校長室便り

校長室便り

【高校】ボート部、「表彰カード」差し上げました。

9月13日(火)昼休み、インターハイで活躍したボート部の3年生4人が校長室に来てくれたので、前から渡す予定だった「表彰カード」を差し上げました。喜んでもらえて嬉しいです。

「表彰カード」は、飛駒和紙で作った特注品です。

【高3】「英語表現Ⅱ」の授業見学(久保田先生)

9月12日(月)7限目、高校3年1・2組の「英語表現Ⅱ」の授業(久保田先生)を見学しました。「読解力と表現力を高めるSDGs英語長文(三省堂)」というテキストを使って、Lesson 7 (Goal 7) 「ARRORDABLE   AND  CLEAN  ENERGY  エネルギーをみんなに そしてクリーンに」で、ウクライナのチェルノブイリ原発事故に関する長文に取り組んでいました。

 

 気づいた人もいるかもしれませんが、このテキストは17のLesson からできており、それぞれが、SDGsの17のGoal に対応する長文(課題等)を扱っています。

 チェルノブイリ原発事故は、1986年4月25日に発生し、翌26日、原子炉は暴走し、水蒸気爆発を起こして破壊され、大量の放射性物質が大気中に放出されました。その結果、現在もなお、原発から半径30キロ以内の地域での居住が禁止されています。

赤い部分が現在のウクライナ。その北はベラルーシ。

テキストでは、事故の様子や現状などについても紹介されています。そうした長文の英文をもとに、生徒たちは読解したり、表現したりしていました。また、お互いに英文を読んで、意味を説明していました。皆、意欲的に取り組んでいる姿が印象的でした。

今日のLessonのまとめとして、当時のチェルノブイリの原発事故に関する証言のインタビューなどを動画で視聴しました。

最後は、時間まで「聞き取り」が行われました。

*SDGsに関する大学入試の出題も多く、関連するテーマを理解したり、よく出てくるキーワードを知ることは、英語と時事的な勉強の両方を兼ねている素晴らしい受験勉強だと思いました。

また、今回のウクライナでのチェルノブイリ原発事故は、現在進行中のロシアの侵略の中で、原発が重要な位置を占めていることを改めて学ぶ、絶好の機会でもあります。「英語表現」の授業もシンカしていることを実感しました。

SDGsの他のGoal についても、どんな内容を扱うのか、興味を持ちました。

【中学】全国中学生英語ディベート大会(練習)

9月12日(月)放課後、「第12回 全国中学生英語ディベート大会」(9月25日、オンライン開催)に向けた練習を見学しました。6月頃、中学3年生を対象に参加希望者を募り、夏休み中などに定期的に練習を重ね、現在は、来週末の大会に向けた「最終調整」をしています。

集まった7名の有志生徒(相澤勇太君、浅田優君、井本宙汰君、黒澤さくらさん、朴正勲君、村田桜彩さん、山口紗季さん)

 

大会では、4試合を行いますが、そのうち3試合は準備型(論題:日本は中学生以下のスマートフォンなどの使用を禁止すべきである。是か非か)で、1試合は即興型です。夏休み中は、準備型での練習を積んできましたので、現在は、何が出るか分からない即興型の練習を繰り返しています。

ちなみに、今日の練習のお題は、

中高生にとって、ボーイフレンドやガールフレンドを持つことは、時間の無駄である。是か非か」でした。

このお題が出るかどうかはわかりませんが、とにかく、お題が発表されたら、15分間で、それぞれの立場(是か非か)の論理構成を考えなければなりません。さらに、それを相手に英語で伝えなければなりません。そう簡単なことではありません。しかし、生徒たちは整然と、それぞれの役割を果たし、スピーチしていました。

*これまで練習を積んできたせいか、ちょっとやそっとでは動じない、安定感が感じられました。チームとしての目標もあるようですが、順位にはこだわらず、英語ディベートを楽しんで欲しいと思います。応援しています。

【中3】数理探究「連分数の魅力」(宇都宮大学・鈴木先生)

9月12日(月)、3・4限目、中学3年1組「数理探究」(数学分野)の授業を見学しました。今日は、宇都宮大学共同教育学部の鈴木拓先生を講師にお迎えし、「連分数の魅力 ~数当てゲームと近似のお話」というテーマで、数学の面白さを教えていただきました。なお、1・2限目は3年3組5・6限目は3年2組で、同じ授業が実施されました。

授業は、まず、「連分数とは何か」から始まりました。

連分数とは、

・分数の分母に更に分数が現れるような式

・分子の数は全て1

これらを満たす分数です。

分子の数が分母より大きい分数を「過分数」といいますが、「過分数」は、下図のように簡単に「連分数」で表すことが出来ます。

実際に、いくつかの過分数を連分数に直してみました。できたら、周りの生徒同士で確かめました。

 

次は、「数当てゲーム」です。

例えば、X=3.6842105‥ という少数は、分数で表すとどんな数になるでしょう。これが「数当てゲーム」です。

「そんなこと当たりっこない」普通に考えれば、そう答えるでしょう。でも、「連分数」を使うと意外と簡単に出来るんです。ただし、電卓は使います。鈴木先生は、電卓の画面を示しながら、どのキーを押せばいいか、までわかりやすく丁寧に教えてくださいました。

実際に、いくつかの少数を分数で表しました。

合っているかどうか、生徒同士で確かめています。

もうだいぶわかってきました。だんだん楽しくなってきました。

次に、有理数と無理数を連分数で表すと、どのような違いがあるか、確かめました。無理数とは、√2のような数です。無理数は、連分数で表すと、無限に続き、終わりがありません。(これを無限連分数というそうです。)

2時間連続の授業の1時間目は、この辺りで終わりました。休み時間の後、後半へと続きました。

 

2時間目は「連分数による近似」です。

例えば、円周率(π=3.1415926‥)は無理数ですので、分数で表すことはできませんが、連分数を使うと、近似する数で表すことが出来ます。ちなみに、円周率の1次近似は π ≒32次近似は π ≒ 22/7 (→7分の22です)、3次近似は π ≒ 333 / 106 (→106分の333です)

同様に、√3(≒1.7320508‥)や√5(≒2.360679‥)などの近似を連分数を使って求めました。

 

さらに、連分数を使うと、「1太陽年の近似を求めることが出来ます。

「1太陽年」とは、地球が太陽の周りをぐるっと1周するのにかかる日数です。1年365日と言われていますが、実際は365.2421895‥という数値です。つまり、1年を365日とすると、4年で約1日分増えてしまいます。そこで、4年に1回、うるう年がやってくるのですが、これでもずれが生じるので、「100年に1度、うるう年を例外で平年とする」、さらに「400年に1度、例外の例外で、平年としないでうるう年とする」というルールがあります。

これを「グレゴリオ暦」といい、多くの地域で採用されています。

また、「イラン暦」というのもあり、「128年に1回、例外で平年」としています。

実は、「イラン暦」の方がより正確で、1太陽年を連分数で表したときの5次近似である365+ 31/128 に基づいています。

 

*こんな風に、日常生活の中に、連分数の考え方が息づいていることを知り、鈴木先生の特別授業は終わりました。大満足で、とても楽しい授業でした。「数学って面白いな」と感じてくれた生徒がたくさんいたことを期待しています。

 

 

身近な風景 ~ヒガンバナ2022

9月10日(土)足利市の名草上町の土手には「ヒガンバナ」が咲いていました。もうすでに花が終わって枯れかけているのもありました。ヒガンバナは、その名の通り、お彼岸付近で咲くことが多いのですが、異例の早さです。9月初旬には開花していたことになります。一体、何があったのでしょうか? 佐野市内や栃木市内では、開花はまだ先です。謎がまた一つ増えました。

足利市名草上町のヒガンバナ(すでに盛りを過ぎているものもあります)

白いヒガンバナもまとまって咲いています。

 花の赤い色が白っぽくなっているのは、枯れかかっています。

 

これに比べると、佐野近辺はまだ開花には至っていません。

栃木市岩舟町小野寺のヒガンバナ(9月11日。ようやく茎が伸びてきました。満開まで1週間くらいかかりそうです)

身近な風景 ~中秋の名月がきれいです。

9月10日(土)、今日は満月、中秋の名月です。今週は雨模様の天気が続きましたが、今日はさわやかな一日となりました。夜空も晴れ渡り、中秋の名月がとてもきれいです。皆さんも、夜空の月を眺めてみませんか。

21時30分撮影

前日の9日(金)には、保健室の入り口でも、一足早い「満月」を見ることが出来ました。

うさぎの姿も見えますね。

身近な風景 ~クリケット(エンバシーカップ)

9月10日(土)16時30分~ 「佐野市国際クリケット場」(旧田沼高校跡地)で「2022エンバシーカップ」の表彰式とセレモニーがあり、佐野高校も招待されていましたので、参加しました。クリケットはイギリスで発祥したスポーツであるため、英連邦諸国ではサッカーなどと並び高い人気があります。会場では、エリザベス女王が8日に崩御されたため、献花台や記帳台が設けられ、セレモニーの開始前には、全員で黙とうしました。

エンバシーカップとは、各国の在日大使館(エンバシー)の職員によるチームの国際試合です。参加チームは、イギリス、インド、スリランカ、パキスタン、ネパール、アンザック(オーストラリアとニュージーランドの合同チーム)、日本です。公用語は英語が使われていました。

インド、パキスタン、バングラデシュなどでは最も人気のあるスポーツで、インドでは圧倒的に一番人気スポーツです。川俣先生も通訳を兼ねて参加してくれたので、インド大使館の方ともお話しすることが出来ました。日本の野球と同じくらい、インドではクリケットが人気だそうです。

「クリケット・ワールドカップ」は200以上の国と地域で視聴されていて、サッカーのワールドカップ、夏季オリンピックに次いで世界で3番目に視聴者数の多いスポーツイベントだそうです。(Wikipediaより)

佐野にある「国際クリケット場」は、なんと日本で唯一の施設であり、選手の皆さんは、「とても素晴らしい競技場だ!」と絶賛していました。クリケットをするために佐野を訪れる外国人のリピーター率は非常に高いそうです。

「鏡開き」(日本酒の酒樽のふたを叩いて割るイベント)が厳粛に行われました。

日本の「鏡開き」は、外国ではとても珍しく、たくさんのカメラマンが押し寄せました。

何人かの日本人によるスピーチ(同時通訳がありました)があり、日本ではちゃんと聞いていないと怒られそうですが、参加国の皆さんは、とても大らかで、思い思いにリラックスして楽しんでいたのが印象的でした。

この日は、とても爽やかで、時折、涼しい風も吹いてきて、気持ちの良い夕刻でした。空を見上げると、唐澤山に雲がかかっていました。多くの国の人々が一堂に会し、「あの雲、何に見えるかな」などと、ぼーっとできるのは、平和であることの象徴にも思えました。

ジャズの生演奏を聞きながら、会場を後にしました。

 

【中2】「数学」の授業見学(安藤先生)

9月9日(金)2限目、中学2年1組の「数学」の授業(安藤先生)を見学しました。今日の単元は、「3節 一次関数の利用」で、学習のめあては「2つの数量の関係を一次関数とみなし、問題を解決しよう」でした。

 

例えば、山に登ると、だんだん気温が下がってくることは、経験的に知っていることと思います。理科の授業では、100m上がるごとに気温は0.6℃下がる、と習うと思います。これは理論的な値で、実際にはきっちりその通りには行かないと思います。風向きや天候など、変動する要素があるからです。

しかし、逆に、実際の高度と気温のデータが複数あれば、そこから関係性(一次関数)を導き出し、測定していない地点の数値を予想することが出来ます。今日の授業は、富士山の五合目、六合目、七合目、そして地上の4つの地点のデータから、それらを一次関数とみなして、式を導き出し、八合目の気温を予想する、ということが「学習のめあて」に設定されています。数学が実生活でどのように役立っているかも実感することが出来ます。

授業は、時間を区切って、何をどこまでできるようにするかが、最初に示されます。まずは、自分で考えてみます。その中で、わかりにくいところがあれば、グループの中で自由に聞き合うことが出来ます。その間、先生は、個別に教えるというのではなく、どこでつまづきやすいか、間違えやすいポイントなどを把握しています。

設定時間終了後は、問題を解く上でのポイントを再確認しています。

授業時間内で、その時間の「学習のめあて」を達成しています。

さらに、本当に理解しているかどうかを確認するための改善策として、授業の初めに、前時の学習内容が身についているかどうかを小テストで確認しているそうです。

その結果、ほとんどの生徒は学習内容を理解していることが分かりました。

理解が不十分な生徒に対しては、個別に教えることで、誰も取り残さない授業を目指しています。

 

授業の最後には、振り返りシートで、今日学んだことや、疑問点などを記入して提出しています。

*このような授業の進め方は、まだ一般の中学校ではやられていませんが、新しい学習指導要領に則った「個別最適学習」を目指した先進的な授業であり、おそらく、数年後はスタンダードな授業展開として広がっていくのではないかと思っています。生徒たちも慣れてきました。

【中2】夢中になるのは悪いこと?(道徳・高木先生)

9月9日(金)7限目、中学2年1組の「道徳」の授業(高木先生)を見学しました。「夢中になるのは悪いこと?」というテーマで、望ましい生活習慣について考えていました。スマホの使い方などが話題になりました。

 

授業では、まず、授業が終わってから、次の日に学校に行くまでの過ごし方をプリントに書き込み、自分の自由な時間について、話し合いました。

自由な時間の使い方として、ネットゲームが手放せないなどの「依存」に悩む若者の事例について、紹介されていました。そこで、携帯電話やスマホが手放せない人に対して、どんなアドバイスができるか、それぞれで考え、その結果を周囲で話し合ったり、発表したりしました。

「他にやりたいことを探せ!」「ケータイを閉じ込めろ!」「計画を立てて規則正しく!」などの意見がでましたが、それができないから「依存」になっていることも分かってきました。

また、「夜中でも友達からラインが来たらどうする?」など、身近な問題に対しても、それぞれの考えや思い込みなどがあることもわかりました。今はスマホを持ってない、という生徒もいますが、今後、スマホとともに、どのように生活するかは、誰もが考えなければならないことです。授業の中でも答えは見つかりませんでした。

しかし、課題であると認識すること(=課題の発見)が、課題解決の第一歩です。この授業をきっかけに、自分たちのスマホの使い方について、考えて欲しいと思います。さらに、この授業から、子どもにだけ課題を預けるのではなく、大人がお手本を見せることも大事なことだと感じました。(子供に注意していることを自分でもやっていたら説得力ありませんよね。)

【中3】数理探究「化石から見る地層の成り立ち」

9月8日(木)6・7限目、中学3年2組の「数理探究」の授業を見学しました。今回は、葛生化石館の奥村よほ子先生をお招きし、「化石から見る葛生地区を中心とした地層の成り立ち」と題して、講義と実習を行いました。

今回は、地層の成り立ちや葛生で産出された動物の化石などのお話に加えて、現在、葛生化石館で開催している企画展「歯の進化の話 ~今も昔も歯が命」に因んだ、動物の歯に関するお話もありました。歯が一本でもあれば、その動物の種名までわかってしまうこともあるそうです。

 

 

後半は、実際に葛生で採取された地層の断片から、化石(フズリナ、ウミユリ等)を探す実習が行われました。

フズリナとウミユリの化石がたくさん見つかりました。皆、夢中で探しています。

ウミユリの化石の断片から、実際の姿の復元に挑戦している生徒もいました。

 

最後に、代表の生徒が「お礼の言葉」を述べ、特別講義は終了しました。生徒の素晴らしい「スピーチ」に感動しました。

とても楽しい特別講義でした。生徒たちは、満足して帰っていきました。

中3の1組と3組については、9月30日に、奥村先生による特別講義が予定されています。

【中3】スピーチで社会に思いを届ける(国語・石塚先生)

9月7日(水)6限目、中学3年1組の「国語」の授業(石塚先生)を見学しました。「説得力のある構成を考えよう ~スピーチで社会に思いを届ける~」という単元で、ちょうど「スピーチの会」を行っていました。

 

聞き手の心に届くスピーチは、人々の価値観や行動に影響を与え、社会を変える力になります。この単元では、自分が心から訴えたいことを見つけ、クラス全体に向けて実際にスピーチを行います。

スピーチを行う手順として、以下のように進めていました。

①話題を決めて、情報を集める

②話の構成を考える

③スピーチの会を開く(本時)

タブレットを活用して、話題を探したり、情報を集めます。

それらをもとに、話の構成を考えます。

スピーチでは、タブレットを使って、図を見せながら行う生徒もたくさんいました。

 

教室の前と後ろの2か所で、スピーチが行われていました。

「スピーチで大切な三つのポイント」は、信頼、感情、論理、とされています。それらが伝わっているかに注目しながら、相互評価をしています。

生徒たちは、国語の授業だけでなく、すでにいろいろな場面でスピーチやプレゼンを経験しているので、これまで自分たちが行ってきたスピーチやプレゼンが、本当に説得力があったのか、ふり返る機会でもあったようです。

授業終了後、どのスピーチがどのように良かったのか、わかりやすく説明してくれました。

【中高】囲碁将棋部の取材がありました。

9月7日(水)放課後、下野新聞の記者が来校し、高校3年の竹熊柊君(全国高校竜王戦準優勝)と中学3年の石原橙真君(全国中学校選抜将棋大会第3位)が取材を受けました。

近々、下野新聞で紹介されるそうです。

 

↑取材を受ける竹熊柊

↑取材を受ける石原橙真

 

*二人は、これまでにいろいろな取材を受けたり、報告をしたりしていますが、いつも謙虚に自分の考えなどを丁寧に伝えているのが印象的でした。

【中学】「日本語ディベート」全国ベスト16(報告会)

9月7日(水)放課後、中学の特設部である「日本語ディベート」の全国大会初出場・ベスト16の報告会がありました。全国大会に出場した中学3年生6名が校長室に来てくれました。

 

手に持っているのは、全国大会の予選リーグで戦った2校、そして、決勝トーナメントで戦った1校の対戦相手から贈られた色紙です。全国大会で戦った証として大切にしています。

予選リーグでは、強豪校の「愛知教育大附属中学校」に敗れたものの、熊本県の「マリスト学園中学校」に勝利し、決勝トーナメント進出を決めました。決勝トーナメントでは、1回戦で「名古屋市立浄心中学校」に僅差で敗れましたが、ベスト16という結果を残しました。

