拓陽日記

2021年11月の記事一覧

令和3年度修学旅行【第1日目・見学】

◆出発式(7:00)
◆見学1[震災遺構荒浜小学校]
 荒浜小学校は海岸から約700mの場所にあります。震災当時は、建物の2階まで津波が押し寄せましたが、避難していた児童や職員、地域住民が27時間後までに全員救出されました。現在は、津波の脅威をありのままに残す場所として一般公開されています。解説を受けながら、見学しました。
  

◆見学2[仙台うみの杜水族館]
 仙台うみの杜水族館は、2015年7月1日に「うみと人、水と人との新しいつながりをうみだす」水族館として仙台市にオープンした水族館です。


(見どころ)
 1. 豊かな三陸の海を再現した大水槽など日本の生きものの展示
 2. 世界中の個性的な生きものの展示
 3. 東北最大級の観覧席を有するイルカ・アシカのパフォーマンス

◆一日の学習を終えて無事宿に入りました。
 明日に備えて体調を整えます。



乃木農場の朝

◆乃木農場では乳牛と和牛を飼育しています。
◆朝夕の冷え込みを牛はどのように感じているが心配になりますが、元気な姿を見ると安心します。




◆牛部の生徒たちがどのような気持ちでこの牛たちの世話をしているか想像すると、とても穏やかな気持ちになります。実際はとても厳しい仕事ですので、生徒たちは真剣です。

大山農場のビオトープ

◆大山農場ビオトープ


◆池から有機栽培の水田脇へ流れる水路


★本校では環境にやさしい農業を目指しています。ビオトープでは那須疏水から取水した水が森の中を通して水田に流れ、落ち葉などの有機物も水田に移動します。生物多様性を保全し、大山農場ビオトープは自然界の循環モデルとして環境と農場の歴史も学べる場所にしたいという願いがあります。

初冬の大山記念館

〇11月下旬から放射冷却によって冷え込みが強まってきました。


〇大山記念館の周りの木々も秋から冬へと変化しています。


  
★コロナ禍で二年間公開できませんでした。
 感染状況も落ち着いてきましたので、今後どのように公開するか検討が必要です。




収穫を終えた水田【大山農場】

1.稲刈りの後の水田は、少し寂しさを感じますが、
 すぐに来年の準備が始まります。
  下の写真は、1年生全員が田植えを行った水田です。



◆稲刈りの後、すぐに耕起を行います。
 稲わらの分解促進のために土壌微生物の活動が盛んな(地温 15℃以上)10 月中下旬までに、収穫後できるだけ早くすき込みます(深さ15cm程度)。排水の悪い水田や荒天で耕起が遅れ
11月から12月に秋耕うんする場合は、腐植分解が進みにくいので、浅く耕うんします(10~12cm程度)。

◆稲作には
知識、経験、探究心が必要です。
 
特に、稲作は収穫までの期間が長く、年1回の栽培です。天候や水田の状況の変化に合わせた臨機応変な対応が求められます。

【今年を振り返って】
◆7月上旬と8月中下旬の天候不順で作柄が心配されましたが、作況指数は平年並みという報道が続き、台風の接近もなかったため無事稲刈りができました。
◆この天候不順は野菜の作柄に大きな影響を与え、秋には野菜の価格が高騰しました。
◆収穫祭で美味しい新米を味わうことができましたが、6年ぶりの米価の下落は暗い話題となりました。
◆コロナ禍は農業にも暗い影を落としましたが、一喜一憂せず、向き合いたいと思います。

2.こちらはビオトープの水路脇の水田です。

◆無農薬、無施肥の有機栽培に取り組んでいます。
◆近年、有機農業への関心が高まっていますが、決して簡単なものではありません。
◆本校での有機農業の取り組みはまだ始まったばかりですが、一歩一歩実践を重ねていきたいと思います。