スーパーサイエンスハイスク-ル(SSH)に関するお知らせです
マレーシア海外研修 五日目
今日は、UKMの付属高校(PERMATA Pintar Negara)を訪問し研究発表と交流を行います。
その後、夕食をとりクアランブール空港から日本へ帰ります。
UKM付属高校に到着。校舎は自然に囲まれ、とても素晴らしい環境です。
敷地も栃高よりもかなり広い!!!
午前中は、日本語の勉強をしている現地の高校生との交流会です。
まずは互いに自己紹介。現地の高校生は、日本語で自己紹介をしてくれました。
その後は、グループに分かれてゲームなどをしながらの交流。
昼食後は、マレーシアの楽器の演奏。
現地の高校生によるキャンパスツアー。陸上競技場、プールなどに案内していただきました。この学校は全寮制の学校だそうです。マレーシアの各地から優秀な高校生が集まってくるそうです。
午後は研究発表です。当初は20名程度の高校生を前に発表すると聞いていましたが、200名を超える高校生と先生方に集まっていただきました。想定外の状況の中、生徒たちは英語で一生懸命発表していました。
全ての研究発表で質問が出て、それに対して生徒たちは一生懸命英語で答えていました。
また、最後に現地の高校生によるレーシングカーのボディの形状に関する研究発表が行われました。とても素晴らしい発表でした。
現地の高校生による、音楽の演奏とダンス。予定外の演出に感激。
日本の文化紹介ということで、けん玉と空手を披露しました。大変盛り上がりました。
最後に記念写真。こんなに多くの方々に歓迎していただきました。生徒たちはとても感激していました。
マレーシア最後の食事です。マレー鍋(スチームボート)です。
クアラルンプール空港に到着です。これから帰国します。
五日間お世話になったガイドのライさんともここでお別れです。
本当にお世話になりました!!!!
朝、6時30分に成田に到着。
出発したときクアラルンプールは気温30℃でしたが、成田の気温は-1℃でした。
寒い!!!
栃高に到着。校長先生に帰着を報告。
以上で本年度のマレーシア海外研修は終了しました。
多くの方々のご支援に感謝いたします。
ありがとうございました。
テリマカシ。
マレーシア海外研修 四日目
本日は、マレーシア国民大学(UKM)に訪問します。
UKMのFaculty of Science & Technologyに到着。ここでは、生徒たちが英語で研究発表を行います。生徒たちはとても緊張しています。
研究発表の会場です。研究発表には、物理、化学、生物、数学を専門とする各先生たちに参加していただきました。こちらとは対照的に、すべて女性の先生でした。各自が自己紹介をした後に、とても和やかな雰囲気の中で研究発表はスタートしました。
各自の研究発表の様子です。皆、英語でしっかりと発表することができました。また、各発表ごとに質問やアドバイスが多く出て、予定時間を大きくオーバーしました。生徒にとって充実した発表会となりました。
研究発表の最後に全員で記念写真を撮りました。
UKM内のChocolate Labを訪問しました。チョコがとてもおいしい!!!
昼食は、学食でマレー料理をいただきました。机の上にあるお茶はなぜか甘いです・・・。皆、少しずつマレー料理になれてきた様子です。
午後は、UKMの説明をしていただきました。歴史のある大学のようです。
建築工学科のギャラリーの見学。
ホテルに帰着後は、明日の研究発表に向けての準備です。
UKMでいただいた多くのアドバイスを元に修正します。
明日は、いよいよ最終日です。
UKMの付属高校を訪問し、研究発表や現地の高校生との交流を行う予定です。
マレーシア海外研修 三日目
今日は、ペトロナスツインタワーの見学後、班別に現地の大学生と市内を散策します。
そして、夕食後はセランゴール蛍園に行きました。
8:15にホテルを出発し、徒歩でペトロナスツインタワーに向かいます。
道路は通勤ラッシュの車で大混雑。マレーシアは車優先の社会なので、横断歩道でも注意が必要です。信号は青なのになかなか渡れません・・・・。
約30分くらい歩いてペトロナスツインタワーに到着。
入場ゲートでは、X線によるセキュリティチェックが行われます。
まずは、ツインタワーの40階での見学。生徒も引率教員もまだまだ元気です。
最上階の展望ルームからの眺望です。クアラルンプール全体を見渡すことができました。右の写真の茶色い二つのタワーが私たちの宿泊しているペルジャヤ・タイムズ・スクウェアホテルです。
その後は、3つの班に分かれて現地の大学生の案内の下、市内散策をしました。
生徒たちは、チャイナタウン、国立モスク、ブキビンタン、KLCC水族館などに訪れたようです。
最後にセントラルマーケットに集合して、セランゴール蛍園に向かいます。
蛍の鑑賞の前に夕食です。本日は、川の見えるレストランで海鮮中華をいただきました。Very delicious!!
