日誌

進路関係

進路室コラム

追撃の狼煙

期末テストと校外模試が終わり、

生徒は合唱コンクールの練習を本格化させました。

 

前回のコラムで

試験監督中の人間観察の話をしました。

担任から話があったかどうかはわかりませんが、

今回監督したクラスの生徒は

そのほとんどが両手でテスト用紙を受け取っていました。

一部の生徒は

「ありがとうございます。」の言葉も添えていました。

やればできるじゃん!

 

また、

この時期は

多くの3年生が部活動を引退する時期でもあります。

写真は放課後の課外の様子です。

引退した3年生が合流してきました。

ここから追って、

来年差し切りますよ。

3年間で培った底力を見せてやるがいい。

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進路室コラム

片手と両手

先日読んでいた本の中に

こんな一節がありました;

 

「喧噪から一歩退いて、裏通りに入ると、

密集しているのに信じられないほどゆったりした時間が流れている。

その一角で現地のひとたちとの仕事は始まった。

その静けさのなかで、ふと眼についたものがある。

働いているひとたちの手もとだ。

ひとりはそっと両手で受話器を戻す。

別のひとりがそっと両手でマイクロフォンをテーブルに置き、これから始まる会議を待つ。

その横から、漆黒のコーヒーをたたえたカップがそっと両手で差しだされる。

ああ、なんと物静かな手つき。」

(出典:「大事なものは見えにくい」 鷲田清一著 角川ソフィア文庫)

 

なぜこれを取り上げたか。

先月の中間テストの際、ちょっとひっかかったことがあったからです。

それは

配布した問題を受け取る最前席の生徒の仕草。

「ありがとうございます」と言葉を添えて、両手で受け取る生徒もいれば、

緊張しているせいか、仏頂面をして片手で受け取る生徒もいる。

表情はともかく、

その受け取り方ってどうなんだろう、と考えてしまいました。

片手での受け取りは、他の職員も指摘しています。

みなさんはどのように思われますか。

 

来週は期末テスト。

試験監督しながら人間ウォッチング。

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1年保護者進路説明会

次回は落ち着いて話したいと思います

6月1日(木)午後、

1年保護者進路説明会を実施しました。

3年間の見通しや

現在取り組んでいるGSTについて

概要を説明しました。

 

ただ、

時間が押してしまったため、

話を巻かざるを得なくなってしまいました。

申し訳ございませんでした。

それでも講演終了時に拍手を送っていただいたり、

解散後に個別に話を聴きに来られた方もいて、

大変ありがたかったです。

次回はアセスメントのデータもお見せしながら、

GSTについてもう少し詳しく話したいと考えています。

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2年保護者進路説明会

8割

この数字、何の数字だと思いますか。

共通テストでこの位の点数がとれるといいですね。

だいぶ可能性が広がるんですけど・・・

 

この数字、

保護者の出席率です。

5月17日(水)午後に実施しました。

3年生だと入試が間近ということで、

例年多くの保護者の皆様に話を聞いていただいています

(3年保護者会の報告についてはこの前の記事をご覧下さい)。

2年生は

特筆する大きな動きがあまりないのですが、

多くの保護者の皆様に関心を持って出席していただいたことは

たいへんありがたいことです。

引き続き、

「その辺には落ちていない話」が提供できるように

リテラシーを高めたいと思います。

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3年保護者進路説明会・講演会

人間の成長が感じられる受験勉強でありたい

5月1日(月)午後、

3年保護者進路説明会・講演会を実施しました。

出席率が8割近くという関心の高さでした。

お時間をいただき、

どうもありがとうございました。

「合格不合格のみに焦点を当てる話はやめてください。

途中の過程を通じて汎用的な力も身につける生活を送って下さい。」

生徒にも保護者にも言っていることです。

 

毎年この時期、

テストのデータや

リテラシー・コンピテンシーのアセスメントの結果、

生徒の自由記述を読み返して

昨年度の指導の振り返りをしております。

卒業生のこんなコメントがありました。

 

