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11月25日(金)に本校食品科学科食品製造分会13名がのざわ特別支援学校高等部6名と研究発表交流会を実施しました。
本校は、「宮れもんを活用した商品開発を通した地域活性化/食育活動」と「本校農業経営科が生産したトマトの規格外品の活用法」をテーマに発表を行いました。コロナウィルス感染症の影響でオンラインでの交流となりましたが、多くの意見交換ができ大変有意義なものになりました。
研究発表 意見交換
1年生「農業と環境」で、秋冬野菜として作付けをした『ダイコン・ハクサイの収穫実習』を行いました。
9月中旬に播種・定植をし、その後、間引きや追肥・土寄せ・中耕・除草作業などの管理実習を定期的に行い、今月無事に収穫時期をむかえました!
ダイコンはしっかりと太く生長し、ハクサイも立派に締まりよく結球しました!!
〈ダイコン・ハクサイ収穫適期です!〉
ダイコンを引き抜いた時や、ハクサイを持ち上げた時の重量感に生徒たちは驚きの表情をし、”太くてびっくり!”・”ずっしりと重い!!”などの声を圃場であげながら、クラスメイトと作物収穫の喜びを感じていました。
〈ダイコン収穫の様子〉
〈ハクサイ収穫の様子〉
「農業と環境」の科目を通して、食品製造に使用する原材料の生産過程や作物栽培の大変さ、生産者への感謝の気持ちを持つ大切さなど様々なことを考え、感じ取ることが出来た実習となりました。
11月13日に宇都宮城址公園で開催された「第17回うつのみや食育フェア」で「宮れもんパウンドケーキ」を販売しました。
米の消費拡大を目的に、米粉と宮れもんを一年中楽しめるようにマーマレードに加工したものを原材料に使用しました。地域の人々の思いが詰まったケーキとともに本校流通経済科作成のパンフレットの配布も行いました。地元新聞にも取り上げられ、多くの方々が来場し、ふれあい交流/販売することができました。
食育フェア販売 宮れもんパウンドケーキ
2年生の「食品製造」の実習で、『みその樽詰め』『包装(ラベル貼り)』を行いました。
約9ヶ月の間、麹菌の酵素や酵母・乳酸菌の働きで、発酵・熟成されたみそが完成しました。
大樽の中からみそを出し、機械で濾してから内容量を計測し、製品用の樽に丁寧に詰める作業を行いました。
〈濾している様子〉 〈樽に詰めている様子〉
その後、”容器に汚れが付着していないか”、”フタがきちんと閉められているか”などを慎重に確認し、ラベル貼りの包装工程を行い、校内販売のための製品として完成しました。
〈ラベル作成〉 〈ラベル貼りの様子〉 〈校内販売用製品完成〉
生徒たちは、みその発酵・熟成した香りや変化した色味などを観察し、「発酵の良い香りがしている」「色が淡い赤色に変わっている」などとそれぞれの感想を話していました。
食品がどの様な工程を通過して製品になるのかを、食品製造の授業実習を通して学習しました。
今年度も良く熟成し、美味しそうなみそが出来上がりました!