いよいよ、セランゴール蛍園にて蛍の鑑賞です。ライフジャケットを着用して四人乗りボートに乗り込みスタート。まるでクリスマスツリーの電飾のような、数多くの蛍を干渉することができました。写真でお見せできないのが残念です。
明日は、いよいよマレーシア国民大学での研究発表です。
練習の成果を発揮してほしいと思います。
以上
マレーシア海外研修 二日目
朝6:30起床で7:00から朝食です。
ブュッフェスタイルの朝食です。
ホテルを8:15に出発。マレーシア森林研究所(FLIM)を訪れました。
まず、ばじめに二名の研究員の方に森林研究所の説明をしていただきました。
説明の後はジャングルトレッキング。30mを超える木々に圧倒されました。今日の気温は35℃ですが、ジャングルの中は少し涼しく感じられました。
ジャングルを歩いていると突然・・・・1.5mくらいの巨大なトカゲに遭遇!!!
それ以外にも、巨大なアリ、巨大な魚に遭遇しました!!!!
生徒たちは驚いていました。
本日の昼ごはんです。本日はおいしくいただけました。
昼食後は、マレーシアのICT技術の開発特区であるサイバージャヤにあるサイバービュー社を訪問しました。社員の方から、マレーシアが実現しようとしているICTを利用した将来像について説明していただきました。生徒たちは、英語でのプレゼンに真剣に聞き入っていました。
次にサイバージャヤあるNTTコミュニケーションズを訪問しました。
現地で働く4名の日本人社員の方々からのお話は、会社の事業内容にとどまらず、キャリアプランニングや人生哲学についてなど進路選択の糧になるものでした。生徒たちは、海外で働くということをとても身近に感じることができたようです。
その後、ホテルに戻り夕食をとりました。
今日の夕食は各自がホテル近隣のレストランで好きなものを食べました。
本日のスケジュールは以上で終了です。
みんな元気です。
マレーシア海外研修 一日目
栃木高校を朝6:00に出発し成田空港へ。そして、飛行機でマレーシアの首都クアラルンプールに向かいました。
成田に到着。出発まで一時間ほど待ち、飛行機へ搭乗。一路マレーシアへ!!!
天気がとても良く飛行機からの眺めは最高でした。機内食は和食メニュー。デザートにはアイスクリームなどもあり生徒たちはみんな大満足。
クアラルンプールまでは約7時間のフライトでしたが、映画を見たり、本を読んだり、勉強したりと、退屈することなく時間を過ごすことができました。
クアラルンプール空港に到着。当然ですが、夕方なのにかなり蒸し暑いです・・・。
空港出口で、今回ガイドをしていただくライさんと合流。
ライさんはとても気さくなガイドさんで、日本語もとても上手です。
ライさんと合流後、サロマレストランで少し遅い夕食。マレー料理をいただきました。
味は・・・・・・・
さらに、マレー料理をいただきながらマレー舞踊ショーも見ることができました。
ショーの後半には、生徒の多くがステージに上がりマレー舞踊に挑戦しました。
初日からマレーシアの文化に触れることができ、良い経験ができました。
夕食後ホテルに到着。ライさんからホテルでの注意事項を説明いただきました。
最後にミーティングを行い、本日のスケジュールは終了となりました。
スケジュールは順調にすすんでおります。全員元気です。明日も頑張ります。
以上
SSHクラブの最近の活動
〇日本学生科学賞 栃木展覧会 結果報告
SSHクラブ物理班が研究している「圧電素子による発電」が、最優秀賞(県議会議長賞)を受賞しました。圧電素子を使った音波発電機や床発電機の研究に取り組み、高評価をいただきことができました。なお、この作品は東京で行われる中央審査に進み全国の舞台で評価されることになります。全国で入選できるように現在準備を進めているところです。
