拓陽日記

拓陽のできごと

雲巌寺“能と楽の夕べ”に参加してきました!

 12月14日、大田原市にある名刹、雲巌寺で行われた“能と楽の夕べ”に本校吹奏楽部の生徒たちが出演するとともに、数名の生徒たちが、ボランティアとして受付、準備等の運営に携わってきました。
 雲巌寺の“能と楽の夕べ”では、お囃子の演奏、歴史噺、尺八・琵琶の演奏、そして、メインとなる能とともに、本校吹奏楽部による吹奏楽の演奏等が行われました。本来は10月を予定していましたが、台風の影響で12月14日に延期となりました。寒い1日でしたが、初冬の雲巌寺において、文化・芸術を満喫できた1日となりました。
   
 【雲巌寺において、多くの方に聴いていただきました】

乃木農場における実習風景~和牛の除角と去勢~

 12月11日に、乃木農場において、農業経営科3年生の畜産専攻の生徒と実習の先生方により、和牛の除角と去勢の実習が行われました。
     
 【除角の前に角の周りの毛を刈ってあげます】
 除角とは、文字どおり牛の角を取ってしまうことです。牛同士がぶつかり合ったときのけがを防止するとともに、世話をしている生徒、先生方のけがの防止にもつながります。除角の作業は、牛を生徒たちが固定し、除角器で角を切り、止血と角の再生を抑えるために、熱く熱したこてで切った部分を焼き、消毒液を塗ります。
 また、牛肉の評価は様々あると思いますが、肉の柔らかさ、脂の味、見た目の美しさ等によって評価されると言われています。高い評価を追求していくと、その最高点は「雌牛」になるのだそうです。そこで、雄牛は、おいしい牛肉になるために小さいときに去勢をすることになるのです。去勢をすることで、サシ(脂)が入りやすくなり、価値の高い牛肉になるのだそうです。
 見ているだけでこちらも痛くなりそうな作業ですが、生徒たちは、おいしい牛肉をつくり上げるために、一生懸命取り組んでいました。食べることの大切さ、ありがたさを実感できる実習でした。
  
 【牛を必死で抑えつつ除角を】 【子牛でも数人で抑えないと…】

ジュニア豆腐マイスター講習会開催~ありがとうふ!~

 12月9、10日に食物文化科3年生、拓陽SOYプロジェクトのメンバーを対象として、ジュニア豆腐マイスター講習会を開催しました。講師として、日本豆腐マイスター協会の太田先生、宇都宮市の大豆乃館の大谷先生をお招きし、豆腐を通じて地域に根付く食育の担い手の育成・食文化の伝承に貢献できる知識と技術の習得を目的に開催しました。
  
 【完成した爽やかな緑色の手作り豆腐!】
 9日は、大豆、凝固剤についての講義を受け、その後、豆腐の食べ比べを実施しました。そして、最後に油揚げづくりに挑戦しました。
 10日、いよいよ豆腐づくりです。拓陽SOYプロジェクトとして取り組んでいる在来種の大豆を用いての豆腐づくりです。
 豆腐づくりでは、大豆をミキサーにかけて豆乳とおからに分け、その豆腐に慎重に熱を加え、にがりを混ぜて固めていきます。最後に型に入れ、水分を抜いて完成です。在来種の青大豆を用いているので、爽やかな緑色の豆腐ができあがりました。口当たりも滑らかで、大豆の味の濃いおいしい豆腐でした。
 実習終了後には、太田先生から生徒一人一人にジュニア豆腐マイスターの認定書が手渡されました。今後は、ジュニア豆腐マイスターとして、豆腐を通じて豊かな食を未来に継承していく役割を担っていきます。がんばろう!
 太田先生、大谷先生には、大変興味深いお話を聞かせていただいたり、豆腐づくりの技術を丁寧に教えていただいたりしました。大変ありがとうございました。今後も、どうぞよろしくお願いいたします。
   
  【講師の太田先生、大谷先生】    【拓陽産在来種の青大豆】
   
   【豆乳に丁寧に熱を加え…】   【にがりを入れて固まったら型に】
   
 【みんなでおいしくいただきました】 【一人一人に認定書が手渡されました】

”オダイズサイ2019”が開催されました!

 12月8日(日)に、本校大山農場において初の試みとなる「オダイズサイ2019 たねはともだち」が開催されました。風の冷たい1日でしたが、多くの方に来校いただきました。
   
 オーガニックマーケット「オオヤマルシェ」では、有機野菜、有機野菜で作った食品、パンなどを販売するなど、地元那須地区で活動いている方々に数多く出店していただきました。
 午前は、他にも映画「いただきます みそをつくるこどもたち」の上映会を実施したり、本校で栽培した自然栽培青大豆で仕込んだ味噌を使用した味噌汁の試飲会などを開催しました。
 午後は、トークイベントを実施しました。中学3年生のときに伝統野菜の種を販売する会社を設立した現在高校2年生の小林宙氏の「伝統野菜とたねから考える僕らの未来」と題した講演会と、本校食物文化科2年生がパネラーとして参加したトークセッション「たねと食をつなぐために」です。そして、その後は、座談会、味噌造りワークショップ等を開催し、充実した楽しい1日を過ごすことができました。
 そもそもこの企画は、本校の生物工学科、食物文化科が中心となって取り組んでいる「拓陽SOYプロジェクト」が中心となり、多くの方々に共催、後援、協力をいただき、開催することができました。今後も、さらに多くの方々に認知され、理解を深めていただけるよう取り組み、来年度以降の開催につなげていきたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
   
       【「オオヤマルシェ」:多くの方々に出店いただきました】
   
【多くのことを考えさせられる映画でした】 【小林氏講演会、立派でした!】
   
【トークセッションでは本校生も大活躍】  【会場にはナスライガーも!】

絵手紙講習会を実施しました!

 12月5日に食物文化科2年生、6日に食物文化科1年生を対象に絵手紙講習会を実施しました。もちろん、講師の先生は、日本絵手紙協会講師の鈴木啓子先生です。
  
  【2年生を対象にあつく語る鈴木先生!】
 2年生は箸袋とランチョンマット、1年生は消しゴムで作る印と家族への絵手紙の製作に取り組みました。3年生への指導と同様に、筆の持ち方・使い方、墨の特性、顔料の塗り方等、様々な手法を、厳しく、そして、丁寧にご指導いただきました。食物文化科では、3年間毎年ご指導をいただき、その集大成を「I love my family」事業で披露することになります。一つ一つの技をしっかりと身に付けていきましょう。鈴木先生、ご指導ありがとうございます。
     
  【先生の言葉一つ一つを真剣に!】   【様々な色を用いて、自分らしく】
    
  【1年生の"印"づくり、集中してます】   【1年生の絵手紙、色鮮やかに!】