拓陽日記

2016年7月の記事一覧

ラジコンヘリによる稲作病害虫管理を行いました。

栃木県の稲作(水稲)の作付面積、収穫量は全国8位であり、平成26年産の米の産出額は467億円で県全体の19%を占めています。那須拓陽高等学校大山農場の作物選択生徒は、将来の稲作農業の担い手をめざして科目「作物」の学習を行っています。その中で、稲作の病害虫の防除作業に要する労働時間は平地モデル指標値で10アールあたり1.5時間といわれ、大変労働強度の高い作業となっています。本校大山農場では5年前より、夏期の病害虫防除を産業用無人ヘリコプター(ラジコンヘリ)によって行っています。

7月29日(金)に那須野農業協同組合のご協力を得て、大山農場水田の慣行栽培区2ヘクタールにイネいもち病、カメムシ、ウンカの防除作業を行いました。農業経営科3年2組作物選択生徒がこの作業に参加して学習しました。





2ヘクタールの水田について、約15分間で作業が完了し、その作業効率の良さに大変驚きました。

大山プロジェクト ヨシノボリを放流しました。

那須拓陽高等学校大山農場では、環境教育の一環として地域の絶滅危惧生物の保護とその環境づくりに取り組んでいます。ミヤコタナゴ(Tanakia tanago)は明治後期に魚類学の権威である東京帝国大学の田中茂穂博士(1878-1974)によって1909年に小石川植物園で発見され、「ミヤコ」の名を冠した美しい淡水魚です。関東地方に広く分布する普通の魚でした。しかし水質の低下などによってその分布・個体数は激減し、本県の生息域は数か所となり、現在では環境省レッドリスト絶滅危惧1A類(CR)に指定されている天然記念物となりました。
 ミヤコタナゴの生息できる環境にはマツカサガイやヨコハマシジラガイというイシガイ科の淡水産二枚貝の生息が必須で、これらの貝の幼生はヨシノボリ(ハゼ科ヨシノボリ科の総称)のえらやひれに寄生して、しばらく過ごした後、幼貝となるという性質をもっています。つまりミヤコタナゴの生息にはヨシノボリ―マツカサガイの寄生関係が必要なのです。

 ヨシノボリとマツカサガイの生息には比較的緩やかな水流が必要といわれますので、大山ビオトープ水路をこれらの生物が生息しやすいように改良しました。

 そしてこのたび栃木県水産試験場にご協力をいただき、7月20日(水)にマツカサガイの幼生を寄生させたヨシノボリ約30匹を大山ビオトープの水路に放流しました。



 


半年後に二枚貝の生育調査を行う予定です。

第3回彩菜農業塾が開催されました。

7月20日(水)第3回彩菜農業塾が開催されました。まず安全な農作業についての講義と、病害虫の防除や最小限の農薬使用についての講義があり、次に栃木県農作物等病害虫雑草防除指針に基づいた農薬のポジティブリスト制度などについての講義がありました。
 
講義の後は炎天下での実習です。サトイモのマルチ除去・追肥エダマメの整枝・追肥を行いました。これは第2回での講義を参考に行いました。
  

 



そして、待ちにまった収穫です。カボチャ(品種ダークホース)は例年になく大豊作で、皆さん大喜びでした。

問題はカラス・キジなどの害鳥被害の回避です。受講生の皆さんは思いおもいの方法で、害鳥対策を行っています。

第4回彩菜農業塾は8月17日(水)に実施されます。秋野菜の播種などを行う予定です。(個人情報保護のため画像は一部加工してあります。)

1学期終業式が行われました。

7月20日(水)に1学期終業式が行われました。終業式にさきだち、夏休みの生活について、学習指導部・生徒指導部・進路指導部・特別活動部より事前指導がありました。

1学期終業式では学校長より式辞がありました。まず1学期の学校生活をふりかえっての講評があり、ついで夏休み中は自らを律し充実した夏休みを送り2学期を迎えてほしいとの式辞がありました。

最後に校歌を斉唱して終業式は終わりました。

第二回クワガタ飼育教室

3月に開催しました「ニジイロクワガタ飼育教室」の際にビンに詰めた幼虫が、そろそろ成虫になる時期をむかえましたので、再び元PTA会長さんの小林先生をお招きして、クワガタ飼育教室を行いました。


