スーパーサイエンスハイスク-ル(SSH)に関するお知らせです
SSH授業研究 実験生物の開発
SSH授業研究 実験生物の開発
以前にも紹介した3種類の生物です。今年も生徒に継続観察させています。
1.バフンウニ
昨年はお茶の水女子大臨海研究所より成体直前の幼生を送って
もらい、実験しましたが、今年は、初めて受精からスタートしました。
3月初旬に受精させ、受精卵からウニの成体にし、飼育を続けてい
ます。3ヶ月たち最も大きな個体は5mmになりました。
上の写真はバックがブラック、下はホワイトで撮影しています。
写真下側の目盛は1mmです。
2.小型のクラゲ(ヒドロゾアの仲間)
今年も6月にクラゲの発生が始まり、今も続いています。
餌(孵化直後のアルテミア幼生)を与えて、飼育しています。発生直後は
0.5mmでとても小さいです。飼育後大きなもので2mmになりました。
クラゲの口腕部の拡大。左下は餌のアルテミア幼生。
3.イシクラゲ(ネンジュモ、シアノバクテリアの仲間)
寒天培地上で球形になったイシクラゲを
エアレーションした飼育液の中で培養しています。
大きなものは直径15mmになります。
2学年「SS校外研修」
本校SSH事業の一環として、「SS校外研修」
が実施されました。
生徒の希望に基づいた6コースに分かれ、
様々な見学地を訪問、見学させていただき
ました。各コースの概要とその様子をご覧
ください。
Aコース
東京ガス日立支社工場→日立パワーソリューションズ
→日立小平記念館
巨大なタンクです。 説明を受けます。
太陽光と風力発電。
Bコース
東那珂木質バイオマス発電所→那珂原子力科学館
→那珂核融合研究所
熱心に説明を聞きます。 制御室の見学。
複雑でかつ巨大な装置に圧倒されました。
Cコース
積水ハウス関東工場古河→LIXILつくば→食と農の科学館
ちょっと記念写真。 ソーラーパネルの説明です。
様々な説明を熱心に聞いて、先端技術の一端を知りました。
D~Fコースは「続きを読む」でどうぞ。
第1回群馬大学実験講座(その2 午後の部)
2.タンパク質分析を最新の電気泳動法で実施します。
5.ペーパークロマトグラフイーで葉緑体の色素を
ザーと水が流れ、この中で実験です。
大講義室で閉会式。大沢先生から講評をいただきました。
第1回群馬大学実験講座(その1 午前の部)
(その1 午前の部)
ペーパークロマトグラフイー 電気泳動
プログラミング マイコンカー
11時25分 TAの方の案内でキャンパスツアーをしました。
SSH関連 学習院大学での生命科学シンポジウムに参加
2015年5月30日(土)
学習院大学での生命科学シンポジウムに参加してきました。
今回の主題は「生命の秘密を解く鍵を求めて」でした。
学習院大学正門 西5号館202教室
演目は次の4つ。パンフレットより。
1.JT生命誌研究館・研究員尾崎克久
「アゲハチョウはどうやって食草を見分けるのか?遺伝子と行動の両面からさぐる」
鱗翅目昆虫(チョウとガの仲間)のほとんどは、幼虫が決まった植物だけを食べて育つ偏食家です。しかし、卵からかえったばかりの幼虫は体が小さくて、広い環境を白分で探し回って餌になる植物を見つけることができません。そこで、飛ぶことができる成虫が、正確に植物の種類を見分けて、幼虫が食べられる場所に卵を産むのです。花の蜜を飲んでいる成虫は葉っぱを食べないのに、どうやって幼虫の餌を見つけているのでしょうか。その謎に遺伝子の情報からせまる、最新の研究について紹介します。
2.東京大学大学院医学系研究科・教授岡部繁男
「脳のネットワーク:そのはたらきと病気との関連」
脳の機能は神経細胞やグリア細胞がつくるネットワークによって実現されています。我々が物を考え、喜び悲しみ、共感する事ができるのも脳のネットワークの正しい働きによります。逆に脳のネットワークの働きが障害されると、様々な精神・神経疾患の原因ともなります。この講演では脳内で神経細胞やグリア細胞がつくるネットワークの性質やその研究方法について紹介し、脳の働きや病気との関連についても説明します。
3.広島大学大学院生物圏科学研究科・准教授長沼毅
