スーパーサイエンスハイスク-ル(SSH)に関するお知らせです
SSH研究成果発表会in栃高 開催のお知らせ
来たる2月2日(土)にSSH研究成果発表会を栃木高校で行います。
本校のSSHでは個人研究として生徒一人一テーマを掲げて、2年生全員が発表をします(口頭発表またはポスター発表)。またグループ研究として、SSH課外活動班が全10テーマについて、さらにゲスト校による発表が予定されています。総発表件数は240を超えます。
参加申し込みは不要で、終日出入り自由です。ぜひ足をお運びいただき、生徒達が取り組んできたこの2年間のSSH活動の集大成をご覧ください。
※ お越しの際には、なるべく公共交通機関をご利用ください。
会場 栃木県立栃木高等学校
日程 2月2日(土)
10:00~ 全体会1 第1体育館
10:30~ 自由見学sideA 第2体育館でのポスター発表と各教室での口頭発表
11:20~ 自由見学sideB 第2体育館でのポスター発表と各教室での口頭発表
12:05~ 昼休み
12:55~ 全体会2 優秀者、ゲスト校による口頭発表予定 第1体育館
13:20~ 自由見学sideC 第2体育館でのポスター発表と各教室での口頭発表
14:10~ 自由見学sideD 第2体育館でのポスター発表と各教室での口頭発表
15:00~ 全体会3 SSHクラブによる研究報告など 第1体育館
参加対象 全国SSH指定高等学校、栃木県内高等学校、近隣中学校、本校保護者
SSH 課外活動クラブ 研究報告コンペ
2月2日(土)に、SSH研究成果発表会が行われます。その全体会で研究報告をするSSH課外活動クラブの研究テーマを選出するためのコンペを行いました。
全10テーマの中から選出した結果、「フーコーの光速測定に関する研究」と「超音波洗浄による生体組織への影響の研究」の2テーマについて発表することとなりました。どちらも非常に興味深い研究です。またコンペで選出されなかったテーマに関しても、当日各教室での口頭発表を行います。
SSH 調査探究講座
結果、考察、まとめに関して、仮説・目的との対応など、論文・研究報告における構成について学びました。
SSHクラブ学習科学班による学会発表
SSHクラブの学習科学班に所属する1年生3名が、宇都宮大学教育学部で開催された日本理科教育学会関東支部大会に参加し、夏休み中に行った小学生の自由研究サポートに関する活動を分析した研究発表を行い、多くの方々に興味を持って頂きました。
SSH_宇都宮大学留学生のゼミ参加
SSH活動の目的の一つとして、国内外を問わず活躍できる有為なリーダーを育成する、というものがあります。今回,国際性を培う場を模索する一環として、本校で行われているSSHのゼミ活動に、宇都宮大学在籍の留学生にTAとして参加していただきました。
国際的な視点及び大学生、大学院生という立場から意見をいただき、より深い学びの機会を得ることが出来ました。
SSH_SS校外研修
SSH宇都宮大学学問探究講義
10月18日に宇都宮大学学問探究講義として宇都宮大学から講師の方々を招き、パネルディスカッションと分野別講義を行いました。
第1部のパネルディスカッションでは、「学びとは何か」というテーマで、パネラーが取り組んでいる研究分野と他の分野との繋がり、今の研究に至るまでの経緯、どんな高校生活を送ってきたか、高校時代に取り組んできてほしいことなどについて意見をいただきました。
第2部の分野別講義では、12教室を会場に,宇都宮大学工学部4学科,農学部3学科,国際学部,教育学部,地域デザイン科学部3学科の全12人の講師の方々に1回45分の講義を同じ内容で2回行っていただき、生徒はその中から希望する2講座を受講しました。
生徒達にとっては、大学で実際に研究されている最先端の内容に触れられる、またとない機会となりました。
SSHアカデミックライティング講座
論文の構成についてのレクチャーを受け、さらにワークシートを用いて、あいまいな日本語を直す演習と「問い」の設定を適切に直す演習を行いました。
生徒達は、最終的な論文作成に向けてより具体的なイメージを持つことができたと思います。
SSHクラブ 缶サット甲子園関東大会出場報告
9月7・8日の二日間、SSH課外活動として、千葉工業大学で行われた缶サット甲子園の関東大会に出場しました。
缶サット甲子園とは、自分たちで作製した缶サット(模擬人工衛星)を、ロケットで70m程度の高度まで打ち上げ、射出、パラシュートによる降下、データ取得などの設定したミッションの達成を目指し、かつそれらのプレゼンテーションも行う大会です。
機体や装置の作製、プログラミングを自ら行うだけでなく、ミッション自体も自分たちで設定することで、発想することの大切さ、物作りの難しさと楽しさを体験し、科学へのさらなる興味・関心を養う事を目的としています。
今回、本校の生徒達が設定したメインミッションは、「地上の電波発信源からの電波をキャッチし、その位置へローバー(探査車)を移動させる」といった高難度なミッションです。
強風中の打ち上げだったこともあり、ミッションは十分達成できませんでした。しかし、改善点や今後の展望などをプレゼンテーションで示すことによって、努力賞(順位としては全体3位)を授与されました。反省点や改善点が非常に多く見つかった大会で、1年生も多く参加でき有意義な時間を過ごせたようでした。また次回に向けて活動していきたいと思います。