全国大会出場校の中で、本校は唯一の初出場で、それだけでも凄いのですが、決勝トーナメントでベスト16になったことで、佐高附属中の名が、改めて全国に知れ渡りました。本校で「日本語ディベート」が誕生してから8年目の快挙達成でした。

(左から)

部長の落合宥來さん

「今大会を終わって、全国大会の場でディベートをすることができた喜びを感じたと同時に、レベルの高さを実感しました。このメンバーと一緒に試合をすることができて良かったです。」

副部長の黒田詩乃さん

「初の全国大会で不安もありましたが、チームのみんなで乗り越えることができ、最高の試合になりました。この学校のディベート部で3年間を過ごすことができ、本当に良かったです。」

(右から)

副部長の松葉紳一郎

「今回初めて、この5人と一緒に大会に参加しました。試合には出ず、サポートに回っていました。もっといいサポートが出来たのではと、少し後悔していますが、楽しいディベートができて良かったです。」

島田琉睦

「初の全国大会ということで、少し緊張しましたが、全力で楽しむことが出来ました。オフラインの大会も初めてだったので、自分のベストをあまり出せなく、悔しい部分が残ってしまいましたが、それを含めて、良い経験をすることができました。本当に良かったです。チームと協力し、全力で試合に臨み、やり切りました!」

田所桜空さん

「全国の強豪と戦ってみて、全国を突破した壁があったように、全国には全国の壁がありました。他の中学校に勝つためには、まだまだスピーチの質を上げる必要があるなと感じました。中学生活の中で一番熱心になれたのがディベートでした。ここまで部員全員とこれて良かったです。」

秋葉ひなたさん

「全国のレベルの高さに驚いたとともに、もっと強くなりたいと思えました。ディベートに本気になれた幸せな3年間でした。」

 

*6人の報告を聞き、チームの団結力の強さを感じました。全国の舞台に立って初めて見える風景を目にすることができたことは、とても貴重な体験だったと思います。人間的にも大きな成長があり、ディベート活動で身に付いた力も大きいのではないかと思います。

また、せっかくの中高一貫ですので、これで終わりではなく、何らかの形で、今後もこうした活動を続けていって欲しいと思いました。

6人には、「表彰カード」を差し上げました。

 

 

【中高】「アンブレラスカイ」後片付け

9月6日(火)今日は、3日に開催された「旭城祭」の後片付けが行われました。アンブレラスカイで使った約100本の傘は、雨にぬれたりしていますので、一つ一つ洗剤で手洗いし、乾かしてから、丁寧に箱詰めされました。これらは、無償で貸してくださった館林市の谷田川さんにお返しする予定です。ありがとうございました。

中学生たちが丁寧に洗ってくれました。

洗った傘は、中庭で乾かします。

乾いた傘は、箱詰めしています。

作業は、放課後、2時間程度で終了しました。ご苦労様でした。

【中高】保護者公開に向けての準備

9月2日(金)16時、最後の点検で各会場を巡回しました。明日の保護者(同居の家族)への公開に向けて、準備が整ってきていました。今日は、最大19時まで残って準備するクラスや団体があるようです。

巡回のルート順に目にしたものです。完成度は様々ですが、生徒たちが楽しんで取り組んでいることは伝わってきました。保護者の皆様は、明日、完成形をお楽しみください。

 

【中高】旭城祭校内公開~「アンブレラスカイ」

9月2日(金)今日の13時から、学校祭(旭城祭)の「校内公開」が始まりました。今回の校内展示の目玉として、中庭に「アンブレラスカイ」を制作しました。今日はあいにくの雨模様ですが、雨に傘(アンブレラ)はつきものです。雨の降る日でも、人々に明るい希望を与えてくれる「アンブレラスカイ」のような人になってくれるといいですね。

「アンブレラスカイ」は、館林市の「城町アンブレラスカイ」が有名です。今回の「アンブレラスカイ」も、館林で「アンブレラスカイ」を制作している谷田川敏幸様に、プロデュースしていただきました。

谷田川さん(右端)と中高の実行委員・生徒会役員との顔合わせ

 

高校の生徒会長が、館林のアンブレラスカイ(7月4日から8月27日まで開催)を見て感激し、中高生がみんなで楽しめる企画として、「旭城祭で実現したい」という強い思いに駆られました。そこで、アンブレラスカイを私費で企画・運営・実施をされている谷田川敏幸様に直接会い、その気持ちを伝えました。

最初は「そんなに簡単にできるもんじゃないよ」と、軽く断られたそうですが、「どうしても作りたいんです」とあきらめない生徒会長の熱意に根負けし、応えてくださいました。

8月30日(火)、急遽、本校に来ていただき、中庭に「アンブレラスカイ」が設置できるかどうかを見ていただきました。その結果、管理棟と教室棟に平行するワイヤーを5本張り、そこにアンブレラを100個程度をつるした「アンブレラスカイ」を制作することは可能であることがわかりました。アンブレラは谷田川さんが無償で提供していただけることになりました。

谷田川さんは、すぐさま設計図を書いてくださり、必要な材料(単管等)を算出しました。そして、生徒会担当の川俣先生が、ホームセンターに出向き、材料がすべて揃っていることを確認しました。

8月31日(水)、この日の午後から生徒たちは作業を始めます。それに間に合うように、事務室の公使さんと、生徒会担当の増田先生と私で、材料を買い出しに出かけました。

これらを単管というのだそうです。

軽トラを借りて、佐高まで運びます。

(ちなみに、私も運びました)

これで、材料は揃いました。

8月31日(水)午後、アンブレラをつるす土台の設置作業に取りかかりました。

公使さんや先生方の指導の下、生徒たちは安全第一で慎重に作業を進めました。

(なお、写真撮影時のみ、マスクを外してもらいました。)

地中深く杭を打ち、簡単には倒れないような土台を作ります。

ワイヤーを張っています。

張ったワイヤーにアンブレラをつるします。

9月1日(木)10時、すべてのアンブレラをつるし終わりました。根気のいる作業でした。

 

9月1日(木)午後、安全性を高めるため、ワイヤーを支える単管の数を追加するなどの補強作業を行い、ようやく完成しました。お疲れ様でした。

ものすごい集中力とチームワークでした。高校生の情熱がなかったら、2日間でここまでやろう、なんて誰も思わないでしょう。

 

9月2日(金)今日は校内公開です。今まで、閉じていたアンブレラを開きます。

幸いにも、傘はワンプッシュで開きます。

色とりどりのアンブレラが広がると、風景が一変します。虹のように輝くスカイが現れました。

 

この日、館林から谷田川さんが、完成した「アンブレラスカイ」を見に来てくれました。「これだけしっかり作ってあれば、倒れる心配はありません。下を通っても安全です。」建築工事の専門家から、安全性のお墨付きもいただきました。本当にありがとうございました。

ここまでのものができるとは、ちょっと信じられない気もしましたが、熱意とそれを裏付ける緻密な計算と勝算があったからだと思います。また、生徒と教職員、そして谷田川さんが一致団結し、同じ目標を目指していたことが大きかったと思います。

素晴らしいチャレンジの成果を明日、保護者の皆様にも見ていただけることを本当に嬉しく思っています。

 

【高校】県総文祭総合開会式

8月31日(水)、栃木県総合文化センターで、「第44回栃木県高等学校総合文化祭総合開会式」が開催されました。本校からは、弁論の若林仁瑛君が、記念発表を行いました。数百名の観客を前に、堂々とした弁論に大きな拍手が送られました。

楽屋で撮影しました。

 

大嶋浩行先生が若林君を引率してくれました。

夏休み中に総文祭(東京)ですでに発表していますので、余裕のある、完璧なパフォーマンスでした。多くの観客の心に響く圧巻の弁論でした。とても良かったです。

 

なお、自然科学部会の発表は、ポスターが展示されていました。

これが佐野高校科学部のポスターです。

【高2】「ひろしまジュニア国際フォーラム」参加報告

8月29日(月)放課後、「第7回 ひろしまジュニア国際フォーラム」(8月16~20日、オンライン)に参加した高校2年2組の青木藍花さんが、校長室まで報告に来てくれました。

グループGの「平和宣言」

このフォーラムは、「平和な世界の実現に向け私たちができること核兵器廃絶と復興・平和構築に向けた取り組み)」について、国内外の高校生等が討議や交流等を行い平和のメッセージを世界に発信することを通じて,次の世代の人材を育成することを目的にしています。

このフォーラムは、広島県内の高校生に加えて、県外の高校生(5名程度)、海外在住及び海外からの留学生(20名程度)で、50名程度の高校生で実施されました。青木さんは、県外高校生の一人として選ばれました。

 

それでは、このフォーラムについて、青木さんに聞いてみましょう。

Q1:フォーラムではどんなことが行われましたか?

→「まず、今回のフォーラムは、すべてオンラインで実施しました。AからJまでの10班に分かれ、各班5名ずつで活動しました。私の班には、広島の高校生に加えて、フィリピンの高校生やハーフの高校生がいました。5日間、日本語は全く使わず、英語だけで会話や話し合いが行われました。」

同じ班のメンバーです。もう一人、男子生徒がいます。(本人たちから、HP掲載の了解をいただきました。)

 

Q2:具体的な活動内容を教えてください。

1日目は、オリエンテーションで、広島の平和公園のオンラインツアーやチームビルディングを行いました。また、被爆体験証言,平和構築に関する講話がありました。

2日目は、核兵器廃絶をテーマに、講義・グループディスカッションを行いました。

3日目は、復興・平和構築をテーマに、講義・グループディスカッションを行いました。

4日目は、班ごとに「広島宣言」(英文)を作成しました。

5日目は、各班が作成した「平和宣言」の発表を行いました。発表に当たっては、リーダー、タイムキーパー、メッセンジャー、プレゼンター(2名)といった役割分担を行いました。私は、プレゼンターを担当しました。

 

Q3:この活動を通して、どんなことを感じたり、学んだりしましたか?

「今回の体験は、自分の将来のことを考える上で、大きな転機になりました。フォーラム参加で、自分の考え方が大きく変わりました。それは、大きく2つあります。

一つは、共通の言語として「英語」の持つ力の大きさを実感しました。住んでいるところや生活が全く異なる様々な国の人とも、英語を使うことで、コミュニケーションや議論することが出来る、そのことに感動し、本当に凄いことだと思いました。

もう一つは、今までは、「戦争がなければ平和である」と思っていましたが、実はそうではないことがわかりました。同じ班のフィリピンの高校生からは、フィリピンではLGBTQといったことは意識されておらず、差別が普通に起こっているという現実を聞かされました。他にも、差別や偏見はいたるところに残っており、そういった状況の中で生活する者にとっては、戦争でなくとも、平和であるとは言えないのではないかと思いました。改めて、平和って何なのかを考えました。」

 

Q4:そのような考えは、青木さんの班で作った「平和宣言」にも活かされているのですか?

→「平和宣言は、まず前半で、核兵器廃絶について、課題と解決策、私たちの役割、広島の役割を盛り込みました。さらに後半では、戦争だけではなく、様々な差別のない平和を構築することについて、課題と解決策、私たちの役割、広島の役割から、まとめました。核兵器廃絶については政治の果たす役割が大きいですが、平和構築については、逆に、政府ではなく、小さな企業や私たちの行動が果たす役割が大きいと考えています。」

 

英文の「平和宣言」です。

そして、この宣言で目指している内容を具体化し個人の行動レベルに落とし込んだものが、以下の「Action Plan」です。8月31日までに完成させ、提出しなければなりません。

 

内容は、

1 平和に関する「ワークショップ」(講話等)を開催する。

2 平和を伝える子供向けの「絵本」を制作する(課題研究のテーマ)。

3 平和に関する豆知識などを伝えられる「掲示板」を校内につくる。

以上の3点です。

青木さんの「Action  Plan」

*ぜひ、学校の生徒や先生を巻き込み、フォーラムで考えた「平和構築」を実現させてください。応援しています。

青木さんには、「表彰カード」を手渡しました。

【高3】高校竜王戦「準優勝」竹熊君を取材

8月30日(火)放課後、佐野ケーブルテレビが、高校将棋竜王戦「準優勝」竹熊君の取材に来ました。大会の裏話や今後の目標などについて、校長室で堂々と答えていました。

 

なお、校長室での取材終了後、渡良瀬川で練習をしているボート部の取材にも行かれたようです。本校生の活躍として、将棋の竹熊柊君、ボート部の藤倉望妃さん、堀越紅羽さんの3名を特集していただけるそうです。大変ありがたいことです。佐野ケーブルテレビさんがどんな番組にしてくれるのか、とても楽しみです。

佐野ケーブルテレビに加入されている方は、9月5日(月)に放送されるそうですので、そちらをご覧になってください。

【中高】県立博物館「開館40周年記念特別企画展」

8月30日(火)放課後、栃木県立博物館で考古を担当されている島田佐智夫先生(2年前まで本校で勤務)が、訪ねてきてくれました。9月17日から、県立博物館の開館40周年記念特別企画展鑑真和上と下野薬師寺」が始まります。そのチラシと招待券を持ってきてくれました。

この企画展、毎年開催されている企画展とは、規模も力の入れようも桁違いなんだそうです。何しろ、県立博物館ができてからちょうど40年という大きな節目に、県博の「考古」「美術」「歴史」の3つの分野の担当がチームを組み、総力を挙げて取り組んでいます。島田先生も今回の企画を担当されているそうです。また、通常の自然科学系の常設展の展示も取っ払い、展示フロア全体を使って企画展を展開しています。想像を絶する規模感です。ちょうど、国体期間中でもあるので、県外からの観客も多いのではないでしょうか。

これはもう、行ってみる価値は大ありですね。企画展がスタートしたら、自分が見学した感想などもお知らせします。お楽しみに!

【中1】「中学生全国空手道選手権大会」第3位

8月30日(火)昼休み、「文部科学大臣杯 第64回小学生・中学生全国空手道選手権大会」(7月30・31日、高崎アリーナ)、中学1年女子の「組手」の部で、全国第3位となった青木南似香さん(1年3組)が、校長室に報告にきてくれました。おめでとうございます。

賞状とメダルを見せてくれました。

青木さんへの質問です。

Q1:いつ頃から、どんなきっかけで「空手道」を始めましたか?

→「小学1年の時から空手道を始めました。最初は、柔道をやってみようと思い、体育館での柔道の練習を見学していました。しかし、柔道の隣で練習をしていた空手道を見て、こっちの方が面白そうだと思いました。そして、地元の「青空塾」に入り、空手道を本格的に始めました。」

*ちょっとした偶然から、空手道への道がスタートしたんですね。

左側の黒帯をしているのが青木さんです、

 Q2:普段、どのくらい練習しているんですか?

→「週3日練習しています。月曜日は18時~21時水曜日は19時30分~21時金曜日は19時~21時までやっています。」

*かなり本格的にやっていますね。凄いです。やはり、好きでないと続けられないと思いました。

 

Q3:今回の個人第3位については、どんなふうに考えていますか?

→「中1女子は出場者が多く、122名もいたので、個人戦で準決勝まで勝ち上がるまで大変でした。今までに、小4の時に団体戦で優勝、小6の時は団体戦で3位になったことはありますが、個人戦での入賞は今回が初めてでした。嬉しかったです。」

 

*改めて強いんだなあと感じました。空手道への情熱を感じました。これだけは誰にも負けない、という特技を持つことは、それだけで大きな自信にもなります。ぜひ、空手道の道を究めて欲しいと思います。応援しています。

*青木さんには「表彰カード」を進呈しました。

【中3】「中学生選抜将棋選手権大会」報告

8月30日(火)放課後、山形県天童市で行われた「第43回全国中学生選抜将棋選手権大会」(8月2~4日)で見事、準優勝に輝いた、中学3年2組の石原橙真君が、校長室に報告に来てくれました。

 

 石原君は、小学1年の時に、地元の「将棋教室」に入り、将棋を始めました。そこで、めきめきと上達し、小学3年の時に初めて全国大会に出場し、低学年の部でなんと「準優勝」を果たしました。小学5年では高学年の部で「第3位」と破竹の勢いで腕を上げていきました。中学1年の時は、コロナで全国大会は開催されませんでしたが、昨年度(中2)の全国大会でベスト16となりました。今回はベスト4を目指してきました。

(放課後、囲碁将棋部での対戦です)

 

早速、今回の大会を振り返って、感想等を聞いてみました。

Q1:第3位になるまでには、どのような対戦がありましたか?

→「1日目は予選リーグから始まりました。3試合を行い2勝すれば、予選リーグを勝ち抜けることが出来ます。1試合目は、千日手という状態になってしまいました。これは、同一局面が何回か現れる状態を発生させる手で、勝敗が付かなくなるため、再試合となりましたが、勝つことが出来ました。2試合目も勝ったので、予選リーグを突破することができました。実は、この2試合目の相手は、決勝トーナメントで「優勝」しました。今大会で、優勝者が唯一負けたのがこの対戦だったので、かなり自信になりました。決勝トーナメントは、3回勝ったら決勝戦ですが、3試合目の準決勝で負けてしまいました。勝てる試合だったので悔しかったですが、その後の3位決定戦で逆転勝ちし、3位になれたのは嬉しかったです。」

 

Q2:3位になったことを誰に伝えたかったですか?

→「今大会は両親もついてきてくれたので、伝える前に知っていましたが、やはり、最初に将棋を教えてくれた「将棋教室」の先生に伝えたいと思いました。その先生に伝えると、とても喜んでくれました。」

 

Q3:これからの目標は何ですか?

