拓陽日記

拓陽のできごと

ジュニア豆腐マイスター講習会開催~ありがとうふ!~

 12月9、10日に食物文化科3年生、拓陽SOYプロジェクトのメンバーを対象として、ジュニア豆腐マイスター講習会を開催しました。講師として、日本豆腐マイスター協会の太田先生、宇都宮市の大豆乃館の大谷先生をお招きし、豆腐を通じて地域に根付く食育の担い手の育成・食文化の伝承に貢献できる知識と技術の習得を目的に開催しました。
  
 【完成した爽やかな緑色の手作り豆腐!】
 9日は、大豆、凝固剤についての講義を受け、その後、豆腐の食べ比べを実施しました。そして、最後に油揚げづくりに挑戦しました。
 10日、いよいよ豆腐づくりです。拓陽SOYプロジェクトとして取り組んでいる在来種の大豆を用いての豆腐づくりです。
 豆腐づくりでは、大豆をミキサーにかけて豆乳とおからに分け、その豆腐に慎重に熱を加え、にがりを混ぜて固めていきます。最後に型に入れ、水分を抜いて完成です。在来種の青大豆を用いているので、爽やかな緑色の豆腐ができあがりました。口当たりも滑らかで、大豆の味の濃いおいしい豆腐でした。
 実習終了後には、太田先生から生徒一人一人にジュニア豆腐マイスターの認定書が手渡されました。今後は、ジュニア豆腐マイスターとして、豆腐を通じて豊かな食を未来に継承していく役割を担っていきます。がんばろう!
 太田先生、大谷先生には、大変興味深いお話を聞かせていただいたり、豆腐づくりの技術を丁寧に教えていただいたりしました。大変ありがとうございました。今後も、どうぞよろしくお願いいたします。
   
  【講師の太田先生、大谷先生】    【拓陽産在来種の青大豆】
   
   【豆乳に丁寧に熱を加え…】   【にがりを入れて固まったら型に】
   
 【みんなでおいしくいただきました】 【一人一人に認定書が手渡されました】

”オダイズサイ2019”が開催されました!

 12月8日(日)に、本校大山農場において初の試みとなる「オダイズサイ2019 たねはともだち」が開催されました。風の冷たい1日でしたが、多くの方に来校いただきました。
   
 オーガニックマーケット「オオヤマルシェ」では、有機野菜、有機野菜で作った食品、パンなどを販売するなど、地元那須地区で活動いている方々に数多く出店していただきました。
 午前は、他にも映画「いただきます みそをつくるこどもたち」の上映会を実施したり、本校で栽培した自然栽培青大豆で仕込んだ味噌を使用した味噌汁の試飲会などを開催しました。
 午後は、トークイベントを実施しました。中学3年生のときに伝統野菜の種を販売する会社を設立した現在高校2年生の小林宙氏の「伝統野菜とたねから考える僕らの未来」と題した講演会と、本校食物文化科2年生がパネラーとして参加したトークセッション「たねと食をつなぐために」です。そして、その後は、座談会、味噌造りワークショップ等を開催し、充実した楽しい1日を過ごすことができました。
 そもそもこの企画は、本校の生物工学科、食物文化科が中心となって取り組んでいる「拓陽SOYプロジェクト」が中心となり、多くの方々に共催、後援、協力をいただき、開催することができました。今後も、さらに多くの方々に認知され、理解を深めていただけるよう取り組み、来年度以降の開催につなげていきたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
   
       【「オオヤマルシェ」:多くの方々に出店いただきました】
   
【多くのことを考えさせられる映画でした】 【小林氏講演会、立派でした!】
   
【トークセッションでは本校生も大活躍】  【会場にはナスライガーも!】

絵手紙講習会を実施しました!

 12月5日に食物文化科2年生、6日に食物文化科1年生を対象に絵手紙講習会を実施しました。もちろん、講師の先生は、日本絵手紙協会講師の鈴木啓子先生です。
  
  【2年生を対象にあつく語る鈴木先生!】
 2年生は箸袋とランチョンマット、1年生は消しゴムで作る印と家族への絵手紙の製作に取り組みました。3年生への指導と同様に、筆の持ち方・使い方、墨の特性、顔料の塗り方等、様々な手法を、厳しく、そして、丁寧にご指導いただきました。食物文化科では、3年間毎年ご指導をいただき、その集大成を「I love my family」事業で披露することになります。一つ一つの技をしっかりと身に付けていきましょう。鈴木先生、ご指導ありがとうございます。
     
  【先生の言葉一つ一つを真剣に!】   【様々な色を用いて、自分らしく】
    
  【1年生の"印"づくり、集中してます】   【1年生の絵手紙、色鮮やかに!】

修学旅行に行ってきました!

