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進路関係
進路室コラム21
ちょっとしたこと
夏休み中、あるスーパーマーケットに行ったときのこと。
駐車場に車をとめている最中、どしゃぶりの雨。
通り雨だろうと思って
しばらく車の中で様子をみていました。
買い物を終えたお客さんたちは
小走りで自分の車に向かいます。
そこへ2人の店員さんが登場。
カッパを着て傘を持っています。
荷物を持つお客さんに傘をさしてあげて
車まで付き添って行ってました。
ひとり送り届けたら、戻ってきて次の人へ。
一方の手に荷物を持ち、
もう一方の腕で子どもを抱きかかえる母親には
うれしいサポートだと思います。
心温まる光景でした。
たいしたことではないかもしれないけど、たいしたことです。
進路室コラム20
手の次は脚
本校も夏休みに入り、
生徒は自分で1日24時間をコーディネートして
自律的に学習する季節になりました。
生徒の中には
オープンキャンパスへ出かけて
本物を見てくる者もいるでしょう。
私も先日、
都内のある大学で行われた教員向け説明会に
参加してきました。
JRと地下鉄で移動したのですが、
そこで目にした風景。
それは、
膝をひらいて座る乗客の多いこと。
男も女も関係ありません。
膝をとじていれば、
横幅もコンパクトに座ることができるし、
身の安全を確保することにもなるでしょうに。
それとも私、気にしすぎでしょうか。
高校生のみなさん、
昔のTVCMではありませんけど、
「出かけるときは忘れずに。」
進路室コラム19
追撃の狼煙
期末テストと校外模試が終わり、
生徒は合唱コンクールの練習を本格化させました。
前回のコラムで
試験監督中の人間観察の話をしました。
担任から話があったかどうかはわかりませんが、
今回監督したクラスの生徒は
そのほとんどが両手でテスト用紙を受け取っていました。
一部の生徒は
「ありがとうございます。」の言葉も添えていました。
やればできるじゃん!
また、
この時期は
多くの3年生が部活動を引退する時期でもあります。
写真は放課後の課外の様子です。
引退した3年生が合流してきました。
ここから追って、
来年差し切りますよ。
3年間で培った底力を見せてやるがいい。
進路室コラム18
片手と両手
先日読んでいた本の中に
こんな一節がありました;
「喧噪から一歩退いて、裏通りに入ると、
密集しているのに信じられないほどゆったりした時間が流れている。
その一角で現地のひとたちとの仕事は始まった。
その静けさのなかで、ふと眼についたものがある。
働いているひとたちの手もとだ。
ひとりはそっと両手で受話器を戻す。
別のひとりがそっと両手でマイクロフォンをテーブルに置き、これから始まる会議を待つ。
その横から、漆黒のコーヒーをたたえたカップがそっと両手で差しだされる。
ああ、なんと物静かな手つき。」
(出典:「大事なものは見えにくい」 鷲田清一著 角川ソフィア文庫)
なぜこれを取り上げたか。
先月の中間テストの際、ちょっとひっかかったことがあったからです。
それは
配布した問題を受け取る最前席の生徒の仕草。
「ありがとうございます」と言葉を添えて、両手で受け取る生徒もいれば、
緊張しているせいか、仏頂面をして片手で受け取る生徒もいる。
表情はともかく、
その受け取り方ってどうなんだろう、と考えてしまいました。
片手での受け取りは、他の職員も指摘しています。
みなさんはどのように思われますか。
来週は期末テスト。
試験監督しながら人間ウォッチング。
放課後の1シーン
粘り強さにコミットする
自由に勉強する姿は美しい。
1年保護者進路説明会
次回は落ち着いて話したいと思います
6月1日(木)午後、
1年保護者進路説明会を実施しました。
3年間の見通しや
現在取り組んでいるGSTについて
概要を説明しました。
ただ、
時間が押してしまったため、
話を巻かざるを得なくなってしまいました。
申し訳ございませんでした。
それでも講演終了時に拍手を送っていただいたり、
解散後に個別に話を聴きに来られた方もいて、
大変ありがたかったです。
次回はアセスメントのデータもお見せしながら、
GSTについてもう少し詳しく話したいと考えています。
2年保護者進路説明会
8割
この数字、何の数字だと思いますか。
共通テストでこの位の点数がとれるといいですね。
だいぶ可能性が広がるんですけど・・・
この数字、
保護者の出席率です。
5月17日(水)午後に実施しました。
3年生だと入試が間近ということで、
例年多くの保護者の皆様に話を聞いていただいています
(3年保護者会の報告についてはこの前の記事をご覧下さい)。
2年生は
特筆する大きな動きがあまりないのですが、
多くの保護者の皆様に関心を持って出席していただいたことは
たいへんありがたいことです。
引き続き、
「その辺には落ちていない話」が提供できるように
リテラシーを高めたいと思います。
3年保護者進路説明会・講演会
人間の成長が感じられる受験勉強でありたい
5月1日(月)午後、
3年保護者進路説明会・講演会を実施しました。
出席率が8割近くという関心の高さでした。
お時間をいただき、
どうもありがとうございました。
「合格不合格のみに焦点を当てる話はやめてください。
途中の過程を通じて汎用的な力も身につける生活を送って下さい。」
生徒にも保護者にも言っていることです。
毎年この時期、
テストのデータや
リテラシー・コンピテンシーのアセスメントの結果、
生徒の自由記述を読み返して
昨年度の指導の振り返りをしております。
卒業生のこんなコメントがありました。
「私はこれまでの人生で努力をしたと胸を張って言えることはありませんでしたが、今回の受験に向けての日々や結果は、努力したと自信を持てるものになりました。」
「本番までどれだけ頑張れたかで、終わった後の達成感や自分の中での納得度合いが変わると思います。」
「受験を通して家族、先生、友人のありがたさを実感しました。」
これですよ、3年生にゲットしてほしいのは。
点数にはならないけれど、
まちがいなく卒業後、
あなたの支えになりますから。
令和5年度始動
最後のブースター
令和5年度が本格始動しました。
今年度も進路室HPを
どうぞよろしくお願いいたします。
4月13日(木)、
外部講師を招いて
高校3年生対象の進路講演会を実施しました。
昨年度の2学期末に1度、
受験生への切り替えを促す講演会を実施しました。
それによって
受験に向けて自律的に動き始めた生徒もいますが、
これからエンジンをかける生徒もいるので、
今回新しい情報も交えて
2度目の講演会を行った次第です。
以前の記事で
卒業生の顔つきの話をしました。
3年生の表情がどのように変わるのか楽しみです。
卒業生の皆様へ
今年も咲きました
2023年度入試が終わりました。
先日、ある卒業生と話をする中で
「○○君はどうしましたか。」
と後輩を気遣う質問をされました。
たまたま一緒に撮った写真を持っていたので見せたところ、
「あんなに小さかったのに、大きくなりましたね。」と
附属中の頃を回想しながら、しみじみ語っておりました。
もしキャンパスで今春の卒業生に会うことがありましたら、
よろしくお願いいたします。