拓陽日記

2017年5月の記事一覧

創立記念式典と芸術鑑賞会を行いました。

5月30日(火)の午後、創立記念式典を行いました。本校は昭和20年5月28日が創立で、今年は創立72周年にあたります。学校長より「より高い目標をもって事に当たってほしい」という式辞がありました。

続いて、芸術鑑賞会を行いました。本年度は「音楽鑑賞」で、世界的サックスプレイヤーMALTAさんらによる「MALTA Hit & Run」スペシャルライブを鑑賞しました。

クラシックの名曲からシャンソン、最近のヒット曲から歌謡曲まで、幅広い選曲のジャズアレンジメントの数々の演奏でした。

ゴキゲンなナンバーに生徒諸君は大喜びでした。

アンコールはWhen the Saints Go March In で演皆さんがステージから降り立ち、観客席を行進していただけました。

そして最後にMALTAさんより「今できることを、いっしょうけんめいやりなさい」というメッセージを頂戴しました。記憶に残る音楽鑑賞会でした。

ステージ後は、本校吹奏楽部のサキソフォンパートの4名がMALTAさんより直々に
クリニックをうけました。MALTAさんありがとうございました。

今年もナスヒオウギアヤメが開花しました。

今年もナスヒオウギアヤメが開花しました。

ナスヒオウギアヤメは1962年に宮内庁職員に発見され、昭和天皇が植物学者原寛博士(1911-1986)とともに研究された、昭和天皇命名で知られるヒオウギアヤメの変種です。

 

ナスヒオウギアヤメ(アヤメ科アヤメ属(イリス属) 那須桧扇文目Iris setosa Pall. var.nasuensis. Hara)はヒオウギアヤメの変種で、カキツバタとの交雑種ではないかと考えられています。花がアヤメ(文目)に、葉がヒオウギ(檜扇、ぬばたま、射干 Belamcanda chinensis)に似ているので名づけられました。

本変種は、ヒオウギアヤメよりも花が大きい、葉の開き方がヒオウギに似ている、葉が35mmほどと太く、花茎が1mを越えます。内花被片がヒオウギアヤメより大きく2cm、中央付近で一度くびれ、先端が鋭くとがるのが特徴です。(『生物学御研究所編 那須の植物誌』保育社刊1972

本変種は、平成10年8月の集中豪雨によって自生地の多くが失われてしまい、現在は栃木県RDBカテゴリー絶滅危惧種Ⅰ類(Aランク)、環境省の絶滅危惧種Ⅱ類に分離される絶滅危惧種です。

那須拓陽高校大山農場では平成26年に地域のナスヒオウギアヤメ保存会より株を分譲していただき、生物工学科の生徒が実習で株育成を行いました。本変種は染色体数2n=約54であり、結実しないため、栄養繁殖(株分け)による増殖が有効です。

平成27年の本校創立70周年「大山農場ビオトープ」事業で農業経営科が定植を行い、昨年より開花するようになりました。

本変種は皇居二の丸池流れ周辺、国立科学博物館筑波実験植物園のほかに、本県では日光田母沢御用邸記念公園、なかがわ遊水園などで鑑賞できます。

第1学年田植え体験学習が実施されました。

5月19日(金)第1時限目から第4時限目に「第1学年田植え体験学習」が実施されました。
当初は5月17日(水)に実施が予定されましたが、荒天のため19日に延期されました。
この行事は「田植えを体験することで、自然に親しみながら作物を愛する心豊かな人間の育成」を図るとともに、クラス内の親睦を深め学校生活の充実を図ることを目的としたものです。参加生徒は1学年全クラス240名、田植えの場所は大山農場1号田約30アールです。
田植え経験が初めての生徒もいましたが、先輩の手助けもあり上手に手植えができました。

クラスごとに分担してコシヒカリ苗を手植えしました。

田植え後は、2・3年生が栽培管理を行ない、秋に行われる「収穫祭」で試食する予定です。

田植え終了後は栃木県の有形文化財の「大山記念館」をみんなで見学しました。

農業クラブ校内意見発表会が開催されました。

月18日(木)第5・6時間目に、農業学科の全生徒参加による「農業クラブ校内意見発表会」が行われました。農業クラブとは、農業関係高等学校の農業学科生徒が所属する全国組織の団体です。農業クラブは、「科学性」「社会性」「指導性」を学び明日の農業の発展に貢献することをを目標にしています。今回行われた「意見発表会」は、クラブ員の身近な課題や将来の抱負について7分間の原稿にまとめ発表する競技会です。問題解決のための自主的・積極的な態度と能力を養うことを目的としています。発表者にとっては、いかに自分の気持ちと発表内容を聴衆に理解してもらうことができるかも重要な要素です。7分間、原稿を見ずに精一杯発表しました。

今回は13人のクラス代表者発表があり、日ごろの農業に関する意見を発表しました。

各部門の代表者3名は6月に真岡市で行われる栃木県大会に参加します。

(クラブ員の画像は一部加工してあります)

彩菜農業塾が開講されました。

5月10日(水)13時30分より平成29年度彩菜農業塾の開講式が開催されました。
彩菜農業塾は那須野農業協同組合が「JAくらしの活動」の一環として、野菜づくりの初心者を対象に野菜の栽培方法等を講義する事業で、本校大山農場の圃場で実際に野菜づくりを実習できる講座です。
開講式では主催者を代表して常務理事の田代和彦氏よりあいさつがあり、次いで本校校長よりあいさつがありました。

開講式の後は「安全に農作業をすすめるために」の講義がありました。
講義の後は専用の圃場でナス、ピーマンの定植、サトイモ、ショウガ
の植付けが行われました。

その後スイートコーン定植用の畝(うね)作りを行い,
畝にマルチを展張しました。
20名の塾生の皆様は初めての農作業に熱心に取り組んでいました。

彩菜農業塾は12月まで全9回が開催されます。
(画像の一部を加工しております)