〇とちぎ協働まつりへの参加
SSHクラブ物理班の三名が、10/25(日)に開催された「とちぎ協働まつり」に参加してきました。キッズワークエリア内で科学実験教室を行い、18名の小学生に楽しい科学実験を体験していただきました。今年は、「分光器」「水笛」「トルネードボトル」を小学生に作ってもらい実験するという内容でした。
〇科学の甲子園 栃木県予選
11/1栃木県総合教育センターで開催された、科学の甲子園 栃木県予選に参加してきました。生徒たちは、筆記競技(物理、化学、生物、地学、数学、情報)、実技競技(パラシュートの落下競技)に取り組みました。結果は11月下旬に発表されます。
第3回栃木高校SSH科学実験教室
第3回栃木高校SSH科学実験教室
本校では24年度から文部科学省よりSSH事業の指定を受け、
様々な科学関連の事業を企画・実施しています。今年度もその
一環として、主に科学に興味を持つ中学生を対象に、
「第3回栃木高校SSH科学実験教室」を
11月7日(土)9:30~12:00に開催しました。
講座担当の本校生徒はSSHクラブに所属する21名です。
・日程は次のように行われました。
9:00~ 受付
9:30~ 開会式 日程の説明
9:50~ 移 動 本校生が各会場へ誘導します
10:00~ 科学実験教室 開始
11:40 アンケート記入
11:50 講堂へ移動後閉会式
12:00 科学実験教室終了
・中学校の参加生徒数です。
1.圧電素子 19名
2.LEDライト 1 名
3.分子模型 3名
4.イシクラゲ 5名
5.呼吸基質 2名
合計 30名
講座の様子を紹介します。
受付 ポスター
開会式 SSH部長挨拶 校長挨拶
○実験講座1 圧電素子による発電器の製作
本校のSSH物理班では、圧電素子を使って、踏むことで発電できる発電床
音波 をぶつけることで発電できる音波発電の研究を行っています。今回は、
その研究内容の紹介と圧電素子を使ってLEDを光らせることができる発電器
を製作しました。
○実験講座2 LEDの電圧-電流測定とLEDライトの製作
電球に代わってどんどん広まっているLED。この講座では、LEDに加える
電圧と流れる電流との関係を調べ、LEDの特徴を学んだ後、まとめとして
LEDライトを製作して、お土産として持ち帰ってもらいました。
○実験講座3 分子模型をつくろう
水や二酸化炭素、アミノ酸、etc。わたしたちの身のまわりにはたくさんの
分子が あふれています。色をつけた発泡スチロールを使って様々な分子
をつくってみました。
○実験講座4 イシクラゲ(ネンジュモ)の観察と培養
栃高の校庭には、シアノバクテリアの仲間のイシクラゲが豊富に繁殖
しています。私たちは、この生物を研究しています。今回は、顕微鏡を
使った観察と培養方法の実験を行いました。
○実験講座5 呼吸基質を調べよう
私たちは、呼吸により食べたものを分解しそのエネルギーを利用して
います。 脂肪の燃焼にこれが良いとか、あの運動が良いとかいいます
が、脂肪と炭水化物の利用状況を測定してみましょう。
閉会式の様子です。生徒代表がお礼のあいさつをしました。
最後に集合写真を撮りました。
SS授業研究
研究の視点は「論理的・創造的・独創的思考力の育成」です。
それに関連する研究授業が公開授業週間に行われました。
今回は私が行った「生物」の研究授業を紹介します。
平成27年10月15日(木)第5時限
2年1組 生物選択者10名
生物実験室にて行いました。
単元名は第9章 生物の系統、第5節 動物
本時の題名は「動物の分類」です。
今回の研究授業の目標は
