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進路関係
進路室コラム31
10年後
先日、期せずして
10年前の教え子から連絡が来ました。
高校時代の友達が結婚式を挙げるので、
メッセージカードを書いてほしいという依頼でした。
いまだに関係が続いていることを羨ましく感じました。
メッセージの依頼と一緒に、
その教え子の近況報告が書いてありました。
フリーライターとして頑張っているそうです。
仕事をしていて、
高校時代に口酸っぱく言われたことが
身にしみてよくわかるとか。
今日卒業するみなさんへ。
在校中訳のわからなかったことを
記憶の片隅に置いておくと、
卒業後いつか「あっ!」と
快哉を叫ぶかもしれません。
授業で習ったことでもいい。
ホームルームや集会で聞いた話でもいい。
そんな瞬間が来ることを期待しています。
卒業おめでとう。
どうぞお元気で。
矢東高3年生へ
成長した2日間
3年生のみなさん、
2日間おつかれさまでした。
点数では測れない「人としての資質」も伸ばせたでしょうか。
明日は自己採点です。
それに向けて指示をします。
○学校へ持っていくカバンに2日間の問題を入れること。
○自己採点で使う端末に十分な充電をしておくこと。
○今夜は早く寝ること。自己採点は明日やる。SNSを見ない。
○明日は遅刻せず登校すること。
きちんとやることは大変だけど楽なんです。
みなさんのアップグレードした表情が見られることを
期待しています。
保護者の皆様へ
2日間、
朝早くの送り出し、気を遣ったお昼、夕方のお迎え等
ありがとうございました。
この後は個別試験が控えています。
3月の国公立大学後期試験まで駆け抜けられるように
引き続きのご支援を
よろしくお願いいたします。
進路室コラム30
止めないでください
共通テストを課さない
総合型・学校推薦型選抜が一区切りつきました。
共通テストを課す選抜の方も、
年内の個々の大学へ出向いての試験がほぼ終わり、
あとは
年明けの共通テストを残すのみとなりました。
先日、ある生徒が
受験報告のために進路室を訪ねてきました。
私が面接試験に向けての指導をしたので、
質問の内容や試験の様子を教えてくれました。
そのときの表情が
試験に出かける前と明らかにちがうのです。
やり切ったというか(まだ試験は継続中ですが)、
明るくなったというか、
良い顔つきだったのです。
小論文指導を担当した教員と話をしたとき、
その職員も同じことを感じていたそうです。
不安を乗り越えて自信になったものと推察しました。
さて、年が明ければ一般選抜の出願がスタートします。
受験生には最後まで走りきってほしいと思います。
中途半端にやめないでください。
また、保護者の中にはご自身が耐えられないのか、
「あなた、もういいんじゃないの」と
子どもに声をかける方がいます。
お願いです、どうかとめないでください。
お子様がひとまわり成長するビッグチャンスですから。
進路室コラム29
応援の力
現在、学校推薦型選抜の受験が
ピークを迎えております。
全国の高校で
小論文試験や面接試験の個別指導が
行われていると思います。
うちの進路室でも
連日面接指導を実施しています
ちなみに、校内ではここの指導が最も厳しいです。
かつて、ある卒業生は言いました。
「とても緊張していて、まるで戦場に行くかのような気持ちでした」
厳しく接することが私からの応援エールです。
合格不合格を超えた何かを分かってもらえるとうれしいのですが・・・
保護者の皆様は
食べること、お金のこと、送り迎え等
いろいろな形で
お子様を応援していらっしゃることでしょう。
今回なぜこのような文章を書いたかというと、
私自身が応援されて、とても嬉しかったからです。
私事で恐縮ですが、
先日宇都宮マラソン大会に出場してきました。
公式大会に参加するのは5年ぶりのことです。
前半は快調に走っていたのですが、
後半は非常にきつい状況になりました。
そこへ沿道から声がかかります。
「頑張って~」
給水所のスタッフ、交通整理にあたるスタッフ、街の住民の方々、
大変ありがたいことです。
何とか目標時間をちょっとだけクリアすることができました。
受験生のみなさん。
泣いても笑ってもあと4ヶ月。
そのしんどさは
あなたの成長を促す栄養剤です。
途中棄権することなく、
ゴールまで走り抜いてください。
追伸
ゴールした後に頂戴した鬼怒の船頭鍋。
たいへんおいしかったです。
ごちそうさまでした。
出張講義
予期せぬ再会もありました
10月25日(金)午後、
1・2年生を対象に出張講義を行いました。
講師の先生方には
お忙しいところ時間をとっていただき、
どうもありがとうございました。
(協力いただいた大学・団体)
宇都宮大学、昭和女子大学、清泉女子大学、大正大学、筑波大学、
東洋大学、新潟大学、福島大学、栃木県看護協会
1年生にとってはこの後の文理選択に向けて、
2年生は受験学年に向けて切り替えるためのきっかけの1つに
それぞれ活かしてもらいたいと思います。
今回、初めての出来事がありました。
栃木県看護協会からいらっしゃった看護師の方が本校卒業生でした。
現場に入って3年目とのことです。
在校当時を知る職員と談笑しているのが印象的でした。
今後の活躍を期待しております。