今回は生徒10名、教員5名の参加です。ニジイロクワガタはオーストラリアに生息するクワガタです。初参加の生徒もいたので、海外の生物を飼育することに対しての責任と注意を講義していただきました。


待ちに待った幼虫の割り出し作業、ニジイロクワガタの幼虫は土ではなく木を食べて成長するので、少しずつ木を崩しながらの作業・・・生徒達はつぶさないように丁寧に作業を行っていました! 割り出しが終わると、新しい菌糸ビン入れ替え作業を行いました。

次に成虫の飼育についての講義です。



こちらは前回いただいた幼虫が羽化した成虫です。その名の通り「ニジイロ」に光っていてとてもきれいですよね!
小林先生が育てた大きなオスのクワガタやメスのクワガタを使って、成虫を飼育する際の注意点などを伺いました。
前回参加者の中には、まだ幼虫のままとても大きく成長させた生徒もいて、羽化がとても楽しみです♪目指せニジイロクワガタの大きさギネス記録!!


最後に記念写真をパシャリ。
悪天候のなか、クワガタ教室のためにきていただき、まことにありがとうございました。
なかなかふれることの少ない海外のクワガタについて知ることができた貴重な時間でした。
また次回も是非よろしくお願いいたします。

農業クラブ校内農業鑑定競技会が実施されました。

7月12日(火)に農業クラブ校内農業鑑定競技会が実施されました。この行事は農業系学科の日ごろの科目の学習や学校農業クラブ活動で得た農業に関する知識・技術の成果について、鑑定・判定・診断・審査技術にわたり競い合い、職業能力を高めるために行われる競技会です。
  
本年は農業3学科全学年の生徒が、農業・園芸・畜産・食品化学の4コースのうち1つのコースを選択し、日ごろの農業学習で得た知識を競い合いました。
 
競技高得点者から全国大会への出場者が選抜されます。

校内クラス対抗スポーツ大会が実施されました。

当初7月5日(火)に予定されていた校内クラス対抗スポーツ大会が雨天順延となり、7月8日(金)に実施されました。
 
選手宣誓とラジオ体操の後に競技開始です。
 
 
 
競技種目はソフトボール・ドッジボール・ソフトテニス・バレーボール・大縄跳び、卓球の6種目です。各種目とも熱戦がくりひろげられました。
 
熱中症予防にために給水所とミストシャワーが設けられました。給水所のオリジナルスポーツドリンクのレシピは水10リットルにつき砂糖500グラムクエン酸と食塩がそれぞれ大さじ3と3分の1、レモン汁少々です。
 
大会結果は総合優勝が生物工学科3年3組、2位が普通科3年5組第3位が食物文化科3年4組でした。

本校産花壇苗の装飾が行われました。

このほど、本校生物工学科草花専攻生が育てた花壇苗をプランターに定植しました。

  
ベゴニアとサルビアで美しく飾られたプランターは日ごろお世話になっている那須塩原市役所西那須野支所やJR西那須野駅に飾られています。
  

第1回避難訓練(地震)が実施されました。

7月8日(金)に第1回避難訓練(地震)が実施されました。この行事は地震に際して
いかに対処して行動すべきかを確認するとともに、地震発生時の対応について知識
を身につけ、防災意識の高揚を図るためにおこなわれるものです。

避難時間は6分1秒で、迅速な避難ができました。校長先生より「万が一の時に落ち着いて行動できるように」との講評をいただきました。


彩菜農業塾か開催されました。

6月22日に第2回彩菜農業塾が開催されました。
今回の研修内容は、農業を行う上で必要な土づくりと植物栄養(肥料)の話でした。

圃場ではカボチャとナスの整枝・剪定の実技やサツマイモの定植がおこなわれました。



(個人情報保護のため、画像の一部を加工してあります)

交通・生活安全講話が実施されました。

7月1日(金)期末テスト終了後に「交通・生活安全講話」が実施されました。
本行事は、交通ならびに生活安全(防犯)に関する講話をきくことにより、命の尊さを再確認するとともに、日々の生活をより安全に、よりきちんとおくろうとする意識と態度をつちかうことを目的として、例年同時期に行われる行事です。

本年度の講話は那須塩原警察署の交通課ならびに生活安全課少年係の先生がたからのクイズ形式を交えてのわかりやすい内容でした。

夏休みをたのしく過ごすための大切な事柄について、実例・映像資料をとおしてご講話
いただきました。

大変ためになる講話でした。