「タブレットを使って動物の分類の学習をする」です。
指導方針は栃高にある実物標本と栃高ホームページ内の
「栃高博物館」を使って学習をします。
受精卵から飼育したバフンウニ、
自作のホームページやYoutube動画の情報も活用します。
授業の様子です
標本とタブレット 受精後7カ月たったバフンウニ
SSH宇都宮大学科学実験講座
講座」を実施し、1年生55名が参加しました。
1日時・場所 平成27年10月10日(土) 8:30~16:30
宇都宮大学 農学部・工学部・教育学部
2 日程 8:30 栃木高校 出発
9:35 宇都宮大学 峰キャンパス到着
9:45 宇都宮大学 陽東キャンパス到着
10:00~12:00 講座
12:00~13:00 昼食
13:00~15:00 講座
15:15 宇都宮大学 発
16:30 栃木高校 着
3 講座内容
A DNA鑑定体験講座(農学部:松田勝先生)
B 微生物実験講座(農学部:前田勇先生)
C ウイルスを検出する(農学部:夏秋知英・西川尚志先生)
D プラズマ(工学部:湯上登先生)
E 放射線を体験しよう(教育学部:堀田直巳先生,山田洋一先生)
F サカナの受精と染色体観察(教育学部:上田高嘉先生)
到着後生徒たちはA~Fグループに早速分かれ、よく取り組んでいました。
熱心にご指導いただいた宇都宮大学の先生、TAの皆さん、大変お世話に
なりました。
◎ 活動の様子です。
Aグループ:DNA鑑定検体講座 Bグループ:微生物実験講座
メダカの尾ひれから、DNAを取り 酵母のはたらきかたと条件を調
出しています。 べるためのパンを作ります。
Cグループ:ウィルスを検出する Dグループ:プラズマ
大学の庭で採取してきた植物に プラズマ発生装置でプラズマ
感染した、ウィルスを取り出します。 を発生させ、観察しています。
ドライアイスを用いた霧箱に光を 魚の減数分裂、受精時の染色
当て、放射線の様子を観察します。 体数変化についての講義中です。
3年生 SSH講演会
10月1日(木)7時間目に、3年生を対象としたSSH講演会を
本校講堂で実施しました。
講師は、東北大学大学院工学研究科の安藤晃先生です。
安藤先生はプラズマ物理学の専門家で、宇宙船「はやぶさ」
のプラズマエンジンの開発プロジェクトにかかわられるほか、
高校生への科学教育にも熱心に取り組んでおられ、本校の
SSH運営指導委員も務められています。
今回の講演では、
「プラズマと宇宙推進 ~大学で学ぶこと(課題研究の視点から)~」
という演題で、プラズマや宇宙開発など科学技術に関する
内容のほか、大学で研究するということ、キャリアデザインを
考えること、ご自身の高校のこと、受験に向けての意義や、
取り組み方などを明快に御講演いただきました。
3年生も皆熱心に聴き入っており、講演終了後の質疑応答
でも時間を延長して活発なやり取りが行われました。
1年生SS基礎研究3rdステージ
専門性を高め、特定の分野、テーマに関する7つの講座・演習を実施していきます。
今回は昨年も実施した「DNAの抽出実験」の様子を紹介します。
9月14(日)月曜7限
タマネギからDNAを抽出します。
①タマネギをすり下ろします。 ②乳鉢に移し、飽和食塩水を加えよくすりつぶします。
③ガーゼで濾します。④試験管に5mL入れ、エチルアルコールを静かに注ぎ入れます。
⑤白い綿のようなものが浮いてきます。⑥曲げた針金ですくい取ります。
⑦集めた白いものに水を加えよく溶かしてから、筆で濾紙に字を書きます。
⑧乾かした後、酢酸カーミンをかけて染色します。よく水洗いすると‥‥
酢酸カーミンで赤く染色されたのはDNAです。
缶サット甲子園2015関東大会に参加してきました!!