「謎の深海生物にさぐる宇宙生命の可能性」
暗黒の深海の海底火山に「光も食物も不要」という不思議な生物「チューブワーム」が繁栄している。人間には猛毒の火山ガス(硫化水素)をエネルギー源にして二酸化炭素から有機物をつくる生き方は、植物が光をエネルギー源にして営む光合成独立栄養によく似ている。光がなくても光合成と同じことをする化学合成独立栄養は、海底火山があれば光も食物も不要ということは、地球以外の天体でも海底火山があればチューブワームのような生命がありえるのか?そんなことを一緒に考えてみたいと思う。
4.岐阜大学大学院医学系研究科・教授深尾敏幸
「新生児マススクリーニングと先天代謝異常症」
2014年から全国で新しい新生児マススクリーニングが始まって、少なくとも19疾患がスクリーニングされるようになりました。聞き慣れない疾患が並んでいますが、乳児期から幼児期に非常に重篤な症状を来しうる疾患を持つ子を早期診断して、障害なく、もしくは最小限に障害を食い止めることは非常に意義があることと考えられます。そのような新生児マススクリーニングについてお話しさせていただきます。
講演中 休憩
それぞれ最新の研究で興味深かったです。
1.遺伝子が作るレセプター(受容体)というタンパク質の研究から切り込んでいます。
2.脳のネットワークを再構築できれば病気を治すことができる。線虫レベルでは構築できている。ヒトではニューロンの数が1000億で構築は大変だが、ヒトゲノム解析のような世界レベルでの研究が突破口になるかもしれない。
3.テレビ出演も多い長沼先生の講演です。深海生物のチューブワームと地球外生命体の話題で熱気が伝わってきました。
4.新生児マススクリーニングは私が教員になった頃(約30数年前)NHKの特集でやっていました。アメリカでの話で探している遺伝病は、日本人にはきわめて少ない「膿疱性線維症」でした。日本でもここまで技術が進んできたことに驚きました。
今回の講演の内容を生物の授業に組み込んでいこうと考えています。
SSH学問探究講義
大学の先生方をお招きし、様々なテーマで講義をしていただきました。
「ロボット工学入門」というテーマで講義をして
いただきました。
「教科書の1ページの作り方~鳥は本当に恐竜か?」
というテーマで講義をしていただきました。
「核融合エネルギー開発の最前線」というテーマで講
義をしていただきました。
「薬の動きと働き」というテーマで講義をしていただき
ました。
の近年の展開について講義をしていただきました。
「自己組織化による機能性高分子材料の設計」
というテーマで講義をしていただきました。
「老朽化する橋梁の先進的な維持管理技術」という
テーマで講義をしていただきました。
「医薬品と食品の機能性に関わるケミカルバイオ
ロジー(化学生物学)」のテーマで講義をしていた
だきました。
第3回SSH研究成果発表会
〈全体会1〉 13:00~13:30 大ホール
■マレーシア海外研修(2年生)
■学問探究つくば(2年生) ※英語による報告
■サイエンスラボラトリー(1年生) ※英語による報告
〈自由見学〉 13:40~14:40
■SSH基礎研究(1年生)
■SSHクラブ「缶サットについて」(物理班)
「土壌中のリン酸研究」(化学班)
「巴波川水質調査」(化学班)
「イシクラゲの培養その2」(生物班)
■プレゼンテーション
① 屈折の原理に迫る
② シムシティは実現可能か
③ ベストなディズニープランの研究
④ 橋の構造と強度の関係
⑤ 文豪は東大出身が多いのか?
⑥ 炎色反応~手持ち花火を手がかりに
⑦ 日本文化の海外輸出における変化
⑧ 水切りき学
⑨ プロ野球~2015シーズンで輝くのは~
⑩ コーヒーカップで酔うために
⑪ 栃木県における地域活性化について
⑫ 浪の下にも剣のさぶろうぞ■ポスターセッション
① 夕焼けの発生と大気汚染物質の関連性
② フォトクロミック分子
③ ほこりとは
④ 「中国大返し」から探る「本能寺の変」の真相
⑤ 国政選挙の投票率の推移とその要因
⑥ 壁ドンは本当に効果があるのか!?