→「佐野高校の竹熊先輩が、竜王戦で準優勝したので、来年度は高校の竜王戦で優勝することが大きな目標となりました。附属中そして佐高で将棋を続けることが出来るので、附属中に入ってよかったと思っています。」

*準優勝のクリスタルの盾がとても素敵でした。これまでに、様々な大会でもらった賞状や盾は、もう部屋中一杯になってきているそうです。高校で竜王になって、藤井聡太竜王から、直筆の色紙をもらうことができたら、賞状や盾を整理したい、と話してくれました。高校の竹熊先輩の存在が、大きな目標になっているようです。

素晴らしい環境で将棋が続けられることが、強さの秘密かもしれませんね。頑張ってください。

【卒業生】大学生活報告 ~理学部生命理学科

 8月29日(月)放課後、この春卒業した戸室琴乃さんが、大学生活の報告に来てくれました。戸室さんは、高校3年間「科学部」に在籍し、トウキョウサンショウウオの生態や遺伝的な特徴などについて、研究していました。

科学部顧問の清水先生や私に、大学の授業などについて、話してくれました。

 

戸室さんは、生物学を学べる多くの大学に合格しましたが、最終的に、立教大学理学部生命理学科に入学しました。ここを選んだ決め手のなったのは、遺伝子に関する研究ができることに加えて、他学科の授業を受講できること、そして、大学自体がリーダーシップの開発に力を入れており、リーダーシップの原理と実践について、本格的に学ぶことが出来ることを魅力だったそうです。生物学研究を活かしたマーケティングにも興味を持っているなど、将来のことを考えながら、勉強しているようです。

現在、「生命理学基礎実験」が毎週2コマ(100分×2コマ)あり、動物の解剖(マウス)や植物組織の観察、遺伝子に関する実験など、いろいろな分野の実験を行っているようです。以下は、実習で戸室さんが撮影した写真です。

話を聞いていると、とても楽しそうです。この大学を選んでよかった、という気持ちが伝わってきました。

大学1年生から、将来のことを考えているなんて、凄いなと思いました。リーダーシップの開発などの授業を受けたら、どんなことをやっているのか、また報告に来てください。

さらに充実した大学生活を送られることを期待しています。

【中3】つくばフィールドワーク同行記② ~JAXA編

8月24日(水)、中学3年生の「つくばフィールドワーク」の後半です。1号車は、JAXAを訪問しました。

JAXAは、国立研究開発法人「宇宙航空研究開発機構」(Japan Aerospace Exploration Agency)の略称で、日本の航空宇宙開発政策を担っています。JAXA、確かにかっこいい略称ですが、ExplorationでXとしたのは、多少強引ですね。

JAXAの見学エリアは、展示館(SPACE DOME)とロケット広場の2か所です。生徒たちはまず、SPACE DOMEに入っていきます。

時間ごとに、見学ツアーが組まれていたので、生徒たちと一緒にツアーに参加しました。 

こちらは、宇宙食のコーナー(本物)です。宇宙食とはいっても、おいしそうな日本食がパッケージされていました。

展示館で一番の目玉と言えるのは、「国際宇宙ステーション」の中で、日本が開発を担当した実験モジュール「きぼう」の実物大の模型ではないでしょうか。

 

これだけの大きさのものは、ロケットでも打ち上げることはできません。解説者に聞いてみたところ、スペースシャトルの荷台を空にして、これを積んで宇宙空間に持って行ったそうです。現在、アメリカではスペースシャトルは運航していませんので、もう一度、国際宇宙ステーションを作ることはできないそうです。

約40分のツアーが終わりました。自分たちだけで回るよりも、はるかに多くの情報が得られました。非常に見ごたえのある展示でした。

 

展示館を出ると、「ミュージアムショップ」がありました。お土産の中で、大人気だったのは「ガチャガチャ」でした。地球や他の惑星の形をしたマグネットです。どれが当たりというわけではありませんでしたが、生徒たちは、なぜか目の色変えて、挑戦していました。中学生の心を鷲づかみにする商品開発力に脱帽です。

宇宙食もたくさん売られていましたが、一番人気は「宇宙カレー」ということでした。

 

ちなみに、私が購入した商品は、「トミカプレミアム JAXA はやぶさ2 復刻版」(990円 税込)です。

タカラトミーの大人気おもちゃ「トミカ」シリーズから派生したハイディティールコレクションモデル「トミカプレミアム」とJAXA COSMODEとのコラボで実現した74分の1モデルです。「トミカ」で初のタイヤのないミニチュアモデルです。復刻版なので普通には売っておらず、ネットではプレミアがついていました。「はやぶさ」の模型は校長室に飾っていますが、「はやぶさ2」は製造されていないので探してました。まさか、これが買えるとは! JAXAに来てよかった!

https://youtu.be/TnZLPqWhVK4

 

休憩室もありました。生徒たちはすっかりくつろいでいました。

 

そして、最後は、純国産ロケット「HⅡロケット」の前で、記念撮影をしました。

 

*今日のJICAとJAXAのフィールドワークは、とても充実した内容でした。楽しかったです。日常の生活が、世界や宇宙とつながっていることを実感できたのではないかと思います。また、改めてSDGsのことを考える機会にもなりました。これがきっかけで、将来、海外や宇宙に関する仕事をする生徒が出てくることを期待しています。

 

【中3】つくばフィールドワーク同行記① ~JICA編

8月24日(水)、中学3年生のつくば(JICA、JAXA)へのフィールドワークに同行しました。私が感じた「つくばフィールドワークの魅力」について、紹介します。

希望者約70名であったため、バス2台で実施しました。

1号車は、JICA(午前)→JAXA(午後)、

2号車は、JAXA(午前)→JICA(午後)、の順に訪問しました。

私は1号車に載っていましたので、これから紹介するのは、1号車で同行した生徒が中心になります。どんな学びがあったのかをお伝えすることが目的ですので、その点はご容赦ください。

 

朝8時に、バスは佐高前を出発しました。

途中、東北自動車道の羽生サービスエリアで、トイレ休憩がありました。羽生サービスエリア(上り線)は、江戸の町を意識した作りになっていますが、トイレに続くアプローチには、たくさんの野鳥が巣を作っていました。

さて、この鳥は何でしょうか? ツバメとは違うようです。鳴き声もあちこちから聞こえてきます。

おそらく、スズメです。スズメがこんなところに集団で営巣しているのをみるのは、初めてでした。

朝から、なんだか得した気分です。

 

10時には、最初の訪問先であるJICAに到着しました。

JICAは、独立行政法人国際協力機構Japan International Cooperation Agencyの略称で、日本の政府開発援助(ODA)を一元的に行う実施機関として、開発途上国への国際協力などを行っています。

職員の方と挨拶をした後、ちょうど反対側にいた研修生を紹介してくれました。フランス語圏の方たちでしたが、日本語で挨拶してくれました。さっそく、「ここはJICAなんだなあ」と感じました。

体育館に案内されると、すでに机やいすがセッティングされていました。

まず、今日のお話のメニューが示されました。

いくつかのクイズが用意されており、それに答えることを通して、少しずつ、理解が深まっていきます。

最初の実習が始まりました。日本に輸入されている原材料は、どこから来ているかを考えるゲームです。

カードを広げ、トランプの「神経衰弱」のように、製品と原材料のカードをめくり、裏側に印刷されている原産国の国旗があっていれば、それらのカードを取ることが出来ます。

すぐに終わってしまった班もありました。最後に、どんなことがわかったかをシェアしました。

これで、だいぶリラックスしてきました。

JICAの仕事とSDGsとの関係などについて、さらに、お話が深まっていきす。

SDGsの17の目標のうち、日本ではまだ達成できていないものが6つある、というお話があり、その6つを考える実習が続きました。こうして、1時間はあっという間に、過ぎていきました。

 

休憩をはさんで、「海外青年協力隊」に参加し、ケニアの学校で体育を教えていた「JICAつくばセンター」職員の村上さんから、現地での体験談を聞かせていただきました。

まずは、ケニアの公用語である「スワヒリ語」での会話のデモンストレーションから始まりました。

約30分のお話の後、2班に分かれて、JICAの施設を案内していただきました。

ここは、民族衣装のコーナーです。ここにあるものは、実際に選んで身に付けてみることが出来ます。

最初は、もじもじしていましたが、挑戦する生徒が出てきました。

素晴らしく似合ってますね。

建物の外には農場があり、研修生たちがテーマを決めて、コメを栽培していました。ただし、日本の稲作のように水田ではなく、畑で栽培できる「ナリカ米」というのを栽培していました。同じコメと言っても、ところ変われば、栽培方法も、全く違いますね。

再び、建物の中に入り、SDGsのコーナーを案内してくれました。

ここで、ちょうど12時になり、お昼の時間となりました。特性のカツカレーとサラダのセットです。

食べ終わった後、代表生徒による感謝の言葉が述べられ、JICAでの午前中の研修が終了しました。この時、2号車の生徒が、JICAに到着し、昼食の順番待ちをしていました。

これで、フィールドワークの前半が終了しました。

→ JAXA編に続く。https://www.tochigi-edu.ed.jp/sano/nc3/blogs/blog_entries/view/343/8ed3e63ab270e26cadb0358ed46e228d?frame_id=312

【中学】科学の甲子園ジュニア栃木県大会

8月27日(土)、栃木県総合教育センターを会場として、「第10回科学の甲子園ジュニア栃木県大会」が開催されました。本校からは、1年生6名、2年生6名の計12名が出場しました。

とちテレニュース→https://nordot.app/936207434219388928?c=643662570251043937

前列が2年生6名(Aチーム)、後列が1年生6名(Bチーム)です。

 

今日の開会式は、9時40分からですが、8時半過ぎには会場に来ていた生徒もいたようです。(保護者の送迎による現地集合でした)

今回は、過去最多の22チームが参加しました。受付ではくじ引きがあり、それによって、競技会場でもある大講義室の座る場所が決まりました。

昨年度は、県内の数か所で「分散開催」でしたが、3年ぶりに「一斉開催」で実施されました。

開会式では、主催者からは、こんな話がありました。

「日本が誇るスーパーコンピューター(スパコン)の「 富岳ふがく 」が、計算速度を競う世界ランキングで、アメリカの最新鋭機「フロンティア」に抜かれて2位になったことが記事になっていました。しかし、「富岳」は最速を目指して設計したわけではなく、産業応用で使う計算の処理速度やビッグデータの解析能力、省エネ等を目指した結果として、計算速度も最速になったもので、実はその真の能力の60%も生かされていません。科学の甲子園ジュニアは、それぞれの分野で一人が頑張って点数をとることが目的ではなく、6人のチームワークでアイディアを出し合ったり、課題を解決したりすることが大切です。科学は一人でできるものではありません。今日は、是非、科学の楽しさや面白さを感じてください。そして、将来、科学者になってくれることを願っています。」

 

開会式が終わり、いよいよ競技が始まります。午前中は、この会場で「筆記競技」が行われ、午後は別会場で「実技競技」が行われます。(カメラはここまでとなりました。)

「なぜ、科学の甲子園ジュニアに参加しようと思ったのか」を近くに座っていた1年生6名に聞いたところ、それぞれ、数学が好きだから、化学が好きだから、生物が好きだから、などといった明確な答えが返ってきました。とても頼もしく感じました。

 

さて、どんな結果だったかは、9月以降に発表されるそうです。

今日は、一日、お疲れさまでした。

【高校】とちぎ国体「栃木県選手団」結団式

8月26日(金)午後、宇都宮市の「日環アリーナ」で、「いちご一会とちぎ国体」に出場する本県選手団の結団式が行われました。

下野新聞動画→ https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/627537

(ボート部の増田先生撮影の写真です)

 

本校からは、陸上競技部の若菜敬君、そして、ボート部では、戸田先生が少年女子の監督、選手は、青木瑛久君、清水雅裕君、宋佳修君、船田佳祐君、三田翔愛君、藤倉望妃さん、堀越紅羽さん、藤倉麻妃さん、福地琴美さん、高瀬綾乃さん、そして、成人女子の選手として増田萌先生が出場します。全部で13名が「とちぎ国体」に出場します。

「とちまる」くんもお揃いのユニフォームを着ています。

ボートの選手団(佐野高と佐野東高)

【高校】「ボート部」の生出演、大成功

8月22日(月)、宇都宮市の県庁の近くにある「とちテレ」のスタジオで、「とちぎ国体」の出場者を紹介する番組に、ボート部3年の藤倉望妃さん、堀越紅羽さん、そして顧問の増田萌先生の3名が出演しました。3人の息がぴったりと合い、大成功のうちに本番が終了しました。

放送は、夜9時からの「ナイトニュース9」の中の「月曜スポーツ」のコーナー(約15分間)でした。当日は8時に現地集合し、控室に案内されました。

控室では、出演者だけでなく保護者も緊張しています。

ここで、なんとインターハイの3位のメダルを忘れてきてしまったことに気付きました。重要なアイテムなので、折り紙でメダルを作ろう、という案も出てきました。担当の飯島さんにそのことをお話すると、「なくても全然かまいませんよ」と、やさしくフォローしてくださいました。

それだけでなく、お茶を出してくれたり、場を和ませてくださいました。

大まかな台本も作られていました。台本と言っても、ここでこんな質問がある、という程度で、何を話すかは本人たちに任されています。「こうなったら、やるしかない」と皆さん、本気モードに入っていきました。

8時20分にいったんスタジオに入り、リハーサルを行いました。

まずは、座る場所から確認しました。

後は、台本に従い、アナウンサーからの質問に答えています。

時々、やり直しをしたり、お互いに突っ込みながら、仕上げています。

番組は、3人へのインタビューに加え、今日の午前中に渡良瀬川で撮影した練習風景や戸田先生へのインタビューなどを組み合わせて作られていきます。

リハーサルの間は、自由に写真を撮らせていただきました。

これで、リハーサルは終了です。最後に記念撮影をして、いったん控室に戻りました。

あそこはこう答えた方がいいのでは、といったミニ反省会が行われました。

再び、スタジオ入りし、スポーツコーナーが始まるまで、息をひそめて出番を待っています。

本番中は、写真を撮ることはできませんでしたが、モニターを見ながら、どのように番組が使られるのかを見学できました。

 

そして、大成功の裡に本番は終了しました。

本番では3人のコンビネーションも抜群でした。最後の締めも増田先生がバッチリ決めてくれました。さすがに本番に強い3人組でした。インターハイ3位も納得です。もう完璧で、スタッフの皆さんも大満足でした。

控室での笑顔がすべてを物語っていると思います。

この番組を見た視聴者が、ボート競技に興味を持ってくれ、自分もボート競技をやってみたい、と佐高を受検してくれる中学生が出てきてくれることを願っています。

今日は、皆さん、お疲れさまでした。とちテレの飯島さんも番組の構成、台本作成、午前中の取材、編集、私たちのフォローなど、ありがとうございました。素晴らしい体験をすることが出来ました。

「今度は違う色のメダルを持ってきます」と、とちテレを後にしました。

 

【高校】将棋「竜王戦」準優勝(報告)

8月22日(月)、課外終了後、18日(木)に「第35回全国高等学校将棋竜王戦」(福岡市)で準優勝した竹熊柊君が、校長室に報告に来てくれました。今の気持ちは「素直に嬉しい」ということでした。

 

竹熊君は、この夏、東京で開催された「総文祭」の将棋部門(団体戦)で上位入賞を狙っていましたが、「ベスト16」という結果に、悔しさを感じていたそうです。一緒に戦った2人(荒川君、渡辺君)の分まで頑張ることを誓って、「竜王戦」に臨みました。

ところで、プロ棋士には8つのタイトルがあります(竜王、名人、叡王、王位、王座、棋王、王将、棋王)。この中で、タイトル戦の優勝賞金が飛びぬけて高いのが「竜王」であり、最も格上とされています。(現在の竜王は、言わずと知れた「藤井聡太」竜王です。)

そのため、高校生のチャンピオンを決める大会は、最も格の高い「竜王戦」と名付けられています。さらに、特筆すべきは、決勝戦は、日本将棋連盟の佐藤康光会長(=日本将棋界のトップ)が、試合の立会人として同席する他、大会の審査委員長は、なんと、藤井聡太竜王です。

竹熊君は、日本将棋連盟会長の立会いの下、藤井聡太竜王による決勝戦の解説があり、個別に講評をいただくという凄い体験をしました(プロ棋士の対局と同じです)。また、表彰式では、藤井聡太竜王の直筆の「色紙」をいただいています。ちなみに、藤井聡太竜王の直筆の色紙というのは、めったにないそうです。(凄すぎますね!)

 藤井聡太竜王からいただいた色紙には「雲外蒼天(うんがいそうてん)」と書かれていました。「雲外蒼天」は、辛いことや試練などを努力して乗り越えれば、明るく素晴らしい世界が待っているということを表した四字熟語です。竹熊君には、嬉しい最高の言葉ですね。(今までにもらったどんな賞状よりも、この色紙の方が嬉しい、と言ってました。)

 

竹熊君に、今回の対戦について聞いてみました。

Q1:今回の大会で、最もつらかったことは何ですか?

→「1日目の予選2試合が終わった段階が、一番不安でした。2日の決勝トーナメントの1回戦の対戦相手はわかっていましたが、総文祭で、荒川君が負けた相手で、自分とどっちが勝ってもおかしくない強敵でした。不安と緊張で、なかなか眠れませんでした。夜中の2時半くらいまで、いろいろ考えてしまいました。しかも、2日目の第1試合は7時開始なので、少なくとも6時には起きなければなりませんでした。」

 

Q2:2日目はどんな気持ちで戦いましたか?

→「2日目の自分の対戦相手は強敵が揃っていました。しかし、初戦の強敵に競り勝つと、だんだん波に乗ってきました。最大の山場は準決勝で、形勢は負けていました。しかし、一手のスキを突き、直前で逆転しました。決勝戦は、総文祭で対戦し敗れた「東大寺学園」の選手でした。彼は、本校の渡辺君と対戦しており、1勝1負だったので、勝機はある、と感じていました。「振り飛車」という戦法で対戦しましたが、普段とは違う重圧感のある雰囲気の中で、苦戦しました。結果は準優勝でしたが、死力を尽くしてやり切ったという達成感がありました。」

 

Q3:藤井聡太竜王とは話ができたんですか?

→「藤井聡太竜王は、テレビで見たままの方でしたが、オーラが凄かったです。一目見ただけで、底知れない迫力を感じました。試合後の講評では、ここはこうすればよかった、というアドバイスをいただいたり、切れ味のある攻めだったけど惜しかったね、というお褒めの言葉をいただいたりしました。凄い体験ができました。」

 

Q4:最後に、印象に残ったことはありますか?

→「全国で佐野高校の名前が知られていたのにはびっくりしました。佐高は将棋の強い全国区の学校でした。附属中の石原君も今年は全国3位でしたが、高校でも優勝を狙える実力だと思います。将棋をやりたい生徒がこれからも入学してくるかもしれませんね」

 

*とにかく、破格の素晴らしい体験だったことは間違いありません。大学でも、さらに高みを目指して欲しいと思いました。

 

【高校】ボート部、「とちテレ」生出演決定!