SSH科学体験イベントin栃高祭
各班ごとに以下のようなイベントを開催し、小中学生を含め、たくさんの人たちに体験していただくことが出来ました。
・物理班による浮沈子づくり
・化学班による化学実験教室
・数学班によるルービックキューブ必勝法
・生物班によるメダカすくい
また各班活動内容のポスター展示も行いました。
たくさんのご来場ありがとうございました。
SSH マシュマロチャレンジ
SSH 統計学講座
SSH 発想法講座
ワークショップ形式で行い、発想法の一例として、マッピングとマンダラートを用いて実際に生徒達が演習を行いました。
SSH オープニング講座
「高校での課題研究が大学・大学院での研究につながる」というテーマで講演していただきました。
活発な質疑応答がされ、先進的な研究を基盤とした科学全般に生徒達がふれる機会となりました。
そのときの様子が渡辺先生の研究室HPにも紹介されています。
http://www.ige.tohoku.ac.jp/prg/watanabe/diary2/2018/04/24141118.php
SSH ブラックボックス~見えない中身を想像しよう~
ブラックボックスの演習を行いました。
新一年生生徒全員が体育館に集まり、4人1グループで様々な探求を行って、
箱の中身の構造を想像しました。
内部モデルの説明や反論などの意見交換がなされ、自然科学との向き合い方を学びました。
バフンウニの変態 その2
3月5日(月)バフンウニの変態は順調に進み
100匹以上成体と同じ形になりました。
大きさは0.5~0.7mmです。
数が多いので、肉眼でも識別できます。
遊泳期最後の状態。繊毛を動かして泳いでいます。黒い大きな丸い部分が
ウニ原器と呼ばれる部分です。
ウニ原器から管足が出てきました。右側の突起です。
先端が丸くなっています。
最初、ウニ原器から5本の管足が出てきます。管足の先は吸盤になっていて、
伸び縮みします。これを使って、這い回ります。泳ぐのは終了です。
動物極(真上)から見た様子です。ウニらしく棘が少し出てきました。
棘が伸びて成体と同じ形になりました。
行きたい方向に管足を思いっきり伸ばします。
バフンウニの変態の観察
3月2日(金)1限 2-4生物クラスで
観察を行いました。
1月18日受精の実験を行い、その後
キートセラス(ケイ藻)を餌に、ゆっくりとした
攪拌状態で培養してきました。
濃縮キートセラス
培養器(青いものは攪拌用のプロペラ)
プルテウス幼生が6腕期から8腕期になったので
プラスチックシャーレに幼生と変態用の付着藻類(ピンクの板状)
を入れ、培養しました。
生徒の観察の様子です。
プルテウス幼生の6腕期です。
プルテウス幼生の8腕期です。
変態の始まった幼生
付着藻類の上で稚ウニに変態しました。短い棘と長い管足が観察できます。
今年のバフンウニは生育がたいへんよく、初めて変態の前後の観察を
クラス実験ですることができました。
バフンウニの変態
1月18日に受精の実験をしました。ウニの幼生たちは
順調に生育し、本日、1匹目が変態し、0.5mmの稚ウニに
なりました。とてもかわいいです。生徒たちに見せる予定です。
SSH授業開発 「ウニの受精と幼生の観察」
SSH授業開発 「バフンウニの受精と幼生の観察」
お茶の水女子大の臨海実験所 海洋促進プログラム
「海からの贈り物」より
バフンウニの受精キットが届きました。
セット内容
5ml容器 卵(黄色) 3本
精子(白色)2本
このセットで1年生6クラスと2年生の生物クラス1クラス
の実験が可能です。
ホールスライドグラスを使用すると良いです。
未受精卵と精子を観察した後、混合して、受精
の様子を観察します。
実験の様子です。
8細胞期
桑実胚
缶サット甲子園全国大会報告
8月27日(日)~29日(火)、日本大学理工学部(船橋市)において、缶サット甲子園全国大会が開催されました。地方大会を勝ち抜いた全国からの10チームが集まり、技術を競いました。主催している「理数が楽しくなる教育」実行委員会の会長に、今年度から宇宙飛行士の山崎直子さんが就任し、3日間ずっとご一緒することができました。27日(日)は、午後から事前プレゼンが行われ、各校のミッションや地方大会の反省を踏まえた改善点などが発表されました。28日(月)には、日本大学二和グラウンドで打ち上げ実験が行われました。夕方には、技術交流会を兼ねて懇親会も行われました。最終日の29日(火)には、事後プレゼンが行われ、打ち上げ実験の結果をもとに、ミッションの達成度や考察などが発表されました。本校は打ち上げ前に様々なトラブルに見舞われ、時間ギリギリにロケットを打ち上げることになりました。ロケットの打ち上げは見事に成功し、缶サットの放出も、パラシュートを開いての着地もできたのですが、着地後のタイヤの射出に失敗し、ミッションを完遂することができませんでした。原因も自分たちなりに考え事後プレゼンに臨みましたが、入賞することはかないませんでした。しかし、多くの高校と交流し、様々なことを学んできました。来年は、3年連続の全国大会出場を叶え、何とか全国大会で入賞できるよう頑張ります。人数が少なく苦労していますので、興味を持った方はぜひ仲間入りしてください。一緒に頑張りましょう。
事前プレゼンの様子 打ち上げの準備 着地後の検証(中央が山崎直子さん)
懇親会にて 事後プレゼンの様子 審査員の先生方と