文字
背景
行間
進路関係
進路部よりご案内
下野新聞で紹介されました
下野新聞Webサイトの特集「受験の現在地」で
本校が紹介されました。
会員限定記事なので、
もし会員の方がいらっしゃいましたら
ご笑覧ください。
職業人による進路講演会
やりたいことを全部やる
10月30日(木)、
高校1・2年生を対象に
職業人による進路講演会を実施しました。
今年度の講師は
元JICA海外協力隊の一員だった沼野彩香さんです。
沼野さんは自主啓発等休業制度を活用して、
1年半スリランカで障害児・者支援分野の仕事をされました。
現在は特別支援教育の分野で活躍中です。
沼野さんは高校時代にやりたいことがたくさんあり、
「やりたいことは全部やりたい」と決めたそうです。
やりたいことを叶えるためには、
情報収集が大切だとおっしゃいます。
情報収集をする
→これからどのように進んでいったらいいのかわかる
→進み方がわかったら、具体的に行動していく
そして、夢を叶えるタイミングは人それぞれだと言います。
すぐにできることもあれば、
経験や知識、資格が必要なこともある。
夢はいくつになって叶えてもよい。
そして1つに絞らなくてもよい。
講演終了後は、
多くの生徒が質問しに集まってきて、
とても眺めの良い光景を見ることができました。
お忙しいところ時間をとっていただき、
ありがとうございました。
(講演をする沼野さん)
(講演会後、沼野さんが現地で仕立ててもらったサリーを生徒が試着する様子)
大学出張講義
大人の学びにもなります
10月24日(金)、
高校1・2年生が
大学の先生方の講義を受講しました。
講義のラインアップは、
進路希望状況や文系・理系のバランスを考えて、
進路部が考えています。
今回ご協力いただいた大学・団体は以下の通りです;
山形大学、福島大学、茨城大学、筑波大学、宇都宮大学、専修大学、日本大学、栃木県看護協会
生徒はその中から各自の興味関心に応じて2講座選択し、
大学での学びの入り口を体験しました。
講師の先生方、
公務多忙の中、お時間をとっていただきまして
ありがとうございました。
この出張講義ですが、
私たち教職員にも刺激を与えてくれる行事となっています。
かつて私たちも大学で講義を受けました。
職員の中には当時の態度が「・・・」だった者もいるかもしれません。
ある職員との話の中で、
「もう少しきちんと受ければよかった。」というひとことがありました。
今社会人になってあらためて専門家の話を聴くと、
「新しいことを知ると、脳に潤いが与えられる」感覚をおぼえます。
若い人になかなか伝わらないかもしれませんが、
サポートを受けて学ぶことは最高の贅沢であることを
どこか頭の片隅に置いてもらえると嬉しいです。
進路室コラム36
何が足りなかったんだろうな
東京2025世界陸上が終わりました。
東京で開催されるのは1991年以来34年ぶりとのこと。
出場した選手たちは生まれていないですよね。
すでに歴史上の出来事です。
テレビ中継を見ていた人間からすれば、
ジェネレーションギャップは否めません。
「ヘイ!カール!」とカールルイスを呼んだ長嶋茂雄が懐かしい。
今回、多くの日本人アスリートが活躍しました。
その中の1人、男子110mハードルの村竹ラシッド選手。
レース後のインタビューでタイトルのひとことを発した後、
悔し涙を流していました。
程なくして、次の発言もありました。
「メダルとってみんなと一緒に喜びたかった」
この様子を見ながら考えました。
これ、受験と同じだよな。
矢東生諸君、
あなたは今、涙を流す位勉強してますか。
この涙、嬉し涙か悔し涙か、
どちらに転ぶか今はわかりません。
2025年度も折り返し地点。
あらためて今後の見通しを確認してほしいと思います。
インタビューが終わった後、
アナウンサーがこんな声かけをしていました。
「この1年のこの過程が
絶対もうめちゃくちゃ後になって大事だったってわかると思いますよ。」
進路室コラム35
「いやー、まじ辛かった」のその後
夏休み、終わってしまいました。
また入試シーズンが始まります。
今年は共通テストの出願方法が変わるので、
指導についていろいろ思案しているところです。
一方、
大学生たちは夏休み真っ盛り。
特に昨年受験生生活を送っていた大学1年生たちは、
それぞれ思い思いの時間を過ごしていることでしょう。
その中の一人、進路室コラム32で紹介した卒業生が
先日訪ねてきました。
彼には校内指導に用いている進路資料に
受験体験記を寄稿してもらいました(原稿執筆は3月末)。
そこには
「後期試験まで頑張ったことはいつか役に立つと言われましたが、
僕自身は全然実感できていません」
と書かれていました。
後ろ向きな思いを抱えて、併願校へ進学しました。
その彼が進路室に入ってきて最初に発した言葉。
「先生、超たのしい!うちの大学、まじでいい。」
続けて
「大学の先生方もよく見てくれてありがたいです。俺、行ってよかった。」
10年以上前に「置かれた場所で咲きなさい」という本がヒットしましたが、
まさに彼は置かれた場所で咲こうとしているのが伝わってきました。
送り出してしまえばそれまでですが、
彼のように話をしにきてくれると、
手前どもはうれしいですし、勉強にもなります。
Webやパンフレットには載っていないことを教えてもらえますから。
今週末には矢東祭が控えています。
例年多くの卒業生が見学に訪れ、
そのうち何人かはついでに進路室に立ち寄ってくれます。
今年もどんな話が聞けるか、楽しみです。