8月22日(月)夜9時からの「とちテレ」の「ナイトニュース9」に、本校ボート部の藤倉望妃さん、堀越紅羽さん、そして、顧問の増田萌先生の3名が、スタジオで生出演することが決定しました。とちぎ国体で注目されている選手を紹介するコーナー「月曜スポーツ」(21:15~21:30の15分間)で登場します。

生徒2名はインターハイで「女子ダブルスカル」全国3位で名を馳せましたが、とちぎ国体にも出場します。また、増田萌先生も、とちぎ国体で「成年女子シングルスカル」の選手として出場します。

皆さん、テレビの前で応援しましょう

【高校】卒業生の大学生活 ~海洋生命科学部

8月18日(木)午後、本校の卒業生(大学生)と高校生との座談会が開催されました。このことについては、担当の係から、別途報告があるかと思います。今回は、来てくれた卒業生の一人である柏瀬萌羽さんの大学生活の一端を紹介します。

 

柏瀬さんは、現在、北里大学海洋生命科学部の2年生です。附属中の時から「クラゲ」愛が強く、「クラゲ」のことをもっと深く学ぶため、「クラゲ」の専門家がいる大学を選びました。いわば、好きなことをとことんやるために、大学生になりました。今日、後輩たちに大学のことを話す姿をみて、その選択は間違っていなかったことを改めて確信しました。

今、一番のお気に入りのクラゲは、この「ギンカクラゲ」(銀貨海月)だそうです。確かに、円盤の部分が「銀貨」に見えなくもないですね。この写真は、柏瀬さんがお気に入りの「新江の島水族館」で撮ったものです。

今、ネットで話題になっている新種のクラゲ「オトヒメクラゲ」も「新江の島水族館」で8月4日から生体展示が始まっています。この「新江の島水族館」は、クラゲの飼育・展示が充実しているのが有名で、柏瀬さんは、ここで、一日中、クラゲを見ているのが至福の時だそうです。

 ↑「オトヒメクラゲ」(柏瀬さん撮影)

 

大学では、クラゲだけでなく、魚類無脊椎動物海藻などに関することも学んでいます。

 

魚類の分類実習の授業では、一人一人にホルマリン漬の標本が渡され、それをスケッチしながら、その特徴を基に、種名を特定していくそうです。ところで、柏瀬さんのスケッチはうまいですね。全体の構成とバランスも絶妙です。美的センスも抜群です。このレポートからは、集中力とやる気が伝わってきます。さすがに好きなことをやっているだけのことはありますね。(高校生の時と比べて、びっくりするほど資質や能力が高まっていました。)

↑「ナガレメイタガレイ」

↑「クロメバル」

↑「トラザメ」

 

こちらは、無脊椎動物の分類実習のレポートです。与えられた標本を基に、各自、図鑑を作っていきます。以下の写真は、種の特徴を記載し、完成した「My図鑑」のごく一部です。このレポートからも、同様に、やる気と自信を感じます。

 

こちらは、海藻の分類実習のレポートです。海藻の分類は非常に難しいので、あらかじめ種名が分かっているものが提示されるそうです。これは「ホソメコンブ」だそうです。

 

*今日は大学での授業などについて、楽しく話を聞かせてもらいました。

柏瀬さんは、「クラゲ」について深く学びたいということから、「クラゲ」の専門家がいる大学を選びました。しかし、自然界では、クラゲだけが単独で生息しているわけではなく、魚類や他の無脊椎動物、海藻などと同じ空間(海域)に生息しています。柏瀬さんは、クラゲについて深く知るためには、他の生物についても知る必要があることに気が付きました。こうして、知の領域が広がることで、生態系の中での「クラゲ」に対する見方は多面的になり、深まることで、さらに「クラゲ」愛も強くなっているようです。おそらく、初めは「クラゲ」愛好家だったのが、これから「クラゲ」研究者へとシンカしていくのではないでしょうか。

今後ますます、学びの領域を広げて、研究者となっていくことを楽しみにしています。

【中2】「トリプルSプロジェクト」中間報告(その2)

8月18日(木)9:30、中学2年3組の池田清子さんと小泉凛央さんが、再び、校長室に来てくれました。二人は、小学生を対象としたSDGsについて楽しく学んでもらえるような「ゲーム」を開発しています。「知る、主体的、サステナブル」をキーワードとする「トリプルSプロジェクト」として、夏休み中に改良を進めています。

 

前回は、7月28日に説明に来てくれましたが、その時に感じた課題を解決するため、協力者を募り、改善案を作ってきてくれました。実際に、SGDsに関するカードのサンプルを作ったり、どうしたら楽しめるか、ルールを練ってきたりしました。

今回も、学年主任の北堀先生と廣瀬先生も、アドバイスに立ち会ってくださいました。

今回のプレゼンで、新たな課題やアイディアも出てきたので、次回は、合唱コンクールが終わったあたりで、さらにブラッシュアップした「ゲーム」を再提案してくれることになりました。やりたいことを妥協しないで、とことんやりぬこうという熱意を感じました。是非、良いものを開発してください!

身近な風景 ~風鈴参道(唐澤山神社)

8月15日(月)唐澤山神社の参道は、「風鈴参道」となっていました。

https://youtu.be/fu68U2l9Cks

 

天明鋳物の風鈴が、たくさんぶら下がっています。

涼しい風が吹いてきました。風鈴の音に耳を澄ましてみてください。

https://youtu.be/yGq1vscAaQE

https://youtu.be/LUNKg7lDRnE

風鈴の音を聞くと、少しだけ涼しくなったような気がしました。

【高校】インターハイ・ボート部「佐野帰着」

8月15日(月)朝9:40、佐高・佐野東高のボート部を乗せたバスが佐野駅前に帰着しました。前日の夕方5時過ぎに、愛媛県を出発してから、16時間以上の長旅でした。お疲れさまでした。

みんな、いい笑顔を見せてくれました。

 

増田先生もお疲れさまでした。

バスから選手たちが次々に降りてきます。

「女子ダブルスカル」全国3位の藤倉さんと堀越さんがメダルを見せてくれました。

二人は、今回、事情により同行できなかった戸田先生に、大会の報告と感謝を述べるとともに、二人のメダルを戸田先生の首にかけました。

戸田先生の目には涙が浮かんでいました。

*今回のインターハイは、佐高ボート部、創部以来の大快挙に大きな喜びに包まれました。戸田先生のところには、本HPで「全国3位」の吉報を目にした多くの卒業生から、お祝いのメッセージが届いたそうです。改めて、おめでとうございます。

*この大記録を前にすると、他の生徒の活躍が目立たないかもしれませんが、それとこれとは別だと思います。同じく3年生で出場した「男子シングルスカル」の青木瑛久君、そして「女子シングルスカル」の藤倉麻妃さんも、敗者復活戦を勝ち抜き、順々決勝まで進出しました。これは全国大会ですから、並大抵のことではありません。人と比べることではなく、それぞれがどう戦ったかは、自分自身だけが分かることだと思います。大いに自信を持って欲しいです。少なくとも「自分自身のインターハイ」であり、学校のためではありません。また、1,2年生はいい経験が出来たと思います。来年はあなたたちが主役です。これからも応援しています。

 

*下野新聞(8月15日付け、8面より、HP掲載許諾申請済)

 

*これで「インターハイ・ボート競技大会」関連記事を終わりにします。

ボート部の皆さん、お疲れさまでした。

 

【高校】インターハイ・ボート競技「全国3位!」

8月14日(日)13:58にスタートの「女子ダブルスカル決勝戦」で、本校の「藤倉・堀越」組が、本校ボート部初のインターハイ第3位に輝きました。おめでとうございます!

「第3位」の賞状とメダルをいただきました。

 

決勝は、準決勝の各組1位の4艇で行われました。試合は、オンラインで中継されていました。 

出走直後です。

ゴール直前の様子です。赤いブイのあるラインがゴールです。

見事、3位争いを制しました。

涙が止まりません。

大舞台でやり遂げた嬉しさとともに、優勝を目指していただけに、やはり悔しいという気持ちがあったそうです。

 

表彰式の様子です。1位から3位までが表彰台に立ちました。本当に大健闘でした。

「優勝を狙う」という重圧の中、予選、準々決勝、準決勝、決勝と4試合を勝ち抜いてこれたのは、この日にかけてきた思いの強さと、それ以上の辛い練習の日々があってこその偉業だと思います。お疲れさまでした。

<藤倉さんと堀越さんからのコメント>

「今回の大会では、自分たちの実力を最高の形で発揮することができました。今年の関東大会では、思うような結果を残すことが出来なかったため、少し焦りを感じていましたが、自分たちのやってきたことを信じて、漕ぐことが出来ました。これまでご指導いただいた顧問の戸田先生、増田先生はもちろんですが、応援してくれていた仲間たちや家族の支えが、大きな力になりました。本当にありがとうございました。インターハイの後は「とちぎ国体」があります。今まで支えてくださった多くの皆様への恩返しができるよう、精一杯頑張りたいと思います。引き続き、ボート部の応援をよろしくお願いいたします。」

 素晴らしいコメント、ありがとうございました!

【高校】インターハイ・ボート競技「決勝」進出!

8月14日(日)、インターハイ・ボート競技「準決勝」が行われました。本校の「女子ダブルスカル」準決勝は見事、4組の1位で通過し、「決勝」進出が決定しました。おめでとうございます。

 

試合前のウォーミングアップの様子です。

試合結果です。見事な成績でした。

参加した16艇のうち、各組の1位、4艇のみが決勝に進むことができます。

午後からの決勝に向けて、補食のバナナを食べています。

【高校】インターハイ・ボート競技「準々決勝」

8月13日(土)、インターハイ・ボート競技大会「準々決勝」が行われます。本校からは「男子シングルスカル」「女子シングルスカル」「女子ダブルスカル」が出場します。

出艇する「女子シングルスカル」の藤倉麻妃さん

 

 

<準々決勝の結果>

 女子ダブルスカル 

 →組で2着 →順決勝進出(8月14日)

 おめでとうございます。

 

【高校】インターハイ・ボート競技「敗者復活戦」

8月12日(金)、今日は、ボート競技の「敗者復活戦」が行われました。その結果、男子シングルスカルの青木瑛久君と、女子シングルスカルの藤倉麻妃さんの「準々決勝」進出が決定しました。おめでとうございます。

「明日も頑張ります!」とのこと。

 

レース直後の青木君です。

明日は、

男子シングルスカル(青木)女子シングルスカル(藤倉)女子ダブルスカル(藤倉・堀越)の「準々決勝」があります。

応援してます。

【高校】インターハイ・ボート競技「予選」

8月11日(山の日)、愛媛県今治市の「玉川湖ボートコース」で行われているインターハイ・ボート競技大会の「予選が始まりました。みんなで円陣を組み、気合を入れて出艇しました。

増田萌先生が下から撮ったそうです。それだけでも気合が伝わってきます。

女子のチームです。

男子のチームです。

試合に向けて出艇していきます。

男子シングルスカルの青木君です。

女子ダブルスカルの藤倉・堀越組です。

 

<予選の結果>

女子シングルスカル

 →敗者復活戦へ(8月12日)

女子ダブルスカル 

 →組で1着 →順々決勝進出(8月13日)

男子シングルスカル 

 →敗者復活戦へ(8月12日)

男子舵手付きクオドルプル 

 →敗者復活戦へ(8月12日)

【中学】学校説明会の舞台裏

8月11日(山の日)、佐野市文化会館を会場として、附属中の「学校説明会」を、午前午後の2回、開催しました。学校生活の説明や制服の紹介など、生徒が主役の説明会でした。

生徒たちによる制服の説明

本日は、8:50に集合し、9:00から準備を始めました。中学の生徒会役員8名、高校の生徒会役員2名、合わせて10名の生徒が大活躍しました。

直前の打ち合わせでは、みんな緊張していました。

ロビーの入り口でも、開場までのわずかな時間で大忙しでした。

いよいよ始まります。

高校生活については、高校生が説明しました。

 

中学生活と高校生活の説明に続いて、制服の紹介です。

Ⅰ型、Ⅱ型、Ⅲ型などについて、わかりやすく説明してくれました。

最後に、中学生徒会長の丸山君の挨拶がありました。

丸山君は、自分が受検した時の体験や学校の雰囲気等を紹介するなど、これから受検する小学6年生の立場に立って、附属中の良さを伝えてくれました。会場からも大きな拍手をいただきました。

 

今日の主役は、間違いなく生徒たちでした。

最後まで後かたずけをし、長い一日が終わりました。

学校説明会のために、休み返上で頑張ってくれた生徒たちに感謝です。

きっと、附属中の良さを分かってくれたと思います。

【中高】硬式テニス部の練習風景

8月10日(水)午前中、本校のテニスコートでは、「中学女子テニス部」、「高校男子テニス部」、「高校女子テニス部」が、それぞれ練習をしていました。

 

中学の女子テニス部は、今日から3年生が引退し、1,2年生での練習が始まりました。

南側の2面を使って練習しています。外部指導者も来てくれています。

 

高校男子テニス部も、1,2年生で練習をしていました。時に、外部の専門家に指導していただくこともあります。

 

高校女子テニス部は、一番北側のコートを使って練習をしています。

中学女子テニス部の3年生は、引退後、高校の女子テニス部に早期入部することが出来ます。中高一貫のメリットを生かし、中高6年間、硬式テニスを続けることが出来ます。早期入部した生徒は、高校でも活躍しています。

*中学の部活で硬式テニスをやれる学校は、県内では非常に少ないです。

中学から硬式テニスを始めたい人にはお勧めです。

【高校】ボート部、会場に到着!

8月9日(火)朝7時、インターハイのボート競技の会場である愛媛県今治市の「玉川湖ボートコース」に到着しました。昨夜はバスでの車中泊でしたが、皆さん、よく眠れたそうです。バスから降りた際の1枚です。朝日がまぶしく輝いていますね。

早くも今日から配艇練習が始まりました。

気持ちよさそうな感じですね。競技開始(8月11日)まで、あと一日ありますから、じっくりと調整してください。

応援しています。

【中学】速報!全国中学生選抜将棋選手権大会「第3位」

8月2日(火)~4日(木)、山形県天童市で行われた「第43回全国中学生選抜将棋選手権大会」で、中学3年2組の石原橙真君が、堂々の3位入賞を果たしました。おめでとうございます。

公式HPで公開されている写真です。https://www.tendojc.com/shogi/

大会の様子です。

【中学】速報!全国中学ディベート選手権「決勝トーナメント進出」

 8月6日(土)~8日(月)、立教大学を会場に、「第27回 全国中学・高校ディベート選手権(ディベート甲子園)」が開催されました。本校は、関東甲信越地区代表として初出場しました。まず、予選リーグを戦い、1勝1敗で、見事決勝トーナメントに進出しました。全国初出場で予選リーグ突破は、大健闘であり、素晴らしい快挙です。おめでとうございます。

大会に参加したメンバー

 

こちらが今回の出場校(24校)です。全国で唯一の「初出場」の文字が燦然と輝いています。

北海道地区代表 (1校)
 ・北嶺中学校 (北海道・3大会ぶり13回目)
東北地区代表 (2校)
 ・福島県立ふたば未来学園中学校 (福島県・2大会連続2回目)
 ・東北学院中学校 (宮城県・11大会ぶり5回目)
関東甲信越地区代表 (6校)
 ・創価中校 (東京都・2大会ぶり22回目)
 ・開智中学校 (埼玉県・3大会連続6回目)
 ・浅野中学校 (神奈川県・5大会ぶり2回目)
 ・栃木県立佐野高等学校附属中学校 (栃木県・初出場
 ・西武台新座中学校 (埼玉県・2大会連続5回目)
 ・渋谷教育学園幕張中学校 (千葉県・6大会連続15回目)
東海地区代表 (5校)
 ・東海中学校 (愛知県・16大会連続17回目)
 ・愛知教育大学附属名古屋中学校 (愛知県・2大会連続8回目)
 ・名古屋中学校 (愛知県・2大会連続2回目)
 ・聖マリア女学院中学校 (岐阜県・3大会ぶり4回目)
 ・名古屋市立浄心中学校 (愛知県・2大会ぶり11回目)
近畿・北陸地区代表 (2校)
 ・灘中学校 (兵庫県・5大会連続8回目)
 ・関西創価中学校 (大阪府・7大会連続9回目)
中国・四国地区代表 (4校)
 ・岡山白陵中学校 (岡山県・2大会ぶり17回目)
 ・岡山県立岡山操山中学校 (岡山県・2大会連続10回目)
 ・慶進中学校 (山口県・3大会連続6回目)
 ・広島学院中学校 (広島県・2大会連続2回目)
九州地区代表 (4校)
 ・大分大学教育学部附属中学校 (大分県・7大会連続13回目)
 ・久留米大学附設中学校 (福岡県・7大会ぶり3回目)
 ・尚絅中学校 (熊本県・2大会連続2回目)
 ・熊本マリスト学園中学校 (熊本県・5大会連続5回目)

予選リーグ(6組)を1勝1敗で、決勝トーナメントに進出しました。

よく頑張りました。

【高校】ボート部、インターハイに向けて出発!

8月8日(月)15時30分、佐野駅前から、佐高と佐野東高のボート部員を乗せた貸切バスが出発しました。インターハイの会場は、愛媛県今治市の「玉川湖ボートコース」です。会場へは、明日(9日)の朝7時頃到着予定です。約15時間の長旅、お疲れ様です。

 

大会の日程は以下の通りです。

開会式
8月10日 グリーンピア玉川大ホール

競技
8月11日 予選 玉川湖ボートコース
8月12日 敗者復活戦 玉川湖ボートコース
8月13日 準々決勝 玉川湖ボートコース
8月14日 準決勝、決勝 玉川湖ボートコース

閉会式
8月14日 玉川湖ボートコース

*遠く離れた佐野から応援しています!

