文字
背景
行間
ブログ
2020年4月の記事一覧
ホウレンソウにオスとメス!?【植物科学科】
調査研究中のホウレンソウも生徒を待っています…。しかし、いつの間にか花をつけてしまいました。
そんなホウレンソウ、よーく見ると…
こちらがオス『雄株』
一方こちらが『雌株』
普段食べているホウレンソウではどちらなのかは分かりません。しかし、オス・メスが約半々で存在しているそうです。
ホウレンソウのタネを取る時、新たな品種を改良するときにはオスとメスが必要です。なかなかここまで育ったホウレンソウを見ることがないので珍しいホウレンソウでした。
春の農場には生きた教材がたくさんあります
メロンの花が咲きました【植物科学科】
3月に定植したメロン。本校では今年から土耕栽培を行っています。品種はアールスナイト早春晩秋系、マスクメロンです
今年は天気も良く、暖かい日が多いせいか早くも先週から花が咲き始めました
左右の花の違いがどこか分かりますか?
左の花は雄しべが発達した『雄花(おばな)』、右の花は雌しべが発達した『雌花(めばな)』といいます。
右側の雌花をよく見ると、花びらの下が少しふっくらしています。これは『子房』と言って、将来メロンの果実になる、メロンの赤ちゃんです。
メロンも雄しべと雌しべで受粉・受精を行いますが、メロンは同じ株の雌花と雄花では
受粉・受精がうまくいかない『自家不和合性(じかふわごうせい)』という性質を持っています。そこで、本校では人の手による人工授粉を行っています。
雄花の花びらを除き、雌花の中心に雄花の花粉をつけます。受粉・受精が正常に行われると、子房がほんの少し大きくなります。
さらに、この作業は受精が正常に行われるよう朝のうちに行います。
また、栽培している品種によって受粉から収穫までにかかる期間が違うため、いつ受粉させたかを分かるようにします。
本校の品種は収穫まで受粉後約55日かかります。約1ヶ月半をかけて成長・成熟していきます。
まだマスクメロン特有のネットは形成されていません。どうやってネットが形成されるのか…こうご期待

温室メロンは1つの株から1つしか収穫しません。温度や光、水などの栽培環境をメロンにとって快適な環境に調節し、甘いメロンをつくる。とても大変です。
※全国農業クラブマスコット
《のうくっく》は本校卒業生が制作
《のうくっく》は本校卒業生が制作
4
1
2
8
3
8
1