お知らせ

スーパーサイエンスハイスク-ル(SSH)に関するお知らせです

授業実践事例 化学×政治経済

本日は、理系の政治経済選択者を対象に、化学と政治経済の2名の教員による教科横断・分野融合の授業が行われました。

公害問題の原因物質を化学の面から考えることで公害問題の理解を深め、さらに、同時期に開発されたイオン交換膜法を取り上げ、新しい技術が社会情勢と学術的成果に後押しされて発展してきたことを学びました。後半は、同様に新しい技術が社会を大きく変化させた例を考えたり、現代の課題を解決するための新しい技術(アイデア)を自由に発想したりするグループワークを行いました。

また、公害問題に関連して、本校卒業生の宇井純先生や石牟礼道子さんの書籍も紹介し、地球環境や生き物に配慮しつつ科学技術を開発・利用していくことの大切さを改めて考える機会としました。

(参考文献) 『水俣病の科学』西村肇・岡本達明著(日本評論社)​

       『化学史への招待』化学史学会著(オーム社)​

                      『石牟礼道子 苦海浄土 ~悲しみのなかの真実~』(NHK出版)

1年次 課題研究Ⅰ 研究計画書作成②

 夏休みに先行研究2本と先輩の研究1本を調べ、研究テーマを考えることを行っていました。今日からは、夏休みの先行研究調査を踏まえ、これから行う研究のテーマや問い、仮説、検証方法など計画を考えていきます。新しく自身の気になることについて研究する予定の生徒もいれば、先輩の研究から、より深堀して研究する予定の生徒も見られました。

マレーシアの高校生と共同研究に関するオンライン交流

交流を続けているマレーシアのロッジ国民中等教育学校の生徒とSSHクラブ国際研究班の生徒がオンライン交流を行いました。

 お互いに1年次生の新メンバーの生徒が加わり研究しており、まずは自己紹介やグループに分かれての交流、情報交換を行い、その後、全体では実験結果の報告をしました。

 現在、国際研究班では土壌微生物電池の研究を行っています。2025年1月に実施したマレーシアでの海外研修で、土壌微生物電池をテーマとした共同研究を行い、現在でも同テーマで継続的な研究をお願いし、実験器具等も提供しました。今回のオンライン交流では、ロッジ国民中等教育学校で実施してくれた土壌微生物電池の実験結果を報告してくれました。 

 これまでのオンライン交流やSSHマレーシア海外研修、ボストン研修を経験してきた2年次生の英語力・コミュニケーション力は確実に向上しており、1年次生をリードする姿が頼もしいです。

 引き続きお互いに実験を進め、10月の発表会ではそれぞれが研究発表する予定です。

 

3年次 課題研究Ⅲ 未来探究演習⑥ 創造的思考力演習ガイダンス

 将来の探究活動の実施に向けて、科学的素養の育成をさらに目指すとともに、これまでの探究活動で培った科学的素養を自身の心身の健康管理に活かすという実践的な探究活動を保健体育科と連携して進めていきます。本日は今後に向けたガイダンスを保健体育科の教員が講師となり、全体講義で行いました。

 運動が心身に及ぼす影響についての講義の後、今後の進め方や運動時の各自のデータのとり方などについて、全体で共有しました。

2年次 課題研究Ⅱ プレゼンテーション演習①

 今回はパワーポイントで作成した発表スライドを用いて,2ゼミ合同で発表練習を行いました。本番の発表時間15分よりも短い発表時間で行いましたが,発表の大まかな流れと口頭で説明する際の注意点を実感することができたと思います。発表を聞いた生徒は,質問をするとともに,Teamsを用いてアドバイスや感想を伝えました。生徒はこれから4週間にわたってプレゼンテーション演習が続き,発表会本番に向けて最後の調整を頑張っていきます。