20:00 長野県梓川

22:40 岐阜県羽島 通過

まだまだ遠いですね。

【高校】「ボート少年女子 姉妹でシンクロ率高める」(とちテレ)

8月6日(土)、「ボート少年女子 姉妹でシンクロ率高める」として、本校3年生の藤倉望妃さん、藤倉麻妃さんの双子姉妹が「とちテレ」の特集で紹介されました。

Yahoo ニュースで、動画を見ることが出来ます。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7f9c3d235a2596ed87b97c1539d87f668dde99e2

 

(以下、Yahooニュースの記事の引用です)

とちぎ国体・全国障害者スポーツ大会の注目選手・競技を紹介する特集「一期一会」です。今回はボートです。オールを漕いで原動力のない船の着順を競うというシンプルな競技です。姉妹で頂点を目指す双子の高校生を取材しました。

藤倉麻妃選手と望妃選手、佐野高校3年生の双子の姉妹です。

県の未来アスリートプロジェクトで、妹の望妃選手が中学時代にボートを体験したことがきっかけで姉の麻妃選手を誘い高校から本格的に競技を始めました。

ボートには1人乗り、2人乗りなどがありますが、いちご一会とちぎ国体で2人が出場するのは「舵手付きクォドルプル」という種目で、コックスと呼ばれるかじとりと4人の漕ぎ手の合わせて5人ひとチームで1,000メートルの速さを競います。

いかにスピードを出せるか、鍵をにぎるのは「シンクロ性」。4人が同じ方向、同じタイミング、同じ角度でオールを漕がなければボートはスピードに乗りません

栃木県チームは県内の高校ボート界をけん引する佐野と佐野東の混合チームですが、普段から同じ渡良瀬川で切磋琢磨する同士、呼吸はぴったりです。

佐野高校顧問 戸田圭一教諭:「交流練習、この日のタイムも伸びた。同じ動きをしないと船は進まないが全国でも戦える」

藤倉姉妹はチームの核を担っています。船尾側でチームのペース配分など全体のリズムを取る「ストローク」を妹の望妃選手がボートの先頭側でクルー全員を見ながらオールさばきを指示する「バウ」の役割を姉の麻妃選手が務めています。

自分たちを「本当の姉妹みたい」というほどチームには一体感がありインタビューでも息はぴったりです。

ボートは一見、手の力で漕いでいるように見えますが、足を固定した漕ぎ手のサドルはレール上で前後し、脚で押し出した力を全身を使って腕、そしてオールへと伝えます。

藤倉望妃選手:「手に見えるけれど重要なのは足、船の中でスクワットしている」

川や湖など自然の中で行われるボート競技は天候や会場によって水の状態が変わります。

この日は前日に上流で降った雨の影響で増水し水は濁っていました。

藤倉望妃選手:「ラフコンディションでも慣れるため乗せてもらう」

いちご一会とちぎ国体まで2カ月、日に日に完成度を高めるチームにあって実は藤倉姉妹が同じ船で大会に出場するのは初めて。この日のタイム測定でも記録を伸ばしたクルーは地元で日本一を目指します。

【中高】中高ラグビー部「合同合宿」最終日

8月6日(土)今日が中高ラグビー部の合同合宿(8月3日~6日)の最終日です。中高生全員で日本ダボス(ダボスの丘)を登頂し、合宿の最後を飾りました。

シュナイダー記念塔

菅平は、夏季はラグビーで有名ですが、冬季はスキーリゾートとして知られます。昭和5年3月に日本に招かれたオーストリア人のハンネス・シュナイダーが菅平で雪上スキー指導をした際に、ここはスイスのリゾート地「ダボス」に似ていると言ったことが、名前の由来だそうです。そのゲレンデが、シュナイダーゲレンデで、夏にはダボスの丘と呼ばれています。 本校ラグビー部は、夏の合宿の際には必ず、この「ダボスの丘」に登っているそうです。

 

さて、中学生(女子)の「オッペンカップ2022」の続報ですが、長崎県の「諫早」と対戦し、7対19で惜敗しましたが、念願のワントライを取ることが出来たそうです。

これも「成長」の証ですね。

 

*4日間、お疲れさまでした。

【高校】速報!県吹奏楽コンクール2022

8月6日(土)宇都宮市文化会館で「第64回栃木県吹奏楽コンクール2022」高等学校の部が開催されました。本校は13:10から、田村修平作曲「鬼姫~ある美しき幻想」を演奏しました。素晴らしい演奏でした。

演奏終了後の記念写真です。

栃木県吹奏楽コンクール2022.pdf

 

今日の生徒たちの動きを紹介します。

11:50 バスから降りて楽器とともに会場に入りました。

 

11:56 楽器置き場で楽器の準備をしています。

 

12:10 チューニングの時間まで、ひたすら順番待ちです。

わりと余裕です。

 

12:30 やっと本校の順番が回ってきました。 

リハーサル室で楽器のチューニングを入念に行います。制限時間は20分間です。竹松さんの的確な指示でてきぱきと進んでいきました。

チューニング終了後は、小林先生による曲の最終チェックです。

一気に緊張感が高まりました。

きっかり20分後、呼び出しがあり、ステージに向かいました。

ここから先は、カメラで追うことはできません。

 

13:10 いよいよ本校の演奏が始まりました。

言葉ではお伝えしきれませんが、緊張感とともに、ストーリーを感じさせる素晴らしい演奏でした。各ソロ演奏も最高でした。

 

13:25 演奏終了後、文化会館の庭園で記念撮影が行われました。

まずはステージで演奏した22名+小林先生です。

 

2年生の部員です。2年生にとっては、最後の県吹奏楽コンクールです。

 

*部員全員の写真です。皆さんのすっきりとした前向きな笑顔を見れば、それぞれがやり切った演奏だったことがよくわかりました。お疲れさまでした。

 

 

【中学】女子ラグビー「オッペンカップ2022」初参戦!

8月5日(金)、長野県上田市にある「菅平サニアパーク」を会場として、「オッペンカップ2022」(菅平女子セブンス2022 中学生の部)が始まりました。本校では人数が揃わなかったため、これまで参加できませんでしたが、今回、初参戦することが出来ました。

 

 

オッペンカップは、オッペン化粧品の協賛により、「ひたむきに頑張るラガールたちを応援する」ために開催されているそうです。ラガールという言葉は初めて聞きましたが、ラガーとガールを合わせた造語でしょうか?

今回の大会には、全国から17チームが参加しています。

関東甲信越はもとより、滋賀、大阪、兵庫、福岡、諫早など、全国の強豪チームが参加する「全国大会」です。

本校は初めての参加なので、生徒は試合開始前に行われる「コイントス」の練習から始めました。

1試合目は「伏見」、2試合目は「神奈川A」と対戦しました。1試合目は佐高ラグビー部の試合時間と重なっていたため、2試合目の「神奈川A」との対戦を観戦・応援しました。「神奈川A」は関東のチャンピオンのチームです。

試合前の練習も緊張気味です。 

いつもの掛け声で気合を入れています。

生徒たちは強豪相手にひるむことなく果敢にチャレンジしています。

ハーフタイムです。

試合は負けましたが、さわやかな好ゲームでした。

生徒たちは、試合の勝ち負けではなく、自分たちがこのゲームでできたこと、できるようになったことを、自分たちの成長と、とらえていました。そういった「ひたむきさと前向きなところ」がこのチームの最大の武器であると感じました。よく頑張りました。

 

最後に、サプライズとして、本校の卒業生で、現在、自衛隊でラグビー日本代表を目指している「秋田若菜さん」が応援に来てくれました。(というか、秋田さんは本校がまさか出場しているとは思わず、会場で本校生を見つけ、びっくりしたそうです)

秋田さんには、自衛隊でのラグビーの練習などについて、石井先生を通して連絡してくれるようにお願いしました。

紹介できる時を楽しみにしてます。

 

【高校】ラグビー部「菅平合宿」

8月5日(金)、中高のラグビー部の合同合宿を見学しました。中学生(女子)は「オッペンカップ2022」初参戦、高校生は、本校と足利大学附属高校、群馬県立安中総合学園高校との3校合同チームで、明治学院東村山高校と8月5日と6日の2日間、練習試合を行いました。

本校の高校生7名と中学生(男子)3名

高校生は4名が合同チームに参加しました。グリーンのヘッドギアとソックスが目印です。

いよいよ試合が始まります。佐高は後半に出場することになっていましたが、前半の途中、選手の負傷交代で岩上君が途中出場しました。岩上君は、合同チームの司令塔的存在で圧倒的な存在感を示しました。

 

後半は佐高生4名が加わります。

4名の佐高生はチームをぐいぐい引っ張ります。

 

相手は強豪校だったのでトライは奪えませんでしたが、諦めない佐高のラグビーがチームの雰囲気を変えました。

*充実した合宿を過ごしていました。

【高2】総文祭弁論部門、結果報告

8月4日(木)午後、弁論部門「優良賞」(8位)を受賞した若林仁瑛君が、校長室に報告に来てくれました。立派な賞状とおしゃれな盾を見せてくれました。

若林君の弁論のタイトルは「慣れることの恐怖」でした。発表は6分以上7分以内と決められています。

 

Q1:「慣れることの恐怖」はどのような内容ですか?

→「皆さんは、ロシアによるウクライナ侵攻が始まった時の衝撃を今でも覚えていますか? 私は、その衝撃がだんだん、日常の感覚になっていくことの危機感を伝えたいと思いました。そう思うきっかけとなったのは、あるニュースでの報道でした。ニュースのアナウンサーは、ウクライナ軍の作戦により、ロシア軍の5人の将校を殺害したことを喜ばしいことのように伝えていました。私は5人の人間が殺されたことを喜んだり褒めたたえたりすることに、大きな危機感を感じました。それは、非日常的な報道に私たちが慣れてきたことが引き起こした異常なことであり、それこそが恐怖なのではないでしょうか。こうした感覚は、今後、私たちの周りでもウクライナで起こったようなことが起こりそうな時に、それを抑止する力にはならないでしょう。私たちは、今、ウクライナを救うことはできないかもしれませんが、未来の戦争は防がなければならないと思います。

慣れはどのようにして生まれてくるのか。それは、戦争を見る視点だと思います。政治的な目線だけだと、戦争で亡くなった人間は数としか記憶に残りません。人間を殺すという本質を忘れてしまうことで、感覚の慣れが生じてしまうのではないでしょうか。

それでは、私たちは何をすればよいのでしょう。それは、一人の人間にとっての戦争という視点を忘れてはならないことだと思います。人間は殺されることによって、すべてが消えます。その瞬間を想像してください。今、戦争反対と唱えることに対して、様々な立場からいろいろな考えが語られています。しかし、それでも私は、戦争に慣れてはいけない、と叫び続けたい。それは、未来の戦争を防ぐことでもあります。皆さんは、どう考えますか?」といった内容です(以上、要約しましたが、若林君の伝えたいニュアンスとは若干異なっているかもしれません)

 

Q2:優良賞(8位)となったことに対して、どう思いますか?

→「すごく嬉しいです。本番までに、自分の一部となるくらい、繰り返し練習しました。100回以上はやったと思います。去年の県大会では、いろいろな先生のアドバイスをいただきながら、環境をテーマにした弁論を完成させましたが、今回は自分が一番伝えたいことを妥協せずにストレートに伝えることが出来ました。それを許してくれた先生方には本当に感謝しています。自分でここまでやれたことは、大きな自信になりました。また、これまで、自分は早口すぎたり、活舌が悪かったりすることをコンプレックスに感じていましたが、そうした欠点があるにしても、伝えきることが出来た、さらに、それを評価してもらえたことが、とても嬉しく思いました。」

 

Q3:全国各地の代表の弁論を聞いて、どんなことを感じましたか?

→「自分以外の弁論もほとんどすべて聞きました。一人一人、考えていることは全然違っていました。そうやって考えてきたのか、そういうアプローチもあるのか、という発見の連続で、自分の考えの幅が広がりました。最優秀賞に選ばれた生徒の弁論は圧倒的に素晴らしかったし、逆に、自分の弁論をすごく良かった、と言ってくれる生徒もいて、とても勉強になりました。」

 

*今回の若林君の弁論は、単に「優良賞になって良かったね、頑張ったね」という話ではなく、多くの人たちの生の考えに触れ、自分の生き方を改めて考える大きなきっかけになった、ということが伝わってきました。そのことは、若林君の弁論で伝えたかった「一人の人間として戦争をどう考えるか」という問いに対する答えでもあったように感じました。素晴らしい経験をしたことを心から称えます。

【教職員】栃小教研佐野支部理科部会研修会

8月2日(火)午前、「令和4年度 第1回 栃小教研佐野支部理科部会研修会」が、本校3Fの「化学教室」で行われました。佐野市内の小学校の理科担当佐野市教育委員会関係者佐野日大中等教育学校の理科担当など、40名程度の先生方が参加しました。講師は、宇都宮大学の人見久城教授です。今日は、本校の中学2年の「数理探究」の授業を小学校の理科の先生方に体験してもらいました。

テーマは「科学とは何だろう」です。

小学校の先生方も皆、夢中になって取り組んでいます。

 

次の実験は手品から始まりました。

 

最後の実験は、見えないものを見つけます。

こうして、すべての実験が終了しました。

皆さん、目を輝かせながら、「科学とは何だろう」という問いについて、それぞれ納得のいく答えを見出していたようでした。最後は、講師の人見先生への惜しみない拍手で包まれました。

 

*本日は、小学校の理科担当の先生方、佐野市の教育委員会関係者、佐野日大中等教育学校の理科担当の先生、研修、お疲れさまでした。本校の中学2年生が受けている授業と全く同じ内容を体験していただくことで、本校の魅力の一端を伝えることが出来ました。本校のことを少しでもご理解いただけたら嬉しいです。

【高3】いちぎ一会とちぎ国体「佐野市炬火イベント」

7月30日(日)、アリーナ田沼の特設会場で、「いちご一会とちぎ国体佐野市炬火イベント」が行われました。本校の岩上航君(高3-2、ラグビー部)が炬火ランナーに選ばれ、佐野市長から委嘱されました。

 

いちご一会とちぎ国体佐野市炬火イベントを開催し、炬火名の発表および炬火の点火を行いました。国体における炬火はオリンピックの聖火にあたるものです。佐野市の炬火名は「佐野でつなぐ 夢と感動 出会いの火」に決定しました。(以上、佐野市長のツイッターより。以下の写真のいくつかは、佐野市長のツイッターからの引用です。https://twitter.com/Mayor_of_SANO/status/1553316918966513664

 

*炬火ランナーという重要な仕事を任された岩上君、本番でも、よろしくお願いします。

 

 

 

身近な風景 ~佐野の清流「菊沢川」

8月1日(月)猛暑の昼下がり、佐野市を流れる清流「菊沢川」では、冷たい流れの中で涼をとっている高校生たちに出会いました。いかにも気持ちよさそうな風景でした。受験勉強で疲れた頭と体をクールダウンしたかったそうです。

左端の古橋悠斗君(高3-4)と友人たち(HP掲載の許可はいただきました)

 

水は冷たくとても綺麗です。ハヤ、オイカワなどの小魚の姿が上からも確認できます。それを目当てにアオサギや、しらさぎなどもやってきています。

また、水面すれすれをツバメが飛んでおり、エサを探しているようです。

ここは、後世に残すべき素晴らしい自然です。

【中学】栃木県吹奏楽コンクール「金賞」受賞!

7月29日(金)、宇都宮市文化会館で「第64回 栃木県吹奏楽コンクール」の中学校の部 B部門が開催されました。本校は、出場86校の中で、念願の「金賞」を受賞しました。おめでとうございます。

曲目は、福島弘和の交響詩曲「西遊記」でした。

(左から)部長の尾花彩葉さん(中3-3)、副部長の今井里歩さん(中3-3)

 

吹奏楽コンクールは、吹奏楽部にとって最大の目標でもあります。

「金賞」受賞は、現在大学1年生が中学3年生の時に獲得して以来、5年ぶりの快挙だそうです。

2人に話を聞いてみました。

 

Q1:本番の演奏の出来はどうだったのですか?

→「コンクール曲については、去年の12月に楽譜が配布されましたが、コロナの影響で3学期は全く練習できませんでした。そのため、5月の定期演奏会が終わってから、本格的な練習が始まりました。練習時間が極端に短かったため、本番の1週間前の段階では、まだまだ完成には程遠い感じでした。そこから、1日連(9時から16時)を続け、最後はなんとか間に合いました。本番では、小林先生のご指導を意識し今までで一番の演奏ができました。やりきった、という満足感がありました。」

 

Q2:金賞を受賞した感想は?

→「結果は、19時にネットで発表になりました。中3の6人全員で「栃木県吹奏楽連盟」のHPを開きました。これまではずっと銀賞だったので、今回も銀賞かな、という気持ちでした。「金賞」という文字を見た時は、皆「えっ」という驚きで絶句しました。まさか金賞だとは思ってませんでした。でも、次の瞬間、全員の目から涙がこぼれ落ちました。みんなで泣きながら喜んでいました。」

 

Q3:「金賞」受賞の喜びを真っ先に誰に伝えたかったですか?

→「まずは、去年までの部長だった恩田小春先輩(高1)に伝えたいと思いました。しかし、電話をかける前に、同じくネットで受賞を知った恩田先輩から、電話がありました。去年、金賞が取れなかった悔しさを一番感じていた先輩に、一番に喜んでもらえたことが、すごく嬉しかったです。」

 

Q4:他には誰に喜んでもらえましたか?

→「やはり、家族です。特に、高3の姉(尾花彩華さん)は、同じく吹奏楽部の部長だったのですが、その時、果たせなかった夢を3年かけて実現できたことがすごく嬉しいです。良かったねと言ってもらえました。」

 

*本当に良かったですね。5年ぶりの「金賞」には、これまでの先輩たちの思いが詰まっているし、それがなかったら、ここまで頑張れなかったかもしれないですよね。そうした伝統さえも感じられた快挙でした。皆さん、よく頑張りました。おめでとうございます。

【中2】「トリプルSプロジェクト」中間報告

7月28日(木)14:30、中学2年3組池田清子さんと小泉凛央さんが、校長室に来てくれました。二人は、自分たちが学んだSDGsについて、小学生にも自ら楽しく学んでもらえるような「ゲーム」を考えました。キーワードは「知る、主体的、サステナブル」であることから、「トリプルSプロジェクト」と名付けました。

 

二人が考えたゲームは、体育館などの広い場所で行うことを想定した「すごろく形式」のものです。とても気合が入ったプロジェクトであることを感じました。途中、時間が足りなくなったので、16時過ぎにもう一度来てもらいました。学年主任の北堀先生と担任の廣瀬先生も一緒に来てくれました。

これを実際に小学生に体験してもらうには、協力者を募ったり、実際にうまくできるか、シュミレーションを繰り返す必要があります。そこで、次回までに改善点を修正し、仲間を集め、最初のシュミレーションをしてみることにしました。

次回のプレゼン(1回目のシュミレーション)は、8月18日(木)午前中と決まりました。「なんだかおもしろそう」「一緒にやってみたい」と思った生徒は、是非二人に力を貸してください。ここまでチャレンジできる中2は、そうはいないと思います。でも、どうせやるなら、とことんやってほしいです。これならいける、というものができたら、実際に小学校で模擬授業ができるよう、お願いしてみます。頑張れ!

【高2】「ひろしまジュニア国際フォーラム」参加決定!