⑦ 三国志~蜀は魏を滅ぼせただろうか?~
⑧ AKB48を科学する
⑨ よく飛ぶ紙飛行機って
⑩ よく飛ぶ紙飛行機
⑪ SUPER BALL TO THE MOON
⑫ ビスマス鉱石の作成
⑬ 貝の水質浄化~水中での貝の働き~
⑭ ダイラタンシーの緩衝性
⑮ 土埃を上げる魔球
⑯ 手塚ゾーンは可能なのか
⑰ 卵の逆転反応
⑱ 魚の活動量の変化
⑲ 冬期の常緑樹における光合成について
⑳ 紅葉による有機物の回収について
㉑ 本を曲げた時に側面はどのように変化するか
㉒ 超電磁砲の原理と実験〈全体会2〉 14:50~15:50(大ホール)
■圧電素子の応用研究(物理班)
■ホルモール滴定による食肉劣化の定量(化学班)
■グリーンヒドラの耐塩素能力について(生物班)
■組立除法の活用法を探る
~解と係数の関係の帰納的証明
と定義を用いない微分法へのアプローチ
(数学班)※英語による発表
■最後までやり遂げることは大切である。
■文系・理系ともに興味ある内容で,昨年度よりもレベルアップしている。
■研究がブラッシュアップされていくことを期待している。
SSHマレーシア海外研修 5~6日目
高校のマレー語名: PERMATA Pintar Negara
生徒たちは親元を離れ、全寮制です。
学校内での活動の色々と行事の紹介です。
大きな丸テーブルに日本から持ってきた
すべて英語で説明したり、実演したりして、
プレゼントしました。
メルアド交換。日本に帰ったらThanks mailをだしましょう。
緑の首相官邸とピンクのモスク、広大な人工の湖。
周りのオフイスビル、マンション群、高さとデザイン
の統一感があります。政府機関のたくさん入った
トラムで移動。動く歩道のバックの赤い色は疾走するトラムです。
あいさつをいただき、この行事すべて終了です。
ご支援ありがとうございました。
SSHマレーシア海外研修 5日目の夜のフライト
1月9日金曜日
今日はクアラルンプール空港出発のみです。時間がありません
お世話になったライさんともお別れです。
出国手続きが終わりゲートから出てきます。
トラムに乗り22時50分に出発です。
みんな元気です。
SSHマレーシア海外研修 4日目
34階のホテルの窓から虹が見えました。きょうも順調に
いきそうです。写真中央ですが見づらいです。
国立大学はありました。熱帯雨林の原生林を整地して
作ったため原生林の保護区もあるそうです。私は生物
教師なのでものすごく興味がわきますが、今日のアビリ
ティーに集中します。
を訪問しました。会議室にて、まずこの大学の研究内容の
講義がありました。講義終了後質問タイムを持ち、最後に
大学の資料を生徒代表が受け取りました。
少しでも向上してほしいと祈る気持ちです。
1学校紹介 倉持 山下 斎藤
質疑応答が行われました。最後にチームリーダーの塚島が、
感謝の挨拶をしました。
研究室訪問
人体の3D画像がポップアップしたり、ゴーグルをつけて仮想空間を
体感したりと、近未来的なGearを開発していました。カメラ付き飛行
物体「ドローン」もありました。操縦しました。
昼食は焼き飯の上にチキンやレタスののった
大理石のテーブルでのテーパリングと冷蔵庫で固めた
チョコレートの型枠外しを見て、試食しました。taste sweet
本日の最後は美術工芸の「藍染」の見学です。
17:30 ホテル着
まるで東京にでも行ったように普通に歩いて
食事をして、買い物をしています。
います。全力で頑張ろう。健闘を祈ります。
昨日の3班の活動です。写真復活しました。
(内藤 佐藤 斎藤)
旧王宮 ムルデカ・スクエアー前
SSHマレーシア海外研修 3日目
生徒は3人づつ3班に分かれ、大学生は各班に一人ついてくれます。
まずは、あいさつから。そして今日は午後4時まで、英語で対応です。
朝の渋滞がひどいので歩いていきます。バスの車窓とは違い
街が違って見えます。新鮮な驚きで歩を進めました。
エレベーターに乗り、最初は、ツインタワーの間にある橋に向かいます。
スカイブリッジといい、41階にあります。
展望台は84階にあります。ツインタワーの高さは451.9mです。
1班 亀山 藤原 塚島
16:00 無事 セントラルマーケットに集合しました。
海鮮料理の店です。食事をするお客さんで満員です。
おいしい料理だけではなく、川に突き出して、テーブルが
設置されています。広い川の向こう岸には、マングローブ
樹林が長く続いていました。
本日の最後を飾るのはセランゴールホタル園です。
食事のとき横を流れていた川の支流に行きます。10分ぐらいで
着きました。暗くなるのを待って、4人乗りのボートで出発です。