SSHクラブ物理の缶サット班が、7月22日~23日、缶サット甲子園2015関東大会に
参加してきました。
参加校は、慶応義塾高校、千葉県立長生高校、学芸大学附属高校、東工大附属科学技術高校、
都立戸山高校、法政二高と栃高の7校でした。上位3校が8月に秋田で行われる全国大会の
出場権を得ることができます。事前に送った事前ビデオプレゼン、22日の気球投下審査、
23日の事後プレゼンの総合評価で順位が決定します。
22日は千葉県野田市にある野田スポーツ公園にて、缶サットの気球投下審査が行われました。
通常はヘリウムバルーンを50mくらいの高さまで上げて、そこから缶サット本体を放出しますが、
この日はとても風が強く、「高さ制限なし、与えられた15分の時間内で自分たちの判断した
タイミングで缶サットを放出する」という競技方法になりました。本校のメンバーは小惑星探査を
意識し、地表面の様子の撮影、地表面での土壌サンプル採取、落下時の加速度の測定、落下中の温度計測をミッションとして、大会に臨みました。
会場となった野田スポーツ公園 投下試験前の最終チェック
投下試験に使ったヘリウムバルーン 機体の質量などの検査を受けます
気球からロープを引いて落下させます 投下試験を終えて回収された缶サット
参加者みんなで記念撮影 二日目の事後プレゼンの様子
事後プレゼンでの土壌回収装置の実演
投下試験では、テストではうまくいっていた画像データの取り込みがうまくうまくいきません
でした。上位3位以内に入ることはできませんでしたが、技術賞をいただきました。
初参加としては大健闘であったと考えています。
第2回群馬大学実験講座
SSHサイエンスラボラトリー
平成27年度 第2回群馬大学実験講座
7月4日(土)
群馬大学理工学部にて1年生全員が受講しました。
科学実験の方法,手順などを学ぶ絶好のチャンスです。
日程
8:30 学校発
10:20~11:00
オリエンテーション
群馬大学の大沢先生より説明および
受講にあたっての注意点のお話が
ありました。
11:00~11:30
実験説明のため各講座に移動です。
実験説明の様子。
11:30~12:00
研究室見学・キャンパスツアーの時間です。
12:00~13:00昼食の後は実験のスタートです。
13:00~16:00
1 キレート滴定
水の全硬度を算出中です。
2 電気泳動実験
ウェルに試薬を注入しています。緊張します。
3 顕微鏡でのぞくミクロの世界
パン酵母や牛乳のミクロの世界を観察します。
酵母の数もカウントしました。いい数字が出るでしょうか。
4 金属の引張試験
引張試験を行い金属の変形過程を観察し、
電子顕微鏡を用いて破断面を観察しました。
5 ペーパークロマトグラフィーによる物質の分離と解析
ろ紙上に現れた色よりRf値を求めます。
6 知られざる地下水の世界
12m下の地下水中に住む生物をファイバースコープで
観察しました。等脚類の「ミズムシ」が多数生息していました。
7 マイコンカーを制御しよう
制御アルゴリズムを学習し、トレースを踏破。
最後はみんなでタイムトライヤル。
8 プログラミング体験
未完成のプログラミングを完成させるぞ。
9 ニュートンリング(光の干渉)
ニュートンリングを利用してレンズの曲率半径が測定できます。
10 回折格子(光の干渉)
回折格子を用いて原子から出る光の波長が測定できるかな。
第2回も充実した活動ができました。
群馬大学の先生方、ありがとうございました。
SSH授業研究 実験生物の開発
SSH授業研究 実験生物の開発
以前にも紹介した3種類の生物です。今年も生徒に継続観察させています。
1.バフンウニ
昨年はお茶の水女子大臨海研究所より成体直前の幼生を送って
もらい、実験しましたが、今年は、初めて受精からスタートしました。
3月初旬に受精させ、受精卵からウニの成体にし、飼育を続けてい
ます。3ヶ月たち最も大きな個体は5mmになりました。
上の写真はバックがブラック、下はホワイトで撮影しています。
写真下側の目盛は1mmです。
2.小型のクラゲ(ヒドロゾアの仲間)
今年も6月にクラゲの発生が始まり、今も続いています。
餌(孵化直後のアルテミア幼生)を与えて、飼育しています。発生直後は
