拓陽日記

拓陽のできごと

「第6回 那須野ヶ原うんまいもんフェスティバル」に参加して

5月28日(日)に、千本松牧場において、「第6回 那須野ヶ原うんまいもんフェスティバル」が行われました。栃木の名産品やご当地バーガー等が勢揃いする中、拓陽高校からも「トマト」「パウンドケーキ」「拓陽キスミル」「拓陽キスミルクッキー」の4品を販売しました。食品化学科の2年生2名、3年生6名が販売活動を行い、多くのお客様と触れ合うことが出来ました。「拓陽キスミル」は、(株)森林ノ牧場のご協力の下、食品化学科の生徒が作成したオリジナル乳酸菌飲料であり、無料試飲も行いましたが、お客様にも大好評でした。今後も様々な教育活動を皆様にお知らせしていきたいと思います。
 

 

 

「梅狩り」の中止について

 今年は、開花期の天候不順等の影響から各地での梅の実の不作が伝えられています。本校でも梅が不作となっており、6月に実施予定でありました「梅狩り」を中止といたします。
 お楽しみにされていた方々には大変申し訳ありませんが、ご理解の程よろしくお願い申し上げます。

創立記念式典と芸術鑑賞会を行いました。

5月30日(火)の午後、創立記念式典を行いました。本校は昭和20年5月28日が創立で、今年は創立72周年にあたります。学校長より「より高い目標をもって事に当たってほしい」という式辞がありました。

続いて、芸術鑑賞会を行いました。本年度は「音楽鑑賞」で、世界的サックスプレイヤーMALTAさんらによる「MALTA Hit & Run」スペシャルライブを鑑賞しました。

クラシックの名曲からシャンソン、最近のヒット曲から歌謡曲まで、幅広い選曲のジャズアレンジメントの数々の演奏でした。

ゴキゲンなナンバーに生徒諸君は大喜びでした。

アンコールはWhen the Saints Go March In で演皆さんがステージから降り立ち、観客席を行進していただけました。

そして最後にMALTAさんより「今できることを、いっしょうけんめいやりなさい」というメッセージを頂戴しました。記憶に残る音楽鑑賞会でした。

ステージ後は、本校吹奏楽部のサキソフォンパートの4名がMALTAさんより直々に
クリニックをうけました。MALTAさんありがとうございました。

今年もナスヒオウギアヤメが開花しました。

今年もナスヒオウギアヤメが開花しました。

ナスヒオウギアヤメは1962年に宮内庁職員に発見され、昭和天皇が植物学者原寛博士(1911-1986)とともに研究された、昭和天皇命名で知られるヒオウギアヤメの変種です。

 

ナスヒオウギアヤメ(アヤメ科アヤメ属(イリス属) 那須桧扇文目Iris setosa Pall. var.nasuensis. Hara)はヒオウギアヤメの変種で、カキツバタとの交雑種ではないかと考えられています。花がアヤメ(文目)に、葉がヒオウギ(檜扇、ぬばたま、射干 Belamcanda chinensis)に似ているので名づけられました。

本変種は、ヒオウギアヤメよりも花が大きい、葉の開き方がヒオウギに似ている、葉が35mmほどと太く、花茎が1mを越えます。内花被片がヒオウギアヤメより大きく2cm、中央付近で一度くびれ、先端が鋭くとがるのが特徴です。(『生物学御研究所編 那須の植物誌』保育社刊1972

本変種は、平成10年8月の集中豪雨によって自生地の多くが失われてしまい、現在は栃木県RDBカテゴリー絶滅危惧種Ⅰ類(Aランク)、環境省の絶滅危惧種Ⅱ類に分離される絶滅危惧種です。

那須拓陽高校大山農場では平成26年に地域のナスヒオウギアヤメ保存会より株を分譲していただき、生物工学科の生徒が実習で株育成を行いました。本変種は染色体数2n=約54であり、結実しないため、栄養繁殖(株分け)による増殖が有効です。

平成27年の本校創立70周年「大山農場ビオトープ」事業で農業経営科が定植を行い、昨年より開花するようになりました。

本変種は皇居二の丸池流れ周辺、国立科学博物館筑波実験植物園のほかに、本県では日光田母沢御用邸記念公園、なかがわ遊水園などで鑑賞できます。