ライフジャケットをつけ、これから乗り込みます。
熱帯性の蛍は、マングローブの根元の汽水中で、巻貝を食べて
多数繁殖し、オスはメスを呼ぶために、マングローブの木にたくさん
集まって、シンクロして明るく点滅します。とても神秘的な光景ですが
残念ながら、ホタルの光の点が小さいため、写真には撮れませんで
した。真っ暗な中、船着き場に戻ります。
一日のうちにたくさんのことを見聞きしたため、興奮で眠気が来ま
せん。でも、明日のためにしっかり休みましょう。明日は、2回目の
英語のプレゼンです。
SSHマレーシア海外研修 2日目
まずは、第1日目の未紹介の写真です。
成田空港出発後は、青い空の中を快適に飛行しました。
太平洋上空 フィリピン上空
マレー半島のクアラルンプール国際空港到着間近です。
パーム椰子が広大に栽培されています。
マレー料理 Saloma Restaurant前で集合
マレーシア民族舞踊鑑賞後ダンサーとともに
第2日目 1月6日(火)
7:00 ホテルでビュッフェ形式の朝食です。目の前で
オムレツを作ってくれるのですが、英語でメニューに無い
目玉焼きを注文し見事ゲット。
8:30 ホテル出発。ホテルの前に私たちのバスが来ています
9:00 レイクガーデン内の鳥園到着。ここは放し飼いで有名な
場所です。とても蒸し暑いです。
ダチョウに餌をやっています。 こんな近くにいます。
11:00 鳥園出発前に、新鮮なココナッツジュースを
みんなで分け合います。
11:30 昼食はインド料理です。午後の初めてのプレゼンを
前にして、緊張が高まります。でも食事は楽しく。
13:00 いよいよマレーシア日本国際工科院に到着しました。
激しいスコールの後で、水がたまっています。
MJIITの学校説明のあと、生徒たちは緊張の中
英語での栃高紹介・研究発表を行いました。
学校説明の様子 厳しい目で見る先生方
17:30 マレーシア日本国際工科院での研修を終え、
記念に集合写真を撮りました。後ろは、指導していただいた
大学の先生方です。大変勉強になりました。ここでの研修を
今後の2回のプレゼンに生かしていきたいと思います。
(パソコンのバージョンの影響でこの写真だけ回転できません)
18:00 ホテル着後すぐに今日のプレゼンの反省会を行いました。
忘れないうちにみんなで良いところ悪いところを話し合って
共有を図りました。とても大切な話し合いです。
ホテル隣接のフードコートなどで自由に夕食。
夜は、プレゼンのビデオ映像を見て、次回に向けての改善を
図りました。
SSHマレーシア海外研修 1日目
1月5日(月)~1月10日(土)5泊6日
第1日目 1月5日(月)
5:45 学校集合。まだ暗く寒いです。校長先生の激励の言葉と
お父さん、お母さん方の見送りに、力づけられました。
6:00 学校出発
9:00 成田空港到着。出国手続きをしています。
この飛行機に乗ります。搭乗直前の様子です。
11:30 定刻で成田空港出発(日本航空723便)
18:30 クアラルンプール国際空港到着
入国手続きに緊張しました。バスに乗ると心晴れ晴れ。
20:00 夕食の前にレストラン近くのツインタワーをみました。
ライトアップがとても美しかったです。
夕食はマレー料理「Saloma Restaurant」です。
マレーシア民族舞踊も鑑賞しました。
21:45 ベルジャヤ・タイムズ・スクエアーホテルに到着。
長い一日が終わりました。ミーティングをして、明日に備えます。
SSH学問探究講義(1年生)
宇都宮大学から11名の先生をお招きし,2部構成で行いました。
第1部 パネルディスカッション 講堂にて1年生全員対象
( 工学部 入江先生 ・ 農学部 夏秋先生 ・ 国際学部 渡邉先生 ・ 教育学部 丸山先生 )
第2部 分野別講義 10分野の中から生徒希望の2つの分野の講義を受講
パネルディスカッションの様子 工学部・機械システム 横田先生 工学部・応用化学 諸星先生
工学部・建設 池田先生 工学部・電気電子 入江先生 農学部・応用生命化学 前田先生
農学部・森林科学 大久保先生 農学部・農業経済 大栗先生 国際学部・国際社会 高橋先生
国際学部・国際文化 渡邉先生 教育学部・学校教育 丸山先生
1年生はちょうど来年度の「文理選択」をする時期です。今回の講義が大いに参考になったようです。
ご協力いただきました宇都宮大学の皆様に感謝申し上げます。
SSH~テクニカルライティング講座

その研究レポートをまとめていくにあたり
参考文献などの探し方
引用の仕方
レポートの構成
を中心に,ワークを取り入れた講座です。