0.5mmでとても小さいです。飼育後大きなもので2mmになりました。
クラゲの口腕部の拡大。左下は餌のアルテミア幼生。
3.イシクラゲ(ネンジュモ、シアノバクテリアの仲間)
寒天培地上で球形になったイシクラゲを
エアレーションした飼育液の中で培養しています。
大きなものは直径15mmになります。
2学年「SS校外研修」
本校SSH事業の一環として、「SS校外研修」
が実施されました。
生徒の希望に基づいた6コースに分かれ、
様々な見学地を訪問、見学させていただき
ました。各コースの概要とその様子をご覧
ください。
Aコース
東京ガス日立支社工場→日立パワーソリューションズ
→日立小平記念館
巨大なタンクです。 説明を受けます。
太陽光と風力発電。
Bコース
東那珂木質バイオマス発電所→那珂原子力科学館
→那珂核融合研究所
熱心に説明を聞きます。 制御室の見学。
複雑でかつ巨大な装置に圧倒されました。
Cコース
積水ハウス関東工場古河→LIXILつくば→食と農の科学館
ちょっと記念写真。 ソーラーパネルの説明です。
様々な説明を熱心に聞いて、先端技術の一端を知りました。
D~Fコースは「続きを読む」でどうぞ。
第1回群馬大学実験講座(その2 午後の部)
2.タンパク質分析を最新の電気泳動法で実施します。
5.ペーパークロマトグラフイーで葉緑体の色素を
ザーと水が流れ、この中で実験です。
大講義室で閉会式。大沢先生から講評をいただきました。
第1回群馬大学実験講座(その1 午前の部)
(その1 午前の部)
ペーパークロマトグラフイー 電気泳動
プログラミング マイコンカー
11時25分 TAの方の案内でキャンパスツアーをしました。
SSH関連 学習院大学での生命科学シンポジウムに参加
2015年5月30日(土)
学習院大学での生命科学シンポジウムに参加してきました。
今回の主題は「生命の秘密を解く鍵を求めて」でした。
学習院大学正門 西5号館202教室
演目は次の4つ。パンフレットより。
1.JT生命誌研究館・研究員尾崎克久
「アゲハチョウはどうやって食草を見分けるのか?遺伝子と行動の両面からさぐる」
鱗翅目昆虫(チョウとガの仲間)のほとんどは、幼虫が決まった植物だけを食べて育つ偏食家です。しかし、卵からかえったばかりの幼虫は体が小さくて、広い環境を白分で探し回って餌になる植物を見つけることができません。そこで、飛ぶことができる成虫が、正確に植物の種類を見分けて、幼虫が食べられる場所に卵を産むのです。花の蜜を飲んでいる成虫は葉っぱを食べないのに、どうやって幼虫の餌を見つけているのでしょうか。その謎に遺伝子の情報からせまる、最新の研究について紹介します。
2.東京大学大学院医学系研究科・教授岡部繁男
「脳のネットワーク:そのはたらきと病気との関連」
脳の機能は神経細胞やグリア細胞がつくるネットワークによって実現されています。我々が物を考え、喜び悲しみ、共感する事ができるのも脳のネットワークの正しい働きによります。逆に脳のネットワークの働きが障害されると、様々な精神・神経疾患の原因ともなります。この講演では脳内で神経細胞やグリア細胞がつくるネットワークの性質やその研究方法について紹介し、脳の働きや病気との関連についても説明します。
3.広島大学大学院生物圏科学研究科・准教授長沼毅
「謎の深海生物にさぐる宇宙生命の可能性」
暗黒の深海の海底火山に「光も食物も不要」という不思議な生物「チューブワーム」が繁栄している。人間には猛毒の火山ガス(硫化水素)をエネルギー源にして二酸化炭素から有機物をつくる生き方は、植物が光をエネルギー源にして営む光合成独立栄養によく似ている。光がなくても光合成と同じことをする化学合成独立栄養は、海底火山があれば光も食物も不要ということは、地球以外の天体でも海底火山があればチューブワームのような生命がありえるのか?そんなことを一緒に考えてみたいと思う。
4.岐阜大学大学院医学系研究科・教授深尾敏幸
「新生児マススクリーニングと先天代謝異常症」
2014年から全国で新しい新生児マススクリーニングが始まって、少なくとも19疾患がスクリーニングされるようになりました。聞き慣れない疾患が並んでいますが、乳児期から幼児期に非常に重篤な症状を来しうる疾患を持つ子を早期診断して、障害なく、もしくは最小限に障害を食い止めることは非常に意義があることと考えられます。そのような新生児マススクリーニングについてお話しさせていただきます。