7月28日(木)午後、「第7回 2022年度ひろしまジュニア国際フォーラム」(オンライン開催)への参加が決定した高校2年2組青木藍花さんが報告に来てくれました。

 

今年度の「ひろしまジュニア国際フォーラム」はオンライン開催となりましたが、このフォーラムに参加するためには、いくつかの高いハードルがあります。まず、5日間のフォーラムは日本と海外の高校生によって行われるため、すべてのやり取りは英語で行われます。また、参加できる高校生は、広島県外からは5名程度しか枠がありません。第1次選考(書類審査)、第2次選考(英語での面接、事前プログラムの参加状況)によって、6名が選ばれました。倍率は5倍以上だったそうです。

(「国際平和拠点ひろしま」のHPより引用)

また、5日間の日程は以下のようになっています。

2日目からの英語でのグループディスカッションを経て、4日目は「広島宣言」を作成、最終日は発表が行われます。

新型コロナの影響で、これらはすべてオンラインで行います。

(昨年度の活動の様子、同HPより引用)

 

*青木さんへの質問です。

Q1:なぜ、このフォーラムに参加しようと思ったのですか?

→去年の「英語弁論大会」で、1954年、国連に「平和の鐘」(ピースベル)を寄贈した中川千代治さんのことをスピーチしました。その際、英語の大嶋先生のお力で、中川千代治さんの娘さんにお会いし、インタビューすることができました。これが、私にとって「平和とは何なのか」を考えるきっかけになりました。

中川千代治 ~時を超えて鳴り響く、“平和の鐘”の音

(https://sotokoto-online.jp/people/10096)

そして、今年度の課題研究では、「平和を次の世代にどのように伝えることが出来るか」について考えることにしました。そんな時、フォーラムの存在を知り、担任の川俣先生に「青木さんにぴったりじゃないの!」と背中を押され、応募しました。

 

Q2:このフォーラムでは、特にどんなことを学びたいと思いますか。

→私は今、英語ディベートをしているので、5日間、すべて英語でやりとりをする、ということに大きな魅力を感じています。また、日本は唯一の被爆国として「被害者」という視点が前提にありますが、国によって平和に対する考え方が違うと言われています。そのことを肌で感じてきたいと考えています。

 

*青木さんがこのフォーラムに参加することになったのは、大きな必然があったように感じました。フォーラムで学んだことをぜひ、本校生にも伝えて欲しいと思います。頑張ってきてください。

 

【中学】野球部「朝練」

7月28日(木)ラグビー部の朝練の様子を見ていたら、中学の野球部も朝練をしていました。朝7時半くらいから部員が集まりだし、グランド整備をしてから8時には練習が始まっていました。

休憩や水分をとりながら、練習をしていました。

練習が終わったあとのプールが楽しみだそうです。

暑い中ですが、熱中症に気をつけて頑張ってください。

【高校】卓球部「朝練」

7月28日(木)、高校の卓球部は、毎日朝6時45分から8時30分まで、朝練をしています。

 

体育館内では、送風機も回ってましたが、卓球に風は禁物なので、直接、風が当たらないように工夫していました。

まだ涼しい内に、高い集中力で練習に取り組んでいました。

*朝、早くから登校して練習し、そのあとは勉強、とメリハリのある生活を送っているようです。

素晴らしいです。

【中高】ラグビー部「朝練」

7月28日(木)朝7:30、校庭では、中高のラグビー部が合同で朝練をしていました。夏休み中は毎日、朝7時から9時まで(課外のある高校生は8時まで)練習しているそうです。

 

中高の部員とマネージャーを合わせると、30名近くいました。

石井先生、柾木先生も、生徒と一緒に練習しています。

練習途中に、挨拶までしてくれました。

中高それぞれのミーティングも行われています。

そして、再び、中高合同の練習です。

練習の合間に、水分補給や休憩を取りながら、涼しい内に効果的に練習をしていました。

8月に入ると、菅平での合宿も始まるそうです。頑張ってください。

 

【中高】旭城祭の「壁画」完成しました! by 美術部

7月27日(水)午後3時頃、旭城祭恒例の美術部の壁画が完成しました。中高の美術部、総勢38名により、短時間でクオリティの高い作品が完成しました。

 

壁画チーフの平川柚葉さん(高2-2)と岩田彩那さん(高2-3)のコメントです。

「こんなに速く、完成度の高いものが出来るとは思ってませんでした。本当に、皆さんの協力のおかげです。ありがとうございました。」

*作り始めたのが25日(月)だったので、3日間で完成するとは驚きました。しかも、このクオリティの高さは素晴らしいです。中高美術部の技術力、集中力、チームワークなど、ポテンシャルの高さを遺憾なく発揮してくれました。さすがです。

 

今年は、体育館のステージに掲げる看板を初めて作成しました。中学生が担当しました。

中学生の部長の阿部希美さん(3-3)、そして大島暖心さん(3-3)、王一帆さん(3-2)のコメントです。

阿部さん

「すごく急だったにもかかわらず、みんなで協力できていいものが出来ました。すごく楽しかったです。」

大島さん

「みんな本当に一生懸命にやってくれて、思ったよりクオリティが高いものが出来ました。ほんとに良かったです。」

さん

「壁画と看板が同時進行だったので、時間がかかるかなと思いましたが、中学生25人が力を合わせ

たら1日で終わったのでびっくりしました。」

 

*中高美術部の皆さん、お疲れさまでした。とても素敵な壁画と看板が出来ましたね。良かったです。

 

【高校】クールアースデイ佐野 ~軽音楽部

7月18日(祝)は、佐野市のクールアースデイで、市役所周辺で様々なイベントが催されました。本校の軽音楽部は、16:40~ら17:00、市役所1Fで3曲の演奏を披露しました。メンバーは、高沢理瑚(ボーカル、3-4)さん、笹村色織さん、越田和哉君(3-2)、田中誠人君(3-3)、磯貝虎生君(3-4)の5人です。

ホワイトベリー「夏祭り」→ https://youtu.be/GVqusH041dk

当日は多くのお客さん(50~60名くらい)が来てくれました。

軽音楽部にとって、旭城祭での発表(演奏)が最後の晴れの舞台です。

ボーカルの高沢さんは、悔いの残らないように練習して、さらに完成度を高めていきたい、と抱負を語ってくれました。

*高校生活の最後の夏を燃焼させてください!

 

【中学】県中学校総合体育大会(陸上競技)

7月26日(火)、赤見運動公園陸上競技場で、中学総体の陸上競技の県大会(2日目)が行われました。昨日は猛暑の中で競技が行われましたが、今日は一転して突発的な雨の中で行われました。

一瞬、雨が止んでいたので、テントの外でポーズをとってもらいました。生徒たちは前向きで元気いっぱいでした。

朝からの雨でテントに溜まった雨水を払っていました。

大会の結果については、後日、お知らせします。

【高2】STEAM教育のピクトグラム作成

7月19日(火)放課後、高校2年生の美術部の岩田彩那さん(2-3)と平川柚葉さん(2-2)の2人は、課題研究に「STEAM教育」の視点を導入するため、STEAMを表すピクトグラム(絵文字)を制作し、持ってきてくれました。

 

課題研究は、国語や数学、理科、社会、英語といった一つの教科の中だけで完結することはありません。かならず、多くの教科の内容にまたがっています。このことを「教科横断型の学習」などと言っていますが、そのことを今、最も旬な言葉で表現したのが「STEAM教育」です。STEAMは、以下の頭文字をとっています。

S:サイエンス、T:テクノロジー、E:エンジニアリング、A:芸術、教養、M:数学的手法

自分たちの課題研究の中に、そういった「教科横断型」の学習のどの要素が含まれているかを意識して研究することは、とても重要です。

ところで、課題研究は、SDGsの何番の目標の達成を目指すかなどと、研究の目的を設定していますよね。

その目標の達成のために、どのような研究の手法を用いてアプローチするかが「STEAM教育」の視点でもあります。この手法を端的に表すピクトグラム(絵文字)を岩田さんと平川さんの2人が作ってくれました。

↓これです。いずれも、(AIなどではなく)人間が考え、行動することから、「頭脳」のモチーフが共通しています。

これは2人のアイディアの素晴らしいところだと思います。

このピクトグラムは、課題研究をパワーポイントやポスターで発表する際、研究のために、S:サイエンス、T:テクノロジー、E:エンジニアリング、A:芸術、教養、M:数学的手法、のどれが使われているかを簡潔に示すことが出来ます。こんなふうに使えます。↓

2人は、私が美術室に行った時、「誰かSTEAM教育のピクトグラムを作ってくれないかなあ」という独り言を聞き逃さず、レベルの高い作品に仕上げてくれました。ありがとうございました。

【中高】美術部「旭城祭の壁画」制作

7月25日(月)午後、美術室では中高の美術部員が「旭城祭の壁画」のための下書きをしていました。

 

今年の壁画は、旭城祭のテーマである「笑顔満祭~廻る縁、巡る夏」に合わせて、「初音ミク」が登場する構図となりました。美術部員が作成したいくつかの候補の中から、高校1年3組山口桃佳さんの原画が選ばれたそうです。

まずは、壁画となる「段ボール」を張り合わせ、段ボールに鉛筆で、数センチ間隔で縦横に線を書いていきます。ちょうど方眼紙のように、段ボール上に、規則正しく真四角に区切った「ますめ」を作ります。

原画にも同じように、縦横の線を書き込みます。原画の「ますめ」の中に描かれている線を、段ボールの大きな「ますめ」の中に、拡大して写し取ります。

拡大された原画の写しが出来たら、そこにペンキで色を塗っていきます。(ちなみに、顧問の大田原先生は、ちょうどこの時、ペンキの買い出しに行っていました。お疲れ様です。)

生徒たちは、職人さんのように、自分たちのやるべきことを黙々と進めていました。

どんな壁画が完成するか、楽しみです。

 

 

【中高】宇都宮大学グローバルサイエンスキャンパス開講式

7月23日(土)9時~、宇都宮大学陽東キャンパス「アカデミアホール」で、「令和4年度 宇都宮大学 グローバルサイエンスキャンパス 開講式」が行われました。

 

宇都宮大学の科学人材育成プログラムは、 iP-U (アイピーユー:incubation program for innovative students at Utsunomiya University)と呼ばれています。

宇都宮大学は、数ある大学の中から、文部科学省によって、平成27年度にGSC(グローバルサイエンスキャンパス)に採択されました(第1期)。平成31年度には継続して採択され(第2期)、今年度で通算8年目を迎えました。

GSCは現在11大学(宇都宮大学、東京大学、東北大学、広島大学、金沢大学、名古屋大学、神戸大学、慶應義塾大学、静岡大学、島根大学、琉球大学)が採択されており、宇都宮大学のSGC事業(iPU)は、非常に高く評価されており、県外の高校生も数多く受講しています。

今年度は、募集40名のところ、県外24校を含む52校から101名の応募があり、選抜の結果46名が合格しました。本校からは、中学3年1組の松葉紳一郎君、高校1年1組の戸室葵さん、2年4組の柳川凛さんの3名が合格しました。おめでとうございます。本来、高校生が対象ですが、中3の松葉君は選抜試験(筆記とビデオメッセージ)の成績が優秀であったため、見事合格しました。

本日は、その開講式が行われました。

赤い矢印の3名が本校生です。

開講式終了後から、講座が始まりました。

次の講座の準備をしている柳川さんに会うことが出来ました。

3名とも、頑張ってください。

【中学】県総体、男子バスケットボール(1回戦)

7月22日(金)、令和4年度 栃木県中学校総合体育大会(バスケットボール)の1回戦で、那須塩原市立三島中学校と対戦しました(会場:県北体育館)。地区大会を1位で通過した強豪校を相手に惜敗しましたが、生徒たちは最後まで諦めずに戦いました。よく頑張りました。

 

 

 

 

【中3】シンカゼミ・インタビューのアポ取り

7月19日(火)・20日(水)放課後、中学3年生の「シンカゼミ」でのフィールドワーク(インタビュー等)のアポ取りのため、正面玄関に設置してある公衆電話の前には、順番待ちの列ができていました

 

 電話でのアポ取りは、以前の「マイチャレンジ」のように事前に先生方が根回しをしておく、なんてことは一切ありません。生徒たちは、自分たちの行っている研究(商品開発)に関するフィールドワーク(インタビュー等)先を自ら選定し、どのように説明すれば、趣旨を理解していただけるか、話す内容を練り上げてから電話をします。

もちろん、断られることは普通にあります。そうした際には、先生方と相談しながら、必死に別のフィールドワーク先を探します。しかし、最終的には何とか決まります(というか、決まるまでやります)。直接訪問してお話を伺う場合もあれば、オンラインでのインタビューとなることもあります。

これらは、自分たちの壁(殻)を破るための大切な一歩です。

充実したフィールドワークとなることを願っています。

 

【中学】学校説明会(8/11)リハーサル

7月20日(水)放課後、来月11日(山の日)に佐野市文化開会で開催予定の「学校説明会」のリハーサルを行いました。

 

 

令和4年度の附属中学校「学校説明会」は、8月11日(木・山の日)に行われます。

午前の部<佐野市内在住者対象>

  9:30開場 10:00~11:00

午後の部<佐野市外在住者対象>

 13:00開場 13:30~14:30

*参加できるのは、小学6年生児童及びその保護者1名です。

 

説明会では、中高の生徒が「学校生活の説明」をします。今日は、そのリハーサルを行いました。

*本番での生徒の皆さんの活躍を楽しみにしています。

【高校】ジェンダーレス制服調査インタビュー

7月19日(火)放課後、筑波大学人文・文化学類2年生の朝賀史織さんが、「ジェンダーレス制服調査のインタビュー」のため、本校を訪れました。生徒会長の土屋君がインタビューを受けました。

 

朝賀さんは、大学で文化人類学を専攻していて、「ジェンダーレス制服の導入からジェンダーの意識の変化はどのようになっているのか」を調べているそうです。

ジェンダーレス制服導入のきっかけを作った生徒会長の土屋君への主な質問は、以下の5つでした。

 

1 今、それぞれの制服の選択率はどのくらいですか?

2 制服を変えることを公約にしたきっかけは何でしょうか?

3 自分らしさを尊重するなら私服という選択肢もあるように感じますが、なぜ制服にこだわったのでしょうか?

4 反対意見はなかったのでしょうか?

5 実際に、制服が変わったことについてどう思いますか?

 

なお、本校を調査対象に選んだ理由を聞いたところ、ネットで検索したら本校の取組が出てきたそうです。

土屋君がどのように答えたのかは知りませんが、朝賀さんの研究がうまくいくことを願っています。

わざわざ栃木県まで来てくれて、ありがとうございました。

身近な風景 ~セミ・チョウ・トンボ

自然大好きの草野さん(佐野市在住)から、たくさんの写真をいただきましたので紹介します。

 

まずは、7月5日頃、梅林公園で羽化したニイニイゼミです。幼虫に泥が付いているのが特徴です。一番最初に羽化するのは、このニイニイゼミのようです。

 

次は、アゲハチョウです。7月10日頃にいただきました。

 

こちらは、クロアゲハです。この写真は今日いただきました。

 

ハグロトンボだそうです。

昆虫たちが軽々と空を飛んでいる姿を見ていると、自分の中の余分な力がふっと抜けていくような気がしました。

素晴らしい写真をご提供いただき、ありがとうございました。

 

 

 

身近な風景 ~県立博物館企画展

7月17日(日)宇都宮市にある栃木県立博物館の企画展「アンモナイトの秘密 ~いまもいきるアンモナイトのなかま」「ダンゴムシ」を見学しました。皆さんも、夏休みになったら、ぜひ訪れてみてください。両企画展ともに、地味なテーマではありますが、非常に見ごたえがありました。

 

こちらが、企画展「アンモナイトの秘密」の入り口です。

中に入ると、「世界最大のアンモナイト生体復元」のコーナーが目立ちました。実物大の模型と化石が展示されています。もちろん写真撮影OKです。

宝石になったアンモナイトの輝きに引き付けられました。

変わった巻き方をしている化石も多数見つかっています。

日本国内でも、多数のアンモナイトの化石が出土しています。

栃木県からも発見されています。

アンモナイトは絶滅してしまいましたが、その仲間たちは今も繁栄しています。

イカやタコは、アンモナイトと同じ軟体動物で、近い関係にあります。

アンモナイトは、中学の地学分野で出てくる「示準化石」(この化石が見つかると、その時代がある程度、推測できる化石)として有名ですが、こんな暮らしをしていたのか、と驚きの連続です。

 

同時期に開催しているミニ企画展「ダンゴムシ」も楽しい展示です。

今回の企画展は、写真撮影OKでした、それどころか、「ハッシュタグ#ダンゴムシでつぶやいてね!」と投稿OKです。博物館もSNSを最大限に利用していました。

アンモナイトと同様に、SNS映えする展示が満載でした。

皆さんも、博物館から投稿してみませんか?

【中学】速報「全国ディベート甲子園」全国大会出場決定!

7月17日(日)、「第27回全国中学ディベート選手権(ディベート甲子園)」の関東甲信越地区予選2日目がオンラインで行われました。予選1日目(6月19日)で、本校は暫定4位と好発進をしました。今日の2日目で、全国をかけた戦いに見事勝利し、特設活動の創設以来、悲願の全国大会初出場を果たしました。おめでとうございます。

全国大会出場決定の瞬間です。石塚先生も感極まっていました。

 

今回のディベートの演題は、「日本は中学生以下のスマートフォンなどの使用を禁止すべきである。是か非か」です。

全国大会出場をかけ、強豪校である「桜蔭中学」と対戦しました。勝った方が全国出場という大一番です。

試合が終わりました。ジャッジからの講評が始まりました。講評を聞く限り、大接戦でどちらが勝ってもおかしくないような内容でした。若干、重苦しい雰囲気が漂っていました。どちらが勝ったかは、最後の最後に発表になります。

そして、運命の瞬間がやってきました。

結果は、本校が3-0で圧勝でした。歓喜が爆発しました。

別室で応援していた同級生や後輩たちが次々に集まり、歓喜の輪が広がりました。

今日の2日目で、全国大会の出場枠6校の内、4校が確定しました。

開智中、浅野中、創価中、そして佐高附属中です。司会の方から「佐高附属中、初出場です」と紹介され、大きな拍手が沸き起こりました。

明日の3日目は、この4校で準決勝、決勝が行われ、今日敗れた4校で、最後の2枠を争います。いずれも、私立の超進学校(中高一貫校)です。

こうして、予選2日目が終わりました。数々の激戦を行った仲間たちと再び顔を合わせ、健闘を称え合いました。

この日、応援に駆け付けてくれたOBの若林君(現高2。中3の時はコロナで大会がありませんでした)からも、お祝いと激励の言葉がありました。もちろん、校長からも「おめでとう」と言わせていただきました。

 

明日も試合は続きますが、全国大会初出場決定を祝して、ペットボトルのお茶で乾杯しました。

明日の準決勝、そして決勝、頑張ってください! 応援しています。

【高2】「とちぎユースチャレンジ」に採択されました!

