2021年9月の記事一覧

栃農給食DAY【お米(生育調査編)】

今回は1本の苗の植え付けから出穂・収穫までの記録を紹介します。

生育の観察をよく行えるよう、5月の田植え時にワグネルポットといわれるポットにイネの苗を1本植えました。
ワグネルポットとは、
作物栽培をするための試験容器で縮尺の面積から、田んぼ等での肥料の量・生育の状態を予測することができるポットです。


草丈、葉の枚数、茎の数といった調査項目を毎週調査を行い、実際に育つ過程について学習しています。

 


   
上記写真は植え付けてからの生育過程になります。
イネは「分げつ」といって、生育が進むにつれて枝分かれをしていきます。
最初から数えて4枚目の葉がでると、1葉の付け根の節から枝わかれするといわれます。
1本の苗から新たな茎が多く出る事を確認できました。
また7月中旬以降、目には見えないですが穂が形成されていくため、水がなくならないよう注意しました。

*左から6月上旬 6月下旬 7月上旬 7月下旬
 
8月上旬いよいよお米となる部分「穂」が出てきました。
「出穂(しゅっすい)」といい、文字通り「穂が出ること」を意味します。
今年は天候があまりよくなかった事もあり、少し遅い出穂となりました。

 
写真は9月中旬

1日の平均温度や日長の長さ、天気にも左右されますが
出穂確認から約38日程度になると刈り取りが適期となります。


お米だけではないですが、植物全般「天気や環境」が重要になります。