講演中 休憩
それぞれ最新の研究で興味深かったです。
1.遺伝子が作るレセプター(受容体)というタンパク質の研究から切り込んでいます。
2.脳のネットワークを再構築できれば病気を治すことができる。線虫レベルでは構築できている。ヒトではニューロンの数が1000億で構築は大変だが、ヒトゲノム解析のような世界レベルでの研究が突破口になるかもしれない。
3.テレビ出演も多い長沼先生の講演です。深海生物のチューブワームと地球外生命体の話題で熱気が伝わってきました。
4.新生児マススクリーニングは私が教員になった頃(約30数年前)NHKの特集でやっていました。アメリカでの話で探している遺伝病は、日本人にはきわめて少ない「膿疱性線維症」でした。日本でもここまで技術が進んできたことに驚きました。
今回の講演の内容を生物の授業に組み込んでいこうと考えています。
SSH学問探究講義
大学の先生方をお招きし、様々なテーマで講義をしていただきました。
「ロボット工学入門」というテーマで講義をして
いただきました。
「教科書の1ページの作り方~鳥は本当に恐竜か?」
というテーマで講義をしていただきました。
「核融合エネルギー開発の最前線」というテーマで講
義をしていただきました。
「薬の動きと働き」というテーマで講義をしていただき
ました。
の近年の展開について講義をしていただきました。
「自己組織化による機能性高分子材料の設計」
というテーマで講義をしていただきました。
「老朽化する橋梁の先進的な維持管理技術」という
テーマで講義をしていただきました。
「医薬品と食品の機能性に関わるケミカルバイオ
ロジー(化学生物学)」のテーマで講義をしていた
だきました。
第3回SSH研究成果発表会
〈全体会1〉 13:00~13:30 大ホール
■マレーシア海外研修(2年生)
■学問探究つくば(2年生) ※英語による報告
■サイエンスラボラトリー(1年生) ※英語による報告
〈自由見学〉 13:40~14:40
■SSH基礎研究(1年生)
■SSHクラブ「缶サットについて」(物理班)
「土壌中のリン酸研究」(化学班)
「巴波川水質調査」(化学班)
「イシクラゲの培養その2」(生物班)
■プレゼンテーション
① 屈折の原理に迫る
② シムシティは実現可能か
③ ベストなディズニープランの研究
④ 橋の構造と強度の関係
⑤ 文豪は東大出身が多いのか?
⑥ 炎色反応~手持ち花火を手がかりに
⑦ 日本文化の海外輸出における変化
⑧ 水切りき学
⑨ プロ野球~2015シーズンで輝くのは~
⑩ コーヒーカップで酔うために
⑪ 栃木県における地域活性化について
⑫ 浪の下にも剣のさぶろうぞ■ポスターセッション
① 夕焼けの発生と大気汚染物質の関連性
② フォトクロミック分子
③ ほこりとは
④ 「中国大返し」から探る「本能寺の変」の真相
⑤ 国政選挙の投票率の推移とその要因
⑥ 壁ドンは本当に効果があるのか!?
⑦ 三国志~蜀は魏を滅ぼせただろうか?~
⑧ AKB48を科学する
⑨ よく飛ぶ紙飛行機って
⑩ よく飛ぶ紙飛行機
⑪ SUPER BALL TO THE MOON
⑫ ビスマス鉱石の作成
⑬ 貝の水質浄化~水中での貝の働き~
⑭ ダイラタンシーの緩衝性
⑮ 土埃を上げる魔球
⑯ 手塚ゾーンは可能なのか
⑰ 卵の逆転反応
⑱ 魚の活動量の変化
⑲ 冬期の常緑樹における光合成について
⑳ 紅葉による有機物の回収について
㉑ 本を曲げた時に側面はどのように変化するか
㉒ 超電磁砲の原理と実験〈全体会2〉 14:50~15:50(大ホール)
■圧電素子の応用研究(物理班)
■ホルモール滴定による食肉劣化の定量(化学班)
■グリーンヒドラの耐塩素能力について(生物班)
■組立除法の活用法を探る
~解と係数の関係の帰納的証明
と定義を用いない微分法へのアプローチ
(数学班)※英語による発表
■最後までやり遂げることは大切である。
■文系・理系ともに興味ある内容で,昨年度よりもレベルアップしている。
■研究がブラッシュアップされていくことを期待している。