7月15日(金)放課後、3名の高校2年生が校長室に報告に来てくれました。「とちぎユースチャレンジ」に応募し、7月2日に行われたプレゼンの結果、「ステップアップコース」(中・長期、補助金10万円、補助件数3件)での採択が決まったそうです。良かったですね。

(左から)木村香乃音さん(2-2)、小熊優衣さん(2-2)、須貝咲那さん(2-1)の3名

 

これは「とちぎユースチャレンジ」でのプレゼンのパワーポイントです。

 

以下は栃木県の「とちぎユースチャレンジ」のHPです。

https://www.pref.tochigi.lg.jp/c07/life/seishounen/seishounen/kouhou/r4yusuboshuu.html

3名は、教室の後ろの壁に掲示してあった上記の「チラシ」を見て応募したそうです。こうしたチャレンジ精神フットワークの軽さが素晴らしいと思いました。チャンスを自分からつかみ取っています。

 

3名は、課題研究の一環として、教育格差の問題に取り組んでいます。教育格差の解消に向けて、教育を受ける機会を確保している国々の学生等と交流し、日本に欠けている視点や取組について研究したい、という希望を話してくれました。

 

私からは、自分たちだけでなんとかしようとせずに、いろいろな人たちの考えを伺ったり、巻き込んだりすることで、考えを深めたり、活動を広めたりしていくといいのではないか、とアドバイスしました。

また、毎週木曜日と金曜日の放課後、寮で開催されている「哲学カフェ」(阿見拓男先生の主宰)では、「格差」をテーマに議論されていたので、そこに参加してはどうかと勧めました。

その後、実際に「哲学カフェ」に参加してくれました。自分たちの考えを「哲学カフェ」の参加者に説明していました。

今後の3名の研究がうまくいくことを願っています。頑張ってください。応援しています。

【中2】「道徳」(消防団)の授業見学(高木先生)

7月15日(金)7限目、中学2年1組の「道徳」の授業(高木先生)を見学しました。社会参画、公共の精神をテーマにした「消防団」の仕事に関する授業でした。本校の卒業生で、葛生で理髪店を営みながら、長年「消防団活動」されている三浦克久さんが、附属中生のために、ユーチューブ動画(https://youtu.be/MbcAh06vvTQ)を作成してくださいました。消防団の活動や、なぜ、消防団活動を続けているか、などについて、わかりやすく説明してくださいました。

 

授業では、教科書で紹介されている巻出さんが、なぜ消防団を続けられたのかをグループで話し合いました。

いくつかの班で、発表してもらいました。

生徒たちからは、自分たちが町を守っているという「誇り」を感じていたからこそ、続けられるのではないか、という意見が出されました。

そこで、葛生町で理髪業を営む「三浦克久」さん(本校の卒業生)が作成してくださったユーチューブ動画を視聴しました。三浦さんは、昨年度もユーチューブ動画を作成してくださいましたが、今年度版はさらにシンカしていました。

→ ここで実際に視聴できます! https://youtu.be/MbcAh06vvTQ

約9分間の動画は、とてもわかりやすくまとめれており、消防団の仕事や課題などについても知ることが出来ました。生徒の皆さんの予想どおり、三浦さんも、消防団活動を通して町を守っているという「誇り」に溢れていることを感じました。

教科書では、京都の消防団が取り上げられていましたが、佐野市内で消防団として活躍されている、自分たちの先輩の発言にはリアルさがありました。生徒たちは、自分たちのこととして考えることが出来ました。

 

*三浦克久様におかれましては、お仕事でお忙しい中、今年度も生徒たちのためにユーチューブ動画を作成してくださり、ありがとうございました。

このような同窓生がいらっしゃることを、私たちも「誇り」に思っています。

 

【高校】美術部作品集「ACANTHUS」創刊!

7月14日(木)放課後、高校美術部の代表4名が、顧問の大田原先生とともに、完成したばかりの美術部作品集「ACANTHUS」を持ってきてくれました。

(左から)磯村二葉さん(1-2)、永島春佳さん(部長、3-2)、塩原明莉さん(副部長、3-1)、植木麻央さん(1-2)

 

今回、美術部は、初の作品集を40部作製しました。タイトルは「綺羅星に向かう君へ」です。

美術部総勢11名によるイラスト&マンガ作品集で、創作テーマは「擬人化」です。部員それぞれが、興味あるもの、こだわりのあるものを擬人化して表現しています。

今回、作品集を制作したきっかけや苦労したこと、楽しかったこと、各自が作成した作品について説明してくれました。イラストやマンガは、パソコンやスマホで制作することが多いそうです。水彩や色鉛筆で作成した作品は、スキャナーで読み取り、データ化しました。

永島春佳さん(部長、3-2)

 

塩原明莉さん(副部長、3-1)

二人は附属中2年生の時に、好きなマンガ「文豪ストレイドックス」がアニメ化されたことがきっかけで、アニメの世界に引き込まれました。また、高校の美術部で「GIFアニメ」を制作したことから、アニメーションの制作に興味を持ちました。お互いに影響し合って、今があるそうです。

 

磯村二葉さん(1-2)

 

植木麻央さん(1-2)

磯村さんと植木さんは、なんと附属中1年から高校1年までの4年間、すべて同じクラスだそうです。思わず、偶然にそうなる確率を計算してしまいました。(108分の1でしょうか。)そのせいか、息もぴったりでした。

 

顧問の大田原先生。美術部員としっかりなじんでいました。

 

今回の作品集は、希望者に無償で配布しているそうです。美術室から図書館へと向かう通路沿いに展示しています。

あと10部くらいしかないそうですが、もし希望者が多い場合は、増刷を考えるそうです。

 

*美術部の皆さんは、とても仲が良く、もう楽しくて仕方がない、といった感じでした。こうした仲間に巡り合えたことは、とても素晴らしいと思います。また、とても素敵な作品集ができて、良かったですね。旭城祭に展示する作品制作も楽しみにしています。

【卒業生】「おてつたび」で地域創生

7月1日(金)、日本テレビの「ZIP」(7:27頃から)で、本校の卒業生「大芦さくら」さん(大学3年生)が登場しました。今、大学生などの間で大人気となっている「おてつたび」の体験インタビューが放送されました。

(日本テレビ「ZIP」のテレビ画面より)

 

番組は「日経トレンディ」編集長が、2022年の下半期の流行予想の特集で、旅部門で「おてつたび」が取り上げられていました。「おてつたび」は、お手伝い(仕事)と旅を掛け合わせた造語です。

「人手不足で困っている農家や旅館などの事業者」と「知らない地域へ行ってみたいという若者」をマッチングする「地域創生のビジネスモデル」でもあります。

大芦さんは、長野県のフルーツ農園で、短期の「おてつだい」(仕事)をしていました。「おてつだい」といっても仕事ですので、しっかりアルバイト代をもらうことができます。

(「おてつたび」の仲間からも、HPで紹介する許諾を得ています。)

 

大芦さんは、「おてつたび」の常連のようです。これまでに、さくらんぼ農家の収穫のおてつたび古民家の改築のおてつたび畑作業のおてつたび、などに参加しています。人気のある「おてつたび」は3~5倍の倍率になるそうです。

(大芦さん提供の写真です)

 

大芦さんは、大学生という立場を最大限に活用し、いろいろなことにチャレンジしています。

今年の1月から4月にかけて、島根県の隠岐諸島にある海士町(あまちょう)の町役場でインターン(職場体験)をしていました。海士町は、隠岐島前高校で実践されている教育モデルを基に、ブータンでの教育改革に協力するプロジェクト(海士ブータンプロジェクト)を進めており、大芦さんは、海士町とブータンをつなぐ仕事をしていました。

(左から2番目が大芦さん)

大芦さんは、将来、LGBTQなど、少数者の権利を守ることに寄り添った仕事をしたいという思いがあり、「ダイバーシティ&インクルージョン」に関わる仕事もしています。(ダイバーシティ&インクルージョンとは、性別、年齢、障がい、国籍などの外面の属性や、ライフスタイル、職歴、価値観などの内面の属性にかかわらず、それぞれの個を尊重し、認め合い、良いところを活かすこと、とされています。)

 (右上の司会者が大芦さん)

大学生ということを最大限に活用して、さまざまなことにチャレンジしている姿には、圧倒されるものがありました。これも、SGH校であった本校で学んだことが基盤になっているそうです。

 

なお、大芦さんは、8月18日(木)に本校で開催される「大学説明会」~卒業生との交流会に、参加してくれることになっています。具体的なお話を聞きたい人は、是非、参加してみてください。生徒の皆さんへの案内は、もう少し先になるかもしれません。

 

【高3】野球部3年生の試合結果報告

7月11日(月)放課後、野球部の3年生5名(選手4名、マネージャー1名)が、10日に行われた高校野球1回戦の報告とお礼に、校長室まで来てくれました。新チームの結成から最後の試合まで、よく頑張ったことを称えました。

 

来てくれたのは、野球部3年生の若田部夢翔君(3-2)、松本響輝君(3-3)、猿橋広大君(3-2)、古橋悠斗君(3-4)、松井梓紗さん(3-3)の5名です。チーム結成時は、大嶋監督によく怒られていましたが、よくぞここまで成長したな、としみじみと感じました。その頑張りを考えると「表彰カード(No.3~7)」に値すると思いました。

これからは、それぞれの進路実現に向けて、勉強頑張ってください。これまで以上に応援しています。

【高3】全国高校将棋「竜王戦」県予選・竹熊君優勝!

7月9日(土)・10日(日)、宇都宮市の教育会館で開催された「第35回全国高校将棋竜王戦栃木県予選」で、3年4組の竹熊柊君が優勝し、「栃木県の竜王」となりました。おめでとうございます。竹熊君は、8月17・18日福岡市で行われる全国大会への切符を手にしました。

 

今大会には、高校生(学年、男女を問わず)約80名が参加しました。本校からは、竹熊君の他、荒川成瑠君(3年1組)、渡辺将有君(2年2組)が参加しました。優勝するまでには、予選で2回、決勝トーナメントで6回、計8回、対戦しなければなりません。1日目(9日)でベスト4が決定し、2日目(10日)は、準決勝、決勝が行われました。

準決勝では、本校生の渡辺将有君と対戦し、1時間半以上の大接戦を制しました。竹熊君は「事実上の決勝戦だった」と受け止めていました。渡辺将有君は4位になりました。

決勝の相手は、昨年度の新人戦で優勝した宇都宮高校の生徒で、「序盤は一進一退の攻防が続いたが、中盤に竹熊君が仕掛けて優勢に転じると、最後まで攻めの将棋を貫き、勝利をたぐり寄せた」そうです(7月11日付け、読売新聞15面の記事から引用)。県内では敵なしだった竹熊君が、前回の新人戦で、初めて負けた相手だったので、不安はありましたが、今まで以上に挑戦する気持ちで臨みました。優勝できて、ほっとしたと同時に、嬉しさがこみあげてきたそうです。

8月17,18日の全国大会は3年ぶりの開催で、各県の「竜王」たちと対戦します。「ずっと出たかった全国大会なので、出場できることが嬉しくて、すごく楽しみ」と喜びを語っていました。さらに「これまでの個人戦全国大会の最高成績であるベスト8を超えていきたい。ベスト8に入れる実力があれば、優勝できるレベルなので、最初で最後のチャンスをつかみ取りたい。」と力強く宣言してくれました。

また、全国高校将棋竜王戦(福岡市)では、あの藤井聡太竜王が審判長(特別ゲスト)で参加されるそうです。これは凄い大会ですね。

 

*これまで県内敵なしでしたが、初めて負けたことで、新たに挑戦者となり、一回り大きく成長したように感じました。全国大会での活躍を期待しています。応援しています。

竹熊君にも、ささやかながら、校長からの「表彰カード」(No.2)を授与しました。

【高校】高校野球1回戦「 vs 宇都宮北高」 

7月10日(金)清原球場の第2試合で、1回戦「宇都宮北高」と対戦しました。試合前から気合が入り、満を持しての対戦の火ぶたが切られました。結果は惜敗でしたが、実力校相手に互角の戦いを見せてくれました。

 

選手や応援団は、試合開始(11時)の1時間以上前から会場に入り、入念な準備を行っていました。

 

第1試合の終了が11時30分であったため、第2試合の開始は12時10分となりました。

  

ピッチャーの古橋君は最後まで力投しました。よく頑張りました。

 

<攻撃>

何度も3塁まで進みました。あと1本が出なかったことが惜しまれました。

 

<守備>

何度も本塁でアウトにしています。追加点は最小限に抑えていました。

 

<応援団>

 みんなの気持ちがぴったり合い、心のこもった応援でした。

このような応援をしてもらえる選手たちは幸せだと思います。

 

<試合終了>

選手たちには悔しい気持ちが溢れていました。

3年生はこれで引退となりますが、持てる力を発揮した結果であることに悔いはないと思っています。

本当にお疲れさまでした。

応援委員会の3年生です。彼らも夏の思い出を共有することが出来ました。

 

PS:7月11日付け、下野新聞15面の記事を掲載します。(掲載許可は得ています)

 

【中学】佐野市総体バレーボール大会

7月8日(金)アリーナたぬまで、「佐野市総合体育大会バレーボール大会 女子の部」予選リーグの様子を見学・応援しました。この日は、高校野球の開会式がありましたが、終了後直行し、11時からの佐野北中との試合に間に合いました。

 

 

気合を入れて試合に臨んでいました。

 

伸び伸びとしたプレーが随所に見られました。

 

特に、各人のサーブはとても良かったと思いました。

 

*試合は、惜しくも敗れましたが、実力的には全く互角だったと思いました。

3年生の皆さんは、よくここまで頑張りました。負けはしましたが、普段の練習のおかげで、この日があったと思います。

ご苦労様でした。

 

【高校】高校野球「開会式」

7月8日(金)、9時から県営球場で「第104回 全国高等学校野球選手権栃木大会」の開会式がありました。61校58チームが勢揃いし、佐野高校も気合いの入った行進を見せてくれました。

 

開会式の来賓祝辞で、福田富一知事からこんなお話がありました。

「夏になると、毎年思い出すのは、50年前、自分が中学生、そして高校生だった時、最後の大会で負けた試合のことだけである。勝った試合のことは覚えていない。負けたくやしさ、同時に、やり切ったという気持ちは人生の宝物でもある。どのチームも勝ち残れるわけではないし、勝つことがすべてではない。この夏の経験が、皆さんの人生にとって宝物になるよう、頑張って欲しい。」といった内容でした(記憶が間違っていたら、ごめんなさい)

このお話は、高校野球だけでなく、様々な部活動をやっている高校生に共通することだと思います。

高校野球だけが特別というわけではなく、一人一人にとって、全力で燃焼できるものがあることが、これからの人生をさらに豊かにしてくれるのではないかと思います。

そうした皆さんの頑張りを本校は全力で応援しています。

 

なお、本日、開会式に先立ち、部長・監督として、永年貢献されてきた方の表彰式がありました。

本校の大嶋俊彦監督が、20年表彰を受けました。おめでとうございます。

【高校】高校野球「開会式」前日!

7月7日(木)放課後、第二グランドで練習している「野球部」を訪問しました。

 

野球部員は、明日の開会式に向けて、気合が入っていました。

まず、部長の若田部夢翔君(3-2)に、今の気持ちと抱負を語ってもらいました。

「明日の開会式は3年ぶりに開催されますが、自分たちにとって初めての体験です。試合と同じくらい気合を入れて、行進したいと思います。また、1回戦の宇都宮北高校は練習試合で戦ったことはありますが、強いチームです。しかし、この1回戦に勝利し、一気にベスト8まで勝ち上がります!」

*力強い言葉に感動しました。自分たちに自信を持っていることが伝わってきました。

この後、一人一人、大会に向けた決意を語ってくれました。

素晴らしいコメントの連続で、チームとしての一体感を感じました。

古橋悠斗君(3-4)、猿橋広大君(3-2)

松本響輝君(3-3)、三品遥人君(2-4)

 

田中大喜君(2-1)、大門侑之将君(2-3)

須永涼雅君(1-3)、宮田光君(1-3)

 

仁木大登君(1-1)、小林累偉君(2-3)

郷煌太朗君(2-2)、仁木育君(1-4)

 

松井悠人君(1-2)、飯塚蕪我君(1-2)

米田陸玖君(1-3)、堤崎宗司郎君(1-4)

 

松井梓紗さん(3-3)、原島亜純さん(2-2)

青木優奈さん(1-3)、新井柚香さん(1-3)

 

明日の開会式、そして、10日(日)の1回戦、全力で頑張ってください。

学校全体で応援しています。

【高2】クビアカツヤカミキリの駆除作戦!

7月4日(月)放課後、「外来種クビアカツヤカミキリの駆除」をテーマに研究している高校2年生の課題研究班が、佐野高校のサクラを守るために何ができるかをプレゼンしてくれました。

(左から)山田ふうこさん(2-3)、海原透矢君(2-4)、門脇行貴也君(2-4)

研究班の生徒たちは、専門家から効果的な駆除対策についてレクチャーを受けており、事務室の小倉さんにも同席してもらい、本校でできる具体的な対策について検討しました。

課題研究班の山田さんと海原君は、中3のシンカゼミでも「クビアカツヤカミキリ」研究を行っています。本種の生態や被害の実態、駆除方法などについて、小学校で模擬授業を行っています。

その当時と比べて、クビアカはどんどん生息地を広げていることから、高2での課題研究のテーマとして、駆除作業に取り組む事にしたそうです。山田さんたちは、本校の敷地内のサクラにクビアカの幼虫が生息していることを確認してくれました。また、⒍月下旬からは成虫を確認しています。

クビアカツヤカミキリの成虫

 

そこで、校内のサクラと梅の樹から出てきた成虫が他に飛んでいかないように、また、他から成虫が入ってこないように、目の細かいネットで樹の周りを覆うことから、始める事にしました。

事務室の小倉さんは、すぐにネットを購入してくださいました。

樹の周りに落ちている木くずは「フロス」と呼ばれており、幼虫が樹の中を食い荒らしている時に出てくるものです。これが見られると、その樹に幼虫がいることが分かります。

7月⒍日(水)

班員3名と小倉さん、事務長さんと一緒に作業に取りかかりました。

このように、ネットで樹木を覆います。

成虫を見つけたら、直ちに捕獲し駆除します。

ためらわずに殺処分しなければなりません。

保健室前の梅の老木にもネットで覆いました。

 

校庭の北側のサクラの樹(5本分)にもネットをかぶせました。約2時間の作業でした。

佐高の象徴でもあり、入学式を彩るサクラを守りたい、という生徒たちの熱い思いが伝わってきました。

 

この後、駆除の第2段階として、成虫を捕獲するワナをたくさん作って設置することで、被害を食い止めようと考えているそうです。先行事例の文献を調べて、設計図を作っていました。

 

佐高のサクラの樹を守るため、ここまで頑張ってくれている生徒たちを頼もしく感じました。

 

 

 

【中3】宇都宮大学 iP-U 合格!