「私はこれまでの人生で努力をしたと胸を張って言えることはありませんでしたが、今回の受験に向けての日々や結果は、努力したと自信を持てるものになりました。」

「本番までどれだけ頑張れたかで、終わった後の達成感や自分の中での納得度合いが変わると思います。」

「受験を通して家族、先生、友人のありがたさを実感しました。」

 

これですよ、3年生にゲットしてほしいのは。

点数にはならないけれど、

まちがいなく卒業後、

あなたの支えになりますから。

 

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令和5年度始動

最後のブースター

令和5年度が本格始動しました。

今年度も進路室HPを

どうぞよろしくお願いいたします。

 

4月13日(木)、

外部講師を招いて

高校3年生対象の進路講演会を実施しました。

昨年度の2学期末に1度、

受験生への切り替えを促す講演会を実施しました。

それによって

受験に向けて自律的に動き始めた生徒もいますが、

これからエンジンをかける生徒もいるので、

今回新しい情報も交えて

2度目の講演会を行った次第です。

 

以前の記事で

卒業生の顔つきの話をしました。

3年生の表情がどのように変わるのか楽しみです。

 

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卒業生の皆様へ

今年も咲きました

 

 

 

 

 

 

2023年度入試が終わりました。

先日、ある卒業生と話をする中で

「○○君はどうしましたか。」

と後輩を気遣う質問をされました。

たまたま一緒に撮った写真を持っていたので見せたところ、

「あんなに小さかったのに、大きくなりましたね。」と

附属中の頃を回想しながら、しみじみ語っておりました。

もしキャンパスで今春の卒業生に会うことがありましたら、

よろしくお願いいたします。

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卒業生と話して思いました

自らを追い込んで学んだ者は顔つきが違う

先日OBOG講演会の報告をアップしたところですが、

それとは別に

この時期は

多くの卒業生が

春休みを利用して訪ねてきます。

彼らの話を聴くことは、

持っている情報の更新になりますし、

元気をもらえたりします。

 

その中からある2名の卒業生に共通して感じたことを話します。

1人は医学部に通う学生、

もう1人は1年多く受験勉強に励んだ卒業生。

両名とも顔つきが精悍になり、

自信をもって話をしていました。

 

医学部の学生からは

とにかく覚えることが多い、

テキストが難解で頭に入ってこない等

大変な様子を聴きました。

でも学びが蓄積されていくと、

過去の学びで理解に苦しんだところがどんどん繋がり、

わかった!という手応えが得られたとのことです。

 

浪人生は、

計画を立てることの重要性と

粘りの根性が必須であることを説いていました。

それと

「感謝、素直、自立」の気持ちが大切であると話していました。

現役時代苦手にしていた数学は、

当時の教科担任の話をきちんと受け止め、

1年間毎日取り組んだ結果、

共通テスト本番で昨年の2倍超の点数をとることができたと

喜んでいました。

今度、数学検定に挑戦したいとも語っていました。

 

こうも人は変わるんですね。

嬉しい報告のおすそわけでした。 

 

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卒業式を終えて

つらかったのは生徒だけではない

令和4年度も残り1ヶ月。

去る3月1日に卒業式が行われました。

卒業といっても

次の進路が確定していない生徒は

国公立大学後期試験に向けて

今日も登校して勉強しています。

このもうひと踏ん張りが

大学に入ってからの、

そして社会人になってからのGRITにつながります。

 

高校入学時点からコロナで制約の多い学校生活を送った生徒達については

報道等でたくさん取り上げられていますが、

しんどかったのは生徒だけではありません。

保護者もまた然り。

卒業式後、

例年と比べて多くの保護者から個別にお声かけをいただきました。

話の内容から、

この日が迎えられたことに安堵している様子がうかがえました。

 

ニュースではあまり取り上げられませんが、

全国の高校3年生の保護者の皆様の労苦と学校への協力に

敬意と感謝の念をお伝えしたく存じます。

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