 11月27日(水)から30日(土)の3泊4日で、2年生が沖縄に修学旅行に行ってきました。
     
 【美ら海水族館:ジンベイザメのモニュメントとともに】
 第1日は、7:30に那須塩原駅に集合し、新幹線、山手線、モノレールを乗り継いで花田空港へ。羽田から沖縄までは、もちろん飛行機です。沖縄到着後は、嘉数高台公園で普天間基地、戦跡のトーチカを見学しました。当時の激戦の様子を思い浮かべ、平和の大切さをかみしめました。
 第2日は、生徒も期待していた沖縄の自然体験・文化体験です。残念なことに、風速10mを超える強風には勝てず自然体験は中止となり、全員で文化体験となりました。午後は、美ら海水族館に移動し、ジンベイザメ、マンタ、チンアナゴたちとの対面を果たしました。
 第3日は、タクシーを利用した班別自主研修です。ひめゆりの塔、沖縄平和祈念公園、道の駅嘉手納、古宇利島、玉泉洞、アメリカンビレッジなど、それぞれの思いを持って沖縄の地を満喫しました。そして、その日の夜は国際通りを班別で見学し、帰りを待つ家族、友人へのお土産を探しました。掘り出し物を数多く探しだし、思い出とともに持ち帰ることができたと思います。
 第4日は、首里城が火災消失のため見学できず、直接、那覇空港に向かい、飛行機で羽田に飛び、羽田空港からはバスで栃木に戻ってきました。
 様々な思いを抱いたであろう3泊4日です。その思いを大切にこれからの高校生活、そして、その先の日々を送ってくれることと思います。まずは、全員無事に帰ってこられたことに感謝です。
      
 【嘉数高台公園:遠くにオスプレイが】  【文化体験:シーサー絵付けに挑戦】
      
      【完成したシーサー】         【担任の先生との語らい】
  
   【沖縄の自然も満喫できました】

第1回やみぞ青春料理コンテスト開催!

 11月25日、本校において、第1回やみぞ青春料理コンテストが開催されました。
 このコンテストは、やみぞあづまっぺ協議会が主催するコンテストで、やみぞ地域の農産品を活用し、やみぞ地域で育つ高校生が料理の工夫を競い合い、やみぞ地域の活性化に貢献することを目的に開催されました。特に本年度は、「雲巌の静謐」及び「緑茶」を使ったレシピによるコンテストです。本校から、食物文化科の3年生が全員で参加しました。また、審査員として、雲巌寺の原宋明老師をはじめ、夢の郷づくり研究会、やみぞあづまっぺ協議会、大田原市商工観光課、那須農業振興事務所の方々、総勢11名に来校していただきました。
  
 【調理の際にも、試食の際にも、審査員の方々の質問に丁寧に対応しました】
 コンテストでは、調理をしている様子を見ていただくとともに、外観審査、食味審査が行われました。審査員の方々からは「どれも素晴らしいアイディアで大変おいしい」と大好評でした。審査の結果、シューとクリーム、そして寒天のゼリーに雲巌の静謐という紅茶を練り込んだシュークリームの「茜雲」が『やみぞあづまっぺ賞』を、そして、麺とかき揚げにお茶を練り込むとともに、お茶の緑を際立たせるためにしろ出汁の汁をかけた「茶うどん」が『夢の郷づくり賞』を受賞しました。
 最後の講評の中で、雲巌寺の原宋明老師から「すべておいしかった。どれもよく工夫されている。特に「茜雲」は命名よし、色、形、感性よし」との言葉をいただきました。また、夢の郷づくり研究会の五月女会長から「できあがりも素晴らしかったが、片付けの時間をまだとっていないのに、調理後の調理室がとても整理されており、日頃の取組の様子がうかがえる。すばらしい」との言葉をいただきました。ありがとうございました。そして、食物文化の3年生、お疲れ様でした。立派でした!
  
      【 作品 「茜 雲」 】              【 作品 「茶うどん」 】