7月6日(火)昼休み、中学3年1組松葉紳一郎君が、宇都宮大学の「令和4年度グローバルサイエンスキャンパス(iP-U)」に合格したことを報告に来てくれました。

 

宇都宮大学グローバルサイエンスキャンパス(iP-U)は、高校生が大学で科学に触れるだけでなく、実際に大学生と同じように研究することができる高度な内容です。当然、高校生を対象にしていますが、今回、中学3年生で応募したところ、非常に高い倍率であるにもかかわらず合格しました。筆記試験と動画による自己アピールにより決定しました。

7月23日に、宇都宮大学で開校式が行われますが、私も出席することになっています。なお、今回、佐野高校生も2名合格しています。(佐高・佐附中合わせて3名合格しました)

 

 なお、松葉君のように、様々な活動の成果を報告に来てくれる生徒はどんどん増えています。そこで、そのような生徒の頑張りを称える「表彰カード」を作成しました(限定150枚)。佐野市の特産物である「飛駒和紙」による名刺サイズの「表彰カード」です。業者に特注して作りました。

今回の松葉君の偉業は「表彰カード」の第1号として、授与いたしました。我こそはという生徒は、是非、校長室まで報告に来てください。楽しみにしています。

【高校】陸上競技部インターハイ出場!

7月4日(月)昼休み、インターハイ出場を決めた男子100m(小野君)、4×100mリレーの(熊倉君、小野君、須藤君、若菜君)が報告に来てくれました。

(左から)熊倉君、小野君、須藤君、若菜君

 

総体県予選大会(5月12~15日)に続いて、北関東地区予選大会が6月17~20日に行われました。この大会で6位以内に入賞すれば、インターハイ出場が決定します。

男子100mは、予選参加者24名中、準決勝(16名)に進出、決勝(8名)にまで残りました。決勝で小野君は自己ベストを上回るタイム(10秒90→10秒85)で6位入賞を果たし、見事インターハイ出場を決めました。

男子4×100mリレーは、参加チームの競技前のタイム順位では13番と、入賞には程遠い状況でした。しかし、決勝に進出し、決勝でもチームベストを大きく超えるタイム(42秒04→41秒45)で、4位と大健闘しました。

インターハイ出場、おめでとうございます。

以下は、インターハイ出場を決めた4名のコメントです。

 

須藤涼佑君(2-1、リレー第1走者)

→「リレーで4位になれたことはとても嬉しかったです。応援に来てくれていた両親の前でインターハイ出場を決められて、よかったです。」

小野悠人君(3-1、リレー第2走者、100m)

→「同じ日に、100mの準決勝と決勝、そしてリレーの決勝と3本のレースを走りきりました。最後のリレーの決勝では、足がつりそうになってしまい70%の力しか出せませんでしたが、3人を信じて走りました。」

熊倉直希君(3-1,リレー第3走者)

→「高校に入ってからコロナの影響で大会も思うように行われない中、2年生の時に大けが(肉離れ)をしてしまいました。約4ヶ月、満足に走ることができませんでしたが、3年になってから復活することができました。3年生でインターハイに出られることは、自分にとって大きな価値があります。」

 若菜敬君(1-4、リレー第4走者)

→「高校で陸上部に入ったときは、バトンもうまく渡せませんでした。チームではアンカーを任されていますが、プレッシャーも大きいです。先輩たちが繋いでくれたバトンを持ってゴールします。」

 

素晴らしいコメントでした。

インターハイでの活躍を期待しています。

【中2】「数学」の授業見学(安藤先生、山田先生)

7月1日(金)7限目、中学2年2組の「数学」の授業(2分割、安藤先生・山田先生)を見学しました。今日の授業のめあては「一次関数の表の特徴を理解しよう」です。

 

 

数学の授業は、最初にこの時間で理解する内容と問題が示され、後は、班ごとに教え合ったりしながら、生徒たち自身でどんどん進めていきます。

 

選択①教室でも、2組を2分割したもう一方のクラスが、山田先生の授業で行われています。

ここでも、生徒たちが教え合いながら進めています。

先生はその手助けに徹しています。

教え合うことは日常的なので、教えてもらうことに抵抗感はありません。

班全体で、全員が理解できるまで、学び合いは続いていきます。

そして、今日学んだことを確認したり、整理したりします。

最後に、今日の授業の振り返りで、わかったことや質問などを書いて提出します。

↓こんな感じです。

*今日の授業は、一次関数の最初の内容だったこともあり、皆さん、すらすらと理解できていたようです。

誰一人として置いていかない」という方針の下、生徒たちも、その趣旨を理解して自発的に活動しています。とてもよく頑張っていると思います。

 

 

【中2】「英語」の授業見学(高木先生)

7月1日(金)3限目、中学2年1組の「英語」の授業(高木先生)の授業を見学しました。授業の前半では、パフォーマンステストの練習が行われていました。

 

今回のパフォーマンステストは、「自分の好きなこと」をALTのクロイ先生にスピーチします。そのための準備として、自分が好きなことや興味あることのマップを作り、それをもとに話す内容を考えます。

また、相手のスピーチについても内容を記録します。

ペアワークの相手を何度も変えてスピーチの内容を改善していきます。その際に、聞き手側からも、ここが良かったとか、ここはこうした方が良い、といったアドバイスがありました。また、高木先生からも、自分のことを一方的に伝えて終わりではなく、相手に「~のこと知ってる?」といった質問を交えると、会話になってくる、という提案もありました。今後は、パフォーマンステストの本番に向けて、完成度を高めていくことになりそうです。

 

授業の後半は、教科書の内容に戻りました。単語の発音については、デジタル教科書を使って練習しています。

言葉の意味についても確認しました。例えば、「e - mail のeって何?」や「Take の意味の覚え方」など、いろいろな話が飛び出してきます。

*高木先生の授業では、英語で自分のことを伝えることに楽しさを感じられるよう、様々な工夫をしています。常にたくさんの人とでペアワークをすることで、恥ずかしさはなくなってきます。また、最初はうまくできなくても、相手のいい表現をプリントにメモし、自分の表現に取り入れたりすることで、コツがわかってきます。自分一人ではできなくても、仲間と取り組むことで、表現力がどんどん身に付いてきます。それを楽しいと感じられるようになれば、英語の勉強も楽しくなっていきます。高木先生は、そうした授業を目指していると思います。

【中2】「英語」の授業見学(廣瀬先生)

6月30日(木)5限目、中学2年3組の「英語」の授業(廣瀬先生)を見学しました。「夏休みをどう過ごすか」と「Ifを使った仮定文」を使ったペアワークを行っていました。

 

生徒は2人1組のペアになり、「夏休みに~しますか」というやりとりをしていました。

 

続いて、「Ifを使った仮定文」を使って、「もし、晴れていたら、雨だったら、暇だったら、元気だったら、何をするか?」を何人かとペアを変えて、やりとりをします。

生徒たちは、もうすっかりペアワークはお手の物になってきています。恥ずかしがったりしている生徒の姿は見かけませんでした。

最後は、次回の授業の説明が行われました。タブレットのホワイトボードという機能を使って、単元の文章に関する質問文を考えます。一人一台パソコンを使って、新たな取り組みにも挑戦しています。

 

*プロジェクターを効果的に使い、ペアワークで繰り返し学習することで、英語が楽しく学べるよう工夫がなされていました。

【高1】マレーシアとの協働研究チーム結成!

6月30日(木)期末試験終了後(12時30分~)、高校1年生で「マレーシアの高校生との協働研究」に参加するメンバーの打ち合わせがありました。

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 木村先生と大嶋先生から説明がありました。

7月9日(土)にマレーシアの高校生との「オープニングセレモニー」が予定されています。

それに向けて、チームリーダー、サブリーダーを決め、司会、学校紹介など、担当を決めました。

司会担当です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 学校紹介担当です。

そして最後に、リーダーの山﨑厘太朗君から、「これからの活動を楽しみながらやっていこう!」という決意表明がありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マレーシアの高校生との協働研究は、いくつかの班に分かれ、それぞれでテーマを決め、お互いに連絡を取り合って研究を進めます。発表は12月を予定しています。まずは、9日(土)のオープニングセレモニー、頑張ってください。楽しみにしています。

【高3】ももクロプロジェクト校長室訪問

6月30日(木)12時20分~、校長室に「ももクロプロジェクト」の高校3年生のメンバーが挨拶に来てくれました。ももクロコンサート(17日)以降、期末試験だったので、期末試験最終日に、プロジェクトのお礼に来てくれました。

 

身近な風景 ~クチナシの花

6月28日(火)正面玄関前に植えてあるクチナシの花が満開です。つぼみから開花までを追ってみました。

(上段)朝から半日かけて蕾が少しずつ膨らみ、おそらく、夜のうちに開花し始めます。
(下段)さらに半日かけて、花びらが開いていきます。

正面玄関前のクチナシの生垣には、八重咲きの花と一重の花が混在していました。

おそらく、2つの品種のクチナシが混植されているのでしょう。

一重の花からは実ができ、八重咲きの花からは実ができません。

一重咲きの花 →実が出来る


八重咲きの花 →実はできないがバラの花のようで、とてもいい香りがします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

毎日、新しい花が咲いています。しかし、2日後には、しおれてしまいます。

【高2】新プロジェクト「♯アップサイクルTOCHIGI」開始!

6月20日(月)放課後、新プロジェクト「♯アップサイクルTOCHIGI」の参加希望者10名(高2)を対象に、説明会およびキックオフミーティングを行いました。

本プロジェクトは、東武鉄道株式会社が、来年7月から、50年ぶりに特急スペーシアの新型車両が運用されることを機に、『栃木県を舞台に、鉄道から始まる新しい旅行やライフスタイルを共創するプロジェクト「♯アップサイクルTOCHIGI』として始まりました。


(「♯アップサイクルTOCHIGI」のプレスリリース資料より引用)

言ってみれば、東武鉄道が社運をかけて実施する一大プロジェクトなのですが、新しい旅行やライフスタイルを若い世代(高校生)から提案してもらおうという企画です。 →♯アップサイクルTOCHIGI

スペーシアは、御存じの通り、東京と栃木を結ぶ特急です。そこで、東京の代表として「岩倉高校」(この学校は古くから鉄道人を養成する学校です。上野駅前に校舎があります。)と栃木県の代表として「佐野高校」にこの企画に協力していただけないか、というオファーがありました。栃木県教育委員会や栃木県、とちテレなどからも是非、という声があったそうです。本校の探究学習や様々な取り組みは、本県だけでなく、全国的にも知名度があり、やるなら佐野高校しかないと熱烈なラブコールを受けました。そこで、希望する生徒がいるならと、高校1,2年生を対象に、生徒に希望者を募ったところ、高校2年生10名が名乗りをあげてくれました。こうして、今日の日を迎えました。

そこで、今回は、総合プロデュースを担当している「株式会社XPJP」の代表である渡辺賢一(内閣府 クールジャパン官民連携プラットフォーム ディレクター)が来校し、生徒への説明と、新プロジェクトのキックオフミーティングを行いました。

本プロジェクトは、岩倉高校の有志生徒16名と佐野高校の有志生徒10名が、チームになって、それぞれの持ち味を生かしたアイディアを出し合い、鉄道をめぐる新しい旅やライフスタイルの企画を作成します。

このプロジェクトの凄いところは、そうしてできた企画を「社会実装実験」として、今年度中に、実際にスペーシアを1列車チャーターし、実際にやってみて検証する、ところまでやることになっています。そして、このプロジェクトの進行に合わせて、とちテレが、番組内で定期的に紹介してくれることになっています。そのため、今日も、とちテレが取材に来ていました。

説明に続いて、岩倉高校の有志生徒との顔合わせがありました。

生徒代表から、自分たちが考える「鉄道を使った新しい旅やライフスタイル」に関する夢を語ってくれました。

それを受け、本校からも、自分たちの考える夢を語ることになりました。

突然の無茶ぶりでしたが、そんな時でも、アドリブで3名の生徒が、今その場で考えたアイディアを語ってくれました。こんなことを物おじせずにできることも、このプロジェクトでは重要なのかなと思いました。

当然ながら、素晴らしいプレゼンでした。岩倉高校の生徒さんからも大きな拍手が起こりました。
また、岩倉高校から、本校にも鉄道ファンがいるかどうかを聞かれ、しっかり名乗りをあげてくれました。

こうして、キックオフミーティングも大成功で終わりました。

記念撮影をしています。

また、本校のチームリーダーを募集したところ、すぐに2人が手を上げてくれました。

(右から)田部田春香さん(2-1)と小熊優衣さん(2-2)の二人です。
二人とも、こんな大きなプロジェクトに関わることができるのは、めったにないことなので、どうせなら自分からやってやろうと思い、手を上げてくれました。

*本プロジェクトは、期末試験が終わってから、本格的に動き出していく予定です。2校でどのように進めていくか、そこから、生徒たちには考えてもらいたいと思っています。教員が関わるのは、おそらく総合プロデュース担当との調整程度(スケジュール管理的なもの)で、あとは生徒たちに任せたいと考えています。(本校の担当教諭は石田先生です。)そうでないと、高校生ならではの独創的なアイディアはでてこないと思います。そして、それができる生徒たちであることを誇りに思っています。

*本プロジェクトについては、今回はこれまでの経緯も含めて校長から紹介しましたが、今後は担当の石田先生からの報告になります。

身近な風景 ~初夏の植物

6月26日(日)佐野周辺で咲いていた植物の花を集めました。予想以上にたくさんの植物が花を咲かせていました。

<ドクダミ> 
この時期、一番目立つ花です。ドクダミという言葉からは、なんとなくダークなイメージがありますが、清楚な白い花は気高くもあります。花言葉は「野生」「白い追憶」。和名のドクダミは「毒矯み」を語源とし、毒を抑える効能があることに由来すると言われています。切り傷、虫刺され、胃腸病など、十種類の効能があることから「十薬(じゅうやく)」とも呼ばれるそうです。

<ホタルブクロ>
どこでも見かけるというわけではありません。たまたま見つけました。和名の「蛍袋(ホタルブクロ)」は、子どもが袋のような花の中にホタルを入れて遊んだことに由来すると言われています。花言葉は「忠実」「正義」。

<ヘビイチゴ>
これは花ではなく果実(実)です。見た目は、野生のイチゴのような感じもしますが、実は食用にならたいため、ヘビが食べるイチゴ、という意味で、実際に、ヘビがいそうな藪の中でたくさん見かけました。でも、ヘビは肉食なので、決して食べないと思います。

<トラノオ>
里山の日当たりのよい斜面に咲いていました。花(花穂)が虎の尾に似ているとして、このような名前が付けられたようです。いかつい名前ですが、繊細で優美な花だと思います。花言葉は「忠実」「堅固」です。

<ネムノキ>
夜になると葉が合わさって閉じるので、眠るように見えることに由来しています。
花言葉は「歓喜」夏の季語にもなっているそうです。確かに、ネムノキが咲いているのを見ると、夏なんだなあ、と実感します。この写真のネムノキは、道路沿いに生えているので、車からもよく見えました。

<アジサイ>
アジサイは、この時期の定番の花ですね。お寺の境内や公園にずらりと並んで咲いているのも見ごたえがありますが、里山の斜面に一株だけ、ひっそりと、あまり目立たずに咲いている、というのも、逆に存在感がありました。花言葉は「移り気」や「浮気」「無常」です。アジサイの花の色が時期によって変化することから付けられたと言われています。

<アザミの仲間>
単に「アザミ」という種はないそうです。キク科アザミ属のなどの植物の総称だそうです。葉に深い切れ込みがあるので、触ると痛いイメージがありますが、花自体もツンツンしていて痛そうです。しかし、切れ味鋭い明晰さも感じます。花言葉は「独立」「厳格」「報復」「触れないで」です。

<オオキンケイギク>
道路の歩道沿いに咲いていました。この花は、北アメリカが原産国で、1880年代に観賞用に移入されたものが広がってしまいました。在来種に悪影響を与えることから、2006年に「特定外来植物」に指定されました。また、日本生態学会により、「日本の侵略的外来種ワースト100」にも選定されています。生きた状態で移動させることは禁じられています。花言葉は「いつも明るく」「きらびやか」、日本では完全に悪いイメージですが、花自体に罪があるわけではありません。身勝手なのは、もちろん人間です。

<キク科の花?>
この花が何なのか、わかりませんでした。
誰か知っていたら教えてください。

こんな風に生えていました。

【教員】増田萌先生「茨戸レガッタ」優勝!

6月26日(日)昨日、北海道の札幌市内で「茨戸レガッタ」の予選が行われ、増田先生が1位で通過したことをお知らせしましたが、本日は強風のため競技中止となってしまいました。そのため、予選のタイムで、増田先生の「女子シングルスカル」優勝が決定しました。おめでとうございます。

今大会は、北海道という遠方ですが、全国から精鋭たちが集まってくる大会です。「成人女子シングルスカル」には12名がエントリーしていました。その中での1位は価値が高いと思います。また、増田先生が大学4年生の時、インカレ(大学のインターハイみたいなもの)で敗れた相手に勝つことができたという嬉しさを伝えてくれました。

増田先生からコメントが届きました。
「栃木国体に向けた強化の一環として、今回「茨戸レガッタ」に出場することになりました。今日はコースのコンディションが悪く、予選で試合は終わってしまいましたが、予選一位通過だったので、そのまま優勝ということになりました。国体に向けて、さらに強化していきたいと思います。」

予選で力を出し切れたことが、優勝に繋がりましたね。どんなレースも全力で取り組むことの大切さを感じました。よく頑張りました。