「とちぎ協働祭り」にSSHクラブ員参加
私たちは「キッズワーク」を担当しました。ここでは、子供たちがお仕事体験をします。
看護婦、歯科衛生士、警察官、消防士、車販売、新聞記者などいろいろ体験ができます。
私たちは「科学研究所」をやりました。生物班が「顕微鏡を使ったネンジュモの観察」、
物理班は「光の回折を利用して模型を作り、虹を見てみよう」です。
60分で参加者は小学生です。1回目6名、2回目5名の参加数でした。
では、その様子を見てみましょう。まずは、生物班です。
説明を聞いています。 お母様方も見守っています。
顕微鏡で観察しています。
物理班の様子です。 光の説明をしています。
完成した模型で虹を見ています。 作製中。
小学生たちは熱心に取り組んでいました。終了後に集合写真を撮りました。
第3回群馬大学実験講座
SSHサイエンスラボラトリー 第3回群馬大学実験講座
平成26年10月4日(土)群馬大学と本校において行われました。
参加者は1年生の希望者です。
1.キレート滴定 2.金属の引張試験 3.ペーパクロマト 4.プログラミングは、群馬大学で
5.顕微鏡観察は本校で実施しました。
実験内容と実験の様子です。
1.(キレート滴定) キレート滴定法を用いて水の全硬度を算出し、データーの整理・
グラフの書き方等を行いました。参加生徒 7名
2.(金属の引張試験) 引張試験を行い金属の変形過程を観察するとともに強度を
調べました。 また電子顕微鏡を用いて破断面を観察しました。 17名
3.(ペーパークロマトグラフィー による物質の分離と解析)
抽出法の違いによるRf値の違い等の比較を行いました。 4名
4.(Flashを使ったプログラミング体験) Flashを使った未完成のプログラミングを
完成させるというスタイルでプログラミングを体験しました。 3名
5.(顕微鏡でのぞくミクロの世界) 顕微鏡を用いて花粉や水の中の生物を観察・
考察しながら、顕微鏡の取り扱いの基礎を学びました。 18名
実験の様子 コスモスの花粉
水中の藻類 水中のワムシ
自治医科大学 学問探究講義
「アンチエイジングを科学する」と題して学問探究講義が開催されました。
黒尾先生は,抗老化(アンチエイジング)に関する世界的な研究者であり,先生の現在
追求されている最先端の研究内容について,生徒にも分かり易くお話しくださいました。
また,後半には科学の一般的な研究手法についてもお話くださり,SSHで「一人一研究」
に取り組んでいる生徒たちにとって多くの示唆を得ることができました。
生徒からも様々な質問があり,参加した生徒にとって貴重な体験となりました。
この講演会は,「国民との科学・技術対話」の推進に関する事業として,自治医科大学の
特別授業として行われました。
このような機会を与えてくださいました自治医科大学の皆様に感謝申し上げます。
SSH授業「食材を使った動物の組織の観察」
生物の授業において、身近な食材を使って実験を行いました。「手羽先を使った実験」
の第2弾です。今回使った食材は、1.若鶏のハツ(心臓) 2.豚 レバー 3.豚骨
4.生ムキサメ(北海道・青森県沖)です。
それでは、実験の様子を見てみましょう。(10月17日、3年理系生物クラス)
食材一覧と、各自に取り分けている様子です。
1.心臓を上から見ると血管の穴が確認できます。右は心臓の内部と取り出した血餅(黒色)。
タブレットで動画を見ながら解剖しています。右は心室を示しています。
2.豚のレバーは、今回時間の関係で、色や感触を確かめ、血管を確認したのみでした。
3.豚骨は、のこぎりで切ります。全員で少しずつ切り、その硬さを実感しました。
目的は骨髄の観察です。指を入れると柔らかく、骨の表面の穴から血が出てきたのには
驚きました。写真下段の右が、骨髄を取り出した穴です。
4.ムキサメは、アブラツノザメの筒切りで脊椎骨が観察できます。サメは軟骨魚類の
代表です。モロは大型のネズミ鮫の切り身で骨はありません。脊椎骨の軟らかさを
触って確かめ、そのまわりの筋肉を観察しました。
SS基礎研究
「1年SS基礎研究」の生物分野の演習は「DNAの抽出実験」です。
実験の様子を見てみましょう。
タマネギをすりおろして、飽和食塩水を入れ、すり鉢でよく当たってから、
がーぜで濾します。その液を試験管に分注します。
実験の様子です。みんな熱心にやっています。
シャーレの中の白いものが抽出したDNAです。このDNAを水で溶いて
筆で字を書きました。酢酸カーミンで染色すると、DNAは赤く染まります。
片付けも重要な活動です。最後にレポートを書いて提出です。