズを使った地域PRを展開しています。

マーマレードを軸に活動を始めましたが「機能性成分が含まれていれば、製品価値を高められるかも!?」と注目したのが、柑橘類の果皮に含まれる機能性成分「オーラプテン」。多くの柑橘類が[果皮]は食べずに[実]を食べますが、ユズは[果皮]も[実]も使える万能柑橘なのです!!「オーラプテン」は、認知機能維持効果があると報告されており、ユズ果皮に含まれていないか調べることにしました。

…含有量測定に必要な実験機器や知識・技術が不足しているため、帝京大学バイオサイエンス学科の先生方ご協力のもと、研究を初めて3年目。収穫時期・部位による含有量の違い、自生しているユズの生育環境による個体差が大きいことなど、少しずつ明らかになってきました。これまでの研究成果は、昨年度3月に「第63回日本植物生理学会高校生生物研究発表会」において発表しました。今年度も継続研究中です。乞うご期待!!

 

 

2022全国農業高校収穫祭【農業環境部】

 平井町ゆずの里PR活動を始めてから、今月で丸2年となりました。

昨年同様、今年度も自慢の「マーマレード」を軸に、活動を展開しています。これまでは、栃木市内での販売やコラボレーション商品が主でしたが、今年度は「2022全国農業高校収穫祭」において、東京進出を果たしました。

去る11月5(土)・6(日)の2日間、大丸東京店で販売してまいりました。

販売に向けて、ゆずの下処理~製品製造~梱包まで、約2週間かけて、部員の皆で協力し、準備を進めました。

私たちの「マーマレード」を通じて「ゆずの里」に興味を持って下さる方が、1人でも増えたら嬉しいです!

購入頂いた皆様、ありがとうございました!

       

    

「ゆずの里」を知っていますか

 太平山麓に位置する、栃木市平井町。ここは、知る人ぞ知る「ゆずの里」です。約40年前から、観光資源・景観形成のために、太平山遊覧道路をはじめとする町内各所にゆずの木が植栽されてきました。現在では、毎年11月に「ゆずの里まつり」が開催され、県内外から多くの観光客が訪れる一大イベントになりました。
しかし、実は地元での地名度は今ひとつ。もったいない。

…そこで、『学校で学んだことをいかして、平井町ゆずの里をPRしていこう!』と活動を始めました。平井町で採れたゆずを使った商品開発を進めていましたが、コロナ禍で思うように活動ができません。そこで、「地域の方の手を借りたら、もっと発信していけるのでは」と思い、市内和菓子店・サンドイッチ店にご協力頂けることになりました。これにより、多くの方に情報を発信するとともに、ゆずそのものの魅力も伝えていきたいと思います。