2022年10月の記事一覧

栃農給食DAY【サツマイモ】

今年のサツマイモは、「紅はるか」という品種を栽培しました。

このサツマイモの特徴として、蒸した時の甘みが強く見た目もよいことが知られています。

果肉はやや黄色みがかっており、加熱するとしっとりとした食感になります。焼いた時は、あの安納芋と

比較されるほど甘みを増すサツマイモです。

定植  収穫

今回は水平植えで定植しました。お芋の数を確保したい場合には有効な植え方です。

 

一概にサツマイモとは、「甘藷」(かんしょ)と呼ばれ、甘みのある芋という意味で呼ばれています。

甘さだけでなく、栄養も豊富でNASAに宇宙食として研究されるほど美容や健康に効果的な食材です。

美肌効果・抗酸化作用に期待されるビタミンCはリンゴの約5倍!

食物繊維やヤラピン(体内の老廃物排出を促したり、お肌のターンオーバーをサポートしてくれたりする成分)も

豊富で腸内環境も整えてくれます。

また、体内のむくみを予防してくれるカリウムは米飯の18倍も含まれているんです!

 

食物繊維やヤラピンなどの栄養素は皮の近くに多く含まれています。

皮ごと食べることでサツマイモの栄養を無駄なくとることができるので、ぜひ「焼いて」食べていただくことを

オススメします。焼き芋を作る際は、ぬれた新聞紙に包んでからアルミホイールで覆い焼くことで皮もかたくならず

おいしくいただけると思います。試してみてくださいね。

私たちが育てました!植物科学科

 

 

 

栃農給食DAY【みどり号の結果】

本日、みどり号のセリが行われました。

本校の和牛は、出荷 → 東京都中央卸売市場食肉市場 搬入 → 翌日:と畜 → 翌日:セリ取引

という流通経路をたどります。市場に出荷された和牛は、姿・形、肉質がそれぞれ違うため、1頭ずつセリにかけられ、値段が付き販売されます。(セリ取引…1番高い値段を付けた人が購入するしくみ)

そのセリの様子を見学に行ってきました。初めて見る人は驚くと思いますが、冷凍庫の中で「枝肉」という姿に変わっていました。

みどり号は、なんと最高ランクA5の格付け評価をいただくことができました。さらに、BMS11であったため「とちぎ和牛匠」にも認定されました。とてもありがたい結果でした。

  

 

栃農給食DAY【みどり号出荷】

10月25日、いよいよ「みどり号」の出荷です。

出荷は、だいたい早朝に行われることが多く、今回も朝5時の集荷でした。日のあがる前からブラッシングをして体をきれいにし、出荷の準備をしました。別れを惜しみ、トラックへの積み込みを嫌がるウシは、多いのですが…。

「みどり号」は、どうだったでしょう。その様子は、動画をご覧になって下さい。

おいしいお肉となって、皆様に喜んでもらえますように。感謝!!

動画1「みどり出荷その1」

動画2「みどり出荷その2」

栃農給食DAY【もち麦「もち絹香」】

給食dayで提供するもち麦は、栃木県オリジナルの「もち絹香」という品種です。

2018年に品種登録された新しいもち麦です。

 

大麦の中でも、もち性に優れた「もち絹香」は、βーグルカンが多く含まれています。

βーグルカンとは、水溶性の食物繊維のひとつで、高脂血症や糖尿病の予防の効果が期待されています。

また、ぷちぷちした食感があり、炊飯後も変色がほとんどなく、大麦特有の匂いの原因となる酵素もないので、

食べてよし!見てもよし!それが「もち絹香」の特徴です。

 

本校では岩舟農場で栽培しています。今年度は275kgの収穫量となりました。

播種(種まき)から収穫の刈り取りまで、一生懸命取り組んで育てました。

ぜひ味わって食べてくださいね。

 

収穫の様子     私たちが育てました!植物科学科 作物専攻

栃農給食DAY【ハクサイ・ブロッコリー・ダイコン】

栃農給食DAYまで約1ヶ月になりました。

現在の野菜(ハクサイ・ブロッコリー・ダイコン)の生育状況をお知らせします。

 

ハクサイは、広がって成長していた葉がこのように結球(ハクサイが玉状になること)してきました。

  

 

ブロッコリーは、花らい(食べる部分)が出現してきました。この花らいは寒さにあたることで出現してくるものです。

  

     

ダイコンは、上部の方が地上にひょっこり伸び出してきました。この部分が日に当たり緑色に変化し、青首ダイコンになります。

  

 

この3種の野菜は1年生全クラスで丁寧に栽培管理しています。

おいしい野菜がお届けできるよう引き続き管理をしていきます。